JP2005277472A - Pll試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
PLLに代表される位相同期型回路を複数搭載した半導体回路において、任意の2つの位相同期型回路の出力波形を比較することにより、比較した回路の一方、または、両方の不良をDCで検出する試験装置を提供する。
【解決手段】
位相同期型回路を複数搭載した半導体回路において、遅延回路および比較回路を同一チップ上に形成する。そして、検査対象となる2つの位相同期型回路において、どちらか一方の回路に入力する信号の位相を遅延回路によって遅延し、比較回路によって、第1の位相同期型回路と第2の位相同期型回路の出力信号を比較することにより位相のずれを検出し、回路不良としてDC信号で出力する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、PLL(Phase Locked Loop)に代表される位相同期型回路間における位相のずれを検出する試験回路、この試験回路を備えた集積回路、および集積回路の試験方法に関する。
最近、LSIの高速化とともに、外部信号を逓倍して高速のクロック信号を供給するためのPLLや、ますます厳しくなるタイミング制約条件を満たすための同期確保用PLLなど、LSIに複数のPLLを搭載することが多くなってきている。
ここで、一般的なPLLの構成図を図1に示す。PLLは、位相周波数比較器(PFD)101、チャージポンプ回路102、ループフィルタ103、電圧制御発振器(VCO)104及び分周器(Divider)105を備えている。
位相周波数比較器(PFD)101は、入力信号Frefと分周器105からの帰還信号Ffbとの位相を比較し、これら両信号の位相差に相当する増分信号UP及び減分信号DOWNを生成する。この位相周波数比較器(PFD)101で生成される増分信号UPは、入力信号Frefに対する帰還信号Ffbの位相遅れに相当するパルス幅を有する。また、減分信号DOWNは、入力信号Frefに対する帰還信号Ffbの位相進みに相当するパルス幅を有する。位相周波数比較器(PFD)101で生成された増分信号UP及び減分信号DOWNはチャージポンプ回路102に供給される。
チャージポンプ回路102はシングル出力のチャージポンプ回路であり、増分信号UP及び減分信号DOWNの各パルス幅に応じた電流パルスを生成してループフィルタ103に供給する。ループフィルタ103は、チャージポンプ回路102から供給される電流パルスに応答して例えば図示せぬキャパシタに電荷を蓄積および放電し、上述した電流パルスに応じた電圧Vcntを発生する。このループフィルタ103で発生された電圧Vcntは電圧制御発振器(VCO)104に供給される。
電圧制御発振器(VCO)104は、ループフィルタ103から供給された電圧Vcntに応じた周波数で発振する出力信号FVCOを生成する。電圧制御発振器(VCO)104で生成された出力信号FVCOは、PLLの出力信号として外部に出力されると共に、分周器105に供給される。分周器105は、出力信号FVCOを1/N(Nは整数)に分周し、位相周波数比較器(PFD)101に供給する。
ここで、実動作周波数fo(fvco)、分周器105の分周比Nおよび試験信号周波数frefは以下の関係にある。
Figure 2005277472
電圧制御発振器(VCO)104は、ロック状態では入力信号の周波数FrefのN倍の周波数で発振する。
次に、電圧制御発振器(VCO)104を用いたPLLの動作を説明する。
今、分周器105から位相周波数比較器(PFD)101に帰還される帰還信号Ffbの位相が入力信号Frefの位相より遅れていると仮定する。この場合、位相周波数比較器(PFD)101は、入力信号Frefに対する帰還信号Ffbの位相遅れに相当するパルス幅を有する増分信号UPを生成し、チャージポンプ回路102に供給する。チャージポンプ回路102は、増分信号UPに応じた電流を流出してループフィルタ103の図示せぬキャパシタを充電する。これにより、ループフィルタ103で発生される電圧Vcntは高くなる。その結果、電圧制御発振器(VCO)104から出力される出力信号FVCOの発振周波数が高くなると共に、出力信号FVCOの位相が進んで入力信号Frefの位相に近づく。
一方、帰還信号Ffbの位相が入力信号Frefの位相より進んでいる場合、位相周波数比較器(PFD)101は、入力信号Frefに対する帰還信号Ffbの位相進みに相当するパルス幅を有する減分信号DOWNを生成し、チャージポンプ回路102に供給する。チャージポンプ回路102は、減分信号DOWNに応じた電流を引き込んでループフィルタ103の図示せぬキャパシタを放電させる。これにより、ループフィルタ103から出力される電圧Vcntは低くなる。その結果、電圧制御発振器(VCO)104から出力される出力信号FVCOの発振周波数が低くなると共に、出力信号FVCOの位相が遅れて入力信号Frefの位相に近づく。
このように、電圧制御発振器(VCO)104を用いたPLLでは、出力信号FVCOの位相と入力信号Frefの位相とが常に比較され、入力信号Frefに対する出力信号FVCOの位相遅れ又は位相進みが存在すればそれらを補正するようにフィードバック制御される。そして、位相遅れ又は位相進みが所定の範囲内に収束したら、位相周波数比較器(PFD)101は、同一の短いパルス幅を有する増分信号UP及び減分信号DOWNを生成する。これにより、ループフィルタ103の図示せぬキャパシタで充放電される電荷の量が等しくなって平衡し、このPLLはロック状態に入る。このロック状態において、出力信号FVCOの位相は入力信号Frefの位相に合致する。
上記したPLLは、多方面において使用されており、同一チップ上に複数のPLLが搭載されたLSIも多数開発されている。そしてこのようなLSIを試験することが重要となっている。
従来、同一チップ上に複数のPLLを搭載する半導体回路の製品試験では、信号発生器から被試験回路となる各個別回路までの信号入力経路、および、各個別回路から測定器までの信号出力経路を各々スイッチで切り換えることにより被試験回路を識別して試験を実施していた。
また、上記スイッチにより被試験回路として選択された個別の回路試験においては、入力信号に対して当該回路を通して出力された出力信号を、カウンタ等の信号測定器を使用して測定を実施していた。この測定では、各個別回路毎に、時間当たりの矩形波出力数をカウントする事により、実際の回路が規定の矩形波を出力しているか確認出来る。しかし、カウンタによる測定方法は平均周波数を測定することになるためPLLの出力波形が粗密波となる不良の場合にはあたかも期待される周波数になっていると誤って測定してしまうことがある。これを避けるためには、カウンタ等の他に個別回路からの出力波形を直接見る事が出来るAC測定器を付加する必要がある。
図2は、従来のPLL試験回路の構成を示す。図2に示す試験回路は、信号発生器10、被試験回路である複数のPLL21,22を搭載する半導体回路20、カウンタ等の信号測定器100、半導体回路20に搭載された第1のPLL21、第2のPLL22と信号発生器10との接続を切り換えるスイッチ40と、第1のPLL21、第2のPLL22と信号測定器100との接続を切り換えるスイッチ50とを有している。
実際の試験では、半導体回路20上に形成された複数の回路中に1つでも不良品があれば、その半導体回路20は使用出来ないので、半導体回路20上に形成された第1のPLL21および第2のPLL22の全てを試験することが必要であり、PLL21、22を搭載したLSIを量産工程で試験する際に試験時間が長くなるという問題があった。
また、従来の測定方法においては、図2に示す回路によってスイッチを切り換えることにより、半導体回路20上に形成された全てのPLLの出力波がカウンタによってカウントされ、さらに出力波形が粗密波になるという不良を落とすためには、オシロスコープ等による波形チェックを実施していた。
上記のPLL21,22をウェハ上で実動作に近い高周波で試験しようとすると、チップ周辺に配置されたボンディングパッドにプローブを立てて、このプローブを介し高周波信号を入力し、PLL21,22からの出力信号をプローブを介して信号測定器に取り込む。このとき、プローブとボンディングパッドとの経路に寄生容量および寄生抵抗が生じるため信号歪みなどを生じ、高周波での正確な測定は困難である。
従来例1として、特開2002−185316号公報では、「PLL回路およびPLL回路のジッタ判定方法」が提案されている。
図3に、この提案によりジッタ判定を行うジッタ判定回路一体型PLL回路を示す。このジッタ判定回路一体型PLL回路70は、ジッタ判定用回路60、第1の位相比較器(PFD)61、チャージポンプ回路62、フィルター63、V/I変換回路64、電流制御発振器65、分周回路66、第2の位相比較器67、D型フリップフロップ(DFF)68から構成される。
ジッタ判定用回路60では、基準信号が第2の位相比較器67の基準信号入力端子212に、帰還信号が帰還信号入力端子202に接続され、第2の位相比較器67のUP信号側誤差出力信号232とDOWN信号側誤差出力信号242が2入力OR回路71を介してD型フリップフロップ68に接続され、D型フリップフロップ68のデータ端子Dが電源VDDに接続され、リセットバー入力端子RBがテスト信号入力端子73に接続され、D型フリップフロップ68の出力が、出力端子Qからテスト結果出力端子72へ出力され、第2の位相比較器67の基準信号、帰還信号の入力側のそれぞれに、可変遅延回路69が挿入されている。
このPLL回路により、PLL機能を搭載した半導体を製造段階で選別してジッタ不良品を除去する際に、高価な専用の計測器を不要とし、従来は測定の難しかった位相オフセットの判別も同時に行う。
特開2002−185316号公報
本発明の目的は、PLLに代表される位相同期型回路を複数搭載した半導体回路において、試験対象となる位相同期型回路の不良を、DC測定を用いて比較的容易に試験することが可能な試験装置を提供することである。
以下に、発明を実施するための最良の形態・実施例で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態・実施例の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の信号生成器試験装置は、第1の入力信号と第2の入力信号の少なくとも一方を移相し、所定の位相差をもった第1と第2の移相信号を生成する移相回路(85)と、第1の移相信号に同期して第1の出力信号を出力する第1の信号生成器(86)と、第2の移相信号に同期して第2の出力信号を出力する第2の信号生成器(87)と、第1の出力信号と第2の出力信号との間の位相差の変化を検出する検出回路(90)とを備える。
また、本発明の信号生成器試験装置は、第1の入力信号と第2の入力信号の少なくとも一方を移相し、所定の位相差をもった第1と第2の移相信号を生成する移相回路(85)と、第1の移相信号と第2の移相信号のいずれか一方に同期して第1の出力信号を出力する信号生成器(140)と、他方の信号を第2の出力信号とし、第1の出力信号と第2の出力信号との間の位相差の変化を検出する検出回路(90)とを備える。
また、本発明の信号生成器試験装置は、請求項1又は2に記載の信号生成器試験装置において、位相差の変化が所定量を超えたときに、検出回路(90)は位相差の変化を検出する。
また、本発明の信号生成器試験装置は、請求項3に記載の信号生成器試験装置において、第1の入力信号と第2の入力信号が矩形波であり、所定量は、第1の入力信号の矩形波のパルス幅に対応する時間から位相差に対応する時間を減算したときの残り時間に対応する。
また、本発明の信号生成器試験装置は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の信号生成器試験装置において、検出回路(90)は、第1の出力信号と第2の出力信号のいずれか一方に同期して他方の出力信号の、今回の周期の出力レベルと1周期前の出力レベルを比較する信号比較回路(91)と、今回の周期の出力レベルと1周期前の出力レベルが異なったことが信号比較回路(91)で検出されると、一定出力レベルの信号を生成して比較結果を出力する出力回路(92)とを備える。
また、本発明の信号生成器試験装置は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の信号生成器試験装置において、検出回路(95)は、第1の出力信号と第2の出力信号のいずれか一方に同期して他方の出力信号の、今回の周期の出力レベルと1周期前の出力レベルを比較する信号比較回路(91)と、今回の周期の出力レベルと1周期前の出力レベルが異なったことが信号比較回路(91)で検出される回数をカウントするカウンタ(93)と、カウンタで所定回数以上カウントされると、一定出力レベルの信号を生成して比較結果を出力する出力回路(92)とを備える。
また、本発明の信号生成器試験装置は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の信号生成器試験装置において、信号生成器がPhase Locked Loop(PLL)である。
また、本発明の信号生成器試験装置は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の信号生成器試験装置において、第1の信号生成器(86)と位相回路(85)の間に設けられ、第1のセレクタ切換信号に応答して第1の移相信号と第1の実動作信号のうちの一方を選択する第1のセレクタ(82)と、第2の信号生成器(87)と位相回路(85)の間に設けられ、第2のセレクタ切換信号に応答して第2の移相信号と第2の実動作信号のうちの一方を選択する第2のセレクタ(83)と、半導体回路(80,120,180,190、200)の動作モードを切り換えるためのモード切換信号に応答して第1のセレクタ切換信号と第2のセレクタ切換信号を第1のセレクタと第2のセレクタにそれぞれ出力する制御回路(84、130、160)とを更に備える。
また、本発明の信号生成器試験装置は、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の信号生成器試験装置において、移相回路(170)の位相遅延量は可変である。
また、本発明の信号生成器試験装置は、請求項9に記載の信号生成器試験装置において、第1の入力信号と第2の入力信号が矩形波であり、移相回路(170)の位相遅延量を調整することにより、一方の入力信号の立ち上がりを、他方の入力信号のパルス幅の中央に設定することができる信号生成器試験装置。
また、本発明の信号生成器試験方法は、(a)第1の入力信号に同期して第1の出力信号を生成し、第1の出力信号を第2の出力信号に同期させて保持するステップと、(b)第1の出力信号の保持された信号レベルに基づいて、第1の出力信号の同期状態の変化を検出するステップとを備える。
また、本発明の信号生成器試験方法は、請求項10に記載の信号生成器試験方法において、(a)保持するステップは、第1の入力信号と第2の入力信号のうちの少なくとも一方を移相して第1と第2の移相信号を生成するステップと、第1の移相信号に同期して第1の出力信号を生成するステップと、(c)第2の移相信号に対応する第2の出力信号に同期して第1の出力信号を保持するステップとを備える。
また、本発明の信号生成器試験方法は、請求項11に記載の信号生成器試験方法において、(c)保持するステップは、第2の移相信号に同期して前記第2の出力信号を生成するステップを備える。
また、本発明の信号生成器試験方法は、請求項10乃至12に記載の信号生成器試験方法のいずれか一項において、(b)検出するステップは、第1の出力信号と第2の出力信号の間の位相差の変化が所定量を超えたとき、保持された信号レベルから同期状態は同期ハズレと判定するステップを備える。
また、本発明の信号生成器試験方法は、請求項13に記載の信号生成器試験方法において、第1の入力信号と第2の入力信号が矩形波であり、所定量は、第1の入力信号の矩形波のパルス幅に対応する時間から位相差に対応する時間を減算したときの残り時間に対応する。
本発明では、PLLに代表される位相同期型回路を複数搭載した半導体回路において、移相回路および比較回路を同一チップ上に一体形成する。そして、移相回路により2つの入力信号間に位相差を生成し、位相差の生じた2つの入力信号を各々第1および第2の位相同期型回路に入力する。第1および第2の位相同期型回路により、各々の入力信号に基づいた同期信号が生成され、各々の出力信号は比較回路の2つの入力端子へ出力される。比較回路によって第1の位相同期型回路と第2の位相同期型回路の出力波形の位相ずれ(粗密不良)を検出し、DC信号で出力する。これにより、製造段階で、DC測定といった比較的容易に出来る測定方法により不良の半導体回路を除去することができる。本発明の試験では、信号の1周期毎の信号波形を比較して位相ずれを検出することから、従来のカウンタ等での時間平均された測定で見逃してしまうような粗密波不良もチェックすることが出来、測定精度が高くなる。
また、今後いっそう高周波化する回路の試験にとって、高価な高周波測定装置を用いずともDC測定のみで上記半導体の不良を確実に検出する手段として極めて有効なものとなる。
以下、添付図を使って本発明のPLL試験装置について説明を行う。
(第1の実施形態)
図4に、本発明のPLL試験装置に係わる第1の実施形態を示す。本発明の試験装置は、信号発生器10、複数の回路が同一チップ上に形成された半導体回路80、信号測定器100から構成されている。
信号発生器10は、半導体回路80に試験信号を出力するためのものであり、外付けでも半導体回路80上に形成されたものでも構わない。
また、本実施例においては試験信号を単一の信号発生器10から供給しているが、この試験信号は単一の信号発生器からの供給に限定されず、外部回路を接続して外部回路からの信号を供給しても良い。
半導体回路80は、同一チップ上に形成された複数のPLL86、87、移相回路85、比較回路90、制御回路84、およびセレクタ82,83を備えている。移相回路85は、遅延回路81を備えている。信号発生器10からの試験信号は直接セレクタ82に供給され、また移相回路85を介してセレクタ83に供給されている。セレクタ82には第1のPLL86の実動作時の入力信号が供給されている。セレクタ83には第2のPLL87の実動作時の入力信号が供給されている。セレクタ82と83の各々は制御回路84からのセレクタ制御信号に応答して一方を選択する。セレクタ82と83の各々は実動作モードでは、実動作時の入力信号を選択し、試験モードでは信号発生器10からの信号を選択する。セレクタ82と83により選択された信号は、第1のPLL86と第2のPLL87にそれぞれ出力される。第1のPLL86に入力された信号に基づき、第1のPLL86により同期信号が生成され、生成された信号は、実動作時のPLL1出力信号としてLSIの内部回路へ出力、およびD−FFのD端子に出力される。第2のPLL87に入力された信号に基づき、第2のPLL87により同期信号が生成され生成された信号は、実動作時のPLL2出力信号としてLSIの内部回路へ出力、およびD−FFのCLK端子に出力される。D−FFのD端子へ入力された信号は、D−FFのCLK端子に入力される信号によりラッチされる。D−FFでは、ラッチされた上記試験信号の状態に応じて、出力信号がD−FFのQN端子からRS−FFのS端子へと出力される。このS端子からの入力信号により、RS−FFはセットされ、その出力信号はRS−FFのQ端子より半導体回路80の出力端に接続される信号測定器100へと出力される。なお、移相回路85の遅延回路81は、信号発生器10とセレクタ82の間に配置されても構わない。制御回路84の外部インターフェース端子(図示せず)には、LSIの内部回路からモード切換信号および周波数切換信号の2種類の信号が入力される。制御回路84の外部インターフェース端子(図示せず)に実動作モードに対応するモード切換信号が入力された場合、制御回路84からセレクタ82および83へ、セレクタ制御信号が出力され、セレクタ82および83の選択切換により、第1のPLL86および第2のPLL87へは、実動作時のPLL1入力信号および実動作時のPLL2入力信号がLSI内部回路から供給される。一方、制御回路84の外部インターフェース端子(図示せず)に、LSIの内部回路から試験モードに対応するモード切換信号が入力された場合、制御回路84からセレクタ82および83へ、セレクタ制御信号が出力され、セレクタ82および83の選択切換により、第1のPLL86および第2のPLL87へは、信号発生器10からの試験信号が入力される。試験モード設定時には、LSIの内部回路から、制御回路84の外部インターフェース端子(図示せず)へ周波数切換信号を出力することにより、制御回路84から第1のPLL86および第2のPLL87の分周器に分周比を設定する制御信号が出力され、第1のPLL86および第2のPLL87の双方に対して、第1のPLL86および第2のPLL87のどちらか一方の実動作周波数が設定される。また、測定開始まで、制御回路84からRS−FF92のR端子にリセット信号が出力され、測定の開始前にRS−FFのQ端子の信号状態は初期状態にリセットされる。
次に、本発明の第1の実施形態における試験動作原理について図4と図5を参照にして説明する。本説明においては、同一チップ上に形成された複数のPLLのうち、任意の2つのPLL86,87において、どちらか一方、あるいは両方における不良の有無を確認する原理を述べる。
まず、図4において、LSI内部回路より制御回路84に試験モードに対応するモード切換信号が出力され、制御回路84からセレクタ82,83へセレクタ制御信号が出力される。セレクタの切り換えにより、試験モードでは、信号発生器10からの2つに分割された試験信号は、一方は半導体回路80上に形成されたセレクタ82に直接供給される。試験信号のもう一方は、移相回路85内の遅延回路81を介してセレクタ83に供給される。こうして、一方の試験信号には、もう一方の試験信号に対して位相の遅れが生じる。位相の異なる上記2つの試験信号は、セレクタ82,83を介して、試験対象となる第1のPLL86と、第2のPLL87に各々入力される。そして、第1のPLL86および第2のPLL87により各々同期信号が生成され、生成された信号は、比較回路90のD端子およびCLK端子へと入力され、比較回路90によって位相のずれが検出される。比較回路90は信号比較回路であるD型フリップフロップ(D-FF)91と、出力回路であるリセット-セット型フリップフロップ(RS-FF)92から構成される。図5に、(a)2つのPLL86,87が共に良品の場合、(b)第1のPLL86が不良の場合、(c)第2のPLL87(第1のPLL86に比較して位相の遅れた信号が入力されたもの)が不良の場合の各出力信号(第1のPLL出力、第2のPLL出力、D-FF QN端子出力、比較回路出力およびリセット信号)の波形を示す。
図5に示すように、(a)第1のPLL86および第2のPLL87が共に良品の場合には、第2のPLL87からのパルス出力信号の立ち上がり時に、第1のPLL86の出力信号波形は常に「Hi」の状態であり、その結果D-FF91のQN端子の出力は常に「Low」の状態である。従って、S端子に常に「Low」状態の信号が入力されるRS-FF92のQ端子の出力、すなわち比較回路90の出力では、常に「Low」の状態の信号電圧が信号測定器100により測定される。
(b)第1のPLL86が不良の場合には、第2のPLL87のパルス出力信号の立ち上がり時のいずれかにおいて、第1のPLL86の出力信号波形が「Low」状態になり(図5(b)中の破線で示した第2のPLL87の出力信号立ち上がり時)、この時D-FF91のQN端子の出力が「Hi」の状態になる。すると、これを受けてRS-FF92のQ端子の出力は「Hi」の状態になる。その後QN端子の出力が「Low」の状態になってもRS-FF92のQ端子の出力は「Hi」の状態を維持し続け、比較回路90出力では「Hi」の状態の信号電圧が信号測定器100により測定される。
つまり、図5(b)中の破線で示した第2のPLL87のパルス出力信号立ち上がり時までは、常に第1のPLL86と第2のPLL87のパルス出力信号の位相差が一定であり、第2のPLL87のパルス出力信号立ち上がり時における第1のPLL86のパルス出力信号が「Hi」の状態であったものが、上記第2のPLL87のパルス出力信号の立ち上がり時に、第1のPLL86のパルス出力波形が「粗密波」になるという異常が現れたために、第1のPLL86と第2のPLL87のパルス出力信号の位相差が一定でなくなり、第2のPLL87のパルス出力信号の立ち上がり時の第1のPLL86のパルス出力信号の状態が「Hi」の状態から「Low」の状態に変化したことが、D-FF91によって検出され、RS-FF92のQ端子の出力が「Hi」の状態となり、PLL80の異常を知らせる。
(c)第2のPLL87が不良の場合には、第2のPLL87のパルス出力信号立ち上がり時のいずれかのタイミングにおいて、第1のPLL86の出力信号波形が「Low」状態になる(図5(c)中の破線で示した第2のPLL87の波形立ち上がり時)。この時D-FF91のQN端子の出力が「Hi」の状態になり、その信号がRS-FF92のS端子に入力される。この入力信号により、RS-FF92の状態は「Hi」の状態にセットされ、これを維持することにより、比較回路90のQ端子から「Hi」の状態の信号電圧が出力され、信号測定器100により測定される。これにより、上記第1のPLLが不良であった場合と同様に、PLL80の異常を知らせる。
次に、本発明の第1の実施形態における試験手順を説明する。PLL試験のフローチャートを図6に示す。
本発明のPLL試験回路においては、制御回路84からのセレクタ制御信号により、セレクタ82,83の信号入力経路が切換えられ、第1のPLL86、および第2のPLL87に入力する信号を、実動作時の信号、あるいは試験信号を出力する信号発生器10間で、所望の動作モードに合わせて選択する。
まず始めに、PLL試験を開始すると、制御回路84により半導体回路80の動作モードがテストモード設定に切り換わる(ステップS01)。この時、セレクタ82,83により、第1のPLL86および第2のPLL87への信号が、信号発生器10から直接供給される経路と、移相回路85を介して供給される経路とになる。
最近、実動作周波数の高周波化により、タイミングマージンが減少してきており、低い動作速度では正常に動作するものの、実際に動作しなければならない周波数では、正常に動作しないLSIもあり、リアルタイムテストが重要となっている。さらに、半導体メーカ側で正常と判断されて、セットメーカのボードに組み込まれてしまうと、不良原因の調査に多大な工数と費用が発生する。このため、本発明に係わる半導体回路80においては、第1のPLL86の実動作周波数および第2のPLL87の実動作周波数の双方で正常に動作することが必要であり、この双方の周波数でのPLL試験を行う。ここで「実動作周波数」とは、実動作時のPLLの動作周波数である。
次に、制御回路84から第1および第2のPLL86,87を構成する分周器105に周波数切り換えの為の制御信号を出力することにより、分周器105の分周比を所望の値に選択することにより、各々のPLL86,87の出力周波数を第1のPLL86の実動作周波数に設定する(ステップS02)。
測定開始後、信号発生器10より、第1のPLL86の実動作周波数に対応する試験信号を入力し(ステップS03)、第1および第2のPLL86,87が定常状態になるまで待つ(ステップS04)。信号測定器100にて測定結果を取得開始するまで、制御回路84からリセット信号を比較回路90中のRS−FF92のR端子に出力することにより、比較回路90の出力端子からの出力信号を、測定初期状態である「Low」に維持する(ステップS05)。そして、リセット終了後、制御回路84からのリセット信号をストップし、信号測定器100により第1のPLL86および第2のPLL87からの出力信号の測定を実施する(ステップS06)。そして、比較回路90からの出力信号が「Low」状態か「Hi」状態かにより、第1のPLL86および第2のPLL87が、設定された実動作周波数において正常な動作をするかどうかを判断する。
測定結果が両方のPLLとも合格であれば(図5(a)に対応),次のステップに進み、どちらか一方でも不合格と判断されれば(図5(b)または(c)に対応)、その半導体回路80は不良品を検出したとして、PLL試験を終了する(ステップS20)。
第1のPLL86の実動作周波数における測定において、両方のPLLとも合格である場合には、制御回路84により、第1および第2のPLLを第2のPLL87の実動作周波数に設定し、第2のPLL87の実動作周波数における測定を開始する(ステップS07)。測定開始後、信号発生器10より、半導体回路80へ試験信号を出力する(ステップS08)。第1および第2のPLL86,87が定常状態になるまで待つ(ステップS09)。信号測定器100にて測定結果を取得開始するまで、制御回路84からリセット信号を比較回路90中のRS−FF92のR端子に出力することにより、比較回路90の出力信号を測定初期状態である「Low」に維持する(ステップS10)。そして、リセット終了後、制御回路84からのリセット信号をストップし、信号測定器100によりPLL86,87からの出力信号の測定を実施する(ステップS11)。そして、比較回路出力が「Low」状態か「Hi」状態かにより、第1のPLL86、および第2のPLL87が設定された実動作周波数において、正常な動作をするかどうかを判断する。測定結果が両方のPLLとも合格であれば(図5(a)に対応)、制御回路84により、実動作モード設定にし(ステップS12)、PLL試験を終了する(ステップS13)。また、PLL86,87のどちらか一方でも不合格と判断されれば(図5(b)または(c)に対応)、そのチップからは不良品が検出されたとしてPLL試験は終了する(ステップS20)。
(第2の実施形態)
図7に、本発明の第2の実施形態に係わるPLL試験装置を示す。本実施形態に係わる試験装置は、信号発生器10、複数の回路が同一チップ上に積載された半導体回路120、信号測定器100から構成されている。本発明の第2の実施形態は、基本的に、第1の実施形態の半導体回路80が、第2の実施形態に係わる半導体回路120に置き換わったものである。
ここでは第2の実施形態の構成について、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
半導体回路120は、同一チップ上に形成された単一のPLL140、分周器145、移相回路85、比較回路90、制御回路130、およびセレクタ82を備えている。信号発生器10から出力される試験信号は、直接セレクタ82に入力され、また、移相回路85の遅延回路81を介して位相を遅延され、比較回路90のD−FF91のCLK端子へ入力される。これにより、一方の試験信号には、もう一方の試験信号に対して位相の遅れが生じる。セレクタ82に入力された試験信号は、単一のPLL140へ出力され、単一のPLL140で、同期信号が生成され、生成された信号は実動作時のPLL1出力信号としてLSI内部回路へ出力され、また、分周器145を介して分周され、D−FF91のD端子へ入力される。図7において、移相回路85の遅延回路81は、信号発生器10とD-FF91のCLK端子間に配置されているが、信号発生器10とセレクタ82の間に配置されてもよい。
LSI内部回路から制御回路130の外部インタフェース端子(図示せず)へモード切替え信号が入力され、それに対応したセレクタ制御信号が、制御回路130からセレクタ82へ出力される。前記セレクタ制御信号に基づいて、セレクタ82は入力信号の経路を切り換える。選択された、信号発生器10からの試験信号、あるいはLSI内部回路からの実動作時のPLL1入力信号は、セレクタを経由して、単一のPLL140に出力される。
次に、本発明の第2の実施形態における試験動作原理について、図7および図8を参照に第1の実施形態と異なる部分を説明する。
第2の実施形態においては、制御回路130による試験モード設定後、図7の半導体回路120内で試験信号は2つに分割され、一方は半導体回路80上に形成されたセレクタ82に直接供給される。試験信号のもう一方は、移相回路85内の遅延回路81を介してD-FF91のCLK端子に入力される。この位相の異なった2つの試験信号は、一方はセレクタ82を経由して、試験対象となる単一のPLL140に入力される。もう一方の試験信号は、前記したように直接D-FF91のCLK端子に入力される。単一のPLL140に試験信号が入力されると、入力された信号に基づき、PLL140において同期信号が生成される。生成された同期信号は、実動作時のPLL1出力信号としてLSI内部回路へ出力され、また、分周器145を介してD-FF91のD端子に入力される。このとき、制御回路130から分周器145に出力される分周器制御信号により、分周器145の分周比は単一のPLL140で逓倍された周波数を試験信号の周波数に戻す値に設定され、分周器145を出た同期信号の周波数は試験信号と同じ周波数になっている。つまり、D−FF91のD端子およびCLK端子に入力される入力信号の周波数は、ともに試験信号と同じ周波数である。D−FFの両入力端子、つまり比較回路90に上記2つの信号が入力されると、実施の形態1において既述したように、比較回路90で位相のずれの検出がなされ、単一のPLL140の良否が判断される。
図8に、(a)PLL140が良品の場合、(b)PLL140が不良品の場合の各出力信号(PLLの分周出力、信号発生器の遅延出力、D-FF QN端子出力、比較回路出力およびリセット信号)の波形を示す。
図8におけるPLL140の良否の検出原理については、実施の形態1の図5の説明において、”第1のPLLの出力”および”第2のPLLの出力”を” PLLの分周出力”および”信号発生器の遅延出力”に置き換えたものと同様である。また、試験にて使用する周波数は、PLL140の実動作周波数のみである。
本発明の第2の実施形態における試験手順を図9のPLL試験のフローチャート(ステップS101〜S108,ステップS120)に示す。本形態における試験手順は、基本的に実施の形態1の試験のフローにおいて、2つあるPLLの内、一方の実動作周波数で試験を行ったものと同様である。
(その他の実施形態)
本発明に係わるその他の実施形態を図10に示す。本実施形態の基本構成は、実施の形態1と同じであるが、制御回路160にて移相回路170内の遅延回路150を制御することにより、試験信号の遅延量の調整をすることが可能である。
具体的には、制御回路160にLSI内部回路から位相切換信号を入力することにより、制御回路160から遅延回路150に位相制御信号が出力され、遅延回路150において位相遅延量が切り換えられる。このことにより、第1のPLL86および第2のPLL87へ入力される2つの試験信号間の位相差を、試験信号の周波数に合わせて調整することが出来る。特に、遅延回路150を可変回路とし、制御回路160からの位相制御信号により、遅延回路150における位相の遅延量が切り換えられ、遅延回路150を経由する試験信号の位相の遅延量が切り換わることにより、遅延回路150を経由しないもう一方の試験信号との位相差を任意に調整することが出来る。そして、遅延回路150から出力される試験信号の立ち上がりエッジを、遅延回路150を経由しないもう一方の試験信号の「Hi」状態、あるいは「Low」状態のパルス幅の中央に持ってくることで、双方の試験信号にばらつきや変動があっても安定した測定が可能となる。
上記位相遅延量調整機能は、試験するPLLの様々な実使用周波数に対する位相遅延量設定の最適化に必要な機能であり、特に今後高周波化が予想されるPLLの試験には欠かせないものとなってくる。
さらに、本発明に係わるその他の実施形態を図11に示す。図11では、実施の形態1における半導体回路190の外部から来るノイズが、半導体回路190に乗ることにより引き起こされる誤動作を防ぐ目的で、D-FF91とRS-FF92の間にカウンタ93が直列に挿入される。
半導体回路190の不良品を検出する原理は、本質的に実施の形態1に示した通りである。但し、カウンタ93のINPUT端子に、D‐FFのQN端子から「Hi」状態の出力信号が、初期設定された任意のカウント数入力された時に、初めてカウンタ93のOUTPUT端子からRS-FF92のS端子に対して信号が出力され、RS-FF92の出力信号が「Hi」状態と「Low」状態の間で変化し、被試験体となる第1のPLL86、あるいは第2のPLL87の不良が検出される。これにより、実際の回路の不良とは関係の無い、偶発的なノイズなどの入力によって引き起こされる誤検出が防止できる。
この、カウンタ93を用いた被試験回路の外部からくるノイズによる誤動作防止策は、実施の形態2に対しても同様に適用できる。図12に上記ノイズによる誤動作防止策を実施の形態2に適用した形態図を示す。図12における回路構成は、実施の形態1に適用したもの(図11)と同様に、実施の形態2におけるD-FF91とRS-FF92の間にカウンタ93が直列に挿入される。回路200におけるPLL140の不良が検出される原理は、実施の形態2、および上記したその他の実施例における実施の形態1に適用した説明と同様である。
PLL(Phase Locked Loop)の概略構成図を示す。 従来のPLL試験回路の概略図を示す。 従来例1のジッタ判定用回路の概略構成図を示す。 本発明の第1の実施形態におけるPLL試験回路の概略構成図を示す。 本発明の第1の実施形態における信号測定器部での各出力信号(第1のPLLの出力、第2のPLLの出力、D-FFのQN出力、比較回路出力、リセット信号)の波形を示す。 本発明の第1の実施形態におけるPLL試験のフローチャートを示す。 本発明の第2の実施形態におけるPLL試験回路の概略構成図を示す。 本発明の第2の実施形態における信号測定器部での各出力信号(PLLの分周出力、信号発生器遅延の出力、D-FFのQN出力、比較回路出力、リセット信号)の波形を示す。 本発明の第2の実施形態におけるPLL試験のフローチャートを示す。 本発明のその他の実施形態における位相遅延量の調整が可能なPLL試験回路の概略構成図を示す。 本発明のその他の実施形態におけるノイズによる誤動作防止機能つきPLL試験回路の概略構成図を示す。 本発明のその他の実施形態におけるノイズによる誤動作防止機能つきPLL試験回路の概略構成図を示す。
符号の説明
10・・・信号発生器
20・・・従来の半導体回路
21・・・第1のPLL
22・・・第2のPLL
40・・・切換えスイッチ
50・・・切換えスイッチ
60・・・ジッタ判定用回路
61・・・第1の位相比較器
62・・・チャージポンプ回路
63・・・フィルター
64・・・V/I変換回路
65・・・電流制御発振器
66・・・分周回路
67・・・第2の位相比較器
68・・・D型フリップフロップ
69・・・可変遅延回路
70・・・PLL
71・・・2入力OR回路
72・・・テスト結果出力端子
73・・・テスト信号入力端子
80・・・本発明の半導体回路
81・・・遅延回路
82、83・・・セレクタ(SEL)
84・・・制御回路
85・・・移相回路
86・・・第1のPLL
87・・・第2のPLL
90、95・・・比較回路
91・・・D型フリップフロップ(D-FF)
92・・・リセット-セット型フリップフロップ(RS-FF)
93・・・カウンタ
100・・・信号測定器
101・・・位相周波数比較器(PFD)
102・・・チャージポンプ回路(Charge Pump)
103・・・ループフィルタ
104・・・電圧制御発振器(VCO)
105・・・分周器(Divider)
120・・・半導体回路
130・・・制御回路
140・・・PLL
145・・・分周器
150・・・遅延回路
160・・・制御回路
170・・・移相回路
180・・・半導体回路
190・・・半導体回路
200・・・半導体回路
201,202・・・帰還信号入力端子
211,212・・・基準信号入力端子
231,232・・・UP信号側誤差出力信号
241,242・・・DOWN信号側誤差出力信号
500・・・故障判定用モニタ回路

Claims (15)

  1. 第1の入力信号と第2の入力信号の少なくとも一方を移相し、所定の位相差をもった第1と第2の移相信号を生成する移相回路と、
    前記第1の移相信号に同期して第1の出力信号を出力する第1の信号生成器と、
    前記第2の移相信号に同期して第2の出力信号を出力する第2の信号生成器と、
    前記第1の出力信号と前記第2の出力信号との間の位相差の変化を検出する検出回路と
    を具備する信号生成器試験装置。
  2. 第1の入力信号と第2の入力信号の少なくとも一方を移相し、所定の位相差をもった第1と第2の移相信号を生成する移相回路と、
    前記第1の移相信号と前記第2の移相信号のいずれか一方に同期して第1の出力信号を出力する信号生成器と、他方の信号を第2の出力信号とし、
    前記第1の出力信号と前記第2の出力信号との間の位相差の変化を検出する検出回路と
    を具備する信号生成器試験装置。
  3. 請求項1又は2に記載の信号生成器試験装置において、
    前記位相差の変化が所定量を超えたときに、前記検出回路は前記位相差の変化を検出する信号生成器試験装置。
  4. 請求項3に記載の信号生成器試験装置において、
    前記第1の入力信号と前記第2の入力信号が矩形波であり、
    前記所定量は、前記第1の入力信号の矩形波のパルス幅に対応する時間から前記位相差に対応する時間を減算したときの残り時間に対応する信号生成器試験装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の信号生成器試験装置において、
    前記検出回路は、
    前記第1の出力信号と前記第2の出力信号のいずれか一方に同期して他方の出力信号の、今回の周期の出力レベルと1周期前の出力レベルを比較する信号比較回路と、
    前記今回の周期の出力レベルと前記1周期前の出力レベルが異なったことが前記信号比較回路で検出されると、一定出力レベルの信号を生成して比較結果を出力する出力回路と
    を具備する信号生成器試験装置。
  6. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の信号生成器試験装置において、
    前記検出回路は、
    前記第1の出力信号と前記第2の出力信号のいずれか一方に同期して他方の出力信号の、今回の周期の出力レベルと1周期前の出力レベルを比較する信号比較回路と、
    前記今回の周期の出力レベルと前記1周期前の出力レベルが異なったことが前記信号比較回路で検出される回数をカウントするカウンタと、
    前記カウンタで所定回数以上カウントされると、一定出力レベルの信号を生成して比較結果を出力する出力回路と
    を具備する信号生成器試験装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の信号生成器試験装置において、
    前記信号生成器がPhase Locked Loop(PLL)である信号生成器試験装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の信号生成器試験装置において、
    前記第1の信号生成器と前記位相回路の間に設けられ、第1のセレクタ切換信号に応答して前記第1の移相信号と第1の実動作信号のうちの一方を選択する第1のセレクタと、
    前記第2の信号生成器と前記位相回路の間に設けられ、第2のセレクタ切換信号に応答して前記第2の移相信号と第2の実動作信号のうちの一方を選択する第2のセレクタと、
    半導体回路の動作モードを切り換えるためのモード切換信号に応答して前記第1のセレクタ切換信号と前記第2のセレクタ切換信号を前記第1のセレクタと前記第2のセレクタにそれぞれ出力する制御回路と
    を更に具備する信号生成器試験装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の信号生成器試験装置において、
    前記移相回路の位相遅延量は可変である信号生成器試験装置。
  10. 請求項9に記載の信号生成器試験装置において、
    前記第1の入力信号と前記第2の入力信号が矩形波であり、
    前記移相回路の位相遅延量を調整することにより、一方の入力信号の立ち上がりを、他方の入力信号のパルス幅の中央に設定することができる信号生成器試験装置。
  11. (a)第1の入力信号に同期して第1の出力信号を生成し、前記第1の出力信号を第2の出力信号に同期させて保持するステップと、
    (b)前記第1の出力信号の前記保持された信号レベルに基づいて、前記第1の出力信号の同期状態の変化を検出するステップと
    を具備する信号生成器試験方法。
  12. 請求項11に記載の信号生成器試験方法において、
    前記(a)保持するステップは、
    前記第1の入力信号と第2の入力信号のうちの少なくとも一方を移相して第1と第2の移相信号を生成するステップと、
    前記第1の移相信号に同期して前記第1の出力信号を生成するステップと、
    (c)前記第2の移相信号に対応する前記第2の出力信号に同期して前記第1の出力信号を保持するステップと
    を具備する信号生成器試験方法。
  13. 請求項12に記載の信号生成器試験方法において、
    前記(c)保持するステップは、
    前記第2の移相信号に同期して前記第2の出力信号を生成するステップ
    を具備する信号生成器試験方法。
  14. 請求項11乃至13に記載の信号生成器試験方法のいずれか一項において、
    前記(b)検出するステップは、
    前記第1の出力信号と前記第2の出力信号の間の位相差の変化が所定量を超えたとき、前記保持された信号レベルから前記同期状態は同期ハズレと判定するステップを具備する信号生成器試験方法。
  15. 請求項14に記載の信号生成器試験方法において、
    前記第1の入力信号と前記第2の入力信号が矩形波であり、
    前記所定量は、前記第1の入力信号の矩形波のパルス幅に対応する時間から前記位相差に対応する時間を減算したときの残り時間に対応する信号生成器試験方法。
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