JP2005282720A - 保護カバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 保護カバー10は、繊維質成形体16と、その繊維質成形体16の外側に積層されるヤング率10〜300MPaの補強板18と、補強板18および繊維質成形体16を包み込む外装材20とを備える。その外装材20は、被保護構造体に隣接して配置される内被材21と、内被材21に対向して配置され、内被材21との間に繊維質成形体16が充填される外被材26とを備える。補強板16は、繊維質成形体16と外被材26との間に配置される。
【選択図】 図3
Description
また、その他にも、保温カバーの縁に取り付けたファスナーなどの緊締具により固定されるのが一般的である。
(1)緊縛材や緊締具の絞り部が保温カバーに食い込んでしまう。その結果、保温カバーを施工した際には、絞り部分がへこんでしまい、外観を損ねる。
(2)被保護構造体から保温カバーを取り外す際には、保温カバーに食い込んでいる連結部の連結を解くのに手間がかかってしまう。
(3)絞り部においては他の部分に比べて断熱材が強く圧縮されているので、使用時間が長くなるにつれて断熱性能が低下してしまうことが懸念される。
(1)保護カバーを施工する際に紐絞りやファスナーといった緊締具を使用しても、繊維質成形体又は軟質ウレタン成形体に積層される補強板の弾力により、紐絞りの絞り部や緊締具の連結部が繊維質成形体又は軟質ウレタン成形体に食い込むことは回避される。その結果、保護カバーの取り付け・取り外しを容易に行える。また、保護カバー施工時の外観も良くなる。さらに、繊維質成形体又は軟質ウレタン成形体の部分的な圧縮がないので、部分圧縮による断熱性能の低下を防止できる。
(2)補強板の反射により放射(輻射)による熱損失の一部を防ぐことができるので、保温効果が高まる。
(3)ロックウールなどの繊維集合体である繊維質成形体や気泡を持った多孔質材料である軟質ウレタン成形体は、材料の内部で音のエネルギーを熱エネルギーに変換する能力が大きく、一般的な吸音材として広く使用されている。本願発明は、これら吸音材として使用できる繊維質成形体や軟質ウレタン成形体を施工工事不要で、被保護構造体に脱着容易であるために、すばやく吸音効果を得ることができる。
図1〜図3は、本発明の実施形態を示している。図1に示すように、本実施形態の保護カバー10は、中心部15に配管等の被保護構造体を配置するように円筒形をしている。そして、図2に示すように、保護カバー10は被保護構造体長手方向に2分割され、保護カバーAと保護カバーBとを組み合わせることで構成されている。
本実施例で使用した材料は以下の通りである。
内被材:ニチアス株式会社製 ♯8200 マリンテックスクロス0.5S 厚さ0.5mm
外被材:ニチアス株式会社製 ♯8300−CS 耐火クロスCS 厚さ0.9mm
補強板:ステンレス板 厚さ0.12mm ヤング率186MPa
繊維質成形体:ニチアス株式会社製 MGフェルト 密度120kg/m3 厚さ75mm
試験結果より、本発明の保護カバーが従来品と比べて極めて優れた強度を有していることが判明された。これは、弾性を有する薄板状の補強板と繊維質成形体とを重ね合わせ、さらに、該積層体を外装材にて包み込むことで生じた相乗効果である。すなわち、繊維質成形体は、外装材に入れ込まれることにより自由度がなくなり全体としては剛性が上がり、さらに、外装材と繊維質成形体に束縛された補強板も外部からの衝撃に対して剛性を上げることができ、これまでにない強度を発揮することになる。また、こうした相乗効果は該積層体を反ることでさらに高めることができる。例えば、配管用に形成した場合などはこういったさらなる効果が期待できる。
(1)ヒーター54により鋼管53を加熱し、鋼管53の表面温度を300℃まで昇温する。
(2)鋼管表面温度を試験温度で2時間保持し、定常状態の範囲(±1%以内で30分)に入る。
(3)放散熱量測定点(2箇所)の放散熱量W/m2を測定し、平均値を求める。測定時の室温は20±5℃としできるだけ対流の影響を排除する。
試験結果より、本発明の保護カバーの放散熱量が従来品と比べて8.35%も減少し、極めて優れた保温効果を有していることが判明された。これは、補強板による放射(輻射)により、熱損失の一部を防ぐことができ保温効果が高まったものである。
12 銘板確認用窓 15 中心部
16 繊維質成形体 18 補強板
20 外装材 21 内被材
26 外被材
30 オーバーラップ 31 面ファスナー
40 ソケット式金具 50 錘
51 試験装置 52 保護カバー
53 鋼管 54 ヒーター
55 補助部材 56 温度調節機
57 電源 58 温度記録計
59 放散熱量計 60 シャーレ
70 保温カバー 71 緊縛材
72 連結部 73 被保護構造体
Claims (8)
- 被保護構造体を保護するための保護カバーであって、
繊維質成形体と、
繊維質成形体に積層される補強板と、
補強板および繊維質成形体を包み込む外装材とを備えることを特徴とする保護カバー。 - 被保護構造体を保護するための保護カバーであって、
軟質ウレタン成形体と、
軟質ウレタン成形体に積層される補強板と、
補強板および軟質ウレタン成形体を包み込む外装材とを備えることを特徴とする保護カバー。 - 請求項1又は2に記載の保護カバーにおいて、前記補強板のヤング率は10〜300MPaであることを特徴とする保護カバー。
- 請求項1から3のいずれかに記載の保護カバーにおいて、前記補強板は厚さ0.05〜0.2mmの金属板または厚さ0.2〜2.0mmの樹脂板であることを特徴とする保護カバー。
- 請求項1から4のいずれかに記載の保護カバーにおいて、前記外装材は、使用時に被保護構造体に隣接して配置される内被材と、内被材に対向して配置され、内被材との間に前記繊維質成形体又は軟質ウレタン成形体が充填される外被材とを備え、前記補強板は、前記繊維質成形体又は軟質ウレタン成形体と外被材との間に挟み込まれることを特徴とする保護カバー。
- 請求項1から5のいずれかに記載の保護カバーにおいて、被保護構造体長手方向に分割された保護カバーどうしを取付け固定するための簡易式締結具を備えることを特徴とする保護カバー。
- 請求項1から6のいずれかに記載の保護カバーにおいて、保護カバーの繋ぎ目を被覆するオーバーラップを備えることを特徴とする保護カバー。
- 請求項1から7のいずれかに記載の保護カバーにおいて、保護カバーは被保護構造体から発せられる熱を外部に漏れるのを防ぐ保温カバーであることを特徴とする保護カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004097786A JP2005282720A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 保護カバー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005282720A true JP2005282720A (ja) | 2005-10-13 |
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ID=35181344
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005282720A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100907936B1 (ko) * | 2008-07-10 | 2009-07-16 | 이경선 | 파이프용 단열부재 |
JP5643909B1 (ja) * | 2014-02-21 | 2014-12-17 | 徳永産業株式会社 | 断熱カバー及びインフレーション成形機。 |
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US10233945B2 (en) | 2013-02-27 | 2019-03-19 | Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation | Compressor assembly method, and bundle guiding device |
CN114877170A (zh) * | 2022-05-16 | 2022-08-09 | 常熟威逊织品输送风管系统有限公司 | 一种组合加强式保温风管总成 |
-
2004
- 2004-03-30 JP JP2004097786A patent/JP2005282720A/ja active Pending
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