JPH1195644A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1195644A
JPH1195644A JP9276430A JP27643097A JPH1195644A JP H1195644 A JPH1195644 A JP H1195644A JP 9276430 A JP9276430 A JP 9276430A JP 27643097 A JP27643097 A JP 27643097A JP H1195644 A JPH1195644 A JP H1195644A
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JP
Japan
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heat
image forming
unit
fixing
ventilation duct
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JP9276430A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Nakao
哲也 中尾
Kazuyuki Futami
和幸 二見
Masanori Nanba
正典 難波
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通風ダクトに空気を通して定着ユニットの定
着熱を遮断するタイプの画像形成装置において、通風ダ
クトによる定着熱の遮断効果を高める。 【解決手段】 複写機・プリンタ・ファクシミリやそれ
らの複合機などの画像形成装置において、装置本体10
内の、定着ユニット18とクリーニングユニット15等
の他の画像形成用ユニット間に通風ダクト34を設け
る。通風ダクト34には、定着ユニット18側に、複数
の丸孔・角孔・長孔・溝孔や格子状孔等の排熱孔42を
あける。そして、通気ファン39を作動したとき、排熱
孔42から定着熱を吸い込みながら、空気取入口から取
り込んだ空気を該通風ダクト34内を通して装置本体1
0外に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機・プリン
タ・ファクシミリやそれらの複合機などの画像形成装置
に適用し得る。詳しくは、そのうち特に、ドラム状やベ
ルト状の像担持体上に形成した画像を、シートやカード
等の記録媒体に転写し、その画像転写後の記録媒体を定
着ユニットに入れ、その定着ユニットで加熱して該記録
媒体上の転写画像を定着するタイプの画像形成装置に適
用し得る。さらに詳しくは、そのような画像形成装置に
おいて、装置本体内の定着ユニットと、像担持体ユニッ
ト・現像ユニット・クリーニングユニット等の他の画像
形成用ユニット間に通風ダクトを設け、その通風ダクト
内に通気ファンで空気を通してその空気で熱を奪い、定
着ユニットから他の画像形成用ユニットに向かう定着熱
を遮断する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、たとえば複写機では、コンパクト
化が進み、機械装置本体内で各ユニット間の隙間が狭く
なっている。このため、定着ユニットの定着熱が他の画
像形成用ユニットに影響を与え、たとえば現像ユニット
の現像剤が温度上昇してトナー飛散したり、クリーニン
グユニットのトナーが固まってトナー回収機構がロック
したりするなどのおそれがあった。
【0003】そこで、従来の複写機の中には、定着ユニ
ットまわりにたとえば遮熱板を設け、それで定着ユニッ
トの定着熱を遮って現像ユニットやクリーニングユニッ
トに影響を及ぼさないようにしたものがあった。しか
し、遮熱板では、板金製のものを使用しているため、熱
容量が小さく遮熱効果が十分でなかった。
【0004】このため、定着ユニットまわりに通風ダク
トを設け、その通風ダクト内に空気を通したり、通風ダ
クト内で冷却空気を往復動したりするものもあった。た
とえば図7に示すような通風ダクト1を設け、その後側
の上面から上後向きに突出部2を設け、その突出部2内
に通風ダクト1内から後方に向かう排気口3を形成して
そこに通気ファン4を備えていた。
【0005】そして、たとえば装置本体の駆動時に、通
気ファン4を作動して図中矢示するように空気取入口5
から取り入れた空気を通風ダクト1内を通して排気口3
から排出し、このとき通風ダクト1まわりの熱を奪って
定着ユニットからの定着熱を遮断し、現像ユニットやク
リーニングユニット等の他の画像形成用ユニットに影響
を及ぼさないようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の従
来の画像形成装置では、定着ユニットまわりの空気を直
接吸引しないから、その定着ユニットまわりに定着熱が
滞留して徐々に温度が上がり、経時それが現像ユニット
やクリーニングユニットなどに影響を及ぼすこととなる
問題があった。
【0007】そこで、この発明の目的は、上述したよう
に、通風ダクトに空気を通して定着ユニットの定着熱を
遮断するタイプの画像形成装置において、通風ダクトに
よる定着熱の遮断効果を高めることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、複写機・プリンタ・ファクシミリやそれら
の複合機などの画像形成装置において、たとえば以下の
図示実施の形態で説明するとおり、画像形成装置本体1
0内に設け、像担持体上画像転写後の、シートやカード
等の記録媒体を通してその記録媒体上の転写画像を加熱
定着する定着ユニット18と、その定着ユニット18側
に、複数の丸孔・角孔・長孔・溝孔や格子状孔等の排熱
孔42をあけ、該定着ユニット18と前記装置本体10
内に設ける、像担持体ユニット11・現像ユニット13
・クリーニングユニット15等の他の画像形成用ユニッ
ト間に設ける通風ダクト34と、前記排熱孔42から定
着熱を吸い込みながら該通風ダクト34内に空気を通す
通気ファン39と、を備えてなる、ことを特徴とする。
【0009】そして、請求項1に記載の発明では、たと
えば装置本体10の駆動時に、通気ファン39を作動
し、排熱孔42から定着熱を吸い込みながら通風ダクト
34内に空気を通し、定着ユニット18まわりの定着熱
を直接吸引排出するとともに、通風ダクト34まわりの
熱を奪って排出し、通風ダクト34で定着ユニット18
から他の画像形成用ユニットへと向かう定着熱を遮断す
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、たとえば以下の図示実施の形
態で説明するとおり、前記通風ダクト34を、前記装置
本体10内で対向側板間を連結して設ける補強用ステー
としても使用してなる、ことを特徴とする。
【0011】そして、請求項2に記載の発明では、通風
ダクト34で、定着ユニット18から他の画像形成用ユ
ニットへと向かう定着熱を遮断するとともに、装置本体
10内の対向側板間を連結して補強する。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1、また
は2に記載の画像形成装置において、たとえば以下の図
示実施の形態で説明するとおり、前記通風ダクト34を
板金材35と樹脂材36とで形成し、その板金材35に
前記排熱孔42をあけて該板金材35を前記定着ユニッ
ト18側に向け、前記樹脂材36を前記他の画像形成用
ユニット側に向けて配置してなる、ことを特徴とする。
【0013】そして、請求項3に記載の発明では、熱伝
導率のよい板金材35で熱を奪ってその熱を排出すると
ともに、熱伝導率の悪い樹脂材36で熱伝達を阻止し、
定着ユニット18から他の画像形成用ユニットへと向か
う定着熱を遮断する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1、2、
または3に記載の画像形成装置において、たとえば以下
の図2に示す実施の形態で説明するとおり、前記通風ダ
クト34に、前記定着ユニット18まわりの定着熱を前
記排熱孔42へと導くガイド部34Aを形成してなる、
ことを特徴とする。
【0015】そして、請求項4に記載の発明では、定着
ユニット18まわりの定着熱をガイド部34Aで排熱孔
42へと導き、効率よく吸引排出する。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3、または4に記載の画像形成装置において、たとえば
以下の図3に示す実施の形態で説明するとおり、前記通
風ダクト34内を仕切板44で仕切って、前記定着ユニ
ット18側に、空気を通して熱を奪って排出する排熱層
45を、前記他の画像形成用ユニット側に、熱伝達を阻
止する遮熱層46を形成してなる、ことを特徴とする。
【0017】そして、請求項5に記載の発明では、排熱
層45に空気を通してその空気で熱を奪って排出すると
ともに、遮熱層46で熱伝達を阻止し、定着ユニット1
8から他の他の画像形成用ユニットへと向かう定着熱を
遮断する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図6には、この発明に
よる複写機の内部機構の概略構成を示す。図中符号10
は、機械装置本体である。
【0019】装置本体10内には、ドラム状の像担持体
を有する像担持体ユニット11を設け、そのまわりに帯
電ユニット12、現像ユニット13、転写・搬送ユニッ
ト14、クリーニングユニット15などを配置する。そ
れらの上部には、書込みユニット17を設ける。
【0020】それら画像形成用ユニットの図中左側に
は、同じく画像形成用ユニットの1つである定着ユニッ
ト18を設ける。定着ユニット18には、ヒータを内蔵
する定着ローラ19と、それに押し当てる加圧ローラ2
0を設ける。
【0021】そして、それらの画像形成用ユニット上に
は、公知の読取り光学系21を備える。他方、それらの
画像形成用ユニットの下には、両面ユニット22と給紙
カセット23を上下二段に備える。両面ユニット22お
よび給紙カセット23からは、像担持体ユニット11の
下方に向けて給紙路24を形成し、また定着ユニット1
8出口からのびる排紙路25途中から分岐して両面ユニ
ット21に向けて反転路26を形成する。
【0022】そのような装置本体10の上面には、コン
タクトガラス27を取り付ける。そのコンタクトガラス
27を被うように、装置本体10上には、自動原稿供給
ユニット28を開閉自在に取り付ける。
【0023】また、装置本体10の右側面には、手差し
シート(記録媒体)を給紙路24に案内する手差しトレ
イ29を開閉自在に設ける。装置本体10の左側面に
は、図示省略するが、排紙路25を通して排出するシー
トを受ける排紙トレイを、着脱自在に取り付けてなる。
【0024】さていま、この複写機を用いてコピーを取
るときは、公知のとおり、自動原稿供給ユニット28に
原稿をセットし、または自動原稿供給ユニット28を開
いてコンタクトガラス27上に直接原稿をセットする。
そして、不図示のスタートスイッチを押し、自動原稿供
給ユニット28を駆動してコンタクトガラス27上に搬
送した原稿を、またはあらかじめコンタクトガラス27
上にセットしてある原稿を読取り光学系21で読み取
る。
【0025】同時に、給紙ローラ30を回転し、給紙カ
セット23内のシート(記録媒体)を給紙路24へと送
り出して複数の搬送ローラ31で搬送し、レジストロー
ラ32で像担持体の回転にタイミングを合わせて像担持
体ユニット11の下方へと送り込む。または、給紙ロー
ラ33を回転し、開いた手差しトレイ29上にセットし
た手差しシートを給紙路24へと入れ、同じくレジスト
ローラ32で像担持体の回転にタイミングを合わせて像
担持体ユニット11の下方へと送り込む。
【0026】他方、像担持体を図中時計方向に回転し、
まず帯電ユニット12で表面を一様に帯電し、次いで上
述した読取り光学系21で読み取った読取り内容に応じ
てレーザ光を照射して書込みユニット17で書込みを行
い、像担持体の表面に静電潜像を形成し、そののち現像
ユニット13でトナーを付着してその静電潜像を可視像
化する。
【0027】それから、上述したごとく像担持体ユニッ
ト11の下方へと送り込んだシートに、転写・搬送ユニ
ット14でその可視像を転写する。画像転写後の像担持
体上の残留トナーはクリーニングユニット15で除去
し、清掃して次の同様な画像形成に備える。
【0028】一方、画像転写後のシートは、転写・搬送
ユニット14で搬送して定着ユニット18の定着ローラ
19と加圧ローラ20間に入れ、それらの間で熱と圧力
とを加えて転写画像を定着する。その後、排紙路25を
通して不図示の排紙トレイ上に排出する。
【0029】なお、この複写機を用いてシートの裏面に
も記録を行うときには、片面に記録後、反転路26を通
して両面ユニット22へと入れ、そこで反転して再び像
担持体ユニット11の下方へと送り込み、別途像担持体
上に形成した画像を同様に裏面にも転写してから、排紙
トレイ上に排出する。
【0030】さて、図5には、上述した複写機の画像形
成部を拡大して概略的に示す。図から判るとおり、この
複写機では、図6では図示省略したが、定着ユニット1
8のまわりに、装置本体10の前後方向にのびる通風ダ
クト34を設けてなる。通風ダクト34は、装置本体1
0の図示省略する前後に対向する対向側板を連結し、定
着ユニット18上に水平部34Aを配置し、定着ユニッ
ト18とクリーニングユニット15間に傾斜部34Bを
配置する。水平部34Aの後側上面上には、上後向きに
突出して突出部34Cを形成する。
【0031】図4には、その通風ダクト34を別の角度
から見て示す。この図4に示すとおり、通風ダクト34
は、押出し一体成形でつくったアルミニウム製の板金材
35と、突出部34Cを一体に設けて板金材35を被う
板状の樹脂材36とで、前側に空気取入口37を設けて
内部を中空に形成し、板金材35を定着ユニット18側
に向け、樹脂材36を他の画像形成用ユニット側に向け
て配置する。
【0032】そして、同図から判るように、突出部34
C内には、ダクト内から後方に向けて排気口38を設
け、その排気口38には、そこを通過する空気の流れの
方向Aに軸方向を合わせて、通気ファン39を傾けて取
り付ける。
【0033】また、傾斜部34B内には、図中矢示する
ごとく空気取入口37から取り入れた空気を排気口38
へと案内するガイド壁40を形成してなる。
【0034】ところで、この発明では、通風ダクト34
に、それを概略的に示す図1から判るように、定着ユニ
ット18側にある板金材35に複数の排熱孔42をあけ
てなる。この排熱孔42は、複数の丸孔・角孔・長孔・
溝孔や格子状孔などで、好ましくは板金材35の全面に
ほぼ均一に設ける。
【0035】そして、たとえば装置本体10の駆動時
に、通気ファン39を作動し、排熱孔42から定着ユニ
ット18まわりの定着熱を吸い込みながら、図中矢示す
るように空気取入口37から装置本体10内の空気を取
り入れる。そうして、ガイド壁40で案内しながら、通
風ダクト34内に空気を通して排気口38から排出す
る。このとき、排熱孔42で定着ユニット18まわりの
定着熱を直接吸引排出するとともに、通風ダクト34内
を通過する空気で熱を奪ってその熱を排出し、通風ダク
ト34で定着ユニット18から他の画像形成用ユニット
へと向かう定着熱を遮断する。
【0036】よって、この発明によれば、定着ユニット
18まわりの定着熱を直接吸引排出するから、経時にあ
っても定着ユニット18まわりに定着熱が停滞滞留する
ことなく、像担持体ユニット11や現像ユニット13や
クリーニングユニット15等の他の画像形成用ユニット
にまで定着熱の影響が及ばないようにすることができ
る。
【0037】ところで、図示例では、通風ダクト34
を、上述したように水平部34Aと傾斜部34Bと突出
部34Cとからなるかたちとした。しかし、通風ダクト
34は、定着ユニット18の形状や、他の画像形成用ユ
ニットの配置、それらの間のスペース形状などを考慮
し、適宜のかたちとすることができる。また、通風ダク
ト34を板金材35と樹脂材36とで形成したが、その
他たとえば全体をアルミニウムの中空押出し成形などで
つくることもできる。
【0038】さて、請求項2に記載の発明は、そのよう
に排熱孔42を有する通風ダクト34を、上述したとお
り装置本体10内で対向側板間を連結して設ける補強用
ステーとしても使用してなる、ことを特徴とする。
【0039】そして、通風ダクト34で、定着ユニット
18から他の画像形成用ユニットへと向かう定着熱を遮
断するとともに、装置本体10内の対向側板間を連結し
て補強する。
【0040】よって、請求項2に記載の発明によれば、
通風ダクト34を補強用ステーとしても使用するから、
前後の側板間を強固に連結して装置本体の強度を上げる
ことができる。
【0041】請求項3に記載の発明は、排熱孔42を有
する通風ダクト34を、上述したとおり板金材35と樹
脂材36とで形成し、その板金材35に排熱孔42をあ
けて板金材35を定着ユニット18側に向け、樹脂材3
6を他の画像形成用ユニット側に向けて配置してなる、
ことを特徴とする。
【0042】そして、熱伝導率のよい板金材35を介し
て通風ダクト34内を通過する空気で熱を奪ってその熱
を排出するとともに、熱伝導率の悪い樹脂材36で熱伝
達を阻止し、定着ユニット18から他の画像形成用ユニ
ットへと向かう定着熱を遮断する。
【0043】よって、請求項3に記載の発明によれば、
熱伝導率のよい板金材35で定着ユニット18まわりの
熱を伝えてその熱を効果的に奪って排出するとともに、
熱伝導率の悪い樹脂材36で熱伝達を阻止するから、た
とえば通風ダクト34全体をアルミニウムの中空押出し
成形でつくったものに比べ、排熱だけでなく遮熱も効果
的に行い、定着ユニット18から他の画像記録ユニット
側へと向かう定着熱を一層確実に遮断することができ
る。
【0044】請求項4に記載の発明では、たとえば図2
に示すように定着ユニット18にかぶさってそれを被う
ように、排熱孔42を有する通風ダクト34に、定着ユ
ニット18まわりの定着熱を該排熱孔42へと導くガイ
ド部34Aを形成してなる、ことを特徴とする。
【0045】そして、定着ユニット18まわりの定着熱
をガイド部34Aで排熱孔42へと導き、効率よく吸引
排出する。ガイド部34Aは、通風ダクト34に一体成
形で設けてもよく、また取り付けて設けてもよい。
【0046】よって、請求項4に記載の発明によれば、
定着ユニット18まわりの定着熱を効率よく吸引排出す
るから、定着ユニット18まわりの定着熱の滞留を一層
確実になくすことができる。
【0047】請求項5に記載の発明では、たとえば図3
に示すように、通風ダクト34内を仕切板44で仕切っ
て、定着ユニット18側に、空気を通して熱を奪って排
出する排熱層45を、他の画像形成用ユニット側に、熱
伝達を阻止する遮熱層46を形成してなる、ことを特徴
とする。
【0048】そして、排熱層45に空気を通してその空
気で熱を奪って排出するとともに、遮熱層46で熱伝達
を阻止する。仕切板44は、通風ダクト34に一体成形
で設けてもよく、また取り付けて設けてもよい。樹脂等
の熱伝達率の低いものであることが好ましい。
【0049】よって、請求項5に記載の発明によれば、
通風ダクト34で排熱と遮熱を効果的に行い、定着ユニ
ットから他の画像形成用ユニットへと向かう定着熱を一
層確実に遮断することができる。
【0050】なお、上述した複写機では、通気ファン3
9で通風ダクト34に、その長さ方向(装置本体10の
前後方向)に空気を流したが、幅方向(装置本体10の
左右方向)に空気を流すようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】したがって、請求項1ないし5に記載の
発明によれば、通風ダクトに空気を通してダクトまわり
の熱を奪って排出するとともに、定着ユニットまわりの
定着熱を直接吸引排出するから、経時にあっても定着ユ
ニットまわりに定着熱が滞留することなく、定着ユニッ
トから、像担持体ユニットや現像ユニットやクリーニン
グユニット等の他の画像形成用ユニットに向かう定着熱
をより一層確実に遮断することができる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、加えて、
通風ダクトを補強用ステーとしても使用するから、定着
ユニットから他の画像形成用ユニットに向かう定着熱を
より一層確実に遮断するとともに、通風ダクトで前後の
側板間を強固に連結して装置本体の強度を上げることが
できる。
【0053】請求項3に記載の発明によれば、熱伝導率
のよい板金材で定着ユニットまわりの熱を伝えてその熱
を効果的に奪って排出するとともに、熱伝導率の悪い樹
脂材で熱伝達を阻止するから、たとえば通風ダクト全体
をアルミニウムの中空押出し成形でつくったものなどに
比べ、排熱だけでなく遮熱も効果的に行い、定着ユニッ
トから他の画像記録ユニット側へと向かう定着熱をさら
に一層確実に遮断することができる。
【0054】請求項4に記載の発明によれば、定着ユニ
ットまわりの定着熱をガイド部で排熱孔へと導き、効率
よく吸引排出するから、定着ユニットまわりの定着熱の
滞留を効果的になくし、定着ユニットから他の画像記録
ユニット側へと向かう定着熱をさらに一層確実に遮断す
ることができる。
【0055】請求項5に記載の発明によれば、排熱層に
空気を通してその空気で熱を奪って排出するとともに、
遮熱層で熱伝達を阻止するから、通風ダクトで排熱と遮
熱を効果的に行い、定着ユニットから他の画像形成用ユ
ニットへと向かう定着熱をさらに一層確実に遮断するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による複写機の要部の概略構成図であ
る。
【図2】この発明の他例である複写機の要部の概略構成
図である。
【図3】この発明のさらに他例である複写機の要部の概
略構成図である。
【図4】この発明による複写機で用いる通風ダクトの外
観斜視図である。
【図5】その複写機の画像形成部の拡大概略斜視図であ
る。
【図6】その複写機の内部機構の概略構成図である。
【図7】従来の複写機で用いる通風ダクトの外観斜視図
である。
【符号の説明】
10 装置本体 11 像担持体ユニット(他の画像形成用ユニット) 13 現像ユニット(他の画像形成用ユニット) 15 クリーニングユニット(他の画像形成用ユニッ
ト) 18 定着ユニット 34 通風ダクト 34A ガイド部 35 板金材 36 樹脂材 39 通気ファン 42 排熱孔 44 仕切板 45 排熱層 46 遮熱層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体内に設け、像担持体上
    画像転写後の記録媒体を通してその記録媒体上の転写画
    像を加熱定着する定着ユニットと、 その定着ユニット側に排熱孔をあけて該定着ユニットと
    前記装置本体内に設ける他の画像形成用ユニット間に設
    ける通風ダクトと、 前記排熱孔から空気を吸い込みながら該通風ダクト内に
    空気を通す通気ファンと、 を備えてなる、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記通風ダクトを、前記装置本体内で対
    向側板間を連結して設ける補強用ステーとしても使用し
    てなる、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記通風ダクトを板金材と樹脂材とで形
    成し、その板金材に前記排熱孔をあけて該板金材を前記
    定着ユニット側に向け、前記樹脂材を前記他の画像形成
    用ユニット側に向けて配置してなる、請求項1、または
    2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記通風ダクトに、前記定着ユニットま
    わりの定着熱を前記排熱孔へと導くガイド部を形成して
    なる、請求項1、2、または3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記通風ダクト内を仕切板で仕切って、
    前記定着ユニット側に、空気を通して熱を奪って排出す
    る排熱層を、前記他の画像形成用ユニット側に、熱伝達
    を阻止する遮熱層を形成してなる、請求項1、2、3、
    または4に記載の画像形成装置。
JP9276430A 1997-09-24 1997-09-24 画像形成装置 Pending JPH1195644A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6882809B2 (en) 2002-03-27 2005-04-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device with duct for exhausting heat outside main body case
US7274892B2 (en) 2002-02-13 2007-09-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with heat exhausting means for exhausting air from around a fixing unit and a delivery tray
JP2011107219A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Fuji Xerox Co Ltd 排気装置及び画像形成装置
US8116653B2 (en) 2007-02-28 2012-02-14 Fuji Xerox Co., Ltd. Aerator and image forming apparatus which restrains air from flowing to a heat generating object
US11880161B2 (en) 2022-03-24 2024-01-23 Fujifilm Business Innovation Corp. Image forming apparatus with gas cooling

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