JP2005271885A - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

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通康 伊藤
Hitoshi Kawabe
仁志 川辺
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雅夫 木野
Yasuo Ochiai
康雄 落合
Sunao Yamamoto
直 山本
Takanobu Ikeda
貴信 池田
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Abstract

【課題】三列目の座席に着座した乗員の頭部を的確に保護可能な頭部保護エアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】三列シートタイプの車両に搭載される頭部保護エアバッグ装置M1。エアバッグ22が、膨張完了時に一列目と二列目の座席の側方に配設される窓W1・W2の車内側を覆う前列用バッグ23と、膨張完了時に三列目の座席の側方に配設される窓W3の車内側を覆う後列用バッグ43と、を備える。前列用バッグ23が、膨張用ガスを流入させない構成とされるとともに、膨張完了時における後縁側から車両後方側に延びて、後端を三列目に配設される窓W3の上縁側に固定させる延設部39を、備える。延設部39が、エアバッグ22の膨張完了時において、膨張を完了させた後列用バッグ43の第3膨張遮蔽部48と窓W3との間に配設されて、第3膨張遮蔽部48の車外側を支持可能とされている。
【選択図】図7

Description

本発明は、三列シートタイプの車両に搭載される頭部保護エアバッグ装置に関する。
従来、三列シートタイプの車両に搭載される頭部保護エアバッグ装置は、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納されるとともに、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて窓の車内側を覆うように展開膨張する構成のエアバッグを備えていた。そして、従来の頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグが、一列目から三列目の座席の側方に配設される窓の車内側を、それぞれ、覆うように、膨張用ガスを流入させて膨張する3つの膨張遮蔽部を、備えた構成であった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−200959公報
しかし、従来の頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグが、3つの膨張遮蔽部を備える構成であることから、エアバッグが大型化して、容量が増大し、インフレーターも高出力のものを使用する必要が生じていた。また、三列目の座席には、乗員が着座しない場合も多いことから、エアバッグを、膨張完了時に、一列目と二列目の座席の側方に配設される窓の車内側を覆う構成の前列用バッグと、三列目の座席の側方に配設される窓の車内側を覆う構成の後列用バッグと、に、分割して、それぞれ、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて展開膨張させる構成とし、後列用バッグを、三列目の座席に乗員が着座した場合にも展開膨張可能な構成とすることも考慮できるが、このような構成とする場合、以下に示すような課題が発生することとなる。
通常、三列シートタイプの車両において、三列目に配設される座席の後部側は、リヤウィンドを備えた後壁部が、座席の側方に配設される窓と略直交するように近接して、配設されている。そのため、後列用バッグを、膨張完了時に発生する前後方向に沿ったテンションを確保して、着座した乗員の頭部が車外側に移動した場合にも、後列用バッグの膨張遮蔽部により、乗員の頭部を拘束して、乗員の頭部を的確に保護可能とする点に、課題が生じていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、三列目の座席に着座した乗員の頭部を的確に保護可能な頭部保護エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置は、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納されるとともに、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて前記窓の車内側を覆うように展開膨張する構成のエアバッグを備えた構成とされて、三列シートタイプの車両に搭載される頭部保護エアバッグ装置であって、
エアバッグが、それぞれ別体とされて、
膨張完了時に一列目と二列目の座席の側方に配設される窓の車内側を覆うように、それぞれ、膨張用ガスを流入させて膨張可能に構成される第1膨張遮蔽部と第2膨張遮蔽部とを有した前列用バッグと、
膨張完了時に三列目の座席の側方に配設される窓の車内側を覆うように、膨張用ガスを流入させて膨張可能に構成される第3膨張遮蔽部を有した後列用バッグと、を備えて構成され、
前列用バッグが、膨張用ガスを流入させない構成とされるとともに、膨張完了時における第2膨張遮蔽部の後縁側における少なくとも下端側の部位から車両後方側に延びるように配設されて、後端を三列目に配設される窓の上縁側に固定させる延設部を、備えて構成され、
延設部が、エアバッグの膨張完了時において、膨張を完了させた第3膨張遮蔽部と窓との間に配設されて、第3膨張遮蔽部の車外側を支持可能に、構成されていることを特徴とする。
本発明の頭部保護エアバッグ装置では、展開膨張時に、三列目の座席の側方に配設される窓の車内側を覆う後列用バッグを、展開膨張時に一列目・二列目の座席の側方に配設される窓の車内側を覆う構成の前列用バッグと、別体としているものの、膨張を完了させた後列用バッグの車外側には、前列用エアバッグから延びる延設部が、配設されることとなる。三列目に乗員が着座した状態では、通常、運転者がいる一列目あるいは二列目の座席にも運転者を含めた乗員が着座していることから、後列用バッグの展開膨張時には、必ず、前列用バッグも展開膨張することとなる。そして、前列用バッグに配設される延設部は、膨張完了時における第2膨張遮蔽部の後縁側における少なくとも下端側の部位から車両後方側に延びるように配設されて、後端を三列目に配設される窓の上縁側に固定されていることから、前列用バッグの膨張完了時において、延設部に、前後方向に沿ったテンションが、発生することとなる。そのため、エアバッグの膨張完了時に、延設部により、膨張を完了させた後列用バッグにおける第3膨張遮蔽部の車外側を支持させることができて、着座した乗員の頭部が車外側に大きく移動した場合にも、延設部に支持された第3膨張遮蔽部により、乗員の頭部を拘束することができて、乗員の頭部を的確に保護することが可能となる。
従って、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、三列目の座席に着座した乗員の頭部を的確に保護することができる。
また、頭部保護エアバッグ装置として、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納されるとともに、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて窓の車内側を覆うように展開膨張する構成のエアバッグを備えた構成とされて、三列シートタイプの車両に搭載される頭部保護エアバッグ装置であって、
エアバッグが、それぞれ別体とされて、
膨張完了時に一列目と二列目の座席の側方に配設される窓の車内側を覆うように、それぞれ、膨張用ガスを流入させて膨張可能に構成される第1膨張遮蔽部と第2膨張遮蔽部とを有した前列用バッグと、
膨張完了時に三列目の座席の側方に配設される窓の車内側を覆うように、膨張用ガスを流入させて膨張可能に構成される第3膨張遮蔽部を有した後列用バッグと、を備えて構成され、
後列用バッグが、膨張完了時の第3膨張遮蔽部の前縁側における少なくとも下端側の部位から車両前方側に延びるように配設されるとともに、前端側を、二列目に配設される窓の上縁側に固定させて、後列用バッグの膨張完了時において、第3膨張遮蔽部の下縁側に、前後方向に沿ったテンションを発生可能に構成される牽引部を、備えている構成としてもよい。
上記構成の頭部保護エアバッグ装置では、後列用バッグの前縁側に牽引部を配設させる構成であり、この牽引部は、少なくとも第3膨張遮蔽部の下端側の部位から車両前方側に延びるように配設されるとともに、前端側を、第3膨張遮蔽部から離れた二列目に配設される窓の上縁側に固定されていることから、後列用バッグの膨張完了時において、牽引部に、前後方向に沿ったテンションが、発生することとなる。すなわち、後列用バッグの膨張完了時において、牽引部に引っ張られて、第3膨張遮蔽部の下縁側に、前後方向に沿ったテンションが発生することとなる。そのため、エアバッグの膨張完了時において、着座した乗員の頭部が車外側に移動した場合にも、第3膨張遮蔽部により、乗員の頭部を拘束することができて、乗員の頭部を的確に保護することが可能となる。
従って、上記構成の頭部保護エアバッグ装置においても、三列目の座席に着座した乗員の頭部を的確に保護することができる。
さらに、上記構成の頭部保護エアバッグ装置において、第3膨張遮蔽部の後縁側を、三列目の座席の側方の窓における上縁から下がった後縁に位置する車両のボディ側に固定させる構成とすることが好ましい。
頭部保護エアバッグ装置を上記構成とすれば、後列用バッグにおいて、第3膨張遮蔽部の後縁側が、窓の上縁から下がった後縁に位置する車両のボディ側に固定されることとなる。すなわち、前述の頭部保護エアバッグ装置の後列用バッグと比較して、剛性を有した後端側の固定部位が、下方に位置することとなり、後列用バッグの膨張完了時において、第3膨張遮蔽部の下縁側に、前後方向に沿ったテンションを、一層、安定して発生させることができる。そのため、乗員の頭部を、膨張を完了させた第3膨張遮蔽部により、確実に拘束させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の第1実施形態である頭部保護エアバッグ装置M1は、図1に示すように、三列シートタイプの車両Vに搭載されるもので、車両Vの窓(サイドウィンド)W1・W2・W3及びリヤピラー部RPの上縁側におけるフロントピラー部FPやルーフサイドレール部RRに、搭載されている。
エアバッグ装置M1は、エアバッグ22、インフレーター9・13、取付ブラケット10・14・17、及び、エアバッグカバー20を、備えて構成されている。
エアバッグカバー20は、図1に示すように、フロントピラー部FPに配設されるピラーガーニッシュ3と、ルーフサイドレール部RRに配設されるルーフヘッドライニング4と、のそれぞれの下縁側から構成されている。そして、エアバッグカバー20は、折り畳まれて収納されたエアバッグ22の車内側を覆うように配設されるとともに、展開膨張時のエアバッグ22を車内側へ突出可能とするために、エアバッグ22に押されて車内側へ開き可能な構成とされている。
インフレーター9は、エアバッグ22の後述する前列用バッグ23に膨張用ガスを供給するもので、略円柱状とされて、先端(前端)側に、膨張用ガスを吐出可能な図示しないガス吐出口を、配設させている構成である。インフレーター9は、ガス吐出口付近を含めた先端付近を前列用バッグ23の後述するガス流入口部27に挿入させ、ガス流入口部27の後端付近に外装されるクランプ12を利用して、前席用バッグ23に対して、連結されている。また、インフレーター9は、インフレーター9を保持する取付ブラケット10と、取付ブラケット10をボディ1側のインナパネル2に固定するための取付ボルト11と、を利用して、インナパネル2における第1中間ピラー部CPの上方となる位置に、取り付けられている。
インフレーター13は、エアバッグ22の後述する後列用バッグ43に膨張用ガスを供給するもので、インフレーター9と同様に、略円柱状とされて、ガス吐出口を含めた先端(前端)付近を後列用バッグ43の後述するガス流入口部47に挿入させ、ガス流入口部47の後端付近に外装されるクランプ16を利用して、後席用バッグ43に対して、連結されている。また、インフレーター13は、インフレーター9と同様に、取付ブラケット17と取付ボルト18とを利用して、インナパネル2における窓W3の上方となる位置に、取り付けられている。
エアバッグ22は、車内側のドアや窓W1・W2・W3の上縁側周縁におけるフロントピラー部FPの下縁側からルーフサイドレール部RRの下縁側にわたって、折り畳まれて収納されるもので、それぞれ別体とされて、膨張完了時に窓W1・W2の車内側を覆い可能な構成とされる前列用バッグ23と、膨張完了時に窓W3の車内側を覆い可能な構成とされる後列用バッグ43と、から構成されている。
前列用バッグ23は、ポリアミド糸等を使用した袋織りにより製造されており、図1・7に示すように、インフレーター9からの膨張用ガスを流入させて、折り畳み状態から展開して、第1中間ピラー部P1の前後に配設される窓(一列目と二列目の座席の側方に配設される窓)W1・W2、及び、第1・第2中間ピラー部P1・P2のそれぞれの車内側を覆うように、展開膨張する構成である。また、前列用バッグ23は、図2・3に示すように、車内側壁部24aと車外側壁部24bとを離すようにして、膨張用ガスG1を内部に流入可能なガス流入部24と、膨張用ガスを流入させない非流入部33と、から構成されている。
ガス流入部24は、実施形態の場合、ガス供給路部26、ガス流入口部27、及び、第1・第2膨張遮蔽部28・29、から構成されている。
ガス供給路部26は、図2に示すように、前列用バッグ23の上縁23a側で、車両Vの前後方向に沿うように配設されており、インフレーター9から吐出される膨張用ガスG1を、ガス供給路部26の下方に配設される第1・第2膨張遮蔽部28・29に案内する構成である。ガス供給路部26の前後方向における中央から、若干、前方側にずれた位置には、インフレーター9と接続されるガス流入口部27が、ガス供給路部26と連通されて、ガス供給路部26から上方に突出するように、配設されている。ガス流入口部27は、実施形態の場合、後端27a側を開口させている。そして、ガス流入口部27は、クランプ12を利用して、インフレーター9に連結されることとなる。
第1膨張遮蔽部28は、前列用バッグ23の膨張完了時において、一列目の座席の側方に配設される窓W1の車内側を覆う部位である。第2膨張遮蔽部29は、前列用バッグ23の膨張完了時において、二列目の座席の側方に配設される窓W2の車内側を覆う部位である。第1・第2膨張遮蔽部28・29は、その領域内に、後述する区画結合部36により区画されて、それぞれ、上下方向に沿って配設される複数の縦膨張部31を、前後に並設させて構成されている。実施形態の場合、第1膨張遮蔽部28は、3つの縦膨張部31A・31B・31Cから構成され、第2膨張遮蔽部29は、2つの縦膨張部31D・31Eから構成されている。各縦膨張部31B・31Eは、上端側を、それぞれ、ガス供給路部26に連通されている。残りの縦膨張部31A・31C・31Dは、上端側を閉塞されている構成である。そして、縦膨張部31A・31Cは、下端側を、縦膨張部31Bの下端側と連通され、縦膨張部31Dは、下端側を、縦膨張部31Eの下端側と連通されている。すなわち、縦膨張部31A・31C・31Dは、縦膨張部31B・31Eを介して、膨張用ガスG1を流入させる構成である。
非流入部33は、車内側壁部24aと車外側壁部24bとを結合させた構成とされており、実施形態の場合、取付部34、周縁結合部35、区画結合部36、及び、板状部37、から構成されている。周縁結合部35は、前列用バッグ23の外周縁の部位に配設されて、ガス流入部24の周囲を囲むように、配設されている。
取付部34は、前列用バッグ23の上縁23a側における周縁結合部35の上縁側の部位や、板状部37における後述する延設部38・39の上縁側から、上方へ突出するように、複数(実施形態では7個)配設されている。各取付部34には、前列用バッグ23をインナパネル2に取り付けるための取付ブラケット17が固着されることとなる。取付ブラケット17は、取付部34の車内側と車外側とを覆うように配設される2枚の板金製とされている(図6参照)。そして、各取付部34は、取付ボルト18を使用して、取付ブラケット17ごと、ボディ1側のインナパネル2に固定されている。前列用バッグ23の後端側となる延設部39の上縁側に配設される取付部34Bは、後述する後列用バッグ43の取付部52Aとともに、インナパネル2に固定される構成であり、取付部34Bを取付部52Aの車外側Oに重ねた状態で、取付部34Bの車外側Oと取付部52Aの車内側Iとに取付ブラケット17を配置させて、インナパネル2に固定されている(図6参照)。
そして、実施形態の前列用バッグ23では、延設部38の前端付近に配設される取付部34Aが、フロントピラー部FPの下部側の部位においてボディ1側に取り付けられ、延設部39の後端付近に配設される取付部34Bが、窓W3の後端付近となる上縁側の部位においてボディ1側に取り付けられていることから、前列用バッグ23の膨張完了時において、取付部34A・34Bの間に、前後方向に沿ったテンションを発生させることができる。特に、実施形態の前列用バッグ23では、複数の縦膨張部31を、前後方向に沿って並設させていることから、前列用バッグ23の展開膨張時に、各縦膨張部31が前後方向の幅寸法を縮めるように膨張し、膨張を完了させた前列用バッグ23に、前後方向に沿って、大きなテンションが発生することとなる。
板状部37は、第1膨張遮蔽部28の前縁側から車両前方側に延びるように配設される延設部38と、第2膨張遮蔽部29の後縁側から車両後方側に延びるように配設される延設部39と、第1・第2膨張遮蔽部28・29の間におけるガス供給路部26の下方に配設される長方形板状部40と、から構成されている。延設部38は、前端側と、後端側となる第1膨張遮蔽部28の前縁側と、の上縁側となる部位に、取付部34A・34を配設させている。延設部39は、略三角形板状とされて、後端側に、取付部34Bを配設させている。そして、前列用バッグ23の膨張完了時に、延設部38の前端に配設される取付部34Aと、延設部39の後端に配設される取付部34Bと、の間に、前後方向に沿ったテンションが、発生することとなる。また、延設部39は、前列用バッグ23と後列用バッグ43とが、共に膨張を完了させた際に、後列用バッグ43の車外側Oに配設されることとなる(図8参照)。長方形板状部40は、前列用バッグ23の全体形状を確保するとともに、ガス流入部24の容積を小さくして、膨張完了までの時間を短くするために、配設されている。
区画結合部36は、各第1・第2膨張遮蔽部28・29の領域内において、周縁結合部35や長方形板状部40の上縁側から延びるように、配設されている。これらの区画結合部36は、第1・第2膨張遮蔽部28・29を複数の縦膨張部31に区画して、膨張完了時の前列用バッグ23の厚さを規制するために、配設されている。縦膨張部31Cの部位に配設される区画結合部36Aは、縦膨張部31Cの上端付近の前後方向の中間部位付近となる位置に、下方に突出する突出部36aを備えている構成である。この突出部36aは、縦膨張部31Cにおいて、前後方向の略中央部位における上端付近の部位を区画して、第1中間ピラー部P1の車内側に配設される縦膨張部31Cの膨張完了時の厚さ寸法を規制するために、配設されている(図7参照)。
後列用バッグ43は、前列用バッグ23と同様に、ポリアミド糸等を使用した袋織りにより製造されており、そして、図1・7に示すように、インフレーター13からの膨張用ガスを流入させて、折り畳み状態から展開して、第2中間ピラー部P1とリヤピラー部RPとの間に配設される窓W3の車内側を覆うように、展開膨張する構成である。実施形態の場合、後列用バッグ43は、三列目の座席に配設された荷重センサや圧力検知センサ等からなる乗員着座検知センサが、乗員の着座を感知した場合にのみ、エアバッグ作動回路を作動させて、展開膨張する構成とされている。また、後列用バッグ43は、図4・5に示すように、車内側壁部44aと車外側壁部44bとを離すようにして、膨張用ガスG2を内部に流入可能なガス流入部44と、膨張用ガスを流入させない非流入部51と、から構成されている。
ガス流入部44は、ガス供給路部46、ガス流入口部47、及び、第3膨張遮蔽部48、から構成されている。
ガス供給路部46は、図4に示すように、後列用バッグ43の上縁43a側で、車両Vの前後方向に沿うように配設されており、インフレーター13から吐出される膨張用ガスG2を、ガス供給路部46の下方に配設される第3膨張遮蔽部48に案内する構成である。ガス供給路部46の前後方向における中央から、若干、前方側にずれた位置には、インフレーター13と接続されるガス流入口部47が、ガス供給路部46と連通されて、ガス供給路部46から上方に突出するように、配設されている。ガス流入口部47は、実施形態の場合、後端47a側を開口されている。そして、ガス流入口部47は、クランプ16を利用して、インフレーター13に連結されることとなる。
第3膨張遮蔽部48は、後列用バッグ43の膨張完了時において、三列目の座席の側方に配設される窓W3の車内側を覆う部位であり、その領域内に、後述する区画結合部54により区画されて、それぞれ、上下方向に沿って配設される2つの縦膨張部49A・49Bを、前後に並設させて構成されている。後端側に配設される縦膨張部49Bは、上端側を、ガス供給路部46に連通されている。縦膨張部49Aは、ガス流入口部47の下部側に配設されており、ガス流入口部47に対向した上端側の部位を、区画結合部54の後述する横区画部54bにより閉塞され、前後両側における下端側の部位から、膨張用ガスG2を流入させる構成である。
非流入部51は、車内側壁部44aと車外側壁部44bとを結合させた構成とされており、実施形態の場合、取付部52、周縁結合部53、及び、区画結合部54、から構成されている。周縁結合部53は、後列用バッグ43の外周縁の部位に配設されて、ガス流入部44の周囲を囲むように、配設されている。
取付部52は、後列用バッグ43の上縁43a側における前後両端近傍となる部位から、上方へ突出するように、2個配設されている。各取付部52には、後列用バッグ43をインナパネル2に取り付けるための取付ブラケット17が固着されて、前述の前列用バッグ23と同様に、取付ボルト18を利用して、ボディ1側のインナパネル2に固定されている。そして、後端側に配設される取付部52Aは、前列用バッグ23の後端側に配設される取付部34Bとともに、インナパネル2に固定されている(図6参照)。
区画結合部54は、第3膨張遮蔽部48の領域内において、第3膨張遮蔽部48を2つの縦膨張部49A・49Bに区画して、膨張完了時の後列用バッグ43の厚さを規制するために、配設されている。区画結合部54は、縦膨張部49A・49Bを区画するように上下方向に沿って配設される縦区画部54aと、縦区画部54aの上端から前方に突出するように前後方向に沿って配設される横区画部54bと、を備えて構成されている。横区画部54aは、ガス供給路部46の下縁側を構成するとともに、縦膨張部49Aの上端側を閉塞する構成である。
次に、第1実施形態のエアバッグ装置M1の車両Vへの搭載について説明する。まず、前列用バッグ23と後列用バッグ43とを、それぞれ、折り畳む。具体的には、平らに展開した前列用バッグ23を、図2の二点鎖線に示すように、順次、前後方向に沿うような山折りと谷折りとの折目C1を入れて、下縁23b側を上縁23a側に接近させるように、蛇腹折りし、折り崩れ防止用の図示しないラッピング材により、折り畳まれた所定箇所をくるんでおく。後列用バッグ43も、同様に、平らに展開した状態から、図4の二点鎖線に示すように、順次、前後方向に沿うような山折りと谷折りとの折目C2を入れて、下縁43b側を上縁43a側に接近させるように、蛇腹折りし、折り崩れ防止用の図示しないラッピング材により、折り畳まれた所定箇所をくるむ。
そして、前列用バッグ23の後端側に配設される取付部34Bを、後列用バッグ43の後端側に配設される取付部52Aの車外側に位置させるように、取付部34B・52A相互を重ね、各取付ブラケット34・52に、取付ブラケット17を取り付けておく。なお、取付部34B・52Aは、相互に重ねられた状態で、取付ブラケット17に挟持されることとなる。また、クランプ12を利用しつつ、前列用バッグ23のガス流入口部27にインフレーター9を連結させ、同様に、クランプ16を利用して、後列用バッグ43のガス流入口部47にインフレーター13を連結させ、各インフレーター9・13の周囲に、取付ブラケット10・14を取り付けて、各インフレーター9・13を、それぞれ、前列用・後列用バッグ23・43に組み付けて、エアバッグ組付体を形成しておく。
その後、各取付ブラケット10・14・17をインナパネル2の所定位置に配置させてボルト11・15・18止めし、エアバッグ組付体をボディ1に取り付ける。次いで、インフレーター9・13に、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を結線し、ピラーガーニッシュ3やルーフヘッドライニング4をボディ1に取り付け、さらに、ピラーガーニッシュ5・6・7をボディ1に取り付ければ、エアバッグ装置M1を車両Vに搭載することができる。
そして、エアバッグ装置M1の搭載後、三列目の座席に乗員が着座しない状態では、インフレーター9のみが作動されて、前列用バッグ23のみが展開膨張することとなる。三列目の座席に乗員が着座した状態では、インフレーター9・13が作動して、前列用・後列用バッグ23・43が、ともに展開膨張することとなる。通常、三列目の座席に乗員が着座した状態で、運転者がいる一列目あるいは二列目の座席に運転者を含めた乗員が着座していないことは考えられないことから、実施形態のエアバッグ装置M1では、後列用バッグ43の展開膨張時には、必ず前列用バッグ23も展開膨張することとなる。
インフレーター9・13が作動されれば、インフレーター9からの膨張用ガスG1が、図2の二点鎖線に示すように、ガス流入口部27からガス供給路部26内を流れ、さらに、第1・第2膨張遮蔽部28・29内に流入し、前列用バッグ23の第1・第2膨張遮蔽部28・29が、折りを解消させつつ膨張し始める。同時に、インフレーター13からの膨張用ガスG2が、図4の二点鎖線に示すように、ガス流入口部47からガス供給路部46内を流れ、さらに、第3膨張遮蔽部48内に流入して、後列用バッグ43の第3膨張遮蔽部48が、折りを解消させつつ膨張し始める。そして、エアバッグ22(前列用・後列用バッグ23・43)が、図示しないラッピング材を破断させ、さらに、ピラーガーニッシュ3とルーフヘッドライニング4との下縁で構成されるエアバッグカバー20を押し開いて下方へ突出しつつ、図1の二点鎖線及び図7に示すごとく、窓W1・W2・W3、第1・第2中間ピラー部P1・P2、及び、リヤピラー部RPの車内側を覆うように、大きく膨張することとなる。
第1実施形態のエアバッグ装置M1では、展開膨張時に、三列目の座席の側方に配設される窓W3の車内側を覆う後列用バッグ43を、展開膨張時に一列目・二列目の座席の側方に配設される窓W1・W2の車内側を覆う構成の前列用バッグ23と、別体としているものの、膨張を完了させた後列用バッグ43の車外側Oには、前列用エアバッグ23から延びる延設部39が、配設されることとなる(図8参照)。そして、前列用バッグ23に配設される延設部39には、前列用バッグ23の膨張完了時において、前後方向に沿ったテンションが、発生することとなる。そのため、エアバッグ22の膨張完了時に、延設部39により、膨張を完了させた後列用バッグ43における第3膨張遮蔽部48の車外側Oを支持させることができて、着座した乗員の頭部が車外側Oに大きく移動した場合にも、延設部39に支持された第3膨張遮蔽部48により、乗員の頭部を拘束することができて、乗員の頭部を的確に保護することが可能となる。
従って、第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置M1では、三列目の座席に着座した乗員の頭部を的確に保護することができる。
なお、実施形態では、前列用バッグ23の延設部39を略三角形板状としたが、延設部の形状はこれに限られるものではなく、例えば、延設部として、第2膨張遮蔽部29の後縁における下端付近と、取付部34Bとを連結するような帯状のものを配設させてもよい。
次に、本発明の第2実施形態である頭部保護エアバッグ装置M2について説明をする。エアバッグ装置M2は、図9・10に示すごとく、エアバッグ58以外は、前述のエアバッグ装置M1と同様の構成であり、同一の図符号を付して、説明を省略する。
エアバッグ58は、膨張完了時に窓W1・W2の車内側を覆い可能な構成とされる前列用バッグ59と、膨張完了時に窓W3の車内側を覆い可能な構成とされる後列用バッグ61と、から構成されている。前列用バッグ49は、後端側の延設部39を備えていない構成であるが、その他の構成は、前述のエアバッグ装置M1における前列用バッグ23と同様の構成であることから、同一の部材には同一の図符号を付して説明を省略する。
後列用バッグ61は、第3膨張遮蔽部48の前縁側から車両前方側に延びるように配設される牽引部62を備える以外は、前述のエアバッグ装置M1における後列用バッグ43と同様の構成であり、同一の部材には同一の図符号を付して説明を省略する。牽引部62は、非流入部51として構成されるもので、第3膨張遮蔽部48の前縁側から車両前方側に延びる略三角形板状とされて、前端側に、取付部52Bを配設させている。この取付部52Bは、実施形態の場合、前列用バッグ59における第2膨張遮蔽部29の上方に配設される取付部34Cとともに、窓W2の上縁側において、ボディ1側に固定されることとなる。また、牽引部62は、エアバッグ58の膨張完了時において、前列用バッグ59における第2膨張遮蔽部29の車外側に配設されることとなる。
そして、実施形態の後列用バッグ61では、牽引部62の前端付近に配設される取付部52Bが、第3膨張遮蔽部48から離れて、窓W2の上縁側の部位においてボディ1側に取り付けられていることから、後列用バッグ61の膨張完了時において、後列用バッグ61の膨張完了時において、牽引部62に、前後方向に沿ったテンションが、発生することとなる。すなわち、後列用バッグ61の膨張完了時において、牽引部62に引っ張られて、第3膨張遮蔽部48の下縁側に、前後方向に沿ったテンションが発生することとなる。特に、実施形態の後列用バッグ61では、2つの縦膨張部49A・49Bを、前後方向に沿って並設させていることから、後列用バッグ61の展開膨張時に、各縦膨張部49A・49Bが前後方向の幅寸法を縮めるように膨張し、膨張を完了させた後列用バッグ61に、前後方向に沿って、大きなテンションが発生することとなる。そのため、エアバッグ58の膨張完了時において、着座した乗員の頭部が大きく車外側に移動した場合にも、第3膨張遮蔽部48により、乗員の頭部を拘束することができて、乗員の頭部を的確に保護することが可能となる。
従って、第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置M2においても、三列目の座席に着座した乗員の頭部を的確に保護することができる。
なお、実施形態では、後列用バッグ61の牽引部62を略三角形板状としたが、牽引部の形状はこれに限られるものではなく、例えば、牽引部として、第3膨張遮蔽部48の前縁における下端付近と、取付部52Bとを連結するような帯状のものを配設させてもよい。
また、図11に示すごとく、後列用バッグ61Aとして、後縁側における上下方向の中央付近となる位置に、後方に突出する取付部52Cを配設させ、窓W3の上縁側の3箇所と、窓W3の上縁から下がった後縁側の1箇所と、の4箇所で、ボディ1側に固定させる構成としてもよい。このような構成の後列用バッグ61Aを使用する場合、エアバッグカバー20Aは、ピラーガーニッシュ3の下縁側と、ルーフヘッドライニング4の下縁側と、ピラーガーニッシュ7の前縁側と、から、構成されることとなる。
上記構成の後列用バッグ61Aでは、第3膨張遮蔽部48の後縁側が、窓W3の上縁から下がった後縁に位置する車両Vのボディ1側に固定されることとなる。すなわち、前述の後列用バッグ61の後端側に配設される取付部52Aと比較して、取付部52C(剛性を有した後端側の固定部位)が、下方に位置することとなり、後列用バッグ61Aの膨張完了時において、第3膨張遮蔽部48の下縁側に、前後方向に沿ったテンションを、一層、安定して発生させることができる。そのため、乗員の頭部を、膨張を完了させた第3膨張遮蔽部48により、確実に拘束させることができる。
さらに、後列用バッグ64として、図12に示す構成のものを使用してもよい。後列用バッグ64は、牽引部65の領域内に、第3膨張遮蔽部48と連通されるとともに、膨張用ガスを流入させて膨張可能なピラーカバー部66を、備える構成である。そして、牽引部65は、前述の後列用バッグ61における牽引部62よりも、車両前方側への突出量を小さくして、形成されている。このような構成の後列用バッグ64では、膨張完了時において、第2中間ピラー部P2の車内側を、ピラーカバー部66により覆うことができる。また、ピラーカバー部66が、膨張用ガスを流入させて、車内側壁部44aと車外側壁部44bとを離して、前後方向の幅寸法を縮めるように膨張することから、牽引部65の車両前方側への突出量が小さくとも、後列用バッグ64の膨張完了時において、牽引部65に引っ張られて、第3膨張遮蔽部48の下縁側に、前後方向に沿ったテンションが発生することとなる。
本発明の第1実施形態である頭部保護エアバッグ装置を車内側から見た概略正面図である。 第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置で使用する前列用バッグを平らに展開した状態を示す正面図である。 図2のIII−III部位の断面図である。 第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置で使用する後列用バッグを平らに展開した状態を示す正面図である。 図4のV−V部位の断面図である。 図1のVI−VI部位の概略拡大断面図である。 第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグの膨張完了状態を示す車内側から見た概略正面図である。 第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグの膨張完了状態を示す断面図であり、後列用バッグの部位を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態である頭部保護エアバッグ装置を車内側から見た概略正面図である。 第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグの膨張完了状態を示す車内側から見た概略正面図である。 他の形態の頭部保護エアバッグ装置におけるエアバッグの膨張完了状態を示す車内側から見た概略正面図である。 さらに他の形態の頭部保護エアバッグ装置において、後列用バッグの膨張完了状態を示す車内側から見た概略正面図である。
符号の説明
1…ボディ、
2…インナパネル、
9・13…インフレーター、
20…エアバッグカバー、
22・58…エアバッグ、
23・59…前列用バッグ、
28…第1膨張遮蔽部、
29…第2膨張遮蔽部、
34…取付部、
39…延設部、
43・61・61A・64…後列用バッグ、
48…第3膨張遮蔽部、
52…取付部、
62…牽引部、
V…車両、
W1・W2・W3…窓、
M1・M2…頭部保護エアバッグ装置。

Claims (3)

  1. 車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納されるとともに、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて前記窓の車内側を覆うように展開膨張する構成のエアバッグを備えた構成とされて、三列シートタイプの車両に搭載される頭部保護エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、それぞれ別体とされて、
    膨張完了時に一列目と二列目の座席の側方に配設される窓の車内側を覆うように、それぞれ、膨張用ガスを流入させて膨張可能に構成される第1膨張遮蔽部と第2膨張遮蔽部とを有した前列用バッグと、
    膨張完了時に三列目の座席の側方に配設される窓の車内側を覆うように、膨張用ガスを流入させて膨張可能に構成される第3膨張遮蔽部を有した後列用バッグと、を備えて構成され、
    前記前列用バッグが、膨張用ガスを流入させない構成とされるとともに、膨張完了時における前記第2膨張遮蔽部の後縁側における少なくとも下端側の部位から車両後方側に延びるように配設されて、後端を三列目に配設される窓の上縁側に固定させる延設部を、備えて構成され、
    該延設部が、前記エアバッグの膨張完了時において、膨張を完了させた前記第3膨張遮蔽部と前記窓との間に配設されて、前記第3膨張遮蔽部の車外側を支持可能に、構成されていることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  2. 車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納されるとともに、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて前記窓の車内側を覆うように展開膨張する構成のエアバッグを備えた構成とされて、三列シートタイプの車両に搭載される頭部保護エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、それぞれ別体とされて、
    膨張完了時に一列目と二列目の座席の側方に配設される窓の車内側を覆うように、それぞれ、膨張用ガスを流入させて膨張可能に構成される第1膨張遮蔽部と第2膨張遮蔽部とを有した前列用バッグと、
    膨張完了時に三列目の座席の側方に配設される窓の車内側を覆うように、膨張用ガスを流入させて膨張可能に構成される第3膨張遮蔽部を有した後列用バッグと、を備えて構成され、
    前記後列用バッグが、膨張完了時の前記第3膨張遮蔽部の前縁側における少なくとも下端側の部位から車両前方側に延びるように配設されるとともに、前端側を、二列目に配設される窓の上縁側に固定させて、前記後列用バッグの膨張完了時において、前記第3膨張遮蔽部の下縁側に、前後方向に沿ったテンションを発生可能に構成される牽引部を、備えていることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  3. 前記第3膨張遮蔽部の後縁側が、三列目の座席の側方の窓における上縁から下がった後縁に位置する車両のボディ側に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
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