JP2005276494A - ヒューズホルダ及びヒューズユニット - Google Patents

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智洋 池田
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Abstract

【課題】組立にかかる手間及び工数を抑制することができ、ヒューズの電極と端子金具とを接続する接続部同士が短絡することを防止できるヒューズホルダ及びヒューズユニットを提供する。
【解決手段】ヒューズユニット1はヒューズ2と端子金具3とヒューズホルダ4を備えている。ヒューズ2は一対の電極5を備えている。端子金具3は電線14と接続される。ヒューズホルダ4は箱状のホルダ本体16と接続部17を備えている。接続部17はホルダ本体16に端子金具3とヒューズ2の電極5を固定する。ホルダ本体16は接続部17を取り付ける底壁20とこの底壁20の外縁から立設した複数の周壁21とを備えている。周壁21は底壁20から離れた側の縁21aが接続部17より底壁20から離れるように底壁20の外縁から延在している。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヒューズを取り付けて車両としての自動車などに搭載されるヒューズホルダ及びこのヒューズホルダを備えたヒューズユニットに関する。
車両としての自動車などには、種々の電子機器が搭載されている。このため、前記自動車は、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタなどを備えている。電線は、導電性の芯線とこの芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えている。コネクタは、金属からなる端子金具と、端子金具を収容する絶縁性のコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、電線に取り付けられ、電線の芯線と電気的に接続される。コネクタハウジングは、筒状又は箱状に形成されており、前述した端子金具を収容する。
前述した構成のワイヤハーネスは、コネクタが前述した電子機器のコネクタなどと嵌合するなどして、自動車に配索される。そして、ワイヤハーネスは、前述した端子金具などを介して、各電線と電子機器とを電気的に接続する。ワイヤハーネスは、前述した電子機器同士を予め定められるパターンにしたがって、相互に電気的に接続して、各電子機器に必要な信号や電力を供給する。
前述したワイヤハーネスには、前述した電線内を流れる電流値が一定値を越えると、この電流を遮断するヒューズユニット(例えば、特許文献1参照)が設けられている。ヒューズユニットは、絶縁性の合成樹脂からなるヒューズホルダと、ヒューズとを備えている。
ヒューズホルダは、箱状のホルダ本体と、このホルダ本体にヒンジにより開閉自在に設けられたカバーと、前記ホルダ本体に一対設けられた接続部とを備えている。ホルダ本体は、底壁とこの底壁の外縁から立設した複数の周壁とを備えている。接続部は、前述したホルダ本体の底壁内に埋設されたナットと、このナットに螺合するボルトとを備えている。
接続部は、ナットにヒューズの電極と、前述した電線が取り付けられた端子金具の電気接触部とが順に重ねられる。そして、接続部は、電気接触部の孔と電極の孔との中にボルトが順に通されて、ナットに螺合することで、前述したヒューズと電線が取り付けられた端子金具とをホルダ本体に固定するとともに、ヒューズと端子金具とを電気的に接続する。接続部は、ヒューズと端子金具とを電気的に接続して、これらをホルダ本体に固定すると、前記ボルトの頭が前記ホルダ本体の周壁より該ホルダ本体の外側に突出する。
ヒューズは、一対の電極と、これら電極同士を電気的に接続する可溶体とを備えている。可溶体は、前述した一定値を越える電流が流れると、溶断する。
前述したヒューズユニットは、ホルダ本体とカバーとを開いた状態で、前述したように接続部にヒューズと電線が取り付けられた端子金具とが取り付けられる。そして、カバーを閉じて、前述したヒューズユニットは、組み立てられる。前述したヒューズユニットは、前述した端子金具とヒューズとを前述したホルダ本体とカバーとの間に挟んで、固定する。そして、前述したヒューズユニットは、端子金具に取り付けられた電線が前述したコネクタなどを介して電子機器と電気的に接続されて、電線内を流れる電流値が一定値を越えると、ヒューズの可溶体が溶断して、前述した電流を遮断する。
また、前述した従来のヒューズユニットは、前述したホルダ本体とカバーとを閉じることで、前述した接続部のボルトなどに外部の導体が接触して、一対の接続部が短絡(ショート)することを防止している。
特開2002−373567号公報
前述した従来のヒューズホルダは、一対の接続部同士の短絡を防止するために、これらの接続部をホルダ本体とカバーとで覆っている。このため、組み立てる際に、接続部にヒューズや端子金具を固定した後、カバーを閉じる必要が生じる。このように、組立にかかる手間および工数が増加する傾向であった。
また、前述した従来の従来のヒューズホルダで、組立にかかる手間および工数を抑制するために、前述したカバーを設けないことも考えられる。この場合、前述した接続部のボルトの頭などが周壁より突出しているので、ボルトの頭などに外部の導体が接触し易くなることが考えられる。このため、勿論、前述した接続部同士が短絡(ショート)し易くなり、望ましくない。
したがって、本発明の目的は、組立にかかる手間及び工数を抑制することができ、ヒューズの電極と端子金具とを接続する接続部同士が短絡することを防止できるヒューズホルダ及びヒューズユニットを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のヒューズホルダは、箱状のホルダ本体と、前記ホルダ本体に一対設けられ、ヒューズの電極と電線が取り付けられた端子金具の電気接触部とを接続する接続部と、を備えたヒューズホルダにおいて、前記ホルダ本体は、前記接続部を取り付けた底壁と、この底壁の外縁から立設した複数の周壁とを備え、前記周壁は、前記底壁から離れた側の縁が前記接続部より前記底壁から離れるように前記底壁の外縁から延在していることを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のヒューズユニットは、請求項1に記載のヒューズホルダを備えたことを特徴としている。
請求項1に記載した本発明のヒューズホルダによれば、周壁が接続部より底壁から離れた側に延びている。このため、接続部が周壁より外側に突出しなくなり、接続部が周壁で覆われることになる。
請求項2に記載した本発明のヒューズユニットによれば、ヒューズホルダのホルダ本体の周壁が接続部より底壁から離れた側に延びている。このため、接続部が周壁より外側に突出しなくなり、接続部が周壁で覆われることになる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、接続部が周壁より外側に突出しなくなり、接続部が周壁で覆われることになる。このため、外部の導体が接続部に接触することを防止でき、接続部同士が短絡することを防止できる。
また、接続部が周壁より外側に突出せずに、接続部を周壁で覆うことで、接続部同士の短絡を防止している。このため、ホルダ本体にカバーや蓋を設けることなく、接続部同士の短絡を防止できる。したがって、ホルダ本体にカバーや蓋を設ける必要がなくなり、ヒューズホルダの組立の際に、カバーや蓋でホルダ本体を閉じる必要が生じない。したがって、組立にかかる手間及び工数を抑制することができ、コストの高騰を防止できる。
請求項2に記載の本発明は、ヒューズホルダのホルダ本体の接続部が周壁より外側に突出しなくなり、接続部が周壁で覆われることになる。このため、外部の導体が接続部に接触することを防止でき、接続部同士が短絡することを防止できる。
また、接続部が周壁より外側に突出せずに、接続部を周壁で覆うことで、接続部同士の短絡を防止している。このため、ホルダ本体にカバーや蓋を設けることなく、接続部同士の短絡を防止できる。したがって、ホルダ本体にカバーや蓋を設ける必要がなくなり、ヒューズホルダの組立の際に、カバーや蓋でホルダ本体を閉じる必要が生じない。したがって、組立にかかる手間及び工数を抑制することができ、コストの高騰を防止できる。
以下、本発明の一実施形態にかかるヒューズホルダ及びヒューズユニットを、図1ないし図7を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかるヒューズユニット1は、図1ないし図5に示すように、ヒューズ2と、一対の端子金具3と、ヒューズホルダ4と、を備えている。
ヒューズ2は、筒状の形成された所謂筒形ヒューズである。ヒューズ2は、図2ないし図5に示すように、一対の電極5と、筒部6と、図示しない可溶体とを備えている。電極5は、導電性の金属からなり板状に形成されている。電極5には、それぞれ孔7が貫通している。孔7は、勿論、筒部6外に露出している。
筒部6は、絶縁材料からなり、両端が閉塞された筒状に形成されている。筒部6内には、電極5の一端部が位置付けられている。可溶体は、導電性の金属からなり筒部6内に収容されている。可溶体は、一対の電極5の一端部を互いに接続している。前述したヒューズ2は、一方の電極5と、可溶体と、他方の電極5とに順に流れる電流の電流値が、予め定められた所定の値を超えると、前記可溶体が溶断する。ヒューズ2は、可溶体が溶断することで、前述した電極5間を流れる電流を遮断する。
端子金具3は、それぞれ、電線14が電気的及び機械的に接続される。電線14は、図2ないし図5に示すように、導電性の芯線8と、絶縁性の被覆部9とを備えている。芯線8は、複数の素線が撚り合わされて構成されている。各素線は、導電性の金属からなる。被覆部9は、絶縁性の合成樹脂からなり、芯線8を被覆している。
端子金具3は、それぞれ、導電性の厚手の板金からなる。端子金具3は、図1ないし図5に示すように、電線接続部10と、電気接触部11とを備えている。電線接続部10は、図6に示すように、表面上に電線14の芯線8を位置付ける壁12と、この壁12の両端から立設した一対のかしめ片13とを備えている。かしめ片13は、壁12から離れた側の縁が壁12に近づく方向に曲げられて、壁12との間に芯線8を挟んで、電線14をかしめる。電線接続部10は、かしめ片13により電線14の芯線8をかしめて、電線14と電気的及び機械的に接続される。
電気接触部11は、電線接続部10に連なっている。電気接触部11は、平板状に形成されており、孔15が貫通している。電気接触部11の平面形状は、矩形状に形成されている。端子金具3の電気接触部11は、ヒューズホルダ4の後述のナット25に重ねられ、さらに、ヒューズ2の電極5が重ねられて、ボルト26がナット25に螺合することで、ヒューズ2を介して、互いに電気的に接続する。さらに、端子金具3の電気接触部11は、前述したボルト26とナット25により、ヒューズ2の電極5と機械的に接続される。
ヒューズホルダ4は、図1ないし図5に示すように、ホルダ本体16と、一対の接続部17と、一対の係止部18と、一対の脱落規制部19と、を備えている。ホルダ本体16は、絶縁性の合成樹脂からなる。ホルダ本体16は、板状の底壁20と、この底壁20の外縁から立設した複数の周壁21とを備えて、箱状に形成されている。底壁20の平面形状は、矩形状に形成されている。周壁21は、底壁20の外縁各々から立設している。周壁21は、底壁20の外縁から互いに同方向に立設している。図示例では、底壁20の全ての外縁から周壁21が立設している。
また、複数の(図示例では、4つの)周壁21のうち底壁20即ちホルダ本体16の長手方向に沿って互いに相対する一対の周壁21には、各々、電線係止部22が設けられている。電線係止部22は、底壁20から離れた側の縁と底壁20とに亘って周壁21を貫通したスリット23と、このスリット23の中央部に設けられ、スリット23の内面から凸の係止突起24とを備えている。係止突起24相互の間隔は、スリット23の他の箇所幅より狭くなっている。電線係止部22は、係止突起24間に端子金具3に取り付けられた電線14の被覆部9を圧入して、この被覆部9を底壁20と係止突起24との間に位置付けて、電線14に係止する。
また、前述した周壁21は、図2に示すように、底壁20から離れた側の縁21aが、接続部17の後述のボルト26の頭部28より前記底壁20から離れる位置に位置するように、前記底壁20の外縁から延在している。このため、底壁20から周壁21の縁21aまでの距離L1は、底壁20からボルト26の頭部28までの距離L2より長い。このように、周壁21は、前述した縁21aが接続部17より底壁20から離れるように、底壁20の外縁から延在している。このため、ヒューズホルダ4の側方からみて、周壁21により接続部17のボルト26の頭部28が、ヒューズホルダ4の外側に突出しないとともに、周壁21によりボルト26の頭部28などの接続部17が覆われることになる。
接続部17は、ホルダ本体16の長手方向の両端部に設けられている。接続部17は、ナット25と、このナット25に螺合する(ねじ込まれる)ボルト26とを備えている。ナット25は、導電性の金属からなり、そのねじ孔25aがホルダ本体16内に露出した格好で底壁20内に埋設されている。ナット25は、ホルダ本体16の底壁20に埋設されることで、底壁20に取り付けられ、このホルダ本体16に固定されている。ナット25がホルダ本体16の底壁20に埋設されることで、接続部17は、底壁20に取り付けられている。
ボルト26は、導電性の金属からなり、前述したナット25のねじ孔25aにねじ込まれるねじ部27と、このねじ部27の一端部に連なる頭部28とを一体に備えている。頭部28は、ねじ部27より外周方向に凸である。ボルト26は、ねじ部27がナット25のねじ孔25aにねじ込まれる(螺合する)ことで、頭部28とナット25との間に、端子金具3の電気接触部11とヒューズ2の電極5との双方を挟む。
前述した構成の接続部17は、ナット25に端子金具3の電気接触部11と、ヒューズ2の電極5とを順に重ねて、ボルト26のねじ部27を電極5の孔7と電気接触部11の孔15とに順に通して、ナット25のねじ孔25aにねじ込んで(螺合して)、ヒューズ2の電極5と端子金具3の電気接触部11とを互いに電気的に接続し、これらをホルダ本体16に固定する。こうして、接続部17は、ヒューズ2の孔7が設けられた電極5と、電線14が取り付けられた端子金具3の孔15が設けられた電気接触部11とを電気的及び機械的に接続する。
係止部18は、それぞれ、接続部17に対応して設けられている。一つの接続部17には、一つの係止部18が対応している。係止部18は、接続部17と前述した電線係止部22が設けられた周壁21との間に設けられている。このため、係止部18は、接続部17よりホルダ本体16の外側に配されている。係止部18は、図6などに示すように、それぞれ一対の係止片29を備えている。係止片29は、底壁20から周壁21と同方向に立設している。
一対の係止片29は、ホルダ本体16の幅方向に沿って間隔をあけて並べられている。係止片29は、底壁20から立設した立設部30と、この立設部30の底壁20から離れた側の端部に設けられた係止爪31とを一体に備えている。係止爪31は、立設部30から一対の係止片29が互いに近づく方向に延びている。前述した構成の係止部18は、係止片29間に端子金具3のかしめ片13即ち電線接続部10を圧入して、この電線接続部10を底壁20と係止爪31との間に位置付けて、電線接続部10に係止する。係止片29がホルダ本体16の幅方向に沿って間隔をあけて並べられているため、係止部18は、係止した電線接続部10即ち端子金具3が、電線14の長手方向に沿って移動することを許容する。
脱落規制部19は、それぞれ、接続部17と係止部18に対応して設けられている。一つの脱落規制部19には、一つの接続部17と一つの係止部18とが対応している。脱落規制部19は、接続部17と前述した電線係止部22が設けられた周壁21との間に設けられている。このため、脱落規制部19は、接続部17よりホルダ本体16の外側に配されている。脱落規制部19は、図7などに示すように、それぞれ、一対の脱落規制棒32(図7には一方のみ示す)を備えている。
脱落規制棒32は、対応する係止部18の係止片29の立設部30から接続部17に向かって延在している。脱落規制棒32は、電線14の長手方向に沿って、接続部17に取り付けられた端子金具3の電気接触部11と相対する。このため、脱落規制棒32は、係止部18が電線接続部10に係止した端子金具3が電線14の長手方向に沿ってホルダ本体16の外側に向かって移動しようとすると、電気接触部11に接触して、端子金具3の移動を規制する。
そして、脱落規制棒32即ち脱落規制部19は、係止部18が電線接続部10に係止した端子金具3が電線14の長手方向に沿って移動することを規制して、電線接続部10が係止部18の係止片29間から抜け出ることを規制する。また、前述したように、係止部18は、底壁20即ちホルダ本体16から立設し、脱落規制棒32即ち脱落規制部19は、係止片29の立設部30即ち係止部18から接続部17に向かって延在している。
前述したヒューズユニット1を以下のように組み立てる。即ち、ヒューズホルダ4に、端子金具3とヒューズ2とを以下のように取り付ける。まず、電線14を所定の長さに切断して、電線14の端末の被覆部9を除去して芯線8を露出させる。そして、かしめ片13で芯線8をかしめて、各端子金具3の電線接続部10に電線14を取り付ける。
また、各ナット25を底壁20に固定しておく。各端子金具3を電線14よりホルダ本体16の内側に位置した格好に位置付け、電線14を電線係止部22のスリット23内に圧入し、端子金具3の電線接続部10を係止部18の係止片29間に圧入するとともに、電気接触部11をナット25に重ねる。こうして、図4及び図5に示すように、各端子金具3に取り付けられた電線14を電線係止部22に係止させ各端子金具3の電線接続部10を係止部18に係止させるとともに、ナット25に各端子金具3の電気接触部11を重ねる。そして、ヒューズ2の長手方向の両端に設けられた電極5を、各端子金具3の電気接触部11に重ねる。こうして、ナット25に、端子金具3の電気接触部11とヒューズ2の電極5とを順に重ねる。
ボルト26のねじ部27を、ヒューズ2の電極5の孔7と、端子金具3の電気接触部11の孔15とに順に通して、ナット25のねじ孔25aにねじ込む(螺合させる)。こうして、ヒューズ2と端子金具3とがヒューズホルダ4に取り付けられて、ヒューズ2と一対の端子金具3と一対の電線14とが、直列に電気的に接続される。このように、前述したヒューズユニット1を組み立てる。即ち、ヒューズホルダ4に、端子金具3とヒューズ2とを取り付ける。
前述した構成のヒューズユニット1でヒューズ2を交換する際には、図4及び図5に示すように、ボルト26をナット25から取り外す。すると、電極5が端子金具3の電気接触部11に重なっているだけであるので、ヒューズ2をヒューズホルダ4から取り外して、交換することができる。このとき、図6に示すように係止部18が端子金具3の電線接続部10に係止し、図7に示すように脱落規制棒32が接続部17寄りホルダ本体16の外側に位置しかつ係止部18が電線接続部10に係止した端子金具3の電気接触部11と電線14の長手方向に沿って相対している。このため、電線14の長手方向に沿って端子金具3がホルダ本体16の外側に向かって移動しようとすると、脱落規制棒32に電気接触部11が当接する。そして、脱落規制部19の脱落規制棒32は、電線接続部10が係止部18の係止片29間から抜け出ることを防止する。
本実施形態によれば、周壁21が接続部17より底壁20から離れた側に延びている。このため、接続部17が周壁21より外側に突出しなくなり、接続部17が周壁21で覆われることになる。このため、外部の導体が接続部17のボルト26の頭部28などに接触しにくくなり、接続部17のボルト26の頭部28同士の短絡即ち端子金具3同士がヒューズ2を介すことなく直接電気的に接続することを防止できる。
また、接続部17が周壁21より外側に突出せずに、接続部17を周壁21で覆うことで、接続部17同士の短絡を防止している。このため、ホルダ本体16にカバーや蓋を設けることなく、接続部17同士の短絡を防止できる。したがって、ホルダ本体16にカバーや蓋を設ける必要がなくなり、ヒューズホルダ4及びヒューズユニット1の組立の際に、カバーや蓋でホルダ本体16を閉じる必要が生じない。したがって、ヒューズホルダ4及びヒューズユニット1の組立にかかる手間及び工数を抑制することができ、コストの高騰を防止できる。
接続部17のナット25に端子金具3の電気接触部11とヒューズ2の電極5とを順に重ねて、これらを固定する。このため、ヒューズ2の交換の度に、接続部17から端子金具3の電気接触部11を取り外す必要が無い。
また、係止部18が端子金具3の電線接続部10を係止する。このため、ボルト26をナット25から取り外しても、端子金具3が係止部18に係止された状態に保たれる。このため、ボルト26をナット25から取り外した際即ちヒューズ2を交換する際に、端子金具3がホルダ本体16から脱落することを防止できる。
したがって、ヒューズ2を交換する際に、端子金具3をホルダ本体16に着脱する必要が生じないとともに、端子金具3を所定の位置に位置決めする必要も生じなくなり、ヒューズ2の交換にかかる手間と工数の増加を防止できる。
電線接続部10が係止部18から抜け出ることを脱落規制部19が防止する。このため、ボルト26をナット25から取り外した際即ちヒューズ2を交換する際に、端子金具3がホルダ本体16から脱落することを確実に防止できる。したがって、ヒューズ2を交換する際に、端子金具3を所定の位置に位置決めする必要が確実に生じなくなり、ヒューズ2の交換にかかる手間と工数の増加を確実に防止できる。
脱落規制部19が接続部17よりホルダ本体16の外側に位置している。このため、脱落規制部19が、電気接触部11に当接して、端子金具3が電線14の長手方向に沿って移動することを確実に規制でき、端子金具3の電気接触部11が係止部18から抜け出ることを確実に防止できる。このため、ヒューズ2を交換する際に、端子金具3がホルダ本体16から脱落することをより確実に防止でき、端子金具3を所定の位置に位置決めする必要が確実に生じなくなり、ヒューズ2の交換にかかる手間と工数の増加をより確実に防止できる。
係止部18がホルダ本体16から立設し、脱落規制部19が係止部18から接続部17に向かって延びている。このように、係止部18と脱落規制部19とが一体に形成されている。このため、ホルダ本体16即ちヒューズホルダ4の大型化を防止できる。
また、ホルダ本体16に電線14の被覆部9に係止する電線係止部22を設けている。このため、端子金具3の電線接続部10に被覆部9をかしめる被覆部かしめ片を設けることなく、かしめ片13の近傍で芯線8が折れ曲がるなどして、該芯線8が破断することを防止できる。したがって、電線14と端子金具3とを確実に接続できる。また、電線接続部10に被覆部9をかしめる被覆部かしめ片を設ける必要がないので、電線接続部10即ち端子金具3の小型化を図ることができる。したがって、ヒューズホルダ4即ちヒューズユニット1の小型化を図ることができる。
前述した実施形態は、ヒューズ2の電極5に設けられた孔7と、端子金具3の電気接触部11に設けられた孔15が、それぞれ、電極5と電気接触部11を貫通している。しかしながら、本発明では、ヒューズ2の電極5に設けられた孔7と、端子金具3の電気接触部11に設けられた孔15が、それぞれ、電極5と電気接触部11を切り欠いた切欠きであってもよい。
また、前述した係止部18と、脱落規制部19とは、前述した実施形態に限定されることなく、種々の構成にしてもよいことは勿論である。
前述した実施形態では、ボルト26とナット25を用いることで、接続部17は、端子金具3とヒューズ2とをヒューズホルダ4に固定している。しかしながら、本発明では、接続部17を種々の構成にして、端子金具3とヒューズ2とをヒューズホルダ4に固定しても良いことは勿論である。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかるヒューズユニットを示す斜視図である。 図1中のII−II線に沿う断面図である。 図1に示されたヒューズユニットを分解して示す斜視図である。 図1に示されたヒューズユニットからヒューズを取り外した状態を示す斜視図である。 図4中のV−V線に沿う断面図である。 図5中のVI−VI線に沿う断面図である。 図4中のVII−VII線に沿う断面図である。
符号の説明
1 ヒューズユニット
2 ヒューズ
3 端子金具
4 ヒューズホルダ
5 電極
14 電線
16 ホルダ本体
17 接続部
20 底壁
21 周壁
21a 縁

Claims (2)

  1. 箱状のホルダ本体と、
    前記ホルダ本体に一対設けられ、ヒューズの電極と電線が取り付けられた端子金具の電気接触部とを接続する接続部と、を備えたヒューズホルダにおいて、
    前記ホルダ本体は、前記接続部を取り付けた底壁と、この底壁の外縁から立設した複数の周壁とを備え、
    前記周壁は、前記底壁から離れた側の縁が前記接続部より前記底壁から離れるように前記底壁の外縁から延在していることを特徴とするヒューズホルダ。
  2. 請求項1に記載のヒューズホルダを備えたことを特徴とするヒューズユニット。
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