JP2005285978A - 表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造歩留まりや装置の信頼性を向上し、画像品質を向上する。
【解決手段】TFT12は、チャネル形成領域を挟むようにソース・ドレイン領域が形成されている半導体層121と、チャネル形成領域に対応するように形成されているゲート絶縁膜124と、ゲート絶縁膜124を介してチャネル形成領域に対応するように形成されているゲート電極125bとを有し、ゲート絶縁膜124とゲート電極125bとの間には、ゲート絶縁膜124を保護する導電性の保護層125aが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置およびその製造方法に関し、とくに、薄膜トランジスタが形成されているアクティブマトリクス方式の表示装置およびその製造方法に関するものである。
液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示装置は、CRT(Cathode Ray Tube)よりも、薄型、軽量、低消費電力といった利点を有し、携帯電話などの電子機器の表示装置など、さまざまな分野において利用されている。このような表示装置の駆動方式として、アクティブマトリクス方式が知られている。
アクティブマトリクス方式の表示装置においては、たとえば、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)が、スイッチング素子として各画素に対応して形成されている。TFTは、アモルファスシリコンや多結晶シリコンなどを半導体層として用いて構成されている。このうち、多結晶シリコンを用いたTFTは、アモルファスシリコンを用いたTFTと比べて、高速に動作する利点を有する。また、多結晶シリコンを用いたTFTは、小型化できるために、光透過率が向上して高い輝度の画像が得られる利点を有する(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2002−107745号公報 特開2002−108244号公報 特開2000−330129号公報
図6は、多結晶シリコンを用いたTFTを有する液晶表示装置を示す構成図である。図6において、図6(a)は、液晶表示装置の画素部の断面図を示している。そして、図6(b)は、図6(a)における第1基板側の表面の平面図を示している。
また、図7は、図6(a)のTFTの部分断面図であり、図6(a)の紙面に対して垂直方向の面の断面を示している。
図6(a)に示すように、液晶表示装置は、第1基板11と、第2基板21と、液晶層31とを有する。第1基板11と第2基板21とは間隔を隔てて互いが対向しており、第1基板11と第2基板21との間に挟まれて液晶層31が配置されている。
図6(a)に示すように、第1基板11には、TFT12とキャパシタ13とが形成されている。また、図6(b)に示すように、第1基板11には、走査線201と信号線202とが互いに直交するように形成され、走査線201と信号線202とによって区切られる領域のそれぞれに画素電極15が設けられている。
図7に示すように、TFT12は、半導体層121と、ゲート絶縁膜124と、ゲート電極125と、ソース電極126aと、ドレイン電極126bとを有する。半導体層121は、多結晶シリコンにより形成されており、チャネル形成領域222を挟むように第1ソース・ドレイン領域224aと第2ソース・ドレイン領域224bとが形成され、チャネル形成領域222と第1および第2のソース・ドレイン領域224a、224bとのそれぞれの間に第1LDD(Lightly Doped Drain)領域223aと第2LDD領域223bとが形成されている。ここで、TFT12は、ゲート電極125が第1配線層101を介して走査線201と接続し、ソース電極126aが信号線202と接続し、ドレイン電極126bがキャパシタ13を介して画素電極15と接続しており、画素電極15への電圧を制御するスイッチング素子として機能する。
キャパシタ13は、下部電極131と上部電極133との間に誘電体層132が介在している。キャパシタ13は、上部電極133が第2配線層102を介してCS線(図示なし)と接続し、下部電極131が第3配線層103と第4配線層104とを介して画素電極15と接続し、画素電極15への印加電圧を保持する。
第2基板21には、画素電極15に対向する対向電極22が設けられている。そして、第1基板11と第2基板21との間には、液晶層31が配置され、画素電極15と対向電極22とに印加される電圧に基づいて液晶層31の配向状態が変化し、画面の表示が行われる。
図8と図9とは、上記の液晶表示装置の各製造工程における断面図である。
まず、図8(a)に示すように、第1基板11に第1配線層101を形成する。たとえば、多結晶シリコンとWSiとの積層体を第1基板11に堆積し、TFT12とキャパシタ13の形成領域に対応するようにその積層体をパターン加工して第1配線層101を形成する。第1配線層101は、第1基板11の液晶層31側と反対側の面からの入射する光がTFT12とキャパシタ13とに入射することを防止するために、TFT12とキャパシタ13の形成領域に対応するように形成される。
その後、第1配線層101を被覆するように、たとえば、シリコン酸化物を堆積し、第1層間絶縁膜51を形成する。
そして、第1層間絶縁膜51の上に、TFT12の半導体層121と、キャパシタ13の下部電極131とを形成する。ここでは、第1層間絶縁膜51の上に、多結晶シリコン膜を堆積後、その多結晶シリコン膜にシリコンをイオン注入しアモルファス化し、アニールすることにより所定のグレインサイズの多結晶シリコン膜を形成する。その後、多結晶シリコン膜をパターン加工することにより、TFT12の半導体層121とキャパシタ13の下部電極131とを形成する。
つぎに、図8(b)に示すように、半導体層121のチャネル形成領域222に対応するようにゲート絶縁膜124を形成する。ここでは、TFT12の半導体層121とキャパシタ13の下部電極131とを含むように、シリコン酸化膜を第1基板11の全面に成膜し、ゲート絶縁膜124を形成する。その後、TFT12のしきい値の調整のために、半導体層121にボロンをイオン注入する。
つぎに、図8(c)に示すように、キャパシタ13の形成領域に形成されたゲート絶縁膜124を除去し、キャパシタ13の下部電極131の表面を露出させる。ここでは、TFT12のチャネル形成領域222に対応している部分のゲート絶縁膜124をレジストマスクで覆い、キャパシタ13の形成領域に形成されたゲート絶縁膜124をウェットエッチングにより除去する。そして、露出された下部電極131にリンをイオン注入し、レジストマスクを除去する。
つぎに、図9(a)に示すように、キャパシタ13の誘電体層132を形成する。ここでは、キャパシタ13の下部電極131とTFT12のゲート絶縁膜124とを覆うように、シリコン窒化膜を第1基板11の全面に成膜する。その後、そのシリコン窒化膜をウェットエッチングによりパターン加工し、キャパシタ13の誘電体層132を形成する。誘電体層132として、シリコン酸化膜よりも高い誘電率であるシリコン窒化膜を用いることにより、キャパシタ13の占める面積を小さくすることができる。
つぎに、図9(b)に示すように、TFT12のゲート電極125と第1配線層101とを接続するために、コンタクトホールH1を形成する。ここでは、第1層間絶縁膜51とゲート絶縁膜124との一部分を、ウェットエッチングにより、第1配線層101の表面が露出するまで除去し、コンタクトホールH1を形成する。
つぎに、図9(c)に示すように、TFT12のゲート電極125と、キャパシタ13の上部電極133とを形成する。ここでは、TFT12のゲート電極125の形成領域と、キャパシタ13の上部電極133の形成領域との両者を含むように、多結晶シリコン膜を第1基板11の全面に成膜する。また、この時、コンタクトホールH1にも多結晶シリコン膜が埋め込まれるように形成する。そして、その多結晶シリコン膜にリンをイオン注入した後に、ウェットエッチングによりパターン加工し、TFT12のゲート電極125と、キャパシタ13の上部電極133とをそれぞれ形成する。
そして、TFT12のゲート電極125を自己整合的なマスクとして用いて、半導体層121にリンをイオン注入する。そして、さらに、第1LDD領域223aと第2LDD領域223bとの形成領域をレジストマスクで覆い、第1ソース・ドレイン領域224aと第2ソース・ドレイン領域224bとの形成領域にヒ素をイオン注入する。このようにして、第1LDD領域223aと第2LDD領域223bが、第1ソース・ドレイン領域224aと第2ソース・ドレイン領域224bよりも、低い不純物濃度となるように形成し、図7に示すように、LDD構造のTFT12を形成する。
そして、図6に示すように、TFT12とキャパシタ13とを被覆するようにして、PSG(Phosphosilicate Glass)膜の第2層間絶縁膜52を形成する。その後、アニールを行い、イオン注入された不純物を活性化させる。そして、図7に示すように、第1ソース・ドレイン領域224aと第2ソース・ドレイン領域224bとにそれぞれソース電極126aとドレイン電極126bとをアルミニウムにより形成する。
そして、第2層間絶縁膜52に形成された各コンタクトホールに、第2配線層102と第3配線層103とを形成する。各コンタクトホールを埋め込むように第2層間絶縁膜52に、アルミニウムを堆積した後に、パターン加工することによって、第2配線層102と第3配線層103とを形成する。ここでは、キャパシタ13の上部電極133とCS線とを接続するように第2配線層102を形成し、キャパシタ13の下部電極131と画素電極15とを接続するように第3配線層103を形成する。
そして、各配線層を被覆するようにして、たとえば、シリコン酸化膜の第3層間絶縁膜53を第2層間絶縁膜52の上に形成する。その後、第3配線層103の表面が露出するように第3層間絶縁膜53にコンタクトホールを形成し、たとえば、アルミニウムをそのコンタクトホールに埋め込むようにして堆積して、第4配線層104を形成する。ここで、第4配線層104は、液晶層31側からTFT12とキャパシタ12とに入射する光を遮光するように形成される。
そして、第4配線層104を覆うように、シリコン酸化物の第4層間絶縁膜54を第3層間絶縁膜53の上に形成する。そして、第4配線層104の表面が露出するように第4層間絶縁膜54にコンタクトホールを形成し、そのコンタクトホールを埋め込むようにITO膜を第4層間絶縁膜54に成膜した後、そのITO(Indium Tin Oxide)膜をパターン加工することによって、画素電極15を形成する。
一方、第2基板21においては、第1基板11に形成された画素電極15に対向するように、ITOにより対向電極22を形成する。
そして、画素電極15が形成された第1基板11と、対向電極22が形成された第2基板21とを、画素電極15と対向電極22とが対向するように貼り合わせる。貼り合わせるに当たり、まず、第1基板11と第2基板21とのそれぞれに、ポリイミドの配向膜16,23を形成する。そして、それぞれの配向膜16,23をラビング処理し、所定のギャップを有するようにして接着して貼り合わせる。その後、第1基板11と第2基板21との間のギャップに液晶層31を注入し、液晶層31を配向させて液晶パネルを形成する。
その後、液晶パネルを駆動させる駆動回路や、偏光板、バックライトなどの周辺機器を実装して液晶表示装置を完成する。
上記の液晶表示装置においては、TFT12の半導体層121とキャパシタ13の下部電極131のように、同工程で同じ層の上に形成された層を用いているため、製造工程を低減し、製造コストを低減できる利点を有する。
しかしながら、上記の液晶表示装置においては、キャパシタ13の占有面積を小さくするために誘電体層132に高い誘電率のシリコン窒化膜を用いているため、そのシリコン窒化膜の堆積工程やエッチング工程にて、TFT12におけるシリコン酸化膜のゲート絶縁膜124がダメージを受ける場合がある。このため、上記の液晶表示装置のTFT12は、適正に駆動することができず、製造歩留まりや装置の信頼性が低下する場合があった。そして、これに伴って、キャパシタ13の占有面積を小さくすることができないために、遮光をするための層の面積が大きくなって光透過率が低下し、低い輝度の画像表示となり画像品質が低下する場合があった。また、誘電体層132やコンタクトホールを形成する場合、ドライエッチングでは装置起因によるエッチングレートのばらつきが大きいため、ウェットエッチングにより形成している。このため、微細な加工が困難となり、キャパシタ13の占有面積を小さくすることができないために、前述のように、画像品質が低下する場合があった。
したがって、本発明の目的は、製造歩留まりや装置の信頼性を向上することができ、画像品質を向上することが可能な液晶表示装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的の達成のため、本発明の液晶表示装置は、画素領域に画素部が形成されている基板と、前記基板に形成され、前記画素部に接続しているトランジスタとを備え、前記トランジスタは、チャネル形成領域を挟むように第1および第2のソース・ドレイン領域が形成されている半導体層と、前記チャネル形成領域に対応するように形成されているゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜を介して前記チャネル形成領域に対応するように形成されているゲート電極とを有し、前記ゲート絶縁膜と前記ゲート電極との間には、前記ゲート絶縁膜を保護する導電性の保護層が形成されている。
上記の液晶表示装置によれば、トランジスタは、チャネル形成領域を挟むように第1および第2のソース・ドレイン領域が形成されている半導体層と、チャネル形成領域に対応するように形成されているゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜を介してチャネル形成領域に対応するように形成されているゲート電極とを有する。ここで、導電性の保護層が、ゲート絶縁膜とゲート電極との間に形成されており、ゲート絶縁膜を保護する。
上記目的の達成のため、本発明の液晶表示装置の製造方法は、画素領域に画素部が形成されている基板と、前記基板に形成され、前記画素部に接続しているトランジスタと、前記基板に形成され、前記画素部に接続しているキャパシタとを備える表示装置の製造方法であって、前記トランジスタを形成する工程は、前記基板に半導体層を形成する第1工程と、前記半導体層のチャネル形成領域に対応するようにゲート絶縁膜を形成する第2工程と、前記ゲート絶縁膜を介して前記チャネル形成領域に対応するようにゲート電極を形成する第3工程と、前記チャネル形成領域を挟むように第1および第2のソース・ドレイン領域を前記半導体層に形成する第4工程とを含み、前記キャパシタを形成する工程は、前記基板に第1電極を形成する第5工程と、前記第1電極に誘電体層を形成する第6工程と、前記誘電体層を介して前記第1電極に対応するように第2電極を形成する第7工程とを含み、前記第2工程の後であって前記第3工程と前記第6工程との前に、前記ゲート絶縁膜を保護する保護層を、前記ゲート絶縁膜と前記ゲート電極との間に対応するように導電性材料によって形成する第8工程を有する。
上記の液晶表示装置の製造方法によれば、トランジスタを形成する工程として、第1工程において、基板に半導体層を形成する。そして、第2工程において、半導体層のチャネル形成領域に対応するようにゲート絶縁膜を形成する。そして、第3工程において、ゲート絶縁膜を介してチャネル形成領域に対応するようにゲート電極を形成する。そして、第4工程において、チャネル形成領域を挟むように第1および第2のソース・ドレイン領域を半導体層に形成する。一方、キャパシタを形成する工程として、第5工程において、基板に第1電極を形成する。そして、第6工程において、第1電極に誘電体層を形成する。そして、第7工程において、誘電体層を介して第1電極に対応するように第2電極を形成する。ここで、第2工程の後であって第3工程と第6工程との前の第8工程において、ゲート絶縁膜を保護する保護層を、ゲート絶縁膜とゲート電極との間に対応するように導電性材料によって形成する。
本発明によれば、製造歩留まりや装置の信頼性を向上することができ、画像品質を向上することが可能な液晶表示装置およびその製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態の一例について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の液晶表示装置を示す構成図である。図1において、図1(a)は、液晶表示装置の画素部の断面図を示している。そして、図1(b)は、図1(a)における第1基板側の表面の平面図を示している。
また、図2は、図1(a)のTFTの部分断面図であり、図1(a)の紙面に対して垂直方向の面の断面を示している。
図1(a)に示すように、本実施形態の液晶表示装置は、第1基板11と、第2基板21と、液晶層31と有する。第1基板11と第2基板21とは間隔を隔てて互いが対向しており、第1基板11と第2基板21との間に挟まれて液晶層31が配置されている。
第1基板11は、石英ガラスなどの透明なガラス基板を用いている。第1基板11には、TFT12とキャパシタ13と画素電極15と第1配向膜16と第1配線層101と第2配線層102と第3配線層103と第4配線層104とが形成されている。また、図1(b)に示すように、第1基板11には、走査線201と信号線202とが互いに直交するように形成され、走査線201と信号線202とによって区切られる領域のそれぞれに画素電極15が設けられている。
TFT12は、図2に示すように、トップゲート構造であり、半導体層121と、ゲート絶縁膜124と、保護層125aと、ゲート電極125bと、ソース電極126aと、ドレイン電極126bとを有する。TFT12は、ゲート電極125bが第1配線層101を介して走査線201と接続し、ソース電極126aが信号線202と接続し、ドレイン電極126bがキャパシタ13を介して画素電極15と接続しており、画素電極15への電圧を制御するスイッチング素子として機能する。
TFT12において、半導体層121は、たとえば、多結晶シリコンにより形成されており、チャネル形成領域222を挟むように第1ソース・ドレイン領域224aと第2ソース・ドレイン領域224bとが形成され、チャネル形成領域222と第1および第2のソース・ドレイン領域224a、224bとのそれぞれの間に第1LDD領域223aと第2LDD領域223bとが形成されている。
ゲート絶縁膜124は、チャネル形成領域222に対応するように、たとえば、シリコン酸化膜により形成されている。
保護層125aは、ゲート絶縁膜124を保護するように、ゲート絶縁膜124とゲート電極125bとの間に、たとえば、導電性の多結晶シリコンにより形成されている。保護層125aは、キャパシタ13の誘電体層132を形成する際のエッチングなどにおいて、TFT12のゲート絶縁膜124がダメージを受けないように保護する。保護層125aは、エッチングにより誘電体層132をパターン加工する際において、ゲート絶縁膜124を保護するため、誘電体層132とエッチング特性が異なることが好ましい。また、保護層125aは、導電材料により形成され、ゲート電極125bと接続している。そして、保護層125aは、後述するようにキャパシタ13の誘電体層132と上部電極133との端部に対応するように形成されている。これにより、保護層125aは、上部電極133との組み合わせにより、誘電体層132の端部を挟むように構成される。また、保護層125aは、第1配線層101に接続するために延在して形成されているゲート電極と、第1配線層101に接続するためのコンタクトホールが形成されている第1層間絶縁膜51との間に対応して形成されている。
ゲート電極125bは、ゲート絶縁膜124を介してチャネル形成領域222に対応するように、たとえば、たとえば、導電性の多結晶シリコンにより形成されている。ゲート電極125bは、第1層間絶縁膜51に形成されるコンタクトホールに埋め込まれ、後述する第1配線層101に接続している。
ソース電極126aとドレイン電極126bとは、たとえば、アルミニウムにより形成されている。ソース電極126aは、半導体層121の第1ソース・ドレイン領域224aに接続しており、ドレイン電極126bは、半導体層の第2ソース・ドレイン領域224bに接続している。
キャパシタ13は、下部電極131と誘電体層132と上部電極133とを有する。キャパシタ13は、下部電極131と上部電極133との間に誘電体層132が介在するように構成されている。キャパシタ13は、上部電極133が第2配線層102を介してCS線(図示なし)と接続し、下部電極131が第3配線層103と第4配線層104とを介して画素電極15と接続し、画素電極15への印加電圧を保持する。
キャパシタ13において、下部電極131は、TFT12の半導体層121と同様に、多結晶シリコンにより形成されている。下部電極131は、TFT12の半導体層121と同工程で同じ層の上に形成された層を用いている。つまり、TFT12の半導体層121とキャパシタ13の下部電極131との両方の形成領域を含むように多結晶シリコン膜を形成した後に、多結晶シリコン膜をパターン加工することにより、半導体層121と下部電極131とが形成されている。
誘電体層132は、TFT12のゲート絶縁膜124と異なり、シリコン酸化膜よりも誘電率が高い材料であるシリコン窒化膜により形成されている。このように、誘電体層132として、シリコン酸化膜よりも高い誘電率であるシリコン窒化膜を用いることにより、キャパシタ13の占める面積を小さくすることができる。誘電体層132は、シリコン窒化膜に限らず、アルミ酸化膜、ハフニウム酸化膜などを好適に用いることができる。図3は、キャパシタ13の端部を示す断面図である。図3に示すように、誘電体層132は、端部が保護層125aよりも、第1基板11の反対側である液晶層19側、つまり、上層側になるように形成されている。そして、誘電体層132は、保護層125aと上部電極133とにより、端部が挟まれている構造で形成されている。
上部電極133は、TFT12のゲート電極125bと同様に、多結晶シリコンにより形成されている。上部電極133は、TFT12のゲート電極125bと同工程で同じ層の上に形成された層を用いている。つまり、TFT12のゲート電極125bとキャパシタ13の上部電極133との両方の形成領域を含むように多結晶シリコン膜を形成した後に、その多結晶シリコン膜をパターン加工することにより、ゲート電極125bと上部電極133とが形成されている。また、この際、上部電極133は、図3に示すように、端部が保護層125aよりも、第1基板11の反対側である液晶層19側、つまり、上層側になるように形成される。そして、上部電極133は、保護層125aとの組み合わせにより、誘電体層132の端部を挟むように構成される。
画素電極15は、ITOにより形成され、前述のように、走査線201と信号線202とによって区切られる領域のそれぞれに画素電極15がマトリクス状に配列されて設けられている。画素電極15は、第4配線層104を覆っている第4層間絶縁膜54に形成されたコンタクトホールを埋め込むように形成されている。画素電極15は、後述の第4配線層104に接続されており、TFT12とキャパシタ13とに接続している。
第1配向膜16は、画素電極15を覆うように、ポリイミドにより形成され、ラビング処理されて液晶層31の配向方向を規定する。
第1配線層101は、たとえば、多結晶シリコンとWSiとの積層体により、第1基板11の液晶層31側の面に形成されている。そして、第1配線層101は、TFT12のゲート電極125bと走査線201とを接続している。また、第1配線層101は、TFT12とキャパシタ13の形成領域に対応するように延在して形成されており、第1配線層101は、第1基板11の液晶層31側と反対側の面からの入射する光がTFT12とキャパシタ13とに入射することを防止している。
第2配線層102は、たとえば、アルミニウムにより形成されている。第2配線層102は、TFT12とキャパシタ13とを覆っている第2層間絶縁膜52に形成されたコンタクトホールを埋め込むように形成されている。そして、第2配線層102は、キャパシタ13の上部電極133とCS線とを接続している。
第3配線層103は、アルミニウムにより形成されている。第3配線層103は、第2配線層102と同様に、第2層間絶縁膜52に形成されたコンタクトホールを埋め込むように形成されている。そして、第3配線層103は、キャパシタ13の下部電極131と画素電極15とを接続している。
第4配線層104は、たとえば、アルミニウムにより形成されている。第4配線層104は、第2配線層102と第3配線層103とを覆っている第3層間絶縁膜53に形成されたコンタクトホールを埋め込むように形成されている。第4配線層104は、TFT12とキャパシタ12とに対応するように延在しており、液晶層31側からTFT12とキャパシタ12とに入射する光を遮光する。
第2基板21は、第1基板11と同様に、石英ガラスなどの透明なガラス基板を用いている。そして、第2基板21は、対向電極22と第2配向膜23とを有する。
対向電極22は、画素電極15に対向するようにITOによりベタ状に形成されている。
第2配向膜23は、対向電極22を覆うように、ポリイミドにより形成され、ラビング処理されて液晶層31の配向方向を規定する。
液晶層31は、たとえば、ツイストネマティック型であり、第1基板11と第2基板21との間に配置されている。液晶層31は、画素電極15と対向電極22とに印加される電圧に基づいて液晶層31の配向状態が変化し、画面の表示が行われる。
その他に、液晶表示装置は、液晶パネルを駆動させる駆動回路や、偏光板、バックライトなどの周辺機器が実装されている。
なお、本実施形態の表示装置において、第1基板11は、本発明の基板に相当する。そして、本実施形態のTFT12は、本発明のトランジスタに相当する。また、本実施形態の下部電極131は、本発明の第1電極に相当する。また、本実施形態の上部電極133は、本発明の第2電極に相当する。また、本実施形態の第1配線層101は、本発明の配線層に相当する。また、本実施形態の第1層間絶縁膜51は、本発明の層間絶縁膜に相当する。
以下より、本実施形態の液晶表示装置の製造方法について説明する。
図4と図5とは、上記の液晶表示装置の各製造工程における断面図である。
まず、図4(a)に示すように、第1基板11に第1配線層101を形成する。たとえば、50nm程度の厚さの多結晶シリコンと200nm程度の厚さのWSiとの積層体を、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により第1基板11に順次堆積し、TFT12とキャパシタ13の形成領域に対応するようにその積層体をパターン加工して第1配線層101を形成する。第1配線層101は、第1基板11の液晶層31側と反対側の面からの入射する光がTFT12とキャパシタ13とに入射することを防止するために、TFT12とキャパシタ13の形成領域に対応するように形成される。
その後、第1配線層101を被覆するように、たとえば、CVD法により、600nm程度の厚さのシリコン酸化物を堆積し、第1層間絶縁膜51を形成する。
そして、第1層間絶縁膜51の上に、TFT12の半導体層121と、キャパシタ13の下部電極131とを形成する。ここでは、CVD法により、第1層間絶縁膜51の上に、75nm程度の厚さの多結晶シリコン膜を堆積後、その多結晶シリコン膜にシリコンをイオン注入してアモルファス化し、アニールすることにより所定のグレインサイズの多結晶シリコン膜を形成する。その後、多結晶シリコン膜をパターン加工することにより、TFT12の半導体層121とキャパシタ13の下部電極131とを形成する。
つぎに、図4(b)に示すように、半導体層121のチャネル形成領域222に対応するようにゲート絶縁膜124を形成する。ここでは、TFT12の半導体層121とキャパシタ13の下部電極131とを含むように、熱酸化法やCVD法により、80nm程度の厚さのシリコン酸化膜を第1基板11の全面に成膜し、ゲート絶縁膜124を形成する。その後、TFT12のしきい値の調整のために、半導体層121にボロンをイオン注入する。
つぎに、図4(c)に示すように、ゲート絶縁膜124を覆うように保護層125aを形成した後に、キャパシタ13の形成領域に形成された保護層125aとゲート絶縁膜124を除去し、キャパシタ13の下部電極131の表面を露出させる。ここでは、CVD法により、TFT12のゲート絶縁膜124とキャパシタ13の下部電極131とを含むように、リンがドーピングされた多結晶シリコン膜を用いて保護層125aを形成する。そして、さらに、第1基板11の液晶層31側と反対側の面に、CVD法により、リンがドーピングされた多結晶シリコン膜の導電層(図示なし)を形成する。そして、保護層125aの一部をレジストマスクで覆い、キャパシタ13の形成領域に形成された保護層125aとゲート絶縁膜124とをドライエッチングにより除去する。この時、キャパシタ13の端部に保護層125aが残るように、パターン加工する。第1基板11の液晶層31側と反対側の面に導電層が形成されているため、均一にドライエッチングをすることができる。そして、露出された下部電極131にリンをイオン注入し、レジストマスクを除去する。
つぎに、図5(a)に示すように、キャパシタ13の誘電体層132を形成する。ここでは、キャパシタ13の下部電極131と、TFT12の保護層125aとゲート絶縁膜124とを覆うように、CVD法により、シリコン窒化膜を第1基板11の全面に成膜する。その後、そのシリコン窒化膜をウェットエッチングによりパターン加工し、キャパシタ13の誘電体層132を形成する。この時、誘電体層132の端部が保護層125aの上層側になるように、パターン加工する。この誘電体層132を形成する際においては、ゲート絶縁膜124は保護層125aに覆われているため、シリコン窒化膜の堆積やウェットエッチングによりダメージを受けない。
つぎに、図5(b)に示すように、TFT12のゲート電極125bと第1配線層101とを接続するために、コンタクトホールH1を形成する。ここでは、第1層間絶縁膜51とゲート絶縁膜124と保護層125aとの一部分を、ドライエッチングにより、第1配線層101の表面が露出するまで除去し、コンタクトホールH1を形成する。ここでも、上記同様に、ドライエッチングを用いるため、微細なコンタクトホールH1を形成することができる。
つぎに、図5(c)に示すように、TFT12のゲート電極125bと、キャパシタ13の上部電極133とを形成する。ここでは、TFT12のゲート電極125bの形成領域と、キャパシタ13の上部電極133の形成領域との両者を含むように、CVD法により、450nm程度の厚さの多結晶シリコン膜を第1基板11の全面に成膜する。また、この時、コンタクトホールH1にも、この多結晶シリコン膜が埋め込まれるように形成する。そして、その多結晶シリコン膜にリンをイオン注入した後に、ウェットエッチングによりパターン加工し、TFT12のゲート電極125bと、キャパシタ13の上部電極133とをそれぞれ形成する。この時、上部電極133の端部が保護層125aの上層側になるようにパターン加工する。
そして、TFT12のゲート電極125bを自己整合的なマスクとして用いて、半導体層121にリンをイオン注入する。そして、さらに、第1LDD領域223aと第2LDD領域223bとの形成領域をレジストマスクで覆い、第1ソース・ドレイン領域224aと第2ソース・ドレイン領域224bとの形成領域にヒ素をイオン注入する。このようにして、第1LDD領域223aと第2LDD領域223bが、第1ソース・ドレイン領域224aと第2ソース・ドレイン領域224bよりも、低い不純物濃度となるように形成し、図2に示すように、LDD構造のTFT12を形成する。
そして、図1に示すように、TFT12とキャパシタ13とを被覆するようにして、CVD法により、PSG膜の第2層間絶縁膜52を600nm程度の厚さで形成する。その後、アニールを行い、イオン注入された不純物を活性化させる。そして、図2に示すように、第1ソース・ドレイン領域224aと第2ソース・ドレイン領域224bとにそれぞれソース電極126aとドレイン電極126bとをアルミニウムにより形成する。
そして、第2層間絶縁膜52に形成された各コンタクトホールに、第2配線層102と第3配線層103とを形成する。各コンタクトホールを埋め込むように第2層間絶縁膜52に、スパッタリング法によってアルミニウムを堆積した後に、パターン加工することによって、第2配線層102と第3配線層103とを形成する。ここでは、キャパシタ13の上部電極133とCS線とを接続するように第2配線層102を形成し、キャパシタ13の下部電極131と画素電極15とを接続するように第3配線層103を形成する。
そして、各配線層を被覆するようにして、たとえば、CVD法により、シリコン酸化膜の第3層間絶縁膜53を500nm程度の厚さで第2層間絶縁膜52の上に形成する。その後、第3配線層103の表面が露出するように第3層間絶縁膜53にコンタクトホールを形成し、たとえば、アルミニウムをそのコンタクトホールに埋め込むようにして堆積して、第4配線層104を形成する。ここで、第4配線層104は、液晶層31側からTFT12とキャパシタ12とに入射する光を遮光するように形成される。
そして、第4配線層104を覆うようにCVD法により、シリコン酸化物の第4層間絶縁膜54を第3層間絶縁膜53の上に形成する。そして、第4配線層104の表面が露出するように第4層間絶縁膜54にコンタクトホールを形成し、スパッタリング法により、そのコンタクトホールを埋め込むように、ITO膜を第4層間絶縁膜54に成膜した後、そのITO膜をパターン加工することによって、画素電極15を形成する。
一方、第2基板21においては、第1基板11に形成された画素電極15に対向するように、ITOにより対向電極22をベタ状に形成する。
そして、画素電極15が形成された第1基板11と、対向電極22が形成された第2基板21とを、画素電極15と対向電極22とが対向するように貼り合わせる。貼り合わせるに当たり、まず、第1基板11と第2基板21とのそれぞれに、ポリイミドの配向膜16,23を形成する。そして、それぞれの配向膜16,23をラビング処理し、所定のギャップを有するようにして接着して貼り合わせる。その後、第1基板11と第2基板21との間のギャップに液晶層31を注入し、液晶層31を配向させて液晶パネルを形成する。
その後、液晶パネルを駆動させる駆動回路や、偏光板、バックライトなどの周辺機器を実装して液晶表示装置を完成する。
以上のように、本実施形態は、ゲート絶縁膜124の形成工程の後であって、ゲート電極125bの形成工程と誘電体層132の形成工程との前に、誘電体層132を形成する際においてゲート絶縁膜124がダメージを受けないように保護する保護層125aが、ゲート絶縁膜124とゲート電極125bとの間に対応するように形成される。そして、誘電体層132の端部が保護層125aの上に対応して形成される。そして、上部電極133が誘電体層132を被覆し、その上部電極133の端部が保護層125aの上に対応して形成される。このように、誘電体層132が形成される前に保護層125aが形成されているため、ゲート絶縁膜124がダメージを受けず、製造歩留まりや装置の信頼性を向上することができる。そして、これに伴い、キャパシタ13の誘電体層132に、ゲート絶縁膜124よりも高い誘電率の材料を用いることができるため、遮光するための層の占有面積が減り、画像品質を向上することができる。
そして、本実施形態は、半導体層121と下部電極131との両方の形成領域を含むように第1導電層として多結晶シリコン膜を形成し、その第1導電層をパターン加工することにより、半導体層121と下部電極131を形成している。このように半導体層121の形成工程と下部電極131の形成工程とを共通化しているため、製造工程が減少し、製造歩留まりや装置の信頼性を向上することができ、画像品質を向上することができる。
そして、本実施形態は、ゲート電極125bと上部電極133との両方の形成領域を含むように第2導電層として多結晶シリコン膜を形成した後に、その第2導電層をパターン加工することにより、ゲート電極125bと上部電極133とを形成している。このようにゲート電極125bの形成工程と上部電極133の形成工程とを共通化しているため、製造工程が減少し、製造歩留まりや装置の信頼性を向上することができ、画像品質を向上することができる。
そして、本実施形態は、第1配線層101とTFT12とを接続させるコンタクトホールH1を第1層間絶縁膜51に形成した後に、そのコンタクトホールH1にゲート電極125bを延在して埋め込むように形成し、TFT12と第1配線層とを接続する。ここで、保護層125aが、そのコンタクトホールH1に延在して形成されるゲート電極125bと第1層間絶縁膜51との間に対応するように形成されている。このように、本実施形態は、第1配線層101とTFT12とを接続させるコンタクトホールH1を第1層間絶縁膜51に形成する際に、保護層125aが形成されているため、ゲート絶縁膜124がダメージを受けず、製造歩留まりや装置の信頼性を向上することができる。
なお、本発明の実施に際しては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、上記の実施形態においては、半導体層の形成工程と下部電極の形成工程とを共通化しているが、これに限らず、別工程にてそれぞれを形成してもよい。
たとえば、上記の実施形態においては、ゲート電極の形成工程と上部電極との形成工程とを共通化しているが、これに限らず、別工程にてそれぞれを形成してもよい。
図1は、本発明にかかる実施形態の液晶表示装置を示す構成図である。 図2は、本発明にかかる実施形態の液晶表示装置におけるTFTの断面図である。 図3は、本発明にかかる実施形態の液晶表示装置におけるキャパシタの端部の断面図である。 図4は、本発明にかかる実施形態の液晶表示装置の各製造工程における断面図である。 図5は、本発明にかかる実施形態の液晶表示装置の各製造工程における断面図である。 図6は、多結晶シリコンを用いたTFTを有する液晶表示装置を示す構成図である。 図7は、液晶表示装置におけるTFTの断面図である。 図8は、液晶表示装置の各製造工程における断面図である。 図9は、液晶表示装置の各製造工程における断面図である。
符号の説明
11:第1基板(基板)、12:TFT(トランジスタ)、13:キャパシタ、15:画素電極、16:第1配向膜、21:第2基板、22:対向電極、23:第2配向膜、31:液晶層、51:第1層間絶縁膜(層間絶縁膜)、52:第2層間絶縁膜、53:第3層間絶縁膜、54:第4層間絶縁膜、101:第1配線層、102:第2配線層、103:第3配線層、104:第4配線層、121:半導体層、124:ゲート絶縁膜、125a:保護層、125b:ゲート電極、126a:ソース電極、126b:ドレイン電極、131:下部電極(第1電極)、132:誘電体層、133:上部電極(第2電極)、201:走査線、202:信号線、222:チャネル形成領域、224a:第1ソース・ドレイン領域、224b:第2ソース・ドレイン領域、223a:第1LDD領域、223b:第2LDD領域

Claims (11)

  1. 画素領域に画素部が形成されている基板と、
    前記基板に形成され、前記画素部に接続しているトランジスタと
    を備え、
    前記トランジスタは、
    チャネル形成領域を挟むように第1および第2のソース・ドレイン領域が形成されている半導体層と、
    前記チャネル形成領域に対応するように形成されているゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜を介して前記チャネル形成領域に対応するように形成されているゲート電極と
    を有し、
    前記ゲート絶縁膜と前記ゲート電極との間には、前記ゲート絶縁膜を保護する導電性の保護層が形成されている
    表示装置。
  2. 前記基板に形成され、前記画素部に接続しているキャパシタ
    を備え、
    前記キャパシタは、
    第1電極と、
    前記第1電極に形成された誘電体層と、
    前記誘電体層を介して前記第1電極に対向している第2電極と、
    を有し、
    前記保護層は、前記ゲート絶縁膜よりも前記基板の反対側になるように形成され、
    前記誘電体層は、少なくとも一部が前記保護層よりも前記基板の反対側になるよう形成されている
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ゲート絶縁膜と前記誘電体層とは、互いに異なる材料で形成されている
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記誘電体層は、端部が前記保護層に対応するように形成されており、
    前記第2電極は、前記誘電体層を被覆するように形成されると共に、端部が前記保護層に対応するように形成されている
    請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記トランジスタより前記基板側に形成されている層間絶縁膜と、
    前記トランジスタより前記基板側に前記層間絶縁膜を介して形成されている配線層
    を有し、
    前記配線層は、前記層間絶縁膜に形成されているコンタクトホールに、前記ゲート電極が延在して埋め込まれることによって前記トランジスタに接続しており、
    前記保護層は、前記コンタクトホールに延在して形成される前記ゲート電極と前記層間絶縁膜との間に形成されている
    請求項1に記載の表示装置。
  6. 画素領域に画素部が形成されている基板と、前記基板に形成され、前記画素部に接続しているトランジスタと、前記基板に形成され、前記画素部に接続しているキャパシタとを備える表示装置の製造方法であって、
    前記トランジスタを形成する工程は、
    前記基板に半導体層を形成する第1工程と、
    前記半導体層のチャネル形成領域に対応するようにゲート絶縁膜を形成する第2工程と、
    前記ゲート絶縁膜を介して前記チャネル形成領域に対応するようにゲート電極を形成する第3工程と、
    前記チャネル形成領域を挟むように第1および第2のソース・ドレイン領域を前記半導体層に形成する第4工程と
    を含み、
    前記キャパシタを形成する工程は、
    前記基板に第1電極を形成する第5工程と、
    前記第1電極に誘電体層を形成する第6工程と、
    前記誘電体層を介して前記第1電極に対応するように第2電極を形成する第7工程と
    を含み、
    前記第2工程の後であって前記第3工程と前記第6工程との前に、前記ゲート絶縁膜を保護する保護層を、前記ゲート絶縁膜と前記ゲート電極との間に対応するように導電性材料によって形成する第8工程
    を有する
    表示装置の製造方法。
  7. 前記第1工程と前記第5工程とにおいては、
    前記半導体層と前記第1電極との両方の形成領域を含むように第1導電層を形成した後に、前記第1導電層をパターン加工することにより、前記半導体層と前記第1電極を形成する
    請求項6に記載の表示装置の製造方法。
  8. 前記第2工程と前記第6工程とにおいては、
    前記ゲート絶縁膜と前記誘電体層とを異なる材料によりそれぞれ形成する
    請求項6に記載の表示装置の製造方法。
  9. 前記第3工程と前記第7工程とにおいては、
    前記ゲート電極と前記第2電極との両方の形成領域を含むように第2導電層を形成した後に、前記第2導電層をパターン加工することにより、前記ゲート電極と前記第1電極を形成する
    請求項6に記載の表示装置の製造方法。
  10. 前記第6工程においては、前記誘電体層の端部を前記保護層に対応するように形成し、
    前記第7工程においては、前記誘電体層を被覆するように形成すると共に、前記第2電極の端部を前記保護層に対応するように形成する
    請求項6に記載の表示装置の製造方法。
  11. 前記トランジスタを形成する工程の前に、
    前記トランジスタと接続する配線層を前記基板に形成する第9工程と、
    前記配線層を被覆する層間絶縁膜を形成する第10工程と、
    を有し、
    前記第3工程においては、前記配線層と前記トランジスタとを接続させるコンタクトホールを形成した後に、前記コンタクトホールに前記ゲート電極を延在して埋め込むように形成し、前記トランジスタと前記配線層とを接続させ、
    前記第8工程においては、前記コンタクトホールに延在して形成される前記ゲート電極と前記層間絶縁膜との間に対応するように前記保護層を形成する
    請求項6に記載の表示装置の製造方法。
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