JP2005281651A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract


【課題】 壁面等の垂直な、または傾斜した汚れ面に対しても、トリガー式スプレイヤー等により噴霧して使用して良好な泡立ちと汚れ面への付着性・滞留性を有する液体洗浄剤を提供すること。
【解決手段】 本発明は、(a)次亜塩素酸アルカリ金属塩を0.1〜8.0質量%、(b)アルカリ剤を0.1〜10質量%、および(c)オクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドからなるアミンオキサイド混合物を0.1〜3.0質量%含有し、かつ、オクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドとの質量比が1:9〜9:1であることを特徴とする液体洗浄剤組成物である。
さらに(d)アルキルサルフェートまたはサルコシン酸塩から選ばれる陰イオン性界面活性剤を、(c)のアミンオキサイド混合物の量との合計で0.1〜3.0質量%配合することが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、次亜塩素酸塩を含有する液体洗浄剤に関する。更に詳しくは、トリガー式スプレイヤー等により噴霧して使用する形態に適した、次亜塩素酸塩を含有する液体洗浄剤に関する。
住居周りの浴室、浴槽、台所等のタイルやその目地、プラスチック製品、陶器類、排水管等の水を頻繁に使用する箇所の硬質表面に付着する汚れは、石鹸カス、皮脂、カビ等に起因すると言われている。これらの汚れは界面活性剤だけでは除去することは困難であり、従来から、次亜塩素酸アルカリ金属塩を主基材とする漂白洗浄剤が広く使用されてきている(例えば、特許文献1および2参照)。
このような液体洗浄剤組成物は、適用される硬質表面が水平面に限らず垂直面、傾斜面など様々であることから、いかなる表面に適用された場合にも優れた洗浄・漂白能を発揮させるために、対象となる汚れへの付着・滞留性が要求されている。このような要求に応えるべく、種々の方法による系の増粘が試みられてきている。例えば、次亜塩素酸アルカリ金属塩とアミンオキサイドとの混合物からなる漂白剤組成物(例えば、特許文献3参照)や、次亜塩素酸アルカリ金属塩とアミンオキサイド(特に炭素数10〜18のアルキルアミンオキサイド)とアルキル硫酸塩(特に2−エチルヘキシル硫酸塩)とを所定量含む漂白剤組成物(例えば、特許文献4参照)などが提案されている。
また、これらの次亜塩素酸塩を含有する液体洗浄剤は、垂直な壁面などへの使いやすさなどの点からトリガー式スプレイヤー等により噴霧して使用する場合が多いが、次亜塩素酸塩が刺激性であるためスプレー時に飛散したミストを使用者が吸い込む場合があり、健康上好ましくないという問題もあった。このような問題点を解決するために、また前述の汚れ面への洗浄剤の付着性や滞留性を改善するために、界面活性剤を配合したりスプレイヤーの構造を工夫して、スプレー時に泡化してミストの飛散を防止することも行なわれている(例えば、特許文献5および6参照)。
しかしながら、これらの従来提案されているものは、いずれもまだその汚れ表面への付着性・滞留性は満足すべき程度のものではなかったり、泡立ちの程度や泡の安定性・泡の量が十分なものではなかった。
具体的には、例えば、壁面に対する滞留性を求める手段として、次亜塩素酸塩を含有する液体洗浄剤に、脂肪酸のアルカリ金属塩、アミンオキサイド及びアルキルベンゼンスルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤を併用して洗浄剤にチキソトロピー性を持たせることが提案されているが(特許文献6参照)、この場合は壁面に対する滞留性は改善されるが泡量が不十分である。
特開昭59−93799号公報 特開昭63−175099号公報 特公平4−25319号公報 米国特許第4282109号明細書 特開昭63−72798号公報 特開2002−194400号公報
本発明は、以上のような従来の次亜塩素酸塩を含有する液体洗浄剤の問題点を解決し、壁面等の垂直な、または傾斜した汚れ面に対しても、トリガー式スプレイヤー等により噴霧して使用して良好な泡立ちと汚れ面への付着性・滞留性を有する液体洗浄剤を提供するものである。
本発明者らは、上記のような課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、次亜塩素酸塩を含有する液体洗浄剤において、特定の2種類のアミンオキサイドを併用することによって、これらの問題点を解決した優れた液体洗浄剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、以下の内容をその要旨とするものである。
(1)(a)次亜塩素酸アルカリ金属塩を0.1〜8.0質量%、
(b)アルカリ剤を0.1〜10質量%、および
(c)オクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドからなるアミンオキサイド混合物を0.1〜3.0質量%含有し、
かつ、オクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドとの質量比が1:9〜9:1であることを特徴とする液体洗浄剤組成物。
(2)アミンオキサイド混合物のオクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドとの質量比が2:8〜8:2であることを特徴とする前記(1)に記載の液体洗浄剤組成物。
(3)アミンオキサイド混合物の含有量が0.1〜2.0質量%であることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の液体洗浄剤組成物。
(4)さらに(d)アルキルサルフェートまたはサルコシン酸塩から選ばれる陰イオン性界面活性剤を、(c)のアミンオキサイド混合物の量との合計で0.1〜3.0質量%含有することを特徴とする前記(1)ないし(3)のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
(5)次亜塩素酸塩が、次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸カリウムであることを特徴とする前記(1)ないし(4)のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
(6)アルカリ剤が、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムであることを特徴とする前記(1)ないし(5)のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
本発明の液体洗浄剤組成物によれば、噴霧した場合に優れた泡立ち性があり、汚れ面に対して良好な泡の付着性・滞留性を有するため、カビなどにより汚れた表面に対して優れた洗浄力・漂白力を発揮する。浴室、浴槽、台所、配水管等の住居廻りの硬質表面に付着した汚れ(カビ等による汚れ等)に対し好適に適用することができ、特に、壁面やタイル面などの垂直平面や傾斜した平面にトリガースプレーヤー等で噴霧して適用する場合に、良好な泡立ちを有するため、洗浄剤が汚れ面に十分滞留するとともに、ミストの飛散がなく安全に使用することができる。また、長期間保存しても次亜塩素酸アルカリ金属塩の分解が低く抑えられ、さらに低温下の保存でも、白濁や流動性の低下等を生じない。
以下、本発明について詳細に説明する。
既に述べたように、次亜塩素酸塩を含有する液体洗浄剤において、液の粘度を増加させ、泡立ち性を向上させるために半極性界面活性剤である脂肪族アミンオキサイドを配合することは既に公知であり、特に長鎖アルキル基の炭素数が12のラウリルジメチルアミンオキサイドを配合することも知られている。本発明はこのような状況において、汚れ面への付着性・滞留性や泡立ち性をより一層改良するために検討し、意外にも次亜塩素酸塩を含有する液体洗浄剤においては、長鎖アルキル基の炭素数が12のラウリルジメチルアミンオキサイドとともに長鎖アルキル基の炭素数が8のオクチルジメチルアミンオキサイドを一定比率で加えたアミンオキサイド混合物を配合することによって、汚れ面への付着性や滞留性及び泡立ち性が著しく向上すると言う知見に基づくものである。
本発明における(a)成分である次亜塩素酸塩は、強力な酸化作用により有機物を効果的に分解し、重なり合ったカビ汚れなどの除去に有効である。次亜塩素酸塩としては、具体的には次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム等が好適に挙げられ、これらの中でも、次亜塩素酸ナトリウムが特に好ましい。本発明の液体洗浄剤組成物中に含有される前記(a)成分の含有量は0.1〜8質量%であり、0.1〜5.0質量%が好ましい。前記(a)成分の含有量が0.1質量%未満であると漂白力が不足し、また、8質量%を超える含有量ではその効果が向上せず経済的に必要でない。
本発明における(b)成分であるアルカリ剤は、次亜塩素酸塩の分解を抑えるとともに、その漂白作用を促進するのに有効である。アルカリ剤としては、特に限定されないが、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属;炭酸ナトリウム、及びケイ酸ナトリウム等が挙げられる。製造後の流通に置かれたときの安定性を考慮すると、アルカリ剤としては、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムがより好ましい。本発明の液体洗浄剤組成物中に含まれる前記(b)成分の含有量は、0.1〜10質量%であり、0.1〜5.0質量%が好ましい。前記(b)成分の含有量が、0.1質量%未満であると保存安定性が不足し、また、10質量%を超える含有量ではかえって次亜塩素酸塩の分解を促進する恐れがあり好ましくない。
本発明における(c)成分であるアミンオキサイド混合物は、長鎖アルキル基の炭素数が12のラウリルジメチルアミンオキサイドと長鎖アルキル基の炭素数が8のオクチルジメチルアミンオキサイドの混合物であり、前者と後者の質量比が1:9〜9:1の範囲のものである。両者の質量比が2:8〜8:2の範囲のものがさらに好ましい。本発明の液体洗浄剤組成物中に含有される(c)成分のアミンオキサイド混合物の含有量は、0.1〜3.0質量%であり、0.1〜2.0質量%がより好ましい。(c)成分の含有量が、0.1質量%未満であると洗浄剤の泡立ちが不十分であり、また、3.0質量%を超える含有量ではかえって次亜塩素酸塩の分解を促進する恐れがあり好ましくない。
本発明の液体洗浄剤組成物においては、(c)成分のアミンオキサイド混合物の2成分の混合比率が上記の範囲内のものを用いることが特に重要である。オクチルジメチルアミンオキサイドがラウリルジメチルアミンオキサイドに対して質量比で1/9以下の量の場合や、オクチルジメチルアミンオキサイドがラウリルジメチルアミンオキサイドの質量比で9倍を超える量の場合には、液体洗浄剤の系の泡立ち性も低下する。
(c)成分のアミンオキサイド混合物としては、オクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドの混合物を用いることが重要である。オクチルジメチルアミンオキサイドに代えて、長鎖アルキル基の炭素数が10のデシルジメチルアミンオキサイドや長鎖アルキル基の炭素数が14のミリスチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドを用いた混合物では十分な泡立ち性を示さない。
また、(c)成分のアミンオキサイド混合物は、予めオクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドの所定量を混合した混合物を使用して液体洗浄剤組成物を調製してもよく、あるいは前記(a)、(b)成分とともにオクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドの所定量をそれぞれ別個に配合して液体洗浄剤組成物を調製してもよい。
本発明の液体洗浄剤組成物においては、以上の(a)ないし(c)成分に、さらに(d)成分としてアルキルサルフェートまたはサルコシン酸塩から選ばれる陰イオン性界面活性剤を、(c)のアミンオキサイド混合物の量との合計で0.1〜3.0質量%配合することが好ましい。このようなアルキルサルフェートとしては、オクチルサルフェート、2−エチルヘキシルサルフェート、ラウリルサルフェート等のアルキルサルフェートのアルカリ金属塩が挙げられる。これらの中でも2−エチルヘキシルサルフェートのアルカリ金属塩が特に好ましい。サルコシン酸塩としては、サルコシンナトリウムが好ましい。これらのアルキルサルフェートまたはサルコシン酸塩を配合することによって、トリガースプレイヤー等で噴霧した場合にその泡立ちがより一層良好になる。本発明の液体洗浄剤組成物中に含有される(d)成分のアルキリサルフェートサルコシン酸塩の含有量は、(c)のアミンオキサイド混合物の量との合計で0.1〜3.0質量%であり、0.1〜2.0質量%が好ましい。この(c)と(d)の合計の配合量が0.1質量%未満であると泡立ち性の改良効果が見られず、また、3.0質量%を超える含有量ではかえって次亜塩素酸塩の分解を促進する恐れがあり好ましくない。
本発明においては、前記(a)〜(c)成分を必須成分とするが、これ以外の他の成分についても、本発明の効果を損ねない範囲で必要に応じて添加することができる。このようなその他の成分としては、例えば、前記(c)成分及び(d)成分以外の次亜塩素酸塩の存在する系で安定に使用することのできる種々の界面活性剤、キシレンスルホン酸塩等のビルダー、研磨剤、溶剤、香料、着色剤等が挙げられる。
本発明の液体洗浄剤組成物の製造方法としては、特に限定されず、常法により、例えば、前記(a)〜(d)成分及び必要に応じて添加されるその他の成分に対して、水をバランス量加えることにより調製することができる。本発明の液体洗浄剤組成物の使用態様は、特に限定されず、例えば、壁面等の平面状の対象物であれば直接塗布する方法、スプレーヤー等の噴霧装置を用いて噴霧する方法、排水管等の管状の対象物であれば管壁面に沿って流下させる方法等が挙げられる。本発明の液体洗浄剤組成物は、噴霧した場合に良好な泡立ち性を示し、泡の付着性・滞留性に優れ、ひいては優れた洗浄力・漂白力を発揮することから、浴室、浴槽、台所、排水管等の住居廻りの硬質表面に付着した汚れ(カビ等による汚れ等)に対し好適に適用することができる。また、長期間保存した場合であっても次亜塩素酸アルカリ金属塩の分解が低く抑えられ、さらに、低温下(0〜10℃程度)での保存であっても、白濁、流動性の低下等を生じないなどの優れた保存安定性を発揮することができる。また、洗浄対象としては、カビなどで汚れたあらゆる硬表面に適用でき、壁面やタイル面だけでなく、種々の食器類や流し台などの汚れ面、流し台の三角コーナーなどにも好適に使用することができる。
次に、本発明を実施例によって更に詳しく説明する。以下の実施例において、特に注記しない限り「%」および「部」は質量基準である。
表1および表2に示す次亜塩素酸ナトリウムとともに種々の界面活性剤を配合した液体洗浄剤を調製し、これらの液体洗浄剤をトリガースプレイヤーを用いて噴霧した場合の泡立ち性と汚れ表面への洗浄剤の付着・滞留性を評価した。 液体洗浄剤の評価は次の方法によった。これらの評価結果を表1および表2に示す。なお、トリガースプレイヤーは吉野工業(株)製のカビ取り用液体洗浄剤のためのトリガースプレイヤーAを用いた。
(i)泡量
トリガースプレイヤーに上記の液体洗浄剤を入れ、これを50ccの円錐型メスフラスコの内側に噴霧し、その直後の泡量を測定した。その結果を次の基準で評価した。
◎:泡量が11cc以上
○:泡量が5cc以上で11cc未満
△:泡量が3cc以上で5cc未満
×:泡量が3cc未満
(ii)泡の付着・滞留性
上記の種々の液体洗浄剤を、高さ56cm幅40cmの垂直なタイル面に、10cm離れた位置からトリガースプレイヤーによって噴霧し、タイル面への泡の付着・滞留性を次の基準で評価した。
○:タイル面に泡状の洗浄剤が60秒以上留まる。
△:タイル面から泡状の洗浄剤が60秒以内に流れ落ちる。
(iii)外観
透明なガラス容器に調製直後の上記の種々の液体洗浄剤を入れ、その外観を目視によって観察し、次の基準で評価した。
○:透明で均一な溶液で、分離や沈殿は見られない。
△:不溶物の浮遊が見られた。
×:二層に分離した。
Figure 2005281651
Figure 2005281651
表1および表2に示した結果からわかるように、オクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドからなるアミンオキサイド混合物を配合した本発明の液体洗浄剤組成物は、これらのアミンオキサイドのいずれかを単独で配合したものやその他のアミンオキサイド、例えばデシルジメチルアミンオキサイドを配合したもの、或いはこれらに更にアルキルサルフェートなどの陰イオン性界面活性剤を配合したものに比較して、トリガースプレイヤーを使用して噴霧した場合に泡量やタイル面への泡の付着・滞留性が良好で、より改善されたものであった。また、このオクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドからなるアミンオキサイド混合物と共に、ドデシルサルフェートナトリウム、オクチルサルフェートナトリウムまたは2−エチルヘキシルサルフェートナトリウムを配合したものも優れた泡立ち性を示し、特に2−エチルヘキシルサルフェートナトリウムを配合した場合には泡量がより一層改善された。
表3に示す次亜塩素酸ナトリウムとともに種々の界面活性剤を配合した液体洗浄剤を調製し、これらの液体洗浄剤についてトリガースプレイヤーを用いて噴霧した場合の泡量、汚れ表面への付着・滞留性を実施例1と同様の方法で、また次亜塩素酸ナトリウムの安定性を次に記載の方法で評価した。なお、トリガースプレイヤーは吉野工業(株)製のカビ取り用液体洗浄剤のためのトリガースプレイヤーBを用いた。
(iv) 次亜塩素酸ナトリウムの安定性
表3に示す種々の液体洗浄剤の400グラムをポリエチレン容器に充填し、40℃の恒温槽に入れて保存した。1ヶ月経過後のそれぞれの液体洗浄剤の有効塩素量を測定し、次亜塩素酸ナトリウムの残存率を求めた。
これらの評価結果を表3に示す。
Figure 2005281651
この評価試験では、トリガースプレオヤーで上記の液体洗浄剤を噴霧した場合の泡量、泡の付着・滞留性に及ぼすオクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドの混合物、或いは更にこれに2−エチルヘキシルサルフェートを配合した場合のその量的な効果を調べた。
表3の結果からわかるように、アミンオキサイド混合物の配合量が0.08%では十分な泡量が得られず、液の付着・滞留性も不十分であるが(比較例1)、アミンオキサイド混合物の配合量が0.1%以上では良好な発泡性と液の付着・滞留性を示す(実施例1〜3)。また、更に陰イオン界面活性剤として2−エチルヘキシルサルフェートを配合したものは更に優れた発泡性と液の付着・滞留性を示すが(実施例4〜6)、アミンオキサイド混合物の配合量が0.08%のものではこれに2−エチルヘキシルサルフェートを配合した場合にも発泡性と液の付着・滞留性は改善しない(比較例3)。
また、本発明の組成からなる液体洗浄剤ではいずれも80%程度の次亜塩素酸塩の残存率があり、その安定性が良好であったが、アミンオキサイド混合物やアルキルサルフェートの配合量が多くなると次亜塩素酸塩の残存率が低下し、その安定性が悪くなる(比較例2,4)。従って、アミンオキサイド混合物やアルキルサルフェートを3%を超えて配合することは好ましくない。
本発明は次亜塩素酸塩を含む液体洗浄剤であり、その泡立ち性や汚れ面への付着・滞留性を改善したものである。この液体洗浄剤は、特にトリガー式スプレイヤーによって、浴室や台所のタイル面やガラス面などの垂直な汚れ面や傾斜した汚れ面へ使用に適した洗浄剤である。この他にも食器類、陶器類、プラスチック製品等の汚れ、その他種々の硬表面の汚れ、特にカビ汚れの洗浄に対して有用な洗浄剤である。

Claims (6)

  1. (a)次亜塩素酸アルカリ金属塩を0.1〜8.0質量%、
    (b)アルカリ剤を0.1〜10質量%、および
    (c)オクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドからなるアミンオキサイド混合物を0.1〜3.0質量%含有し、
    かつ、オクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドとの質量比が1:9〜9:1であることを特徴とする液体洗浄剤組成物。
  2. アミンオキサイド混合物のオクチルジメチルアミンオキサイドとラウリルジメチルアミンオキサイドとの質量比が2:8〜8:2であることを特徴とする請求項1に記載の液体洗浄剤組成物。
  3. アミンオキサイド混合物の含有量が0.1〜2.0質量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の液体洗浄剤組成物。
  4. さらに(d)アルキルサルフェートまたはサルコシン酸塩から選ばれる陰イオン性界面活性剤を、(c)のアミンオキサイド混合物の量との合計で0.1〜3.0質量%含有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
  5. 次亜塩素酸塩が、次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸カリウムであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
  6. アルカリ剤が、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
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