JP2005283946A - 湿式製版機 - Google Patents

湿式製版機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005283946A
JP2005283946A JP2004097394A JP2004097394A JP2005283946A JP 2005283946 A JP2005283946 A JP 2005283946A JP 2004097394 A JP2004097394 A JP 2004097394A JP 2004097394 A JP2004097394 A JP 2004097394A JP 2005283946 A JP2005283946 A JP 2005283946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
air
fixing
machine
sealing panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004097394A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Hiradate
淳 平館
Masahiro Hayashi
正広 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwatsu Electric Co Ltd filed Critical Iwatsu Electric Co Ltd
Priority to JP2004097394A priority Critical patent/JP2005283946A/ja
Publication of JP2005283946A publication Critical patent/JP2005283946A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】本発明の目的は、現像液がいたずらに無理に消費されることがなく、比較的温度の低い室内空気により機内を適正な温度状態に維持し易い湿式製版機を得るにある。
【解決手段】マスターシートの感光面に静電潜像画像を形成する露光潜像化装置、同マスターシートの画像を現像液で現像する現像装置、現像画像を乾燥・定着する定着装置、高温の機内空気を機外へ排出する排気ファンを略隣り合った状態とし、マスターシートの画像処理を行う湿式製版機において、機体上側から機外空気を機内に取り入れることができる給気ダクトを前記露光潜像化装置と前記現像装置との間に設け、前記現像装置及び定着装置の上側をそれぞれ現像部密閉パネル及び定着部密閉パネルで密閉し、定着装置からの高温空気が現像装置中に流入しないように両者の間を遮蔽板で仕切り、前記給気ダクトから排気ファンに通じる機内風通路を形成した湿式製版機。
【選択図】図1

Description

本発明は湿式製版機に関し、特に無駄に消費される現像液を抑制するための構造に関する。
周知のように、現像液でマスターシートの表面の静電潜像を現像する湿式製版機においては、現像装置の現像液で静電潜像を現像した後、定着装置で現像画像をマスターシートの表面に定着・乾燥させる。
図5は従来の湿式製版機を示し、機体中に収納されるマスターシートロールX1の先端が繰出ローラユニット1及び給紙ローラユニット2により給紙パスに引き出され、図示を省略するシートカッタにより必要な長さに切断される。そして、切断後のマスターシートの感光面にはコロナ帯電器4を通過する間に帯電が行われ、画像レーザスキャン器5からの画像が走査される同期フィードローラ6を通過される際に前記感光面に静電潜像が形成される。なお、光学的な画像走査や露光を行う別構造の製版機においては、画像レーザスキャン器4及び同期フィードローラ6の代わりに、光学感光体ドラムまたはマスターシートを静止させる露光ステージが設けられる場合があるが、このような構造を含めて「露光潜像化装置」と総称する。
同期フィードローラ6を通過したマスターシートXは搬送ローラ7の回転運動により現像装置8に送られ、現像液ノズル9からの現像液の噴射で顕像化され、マスターシートXの表面の余剰の現像液が現像装置8の絞りローラ10の回転運動により現像槽11中に回収され、回収現像液及び補充現像液が現像液循環装置12により再循環される。
また、現像後のマスターシートXは現像装置8に隣り合った定着装置20に移行されてヒータパネル21の加熱により乾燥されるけれども、このヒータパネル21の両側には、一対の抑え送りローラ22,23が、また、同ヒータパネル21の上側には加温された機内空気を通過するマスターシートXの表面に吹き付けて乾燥を促進させる定着器ファン25が位置される。
このように必要な画像を印画処理されたマスターシートXは排出ローラ26の回転・排出運動により排紙トレー27上に取り出されるが、同排紙トレー27の上方又は下方には高温状態となった機内空気を機外に排出して機内温度上昇を防止する排気ファン28が配置される。
特許3395568号公報
したがって、従来の湿式製版機の構造では、矢印で示すように、主な熱源であるヒータパネル21からの熱は定着器ファン25により再循環され、最後は排気ファン28の吸引力で機外に排出されることになるけれども、ヒータパネル21の熱風の一部は絞りローラ10の周囲を通って現像装置8中へ到達する。
ところで、同現像装置8中では、現像液ノズル9から現像液が噴射されているから、表面積の大きな液滴や現像液に定着装置20からの高温空気流が混じると、現像液滴や現像液から溶剤が急速に失われる。
このような定着装置20からの流入高温空気により現像液の溶剤が急激に失われてしまうけれども、機内風に混じった蒸発現像液は、最後には、排気ファン28の作用で機外に排出されるため、従来構造では、比較的短時間の内に現像液が早期に消費されてしまいユーザの現像液費用負担が割高なものとなるばかりでなく、現像液中のトナー濃度が急激に上昇してしまい、トナー濃度制御自体が難しくなることが多かった。
本発明の目的は、以上に述べたような従来の湿式製版機の問題に鑑み、現像液がいたずらに無理に消費されることがなく、比較的温度の低い室内空気により機内を適正な温度状態に維持し易い湿式製版機を得るにある。
この目的を達成するため、本発明は、マスターシートの感光面に静電潜像画像を形成する露光潜像化装置、同マスターシートの画像を現像液で現像する現像装置、現像画像を乾燥・定着する定着装置、高温の機内空気を機外へ排出する排気ファンを略隣り合った状態とし、マスターシートの画像処理を行う湿式製版機において、前記現像装置及び定着装置全体をそれぞれ現像部密閉パネル及び定着部密閉パネルで密閉し、定着装置からの高温空気が現像装置中に流入しないように両者の間を遮蔽板で仕切り、機体上面カバーに吸気口を形成して同機体上面カバーと前記現像部密閉パネル32及び定着部密閉パネルの上面との間に前記吸気口から排気ファンに通じる機内風通路を形成することを提案するものである。
以下に説明する本発明の好ましい実施例の説明においては、
1) 前記吸気口は、前記現像部密閉パネルに対応した現像部上面カバーに形成する複数の第1給気口と、前記定着部密閉パネルに面した定着部上面カバーに形成する複数の第2給気口で構成された湿式製版機、
2) 前記定着部密閉パネル内部の下側には、定着装置下部の高温空気を外部へ排出する下部排気ファンが設けられた湿式製版機
が説明される。
本発明によれば、高温状態の定着装置中の空気が現像装置中に流入して現像液中の溶剤が無駄に蒸散することに原因して現像液の消費量が増大したり、トナー成分の濃度が濃くなるのを阻止できる。また、現像装置及び定着装置の上部に機内風通路を設け、機外空気を機内に導入しつつ、給気ダクトを通って高温状態の定着装置から切り離された機内空気を機外に排出するので、機内が異常に温度上昇することがなくなる。
以下、図1から図4について本発明の実施例による湿式製版機の詳細を説明する。
図1と前述した従来の図5との比較から理解されるように、本発明による湿式製版機の製版プロセスはほとんど同一である。
即ち、図1において、機体中に収納されるマスターシートロールX1の先端が繰出ローラユニット1及び給紙ローラユニット2により給紙パスに引き出され、図示を省略するシートカッタにより必要な長さに切断され、切断後のマスターシートXの感光面にはコロナ帯電器4を通過する間に帯電が行われ、画像レーザスキャン器5からの画像が走査される同期フィードローラ6を通過される際に前記感光面に静電潜像が形成されることになる。
この後、マスターシートXは搬送ローラ7の回転運動により現像装置8に送られ、現像液ノズル9からの現像液の噴射で現像される。この現像装置8では、マスターシートXの表面の余剰の現像液が現像装置8の絞りローラ10の回転運動により現像槽11中に回収され、回収現像液及び補充現像液が現像液循環装置12により再循環される。
また、現像後のマスターシートXは現像装置8に隣り合った定着装置20に移行されヒータパネル21の加熱により乾燥されるけれども、このヒータパネル21の両側には、一対の抑え送りローラ22,23が、また、同ヒータパネル21の上側には加温された機内空気を通過するマスターシートXの表面に吹き付けて乾燥を促進させる定着器ファン25が位置される。
このように必要な画像を印画処理されたマスターシートXは排出ローラ26の回転・排出運動により排紙トレー27上に取り出されるが、同排紙トレー27上部には高温状態となった機内空気を機外に排出して機内温度上昇を防止する排気ファン28が配置される点では全く同様である。
図示実施例の主な特徴は、図2から図4に示すように、機外空気を機内に取り込む機体上面カバー51に設けられる複数の第1吸気口29A及び第2吸気口29B、現像装置8及び定着装置20の全体を取り囲んで空間的にこれらを独立させる現像部密閉パネル32及び定着部密閉パネル34にあり、前記機体上面カバー51と現像部密閉パネル32及び定着部密閉パネル34の上面との間には機内風通路36が形成され、排気ファン28の吸引力により複数の第1吸気口29A及び第2吸気口29Bから機内に流入した低温空気は機内風通路36を流れて機外に流出する。
即ち、図3に示すように第1吸気口29Aは現像部密閉パネル32を構成する現像上部密閉32Uの直上にある現像部上面カバー53に複数個形成されるもので、また、第2吸気口29Bは定着部密閉パネル34を構成する定着上部密閉パネル34Uの直上にある定着部上面カバー55にそれぞれ形成される。
そして、現像装置8の上側部は現像部密閉パネル32の現像上部密閉32Uで覆われるけれども、入口ローラ42と絞りローラ10との間にマスターシートXの静電潜像を形成する現像液ノズル9が設けられ、この現像液ノズル9からの現像液噴射により送られるマスターシートXのトナー現像が行われる。
また、同現像装置8の下側、つまり現像槽11及び現像液循環装置12は現像下部密閉32Lで空間的に密閉状態におかれるから、現像装置11の内部空間は熱的には独立した状態にある。
現像装置8と隣り合った定着装置20との間は遮蔽板44で空間的に仕切られるので、現像装置8の内部に定着装置20からの高温の機内空気が流入するのを確実に阻止できる。
一方、図4に示されているように、前記定着装置20の上方には定着部上面カバー55が位置されており、この定着部上面カバー55には複数の第2吸気口29Bが形成される。
また、定着装置20全体は定着部密閉パネル34で全体を覆われ、定着装置20の内部空間の高温空気が他の機内空間から隔絶される。
即ち、定着装置20の上側部は定着部密閉パネル34の定着上部密閉パネル34Uで覆われると共にその下半部は定着下部密閉パネル34Lで包囲される。
前記定着部密閉パネル34の内部にはヒータパネル21の表面に乾燥風を吹き付ける定着器ファン25が組み込んであるけれども、定着下部密閉パネル34Lの下側即ち、前記排紙トレー27の下位には、定着装置下部の高温空気を外部へ排出する下部排気ファン57が設けられる。
図示実施例による湿式製版機は、以上のような構造であるから、温度上昇を生じ易い現像装置8の現像部密閉パネル32及び定着装置20の定着部密閉パネル34には、排気ファン28の吸入により第1給気口29A及び第2吸気口29Bが臨まされているため、これらの第1給気口29A及び第2吸気口29Bから取り込まれた低温の空気流が流れる機内風通路36の空気流からの奪熱により、現像装置8及び定着装置20の内部の温度上昇が抑えられる。
この場合、現像装置8の内部は遮蔽板44の存在により定着装置20からの高温空気の流入が防止されているため、同高温空気の流入による現像液う溶剤の異常な蒸散が防止され、貴重な現像液の消費量を減らし、現像液の溶剤蒸発によるトナー濃度の増大による補充液の補給頻度を低減できる。
これと同時に、内部が高温になりがちな定着装置20の内部には下部排気ファン57が位置されているため、同下部排気ファン57の吸引力により定着装置20内部の下部空間中の高温空気が直接に機外に排除される。
前述した本発明の実施例の説明においては、マスターシートロールX1を用いかつ画像レーザスキャン器によりカットされたマスターシートの感光面に画像を形成する構成の湿式製版機を例示したけれども、本発明は、予めカットされたマスターシートを用いるか、または、光学走査方式によりマスターシートの感光面に画像を形成する形式に湿式製版機であってもよい。
本願発明による湿式製版機の全体断面図である。 図1の湿式製版機の要部拡大断面図である。 同湿式製版機の現像装置の分解斜視図である。 同湿式製版機の給気ダクトの斜視図である。 従来の湿式製版機内部の機内風の説明図である
符号の説明
X マスターシート
1 繰出ローラユニット
2 給紙ローラユニット
5 画像レーザスキャン器
6 同期フィードローラ
8 現像装置
9 現像液ノズル
10 絞りローラ
12 現像液循環装置
20 定着装置
21 ヒータパネル
25 定着器ファン
26 排出ローラ
27 排紙トレー
28 排気ファン
29A,29B 給気口
32 現像部密閉パネル
34 定着部密閉パネル
36 機内風通路
38 導入孔
41 排出孔
46 中間吸気孔
48 直接排気孔
51 機体上面カバー
53 現像部上面カバー
55 定着部上面カバー
57 下部排気ファン

Claims (3)

  1. マスターシートの感光面に静電潜像画像を形成する露光潜像化装置、同マスターシートの画像を現像液で現像する現像装置、現像画像を乾燥・定着する定着装置、高温の機内空気を機外へ排出する排気ファンを略隣り合った状態とし、マスターシートの画像処理を行う湿式製版機において、前記現像装置及び定着装置全体をそれぞれ現像部密閉パネル32及び定着部密閉パネルで密閉し、定着装置からの高温空気が現像装置中に流入しないように両者の間を遮蔽板で仕切り、機体上面カバーに吸気口を形成して同機体上面カバーと前記現像部密閉パネル及び定着部密閉パネルの上面との間に前記吸気口から排気ファンに通じる機内風通路を形成したことを特徴とする湿式製版機。
  2. 前記吸気口は、前記現像部密閉パネルに対応した現像部上面カバーに形成する複数の第1給気口と、前記定着部密閉パネルに面した定着部上面カバーに形成する複数の第2給気口で構成されることを特徴とする請求項1記載の湿式製版機。
  3. 前記定着部密閉パネル内部の下側には、定着装置下部の高温空気を外部へ排出する下部排気ファンが設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の湿式製版機。
JP2004097394A 2004-03-30 2004-03-30 湿式製版機 Pending JP2005283946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004097394A JP2005283946A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 湿式製版機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004097394A JP2005283946A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 湿式製版機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005283946A true JP2005283946A (ja) 2005-10-13

Family

ID=35182393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004097394A Pending JP2005283946A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 湿式製版機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005283946A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4897313B2 (ja) 画像形成装置
JP5223275B2 (ja) 画像形成装置
JP4672837B2 (ja) 画像形成装置
JP2008090198A (ja) 画像形成装置
JP2003255809A (ja) 画像形成装置
JP2007316418A (ja) 画像形成装置
JP6044873B2 (ja) 画像形成装置
JP6233259B2 (ja) 画像形成装置
JP5135999B2 (ja) 画像形成装置
JP2007171921A (ja) 画像形成装置
JP5877414B2 (ja) 排気システムおよび画像形成装置
JP2004272089A (ja) 画像形成装置
JP2005283946A (ja) 湿式製版機
JP4466157B2 (ja) 湿式製版機
JPH11231760A (ja) 画像形成装置
JP5062532B2 (ja) 記録材搬送装置および画像形成装置
JP2005099880A (ja) 画像形成装置
JP2000098859A (ja) 画像形成装置
JP2008096488A (ja) 画像形成装置
JP2000098860A (ja) 画像形成装置
JPH0836347A (ja) 静電写真装置
JP6163472B2 (ja) 画像形成装置
JP2003280166A (ja) 乾燥装置
JPH1195644A (ja) 画像形成装置
JP6812267B2 (ja) 画像形成装置