JP2009228837A - 保温カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造で、保温性能を失うことなく、長期にわたって形状を安定的に保持できる保温カバーを提供することにある。
【解決手段】 保温カバー10は、配管に外装材40を介して当接する内面部21及びこの内面部21に対向する外面部22並びに内面部21及び外面部22以外の端面部23を有する保温材20と、全ての端面部23又は一部の端面部23に配設された補強板30と、保温材20及び補強板30を包み込むように被覆する外装材40とを備える。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、高温の液体、蒸気などの流体を扱う配管、バルブやフランジ部分等の被保温構造体に用いられる保温カバーに関するものである。
配管を保温するための部材として「保温カバー」がある。保温カバーは、ロックウール断熱材やガラスウール断熱材といった繊維質断熱材をガラスクロスなどの耐熱性繊維クロスならなる外被材・内被材といった外装材で包み込むように被覆したものが従来から知られている。このような保温材は着脱が容易、軽量である、という特徴があるため、特に点検頻度の高い部分に適している。例えば、配管の保温の場合、大部分を一般的な珪酸カルシウム保温材で保温し、点検頻度の高い部分、例えば配管の継ぎ手部分やバルブ周りなど、一部を置き換えて使用されている。このような保温材の具体的事例として、例えば、特許文献1には、図6に示すようにシリコンコーティングガラスクロスからなる外被材1と耐アルカリガラスクロスからなる内被材2との間に断熱材3が充填されてなる保温カバーAが開示されている。
実公平02−49435号公報
上記特許文献1の構造によれば、紐絞りや緊締具等を使用しても、取り付け・取り外しが容易に行え、さらに、使用時にも外観を損なわず、保温性や防音性に優れた保温カバーが得られる。
しかしながら、断熱材(保温材)が繊維質断熱材や発泡樹脂であるために、自重や熱劣化によって断熱材が変形・薄肉化し、配管と保温材の間に空隙が形成されて断熱性能が低下し、保温性を保ち続けられない場合があった。
そこで、本願発明は、上記課題を解決するために研究・開発されたものであって、簡単な構造で、保温性能を失うことなく、長期にわたって形状を安定的に保持できる保温カバーの提供を目的とするものである。
上記目的を達成するために、本願発明の第1の発明は、被保温構造体を保温するための保温カバーであって、被保温構造体に外装材を介して当接する内面部及びこの内面部に対向する外面部並びに内面部及び外面部以外の端面部を有する保温材と、全ての端面部又は一部の端面部に配設された補強板と、保温材及び補強板を包み込むように被覆する外装材とを備えることを特徴とする保温カバーである。
第2の発明は、前記補強板が、不燃性又は難燃性材料であって、且つ耐熱性の高い材料からなることを特徴とする同保温カバーである。
第3の発明は、前記補強板が、マイカ、グラファイト、難燃原紙、珪酸カルシウム板,石膏ボードであることを特徴とする同保温カバーである。
第4の発明は、前記補強板の厚さが、0.5〜2.0mmであることを特徴とする同保温カバーである。
第5の発明は、前記外装材が、端面部及び内面部を被覆する内被材と外面部を被覆する外被材とからなり、前記補強板は端面部と内被材との間に挟み込まれることを特徴とする同保温カバーである。
第6の発明は、前記補強板は、前記内被材に形成された袋状・ポケット状空間に挿入されることを特徴とする同保温カバーである。
第7の発明は、保温カバーを取り付けるための緊縛材が、ポリフェニレンサルファイド製面ファスナー又はステンレス製バックルからなることを特徴とする同保温カバーである。
本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)保温材の端面部に補強板が配設されているので、少ない量の補強板で高い補強効果、すなわち、長期耐久性(保温材のへたり防止)を得ることができる。
(2)最外装に鋼板等の保護材を必要としない。このため、保温カバーを軽量化でき、面ファスナーのみでも自重が保持できる。
(3)上記(1)「保温材のへたり防止」及び上記(2)「保温カバーの軽量化」を実現できることで、特に「へたり防止」や「軽量化」の要求される大口径の配管用保温カバーとして使用することが可能になる。
(4)補強板の断熱性能が高いので、補強板を伝って外部に放熱される熱量が少なく、保温性に優れたものとなる。
(5)補強板の熱膨張率が小さいので、温度変化による寸法変化が小さい。
(6)補強板の耐熱性が高いため、長期間高温、例えば300℃などに暴露しても寸法変化、強度劣化ともも小さく、長期間安定して高い補強効果を得ることができる。
本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、保温カバーの保温対象となる被保温構造体として「配管」を例に説明する。
図1は、本願発明の第1実施形態(直管タイプ用保温カバー)を示す外観図である。
図1(A)に示す保温カバー10は、直管タイプの配管(図示省略)の外周に取り付けられるものであり、筒形形状を長手方向に分割した形状となっている(図1では2分割による略C字形)。そして、保温カバー10の表面は、外装材40で被覆されている。なお、配管に取り付けられた保温カバー10,10を連結させるために、保温カバー10には面ファスナー49を備えた組付用耳部48を備える。また、同径の保温カバー10を配管長手方向に連接させる場合には、図1(B)に示すように、長手方向に隣り合う保温カバー10,10の接合部分を保護するために、長手方向に延伸させた接合用袖部47を備える。
図2は、図1に示す保温カバーの内部構造を示す説明図である。
保温カバー10は、内部に略C字形に湾曲した保温材20を備える。この保温材20は、外装材40(図示省略)を介して配管(図示省略)に当接する内面部21及びこの内面部21に対向する外面部22並びに内面部21及び外面部22以外の端面部23,23,…を有する。そして、この端面部23,23,…へ端面部の形状と同一に形成された補強板30,30,…を配設しながら、保温材20と補強板30を包み込むように外装材40で被覆される。
ここで、保温材20の材質としては、繊維質又は発泡体等を使用でき、例えば、ロックウール,グラスウール,ウレタンフォーム,フェノールフォーム,ポリイミドフォーム等を挙げることができる。
また、補強板30の材質としては、不燃性又は難燃性材料であって、且つ耐熱性の高い材料からなるものを使用でき、例えば、マイカ,グラファイト,難燃原紙,珪酸カルシウム板,石膏ボードなどが挙げられる。
さらに、外装材40は、端面部23及び内面部21を被覆する内被材41と外面部22を被覆する外被材42とからなることとして、内被材41を耐熱ガラスクロス、外皮材42をシリコンコーティングガラスクロスとしてもよい。配管からの熱を受ける内被材41には耐熱性の高いもの、保温カバーからの発塵を防止するために外被材42にはコーティング処理されたものを組合せたものである。
図3は、補強板の目的・効果を示す説明図である。
図3(A)では、補強板30が配設されていない場合における、保護カバー10内の保温材20を示している。この場合、保温材20は自重や熱変化によって「変形(へたり)」が生じてしまう。
これに対して、図3(B)では、補強板30が配設されている場合における、保護カバー10内の保温材20を示している。この場合、保温材10の端面部23,23に配設された補強板30,30は、保温材20を両端側から挟むような構造となる。これによって保温材20は自重や熱変化によっても「変形(へたり)」が生じなくなり、長期間にわたって形状が安定的に維持される。従って、長期耐久性を得ることができるのである。
また、保温材20の端面部23へ補強板30を配設するのみで、同外面部22への鋼板等の形状保持材を必要としない。このため、保温カバー10を軽量化でき、面ファスナーのみでも自重が保持できる。
上記のような「保温材の形状保持」及び「保温カバーの軽量化」を実現できることで、特に「保温材の形状保持」及び「保温カバーの軽量化」の要求される大口径の配管用保温カバーとして本願発明の保温カバーを使用することが可能になる。すなわち、大口径配管に使用される保温カバーには大型のものが必要となるが、大型になればなるほど保温材がその自重により「変形(へたり)」を生じやすくなり、また、保温カバー自体が重くなり配管への取り付けが困難になるためである。
さらに、補強板30の断熱性能が高いので、補強板30を伝って外部に放熱される熱量が少なく、保温カバー10の保温性向上に寄与するものとなる。また、補強板30の熱膨張率が小さいので、温度変化による寸法変化が小さく、保温カバー10の構造を安定して維持できる。
図4は、本願発明の第2実施形態(T管タイプ用保温カバー)を示す説明図である。
保温カバー11は、T管タイプの配管(図示省略)の外周に取り付けられるものであり、T字形状を縦方向に分割した形状となっている(図4では2分割による略T字形)。基本的には、図1及び図2に示す保温カバー10の構造と共通するので、共通する部分については同一符号を付してその節明を省略するが、補強板30は、保温材20の内面部21及び外面部22を除く端面部23,23,…に配設されて、保温材20の形状を保持する役目を果たす。
図5は、本願発明の第3実施形態(曲管タイプ用保温カバー)を示す説明図である。
保温カバー12は、曲管タイプの配管(図示省略)の外周に取り付けられるものであり、L字形状を縦方向に分割した形状となっている(図5では2分割による略L字形)。基本的には、図1及び図2に示す保温カバー10の構造と共通するので、共通する部分については同一符号を付してその節明を省略するが、補強板30は、保温材20の内面部21及び外面部22を除く端面部23,23,…に配設されて、保温材20の形状を保持する役目を果たす。
以上のように、本願発明は、配管等の被保温構造体を保温するための保温カバー、特に大型の被保温構造体を保温するための保温カバーとして幅広く利用できるものである。
本願発明の第1実施形態(直管タイプ用保温カバー)を示す外観図。 本願発明の第1実施形態(直管タイプ用保温カバー)を示す説明図。 補強板の目的・効果を示す説明図。 本願発明の第2実施形態(T管タイプ用保温カバー)を示す説明図。 本願発明の第3実施形態(曲管タイプ用保温カバー)を示す説明図。 従来技術(特許文献1)を説明する説明図。
符号の説明
10,11,12 保温カバー
20 保温材 21 内面部 22 外面部 23 端面部
30 補強板
40 外装材 41 内被材 42 外被材 47 接合用袖部
48 組付用耳部 49 面ファスナー

Claims (7)

  1. 被保温構造体を保温するための保温カバーであって、
    被保温構造体に外装材を介して当接する内面部及びこの内面部に対向する外面部並びに内面部及び外面部以外の端面部を有する保温材と、
    全ての端面部又は一部の端面部に配設された補強板と、
    保温材及び補強板を包み込むように被覆する外装材とを備えることを特徴とする保温カバー。
  2. 前記補強板が、不燃性又は難燃性材料であって、且つ耐熱性の高い材料からなることを特徴とする請求項1記載の保温カバー。
  3. 前記補強板が、マイカ、グラファイト、難燃原紙、珪酸カルシウム板,石膏ボードであることを特徴とする請求項1又は2記載の保温カバー。
  4. 前記補強板の厚さが、0.5〜2.0mmであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の保温カバー。
  5. 前記外装材が、端面部及び内面部を被覆する内被材と外面部を被覆する外被材とからなり、前記補強板は端面部と内被材との間に挟み込まれることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の保温カバー。
  6. 前記補強板は、前記内被材に形成された袋状・ポケット状空間に挿入されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の保温カバー。
  7. 保温カバーを取り付けるための緊縛材が、ポリフェニレンサルファイド製面ファスナー又はステンレス製バックルからなることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の保温カバー。
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