JP2015034625A - 配管防護装置および原子力設備 - Google Patents

配管防護装置および原子力設備 Download PDF

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Abstract

【課題】配管の周りへの流体の噴出および配管の破断の進行を抑制する配管防護装置および原子力設備を提供する。
【解決手段】配管防護装置1は、外筒2と、突起部3と、貫通孔4と、蓋部材5と、を含み構成され、二次冷却水管や一次冷却水管などのように流体が流通される配管10に設けられ、流体が流通される配管10の所定部位の外周を覆う外筒2と、配管10に固定された突起部3と、外筒2に設けられて突起部3を挿通する貫通孔4と、貫通孔4を塞ぐ蓋部材5と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば高温・高圧の流体を通過させる配管に破断が生じた場合に、配管の周りへの流体の噴出および配管の破断の進行を抑制する配管防護装置、および当該配管防護装置が適用される原子力設備に関する。
従来、例えば、特許文献1に記載の配管防護装置(配管ホイップおよびジェット力防止装置)は、配管の外側に適合し得る形状を持つ複数のクランプ配管部材を有し、複数のクランプ配管部材を配管の外側に接触した状態で配設し、かつ複数のクランプ配管部材がクランプ配管を構成し配管を密接して抱え挟むように締め付けるようにしている。また、特許文献1に記載の配管防護装置は、配管の外側に係止部材が固着突出されており、かつ少なくとも1つのクランプ配管部材に、肉厚方向に貫通する貫通孔が形成され、貫通孔に係止部材を嵌入することによって、クランプ配管から配管が抜け出るのを防止するように構成されている。
特開昭55−97594号公報
上述した特許文献1に記載の配管防護装置は、配管の係止部材に、クランプ配管をなすクランプ配管部材の貫通孔を嵌入しているだけであり、配管が破断した場合、貫通孔からクランプ配管の外部に高温・高圧の流体が噴出することになる。このように、特許文献1に記載の配管防護装置は、流体の噴出を抑制することが困難であり、この結果、噴出した流体が配管周囲の構造物を破損させる影響や、流体の蒸気により配管周囲の機器類(電気機器など)に故障を生じさせる影響を与えるため、当該構造物や機器類を保護することが困難となる。
本発明は上述した課題を解決するものであり、配管の周りへの流体の噴出および配管の破断の進行を抑制することのできる配管防護装置および原子力設備を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の配管防護装置は、流体が流通される配管の所定部位の外周を覆う外筒と、前記配管に固定された突起部と、前記外筒に設けられて前記突起部を挿通する貫通孔と、前記貫通孔を塞ぐ蓋部材と、を備えることを特徴とする。
この配管防護装置によれば、配管が破断した場合、外筒により配管の外周を覆っているため、配管の破断部から噴出する流体を外筒により堰き止めることから、配管の周りへの流体の噴出を抑制することができる。しかも、配管に固定した突起部を挿通する貫通孔を外筒に設けたことで、突起部と貫通孔とが互いに引っかかるため、破断した配管が振れ回る配管ホイップを防止し、かつ破断の進行を抑制することができる。しかも、貫通孔を蓋部材で塞いでいるため、貫通孔から流体が噴出する事態を防ぐことができる。この結果、配管から噴出した流体が配管の周りの構造物や機器類に影響を与える事態を防ぎ、当該構造物や機器類を保護することができる。しかも、構造物には、配管ホイップや、配管から噴出した流体を遮るジェットバリアを設置する必要がなく、構造物側に大きな荷重の作用をなくすことができる。さらに、配管の周りへの流体の噴出を抑制することで、配管と安全上重要な設備とを物理的に分離するための区画化の必要がなく、設備の建屋形状に影響を及ぼす事態を防ぐことができる。
また、本発明の配管防護装置では、前記外筒の両端に前記配管の外周に沿って設けられて、前記外筒の両端と前記配管との隙間を塞ぐように取り付けられた側蓋部材をさらに備えることを特徴とする。
この配管防護装置によれば、外筒の両端と配管との隙間を塞ぐ側蓋部材により、配管が破断した場合、外筒の両端において、配管の破断部から噴出する流体を堰き止めることから、配管の周りへの流体の噴出を抑制する効果を顕著に得ることができる。
また、本発明の配管防護装置では、前記突起部および前記貫通孔が前記配管の延在方向に沿って少なくとも2つ設けられていることを特徴とする。
配管が破断した場合、当該配管は、流体の噴出力により破断部分を起点として相反する方向に離れようとする。具体的に、周方向に破断した場合、配管は、当該破断部分を起点として延在方向の相反する方向に離れようとする。本発明の配管防護装置によれば、互いに引っかかる突起部および貫通孔が、配管の延在方向に沿って少なくとも2つ設けられているため、配管により双方の突起部が配管の延在方向の相反する方向に離れようとしても、双方の貫通孔がそれぞれ突起部に引っかかり、外筒を間において突起部が離れることを抑制することになる。このため、配管が、破断部分を起点として相反する方向に離れ、外筒から抜ける事態を防ぐことができる。
また、本発明の配管防護装置では、前記配管を固定する固定部材が前記配管の外周に取り付けられており、前記外筒が前記固定部材を挿通する開口部を有するとともに、当該開口部の開口縁が前記固定部材の一部に接続されることを特徴とする。
この配管防護装置によれば、固定部材により固定されている配管の所定部位において、配管と固定部材との接続を保証しつつ、固定部材の一部を利用して外筒を例えばシール溶接しているため、配管が破断した場合、外筒により配管の外周を覆い、配管の破断部から噴出する流体を外筒により堰き止めることから、配管の周りへの流体の噴出を抑制することができる。
上述の目的を達成するために、本発明の原子力設備は、原子炉で生成された熱により高温・高圧の流体を発生させて配管で送り、当該流体を利用する原子力設備であって、前記配管に、上述したいずれか一つの配管防護装置が適用されることを特徴とする。
この原子力設備によれば、配管防護装置により、配管から噴出した流体が配管の周りの設備内構造物や機器類に影響を与える事態を防ぎ、当該構造物や機器類を保護することができる。このため、設備内構造物には、配管ホイップに耐える構造や、配管から噴出した流体を遮るジェットバリアを設置する必要がなく、構造物側に大きな荷重の作用をなくすことができる。さらに、配管の周りへの流体の噴出を抑制することで、配管と安全上重要な設備とを物理的に分離するための区画化の必要がなく、設備の建屋形状に影響を及ぼす事態を防ぐことができる。
本発明によれば、配管の周りへの流体の噴出および配管の破断の進行を抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る原子力設備の一例を示す概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態1に係る配管防護装置の斜視図である。 図3は、本発明の実施形態1に係る配管防護装置の配管径方向の断面図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る配管防護装置の配管延在方向の断面図である。 図5は、本発明の実施形態2に係る配管防護装置の斜視図である。 図6は、本発明の実施形態2に係る配管防護装置の配管径方向の断面図である。 図7は、本発明の実施形態2に係る配管防護装置の配管延在方向の断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る原子力設備の一例を示す概略構成図である。図1に示す原子力設備は、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)である。この原子力設備は、原子炉格納容器100内において、原子炉圧力容器101、加圧器102、蒸気発生器103および一次冷却水ポンプ104が、一次冷却水管105により順次接続されて、流体である一次冷却水の循環経路が構成されている。
原子炉圧力容器101は、内部に炉心である複数の燃料集合体101aを密閉状態で格納するもので、燃料集合体101aが挿抜できるように、容器本体101bとその上部に装着される容器蓋101cとにより構成されている。容器蓋101cは、容器本体101bに対して開閉可能に設けられている。容器本体101bは、上方が開口し、下方が半球形状とされて閉塞された円筒形状をなし、上部に、一次冷却水としての軽水を給排する入口側管台101dおよび出口側管台101eが設けられている。出口側管台101eは、蒸気発生器103の入口側水室103aに連通するように一次冷却水管105が接続されている。また、入口側管台101dは、蒸気発生器103の出口側水室103bに連通するように一次冷却水管105が接続されている。
蒸気発生器103は、半球形状に形成された下部において、入口側水室103aと出口側水室103bとが仕切板103cによって区画されて設けられている。入口側水室103aおよび出口側水室103bは、その天井部に設けられた管板103dによって蒸気発生器103の上部側と区画されている。蒸気発生器103の上部側には、逆U字形状の伝熱管103eが設けられている。伝熱管103eは、入口側水室103aと出口側水室103bとを繋ぐように各端部が管板103dに支持されている。そして、入口側水室103aは、入口側の一次冷却水管105が接続され、出口側水室103bは、出口側の一次冷却水管105が接続されている。また、蒸気発生器103は、管板103dによって区画された上部側の上端に、出口側の二次冷却水管106aが接続され、上部側の側部に、入口側の二次冷却水管106bが接続されている。
また、原子力設備は、蒸気発生器103が、原子炉格納容器100外で二次冷却水管106a,106bを介して蒸気タービン107に接続されて、流体である二次冷却水の循環経路が構成されている。
蒸気タービン107は、高圧タービン108および低圧タービン109を有すると共に、発電機110が接続されている。また、高圧タービン108および低圧タービン109は、湿分分離加熱器111が、二次冷却水管106aから分岐して接続されている。二次冷却水管106aは、蒸気発生器103から高圧タービン108および低圧タービン109に至る途中に蒸気隔離弁(開閉弁)119が設けられている。蒸気隔離弁119は、非常時などに閉塞されて蒸気発生器103から高圧タービン108および低圧タービン109に至る蒸気が隔離される。また、低圧タービン109は、復水器112に接続されている。この復水器112は、二次冷却水管106bに接続されている。二次冷却水管106bは、上述したように蒸気発生器103に接続され、復水器112から蒸気発生器103に至り、復水ポンプ113、低圧給水加熱器114、脱気器115、主給水ポンプ116、高圧給水加熱器117および主給水弁(開閉弁)118が設けられている。
従って、原子力設備では、一次冷却水が原子炉圧力容器101にて加熱されて高温・高圧となり、加圧器102にて加圧されて圧力を一定に維持されつつ、一次冷却水管105を介して蒸気発生器103に供給される。蒸気発生器103では、一次冷却水と二次冷却水との熱交換が行われることにより、二次冷却水が蒸発して蒸気となる。熱交換後の冷却した一次冷却水は、一次冷却水管105を介して一次冷却水ポンプ104側に回収され、原子炉圧力容器101に戻される。一方、熱交換により蒸気となった二次冷却水は、蒸気タービン107に供給される。蒸気タービン107に係り、湿分分離加熱器111は、高圧タービン108からの排気から湿分を除去し、さらに加熱して過熱状態とした後に低圧タービン109に送る。蒸気タービン107は、二次冷却水の蒸気により駆動され、その動力が発電機110に伝達されて発電される。タービンの駆動に供された蒸気は、復水器112に排出される。復水器112は、取水管112aを介してポンプ112bにより取水した冷却水(例えば、海水)と、低圧タービン109から排出された蒸気とを熱交換し、当該蒸気を凝縮させて低圧の飽和液に戻す。熱交換に用いられた冷却水は、排水管112cから排出される。また、凝縮された飽和液は、二次冷却水となり、復水ポンプ113によって二次冷却水管106bを介して復水器112の外部に送り出される。さらに、二次冷却水管106bを経る二次冷却水は、低圧給水加熱器114で、例えば、低圧タービン109から抽気した低圧蒸気により加熱され、脱気器115で溶存酸素や不凝結ガス(アンモニアガス)などの不純物が除去された後、主給水ポンプ116により送水され、高圧給水加熱器117で、例えば、高圧タービン108から抽気した高圧蒸気により加熱された後、蒸気発生器103に戻される。ここで、二次冷却水を蒸気発生器103に給水する系統を主給水系という。主給水系は、蒸気発生器103の二次冷却水の水位を維持するため、主給水ポンプ116や主給水弁118などが制御される。
[実施形態1]
図2は、本実施形態に係る配管防護装置の斜視図であり、図3は、本実施形態に係る配管防護装置の配管径方向の断面図であり、図4は、本実施形態に係る配管防護装置の配管延在方向の断面図である。
本実施形態の配管防護装置1は、上述したような原子力設備に適用される。例えば、配管防護装置1は、原子力設備において、流体である二次冷却水が流通される配管としての二次冷却水管106a,106bに配置される。具体的に、二次冷却水管106aにおいて、配管防護装置1は、原子炉格納容器100の隔壁100aの外側に引き出された直後の部分、または機器(蒸気発生器103,高圧タービン108,低圧タービン109,湿分分離加熱器111,蒸気隔離弁119)との溶接接続部分に配置される。また、二次冷却水管106bにおいて、配管防護装置1は、原子炉格納容器100の隔壁100aの外側に引き出された直後の部分、または機器(蒸気発生器103,復水器112,復水ポンプ113,低圧給水加熱器114,脱気器115,主給水ポンプ116,高圧給水加熱器117,主給水弁118)との溶接接続部分に配置される。なお、配管防護装置1は、原子力設備において、流体である一次冷却水が流通される配管としての一次冷却水管105における各溶接接続部分に配置されてもよい。また、本実施形態に係る配管防護装置1は、原子力設備に限らず、高温・高圧の流体が流通される配管に適用されるものである。また、流体とは、高温水などの液体や、蒸気などの気体を含む。
図2〜図4に示すように、配管防護装置1は、外筒2と、突起部3と、貫通孔4と、蓋部材5と、を含み構成されている。
外筒2は、上述した二次冷却水管106a,106bや一次冷却水管105などのように流体が流通される配管10に設けられる。外筒2は、配管10の上述したような所定部位の外周を覆うもので、配管10の延在方向に沿って筒状に形成され、かつ配管10への取り付けのために複数(図では配管10の径方向で2つ)の分割外筒2aに分割して形成されている。外筒2は、各分割外筒2aを配管10の外周を覆うように配置し、各分割外筒2aを突き合わせた部分を溶接することにより配管10に取り付けられる。この外筒2は、剛性を維持することのできる、例えば、炭素鋼により形成されている。なお、図3および図4において、配管10の外面と外筒2の内面との間に隙間が示されている。
突起部3は、図3に示すように、配管10の外面に固定され、配管10の外周面から径方向に突出するものである。突起部3は、矩形柱状に形成され、配管10の外周面に溶接により固定されている。この突起部3は、配管10の延在方向に沿って少なくとも2つ設けられ、配管10の径方向で複数設けられており、本実施形態では、図4に示すように配管10の延在方向に沿って2つ、図3に示すように配管10の径方向で2つの計4つ設けられている。また、配管10の延在方向に沿って設けられる突起部3、および配管10の径方向に設けられる突起部3は、各分割外筒2aが取り付けられる位置に対応して設けられる。なお、突起部3は、矩形柱状に限らず、例えば角柱形状や円柱形状に形成されていてもよい。この突起部3は、剛性を維持することのできる、例えば、炭素鋼や、配管10に溶接することのできる金属材により形成されている。
貫通孔4は、図3に示すように、外筒2(各分割外筒2a)に設けられている。貫通孔4は、外筒2(各分割外筒2a)を配管10に取り付けた状態で、突起部3と対応する位置に設けられており、当該突起部3を挿通する大きさに形成されている。本実施形態では、貫通孔4は、矩形柱状の突起部3を挿通するように矩形状に形成されている。外筒2(各分割外筒2a)が配管10に取り付けられた状態で、突起部3が貫通孔4に挿通される。突起部3は、図3に示すように貫通孔4を貫通して外筒2の外側に突出してもよいが、少なくとも貫通孔4の内面に接触し得るように貫通孔4に挿通されていればよい。
蓋部材5は、貫通孔4を塞ぐものである。蓋部材5は、貫通孔4を覆う形状をなし、貫通孔4の周縁である外筒2の外周面に接触するように形成されている。そして、蓋部材5は、外筒2を配管10に取り付けて、突起部3が貫通孔4に挿通されている状態で、貫通孔4を覆うように外筒2に溶接により取り付けられる。この際、蓋部材5は、貫通孔4との間を密封するようにシール溶接により取り付けられる。この蓋部材5は、剛性を維持することのできる、例えば、炭素鋼により形成されている。
このように、本実施形態の配管防護装置1は、流体が流通される配管10の所定部位の外周を覆う外筒2と、配管10に固定された突起部3と、外筒2に設けられて突起部3を挿通する貫通孔4と、貫通孔4を塞ぐ蓋部材5と、を備える。
この配管防護装置1によれば、配管10が破断した場合、外筒2により配管10の外周を覆っているため、配管10の破断部から噴出する流体を外筒2により堰き止めることから、配管10の周りへの流体の噴出を抑制することができる。しかも、配管10に固定した突起部3を挿通する貫通孔4を外筒2に設けたことで、突起部3と貫通孔4とが互いに引っかかるため、破断した配管10が振れ回る配管ホイップを防止し、かつ破断の進行を抑制することができる。しかも、貫通孔4を蓋部材5で塞いでいるため、貫通孔4から流体が噴出する事態を防ぐことができる。この結果、配管10から噴出した流体が配管10の周りの構造物や機器類に影響を与える事態を防ぎ、当該構造物や機器類を保護することができる。しかも、構造物には、配管ホイップや、配管から噴出した流体を遮るジェットバリアを設置する必要がなく、構造物側に大きな荷重の作用をなくすことができる。さらに、配管10の周りへの流体の噴出を抑制することで、配管10と安全上重要な設備とを物理的に分離するための区画化の必要がなく、設備の建屋形状に影響を及ぼす事態を防ぐことができる。
また、本実施形態の配管防護装置1では、図2〜図4に示すように、外筒2の両端に配管10の外周に沿って設けられて、外筒2の両端と配管10との隙間を塞ぐ側蓋部材6をさらに備えることが好ましい。
側蓋部材6は、環状に形成されており、外筒2と同様に配管10への取り付けのために複数(図では配管10の径方向で2つ)の分割側蓋部材6aに分割して形成されている。側蓋部材6は、各分割側蓋部材6aを内側端6bが配管10の外周面に接触するように配置し、各分割側蓋部材6aを突き合わせた部分、および各分割側蓋部材6aと外筒2とを突き合わせた部分を、それぞれ溶接することにより外筒2とともに配管10に取り付けられる。この際、側蓋部材6は、外筒2との間を密封するようにシール溶接により取り付けられる。また、側蓋部材6は、配管10には溶接されない。この側蓋部材6は、剛性を維持することのできる、例えば、炭素鋼により形成されている。このようにして、側蓋部材6は、外筒2の両端と配管10との隙間を塞ぐように取り付けられる。
この配管防護装置1によれば、外筒2の両端と配管10との隙間を塞ぐ側蓋部材6により、配管10が破断した場合、外筒2の両端において、配管10の破断部から噴出する流体を堰き止めることから、配管10の周りへの流体の噴出を抑制する効果を顕著に得ることができる。
また、本実施形態の配管防護装置1では、上述したように、突起部3および貫通孔4が、配管10の延在方向に沿って少なくとも2つ設けられていることが好ましい。
配管10が破断した場合、当該配管10は、流体の噴出力により破断部分を起点として相反する方向に離れようとする。具体的に、周方向に破断した場合、配管10は、当該破断部分を起点として延在方向の相反する方向に離れようとする。本実施形態の配管防護装置1によれば、互いに引っかかる突起部3および貫通孔4が、配管10の延在方向に沿って少なくとも2つ設けられているため、配管10により双方の突起部3が配管10の延在方向の相反する方向に離れようとしても、双方の貫通孔4がそれぞれ突起部3に引っかかり、外筒2を間において突起部3が離れることを抑制することになる。このため、配管10が、破断部分を起点として相反する方向に離れ、外筒2から抜ける事態を防ぐことができる。なお、配管10が破断し、当該配管10が流体の噴出力により破断部分を起点として相反する方向に離れた場合、離れたそれぞれに流体噴出の反力が作用して配管ホイップが生じることになり、配管ホイップに耐える構造が必要になるが、本実施形態の配管防護装置1によれば、配管ホイップを防止するため、配管ホイップに耐える構造が不要となる。なお、上記効果を顕著に得るため、少なくとも2つの突起部3および貫通孔4は、外筒2の両端の近傍に配置されていることが好ましい。
また、本実施形態の原子力設備は、原子炉で生成された熱により高温・高圧の流体を発生させて配管10(二次冷却水管106a,106bや一次冷却水管105など)で送り、当該流体を利用する原子力設備であって、配管10に、上述した配管防護装置1が適用されることが好ましい。
この原子力設備によれば、配管防護装置1により、配管10から噴出した流体が配管10の周りの設備内構造物や機器類に影響を与える事態を防ぎ、当該構造物や機器類を保護することができる。このため、設備内構造物には、配管ホイップに耐える構造や、配管10から噴出した流体を遮るジェットバリアを設置する必要がなく、構造物側に大きな荷重の作用をなくすことができる。さらに、配管10の周りへの流体の噴出を抑制することで、配管10と安全上重要な設備とを物理的に分離するための区画化の必要がなく、設備の建屋形状に影響を及ぼす事態を防ぐことができる。
[実施形態2]
図5は、本実施形態に係る配管防護装置の斜視図であり、図6は、本実施形態に係る配管防護装置の配管径方向の断面図であり、図7は、本実施形態に係る配管防護装置の配管延在方向の断面図である。なお、本実施形態の配管防護装置1は、上述した実施形態1の配管防護装置1に対して配管10が固定部材11に固定されている点が異なり、固定部材11に係わる構成の他の構成は同様である。従って、以下に説明する実施形態2において、上述した実施形態1と同等の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の配管防護装置1は、上述したような原子力設備に適用される。例えば、配管防護装置1は、原子力設備において、二次冷却水管106a,106bや一次冷却水管105などのように流体が流通される配管10に設けられる。具体的に、配管防護装置1は、原子力設備における配管固定点における溶接接続部分に設けられる。配管固定点は、固定部材11を有する部分である。
固定部材11は、配管10を固定するための固定側に設けられる基台11Aと、基台11Aから配管10の側部に向かって延在する支持柱11Bと、支持柱11Bと配管10とを接続する接続部材11Cと、支持柱11Bを基台11Aおよび接続部材11Cに連結する連結部材11Dとを含み構成されている。
基台11Aは、板状に形成されたもので、設備内の剛性を有する部材に固定される。支持柱11Bは、柱状に形成されたもので、本実施形態では円柱状に形成されている。支持柱11Bは、円柱状に限らず、角柱であってもよい。支持柱11Bの延在方向は、配管10の延在方向に交差する方向であって、配管10の延在方向に直交することが配管10を安定して支持するうえで好ましい。接続部材11Cは、配管10の下半部の形状に沿って形成されており、筒を半割とした形状の部材である。接続部材11Cの内面は配管10の外面形状に沿って形成され、接続部材11Cの外面は外筒2の内面形状に沿って形成されている。すなわち、接続部材11Cは、筒の一部の形状をなし、配管10と外筒2との間に介在されるように形成されている。この接続部材11Cは、配管10に対し、その外縁が溶接により接続されている。このように、支持柱11Bと配管10とが接続部材11Cにより接続される。連結部材11Dは、支持柱11Bの周囲で支持柱11Bの延在方向に沿って延在する板材である。連結部材11Dは、本実施形態では、支持柱11Bの周囲の4方向(90度ごと)にそれぞれ設けられている。この連結部材11Dは、支持柱11Bの外面、基台11Aの上面、および接続部材11Cの外面に対して溶接により連結されている。この連結部材11Dにより、支持柱11Bの外面、基台11Aの上面、および接続部材11Cの外面が相互に連結されることで、支持柱11Bと基台11A、支持柱11Bと接続部材11Cの接続強度を維持することができる。
このような固定部材11を有する配管10に対し、本実施形態の配管防護装置1は、外筒2が、固定部材11の支持柱11Bおよび連結部材11Dを挿通する開口部7を有している。開口部7は、接続部材11Cの外面の大きさよりも小さく開口して形成されている。そして、開口部7の開口縁が、接続部材11Cの外面に対してシール溶接により接続されている。
このように、本実施形態の配管防護装置1は、配管10を固定する固定部材11が配管10の外周に取り付けられており、外筒2が固定部材11を挿通する開口部7を有するとともに、当該開口部7の開口縁が固定部材11の一部にシール溶接により接続されている。
この配管防護装置1によれば、上述した実施形態1と同様の効果を得ることができ、かつ固定部材11により固定されている配管10の所定部位において、配管10と固定部材11との接続を保証しつつ、固定部材11の一部を利用して外筒2をシール溶接しているため、配管10が破断した場合、外筒2により配管10の外周を覆い、配管10の破断部から噴出する流体を外筒2により堰き止めることから、配管10の周りへの流体の噴出を抑制することができる。なお、配管防護装置1により配管10の周りへの流体の噴出を抑制し、流体噴出の反力を配管防護装置1で受けるため、固定部材11に対して流体噴出の反力を受ける機能を付加する必要をなくすことができる。
なお、上述した各実施形態において、配管防護装置1の適用は配管10の直管部分として図示しているが、配管10の曲部においても配管防護装置1を適用することができる。この場合の配管10の延在方向とは曲がった後に向く各方向をいう。
なお、上述した原子力設備は、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)が用いられたものを説明したが、この限りではない。例えば、図には明示しないが、沸騰型原子炉(BWR:Boiling Water Reactor)が用いられた原子力設備であってもよく、上述した配管防護装置1は、沸騰型原子炉にて発生した蒸気を通過させる配管についても適用することができる。
1 配管防護装置
2 外筒
3 突起部
4 貫通孔
5 蓋部材
6 側蓋部材
6b 内側端
7 開口部
10 配管
11 固定部材

Claims (5)

  1. 流体が流通される配管の所定部位の外周を覆う外筒と、
    前記配管に固定された突起部と、
    前記外筒に設けられて前記突起部を挿通する貫通孔と、
    前記貫通孔を塞ぐ蓋部材と、
    を備えることを特徴とする配管防護装置。
  2. 前記外筒の両端に前記配管の外周に沿って設けられて、前記外筒の両端と前記配管との隙間を塞ぐように取り付けられた側蓋部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の配管防護装置。
  3. 前記突起部および前記貫通孔が前記配管の延在方向に沿って少なくとも2つ設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の配管防護装置。
  4. 前記配管を固定する固定部材が前記配管の外周に取り付けられており、前記外筒が前記固定部材を挿通する開口部を有するとともに、当該開口部の開口縁が前記固定部材の一部に接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の配管防護装置。
  5. 原子炉で生成された熱により高温・高圧の流体を発生させて配管で送り、当該流体を利用する原子力設備であって、
    前記配管に、請求項1〜4のいずれか一つに記載の配管防護装置が適用されることを特徴とする原子力設備。
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