JP6044873B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、筺体内の空気をオゾン除去能力のあるフィルターに通しながら筺体外に排出するためのオゾン除去ファンと、筺体内の空気を前記フィルターに通さないで筺体外に排出するための非オゾン除去ファンとを備える画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置として、特許文献1に記載のものが知られている。この画像形成装置は、周知の電子写真プロセスによって記録シートに形成したトナー像を記録シートに熱定着せしめるための定着装置や、定着装置の駆動に伴って昇温した機内の空気を機外に排出するための排気ファンなどを備えている。電子写真プロセスでは、感光体を一様帯電させるプロセスなどでオゾンが発生することから、通常の排気ファンを使用すると、機内のオゾンを機外に排出して様々な不具合を引き起こしてしまう。このため、特許文献1に記載の画像形成装置では、排気ファンとして、オゾン除去能力のあるフィルターを搭載したものを用い、機内の空気をフィルターに通しながら機外に排出することで、機外へのオゾンの漏洩を抑えるようになっている。
なお、比較的小型の画像形成装置では、1つの排気ファンによって機内全体の温度を十分に下げることが可能であるが、比較的大型の画像形成装置では、排気ファンを筺体の各所に設けないと機内の一部で温度を十分に下げることが困難になることがある。そこで、比較的大型の画像形成装置では、複数の排気ファンを筺体に設けるのが一般的である。複数の排気ファンのうち、帯電装置などのオゾン発生源から比較的離れた位置にある空気を排気する排気ファンについてはフィルターの付設を省略した画像形成装置も実用化されている。オゾン発生源から比較的離れた位置にある空気を排気する排気ファンにおいては、オゾンを吸引してしまうことが殆どないことから、フィルターを省略することで低コスト化を実現することができる。
しかしながら、この画像形成装置においては、無駄なエネルギーを消費したり、無駄な騒音を発生させたりするという問題があった。具体的には、用紙1枚だけに画像を出力するときや、複数枚の用紙に画像を出力する際における動作開始初期などは、機内の温度がそれほど上昇していない。にもかかわらず、複数の排気ファンをそれぞれ十分な速度で回転駆動することから、無駄なエネルギー消費や、無駄な騒音発生を引き起こしているのである。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、オゾンの排出を抑えつつフィルターの省略によって低コスト化を図り、且つ、省エネルギー化及び低騒音化を図ることができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、潜像を担持する潜像担持体、前記潜像担持体の表面を一様帯電させる帯電手段、一様帯電後の前記表面に潜像を書き込む潜像書込手段、前記潜像を現像してトナー像を得る現像手段、前記潜像担持体上のトナー像を記録部材に転写する転写手段、及び前記記録部材の表面に前記トナー像を定着せしめる定着手段を有し、記録部材に可視像を形成する可視像形成手段と、前記可視像形成手段を内包する筺体と、前記可視像形成手段のオゾン発生源たる前記帯電手段の付近に存在する空気をオゾン除去能力のあるフィルターに通しながら前記筺体外に排出するための排気ファンである第1オゾン除去ファンと、前記オゾン発生源たる前記現像手段又は前記定着手段の付近に存在するの空気をオゾン除去能力のあるフィルターに通しながら前記筺体外に排気するための排気ファンである第2オゾン除去ファンと、前記筺体内で前記オゾン発生源から比較的離れた位置に存在する空気を前記フィルターに通さないで前記筺体外に排出するための排気ファンである非オゾン除去ファンとを備える画像形成装置において、前記筺体内の気温を検知する温度検知手段と、前記可視像形成手段の動作時における前記第1オゾン除去ファン、第2オゾン除去ファン、及び前記非オゾン除去ファンのそれぞれについてそれぞれの回転駆動速度である動作時駆動速度を制御するファン制御手段とを設け、前記温度検知手段による検知結果が所定の第1閾値以下又は第1閾値未満である場合には、前記第1閾値を超える又は前記閾値以上である場合に比べて、前記オゾン除去ファンや前記非オゾン除去ファンの前記動作時駆動速度をそれぞれ遅くする処理と、前記可視像形成手段の駆動中には、前記検知結果に応じて前記第2オゾン除去ファンの前記動作時駆動速度を制御する一方で、前記第1オゾン除去ファンについては前記検知結果にかかわらず、前記検知結果が前記第1閾値以下又は前記第1閾値未満である場合における前記第2オゾン除去ファンの前記動作時駆動速度よりも速い動作時駆動速度で回転駆動させる処理とを実施するように、前記ファン制御手段を構成したことを特徴とするものである。
本発明においては、可視像形成手段のオゾン発生源の近くに存在している空気をオゾン除去ファンによってオゾン除去能力のあるフィルターに通しながら筺体外に排出することで、筺体外へのオゾンの排出を抑えることができる。
また、本発明においては、筺体内でオゾン発生源から比較的離れた位置に存在していることからオゾンを含んでいない可能性の高い空気を排気するための排気ファンについては、フィルターを省略した非オゾン除去ファンにすることで低コスト化を図ることができる。
また、本発明においては、筺体内の空気の温度が第1閾値以下又は第1閾値未満である場合(排気の必要性が低い場合)に、排気の必要性が高いケースに比べてオゾン除去ファンや非オゾン除去ファンの動作時駆動速度を遅くする。2つのファンの動作時駆動速度をそれぞれ遅くすることから、オゾン除去ファンの動作時駆動速度だけを遅くすることに起因する非オゾン除去ファンによるオゾン排気の発生を防止しつつ、省エネルギー化及び低騒音化を図ることができる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機のプロセスカートリッジを示す拡大構成図。 実施形態に係る複写機を示す斜視図。 同複写機の引き出しユニットを示す斜視図。 同引き出しユニットを引き出した状態の同複写機を示す概略構成図。 (a)は、同引き出しユニットの一部の分解状態を示す分解斜視図であり、(b)は、引き出しユニットを部分的に示す部分斜視図である。 同引き出しユニットの前カバーの裏板を示す斜視図。 同複写機の遮蔽板をその周囲構成とともに示す斜視図。 同複写機を斜め後ろ側から示す斜視図。 同複写機の内部骨組と内部の各種機器とを同複写機の斜め後ろ側から示す斜視図。 第1フィルターを斜め前方から示す斜視図。 同第1フィルターを斜め公報から示す斜視図。 同複写機の画像形成部内のオゾン排気系に関連する機器を反転排気ファンとともに示す斜視図。 同画像形成部の筺体内における排紙背面オゾン除去ファンや放熱現像オゾン除去ファンに関連する機器を示す斜視図。 2つのフィルターを除いた状態で同機器を示す斜視図。 同筺体内における現像排気ファンに関連する機器を示す斜視図。 同筺体内における主オゾン排気ファンに関連する機器を示す斜視図。 同筺体内におけるベルト及び定着排気系に関連する機器を示す斜視図。 画像形成部における電気回路の一部を示すブロック図。 同複写機の制御部によって実施されるファン駆動制御処理の処理フローを示すフローチャート。
以下、本発明を画像形成装置としての複写機に適用した実施形態について説明する。まず、図1を用いて、この複写機の概略について説明する。この複写機は、原稿を走査して読み取って得た画像情報をデジタル化して画像形成に用いるいわゆるデジタルカラー複写機としての機能を有している。また、この複写機は、原稿の画像情報を遠隔地と授受するファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能も有している。
図1において、複写機は、中間転写ベルト11を用いた中間転写方式で記録シートに画像を形成するものであって、且つ、各色のトナー像をそれぞれ専用のプロセスカートリッジで作像するタンデム方式の電子写真装置である。複写機の鉛直方向における最下部には、多段状の給紙部2が設けられている。また、その上方に画像形成部1、さらにその情報にスキャナ部3がそれぞれ設けられている。給紙部2の各段には、記録部材である普通紙や、OHPシート、第2原図などの記録シートからなるシート束を収容する給紙トレイ21が配設されている。
画像形成部1のほぼ中央には、ベルトループ内側に配設された複数のローラによって無端状の中間転写ベルト11を張架している転写装置10が配設されている。中間転写ベルト11は、図中時計回り方向に回転(表面移動)する。中間転写ベルト11の上方には、中間転写ベルト11の表面移動方向に沿って、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックのトナー像を作像するための4つのプロセスカートリッジ40Y,40M,40C,40Kが配設されている。以下、色分け符号であるY,M,Cについては、適宜省略する。
各プロセスカートリッジ40には、潜像担持体としてのドラム状の感光体41が設けられている。各感光体41は、それぞれ、図中反時計回り方向に回転可能に設けられており、その周囲には、公知の帯電装置42、現像装置43、一次転写手段を構成する一次転写装置46、感光体クリーニング装置44、潤滑剤塗布装置45がそれぞれ設けられている。また、4つのプロセスカートリッジ40の上方には2つの潜像書込手段としての光書込ユニット20a,20bが設けられている。
図2は、4つプロセスカートリッジ40Y,40M,40C,40Kのうちの1つにおける現像装置43及び感光体41を示す拡大構成図である。感光体41は図中反時計回り方向に回転しながら、その表面が不図示の帯電装置(図1の42)によって一様帯電せしめられる。一様帯電した感光体41の表面は不図示の光書込ユニット(図1の20a,20b)よって照射されたレーザー光によって静電潜像を担持する。この静電潜像は、現像装置43によって現像されてトナー像になる。
現像装置43は、図中矢印I方向に表面移動しながら感光体1の表面の潜像にトナーを供給して潜像を現像する現像剤担持体としての現像ローラ43aを有している。また、現像ローラ5に現像剤を供給しながら図紙面に直交する方向の奥側から手前側に向けて現像剤を搬送する供給搬送部材としての供給スクリュウ43bを有している。供給スクリュウ43bは、回転軸とこの回転軸に設けられた羽部とを備え、回転することにより軸方向に現像剤を搬送するものである。
現像ローラ43aと供給スクリュウ43bとの対向部よりも現像ローラ表面移動方向下流側には、現像ローラ43a上の現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制部材としての現像ドクタ43cが設けられている。また、現像ローラ43aと感光体41との対向領域である現像領域よりも現像ローラ表面移動方向下流側には、現像領域を通過した現像済みの現像剤を回収する回収スクリュウ43dが設けられている。この回収スクリュウ43dは、現像ローラ43aから回収した回収現像剤を供給スクリュウ43bと同方向に搬送するものである。供給スクリュウ43bを収容する供給搬送路43eは、現像ローラ43aの側方に配設されている。また、回収スクリュウ43dを収容する現像剤回収搬送路としての回収搬送路43fは現像ローラ43aの下方に並設されている。
現像装置43は、供給搬送路43eの下方で現像剤を回収搬送路43fと平行な方向に撹拌搬送する攪拌搬送路43gを有している。攪拌搬送路43gは、現像剤を攪拌しながら供給スクリュウ43bとは逆方向である図中奥方向に向けて搬送する攪拌スクリュウ43hを有している。
供給搬送路43eと攪拌搬送路43gとは第一仕切り壁によって仕切られている。第一仕切り壁の供給搬送路43eと攪拌搬送路43gとを仕切る箇所は図中手前側と奥側との両端は開口部となっており、供給搬送路43eと攪拌搬送路43gとが連通している。なお、供給搬送路43eと回収搬送路43fとも第一仕切り壁によって仕切られているが、第一仕切り壁の供給搬送路43eと回収搬送路43fとを仕切る箇所には開口部が設けられていない。また、攪拌搬送路43gと回収搬送路43fとの2つの搬送路は第二仕切り壁によって仕切られている。第二仕切り壁は、図中手前側が開口部となっており、攪拌搬送路43gと回収搬送路43fとが連通している。
現像ローラ43a上の現像剤は、現像ドクタ43cによって薄層化された後、感光体41との現像ローラ43aとの対向領域である現像領域に搬送されて現像に寄与する。現像後の現像剤は回収搬送路43fに回収された後、図紙面に直交する方向の奥側から手前側に向けて搬送され、第二仕切り壁に設けられた開口部を通って攪拌搬送路43gに進入する。なお、攪拌搬送路43gにおける現像剤搬送方向上流側端部の第二仕切り壁の開口部の付近で攪拌搬送路43gの上側に設けられた現像剤補給口から攪拌搬送路43g内にトナーが補給される。
攪拌搬送路43gから現像剤の供給を受けた供給搬送路43eでは、現像ローラ43aに現像剤を供給しながら、供給スクリュウ43bで供給搬送路43eの現像剤搬送方向最下流側近傍に現像剤を搬送する。そして、現像ローラ43aに供給され現像に用いられず供給搬送路43eの現像剤搬送方向最下流近傍まで搬送された余剰現像剤は、第一仕切りの余剰開口部を通じて攪拌搬送路43gに供給される。
現像ローラ43aから回収搬送路43fに送られ、回収スクリュウ43dによって回収搬送路43fの現像剤搬送方向最下流近傍まで搬送された回収現像剤は第二仕切り壁の回収開口部を通じて攪拌搬送路43gに供給される。そして、攪拌搬送路43gは、供給された余剰現像剤と回収現像剤とを攪拌しながら、攪拌スクリュウ43hで攪拌搬送路43gの現像剤搬送方向最下流側近傍であり、且つ供給搬送路43eの現像剤搬送方向最上流側近傍の位置まで搬送する。かかる位置まで搬送された現像剤は、第一仕切り壁の供給開口部を通じて供給搬送路43eに進入する。
攪拌搬送路43gでは、攪拌スクリュウ43hによって、回収現像剤、余剰現像剤及び現像剤補給口から必要に応じて補給されるトナーを、回収搬送路43f及び供給搬送路43eの現像剤と逆方向に攪拌搬送する。そして、現像剤搬送方向最下流側近傍で連通している供給搬送路43eの現像剤搬送方向最上流側近傍に攪拌された現像剤を移送する。
攪拌搬送路43gの現像剤搬送方向最下流側近傍の供給開口部の真下付近には、トナー濃度センサー43jが設けられている。トナー濃度センサー43jからの出力に応じて、図示しないトナー補給制御装置が駆動されて、撹拌搬送濾43g内に補給される。
図1において、転写装置10は、二次転写手段を構成する二次転写装置22を中間転写ベルト11の下方に有している。この二次転写装置22が中間転写ベルト11を介して二次転写対向ローラ16に圧接するようになっている。そして、この二次転写装置22が、自らと中間転写ベルト11との間に送り込まれる記録シートに対し、中間転写ベルト11上のトナー画像を一括二次転写する。二次転写対向ローラ16よりも中間転写ベルト11表面移動方向下流側には、ベルトクリーニング装置17が設けられており、このベルトクリーニング装置17によって画像転写後に中間転写ベルト11の表面に残留する残留トナーが除去される。また、ベルトクリーニング装置17には、潤滑剤塗布機構を備えており、中間転写ベルト11の表面に潤滑剤を塗布している。
二次転写装置22の紙搬送方向下流側には、記録シート上に形成されたトナー画像をシート表面に定着せしめる定着装置25が設けられている。無端状の定着ベルト26には加圧ローラ27が圧接されている。画像転写後の記録シートは、一対のローラ23間に架け渡された無端状の搬送ベルト24によって定着装置25へ搬送される。また、二次転写装置22の下方には、シート表裏両面に画像を形成する際にシートを反転させるシート反転装置28が設けられている。
以上の構成を具備する複写機でカラー原稿のコピーをとるときには、コンタクトガラス上にセットされた原稿の画像をスキャナ部3によって読み取る。また、中間転写ベルト11を回転させて、公知の画像形成プロセスによって各感光体41上にそれぞれトナー像を形成する。次に各感光体上に形成したトナー像を順次重ね合わせて中間転写ベルト11に一次転写して、中間転写ベルト11上に4色重ね合わせトナー像を形成する。
一方、中間転写ベルト11に対する4色重ね合わせトナー像の画像形成動作と並行して、給紙部2の選択された給紙トレイ21から記録シートを1枚ずつ分離給紙して、レジストローラ29に向けて搬送する。分離搬送された記録シートは、レジストローラ29のニップに突き当たることによって搬送が一時止められて待機される。レジストローラ29は、中間転写ベルト11上に形成された4色重ね合わせトナー像と、記録シートの先端との位置関係を所定の位置にするように、タイミングをとって回転駆動が開始される。このレジストローラ29の回転により、待機されている記録シートが再び給紙される。これにより、この記録シートの所定位置に対し、二次転写装置22によって中間転写ベルト11上の4色重ね合わせトナー像が二次転写されて、記録シート上にフルカラートナー像が形成される。
このようにしてフルカラートナー像が形成された記録シートは、二次転写装置22よりも搬送経路の下流側にある定着装置25に送り込まれる。この定着装置25は、二次転写装置22によって二次転写されたフルカラートナー像を記録シート上に定着せしめるものである。フルカラートナー像が定着された記録シートは、排紙ローラ30によって装置外部へ排紙される。記録シートの両面に画像を形成する両面プリントモードにおいて、第1面だけにフルカラートナー像を定着させた記録シートが定着装置25から排出された場合には、その記録シートは排紙ローラ30ではなく、シート反転装置28に送られる。そして、シート反転装置28によって表裏面を反転せしめられた後、レジストローラ29に再搬送される。その後、二次転写装置22と定着装置25とを経由することで、第2面にも、フルカラー画像が形成される。
以上の構成の複写機においては、光書込ユニット20a,20b、プロセスカートリッジ40Y,40M,40C,40K、及び転写装置10などにより、記録シートに可視像としてのトナー像を形成する可視像形成手段が構成されている。なお、この複写機は、二次転写装置22、定着装置25、シート反転装置28、及び排紙路を一体的に保持した状態で、複写機の筺体に対して一体的にスライドして出し入れするための引き出しユニットを備えている。
図3は、実施形態に係る複写機を示す斜視図である。同図において、引き出しユニット76は、二次転写装置22、定着装置25、シート反転装置28及び排紙路を保持するキャリア71を有している。また、キャリア71には、前カバー79が取り付けられている。また、キャリア71は、装置本体に設けられたレール72によって画像形成部1に対して前後方向(図3中の矢印FR)にスライド移動可能に保持されている。前カバー79に設けられた把手部79aをユーザーが握って前カバー79を画像形成部1に対して前後方向に引っ張ったり押したりすることにより、引き出しユニット76を画像形成部1に対して引き出したり収納したりすることができる。
なお、画像形成部1の前側Fとは画像形成部1の手前側を意味するとともに、後側Rとは画像形成部1の奥側を意味する。
複写機の使用時は、画像形成部1に対して引き出しユニット76が収納される一方、引き出しユニット76に保持された各装置の交換を行う場合や各搬送路に詰まった用紙を除去する場合には、画像形成部1に対して引き出しユニット76を前側Fに引き出す。これにより、引き出しユニット76に保持された各装置の交換や各搬送路に詰まった用紙の除去を行うことが可能となる。
図4は、引き出しユニット76を示す斜視図である。同図において、前カバー79は、引き出しユニット76を画像形成部内に押し入れたときでも、外部に露出しているアウターカバー部79bを有している。また、画像形成部から引き出しユニット76を引き出したときにだけ外部に露出するインナーカバー部79cも有している。
図5は、引き出しユニット76を引き出した状態の複写機を示す概略構成図である。図示のように、引き出しユニット76を引き出した状態でも、中間転写ベルト11、各色のプロセスカートリッジ40Y,40M,40C,40K、光書込ユニット20a,20bなどは、画像形成部1の筺体内に残される。
図6(a)は、引き出しユニット76の一部の分解状態を示す分解斜視図であり、図6(b)は、引き出しユニットを部分的に示す部分斜視図である。前カバー79は引き出しユニット前側板78にネジ締結されており、工具を使わずには外れない構成になっている。このように前カバー79を引き出しユニット76に固定することで、前カバー79を引き出すだけで、引き出しユニット76を引き出すことができる。
図7は、前カバー79の裏板79dを示す斜視図である。この裏板79dの手前側には、前カバー79の図示しない表板が裏板79dに対して所定の間隙を介して対向している。前カバー79を引っ張るときに把持される把手79aは、図示のように、裏板79dと表板との間に配設されている。裏板79dの表面方向における全域のうち、把手79aに囲まれる領域には、外気を画像形成部の筺体内に取り込むための取り込みルーバー79eが形成されている。外気は、このルーバー79eのメッシュを通過して画像形成部の筺体内に進入する。
図1の鉛直方向において、中間転写ベルト11と定着装置25との間には、定着装置25で発生する熱気を遮蔽するための遮蔽板60が配設されている。この遮蔽板60は、定着装置25で発生する熱気を受け止めて、中間転写ベルト11やプロセスカートリッジ40の位置まで上昇させることを防ぐことで、中間転写ベルト11やプロセスカートリッジ40の昇温を抑える役割を担っている。
図8は、遮蔽板60をその周囲構成とともに示す斜視図である。遮蔽板60は、水平方向に延在した姿勢で熱気を受け止める熱受け止め部60aと、熱受け止め部60aの一端部から斜め上方に立ち上がる熱交換部60bとを具備している。水平方向に延在する熱受け止め部60aは、定着装置25の真上に配設されており、定着装置25から発生する熱気を受けてその熱を奪う。
遮蔽板60の表面には、複数のヒートパイプ61が熱受け止め部60aから熱交換部60bにかけて延在する姿勢で固定されている。熱気を受けて昇温した熱受け止め部60aの熱は、ヒートパイプ61の長手方向の一端部に伝達される。すると、ヒートパイプ61の長手方向の一端部の中に収容されていた熱交換媒体が熱せられて液体の状態から気体の状態になる。そして、ヒートパイプ61の全域のうち、遮蔽板60の熱交換部60bの表面に這い回されている領域内を上昇する。ヒートパイプ61の上端には、放熱を促進するためのヒートシンク65が接続されている。ヒートパイプ61内で上昇した気体状態の熱交換媒体は、ヒートシンク65内で冷却されることで、気体の状態から液体の状態に変化する。そして、今度は逆に、ヒートパイプ61内を下降して遮蔽板60の熱受け止め部60aの真上まで戻る。
ヒートシンク65の前方には、定着冷却ファン62が配設されている。この定着冷却ファン62は、ヒートシンク65に向けて送風することで、ヒートシンク65からの放熱を助長する。
図9は、実施形態に係る複写機を斜め後ろ側から示す斜視図である。同図において、画像形成部1の筺体1aの背面板には、第1ルーバー151、第2ルーバー152、第3ルーバー153、第4ルーバー154が鉛直方向の上方から下方に向けて順に並ぶように設けられている。また、筺体1aの側面板には、第5ルーバー155が設けられている。これらのルーバーは何れも、筺体1a内の空気を外部に排出するためのものである。
図10は、実施形態に係る複写機の内部骨組と内部の各種機器とを複写機の斜め後ろ側から示す斜視図である。複写機の図示しない筺体内において、複写機本体の左側端部付近のスペースには、3つの反転排気ファン81が複写機の前後方向に順に並ぶように配設されている。これらの反転排気ファン81は、筺体内において、図1に示されるシート反転装置28の付近に存在する空気を吸引しながら、図9に示される第5ルーバー155を通じて筺体外に排気することで、シート反転装置28の付近の温度を下げるものである。シート反転装置28は、両面プリントモードのときにだけ一時的に駆動されるものであるため、発熱量はそれほど多くない。よって、反転排気ファン81による排気の必要が生ずる頻度はそれほど高くない。
実施形態に係る複写機では、各色のプロセスカートリッジ(40Y,40M,40C,40K)の帯電装置(42Y,42M,42C,42K)がそれぞれ主なオゾン発生源となる。シート反転装置28は、それらの帯電装置から比較的離れた位置にあることから、シート反転装置28の付近に存在する空気にはオゾンが殆ど含まれていない。このため、反転排気ファン81によって吸引させた空気については、オゾン除去用のフィルターに通すことなく、第5ルーバー155を通じて機外に排出するようになっている。かかる構成では、反転排気ファン81に吸引された空気のオゾンを除去するためのフィルターを省略して、低コスト化を図ることができる。
図示しない筺体内において、背面側の端部付近のスペースでは、第1フィルター161、第2フィルター162、第3フィルター163、第4フィルター164が鉛直方向の上方から下方に向けて順に並ぶように配設されている。第1フィルター161は、図9に示される第1ルーバー151に対向する位置に配設されている。また、第2フィルター162、第3フィルター163、第4フィルター164は、第2ルーバー152、第3ルーバー153、第4ルーバー154に対向する位置に配設されている。これらフィルターは何れも、オゾンを除去するためのものである。
図11は、第1フィルター161を斜め前方から示す斜視図である。また、図12は、第1フィルター161を斜め公報から示す斜視図である。これらの図に示されるように、第1フィルター161は、通気用の多数のスリットが形成されたカゴ状の枠体161aの中に、通気性のあるフィルター材161bを保持している。オゾンを含んだ空気は、このフィルター材161bを通過する際にフィルター材161bによってオゾンが99[%]以上の除去率で除去される。フィルター材161bとしては、従来より周知の材質からなるものを使用することが可能である。
図13は、画像形成部内のオゾン排気系に関連する機器を反転排気ファン81とともに示す斜視図である。第1フィルター161、第2フィルター162、第3フィルター163、第4フィルター164は何れも、筺体内で図示しないシート反転装置(28)よりも上方に存在する空気を筺体外に排出する際に、その空気を通してオゾンを除去するものである。
図14は、筺体内における排紙背面オゾン除去ファンや放熱現像オゾン除去ファンに関連する機器を示す斜視図である。同図において、排紙部内包ダクト82は、図示しない排紙ローラ(図1の30)を内包した状態で、排紙ローラ周辺の空気を排紙部排気ファン172に導くためのダクトである。排紙部内包ダクト82の後端部に接続されている排紙部排気ファン172が回転駆動することで、排紙ローラの周辺に存在する空気がローラ軸線方向に沿って複写機の前側から後ろ側に向けて移動して排紙部排気ファン172に吸引される。排紙部排気ファン172の排気側には、第2フィルター162が固定されており、排紙部排気ファン172から排出される空気は、第2フィルター162を通過してオゾンが除去された後、上述した第2ルーバー(図9の152)を通過して機外に排出される。
排紙部は、Y用のプロセスカートリッジ(40Y)の帯電装置の近くに存在しているため、排紙部の空気には少量のオゾンが含まれていることがある。このため、排紙部の空気については、第2フィルター162に通して機外に排出するようになっている。
第2フィルター162は、排紙部排気ファン172に固定されているとともに、排紙部排気ファン172の横(側方)に配設された背面部排気ファン(図15の173)にも固定されている。背面部排気ファンは、筺体内の背面側に存在する空気を機外に排出するためのものである。背面部排気ファンによって吸引された空気は、背面部排気ファンから排出された後、第2フィルター162を通過してオゾンが除去されてから、第2ルーバー(図9の152)を通過して機外に排出される。
筺体内の背面側の領域に存在する空気の中には、プロセスカートリッジの帯電装置から発せられたオゾンを含んでいるものがある。このため、背面側の領域に存在する空気については、第2フィルター162に通してオゾンを除去してから、機外に排出するようになっている。
本複写機においては、排紙部排気ファン172、背面部排気ファン173、及びそれらファンに固定された第2フィルター162の組み合わせが、「排紙背面系オゾン除去ファン」を構成している。
排紙部内包ダクト82の真上には、上述したヒートシンク65が配設されている。ヒートシンク65に対しては、その真正面に配設された定着冷却ファン62の回転駆動により、放熱を促すための気流が吹き付けられる。この気流は、ヒートシンク65に接触してヒートシンク65の熱を奪いながら、ヒートシンク65の長手方向の前側から後ろ側に向けて移動する。ヒートシンク65の後端部まで移動した気流は、ヒートシンク排気ダクト66内に取り込まれる。このヒートシンク排気ダクト66の後端には、ヒートシンク排気ファン171が接続されている。ヒートシンク排気ファン171は、ヒートシンクダクト66内に進入してくる気流を吸引しながら筺体の背面側に向けて排出する。排出された空気は、第1フィルター(図14参照)を通過してオゾンが除去された後、筺体に設けられた第1ルーバー(図9の151)を経由して機外へと排出される。
ヒートシンク65は、Y用のプロセスカートリッジ(40Y)の付近に存在していることから、ヒートシンク65の周囲の空気には、少量のオゾンが含まれていることがある。このため、ヒートシンク65の周辺に存在する空気については、第1フィルター161に通してオゾンを除去してから、機外に排出するようになっている。
図16は、筺体内における現像排気ファンに関連する機器を示す斜視図である。なお、現像排気ファンに関連する機器の中には、各色のプロセスカートリッジが含まれるが、同図では便宜上、C用のプロセスカートリッジ40Cだけを示している。C用のプロセスカートリッジ40Cや、図示しないK用のプロセスカートリッジの後方には、第1現像ダクト176が配設されている。この第1現像ダクト176には、第1現像排気ファン178が接続されている。C用の現像装置43Cに設けられた図示しない排気口や、図示しないK用の現像装置に設けられた排気口から排出される空気は、第1現像ダクト176に設けられた図示しない受入口を通じて第1現像ダクト176内に受け入れられる。第1現像排気ファン178は、第1現像ダクト176内に進入してくる気流を吸引しながら筺体の背面側に向けて排出する。
図示しないM用のプロセスカートリッジやY用のプロセスカートリッジの後方には、第2現像ダクト177が配設されている。この第2現像ダクト177には、第2現像排気ファン179が接続されている。図示しないM用の現像装置に設けられた図示しない排気口や、Y用の現像装置に設けられた排気口から排出される空気は、第2現像ダクト177に設けられた図示しない受入口を通じて第2現像ダクト177内に受け入れられる。第2現像排気ファン179は、第2現像ダクト177内に進入してくる気流を吸引しながら筺体の背面側に向けて排出する。
第1現像排気ファン178、第2現像排気ファン179、ヒートシンク排気ファン(図15の171)は、互いに横並びになるレイアウトで配設されている。図14に示される第1フィルター161は、それら3つの排気ファンに固定されている。第1現像排気ファン178から排出された空気は、第1フィルター161を通過してオゾンが除去されてから、筺体に設けられた第1ルーバー(図9の151)を通じて機外へと排出される。また、第2現像排気ファン179から排出された空気も、第1フィルター161を通過してオゾンが除去されてから、筺体に設けられた第1ルーバーを通じて機外へと排出される。
各色の現像装置は、それぞれオゾン発生源である各色の帯電装置の近傍に配設されていることから、現像装置の排気口から排出される空気には少量のオゾンが含まれていることがある。このため、各色の現像装置の排気口から排出される空気については、第1フィルター161に通してオゾンを除去してから、機外に排出するようになっている。
本複写機においては、第1現像排気ファン178、第2現像排気ファン179、ヒートシンク排気ファン(図14の171)、及びそれらファンに固定された第1フィルター161の組み合わせが、「放熱現像オゾン除去ファン」を構成している。なお、第2現像ダクト177には、機内温度を検知する温度センサー215が固定されている。この温度センサー215は、図示しないY用のプロセスカートリッジの後方に位置している。Y用のプロセスカートリッジ(40Y)は、定着装置(25)の真上に存在することから、各色のプロセスカートリッジの中で、最も高温になり易い。
図17は、筺体内における主オゾン排気ファン175に関連する機器を示す斜視図である。なお、主オゾン排気ファン175に関連する機器の中には、各色のプロセスカートリッジが含まれるが、同図では便宜上、C用のプロセスカートリッジ40Cだけを示している。各色のプロセスカートリッジの後方には、オゾン排出ダクト174が配設されている。このオゾン排出ダクト174には、主オゾン排気ファン175が接続されている。C用のプロセスカートリッジ40Cにおける帯電内包部49Cには、帯電内包部49Cに内包される帯電装置の周囲の空気をカートリッジ内から排出するための排出口が設けられている。他色のプロセスカートリッジの帯電内包部にもそれぞれ同様の排出口が設けられている。オゾン排出ダクト174には、それらの排出口から排出されてくる気流を受け入れるための受入口174K,174C,174M,174Yが設けられている。各色のプロセスカートリッジの帯電内包部における排出口からそれぞれ排出されてくる気流は、受入口174K,174C,174M,174Yを通じてオゾン排出ダクト174内に受け入れられる。主オゾン排気ファン175は、オゾン排出ダクト174内に進入してくる気流を吸引しながら筺体の背面側に向けて排出する。
オゾン排気ファン175には、第3フィルター163が固定されている。オゾン排気ファン175から排出された空気は、第3フィルター163を通過してオゾンが除去されてから、筺体に設けられた第3ルーバー(図9の153)を通じて機外へと排出される。オゾン発生源である帯電装置を内包する帯電内包部から排出されてくる空気の中には多くのオゾンが含まれている。このため、帯電内包部から排出されてくる空気については、第3フィルター163によってオゾンを除去してから機外へと排出するようになっている。
本複写機においては、主オゾン排気ファン175、及び第3フィルター163の組み合わせが「主オゾン除去ファン」を構成している。
図18は、筺体内におけるベルト及び定着排気系に関連する機器を示す斜視図である。同図において、定着装置25の後方には、定着排気ダクト180が接続されており、この定着排気ダクト180の出口側の端部には定着排気ファン181が接続されている。定着排気ファン181が回転駆動すると、定着排気ダクト180内の空気が定着排気ファン181によって吸引されることで、定着排気ダクト180の吸引口に吸引力が発生する。この吸引力により、定着装置25の後方に存在する空気が定着排気ダクト180内に吸引される。すると、定着装置25の周囲に存在している空気が、定着装置25の長手方向に沿って複写機の前側から後ろ側に向けて移動して定着排気ダクト180内に順次吸引される。
定着排気ファン181や後述するベルト排気ファン182には、第4フィルター164が固定されている。定着排気ファン181から排出される空気は、第4フィルター164を通過してオゾンが除去されてから、図示しない筺体に設けられた第4ルーバー(図9の154)を通じて機外へと排出される。定着装置25は各色のプロセスカートリッジから比較的離れた位置に存在しているが、定着排気ファン181はY用のプロセスカートリッジの近くに存在している。定着排気ファン181が回転駆動して定着排気ファン181から空気が排出されると、その排出気流が定着排気ファン181の周辺に存在している空気を僅かに巻き込むことがある。そして、定着排気ファン181の周辺に存在している空気の中には、少量のオゾンが含まれていることがある。このため、定着排気ファン181から排出される空気については、第4フィルター164に通してオゾンを除去してから機外に排出するようになっている。
ベルトクリーニング装置17の前端部には、ベルトクリーニング装置17内に設けられた図示しない冷却用通気管に向けて空気を送り込むための送気ファン67が接続されている。ベルトクリーニング装置17内の冷却用通気管に送り込まれた空気は、管内を複写機の前側から後ろ側に向けて移動した後、ベルトクリーニング装置17におけるケース後壁に設けられた図示しない排気口を通じてベルトクリーニング装置17から排出される。
ベルトクリーニング装置17の後方には、ベルト排気ダクト169が配設されており、このベルト排気ダクト169にはベルト排気ファン182が接続されている。ベルト排気ファン182が回転駆動すると、ベルト排気ダクト196内の空気がベルト排気ファン182に吸引される。すると、ベルト排気ダクト196の吸引口に吸引力が発生する。ベルトクリーニング装置17のケース後壁に設けられた排気口から排出される気流は、前述の吸引力によってベルト排気ダクト196内に取り込まれてベルト排気ファン182に吸引される。
ベルト排気ファン182から排出される空気は、第4フィルター164を通過してオゾンが除去されてから、図示しない筺体に設けられた第4ルーバー(図9の154)を通じて機外へと排出される。ベルトクリーニング装置17は各色のプロセスカートリッジから比較的離れた位置に存在しているが、ベルト排気ファン182はY用のプロセスカートリッジの近くに存在している。ベルト排気ファン182が回転駆動してベルト排気ファン182から空気が排出されると、その排出気流がベルト排気ファン182の周辺に存在している空気を僅かに巻き込むことがある。そして、ベルト排気ファン182の周辺に存在している空気の中には、少量のオゾンが含まれていることがある。このため、ベルト排気ファン182から排出される空気については、第4フィルター164に通してオゾンを除去してから機外に排出するようになっている。
本複写機においては、定着排気ファン181、ベルト排気ファン182、及び第4フィルター164の組み合わせが、「ベルト及び定着系オゾン除去ファン」を構成している。
次に、実施形態に係る複写機の特徴的な構成について説明する。
図19は、実施形態に係る複写機の画像形成部における電気回路の一部を示すブロック図である。同図において、制御部200は、画像形成部内の各種機器の駆動やセンシングの制御を司るものであり、CPU、ROM、RAMなどから構成される。制御部200には、放熱現像系オゾン除去ファン191に具備される3つの排気ファン(171、178、179)、主オゾン除去ファン193に具備される主オゾン排気ファン175などが接続されている。また、ベルト及び定着系オゾン除去ファン194の2つの排気ファン(181、182)、排紙背面系オゾン除去ファンの2つの排気ファン(172、173)、定着冷却ファン62、送気ファン67、温度センサー215なども接続されている。
温度センサー215は、Y用のプロセスカートリッジの後方で機内温度を検出するものである(図16参照)。また、定着冷却ファン62は、ヒートシンク(65)に向けて送風することでヒートシンクからの放熱を促すものである(図8参照)。また、送気ファン67は、ベルトクリーニング装置(17)の内部に空気を送ってベルトクリーニング装置内の冷却を促すものである(図18参照)。
図20は、ファン制御手段としての制御部(200)によって実施されるファン駆動制御処理の処理フローを示すフローチャートである。このファン駆動制御処理において、制御部は、まず、省エネモードについて実行中であるか否かを判断する(ステップ1:以下、ステップをSと記す)。そして、省エネモードを実行中である場合には(S1でY)、ファン駆動制御条件として条件1を設定した後(S2)、処理フローを後述のS10にループさせる。これに対し、省エネモードを実行中でない場合には(S1でN)、制御フローをS3に進める。なお、省エネモードとは、定着装置(25)のヒーター電源をオフにした状態で、ユーザーからの画像形成開始命令を待機するモードである。定着装置のヒーター電源については、ユーザーからの画像形成開始命令を受けてから画像形成動作を開始するまでの時間の迅速化を図る狙いで、通常は待機中でもオンにして加熱している。しかし、一定時間を超えて画像形成開始命令がなされない場合には、画像形成動作開始までの時間の迅速化よりも、省エネルギー化を優先するために、省エネモードを実行してヒーター電源をオフにする。
S3の工程では、通常待機中であるか否かが判断される。通常待機は、定着装置のヒーター電源をオンにした状態でユーザーからの画像形成開始命令を待機するモードである。通常待機中である場合(S3でY)、制御部は、ファン駆動制御条件として条件2を設定した後(S4)、処理フローを後述のS10にループさせる。これに対し、通常待機中でない場合には(S3でN)、制御フローをS5に進める。なお、S3の工程で通常待機中でないと判断される場合には、画像形成動作がなされていることになる。つまり、各色のプロセスカートリッジなどからなる可視像形成手段が動作中である。
S5の工程では、温度センサー(215)から送られてくる機内温度の検知結果について、35℃未満であるか否かが判断される。制御部は、機内温度が35℃未満である場合には(S5でY)、ファン駆動制御条件として条件3を設定した後(S6)、処理フローを後述のS10にループさせる。これに対し、35℃未満でない場合には(S5でN)、処理フローをS7に進める。
S7の工程では、温度センサーから送られてくる機内温度の検知結果について、35℃以上、45℃未満の範囲にあるか否かが判断される。制御部は、機内温度が前述の範囲にある場合には(S7でY)、ファン駆動制御条件として条件4を設定した後(S8)、処理フローを後述のS10にループさせる。これに対し、前述の範囲にない場合には(S7でN)、ファン駆動制御条件として条件5を設定した後(S9)、処理フローをS10に進める。
制御部は、S10の工程において、各ファンの駆動制御条件の詳細を、次の表1に示されるデータテーブルから特定する。そして、特定した駆動制御条件で各ファンを回転駆動させる(S11)。
Figure 0006044873
表1に示されるように、ファン駆動制御条件として、省エネモードに対応する条件1や、通常待機に対応する条件2が設定されている場合には、画像形成動作が停止している。このため、各色のプロセスユニットの帯電装置からはオゾンが発生しない。また、省エネモードでは、画像形成動作が停止していることに加えて、定着装置のヒーター電源がオフになっていることから、機内温度の上昇もなくなる。これに対し、通常待機では、定着装置のヒーター電源がオンになっていることから、ファンを駆動させないと機内温度が上昇する。そこで、省エネモードに対応する条件1が設定されている場合には、全てのファンの回転駆動を停止させる。これに対し、通常待機に対応する条件2が設定されている場合には、各ファンのうち、ベルト及び定着系オゾン除去ファン194の定着排気ファン181及びベルト排気ファン182だけを低速で回転駆動して、他のファンの回転駆動については停止させる。これにより、定着装置から発せられる熱を機外に排出して機内温度の上昇を防止する。
ファン駆動制御条件として、条件3又は条件4が設定されている場合には、画像形成動作が行われていることから、プロセスカートリッジの帯電装置からオゾンが発生する。また、定着装置のヒーター電源がオンされていることに加えて、各種の駆動系の機器が駆動されて発熱することから、待機中に比べて機内での熱発生量が多くなる。各ファンをそれぞれ高速で回転駆動させれば、機内で多くの熱が発生したとしても、その熱を効率良く機外に排出させて機内温度を一定温度以下に維持することができる。しかしながら、機内温度がそれほど上昇していないにもかかわらず、各ファンを高速で回転駆動させると、無用なエネルギー消費や、無用な騒音を発生させてしまう。
そこで、35℃以下の機内温度に対応する条件3が設定されている場合には、放熱現像系オゾン除去ファン191に具備されるヒートシンク排気ファン171、第1現像排気ファン178、及び第2現像排気ファン179をそれぞれ低速で回転させる。また、排紙背面系オゾン除去ファン192に具備される排紙部排気ファン172及び背面部排気ファン173をそれぞれ低速で回転させる。また、ベルト及び定着系オゾン除去ファン194に具備される定着排気ファン181及びベルト排気ファン182をそれぞれ低速で回転させる。また、主オゾン除去ファン193の主オゾン排気ファン175を高速で回転させる。4つのオゾン除去ファンのうち、主オゾン除去ファン193だけ排気ファンを高速で回転させるのは、プロセスカートリッジの帯電装置から発生するオゾンを確実に主オゾン除去ファン193に吸引させて、オゾンの機内拡散の発生を防止するためである。3つのオゾン除去ファン(191、192、194)については、排気ファンの回転駆動速度を低速にすることで、排気によって機内温度の上昇を抑制しながら、高速にする場合に比べて、省エネルギー化及び低騒音化を図ることができる。このとき、フィルターを設けていない反転排気ファン81については、回転を停止させる。これにより、反転排気ファン81での排気によってオゾンを機外に漏洩させてしまうことを防止することができる。
一方、ファン駆動制御条件として、35℃以上、45℃未満の機内温度に対応する条件4が設定されている場合には、各ファンの駆動による排気量を増加させて、機内温度をより下げる必要がある。そこで、条件4が設定されている場合には、4つのオゾン除去ファン(191〜194)におけるそれぞれの排気ファンを全て高速で回転駆動させる。また、ファイルターを設けていない反転排気ファン81も高速で回転駆動させて機内温度の低下を促進する。4つのオゾン除去ファンにおける全ての排気ファンを高速で回転させていることから、オゾンをプロセスカートリッジから離れた位置にあるシート反転装置(28)の付近まで回り込ませてしまうことは殆どない。このため、フィルターを設けていない反転排気ファン81を高速回転させても、反転排気ファン81での排気によってオゾンを機外に漏洩させてしまうことが殆どない。
なお、本複写機では、4つのオゾン除去ファン(191〜194)における全ての排気ファンを高速で回転駆動する場合におけるそれらオゾン除去ファンの単位時間あたりにおける排気量の合計を、次のような値にするように、各ファンの性能の選定を行っている。即ち、前述の合計を、3つの反転排気ファン81を高速で回転駆動する場合におけるそれら3つの単位時間あたりにおける合計よりも大きくしている。このため、機内では、反転排気ファン81の空気吸引対象となるシート反転装置(28)側から、各オゾン除去ファンの空気吸引対象となる中間転写ベルト11側やプロセスカートリッジ側に向けての気流が発生する。よって、条件4のファン駆動制御条件で各ファンを回転駆動させる場合に、反転排気ファン81からのオゾンの漏洩をほぼ無くすことができる。
機内温度が45℃以上になる場合、各ファンを高速回転させて機内から排気することによる機内温度の低下よりも、機内での発熱量が上回っていることになるため、そのままでは機内温度を過剰に高めてしまう。そこで、45℃以上の機内温度に対応する条件5が設定されている場合には、制御部は、各ファンの高速回転駆動を維持したままで、画像形成動作を一時停止させる。このとき、定着装置のヒーター電源もオフする。この状態で、機内温度が35℃未満に下がるのを待機し、下がった時点で、画像形成動作を再開させる。
以上のように、本複写機においては、筺体(1a)内でオゾン発生源としての帯電装置(42)の近くに存在している空気をオゾン除去ファン(191〜194)によってフィルター(161〜164)に通しながら筺体外に排出する。これにより、筺体外へのオゾンの排出を抑えることができる。また、筺体内で帯電装置から比較的離れた位置に存在していることからオゾンを含んでいない可能性の高いシート反転装置周囲の空気を排気するための反転排気ファン81については、フィルターを省略した非オゾン除去ファンにしている。これにより、低コスト化を図ることができる。また、筺体内の空気の温度が第1閾値としての35℃未満である場合(排気の必要性が低い場合)には、排気の必要性が高い場合(35℃以上である場合)に比べてオゾン除去ファン(191〜194)や反転排気ファン81の動作時駆動速度を遅くする。これにより、オゾン除去ファンだけ動作時駆動速度(画像形成動作中における回転駆動速度)を遅くすることに起因する反転排気ファン81によるオゾン排気の発生を防止しつつ、省エネルギー化及び低騒音化を図ることができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[態様A]
態様Aは、記録部材(例えば記録シート)に可視像(例えばトナー像)を形成する可視像形成手段(例えばプロセスカートリッジなどからなるもの)と、前記可視像形成手段を内包する筺体(例えば筺体1a)と、前記可視像形成手段のオゾン発生源の付近に存在する空気をオゾン除去能力のあるフィルター(例えばフィルター161〜164)に通しながら前記筺体外に排出するための排気ファンであるオゾン除去ファン(例えば191〜194)と、前記筺体内で前記オゾン発生源から比較的離れた位置に存在する空気を前記フィルターに通さないで前記筺体外に排出するための排気ファンである非オゾン除去ファン(例えば反転排気ファン81)とを備える画像形成装置(例えば複写機)において、前記筺体内の気温を検知する温度検知手段(例えば温度センサー215)と、前記可視像形成手段の動作時における前記オゾン除去ファンや前記非オゾン除去ファンの回転駆動速度である動作時駆動速度を制御し、且つ、前記温度検知手段による検知結果が所定の第1閾値以下又は第1閾値未満(例えば35℃未満)である場合には、前記第1閾値を超える又は前記閾値以上(例えば35℃以上)である場合に比べて、前記オゾン除去ファンや前記非オゾン除去ファンの前記動作時駆動速度をそれぞれ遅くする処理を実施するファン制御手段(例えば制御部200)とを設けたことを特徴とするものである。
[態様B]
態様Bは、態様Aにおいて、前記検知結果が前記第1閾値以下又は前記第1閾値未満である場合における前記オゾン除去ファンの動作時駆動速度、及び前記非オゾン除去ファンの動作時駆動速度についてそれぞれ、前記オゾン除去ファンの回転駆動による単位時間あたりの排気量よりも、前記非オゾン除去ファンによる単位時間あたりの排気量を少なくする値に設定したことを特徴とするものである。かかる構成では、上述したように、筺体内で、非オゾン除去ファンの空気吸引対象位置の側から、オゾン除去ファンの空気吸引対象位置の側に向けての気流を発生させることで、非オゾン除去ファンからのオゾンの漏洩をほぼ無くすことができる。
[態様C]
態様Cは、態様Bにおいて、前記可視像形成手段の動作中に、前記検知結果が前記第1閾値以下又は前記第1閾値未満である場合には、前記非オゾン除去ファンの回転駆動を停止させる処理を実施するように、前記ファン制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、機内温度が第1閾値以下又は前記第1閾値未満である場合に、非オゾン除去ファンの回転駆動を停止させることで、非オゾン除去ファンからのオゾンの漏洩を防止することができる。
[態様D]
態様Dは、態様A〜Cの何れかにおいて、前記検知結果が前記第1閾値よりも大きい第2閾値を超える又は前記第2閾値以上(例えば45℃以上)である場合には、前記可視像形成手段の動作を一時停止させる処理を実施するように、前記ファン制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、各ファンの駆動による機内温度の低下よりも各機器の駆動による機内温度の上昇が大きい場合に各機器の駆動を一時停止させることで、それ以上の機内温度の上昇を回避して、機内温度を所望のレベルまで下げることができる。これにより、機内温度の過剰上昇の発生を回避することができる。
[態様E]
態様Eは、態様A〜Dの何れかにおいて、前記可視像形成手段として、潜像を担持する潜像担持体(例えば感光体41)、前記潜像担持体の表面を一様帯電させる帯電手段(例えば帯電装置42)、一様帯電後の前記表面に潜像を書き込む潜像書込手段(例えば光書込ユニット20a,20b)、前記潜像を現像してトナー像を得る現像手段(例えば現像装置43)、前記潜像担持体上のトナー像を記録部材に転写する転写手段(例えば転写装置10)、及び前記記録部材の表面に前記トナー像を定着せしめる定着手段(例えば定着装置25)を有するものを用い、前記オゾン除去ファンとして、前記帯電手段の付近に存在する空気を排気するための第1オゾン除去ファン(例えば主オゾン除去ファン193)と、前記現像手段又は前記定着手段の付近に存在するの空気を排気するための第2オゾン除去ファン(例えば放熱現像系オゾン除去ファン191、ベルト及び定着系オゾン除去ファン194)とを設け、前記可視像形成手段の駆動中には、前記検知結果に応じて前記第2オゾン除去ファンの前記動作時駆動速度を制御する一方で、前記第1オゾン除去ファンについては前記検知結果にかかわらず、前記検知結果が前記第1閾値以下又は前記第1閾値未満である場合における前記第2オゾン除去ファンの前記動作時駆動速度よりも速い動作時駆動速度で回転駆動させる処理を実施するように、前記ファン制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、機内温度が前記第1閾値以下又は前記第1閾値未満である場合に、オゾン発生源である帯電手段から発生するオゾンを第1オゾン除去ファンで集中的にファイルター処理することで、機内でのオゾンの拡散を抑えることができる。
10:転写装置(可視像形成手段の一部である転写手段)
20a、20b:光書込ユニット(可視像形成手段の一部である潜像書込手段)
25:定着装置(定着手段)
40:プロセスカートリッジ(可視像形成手段の一部)
41:感光体(潜像担持体)
42:帯電装置
43:現像装置(現像手段)
161:第1フィルター
162:第2フィルター
163:第3フィルター
164:第4ファイルター
181:反転排気ファン(非オゾン除去ファン)
191:放熱現像系オゾン除去ファン(第2オゾン除去ファン)
192:排紙背面系オゾン除去ファン
193:主オゾン除去ファン(第1オゾン除去ファン)
194:ベルト及び定着系オゾン除去ファン(第2オゾン除去ファン)
200:制御部(ファン制御手段)
215:温度センサー(温度検知手段)
特開2006−220794号公報

Claims (4)

  1. 潜像を担持する潜像担持体、前記潜像担持体の表面を一様帯電させる帯電手段、一様帯電後の前記表面に潜像を書き込む潜像書込手段、前記潜像を現像してトナー像を得る現像手段、前記潜像担持体上のトナー像を記録部材に転写する転写手段、及び前記記録部材の表面に前記トナー像を定着せしめる定着手段を有し、記録部材に可視像を形成する可視像形成手段と、前記可視像形成手段を内包する筺体と、前記可視像形成手段のオゾン発生源たる前記帯電手段の付近に存在する空気をオゾン除去能力のあるフィルターに通しながら前記筺体外に排出するための排気ファンである第1オゾン除去ファンと、前記オゾン発生源たる前記現像手段又は前記定着手段の付近に存在するの空気をオゾン除去能力のあるフィルターに通しながら前記筺体外に排気するための排気ファンである第2オゾン除去ファンと、前記筺体内で前記オゾン発生源から比較的離れた位置に存在する空気を前記フィルターに通さないで前記筺体外に排出するための排気ファンである非オゾン除去ファンとを備える画像形成装置において、
    前記筺体内の気温を検知する温度検知手段と、
    前記可視像形成手段の動作時における前記第1オゾン除去ファン、第2オゾン除去ファン、及び前記非オゾン除去ファンのそれぞれについてそれぞれの回転駆動速度である動作時駆動速度を制御するファン制御手段とを設け、
    前記温度検知手段による検知結果が所定の第1閾値以下又は第1閾値未満である場合には、前記第1閾値を超える又は前記閾値以上である場合に比べて、前記オゾン除去ファンや前記非オゾン除去ファンの前記動作時駆動速度をそれぞれ遅くする処理と、
    前記可視像形成手段の駆動中には、前記検知結果に応じて前記第2オゾン除去ファンの前記動作時駆動速度を制御する一方で、前記第1オゾン除去ファンについては前記検知結果にかかわらず、前記検知結果が前記第1閾値以下又は前記第1閾値未満である場合における前記第2オゾン除去ファンの前記動作時駆動速度よりも速い動作時駆動速度で回転駆動させる処理とを実施するように、前記ファン制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記検知結果が前記第1閾値以下又は前記第1閾値未満である場合における前記オゾン除去ファンの動作時駆動速度、及び前記非オゾン除去ファンの動作時駆動速度についてそれぞれ、前記オゾン除去ファンの回転駆動による単位時間あたりの排気量よりも、前記非オゾン除去ファンによる単位時間あたりの排気量を少なくする値に設定したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    前記可視像形成手段の動作中に、前記検知結果が前記第1閾値以下又は前記第1閾値未満である場合には、前記非オゾン除去ファンの回転駆動を停止させる処理を実施するように、前記ファン制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかの画像形成装置において、
    前記検知結果が前記第1閾値よりも大きい第2閾値を超える又は前記第2閾値以上である場合には、前記可視像形成手段の動作を一時停止させる処理を実施するように、前記ファン制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
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