JP3962013B2 - 地盤改良用ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、地盤改良用機械等の回転駆動部に嵌められて使用される地盤改良用攪拌ヘッドに関するものである。
従来、この種の地盤改良用ヘッドとして、例えば、特開平11−140861号公報に記載されたものがある。これは、図6、図7に示すように、地盤改良マシンの回転駆動部に挿着される主軸102と、主軸102の先部に設けられた掘削翼103と、主軸102に回転可能に設けられて掘削穴形成壁Aに突入される廻止軸104と、主軸102に設けられた水平回転翼105と、廻止軸104に回転可能に設けられて水平回転翼105に依り回転される垂直回転翼106と、主軸102に回転可能に設けられて垂直回転翼106に依り主軸102とは反対方向に回転される水平逆回転翼107とから構成されている。
ところが、これにおいては、大型機の適用が可能な場所であっても、1軸駆動であるので、攪拌範囲が狭くて作業能率が悪いという問題があった。また、掘削穴形成壁Aに廻止軸104の両方の先端を食い込ませるようにしているが、現場の地盤の性質によっては、廻り止め作用が弱くて、垂直回転翼106や水平回転翼105の作動が円滑に行われずに、土塊と硬化剤の攪拌混合が不十分になるという問題があった。
特開平11−140861号公報
本発明は、上記した従来の問題に鑑みてなされたものであって、(1)2軸駆動の大型機が適用できること、(2)攪拌範囲を広くすることができて作業能率をアップさせることができること、(3)ヘッド全体の廻り止めを確実に行うことができること、(4)土塊と硬化剤との混合能率を向上させることができること、(5)軸振れが起こらずにヘッド全体を安定して保持することができること、等を可能とした地盤改良用ヘッドを提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、請求項1に記載の発明は、機械本体の前部に上下動自在に設けた回転駆動部に挿着されて使用される地盤改良用攪拌ヘッドにおいて、垂直方向に並設され前記回転駆動部に挿着される2本の主軸と、各主軸の下端に設けられた掘削翼と、各主軸に設けられた水平回転翼と、各主軸に対して水平向きに設けられた水平回転ロッドと、各主軸から水平向きに設けられた回転軸と、前記両主軸の回転軸同士を連結する廻り止め用連結杆と、これらの回転軸に設けられ水平回転ロッドにより回転される垂直回転ロッドと、各主軸に回転可能に設けられて垂直回転ロッドに依り主軸とは反対方向に回転される水平逆回転翼とを備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、前記2本の主軸は、互いに同方向に回転され、これらの各主軸の下端に設けられた掘削翼は、互いに同方向に回転される。
請求項3に記載の発明は、前記2本の主軸は、逆回転され、これらの各主軸の下端に設けられた掘削翼は、互いに逆方向に回転される。
請求項1に記載の発明によれば、機械本体の回転駆動部に2本の主軸を挿着することによって、2本の軸を使って地盤改良作業を行うことができるので、攪拌範囲を広くすることができて作業能率を高めることができる。また、2本の主軸が隣合って地盤に挿入されると共に両主軸に挿着した回転軸同士が廻り止め用連結杆により相互に連結されているので、ヘッド全体の廻り止めが確実に行われて、地盤の土塊と硬化剤との攪拌混合能率を向上させることができる。更に、2軸であるので、軸振れが起こらずにヘッド全体を安定して保持できる。
請求項2に記載の発明によれば、2本の主軸が互いに同方向に回転され、下端の掘削翼が互いに同方向に回転され、しかも廻り止め用連結杆で連結されているので、主軸が振れたり、ともまいすることなく、攪拌作業を確実に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、2本の主軸が互いに逆回転され、下端の掘削翼が夫々逆方向に回転され、しかも廻り止め用連結杆で回転軸が相互に連結されているので、廻り止め効果が発揮されて、攪拌作業を行いやすくでき、攪拌能率を高めることができる。
以下、本発明に係る地盤改良用攪拌ヘッドの実施の形態について、図を参照しつつ説明する。
図1は本発明の地盤改良用攪拌ヘッドの実施形態の縦断面図、図2は図1におけるA−A線矢視図、図3は同攪拌ヘッドの実施形態の一部切り欠きした平面図、図4は同攪拌ヘッドの2軸が挿着される機械本体を示す部分概略正面図である。
本実施形態の地盤改良用攪拌ヘッドは、図1、図2、図3に示すように、2本の主軸1、掘削翼2、水平回転翼3、水平回転ロッド4、回転軸5、両主軸1の回転軸5同士を連結する廻り止め連結杆20、垂直回転ロッド6、水平逆回転翼7とからその主要部が構成されている。
2本の主軸1は、図4に示す上下方向へ移動自在に機械本体前方に装着された駆動部支持体8の2つの回転駆動部9のロッド10にそれぞれ取り付けられるものであり、これらの回転駆動部9の駆動によって2本の回転軸1が同時に回転されるようになっている。このロッド10は、中空状に形成されて時計方向に回転されるものである。
尚、前記廻り止め連結杆20は、ボルト・ナットにより各回転軸5とフランジ連結されている。
主軸1は地盤改良用ヘッドの基本部をなすものであって、上部には回転駆動部9のロッド10の廻止穴10aに着脱可能に嵌入される六角状の廻止部11と、抜止ピンが掛合される抜止窪所12とが形成されている。これとともに、中心部には、ロッド9の中空部に連続する上下が貫通した硬化材(セメントミルク)用の注入路13が形成されている。
掘削翼2は、主軸1の先部に設けられたものであって、この例では、主軸1の下部に水平に等角度(約180°)毎に付設された二つの羽根板14と、これらに付設された複数の掘削刃15とから成っている。羽根板14は、掘削土を上昇させるように傾斜して設けられている。
水平回転翼3は、主軸1に設けられたものであって、この例では、主軸1の廻止部11の下部に形成された円柱部16に付設されている。
水平回転ロッド4は、主軸1における水平回転翼3の下側に設けられている。回転軸5は各主軸1から水平向きに設けられ、その外周に垂直に等角度(60°)毎に付設された垂直回転ロッド6が設けられている。この垂直回転ロッド6は、水平回転ロッド4によって回転されるようになっている。
尚、回転軸5同士は、廻り止め連結杆20により相互に連結されており、これによって2本の主軸1全体の廻り止めがされている。
主軸1には、その軸方向中途部に、主軸1に対して回転可能なボス17が設けられ、このボス17に、水平に等角度(60°)毎に水平逆回転ロッド18が付設されている。この水平逆回転ロッド18は、垂直回転ロッド6によって、水平回転ロッド4とは逆方向に回転されるように成っている。
また、水平逆回転翼7は、ボス17の下部に等角度(180°)に付設された二つの羽根板19から成っていて、水平回転翼3とは逆方向に回転されるように成っている。羽根板19は、掘削土を上昇させるように傾斜させて設けられている。
次に、上記した構成に基づいてその作用を説明する。2本の主軸1が図3において時計方向に回転されると、掘削翼2と水平回転翼3と水平回転ロッド4が主軸1の廻りにこれと一緒に同方向へ回転される。掘削翼2が回転されると、羽根板14と掘削刃15によって地面が漸次掘削される。水平回転ロッド4が回転されると、これによって垂直回転ロッド6が反時計方向に回転される。この垂直回転ロッド6によって、水平逆回転ロッド18が反時計方向に回転される。硬化材は、ロッド10の中空部と主軸1の注入路13を経て主軸1の下端から注入される。掘削翼2によって掘削された土塊と注入された硬化材とは水平逆回転翼7と水平逆回転ロッド18と垂直回転ロッド6と水平回転ロッド4及び水平回転翼3によって攪拌されて混合される。
尚、2本の主軸1,1等から形成された攪拌ヘッドは、廻り止め連結杆20によって両回転軸5,5が連結されているため、全体として廻り止めされることになり、所謂全体がともまいをすることはない。
したがって、本実施形態の地盤改良用ヘッドによれば、機械本体8の回転駆動部9のロッド10に2本の主軸1を挿着することによって、2本の軸を使って地盤改良作業を行うことができるので、攪拌範囲を広くすることができて作業能率を高めることができる。また、2本の主軸1が隣合って地盤に挿入されるので、ヘッド全体の廻り止めが確実に行われて、地盤の土塊と硬化剤との攪拌混合能率を向上させることができる。更に、2軸であるので、軸振れが起こらずにヘッド全体を安定して保持できる。更に、2本の主軸2が互いに同方向に回転され、下端の掘削翼が互いに同方向に回転されるので、主軸2が振れることなく、攪拌作業を確実に行うことができる。
尚、掘削翼2と水平回転翼3と水平逆回転翼7の羽根板が夫々二つであったが、これに限らず、例えばこれ以外の数でも良い。水平回転ロッド4と垂直回転ロッド6と水平逆回転ロッド18のそのロッドが夫々六つであったが、これに限らず、例えばこれ以外の数でも良い。
図5は地盤改良用攪拌ヘッドの別の実施形態の縦断面図である。尚、上記した実施形態と同一部材、同一箇所には、同一符号を付してその説明を省略する。
この実施形態では、2本の主軸2を一方は時計方向に回転し、他方は反時計方向に回転するようにしたものである。このことにより、2本の主軸2に夫々取り付けられた掘削翼と水平逆回転翼7と水平逆回転ロッド18と垂直回転ロッド6と水平回転ロッド4及び水平回転翼3とは、一方側と他方側とでは反対方向に回転されることとなる。
この実施形態によれば、2本の主軸1が互いに逆回転され、下端の掘削翼2が夫々逆方向に回転されるので、廻り止め効果が発揮されて、攪拌作業を行いやすくでき、攪拌能率を高めることができる。
本発明の地盤改良用攪拌ヘッドの実施形態の縦断面図である。 図1におけるA−A線矢視図である。 同攪拌ヘッドの実施形態の一部切り欠きした平面図である。 同攪拌ヘッドの2軸が挿着される機械本体を示す部分概略正面図である。 地盤改良用攪拌ヘッドの別の実施形態の縦断面図である。 従来の地盤改良用攪拌ヘッドの正面図である。 同攪拌ヘッドの側面図である。
符号の説明
1 主軸
2 掘削翼
3 水平回転翼
4 水平回転ロッド
5 回転軸
6 垂直回転ロッド
7 水平逆回転翼
8 駆動部支持体
9 回転駆動部
9a 廻止穴
10 ロッド
11 廻止部
12 抜止窪所
13 注入路
14 羽根板
15 掘削刃
16 円柱部
17 ボス
18 水平逆回転ロッド
19 羽根板
20 廻り止め連結杆

Claims (3)

  1. 機械本体の前部に上下動自在に設けた回転駆動部に挿着されて使用される地盤改良用攪拌ヘッドにおいて、垂直方向に並設され前記回転駆動部に挿着される2本の主軸と、各主軸の下端に設けられた掘削翼と、掘削翼より上方の各主軸に設けられた水平回転翼と、水平回転翼と掘削翼との間の各主軸に対して水平向きに設けられた水平回転ロッドと、水平回転ロッドと掘削翼との間の各主軸に回転可能に水平向きに設けられた回転軸と、両回転軸同士を連結する廻り止め用連結杆と、回転軸に回転可能に設けられ水平回転ロッドにより回転される垂直回転ロッドと、回転軸と掘削翼との間の各主軸に回転可能に設けられて垂直回転ロッドに依り主軸とは反対方向に回転される水平逆回転翼とを備えていることを特徴とする地盤改良用攪拌ヘッド。
  2. 前記2本の主軸は、互いに同方向に回転され、これらの各主軸の下端に設けられた掘削翼は、互いに同方向に回転されることを特徴とする請求項1に記載の地盤改良用攪拌ヘッド。
  3. 前記2本の主軸は、逆回転され、これらの各主軸の下端に設けられた掘削翼は、互いに逆方向に回転されることを特徴とする請求項1に記載の地盤改良用攪拌ヘッド。
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