JP2009203711A - 地盤改良装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】正転する管体10及び掘削翼20、逆転する撹拌翼30並びに回転自在の軸体90に加えて、水平方向に突出し回転する駆動凸材60、水平方向に突出し管体10に対して回転自在とされた従動凸材70及び垂直方向に突出し軸体90に対して回転自在とされた伝達凸材80を備える。そして、駆動凸材60が回転すると、この端部が伝達凸材80の一方端部を接線方向の一方に押すことによって伝達凸材80が回転し、この回転に伴って伝達凸材80の他方端部が従動凸材70の端部を接線方向の他方に押すことによって従動凸材70が駆動凸材60とは逆方向に回転し、この回転に連動して撹拌翼30が逆方向に回転する。
【選択図】図2
Description
〔請求項1記載の発明〕
軸回りに回転しながら地盤に挿入される管体と、この管体から延出し当該管体回りに回転して地盤を掘削する掘削翼と、この掘削翼の上方において前記管体から延出し当該掘削翼とは逆方向に回転して前記掘削をされた地盤を撹拌する撹拌翼と、前記管体から延出し当該管体に対して回転自在とされ前記掘削をされた地盤を横切った状態で先端部が固定される軸体と、を有する地盤改良装置であって、
前記軸体の一方において前記管体から径方向に突出し当該管体と共に回転する駆動凸材と、前記軸体の他方において前記管体から径方向に突出し当該管体に対して回転自在とされた従動凸材と、前記軸体から径方向に突出し当該軸体に対して回転自在とされた伝達凸材と、を有し、
前記駆動凸材が回転すると、当該駆動凸材の端部が前記伝達凸材の一方端部を接線方向の一方に押すことによって当該伝達凸材が回転し、この回転に伴って当該伝達凸材の他方端部が前記従動凸材の端部を前記接線方向の他方に押すことによって当該従動凸材が前記駆動凸材とは逆方向に回転し、この回転に連動して前記撹拌翼が逆方向に回転する、構成とされた、
ことを特徴とする地盤改良装置。
前記伝達凸材は、曲面状の凸部及び曲面状の凹部が交互に連続する周端部を有する円板状のスプロケットで構成され、前記駆動凸材及び前記従動凸材は、それぞれ前記管体の周方向に間隔をおいて配置された複数の棒材で構成され、
前記駆動凸材及び前記受動凸材を構成する棒材が前記伝達凸材の凹部に入り込み、前記駆動凸材の棒材が前記伝達凸材の凸部を接線方向の一方に押し、前記伝達凸材の凸部が前記従動凸材の棒材を前記接線方向の他方に押す構成とされている、
請求項1記載の地盤改良装置。
前記棒材が先細状とされ、
前記伝達凸材の凹部に入り込んだ棒材が当該凹部から抜け出る前に、当該棒材に隣接する次の棒材の少なくとも先端部が、前記伝達凸材に対して接線方向に移動しながら当該伝達凸材の凹部に入り込む構成とされている、
請求項2記載の地盤改良装置。
前記軸材及び前記伝達凸材が前記管体を挟んで対向的に一対設けられ、
一方の伝達凸材において一の凹部に前記棒材が直交した状態で入り込んでいるときに、他方の伝達凸材において当該一の凹部と前記接線方向に関して相対的に一方に位置する凹部と他方に位置する凹部とのそれぞれに前記棒材の先端部が入り込む関係とされている、
請求項3記載の地盤改良装置。
〔地盤改良装置〕
図1に示すように、本形態においては、地盤G上にベースマシン51が設置され、このベースマシン51に対してリーダー52が立設状態で固定され、このリーダー52上にリーダー52に沿って移動可能とされたパワースイベル53が搭載されている。そして、このパワースイベル53に対し減速機を介して本形態の地盤改良装置1を構成するロッド状の管体10が連結されている。
まず、本形態においては、図4に示すように、軸体90の一方、図示例においては下方(図6参照)において管体10から径方向に、図示例では水平方向に突出し当該管体10と共に回転する棒材(以下、「駆動ピン」という。)61で構成された駆動凸材60を有する。この駆動凸材60を構成する駆動ピン61は、断面略真円形状とされ、管体10と例えば溶接などによって一体化されている。したがって、管体10が軸回りに回転するのに伴って管体10回りに回転、本形態では正転する。この駆動ピン61の配置や数は特に限定されず、周方向に適宜の間隔をおいて、1又は複数設けることができる。ただし、周方向に等間隔で奇数、設けるのが好ましく、本形態では、周方向に等間隔で9つ、つまり、40°間隔で9つ、設けている。
以上の地盤改良装置1は、1機単独での使用(1軸型)に限定されず、例えば、2機、3機、4機又はそれ以上の複数機を並べて使用することもできる。一例として、2機並べて使用(2軸型)する場合の正面図を図7に、平面図を図8に、それぞれ示した。
Claims (4)
- 軸回りに回転しながら地盤に挿入される管体と、この管体から延出し当該管体回りに回転して地盤を掘削する掘削翼と、この掘削翼の上方において前記管体から延出し当該掘削翼とは逆方向に回転して前記掘削をされた地盤を撹拌する撹拌翼と、前記管体から延出し当該管体に対して回転自在とされ前記掘削をされた地盤を横切った状態で先端部が固定される軸体と、を有する地盤改良装置であって、
前記軸体の一方において前記管体から径方向に突出し当該管体と共に回転する駆動凸材と、前記軸体の他方において前記管体から径方向に突出し当該管体に対して回転自在とされた従動凸材と、前記軸体から径方向に突出し当該軸体に対して回転自在とされた伝達凸材と、を有し、
前記駆動凸材が回転すると、当該駆動凸材の端部が前記伝達凸材の一方端部を接線方向の一方に押すことによって当該伝達凸材が回転し、この回転に伴って当該伝達凸材の他方端部が前記従動凸材の端部を前記接線方向の他方に押すことによって当該従動凸材が前記駆動凸材とは逆方向に回転し、この回転に連動して前記撹拌翼が逆方向に回転する、構成とされた、
ことを特徴とする地盤改良装置。 - 前記伝達凸材は、曲面状の凸部及び曲面状の凹部が交互に連続する周端部を有する円板状のスプロケットで構成され、前記駆動凸材及び前記従動凸材は、それぞれ前記管体の周方向に間隔をおいて配置された複数の棒材で構成され、
前記駆動凸材及び前記受動凸材を構成する棒材が前記伝達凸材の凹部に入り込み、前記駆動凸材の棒材が前記伝達凸材の凸部を接線方向の一方に押し、前記伝達凸材の凸部が前記従動凸材の棒材を前記接線方向の他方に押す構成とされている、
請求項1記載の地盤改良装置。 - 前記棒材が先細状とされ、
前記伝達凸材の凹部に入り込んだ棒材が当該凹部から抜け出る前に、当該棒材に隣接する次の棒材の少なくとも先端部が、前記伝達凸材に対して接線方向に移動しながら当該伝達凸材の凹部に入り込む構成とされている、
請求項2記載の地盤改良装置。 - 前記軸材及び前記伝達凸材が前記管体を挟んで対向的に一対設けられ、
一方の伝達凸材において一の凹部に前記棒材が直交した状態で入り込んでいるときに、他方の伝達凸材において当該一の凹部と前記接線方向に関して相対的に一方に位置する凹部と他方に位置する凹部とのそれぞれに前記棒材の先端部が入り込む関係とされている、
請求項3記載の地盤改良装置。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011080201A (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Kyuki Kogyo Kk | 地盤改良用撹拌装置 |
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