JP2005276935A - 基板処理装置 - Google Patents

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良崇 小山
Masahiro Makitani
雅広 槙谷
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Abstract

【課題】 データ解析のためのデータを効率的に収集するとともに、データ解析の高精度化に寄与することのできる基板処理装置を提供する。
【解決手段】 基板処理装置の稼動状態に関するデータを収集するデータ収集部と、前記基板処理装置の稼動状態を検知する状態検知部と、前記基板処理装置における複数の稼動状態それぞれに対応付けて予め設定されるデータ収集に関する情報としての設定情報を記憶する記憶部と、前記状態検知部により検知された稼動状態に対応付けられている設定情報に基づいて、前記データ収集部にデータを収集させる制御部とを有する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、基板処理装置の制御システムおよびオンラインシステムに関するものであり、特に基板処理装置における観測データなどの信号の収集に関する。
従来、基板処理装置における観測データなどのデータ収集は、基板処理装置に組み込まれたパーソナルコンピュータなどの制御システムが、たとえばガス制御ユニットや温度制御ユニットなどのサブシステムなどを通じて、定期的な報告というかたちで弁の開閉や温度計測値などのセンサやアクチュエータに関するデータを収集し、ハードディスクなどの不揮発性の記録媒体に記録したり、ホストコンピュータ(例えば、顧客ホストなど)から要求のある場合は、SECS(SEMI Equipment Communications Standard)やGEM(Generic Equipment Model)などのオンライン通信規格に準拠したネットワークメッセージによって制御システムからホストコンピュータや群管理装置に対して報告するかたちで行われている。
ところで、サブシステムで収集したデータを制御システムに伝える周期はあらかじめ制御システムとサブシステムとの間で決められており、また制御システムからホストコンピュータに対して定期的な報告を行なう周期もホストコンピュータ側にて指定されており、常に一定であった(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−50769号公報 (第3―5頁、第1図)
しかし、上述のようにデータを収集する周期が一定である場合、以下のような問題がある。
(1)収集されるデータの単位時間あたりにデータを収集する頻度、すなわちデータの時間密度(粒度)が一度設定されると一定であり、装置立ち上げ時などの調整時や故障発生の際の解析時など、詳細なデータを必要とするときでも、利用可能なデータは装置が安定して稼働している状態において収集されるデータと同じ時間密度で収集される。これにより、重要なデータが必要な量だけ収集されず、重要度の低いデータが大量に収集されてしまう場合があり、効率的でなかった。
(2)サブシステムと制御システムとの間でのデータ収集の周期が短く(時間密度が高い)が、制御システムとホストコンピュータとの間でのデータ収集の周期が長い場合があり、このような場合、制御システムにおいて収集されたホストコンピュータに対して送信されるべき重要なデータが欠落してしまい、高精度な解析結果が得られないおそれがある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、データ解析のためのデータを効率的に収集するとともに、データ解析の高精度化に寄与することのできる基板処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る基板処理装置は、基板処理装置の稼動状態に関するデータを収集するデータ収集部と、前記基板処理装置の稼動状態を検知する状態検知部と、前記基板処理装置における複数の稼動状態それぞれに対応付けて予め設定されるデータ収集に関する情報としての設定情報を記憶する記憶部と、前記状態検知部により検知された稼動状態に対応付けられている設定情報に基づいて、前記データ収集部にデータを収集させる制御部とを有することを特徴とするものである。
このような構成によれば、基板処理装置の稼動状態に応じて、所望のデータを収集したり、単位時間あたりにデータを収集する頻度を変更し、予め設定できるので、所望のデータ収集を行なうことが可能となる。また、必要としないデータを大量に収集してしまうことがなく、記憶領域の有効活用にも寄与することができる。すなわち、データ解析のためのデータを効率的に収集するとともに、データ解析の高精度化に寄与することのできる基板処理装置を提供することができる。
以上に詳述したように本発明によれば、データ解析のためのデータを効率的に収集するとともに、データ解析の高精度化に寄与することのできる基板処理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施の形態による基板処理装置の構成を図面を用いて説明する。尚、以下の説明では、基板処理装置として基板に拡散処理やCVD処理などを行なう縦型の装置(以下、処理装置という)を適用した場合について述べる。図1は、本実施の形態による基板処理装置の外観斜視図である。尚、この図は透視図として描かれている。また、図2は図1に示す基板処理装置の側面図である。
この処理装置は、シリコン等からなるウェーハ(基板)200を収納したポッド(基板収納容器)100を、外部から筐体101内へ挿入するため、およびその逆に筐体101内から外部へ払出すためのI/Oステージ(保持具授受部材)105が筐体101の前面に付設され、筐体101内には挿入されたポッド100を保管するためのカセット棚(載置手段)109が敷設されている。また、ウェーハ200の搬送エリアであり、後述のボート(基板保持手段)217のローディング、アンローディング空間となるN2パージ室(気密室)102が設けられている。ウェーハ200に処理を行なうときのN2パージ室102の内部は、ウェーハ200の自然酸化膜を防止するためにN2ガスなどの不活性ガスが充満されるように、N2パージ室102は密閉容器となっている。
上述したポッド100としては、現在FOUPというタイプが主流で使用されており、ポッド100の一側面に設けられた開口部を蓋体(図示せず)で塞ぐことで大気からウェーハ200を隔離して搬送でき、蓋体を取り去る事でポッド100内へウェーハ200を入出させることができる。このポッド100の蓋体を取外し、ポッド内の雰囲気とN2パージ室102の雰囲気とを連通させるためにN2パージ室102の前面側には、ポッドオープナ(開閉手段)108が設けられている。ポッドオープナ108,カセット棚109、およびI/Oステージ105間のポッド100の搬送は、カセット移載機114によって行なわれる。このカセット移載機114によるポッド100の搬送空間には、筐体101に設けられたクリーンユニット(図示せず)によって清浄化した空気をフローさせるようにしている。
N2パージ室102の内部には、複数のウェーハ200を多段に積載するボート217と、ウェーハ200のノッチ(又はオリエンテーションフラット)の位置を任意の位置に合わせる基板位置合わせ装置106と、ポッドオープナ108上のポッド100と基板位置合わせ装置106とボート217との間でウェーハ200の搬送を行なうウェーハ移載機(搬送手段)112とが設けられている。また、N2パージ室102の上部にはウェーハ200を処理するための処理炉202が設けられており、ボート217はボートエレベータ(昇降手段)115によって処理炉202へローディング、又は処理炉202からアンローディングすることができる。
次に、上述の基板処理装置の動作について説明する。
先ず、AGVやOHTなどにより筐体101の外部から搬送されてきたポッド100は、I/Oステージ105に載置される。I/Oステージ105に載置されたポッド100は、カセット移載機114によって、直接ポッドオープナ108上に搬送されるか、または、一旦カセット棚109にストックされた後にポッドオープナ108上に搬送される。ポッドオープナ108上に搬送されたポッド100は、ポッドオープナ108によってポッド100の蓋体を取外され、ポッド100の内部雰囲気がN2パージ室102の雰囲気と連通される。
次に、ウェーハ搬送機112によって、N2パージ室102の雰囲気と連通した状態のポッド100内からウェーハ200を取り出す。取り出されたウェーハ200は、基板位置合わせ装置106によって任意の位置にノッチが定まる様に位置合わせが行なわれ、位置合わせ後、ボート217へ搬送される。
ボート217へのウェーハ200の搬送が完了したならば、処理炉202の炉口シャッタ116を開けて、ボートエレベータ115によりウェーハ200を搭載したボート217をローディングする。
ローディング後は、処理炉202にてウェーハ200に任意の処理が実施され、処理後は上述の逆の手順で、ウェーハ200およびポッド100は筐体101の外部へ払出される。
図3を用いて処理炉202における基板処理の詳細について説明する。
外管(以下、アウターチューブ205)は例えば石英(SiO2)等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞され、下端に開口を有する円筒状の形態である。内管(以下、インナーチューブ204)は、上端及び下端の両端に開口を有する円筒状の形態を有し、アウターチューブ205内に同心円状に配置されている。アウターチューブ205とインナーチューブ204の間の空間は筒状空間250を成す。インナーチューブ204の上部開口から上昇したガスは、筒状空間250を通過して排気管231から排気されるようになっている。
アウターチューブ205およびインナーチューブ204の下端には、例えばステンレス等よりなるマニホールド209が係合され、このマニホールド209にアウターチューブ205およびインナーチューブ204が保持されている。このマニホールド209は保持手段(以下、ヒータベース251)に固定される。アウターチューブ205の下端部およびマニホールド209の上部開口端部には、それぞれ環状のフランジが設けられ、これらのフランジ間には気密部材(以下Oリング220)が配置され、両者の間が気密にシールされている。
マニホールド209の下端開口部には、例えばステンレス等よりなる円盤状の蓋体(以下、シールキャップ219)がOリング220を介して気密シール可能に着脱自在に取付けられている。アウターチューブ205の下方には、ガスの供給管232が設けられている。これらのガスの供給管232により、処理用のガスがアウターチューブ205内に供給されるようになっている。これらのガスの供給管232はガスの流量制御手段(以下、マスフローコントローラ(MFC)312)に連結されており、マスフローコントローラ312はガスコントローラ304に接続されており、供給するガスの流量を所定の量に制御し得る。
マニホールド209の上部には、圧力調節器(例えばAPC、N2バラスト制御器があり、以下ここではAPC242とする)及び、排気装置(以下真空ポンプ246)に連結されたガスの排気管231が接続されており、アウターチューブ205とインナーチューブ204との間の筒状空間250を流れるガスを排出し、アウターチューブ205内をAPC242により圧力を制御することにより、所定の圧力の減圧雰囲気にするよう圧力検出手段(圧力センサ327)により検出し、圧力コントローラ305により制御する。
シールキャップ219には、回転手段(回転軸254)が連結されており、回転軸254により、ボート217及びボート217上に保持されているウェーハ200を回転させる。又、シールキャップ219は昇降手段(ボートエレベータ115)に連結されていて、ボート217を昇降させる。回転軸254、及びボートエレベータ115を所定のスピードにするように、搬送コントローラ303により制御する。
アウターチューブ205の外周には加熱手段(以下ヒータ207)が同心円状に配置されている。ヒータ207は、アウターチューブ205内の温度を所定の処理温度にするよう温度センサ(熱電対)321により温度を検出し、温度コントローラ302により制御する。
図3に示した処理炉202による減圧CVD処理方法の一例を説明すると、まず、ボートエレベータ115によりボート217を下降させる。ボート217に複数枚のウェーハ200を保持する。次いで、ヒータ207により加熱しながら、アウターチューブ205内の温度を所定の処理温度にする。ガスの供給管232に接続されたマスフローコントローラ312により予めアウターチューブ205内を不活性ガスで充填しておき、ボートエレベータ115により、ボート217を上昇させてアウターチューブ205内に移し、アウターチューブ205内の内部温度を所定の処理温度に維持する。アウターチューブ205内を所定の真空状態まで排気した後、回転軸254により、ボート217及びボート217上に保持されているウェーハ200を回転させる。同時にガスの供給管232から処理用のガスを供給する。供給されたガスは、アウターチューブ205内を上昇し、ウェーハ200に対して均等に供給される。
減圧CVD処理中のアウターチューブ205内は、排気管231を介して排気され、所定の真空になるようAPC242により圧力が制御され、所定時間減圧CVD処理を行なう。
このようにして減圧CVD処理が終了すると、次のウェーハ200の減圧CVD処理に移るべく、アウターチューブ205内のガスを不活性ガスで置換するとともに、圧力を常圧にし、その後、ボートエレベータ115によりボート217を下降させて、ボート217および処理済のウェーハ200をアウターチューブ205から取り出す。アウターチューブ205から取り出されたボート217上の処理済のウェーハ200は、未処理のウェーハ200と交換され、再度同様にしてアウターチューブ205内に上昇され、減圧CVD処理がなされる。
次に、図4を用いて本実施の形態による基板処理装置のシステム構成について説明する。なお、同図に示すシステム構成における各構成要素は、図1から図3において示した構成の一部に対応している。
同図に示すように、本実施の形態による基板処理装置は、データベース901に格納されているデータの処理および管理等が可能な上位システム902と、電気通信回線(LAN等のネットワーク)を介して通信可能に接続されている。
本実施の形態による基板処理装置は、システム構成として、制御システム(制御部に相当)903、記憶部904、サブシステム1(905)、サブシステム2(906)、サブシステム3(907)、I/O制御ユニット908、I/Oモジュール1(909)、アクチュエータ1(910)、アクチュエータ2(911)、I/Oモジュール2(912)およびI/Oモジュール3(913)、I/Oモジュール4(914)、5(915)、アクチュエータ3(916)を有している。
制御システム903は、あらかじめ設定したパラメータや基板の処理手順を定義するレシピに基づいて設定値をサブシステムに指示したり、各種I/Oモジュール(センサにより検出したデータを取得するためのセンサI/Oとしての役割を有する)やアクチュエータから報告されるデータを監視したりする役割を有し、装置の動作を制御する。制御システム903は、サブシステム1(905)〜サブシステム3(907)から収集したデータにタイムスタンプを付し、制御システム903自体が備える不図示のメモリに記憶し、さらに必要に応じて記憶部904に格納する。このように、制御システム903およびサブシステム1(905)〜サブシステム3(907)は、基板処理装置の稼動状態に関するデータを収集する役割を有している(すなわち、データ収集部に相当)。ここでの各種I/Oモジュールがデータを取得するセンサとは、例えば圧力センサ327や温度センサ321などが該当するが、これに限られるものではなく、基板処理装置の稼動状態に関するデータを検出するセンサであればよい。
I/Oモジュール1(909)およびアクチュエータ1(910)は、アナログ信号やRS−232C及びDevice Netなどのディジタル信号によってデータをサブシステム1(905)に対して報告する。例えば、ここでのサブシステム1(905)は図3で示した搬送コントローラ303であり、I/Oモジュール1(909)は、搬送状態を確認するセンサ類等であり、アクチュエータ1(910)は、ウエーハ移載機を駆動するためのモータや回転軸254を回転させるためのモータなどが挙げられる。
同様に、I/Oモジュール4(914)およびアクチュエータ2(911)は、アナログ信号やRS−232C及びDevice Netなどのディジタル信号によってデータをサブシステム2(906)に対して報告する。例えば、ここでのサブシステム2(906)は図3で示した温度コントローラ302であり、I/Oモジュール4(914)は、温度センサ321等であり、アクチュエータ2(911)は、ヒータ207が挙げられる。
同様に、I/Oモジュール5(915)およびアクチュエータ3(916)は、アナログ信号やRS−232C及びDevice Netなどのディジタル信号によってデータをサブシステム3(907)に対して報告する。例えば、ここでのサブシステム3(907)は図3で示したガスコントローラ304および圧力コントローラ305であり、I/Oモジュール5(915)は、圧力センサ327等であり、アクチュエータ3(916)は、マスフローコントローラ312やAPC242が挙げられる。
また、I/O制御ユニットを介してI/Oモジュールを制御することもある。具体的には、I/Oモジュール2(912)およびI/Oモジュール3(913)は、I/O制御ユニット908を介して、制御システム903に直接接続されるとともに、サブシステム3(907)を介して制御システム903に接続される。例えば、ここでのI/O制御ユニット908は、PLCユニット(プログラムロジックコントローラユニット、シーケンサユニット)を用いたり、I/Oモジュール2(912)はバルブI/Oであり、I/Oモジュール3(913)は、インターロックI/Oである。
サブシステム1(905)は、制御システム903から命令された制御値をアクチュエータ1(910)に伝達し、センサI/OとしてのI/Oモジュール1(909)でのデータを読み取ることによってプロセスや装置の動作を制御する。ここで、サブシステム1(905)と制御システム903との間はSECS/HSMS(Highspeed SECS Messeage Services)などのプロトコルや、TCP/IPなどを使って接続する。サブシステム2(906)も、I/Oモジュール4(914)、アクチュエータ2(910)に対してサブシステム1(905)と同様の処理を行なう。
サブシステム3(907)も、I/Oモジュール5(915)、アクチュエータ3(916)に対してサブシステム1(905)と同様の処理を行う。
尚、制御システム〜サブシステムとの接続は例示に過ぎず、どのように接続されても良い。例えば、制御システム903とサブシステム1(905)が接続されるようにし、サブシステム1(905)とサブシステム2(906)が接続されるように、つまり、制御システム903とサブシステム2(906)とは、サブシステム1(905)を介し接続するようにしても良い。さらに、サブシステム3(907)は、サブシステム2と接続されるようにし、つまり、制御システム903とサブシステム3(907)は、サブシステム1(905)とサブシステム2(906)を介し接続されるようにしても良い。また、サブシステムとI/Oモジュールおよびアクチュエータとの接続についても例示に過ぎず、例えば、サブシステム1(905)に対し、I/Oモジュール1(909)およびアクチュエータ1(910)各々設けているが、I/Oモジュール1(909)のみでも良いし、アクチュエータ1(910)のみでも良い。
上位システム902は、ホストコンピュータや群管理コンピュータなどから構成され、制御システム903に対してウェーハ投入などの命令を行ったり、制御システム903から得た温度やガス流量などのデータによって、装置の状態を監視する役割を有する。上位システム902では、制御システム903が収集したデータの報告を定期的に受信し、受信したデータをデータベース901に格納する。この報告は必ずしも制御システムがデータを収集した時点でのリアルタイムデータではないが、常にデータの値とともにタイムスタンプが付された状態で報告される。上位システム902は、収集したデータを解析するための、たとえばグラフ描画やパレート図、あるいは多変量解析などの統計解析を行なうことができる。このように、上位システム902は基板処理装置の稼動状態を検知(監視)する状態検知部としての役割を有している。なお、この状態検知部としての役割は、制御システム903に持たせることもできる。
制御システム903には予め複数のデータ収集パターンが登録されている(図5参照)。データ収集パターンは、データ収集を行なう周期や収集するデータの種類などを規定する役割を有している。
この予め登録されているデータ収集パターンとしては、平常時データ収集パターン801、緊急時データ収集パターン802、レシピ実行時データ収集パターン803および調整時データ収集パターン804などがあり、これらのパターンは基板処理装置における複数の稼動状態それぞれに対応付けて予め設定されるデータ収集に関する情報(設定情報)としての役割を有している。
これらのパターンは予め記憶部904、制御システム903自体が備える不図示のメモリおよびデータベース901のうちのいずれかに記憶されている。これらのパターンは制御システム903または上位システム902において、任意に追加、作成、設定、変更および削除することができる。
なお、制御システム903または上位システム902において、これらのデータ収集パターンのうち、どのような場合にどのデータ収集パターンによりデータ収集するのかが予め選択され、設定されている。このデータ収集パターンの設定に関する情報は、データベース901、記憶部904および不図示の記憶部のうちのいずれかに格納されている。
以下、各データ収集パターンについて詳細に説明する。
(1)平常時データ収集パターン
基板処理装置の電源は入っているが、レシピに基づく動作はしていない、アイドル状態のデータ収集パターンであり、データ収集の緊急度は低く、ある一定の周期でデータを収集し、監視する。
(2)緊急時データ収集パターン
基板処理装置が何らかの異常によりアラームを発生している状態のデータ収集パターンであり、平常時データ収集パターン801、レシピ実行時データ収集パターン803および調整時データ収集パターン804のサブセットである。発生したアラームの内容に応じて、そのアラームの特徴に応じたデータの収集を行なう。たとえば、ガス流量の異常によりアラームが発生した場合には、ガス流量に関するデータの収集周期のみを短くし、他のデータに関しては平常時データ収集パターンによるデータ収集周期にて行なう。
(3)レシピ実行時データ収集パターン
基板処理装置がレシピに基づく動作をしている状態のデータ収集パターンであり、平常時データ収集パターン801のサブセットである。レシピに基づく動作をしている状態におけるイベントや処理のステップ毎に特徴付けられたデータに焦点を合わせたデータの収集周期のみを短くし、他のデータに関しては、平常時データ収集パターンによる収集周期にてデータ収集を行う。
(4)調整時データ収集パターン
基板処理装置の調整時におけるデータ収集パターンであり、平常時データ収集パターン801のサブセットである。基板処理装置の調整時の動作において予め特徴づけられたデータに焦点を合わせたデータの収集周期のみを短くし、他のデータに関しては、平常時データ収集パターンによる収集周期にてデータ収集を行う。
このように、基板処理装置の稼動状態に対応付けられているデータ収集パターンに基づいて、データ収集部によるデータ収集を行なう。なお、緊急時データ収集パターンにおけるデータ収集周期は、上述のデータ収集パターンのうち最も収集同期が短くなるように設定するのが好ましい。そのことにより、装置で発生する事象の中でも最も解析をすべき事象である緊急時のデータについてより正確に故障診断や原因をつきとめることができる。また、平常時データ収集パターンを上述のデータ収集パターンのうち最も収集周期が長くなるように設定するのが好ましい。そのことにより装置で発生する事象の中で最も解析が不必要であるデータの収集を少なくすることができる。
次に、上述したデータ収集パターンの状態遷移について図6を用いて説明する。
基板処理装置の電源を入れると、制御システム903が起動され、初期化が行われる。このとき制御システム903は、予め平常時データ収集パターンとして登録されているデータ収集パターンに基づいてデータの収集を開始する(S601)。
制御システム903がレシピの実行を開始すると、当該レシピに関連づけられたレシピ実行時データ収集パターンに従ってデータ収集を開始する(S602)。
制御システム903がレシピの実行を終了すると、データ収集パターンは平常時データ収集パターンに戻る(S603)。
レシピ実行時には、レシピ実行時データ収集パターンに基づいて、任意のイベントに対してデータ収集ポイントやデータ収集の周期を変化させることが可能であり、そのイベントの実行が開始された場合には、それに従ってデータ収集を行なう(S604)。
平常時データ収集パターンに基づいてデータ収集を行っている際に装置に異常が発生した場合(アラームが発生した場合)には、緊急時データ収集パターンに移行する(S605)。
アラームが回復すると、緊急時データ収集パターンから平常時データ収集パターンに戻る(S606)。
レシピ実行データ収集パターンによるデータ収集を行っている際にアラームが発生した場合には、緊急時データ収集パターンに移行する(S607)。
アラームが回復すると、緊急時データ収集パターンからレシピ実行時データ収集パターンに戻る(S608)。
制御システム903が基板処理装置の調整を行なう調整モードに入った場合には、調整時データ収集パターンへ移行する(S609)。
調整モードを終了する場合には、平常時データ収集パターンに移行する(S610)。
制御システム903による基板処理装置の調整中にアラームが発生した場合には、緊急時データ収集パターンに移行する(S611)。
アラームが回復すると、緊急時データ収集パターンから調整時データ収集パターンに戻る(S612)。
アラーム発生時に別のアラームが新たに発生した場合には、発生中のアラームに対応した緊急時データ収集パターンに加え、新たに発生した別の.アラームに対応した新たな緊急時データ収集パターンによるデータ収集を開始する(S613)。
基板処理装置の電源を落とす際など、制御システム903の実行を終了する際にはすべてのデータ収集を終了する(S614)。
基板処理装置に異常が発生した状態のまま装置の電源を落とす際など、制御システム903の実行を終了する際にはすべてのデータ収集を終了する(S615)。
以上のように、本発明によれば、単位時間あたりにデータを収集する頻度を基板処理装置の状態に応じて動的に変化させるようにデータ収集管理を行なうことができる。また、上述のような構成とすることにより、装置で発生している動作や事象を解析する際に必要なデータを、必要なだけ取得することができるようになり、故障診断がより正確に行なえるようになる。
また、平常時のデータ収集パターンを有することで、装置が生産に寄与していない状態のデータ収集量を抑えることで、効率的なデータ保存が可能となる。
以上のように、本発明によれば、基板処理装置の稼動状態に関するデータを収集するデータ収集部と、前記基板処理装置の稼動状態を検知する状態検知部と、前記基板処理装置における複数の稼動状態それぞれに対応付けて予め設定されるデータ収集に関する情報としての設定情報を記憶する記憶部と、前記状態検知部により検知された稼動状態に対応付けられている設定情報に基づいて、前記データ収集部にデータを収集させる制御部とを有する基板処理装置を提供することができる。すなわち、各種センサI/Oやアクチュエータなどのデータ収集によって、その動作状態を監視または制御する。
さらに、各データを収集するかどうかや、その収集周期をイベントやアラームの発生状況に応じて動的に変化させることができる。
換言すれば、本発明による基板処理装置は、データの収集周期を基板処理装置の複数の稼動状態に応じ予め登録(記憶)する記憶部と、前記複数の稼動状態の中から1つの稼動状態を選択する選択部(制御システムまたは上位システムに相当)と、前記基板処理装置内の状態を検知するための状態検知部と、センサが検出する前記データを収集するデータ収集部とを備えている。
また、基板処理装置内の稼動状態を予め複数設定する設定部(上位システムに相当)を有し、前記基板処理装置に接続される外部接続装置(上位システムおよびデータベースに相当)と、データの収集周期を基板処理装置の複数の稼動状態に応じ予め登録(記憶)する記憶部と、前記複数の稼動状態の中から一つの稼動状態を選択する選択部(制御システムまたは上位システムに相当)と、前記基板処理装置内の状態を検知する状態検知部と、センサが検出する前記データを収集するデータ収集部とを備えている基板処理システムを構成することもできる。
なお、前記複数の稼動状態の1つは、異常状態であり、該異常状態のデータ収集の周期が、前記複数の稼動状態の中でも最も短い収集周期であることが好ましい。さらに、前記複数の稼動状態には、少なくとも異常状態、平常状態および調整状態がある。
また、前記データ収集部にて収集されたデータを、前記外部接続装置にて加工し、その分析または解析を行なうことが可能である。すなわち、上位システムであるホストコンピュータや群管理システムに収集データを報告し、そのデータを用いて障害解析などの分析を行なうこともできる。
本発明の実施の形態による基板処理装置の外観斜視図である。 図1に示す基板処理装置の側面図である。 処理炉における基板処理の詳細について説明するための図である。 本実施の形態による基板処理装置のシステム構成図である。 本発明の実施の形態におけるデータ収集パターンについて説明するための図である。 本実施の形態におけるデータ収集パターンの状態遷移について説明するための図である。
符号の説明
801 平常時データ収集パターン、802 緊急時データ収集パターン、803 レシピ実行時データ収集パターン、804 調整時データ収集パターン。

Claims (1)

  1. 基板処理装置の稼動状態に関するデータを収集するデータ収集部と、
    前記基板処理装置の稼動状態を検知する状態検知部と、
    前記基板処理装置における複数の稼動状態それぞれに対応付けて予め設定されるデータ収集に関する情報としての設定情報を記憶する記憶部と、
    前記状態検知部により検知された稼動状態に対応付けられている設定情報に基づいて、前記データ収集部にデータを収集させる制御部と
    を有する基板処理装置。
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