JP4336180B2 - 鋼管杭及びその製造方法 - Google Patents
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Description
[1] 筒状の杭本体と、該杭本体の先端側に設けられる掘削体と、を備え、該掘削体が、前記杭本体の先端面に当接する当接部と、該当接部に連なり且つ該杭本体の外周より外方に延びる掘削翼部と、該当接部に連なり且つ該杭本体の先端開口を塞ぐ塞ぎ部と、を有し、前記掘削翼部には、その外周縁から切欠かれた切欠き部が形成されると共に、該切欠き部を介して前記杭本体の軸心方向に曲折された曲折部が形成されており、
前記掘削体が板状であり、
前記切欠き部が、前記掘削翼部の外周縁から前記杭本体の外周に対応する位置まで延びており、
前記切欠き部が、前記掘削翼部の外周縁から求心方向に沿って延びる直線スリット状の第1切欠き部と、前記杭本体の外周と対応する位置で該第1切欠き部に連なり且つ円周方向に沿って延びる円弧スリット状の第2切欠き部とからなり、
前記第2切欠き部が、前記第1切欠き部との連絡部位より円周方向の両方向に沿って延びており、前記切欠き部の平面形状が略T字状で且つスリット状であり、
前記曲折部が、前記杭本体の軸心方向の一方側に向って曲折された第1曲折部と、該第1曲折部に隣接して設けられ且つ前記杭本体の軸心方向の他方側に向って曲折された第2曲折部とを有し、該第1曲折部及び該第2曲折部は、前記掘削体を平面から見て重ならないように配置されており、
隣接する一対の前記第1曲折部及び前記第2曲折部からなる組が、円周方向に沿って等ピッチ間隔で複数設けられている鋼管杭の製造方法であって、
前記掘削体の前記掘削翼部に、その外周縁から切欠かれた平面形状が略T字状で且つスリット状の前記切欠き部を形成すると共に、該切欠き部を介して前記杭本体の軸心方向に曲折され前記掘削体を平面から見て重ならないように配置された前記第1曲折部及び前記第2曲折部を形成する第1工程と、
前記杭本体の先端面に前記掘削体の前記当接部を当接し、該掘削体の前記塞ぎ部で前記杭本体の先端開口を塞いだ状態で、前記杭本体と前記掘削体とを溶接固定する第2工程と、を備え、
前記第1工程では、前記第1曲折部及び前記第2曲折部は、その曲折角度(α)が20〜27度となるようにプレス機又は曲げ加工機により前記掘削翼部に形成され、
前記第2工程では、前記杭本体と前記掘削体とは、前記杭本体の外周面と前記掘削体の上面との溶接部位(w1)、及び前記杭本体の外周面と前記第1曲折部の内側縁部の上下面との溶接部位(w2)により溶接固定されることを特徴とする鋼管杭の製造方法。
[2] 筒状の杭本体と、該杭本体の先端側に設けられる掘削体と、を備え、該掘削体が、前記杭本体の先端面に当接する当接部と、該当接部に連なり且つ該杭本体の外周より外方に延びる掘削翼部と、該当接部に連なり且つ該杭本体の先端開口を塞ぐ塞ぎ部と、を有し、前記掘削翼部には、その外周縁から切欠かれた切欠き部が形成されると共に、該切欠き部を介して前記杭本体の軸心方向に曲折された曲折部が形成されており、
前記切欠き部が、前記掘削翼部の外周縁から前記杭本体の外周に対応する位置まで延びており、
前記切欠き部が、前記掘削翼部の外周縁から求心方向に沿って延びる第1切欠き部と、前記杭本体の外周と対応する位置で該第1切欠き部に連なり且つ円周方向に沿って延びる第2切欠き部とからなり、
前記第2切欠き部が、前記第1切欠き部との連絡部位より円周方向の1方向に沿って延びていると共に、前記曲折部が、前記杭本体の軸心方向の一方側に向って曲折された第1曲折部と、該第1曲折部と円周方向に所定のピッチ間隔をもって設けられ且つ前記杭本体の軸心方向の他方側に向って曲折された第2曲折部とを有することを特徴とする鋼管杭。
[3] 前記第1曲折部及び前記第2曲折部が、円周方向に沿って等ピッチ間隔で順に隣り合って複数設けられている上記[2]記載の鋼管杭。
[4] 前記掘削体には、先端側に向って突出する突出部材が設けられている上記[2]又は[3]に記載の鋼管杭。
[5] 前記突出部材が板状である上記[4]記載の鋼管杭。
[6] 前記杭本体が、前記掘削体が溶接固定される第1杭本体と、該第1杭本体より大きな軸方向長さを有し且つ該第1杭本体に溶接固定される第2杭本体とからなる上記[2]乃至[5]のいずれか一項に記載の鋼管杭。
また、前記掘削体が板状である場合は、より簡易・安価に製造できる。
また、前記切欠き部が、前記掘削翼部の外周縁から杭本体の外周に対応する位置まで延びているので、切欠き部を介して杭本体の外周面に曲折部の側縁部を溶接固定でき、さらに強度及び掘削性を向上させることができる。
また、前記切欠き部が、第1切欠き部と、第2切欠き部とからなるので、第2切欠き部を介して杭本体の外周面に曲折部の側縁部を溶接固定でき、さらに強度及び掘削性を向上させることができる。
また、前記第2切欠き部が、前記第1切欠き部との連絡部位より円周方向の両方向に沿って延びていると共に、前記曲折部が、第1曲折部と、第2曲折部とを有する場合は、より強度及び掘削性を向上させることができる。また、第1切欠き部を第1及び第2曲折部を形成するための共通の切欠き部とすることができ、切欠き加工を必要最小限とすることができる。
また、隣接する一対の前記第1曲折部及び前記第2曲折部からなる組が、円周方向に沿って等ピッチ間隔で複数設けられている場合は、掘削時に掘削体にかかる荷重が均等に分散されて鋼管杭の位置ズレが抑制され、さらに強度及び掘削性を向上させることができる。
また、前記第2切欠き部が、前記第1切欠き部との連絡部位より円周方向の1方向に沿って延びていると共に、前記曲折部が、第1曲折部と、第2曲折部とを有するので、より強度及び掘削性を向上させることができる。
また、前記第1曲折部及び前記第2曲折部が、円周方向に沿って等ピッチ間隔で順に隣り合って複数個設けられている場合は、掘削時に掘削体にかかる荷重が均等に分散されて鋼管杭の位置ズレが抑制され、さらに強度及び掘削性を向上させることができる。
また、前記掘削体には、先端側に向って突出する突出部材が設けられている場合は、掘削体による掘削に先立って、突出部材により案内掘削されて、さらに強度及び掘削性を向上させることができる。
また、前記突出部材が板状である場合は、より強度及び掘削性を向上させることができる。
また、前記杭本体が、第1杭本体と、第2杭本体とからなる場合は、掘削体及び第1杭本体の2部材を溶接固定した状態と、掘削体、第1杭本体及び第2掘削体の3部材を溶接固定した状態とを適宜選択でき、取り扱い容易な鋼管杭を提供できる。
本発明の鋼管杭の製造方法によると、杭本体に対する掘削体の溶接箇所を必要最小限(例えば、掘削体の上面側のみ)とすることができる。また、掘削体の塞ぎ部によって杭本体の先端開口が塞がれているので、従来のように、掘削翼及び鋼板の別々の2部材を用意する必要がない。その結果、高強度で且つ掘削性に優れた鋼管杭を簡易・安価に製造することができる。
本実施形態に係る鋼管杭は、以下に述べる杭本体及び掘削体を備えている。この鋼管杭は、例えば、後述する突出部材を備えることができる。
なお、上記「杭本体の外周に対応する位置」とは、杭本体の外周位置と完全に一致する位置であってもよいが、切欠き部を介して杭本体の外周面に曲折部の側縁部を溶接固定できる限りにおいて、杭本体の外周位置から、外方又は内方に僅かな間隔(例えば、数ミリ〜数十ミリ等)をもって離れた位置も含めて意味する。これは、以下の説明においても同様に適用される。
この(1)形態の場合、第1曲折部の自由端側と第2曲折部の自由端側とが対向(近接)する状態となる。また、上記(1)形態の場合、隣接する一対の第1曲折部及び第2曲折部からなる組が、円周方向に沿って等ピッチ間隔で複数設けられていることができる。これにより、掘削時に掘削体にかかる負荷を均等に分散でき、鋼管杭の位置ズレ(芯ブレ)を抑制することができる。強度及び掘削性といった観点から、その複数組が、2〜4組であることが好ましい。
この(2)形態の場合、第1曲折部の自由端側と第2曲折部の自由端側とが同じ方向(円周方向の一方の方向)を向く状態となることが好ましい。また、上記(2)形態の場合、第1曲折部及び第2曲折部のそれぞれが、円周方向に沿って等ピッチ間隔で順に隣り合って複数設けられていることができる。これにより、掘削時に掘削体にかかる負荷を均等に分散でき、鋼管杭の位置ズレを抑制することができる。強度及び掘削性といった観点から、これら複数の曲折部が、2〜4個であることが好ましい。
尚、上記「順に隣り合って」とは、隣り合って設けられる曲折部のうちの一方が第1曲折部であり且つ他方が第2曲折部であることを意味する。
本実施形態に係る鋼管杭の製造方法は、上述の1.で説明した鋼管杭を製造する方法であって、以下に述べる形成工程及び溶接固定工程を備えている。この製造方法は、例えば、上記杭本体を成形する工程及び上記掘削体を成形する工程を備えることができる。
(1)鋼管杭の構造
本実施例1に係る鋼管杭1は、図1及び5に示すように、鋼製で円筒状の杭本体2と、この杭本体2の先端側に設けられる鋼製で円盤状の掘削体3と、を備えている。この掘削体3は、図2及び3に示すように、杭本体2の先端面に当接する円筒状の当接部3aと、この当接部3aに連なり且つ杭本体2の外周より外方に延びて拡がる掘削翼部3bと、この当接部3aに連なり且つ杭本体2の先端開口を塞ぐ塞ぎ部3cと、を有している。この塞ぎ部3cの中央部には小孔4が貫通形成されている。また、この塞ぎ部3cの先端面には、先端に向って尖って突出する平板状の突出部材5が溶接固定されている。
次に、上記構成の鋼管杭1の施工作用について説明する。図11に示すように、自走式の杭回転圧入機20を用いて、そのリーダ21に設けられた回転ヘッド22に鋼管杭1の上端部を係合して、この垂支された鋼管杭1が自重を利用して地盤中にねじ込まれる。その際、先ず、突出部材5が地盤に食込んで案内掘削が行われ、その後、このとき、掘削体3の掘削翼部3b(特に、第1曲折部8a及び第2曲折部8b)によって土砂等が掘削され、鋼管杭1のまわりに押し出されることとなる。また、掘削体3にかかる垂直方向の負荷は、掘削体3の当接部3aと杭本体2の先端面との当接によって受け止められることとなる。
本実施例1の鋼管杭1によると、掘削時に円盤状の掘削体3にかかる荷重が、杭本体2と掘削体3との当接によって受け止められるので、杭本体2に対する掘削体3の溶接部位を必要最小限(溶接部位w1,w2)とすることができる。また、掘削体3が掘削翼部3bと塞ぎ部3cとを有しているので、従来のように、別々の2部材を用意する必要がない。その結果、簡易・安価に製造できると共に高強度で且つ掘削性に優れた鋼管杭1を提供することができる。
また、本実施例1では、切欠き部7を、第1切欠き部7a及び第2切欠き部7bからなるようにしたので、第2切欠き部7bを介して杭本体2の外周面に第1曲折部8aの側縁部を溶接固定(溶接部位w2)でき、さらに強度及び掘削性を向上させることができる。また、第2切欠き部7bを第1曲折部8a及び第2曲折部8bを形成するための共通の切欠き部としているので、切欠き加工を必要最小限とすることができる。
また、本実施例1では、隣接する一対の第1曲折部8a及び第2曲折部8bからなる曲折部組9が、円周方向に沿って等ピッチ間隔で2組設けられているので、掘削時に掘削体3にかかる荷重が均等に分散されて鋼管杭1の位置ズレを抑制することができる。
また、本実施例1では、掘削体3に、先端側に向って尖って突出する平板状の1枚の突出部材5を設けたので、掘削体3による掘削に先立って突出部材5で案内掘削されて、さらに強度及び掘削性を向上させることができる。
(1)鋼管杭の構造
本実施例2に係る鋼管杭11は、図7に示すように、鋼製で円筒状の杭本体12と、この杭本体12の先端側に設けられる鋼製で円盤状の掘削体13と、を備えている。この掘削体13は、図8及び9に示すように、杭本体12の先端面に当接する円筒状の当接部13aと、この当接部13aに連なり且つ杭本体12の外周より外方に延びて拡がる掘削翼部13bと、この当接部13aに連なり且つ杭本体12の先端開口を塞ぐ塞ぎ部13cと、を有している。この塞ぎ部13cの中央部には小孔4が貫通形成されている。また、この塞ぎ部13cの先端面には、先端に向って尖って突出する平板状の突出部材5が溶接固定されている。
次に、上記構成の鋼管杭の施工作用について説明する。図11に示すように、自走式の杭回転圧入機20を用いて、そのリーダ21に設けられた回転ヘッド22に鋼管杭11の上端部を係合して、この垂支された鋼管杭11が自重を利用して地盤中にねじ込まれる。その際、先ず、突出部材5が地盤に食込んで案内掘削が行われ、その後、掘削体13の掘削翼部13b(特に、第1曲折部18a及び第2曲折部18b)によって土砂等が掘削され、鋼管杭11のまわりに押し出されることとなる。また、掘削体13にかかる垂直方向の負荷は、掘削体13の当接部13aと杭本体12の先端面との当接によって受け止められることとなる。
本実施例2の鋼管杭11では、掘削時に円盤状の掘削体13にかかる荷重が、杭本体12と掘削体13との当接によって受け止められるので、杭本体12に対する掘削体13の溶接部位を必要最小限(溶接部位w1,w2)とすることができる。また、掘削体13が掘削翼部13bと塞ぎ部13cとを有しているので、従来のように、別々の2部材を用意する必要がない。その結果、簡易・安価に製造できると共に高強度で且つ掘削性に優れた鋼管杭11を提供することができる。
また、本実施例2では、切欠き部17を、第1切欠き部17a及び第2切欠き部17bからなるようにしたので、第2切欠き部17bを介して杭本体12の外周面に第1曲折部18aの側縁部を溶接固定(溶接部位w2)でき、さらに強度及び掘削性を向上させることができる。
また、本実施例2では、第1曲折部18a及び第2曲折部18bが、円周方向に沿って等ピッチ間隔で順に隣り合って4つ設けられているので、掘削時に掘削体13にかかる荷重が均等に分散されて鋼管杭11の位置ズレを抑制することができる。
また、本実施例2では、掘削体13に、先端側に向って尖って突出する平板状の1枚の突出部材5を設けたので、掘削体13による掘削に先立って、突出部材5により案内掘削されて、さらに強度及び掘削性を向上させることができる。
また、本実施例1及び2では、直線スリット状の第1切欠き部7a,17aを例示したが、これに限定されず、例えば、図13(a)に示すように、湾曲スリット状の第1切欠き部7aとしたり、図13(b)に示すように、曲折スリット状の第1切欠き部17aとしたりしてもよい。さらに、本実施例1及び2では、円弧スリット状の第2切欠き部7b,17bを例示したが、これに限定されず、例えば、湾曲スリット状、曲折スリット状、直線スリット状の第2切欠き部としてもよい。
また、本実施例1及び2では、スリット状の切欠き部7,17を例示したが、これに限定されず、例えば、図14(a)(b)に示すように、所定の広がりを持つ空間である切欠き部23としてもよい。
Claims (6)
- 筒状の杭本体と、該杭本体の先端側に設けられる掘削体と、を備え、該掘削体が、前記杭本体の先端面に当接する当接部と、該当接部に連なり且つ該杭本体の外周より外方に延びる掘削翼部と、該当接部に連なり且つ該杭本体の先端開口を塞ぐ塞ぎ部と、を有し、前記掘削翼部には、その外周縁から切欠かれた切欠き部が形成されると共に、該切欠き部を介して前記杭本体の軸心方向に曲折された曲折部が形成されており、
前記掘削体が板状であり、
前記切欠き部が、前記掘削翼部の外周縁から前記杭本体の外周に対応する位置まで延びており、
前記切欠き部が、前記掘削翼部の外周縁から求心方向に沿って延びる直線スリット状の第1切欠き部と、前記杭本体の外周と対応する位置で該第1切欠き部に連なり且つ円周方向に沿って延びる円弧スリット状の第2切欠き部とからなり、
前記第2切欠き部が、前記第1切欠き部との連絡部位より円周方向の両方向に沿って延びており、前記切欠き部の平面形状が略T字状で且つスリット状であり、
前記曲折部が、前記杭本体の軸心方向の一方側に向って曲折された第1曲折部と、該第1曲折部に隣接して設けられ且つ前記杭本体の軸心方向の他方側に向って曲折された第2曲折部とを有し、該第1曲折部及び該第2曲折部は、前記掘削体を平面から見て重ならないように配置されており、
隣接する一対の前記第1曲折部及び前記第2曲折部からなる組が、円周方向に沿って等ピッチ間隔で複数設けられている鋼管杭の製造方法であって、
前記掘削体の前記掘削翼部に、その外周縁から切欠かれた平面形状が略T字状で且つスリット状の前記切欠き部を形成すると共に、該切欠き部を介して前記杭本体の軸心方向に曲折され前記掘削体を平面から見て重ならないように配置された前記第1曲折部及び前記第2曲折部を形成する第1工程と、
前記杭本体の先端面に前記掘削体の前記当接部を当接し、該掘削体の前記塞ぎ部で前記杭本体の先端開口を塞いだ状態で、前記杭本体と前記掘削体とを溶接固定する第2工程と、を備え、
前記第1工程では、前記第1曲折部及び前記第2曲折部は、その曲折角度(α)が20〜27度となるようにプレス機又は曲げ加工機により前記掘削翼部に形成され、
前記第2工程では、前記杭本体と前記掘削体とは、前記杭本体の外周面と前記掘削体の上面との溶接部位(w1)、及び前記杭本体の外周面と前記第1曲折部の内側縁部の上下面との溶接部位(w2)により溶接固定されることを特徴とする鋼管杭の製造方法。 - 筒状の杭本体と、該杭本体の先端側に設けられる掘削体と、を備え、該掘削体が、前記杭本体の先端面に当接する当接部と、該当接部に連なり且つ該杭本体の外周より外方に延びる掘削翼部と、該当接部に連なり且つ該杭本体の先端開口を塞ぐ塞ぎ部と、を有し、前記掘削翼部には、その外周縁から切欠かれた切欠き部が形成されると共に、該切欠き部を介して前記杭本体の軸心方向に曲折された曲折部が形成されており、
前記切欠き部が、前記掘削翼部の外周縁から前記杭本体の外周に対応する位置まで延びており、
前記切欠き部が、前記掘削翼部の外周縁から求心方向に沿って延びる第1切欠き部と、前記杭本体の外周と対応する位置で該第1切欠き部に連なり且つ円周方向に沿って延びる第2切欠き部とからなり、
前記第2切欠き部が、前記第1切欠き部との連絡部位より円周方向の1方向に沿って延びていると共に、前記曲折部が、前記杭本体の軸心方向の一方側に向って曲折された第1曲折部と、該第1曲折部と円周方向に所定のピッチ間隔をもって設けられ且つ前記杭本体の軸心方向の他方側に向って曲折された第2曲折部とを有することを特徴とする鋼管杭。 - 前記第1曲折部及び前記第2曲折部が、円周方向に沿って等ピッチ間隔で順に隣り合って複数設けられている請求項2記載の鋼管杭。
- 前記掘削体には、先端側に向って突出する突出部材が設けられている請求項2又は3に記載の鋼管杭。
- 前記突出部材が板状である請求項4記載の鋼管杭。
- 前記杭本体が、前記掘削体が溶接固定される第1杭本体と、該第1杭本体より大きな軸方向長さを有し且つ該第1杭本体に溶接固定される第2杭本体とからなる請求項2乃至5のいずれか一項に記載の鋼管杭。
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