JP2005282182A - 多軸掘削機 - Google Patents
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Abstract
【課題】多軸掘削機で掘削する場合、多軸全体が回転により捩れることを防止でき、掘削方向がずれることを防いで施工性を向上できる多軸掘削機を得る。
【解決手段】途中を結束バンド9で相互に結束した複数本の掘削軸5を下方に向けて駆動機構に連結し、振れ止め装置を備えた多軸掘削機において、前記結束バンド9の両端に、複数本の掘削軸5の全体が回転により捩れることを防止する部材10として、掘削孔の壁面に摺接する平面略小判形の筒状体の分割体10a,10bをそれぞれ取り付けた。
【選択図】 図1
【解決手段】途中を結束バンド9で相互に結束した複数本の掘削軸5を下方に向けて駆動機構に連結し、振れ止め装置を備えた多軸掘削機において、前記結束バンド9の両端に、複数本の掘削軸5の全体が回転により捩れることを防止する部材10として、掘削孔の壁面に摺接する平面略小判形の筒状体の分割体10a,10bをそれぞれ取り付けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ソイル柱壁等の土留め壁用の掘削孔を掘削する多軸掘削機に関するものである。
ソイル柱壁を原位置土混合工法(SMW工法)で施工する場合に使用する多軸掘削機は、例えば、図4、図5に示すように油圧モータおよび減速機からなる駆動機構4に掘削軸5を下方に向けて連結してなり、かつ、この掘削軸5は複数本(図示では5本)並列させ、ロッドを振れ止めのための結束バンド9で結束した。
該掘削軸5は先端に掘削ヘッド5aを設け、また、途中に断続するスクリュー羽根による攪拌翼兼用の掘削翼5bを設けたものである。また、図示は省略するが、この掘削軸5は中空軸で内部にセメントミルク等の固結液を流通させ、これを掘削ヘッド5aの吐出口より注出できる。
前記駆動機構4は、掘削軸5を連結した状態で、クローラ等のベースマシン1に起立するリーダーマスト2のトップシーブ3からワイヤーで吊り支する。さらに、駆動機構4は背面に設けた湾曲ブラケット6をリーダーマスト2に沿設したリーダー7に係合させる。図中8はリーダーマスト2の下端に設けた首かせ状の振れ止めで、掘削軸5が上下に貫通する。
駆動機構4により掘削軸5を回転駆動し、掘削ヘッド5aで錐揉み状に掘削を行うが、かかる掘削時に掘削ヘッド5aよりセメントミルク等の固結液を吐出させて、土中において原位置土と混合して先行エレメントのソイルセメント壁体を造成する。
前記のように複数本の掘削軸5を回転させて掘削するとき、特に5軸機や3軸機のような多軸機の場合、(図6に示す例は3軸機であるが、)各掘削軸5が隣接するもの同士で逆方向に回転し、左右両端に位置する掘削軸5は図示の例ではともに右回転する。
前記先行技術は当業者間で一般に使用されている掘削機であり、文献公知発明に係るものではない。
両端に位置する掘削軸5が右回転すると、図7(a)(b)(c)に示すように結束バンド9で結束された3軸の掘削軸5の全体が右回転方向にふれてしまい、3軸の全体が捩れて回転する傾向になり、かかる捩れは大深度になるほど大きな曲がりとなって、掘削孔の掘削方向が水平方向においてずれてくる。
かかる不都合を解消するため、従来は駆動機構4の構成要素である減速機の回転を止め、ガイド孔を切削してこれに沿って掘削して曲がりを修正し、また、計測を行って曲がりや捩れを検知している。
このため、掘削作業が中断するだけでなく、曲がり・捩れを修正する作業を要して施工性がよくないものになっている。なお、結束バンド9は複数本の掘削軸5を相互に結束するものであり、この結束バンド9では、結束された複数本の掘削軸5の全体が捩れることを防ぐことはできない。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、多軸掘削機で掘削する場合、多軸全体が回転により捩れることを防止でき、掘削方向がずれることを防いで施工性を向上できる多軸掘削機を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、途中を結束バンドで相互に結束した複数本の掘削軸を下方に向けて駆動機構に連結し、振れ止め装置を備えた多軸掘削機において、前記結束バンドの両端に、複数本の掘削軸の全体が回転により捩れることを防止する部材として、掘削孔の壁面に摺接する平面略小判形の筒状体をそれぞれ取り付けたことを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、掘削時には、両端位置の掘削ヘッドにより掘削される掘削孔において、平面略小判形の筒状体が複数本の掘削軸の並列方向と直交する方向で対向して孔壁面に摺接するから、孔壁面に対して半月板が抵抗となって、結束された複数本の掘削軸の全体が両端に位置する掘削軸の回転方向と同方向に回転することを阻止する。よって、複数本の掘削軸の全体が捩れることを防止でき、掘削孔の掘削方向が水平方向においてずれることを防げる。
請求項2記載の発明は、前記平面略小判形の筒状体は、半割の分割体で構成され、各分割体が結束バンドに固定されることを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、前記作用に加えて、平面略小判形の筒状体は、半割の分割体で構成したから、結束バンドに簡単に取り付けることができ、既存の掘削機に対しても容易に取り付けられる。
請求項3記載の発明は、前記平面略小判形の筒状体の外径は、掘削翼の径よりも少し小さく形成したことを特徴とすることを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、平面利益小判形の筒状体の外径を掘削翼の径よりも少し小さく形成したから、筒状体を掘削孔の短径方向で対向させて孔壁面に確実に摺接させることができる。
本発明の多軸掘削機は、多軸掘削機で掘削する場合、多軸を結束するバンドに多軸全体が回転により捩れることを防止する部材を取り付けたから、掘削軸の回転につれて捩れ曲がることを防止でき、施工中に捩れを修正する作業を行う必要がなく施工性を向上できるものである。
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の多軸掘削機の実施形態を示す要部である捩れ防止部材を取り付けた結束バンドの斜視図、図2は同上平面図で、多軸掘削機の全体構成は図4、図5について既に説明したとおりであるから、ここでの詳細な説明は省略する。
本発明の多軸掘削機は、図1、図2に示すように結束バンド9に複数本の掘削軸5の全体が回転により捩れることを防止する部材10として、結束バンド9の両端外側に、掘削孔の壁面に摺接する平面略小判形の筒状体をそれぞれ取り付けた。
前記平面略小判形の筒状体は、半割の分割体10a、10bで構成され、各分割体10a、10bが結束バンド9の外側に固定される。各分割体10a、10bの配設位置は、両端位置の掘削ヘッド5aにより掘削される掘削孔において複数本の掘削軸5の並列方向と直交する方向とし、結束バンド9への固定手段は、分割体10a、10bの開口部に向けて突出させた突片11を結束バンド9に当接させてボルト12でこの突片11を結束バンド9に固定するものとする。
この一対の分割体10a、10bは、円弧状の部分の内側が対向するように結合されて略小判形に形成されるものであるが、対向位置に円弧状の部分が位置すればよく、全体の形状としては、図1に示すように外周面に角部が存在しない小判形の他に、図2に示すような円弧状の部分と直線状の部分との境界部を角部に形成するものでもよい。
そして、分割体10a、10bの結合の間隔幅、すなわち、平面略小判形の筒状体の外径は、掘削翼5bの径よりも少し小さく形成して、両端に位置する掘削翼5bによる掘削孔の孔壁面に摺設するように構成する。
次に作用について説明すると、掘削時には、複数本の掘削軸5が同時に回転し、例えば複数本の掘削軸5のうち両端に位置する掘削軸5は同じ方向の右回転とする。この状態で、結束バンド9で結束されている複数本の掘削軸5の全体が前記回転につられて同方向の右方向に回転しようとするが、複数本の掘削軸5の並列方向と直交する方向で対向して両端に略小判形の筒状体の分割体10a、10bが位置して外側の円弧面が両端位置の掘削翼5bによる掘削孔の孔壁面に摺接するから、この分割体10a、10aが回転の抵抗となって、掘削が進行しても複数本の掘削軸5の全体が右方向に回ることを阻止する。
そして、この場合、分割体10a、10aの間隔幅を掘削翼5bの径よりも少し小さく形成したから、掘削翼5bで掘削された掘削孔の孔壁面に分割体10a、10aの円弧状部を確実に摺接させることができる。
これにより、結束バンド9で結束された複数本の掘削軸5の全体が捩れて曲がることを防ぐことができ、掘削孔の掘削方向が水平方向においてずれることがない。
1…ベースマシン 2…リーダーマスト
3…トップシーブ 4…駆動機構
5…掘削軸 5a…掘削ヘッド
5b…掘削翼 6…湾曲ブラケット
7…リーダー 8…振れ止め
9…結束バンド 10…捩れることを防止する部材
10a、10b…分割体 11…突片
12…ボルト
3…トップシーブ 4…駆動機構
5…掘削軸 5a…掘削ヘッド
5b…掘削翼 6…湾曲ブラケット
7…リーダー 8…振れ止め
9…結束バンド 10…捩れることを防止する部材
10a、10b…分割体 11…突片
12…ボルト
Claims (3)
- 途中を結束バンドで相互に結束した複数本の掘削軸を下方に向けて駆動機構に連結し、振れ止め装置を備えた多軸掘削機において、前記結束バンドの両端に、複数本の掘削軸の全体が回転により捩れることを防止する部材として、掘削孔の壁面に摺接する平面略小判形の筒状体をそれぞれ取り付けたことを特徴とする多軸掘削機。
- 前記平面略小判形の筒状体は、半割の分割体で構成され、各分割体が結束バンドに固定されることを特徴とする請求項1記載の多軸掘削機。
- 前記平面略小判形の筒状体の外径は、掘削翼の径よりも少し小さく形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多軸掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004098756A JP2005282182A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 多軸掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004098756A JP2005282182A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 多軸掘削機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005282182A true JP2005282182A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=35180878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004098756A Pending JP2005282182A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 多軸掘削機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005282182A (ja) |
-
2004
- 2004-03-30 JP JP2004098756A patent/JP2005282182A/ja active Pending
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050927 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060214 |