JP2001005354A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001005354A
JP2001005354A JP11171816A JP17181699A JP2001005354A JP 2001005354 A JP2001005354 A JP 2001005354A JP 11171816 A JP11171816 A JP 11171816A JP 17181699 A JP17181699 A JP 17181699A JP 2001005354 A JP2001005354 A JP 2001005354A
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Japan
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image forming
cooling duct
unit
heat
image
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JP11171816A
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English (en)
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Masanori Nanba
正典 難波
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作像ユニットの温度上昇を確実に防止するこ
とができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 シートSに画像を作像する作像ユニット
5と、作像ユニット5からのシートSの画像を熱により
定着する定着ユニット7と、作像ユニット5と定着ユニ
ット7との間に位置して作像ユニットと定着ユニットと
を断熱する冷却ダクト11とを備え、機外の空気を冷却
ダクトに導入して冷却ダクト内の熱の熱交換する複写機
1であって、冷却ダクト11は、板金カバー21と、樹
脂カバー23とで形成し、作像ユニット5側に板金カバ
ー21を配置し、定着ユニット7側に樹脂カバー23を
配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、或いはこれらの複合機等の画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置は、例えば、感光体ドラムが担持す
る静電潜像にトナーを供給してトナー像(画像)を形成
する現像装置、トナー像をシートに転写する転写装置、
転写後の感光体ドラムに残留したトナーを回収するクリ
ーニング装置等を一つのユニットとして形成した作像ユ
ニット、このシートのトナー像を熱により定着する定着
ユニット等、種々のユニットにより構成されている。
【0003】近年、画像形成装置の小型化の促進によ
り、各ユニット間の間隔が狭くなっており、特に、定着
ユニットの近傍に位置する作像ユニットの温度上昇が著
しくなっている。温度上昇が著しくなると、作像ユニッ
トの現像装置に収納されているトナー(現像剤)のトナ
ー飛散が発生してしまったり、トナー固着によるクリー
ニング装置によるトナー回収が滞ったりする等、作像ユ
ニットの動作不良が発生する虞がある。
【0004】これに対し、定着ユニット近傍に板金材等
で形成した冷却ダクトを設けて、機内の温度上昇を防止
する技術がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の技術で
は、定着ユニットから発生した熱を板金材の冷却ダクト
が吸収することにより、冷却ダクト自体が高温になって
しまうので、冷却ダクトからの熱が作像ユニット近傍の
雰囲気を介して、作像ユニットに伝わってしまい、作像
ユニットの温度が上昇してしまうという課題がある。
【0006】そこで、本発明は、作像ユニットの温度上
昇を確実に防止することができる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シートにトナー像を形成する作像ユニットと、トナ
ー像を熱によりシートに定着する定着ユニットと、作像
ユニットと定着ユニットとの間に位置して作像ユニット
と定着ユニットとを断熱する冷却ダクトとを備え、機外
の空気を冷却ダクトに導入して冷却ダクト内の熱を熱交
換する画像形成装置であって、冷却ダクトは、板金材
と、樹脂材とで構成し、作像ユニット側に板金材を配置
し、定着ユニット側に樹脂材を配置することを特徴とす
る。
【0008】この請求項1に記載の発明では、定着ユニ
ットからの熱は、熱伝導率の低い樹脂材により遮蔽さ
れ、作像ユニット近傍の熱は、熱伝導率の高い板金材に
より吸収されて冷却ダクトを流れる空気により熱交換さ
れる。
【0009】定着ユニット側に樹脂材を設けることによ
り、定着ユニットからの熱が作像ユニットに伝わりにく
くなる(定着ユニットからの熱を断熱する)とともに、
作像ユニット側に板金材を設けることにより作像ユニッ
トからの熱は冷却ダクトに吸収され易くなるので、作像
ユニットの温度上昇を確実に防止することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、板金材は冷却ダクト内に向けて延出す
るフィンを備えることを特徴とする。
【0011】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、フィ
ンを備えることで、冷却ダクト内の空気の流れに対する
表面積を大きくすることができることにより、冷却ダク
ト内において現像ユニットからの熱に対する吸熱効果が
向上するので、作像ユニットの温度上昇をより確実に防
止することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、板金及び樹脂材間を区画する区
画部材を備え、板金材と樹脂材との間に複数の空気層を
形成することを特徴とする。
【0013】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、冷却ダクト内を区画して複数の空気層を設けること
により、板金材に熱が更に伝わりにくくなるので、定着
ユニットからの熱を効率良く断熱する(断熱効果を高め
る)ことができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、板金材は、アルミニ
ウム材料で構成されていることを特徴とする。
【0015】この請求項4に記載の発明では、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、板金材の材料として熱伝導率が高いアルミ
ニウムを用いることにより、作像ユニットからの熱を効
率良く吸収できるので、作像ユニットの温度上昇をより
確実に防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら第1実施の形態を詳細に説明する。図3は、本発明を
適用した複写機を概略的に示す構成図である。
【0017】複写機1(画像形成装置)は、概して、原
稿を読み取る読み取り部2と、読み取り部2が読み取っ
た画像情報に対応する静電潜像が形成される像担持体と
しての感光体ドラム3と、シートSにトナー像(画像)
を作像する作像ユニット5と、トナー像を熱によりシー
トSに定着する定着ユニット7と、作像ユニット5にシ
ートSを給紙する給紙ユニット9と、機内を冷却する冷
却ダクト11とが配置されている。なお、図中符号12
は、手差し給紙ユニットを示している。
【0018】作像ユニット5は、感光体ドラム3の表面
を帯電処理する帯電部材13と、帯電処理後の感光体ド
ラム3に静電潜像を形成する書き込み装置15と、感光
体ドラム3に形成された静電潜像をトナー像(画像)と
して可視化する現像装置17と、感光体ドラム3のトナ
ー像をシートSに転写する転写ベルト19と、転写処理
後に感光体ドラム3を次の画像形成処理に備えてクリー
ニングするクリーニング装置22とを有している。
【0019】図1は、冷却ダクトを示す斜視図であり、
図2は、冷却ダクト近傍を拡大して示す断面図である。
図1及び図2に示すように、冷却ダクト11は、作像ユ
ニット5と定着ユニット7との間に位置しており、シー
トSの搬送方向と交差する方向に延びている。冷却ダク
ト11は、板金製の基材(板金材)21と、樹脂製の樹
脂カバー23とを組み合わせて構成され、作像ユニット
5側に基材21を配置し、定着ユニット7側に樹脂カバ
ー23を配置している。
【0020】冷却ダクト11は、図2に示すように、略
L字状をなしており、定着ユニット11の上方から定着
ユニット7と右側(定着ユニット7と作像ユニット5と
の間)を被うように配置されている。
【0021】基材21における冷却ダクト11の一端部
11a側には、孔部21aが形成されており、この孔部
21aを被うように排気ダクト部25が設けられてい
る。排気ダクト部25には、排気ファン27が設けられ
ており、この排気ファン27により他端部11bから機
外の空気を冷却ダクト11内に空気を取り入れて(導入
して)、排気ダクト部25から排気するようになってい
る(図1の矢印参照)。また、基材21には、冷却ダク
ト11の他端部11bからの空気を排気ダクト部25に
向けて案内するガイド部21bが形成されている。
【0022】なお、冷却ダクト11の一端部11a及び
他端部11bは、複写機1の外装(側板)に連結されて
複写機1を支持しており、冷却ダクト11は、いわゆる
補強用ステーとしての機能をも有している。冷却ダクト
11が、複写機1の補強用ステーとしての機能を有して
いることにより、別途補強用ステーを設けなくてもよ
く、部品点数の削減が図れる。
【0023】次に、上述した構成に基づき、第1実施の
形態の作用を説明する。
【0024】感光体ドラム3は、帯電部材13によって
表面が一様に帯電されるとともに、書き込み装置15に
より読み取り部2が読み取った画像情報に対応する静電
潜像がその表面に形成される。静電潜像は、現像装置1
7から供給されるトナーによってトナー像として可視化
される。
【0025】一方、給紙ユニット9或いは手差し給紙ユ
ニット12から給紙されたシートSは、感光体ドラム3
のトナー像と同期をとって感光体ドラム3と転写ベルト
19との間に搬送される。このシートSは、転写ベルト
19により感光体ドラム3のトナー像を転写され、定着
ユニット7で熱と圧力とが加えられることにより定着さ
せられ、機外に排紙される。そして、画像形成後の感光
体ドラム3に残留したトナーは、クリーニング装置22
により回収される。
【0026】なお、シートSの裏面にも画像を形成する
ときは(両面コピーをするときは)、片面に画像を形成
した後、シートSを反転路20を介して一旦上の給紙ト
レイ10内に戻すことにより(一点鎖線参照)、シート
Sの搬送方向の先端を入れ替えて(反転させる)、この
シートSを感光体ドラム3と転写ベルト19の間に再び
搬送することにより行う。
【0027】定着ユニット5において、シートSに熱を
加えたとき、この定着ユニット7からの熱は、熱伝導率
の低い樹脂カバー23により遮蔽され(図2の矢印A参
照)、作像ユニット5近傍の熱は熱伝導率の高い基材2
1により吸収されて(図2の矢印B参照)冷却ダクト1
1を流れる空気により熱交換されて排気ファン27によ
り排気される。
【0028】定着ユニット7側に樹脂カバー23を設け
ることにより、定着ユニット7からの熱が作像ユニット
5に伝わりにくくなるとともに、作像ユニット5側に基
材21を設けることにより、作像ユニット5からの熱は
冷却ダクト11に吸収され易くなるので、作像ユニット
5の温度上昇を確実に防止することができる。
【0029】例えば、作像ユニット5側に樹脂カバー2
3を配置し、定着ユニット7側に基材21を配置した場
合は、定着ユニット7からの熱が基材21に吸収される
ことにより、冷却ダクト11自体が高温となってしまう
ことがあり、こうなると、この冷却ダクト11の熱が作
像ユニット5近傍の雰囲気を介して作像ユニット5に伝
わり、作像ユニット5の温度が上昇してしまうことがあ
った。
【0030】これに対し本実施の形態では、作像ユニッ
ト5の温度上昇を確実に防止できるので、現像装置17
に収納されているトナーの飛散、トナーの固着によりク
リーニング装置のトナー回収が滞ったり等、温度上昇に
よる作像ユニット5の動作不良を防止することができ
る。
【0031】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり上述の部分と同様な作用効果を奏する部分
には、同一の符号を付することによりその説明を省略す
る。
【0032】図4は、第2実施の形態に係る冷却ダクト
近傍を拡大して示す断面図である。第2実施の形態で
は、基材21をアルミニウム材料で構成し、基材21か
ら冷却ダクト11内に向けて延出するリブ形状のフィン
29を設けている。本実施の形態では、フィン29は、
L字状の基材21の右側の部位に設けられ、フィン29
の面が冷却ダクト11内を流れる空気を受けるようにな
っている。
【0033】基材21としてより熱伝導率の高いアルミ
ニウムを用いることにより、作像ユニット5からの熱を
より効率的に吸収することができる。しかも、フィン2
9を設けることで、冷却ダクト11内の空気の流れに対
する表面積を大きくすることができることにより、冷却
ダクト11内において作像ユニット5からの熱に対する
吸熱効果が向上するので、作像ユニット5の温度上昇を
より確実に防止することができる。
【0034】図5は、第3実施の形態に係る冷却ダクト
近傍を拡大して示す断面図である。第3実施の形態で
は、板金及び樹脂材21、23の間を区画する(冷却ダ
クト11内を区画する)樹脂製の区画部材31を設け、
区画部材31と樹脂カバー23との間に複数の空気層
J、Kを設けている。
【0035】このように、冷却ダクト11内を区画して
空気層J、Kを設けることにより、基材21に熱が更に
伝わりにくくなるので、定着ユニット7からの熱を効率
良く断熱する(断熱効果を高める)ことができる。しか
も、区画部材31として熱伝導率の低い樹脂を用いてい
るので、この断熱効果をより高めることができる。
【0036】本発明は、上述の実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、第3実施の形態において、一つ
の区画部材31により冷却ダクト11内に二つの空気層
J、Kを形成したが、この区画部材31を複数設けてた
くさんの空気層を形成するようにしてもよい。
【0037】また、第2実施の形態では、アルミニウム
製の基材21を用いたが、これに限定されるものではな
く、熱伝導率の高い他の金属を用いてもよい。
【0038】更に、本発明は、複写機に適用したが、例
えば、プリンタ、ファクシミリ、或いはこれらの複合機
等の画像形成装置に適用しても同様の作用効果を得る。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、定着ユニッ
ト側に樹脂材を設けることにより、定着ユニットからの
熱が作像ユニットに伝わりにくくなる(定着ユニットか
らの熱を断熱する)とともに、作像ユニット側に板金材
を設けることにより作像ユニットからの熱は冷却ダクト
に吸収され易くなるので、作像ユニットの温度上昇を確
実に防止することができる。
【0040】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、フィンを備え
ることで、冷却ダクト内の空気の流れに対する表面積を
大きくすることができることにより、冷却ダクト内にお
いて現像ユニットからの熱に対する吸熱効果が向上する
ので、作像ユニットの温度上昇をより確実に防止するこ
とができる。
【0041】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、冷却ダ
クト内を区画して複数の空気層を設けることにより、板
金材に熱が更に伝わりにくくなるので、定着ユニットか
らの熱を効率良く断熱する(断熱効果を高める)ことが
できる。
【0042】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、板金材の材料として熱伝導率が高いアルミニウムを
用いることにより、作像ユニットからの熱を効率良く吸
収できるので、作像ユニットの温度上昇をより確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷却ダクトを示す斜視図である。
【図2】冷却ダクト近傍を拡大して示す断面図である。
【図3】本発明を適用した複写機を概略的に示す構成図
である。
【図4】第2実施の形態に係る冷却ダクト近傍を拡大し
て示す断面図である。
【図5】第3実施の形態に係る冷却ダクト近傍を拡大し
て示す断面図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置) 5 作像ユニット 7 定着ユニット 11 冷却ダクト 21 基材(板金材) 23 樹脂カバー(樹脂材) 29 フィン 31 区画部材 J、K 空気層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートにトナー像を形成する作像ユニッ
    トと、トナー像を熱によりシートに定着する定着ユニッ
    トと、作像ユニットと定着ユニットとの間に位置して作
    像ユニットと定着ユニットとを断熱する冷却ダクトとを
    備え、機外の空気を冷却ダクトに導入して冷却ダクト内
    の熱を熱交換する画像形成装置であって、 冷却ダクトは、板金材と、樹脂材とで構成し、作像ユニ
    ット側に板金材を配置し、定着ユニット側に樹脂材を配
    置することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 板金材は冷却ダクト内に向けて延出する
    フィンを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 板金及び樹脂材間を区画する区画部材を
    備え、板金材と樹脂材との間に複数の空気層を形成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 板金材は、アルミニウム材料で構成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の画像形成装置。
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