JP4237603B2 - 鋼管矢板及びその施工方法並びにその鋼管矢板を用いた空間の施工方法 - Google Patents

鋼管矢板及びその施工方法並びにその鋼管矢板を用いた空間の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4237603B2
JP4237603B2 JP2003365254A JP2003365254A JP4237603B2 JP 4237603 B2 JP4237603 B2 JP 4237603B2 JP 2003365254 A JP2003365254 A JP 2003365254A JP 2003365254 A JP2003365254 A JP 2003365254A JP 4237603 B2 JP4237603 B2 JP 4237603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
pipe sheet
sheet pile
engaging
construction method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003365254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005127068A (ja
Inventor
精男 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Giken Ltd
Original Assignee
Giken Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Giken Ltd filed Critical Giken Ltd
Priority to JP2003365254A priority Critical patent/JP4237603B2/ja
Publication of JP2005127068A publication Critical patent/JP2005127068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4237603B2 publication Critical patent/JP4237603B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、湾曲した継手部を備えた鋼管矢板と、その鋼管矢板を用いた施工方法並びにその鋼管矢板を用いた空間の施工方法に関するものである。
従来より土木、建築工事等の現場で各種の鋼管矢板が用いられてきた。通常の鋼管矢板は図13に示すように鋼管矢板P100の両側の対向する位置に継手部101,103を構成してなるものである。この継手部101,103にはそれぞれ間隙102,104を構成してあり、この間隙に隣接する鋼管矢板の継手部を係合させて、鋼管矢板同士を連結していくものである。
しかし、このような継手部101、103では連結状態が弱いため、鋼管矢板列を土留めに使用した場合には、図13に示すように矢印方向から土圧がかかり、この土圧が継手部を変形させることがあった。
そのため、鋼管矢板列が土圧を受ける場合、例えばパイプルーフ工法時には特殊な形状の鋼管矢板が用いられていた。それは例えば特開平10−18758に提案されているものであり、鋼管矢板両側の対向する位置に一対の連結部を構成し、この一方の連結部を他方の連結部に遊びをなくして連結することで、鋼管矢板列の土圧による変形を防ぐものであった。
特開平10−18758
上記のような従来の鋼管矢板は、連結部(継手部)が鋼管矢板の直径の両端に位置しているため、鋼管矢板同士は接触することなく離れた状態で連結されている。さらに連結部は鋼管矢板の表面に対して直角に取り付けられているため、土圧を鋼管矢板に吸収させることができず連結部だけで強い土圧を受けなくてはならず,そのため変形や破損が起こりやすいという問題点があった。
また従来の鋼管矢板を用いて土留めや止水工事を行う際、あるいは通路等の空間の施工などにも、上述の鋼管矢板の構造上の問題点が現れることがあった。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、安定した状態で鋼管矢板を連結して打設できる鋼管矢板を提供し、かつこの鋼管矢板を用いた効率的な施工方法及びその鋼管矢板を用いた空間の施工方法を提供するものである。
本発明の要旨とするところは、鋼管矢板の外側表面に、中央部が長手方向に沿って湾曲した長尺体の基部と、一部に切欠部を設けた円筒状の長尺体からなり、前記基部の先端に固定した係合体からなる係合部を2個構成し、上記2個の係合部を、鋼管矢板の直径を3等分した2本の平行線と鋼管矢板の表面との交点より上方及び下方に取り付けると共に、上方の基部は湾曲面が下方を向き、下方の基部は湾曲面が上方を向いた状態で取り付け、
一方、上記2個の係合部と、鋼管矢板の直径線に対して対称位置の鋼管矢板の外側表面に、中央部が長手方向に沿って湾曲した長尺体の基部とその先端に固定した円柱状の係止体からなる係止部を2個構成し、上記上方の係止部の基部は湾曲面が下方を向き、下方の係止部の基部は湾曲面が上方を向いた状態で取り付け、上記2個の係合部と他の鋼管矢板の2個の係止部を結合することにより複数の鋼管矢板を接触して連結打設可能とした鋼管矢板である。
また、本発明の要旨とするところは、上記湾曲した係合部と湾曲した係止部から構成される継手部の形状を、この継手部と2本の鋼管矢板が構成する場所にアースオーガを収納可能な形状にしたことを特徴とする鋼管矢板である。
また、本発明の要旨とするところは、請求項1あるいは請求項2のいずれかの鋼管矢板を用いた施工方法であり、地中に第1の鋼管矢板を打設し、次いで第2の鋼管矢板を、その係止部を上記第1の鋼管矢板の係合部に結合させ、かつ鋼管矢板の表面を接触させながら打設し、次いで第3の鋼管矢板を、その係止部を上記第2の鋼管矢板の係合部に結合させ、かつ鋼管矢板の表面を接触させながら打設し、同様にして既設の鋼管矢板の係合部に、打設する鋼管矢板の係止部を結合させ、かつ表面を互いに接触させながら連結して打設することを特徴とする鋼管矢板の施工方法である。
また、本発明の要旨とするところは、請求項1あるいは請求項2のいずれかの鋼管矢板を用いた施工方法であり、空間の施工場所の所定個所に第1の鋼管矢板を水平方向に打設し、次いで第2の鋼管矢板を、その係止部を上記第1の鋼管矢板の係合部に結合させ、かつ鋼管矢板の表面を接触させながら水平方向に打設し、次いで第3の鋼管矢板を、その係止部を上記第2の鋼管矢板の係合部に結合させ、かつ鋼管矢板の表面を接触させながら水平方向に打設し、同様にして既設の鋼管矢板の係合部に、打設する鋼管矢板の係止部を結合させ、かつ表面を互いに接触させながら水平方向に連結して打設することにより空間の両側壁と天壁を構成し、その後、上記両側壁と天壁に囲まれた部分の土砂を排除して空間を作ることを特徴とする鋼管矢板を用いた空間の施工方法である。
上記構成の本発明の効果は、鋼管矢板同士を2個の湾曲した係合部と係止部を結合させながら、かつ鋼管矢板同士を接触した状態で打設するため、土圧を受ける面が広くなり鋼管矢板列全体の剛性が強くなり土留め効果等が良くなる。従って、同じ土圧であれば小さいサイズの鋼管矢板を使用することができる。
また、この鋼管矢板を連続打設する場合、容易かつ効率的な施工が可能となり、土圧に対して強固であり止水効果も優れた鋼管矢板列を構築できる等の効果を奏する。さらには、硬質地盤には継手部の内側にアースオーガを用いることができる。
また、本鋼管矢板を水平施工することにより、安全な電車の軌道と立体交差する通路あるいは倉庫などの空間の作成を効率よく行うことができるのである。
以上
本発明を実施するための最良の形態は、外側表面に2個の湾曲した係合部と2個の湾曲した係止部を、直径線に対して対称位置に設けてなり、上記2個の係合部と他の鋼管矢板の2個の係止部を結合することにより複数の鋼管矢板を連結して打設可能とした鋼管矢板である。
さらに本発明を実施するための最良の形態は、上記の鋼管矢板を用いた施工方法であり、地中に第1の鋼管矢板を打設し、次いで第2の鋼管矢板を、その係止部を上記第1の鋼管矢板の係合部に結合させ、かつ鋼管矢板の表面を接触又は近接させながら打設し、次いで第3の鋼管矢板を、その係止部を上記第2の鋼管矢板の係合部に結合させ、かつ鋼管矢板の表面を接触又は近接させながら打設し、同様にして既設の鋼管矢板の係合部に、打設する鋼管矢板の係止部を結合させ、かつ表面を互いに接触又は近接させながら鋼管矢板を所定本数連結して打設する鋼管矢板の施工方法である。
さらに本発明を実施するための最良の形態は、上記の鋼管矢板を用いて上記と同様の施工方法で水平施工を行い、安全な通路等の空間の作成を効率よく行うことができる空間の施工方法である。
図1は本発明の一実施例を示す鋼管矢板の正面図、図2は図1の一部切欠きA矢視図、図3は図1の一部切欠きB矢視図、図4は鋼管矢板の施工状態を示す説明図である。
本実施例の鋼管矢板の構成を図に基づいて説明する。
図1乃至図3において、符号P1は鋼管矢板、10は係合部、20は係止部であり、上記係合部10及び係止部20は鋼管矢板P1の表面の軸方向に沿い全長にわたって形成されている。
上記係合部10は湾曲した長尺体の基部12と係合体11からなる。この基部12のうち上方の基部12は湾曲面が下方を向き、下方の基部12は湾曲面が上方を向いているため、二つの係合部10,10は互いに湾曲面が向き合った状態で取り付けられている。
そして、この基部12の先端に固定した係合体11は、一部に切欠部11aを設けた円筒状の長尺体からなる。
上記基部12の鋼管矢板P1上の取付位置は、上記直径Dを水平に3等分した2本の平行線L1とL2を形成し、この平行線L1と鋼管矢板P1の表面との交点LP1より上方または平行線L2と鋼管矢板P1の表面との交点LP2より下方とすることができる。この場合、係合部10にかかる土圧を最も効率よく鋼管矢板P1が吸収できるのは、直径Dに対して45度の角度αを有する半径Rと鋼管矢板P1の表面との交点に基部12が取り付けてある場合である。
一方、上記係止部20は湾曲した長尺体の基部22とその先端に固定した係止体21からなる。このうち上方の係止部20の基部22は湾曲面が下方を向き、下方の係止部20の基部22は湾曲面が上方を向いているため、二つの係止部20,20は互いに湾曲面が向き合った状態で取り付けられている。
係止体21は円柱状の長尺体であり、この係止体21は上記係合体11に摺動しながら嵌合可能な構成となっているのである。
上記係止部20は、鋼管矢板P1の表面の、前記係合部10と直径Dに対して対称位置に取り付られている。従って、この係止部20の基部22の取付位置は、上記係合部10の基部12と同様の位置に設けてある。
次に、図4に基づいて上記の鋼管矢板を連続して地中に打設する場合を説明する。
まず、第1の鋼管矢板P1を地中に垂直に打設して、次いで第2の鋼管矢板P2をこの鋼管矢板P1に並べて打設する。このとき、第2の鋼管矢板P2の係止部20の係止体21を、第1の鋼管矢板P1の係合部10の係合体11に嵌合させて摺動させながら打設していく。そして、第1の鋼管矢板P1と第2の鋼管矢板P2の表面を互いに接触させながら打設していく。
なお、各実施例における鋼管矢板の打設は、鋼管矢板同士の表面を互いに接触させても良く、互いに近接した状態で行っても良いのである。
そして、上記と同様にして第3の鋼管矢板P3を第2の鋼管矢板P2に連結して打設する。以下同様にして複数の鋼管矢板を連結して打設することができる。これにより、上記係合部10と係止部20からなる継手部8が鋼管矢板列が構成する壁面の表面に沿って構成されていくのである。
また、上記係合部10と係止部20の連結部分にシール材を充填することで変形を防止し、あるいは止水効果を高めることができる。
上記鋼管矢板の打設時において、鋼管矢板列を直角に曲折して打設するときは、図4及び図9に示す第4の鋼管矢板P4のように、係合部10,10を第1の鋼管矢板P1の取付位置より約90度回転させた位置に取り付ける。
そして、次の第5の鋼管矢板P5の係止部20,20を上記第4の鋼管矢板P4の係合部10,10に係合させれば、第5の鋼管矢板P5は鋼管矢板P1から鋼管矢板P4が構成する鋼管矢板列に対して直交する位置に打設されるのである。
また、上記打設時において地盤が硬質である場合は、アースオーガを併用して鋼管矢板を打設することができる。すなわち、図5に示す鋼管矢板の他例のように、継手部を図7に示すものとして、係合部40と係止部50からなる継手部81と両鋼管矢板P1,P2の間に、アースオーガGを用いて予めあるいは鋼管矢板P2の打設と同時に当該個所の土砂を掘削するのである。これによって従来の工法では不可能であった継手部の障害物となるものを取り除きながら施工することにより、新規の鋼管矢板P2をスムーズに打設できる。
さらに上記アースオーガGで掘削した部位にコンクリート注入することで継手部8の止水効果を高め、継手部8の変形を抑え連結時の強度を保ちズレを防止できるのである。
上記のようにして打設された鋼管矢板列の作用について説明する。
図6示すように、鋼管矢板列を構成する鋼管矢板P1,P2の表面に固定された係合部10と係止部20は互いに係合して円弧状の継手部8を形成する。
この状態で係合部10と係止部20に対し、図6の矢印方向より土圧がかかった場合、この土圧は係合部10の基部12と係止部20の基部22を介して鋼管矢板P1,P2の表面にかかってくる。
この鋼管矢板P1,P2の表面にかかる圧力Vは、鋼管矢板P1,P2の表面から中心O方向に働き、水平方向の圧力V1と垂直方向の圧力V2に分力されるため、圧力V2のみが鋼管矢板P1,P2を図中下方に押圧する力となる。
このように継手部8の円弧状の形状は外部からの圧力に対して強いだけでなく、土圧は鋼管矢板P1,P2に吸収されることになる。さらに土圧は、その圧力が分散されて小さくなるため、鋼管矢板列は土圧に対して強固なものとなるのである。
また、必要に応じて、更に強度を高めるために鋼管矢板の内部にコンクリートを注入しても良い。
図7に示すものは、継手部の他の実施例であり、係合部40の先端の係合体41と係止部50の先端の係止体51とを互いに組み合わせて、内側をフラットに形成したものである。これは上記のように、内側にアースオーガを用いて施工する場合に有効である。
図8に示すものは、継手部の他の実施例であり、係合部60の先端の係合体61と係止部70の先端の係止体71とを互いに組み合わせて、外側をフラットに形成したものである。これは直接壁面として使用する際に有効である。
上記の実施例で説明したような鋼管矢板の垂直施工の場合で土圧が小さい場合には継手部8は一つでも良い。すなわち、図10に示すように、上方の係合部10と係止部20だけで鋼管矢板P8、P9を連結していくのである。
このように継手部の構成を簡易にすれば、製造費が廉価になると共に、施工時間も節約できる等のメリットがある。
この実施例でも、上記で説明した図5に示す鋼管矢板のように係合部40と係止部50からなる継手部81を用いても良い。
図11と図12に本鋼管矢板を用いた水平施工の例を示す。これは主として電車の軌道と立体交差する通路あるいは倉庫等の空間の作成に利用されるものである。
本実施例に示した通路Tの施工方法は、まず地中に第1の鋼管矢板P11を水平方向に打設し、次いで第2の鋼管矢板P12を、その係止部を上記第1の鋼管矢板P11の係合部に結合させ、かつ表面を接触又は近接させながら打設していく。
次いで上記で説明したように第3の鋼管矢板P13を第2の鋼管矢板P12に結合させて表面を接触又は近接させながら打設し、同様にして既設の鋼管矢板に結合させながら、かつ表面を接触又は近接させながら新たな鋼管矢板を所定本数打設する。
この施工方法は、図4に示した垂直施工方法と同様であり、水平圧入ができる鋼管矢板圧入機を用いて行う。
このようにして、鋼管矢板で両側壁50,51及び天壁52を連続して作成しながらすべての鋼管矢板を打設し終えた後に、両側壁50,51及び天壁52に囲まれた部分の土砂を取り除くと図11に示すような通路Tが完成する。
これにより、電車と自動車が立体的に交通できるため、踏み切りが不必要となり、踏み切り事故が無くなると共に、自動車の交通が便利となる。
上記通路Tは、従来の鋼管矢板を使用して施工すると継手部分が脆弱なため特に天壁52の上方からの圧力に耐えられない。しかし、上記実施例の鋼管矢板を用いることにより、安定かつ安全な施工が出来ると共に施工後も圧力に耐える丈夫な通路が作成可能となるのである。また、天壁52は水平でなく、多少上方に湾曲した状態に施工しても良くそうしたほうが強度は増すのである。
さらに、倉庫等の部屋を作成するには、上記の方法で鋼管矢板を打設し両側壁及び天壁を連続して作成して鋼管矢板を打設し終えた後に、両側壁及び天壁に囲まれた部分の一部である前方部分のみの土砂を取り除くと空間が構成されるのである。この空間に別途、扉や壁を取り付けることで、倉庫などの部屋が作成される。
本発明の一実施例を示す鋼管矢板の正面図 図1の一部切欠きA矢視図 図1の一部切欠きB矢視図 鋼管矢板の施工状態を示す説明図 鋼管矢板の連結状態を示す説明図 係合部と係止部を示す図5の一部拡大図 係合部と係止部の他例を示す拡大図 係合部と係止部の他例を示す拡大図 鋼管矢板の他例を示す正面図 実施例2の鋼管矢板の連結状態を示す説明図 鋼管矢板の施工状態を示す説明図 図11のX−X線断面図 従来例の鋼管矢板の連結状態を示す説明図
符号の説明
8 継手部
10 係合部
11 係合体
12 基部
11a 間隙
20 係止部
21 係止体
22 基部
P 鋼管矢板
T 通路
D 直径
R 半径

Claims (4)

  1. 鋼管矢板の外側表面に、中央部が長手方向に沿って湾曲した長尺体の基部と、一部に切欠部を設けた円筒状の長尺体からなり、前記基部の先端に固定した係合体からなる係合部を2個構成し、
    上記2個の係合部を、鋼管矢板の直径を3等分した2本の平行線と鋼管矢板の表面との交点より上方及び下方に取り付けると共に、上方の基部は湾曲面が下方を向き、下方の基部は湾曲面が上方を向いた状態で取り付け、
    一方、上記2個の係合部と、鋼管矢板の直径線に対して対称位置の鋼管矢板の外側表面に、中央部が長手方向に沿って湾曲した長尺体の基部とその先端に固定した円柱状の係止体からなる係止部を2個構成し、
    上記上方の係止部の基部は湾曲面が下方を向き、下方の係止部の基部は湾曲面が上方を向いた状態で取り付け、上記2個の係合部と他の鋼管矢板の2個の係止部を結合することにより複数の鋼管矢板を接触して連結打設可能とした鋼管矢板。
  2. 上記湾曲した係合部と湾曲した係止部から構成される継手部の形状を、この継手部と2本の鋼管矢板が構成する場所にアースオーガを収納可能な形状にしたことを特徴とする請求項1に記載の鋼管矢板。
  3. 請求項1あるいは請求項2のいずれかの鋼管矢板を用いた施工方法であり、地中に第1の鋼管矢板を打設し、次いで第2の鋼管矢板を、その係止部を上記第1の鋼管矢板の係合部に結合させ、かつ鋼管矢板の表面を接触させながら打設し、次いで第3の鋼管矢板を、その係止部を上記第2の鋼管矢板の係合部に結合させ、かつ鋼管矢板の表面を接触させながら打設し、同様にして既設の鋼管矢板の係合部に、打設する鋼管矢板の係止部を結合させ、かつ表面を互いに接触させながら連結して打設することを特徴とする鋼管矢板の施工方法。
  4. 請求項1あるいは請求項2のいずれかの鋼管矢板を用いた施工方法であり、空間の施工場所の所定個所に第1の鋼管矢板を水平方向に打設し、次いで第2の鋼管矢板を、その係止部を上記第1の鋼管矢板の係合部に結合させ、かつ鋼管矢板の表面を接触させながら水平方向に打設し、次いで第3の鋼管矢板を、その係止部を上記第2の鋼管矢板の係合部に結合させ、かつ鋼管矢板の表面を接触させながら水平方向に打設し、同様にして既設の鋼管矢板の係合部に、打設する鋼管矢板の係止部を結合させ、かつ表面を互いに接触させながら水平方向に連結して打設することにより空間の両側壁と天壁を構成し、その後、上記両側壁と天壁に囲まれた部分の土砂を排除して空間を作ることを特徴とする鋼管矢板を用いた空間の施工方法。
JP2003365254A 2003-10-24 2003-10-24 鋼管矢板及びその施工方法並びにその鋼管矢板を用いた空間の施工方法 Expired - Fee Related JP4237603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003365254A JP4237603B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 鋼管矢板及びその施工方法並びにその鋼管矢板を用いた空間の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003365254A JP4237603B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 鋼管矢板及びその施工方法並びにその鋼管矢板を用いた空間の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005127068A JP2005127068A (ja) 2005-05-19
JP4237603B2 true JP4237603B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=34643990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003365254A Expired - Fee Related JP4237603B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 鋼管矢板及びその施工方法並びにその鋼管矢板を用いた空間の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4237603B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN216739705U (zh) * 2021-11-24 2022-06-14 中铁上海工程局集团有限公司 一种用于胶结卵石地质的锁扣钢管桩围堰

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005127068A (ja) 2005-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009001987A (ja) 補強構造および補強方法
JP3701280B2 (ja) 山留支保工
JPH11344169A (ja) 管の継手構造
JP4237603B2 (ja) 鋼管矢板及びその施工方法並びにその鋼管矢板を用いた空間の施工方法
KR20200107521A (ko) 각관을 이용한 가물막이 및 터파기 공사 가시설 구조물 그리고 시공 방법
KR101736094B1 (ko) 루프구조체용 추진관조립체 및 루프구조체의 시공방법
JP2008063802A (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート梁部材同士の接合方法及び接合構造
JP2006322229A (ja) ナット付き鋼矢板及びその施工方法
JP5658096B2 (ja) 杭構造およびその構築方法
JP6869825B2 (ja) 橋脚基礎構造
JP3494596B2 (ja) 基礎杭兼用土留用鋼材
JP2005023573A (ja) 鉄筋コンクリート部材と鋼管コンクリートとの接合構造
CN109853526B (zh) 高刚度的钢管桩
JP3102488U (ja) 剪断補強筋
JP2683640B2 (ja) 異腕分岐部セグメント
JPH0419076Y2 (ja)
JP6988051B2 (ja) 杭頭接合構造
JP3594558B2 (ja) 多連型トンネル構造
JP2019011581A (ja) 橋脚基礎構造
JPH0731934U (ja) H形鋼矢板
FI125276B (fi) Betonipaalun jatkoliitos
JP4384551B2 (ja) 鋼矢板
JPS59210199A (ja) コンクリ−トブロツクの接合装置
JP2002242583A (ja) トンネル構造物およびその施工方法
KR200232631Y1 (ko) 흙막이용 에이치빔

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4237603

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141226

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees