JP2005270434A - サービスワゴン - Google Patents
サービスワゴン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005270434A JP2005270434A JP2004090200A JP2004090200A JP2005270434A JP 2005270434 A JP2005270434 A JP 2005270434A JP 2004090200 A JP2004090200 A JP 2004090200A JP 2004090200 A JP2004090200 A JP 2004090200A JP 2005270434 A JP2005270434 A JP 2005270434A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wagon
- electric motor
- service
- motor
- cooling chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Handcart (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
【課題】 ワゴン本体を大型化させることなく、冷却室内を長時間低温に保って使用することが可能であると共に、販売員等の負担を軽くすることができるサービスワゴンを提供すること。
【解決手段】 複数の車輪5及び冷却室7が設けられていると共に内部にスターリング冷凍機15及び内蔵電源たる二次電池25が設けられたワゴン本体2を有するサービスワゴン1に、前記二次電池25によって作動される電動機29と、この電動機29を作動させるためのスイッチ32と、前記電動機29に供給される電力の通電時間を所定値に制限する制御回路35とを設け、前記スイッチ32を操作することで、前記電動機29で前記車輪5を所定時間駆動するものであり、前記サービスワゴン1の押し始めが前記電動機29によって補助されるばかりでなく、前記電動機29が停止した時点で、既に前記サービスワゴン1が十分な速度に達しているので、軽い力でサービスワゴン1を押し続けることができる。
【選択図】図3
【解決手段】 複数の車輪5及び冷却室7が設けられていると共に内部にスターリング冷凍機15及び内蔵電源たる二次電池25が設けられたワゴン本体2を有するサービスワゴン1に、前記二次電池25によって作動される電動機29と、この電動機29を作動させるためのスイッチ32と、前記電動機29に供給される電力の通電時間を所定値に制限する制御回路35とを設け、前記スイッチ32を操作することで、前記電動機29で前記車輪5を所定時間駆動するものであり、前記サービスワゴン1の押し始めが前記電動機29によって補助されるばかりでなく、前記電動機29が停止した時点で、既に前記サービスワゴン1が十分な速度に達しているので、軽い力でサービスワゴン1を押し続けることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、列車内等において移動販売等に用いられるサービスワゴンに関するものである。
従来、この種のサービスワゴンとしては、ワゴン本体の下部に複数の車輪を設け、販売員によって手押し移動される販売ワゴンが知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、この販売ワゴンでは、氷冷却式のビール冷却器が設けられている。また、圧縮器等からなる冷却装置を内蔵したサービスカートも知られている(例えば、特許文献2参照。)。更に、手押し車の移動をモータ(電動機)などによって補助するパワーアシスト型手押し車も知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平10−273053号公報
特開2001−190338号公報
特開2002−67962号公報
しかしながら、特許文献1の販売ワゴンにおいては、冷却源が氷であるため、商品の他に氷が必要となり、定期的に氷を補給しなければならず、使い勝手が悪いという問題があった。また、このような氷冷却式の冷却器を冷却室内の冷却に用いた場合、冷却室内を氷の融点以下にできないため、−18℃以下で保存する必要のあるアイスクリームの保存ができないという問題があった。更に、前記販売ワゴンに載せられた商品が重い場合(例えば、ビールの樽等)、前記販売ワゴンを動かしたり止めたりすることで販売員に負担がかかるという問題があった。また、特許文献2のサービスカートにおいては、冷却装置によってサービスカート内が冷却されるので、氷等が不要で使い勝手が良いものの、圧縮器を用いて冷却するため消費電力が大きく、列車内で全車両を往復しながら移動販売するような用途の場合、移動時間が長くなってしまうため、搭載する内蔵電源(二次電池等)を大きくする必要があり、サービスカートが大型化してしまうという問題があった。また、サービスカート内をアイスクリームの保存温度である−18℃以下に強冷却する場合、前記圧縮器の消費電力が更に上昇するので、内蔵電源をより大型化しなければならず、サービスカートがより大型化してしまうという問題があった。更に、特許文献1と同じく、前記サービスカートに載せられた商品が重い場合、前記販売ワゴンを動かしたり止めたりすることで販売員に負担がかかるという問題があった。
これに対し、特許文献3のパワーアシスト型手押し車では、この手押し車の走行が前記モータによって補助されるので、前記手押し車に載せられた商品が重い場合であっても楽に移動させることができるものの、列車内で全車両を往復しながら移動販売するような用途の場合、移動時間が長くなってしまうため、前記モータの駆動のために大型の内蔵電源(二次電池等)を搭載しなければならず、手押し車が大型化してしまうという問題があった。更に、この手押し車に、飲料やアイスクリームを保存するための前述したような冷凍機を搭載した場合、消費電力が更に上昇するため、内蔵電源をより大型化しなければならず、サービスカートがより大型化してしまうという問題があった。
本発明は以上の問題点を解決し、ワゴン本体を大型化させることなく、冷却室内を長時間低温に保って使用することが可能であると共に、販売員等の負担を軽くすることができるサービスワゴンを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のサービスワゴンは、複数の車輪を有する手押し型のワゴン本体と、このワゴン本体内に設けられる冷却室と、この冷却室内を冷却するためのスターリング冷凍機と、前記車輪を駆動するための電動機と、前記ワゴン本体に設けられると共に前記スターリング冷凍機及び前記電動機を駆動するための内蔵電源と、前記電動機へ電力を供給するためのスイッチと、このスイッチの操作に伴って前記電動機に供給される電力の通電時間を所定値に制限する制御回路とを有するものである。
また、本発明の請求項2に記載のサービスワゴンは、請求項1において、前記車輪と電動機との間に、前記電動機が駆動している間のみ前記車輪と電動機とを接続するクラッチ機構を設けたものである。
更に、本発明の請求項3に記載のサービスワゴンは、請求項1において、前記車輪の回転を検知するセンサを設けると共に、前記車輪がほぼ停止している状態で前記スイッチを操作した場合のみ前記電動機に電力が供給されるように前記制御回路によって制御されるものである。
本発明の請求項1に記載のサービスワゴンは、以上のように構成することにより、前記内蔵電源から供給された電力によって前記スターリング冷凍機が作動し、このスターリング冷凍機によって生成された冷熱によって、前記ワゴン本体内に設けられた冷却室内が冷却される。そして、前記スターリング冷凍機は、少ない消費電力で−18℃以下まで冷却することができるので、列車内で移動販売を行う場合等であっても、消費電力量を小さくすることができる。また、前記スイッチを操作することで、前記制御回路によって前記電動機に電力が供給されるので、サービスワゴンの移動が楽に行うことができる。更に、前述したように、前記スターリング冷凍機の消費電力量が小さいばかりでなく、前記電動機の駆動も所定時間に制限されているので、総消費電力量を比較的小さくすることができ、これによって、前記内蔵電源が従来のものに対して比較的小さなもので済むので、前記ワゴン本体、ひいてはサービスワゴン全体を大型化させないようにすることができる。
また、本発明の請求項2に記載のサービスワゴンは、以上のように構成することにより、前記電動機が駆動していない状態において、前記車輪の回転が前記電動機に伝わらないので、前記電動機が前記車輪の回転の抵抗になることがなく、前記電動機が停止した状態であっても、前記サービスワゴンを楽に押すことができる。
更に、本発明の請求項3に記載のサービスワゴンは、以上のように構成することにより、ほぼ停止した状態からの前記電動機による補助のみを行い、前記サービスワゴンの移動時、即ち慣性が働いていることで前記電動機による補助が不要な状態での前記電動機の駆動を行うことができないようにしたので、無駄な消費電力を抑え、より小型の電池を搭載して、サービスワゴン全体の大型化を更に抑えることができる。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図5に基づいて説明する。1はサービスワゴンである。このサービスワゴン1は、ワゴン本体2とハンドル3とを有している。そして、前記ワゴン本体2は、基台4と、この基台4に設けられた二対四本の車輪5と、前記基台4上に設けられた棚部6と、同じく前記基台4上に設けられた冷却室7と、同じく前記基台4上に設けられた冷凍機室8と、同じく前記基台4上に設けられた電池室9と、同じく前記基台4上に設けられた電動機室10と、前記冷却室7の上部に形成された開口11を開閉自在に覆う蓋体12とを有している。なお、前記冷却室7と冷凍機室8は、互いに隣接して設けられている。そして、前記冷凍機室8には、前記ワゴン本体2の外部と連通する吸気口13と排気路14が形成されていると共に、内部にスターリング冷凍機15が設けられている。更に、このスターリング冷凍機15の吸熱部15Aには、冷媒の相変化を利用して熱を移動させるサーモサイフォン等の熱伝達機構16が取り付けられている。なお、図面の簡略化のために省略したが、前記スターリング冷凍機15の吸熱部15A及び前記熱伝達機構16の周囲は、断熱体で覆われている。また、前記冷却室7は、前記ワゴン本体2のフレームによって形成された外容器17と、アルミニウム等の熱伝導性に優れた金属製の内容器18と、これら外容器17と内容器18との間に充填された断熱材19とで構成されている。なお、前記熱伝達機構16は、前記内容器18と熱的に接触している。また、前記排気路14には、吸い出し型の電動ファン20が設けられており、この電動ファン20を後述する二次電池25からの電力によって駆動することで、前記サービスワゴン1の外部から前記吸気口13を経て前記冷凍機室8内に流入し、前記スターリング冷凍機15の放熱部15B及び駆動部15Cから熱を奪い、前記排気路14から放出される気流が形成される。なお、前記排気路14の出口14Aは、前記ワゴン本体2の基台4の下面、即ち前記ワゴン本体2の底部において、下方に向かって開口するように形成されている。また、前記開口11の縁部21には、振動吸収性を有する素材からなるパッキン22が設けられていると共に、前記縁部21近傍において、ヒンジ機構23によって前記蓋体12が枢支されている。そして、前記蓋体12が閉じられた状態において、前記開口11の縁部21と蓋体12との間に前記パッキン22が配されることになり、このパッキン22によって、前記冷却室7内が前記サービスワゴン1の外部に対して密閉されると共に、前記スターリング冷凍機15からの僅かな振動及び路面から前記車輪5を経て前記ワゴン本体2に伝わる振動によって、前記蓋体12が振動することが防止される。なお、前記ヒンジ機構23は、前記開口部11の縁部21のうち、前記冷凍機室8から離れた縁部21A近傍に設けられている。そして、前記電池室9は、前記ワゴン本体2の側面において開口していると共に、この開口を開閉自在に覆う扉体24が設けられている。更に、前記電池室9には、内蔵電源たる二次電池25が着脱自在に収容されている。なお、26は前記二次電池25を後述する制御回路35に接続するためのコネクタである。
また、前記基台4の底部には、前記車輪5の車軸27を軸支するための軸受部28が設けられている。そして、前記車輪5のうち、後輪5Aは、前記電動機室10に収容された電動機29によって駆動可能に構成されている。なお、この電動機29は、電磁クラッチ30及び図示しない駆動力伝達機構を介して、前記後輪5Aの車軸27Aに連結されている。
また、前記ワゴン本体2の上面には、前記スターリング冷凍機15を操作するための操作パネル31及び前記電動機29を操作するためのスイッチ32が設けられている。前記操作パネル31には、前記スターリング冷凍機15を作動させるためのスイッチ、前記冷却室7内の温度を設定するためのスイッチ及び各種インジケータが設けられている。また、前記冷却室7の内容器18の外面には、温度センサ33が前記内容器18と熱的に接触した状態で設けられている。更に、何れかの前記車輪5近傍に、この車輪5の回転を検知する移動センサ34が設けられている。そして、これら操作パネル31、スイッチ32、温度センサ33、移動センサ34からの信号を受けて前記二次電池25の電力によって前記スターリング冷凍機15、電動機29及び電磁クラッチ30を動作させる制御回路35が、前記ワゴン本体2内に設けられている。なお、36は前記二次電池25以外の外部電源と接続するためのコネクタである。
次に、本実施形態の作用について説明する。なお、ここでは列車内での車内販売に用いる場合について説明するが、配膳等の用途に用いる場合も同様であると共に、使用場所も航空機や船舶、ホテル、病院等、様々な場合が考えられる。まず販売員は、前記電池室9に充電済みの前記二次電池25を収容し、前記コネクタ26を接続する。そして、前記コネクタ36に外部電源を接続し、操作パネル31を操作することで、前記外部電源からの電力によって、前記スターリング冷凍機15及び電動ファン20が作動し、前記スターリング冷凍機15の吸熱部15Aで生じた冷熱が前記熱伝達機構16を介して前記冷却室7の内容器18に伝わることで、前記冷却室7内が冷却される。この時、前記操作パネル31の温度設定スイッチの操作によって、前記冷却室7内は、飲料の冷却に適した0℃以上の温度、冷凍食品等の保存に適した0〜−18℃の温度、又はアイスクリーム等の保存に適した−18℃以下の温度に設定される。なお、前記スターリング冷凍機15は比較的小型であり、且つ比較的小さい電力で−18℃以下の低温まで冷却させることが可能である。また、前記スターリング冷凍機15が作動することで、このスターリング冷凍機15の吸熱部15Aが低温になる半面、放熱部15B及び駆動部15Cが高温になるが、前記電動ファン20によって形成された気流によって、前記放熱部15B及び駆動部15Cの熱が奪われ、この熱を奪った気流が前記排気路14から前記ワゴン本体2の外部に放出される。なお、前記スターリング冷凍機15の吸熱部15A及び熱伝達機構16は、図示しない前記断熱体によって覆われているので、前記気流から熱を受けない。そして、前記冷却室7内は、前記制御回路35によって、前記温度センサ33からの信号に基づいて前記スターリング冷凍機本体15を制御することで、設定された所定の温度に冷却される。なお、前記電池室9に未充電の前記二次電池25を収容し、前記冷却室7内を冷却している間に前記二次電池25を外部電源によって充電するようにしても良い。そして、前記冷却室7内が所定の温度まで冷却されたら、前記蓋体12を開けて前記冷却室7内に商品を収容した後、前記蓋体12を再び閉じ、更に前記外部電源を前記コネクタ36から切り離し、前記二次電池25からの電力によって前記スターリング冷凍機15を作動させるように切り換える。また、前記棚部6にも、冷却する必要のない商品或いは器等を載せる。
なお、前述したように、前記ヒンジ機構23が、前記冷却室7の開口11の縁のうち、隣接した前記冷凍機室8から最も離れた位置にある縁近傍に設けられているので、前記スターリング冷凍機15の振動は、前記開口11の縁から前記パッキン22を経て前記蓋体12に殆ど伝わらず、前記スターリング冷凍機15から離れた前記ヒンジ機構23から前記蓋体12に伝わることになる。このため、前記蓋体12に伝わる振動が、前記スターリング冷凍機15から前記ヒンジ機構23に至る間に十分減衰することになるので、前記蓋体12は殆ど振動せず、このため、前記蓋体12の振動に起因する騒音も殆ど発生しない。
そして、販売員は、ハンドル3を把持し、商品を載せたサービスワゴン1を押して車内販売に出発する。この際、前記スイッチ32を操作することで、前記二次電池25からの電力が前記電動機29及び電磁クラッチ30に供給されることになり、前記電動機29が回転すると共に前記電磁クラッチ30の一次側と二次側が接続されることで、前記電動機29の駆動力が前記電磁クラッチ30及び図示しない駆動力伝達機構を介して、前記後輪5Aに伝達され、この後輪5Aを回転させる。そして、この後輪5Aが回転することで、前記サービスワゴン1の発進時に押す力を補助されるので、前記サービスワゴン1に積載した商品が重い場合であっても、軽い力で押し始めることができ、販売員にかかる負担を軽減させることができる。また、前記電動機29は、前記制御回路35によって数秒で停止すると共に、前記電磁クラッチ30の一次側と二次側も切り離される。しかしながら、前記電動機29が停止した時点では、既に前記サービスワゴン1は十分な速度に達しているので、販売員は軽い力でサービスワゴン1を押し続けることができる。また、このように前記電動機29が数秒で停止するので、消費電力も少なくて済む。なお、前記車輪5の回転を前記移動センサ34が検知している状態では、前記スイッチ32を操作しても前記電動機29は作動しない。このため、前記電動機29の補助が不要な前記サービスワゴン1の移動時に前記電動機29が作動しないので、無駄な消費電力を消費しなくて済む。更に、前記電動機29が停止した際に、前記電磁クラッチ30の一次側と二次側が切り離されるので、前記電動機29が停止した状態で前記後輪5Aの回転が図示しない前記駆動力伝達機構及び電磁クラッチ30を介して前記電動機29を回転させることがなく、従って、前記電動機29の停止時にこの電動機29が前記サービスワゴン1の移動の抵抗にならないようにすることができる。
なお、例えば列車内での車内販売の場合、何台も連結された列車内を往復するため、前記サービスワゴン1を押しながら長時間移動することになるが、前述したように、従来用いられていたコンプレッサー式の冷凍機に対して、比較的少ない電力で−18℃以下まで冷却できるスターリング冷凍機15が前記冷却室7内を冷却するのに用いられているので、列車内を長時間移動して車内販売を続けたとしても、前記ワゴン本体2の電池室9に収容された二次電池25で、前記冷却室7内を十分冷却し続けることができる。逆に言うと、前記冷却室7内を冷却するスターリング冷凍機15を駆動するための二次電池25を小型化することができることになる。
また、列車内で移動しながら車内販売をする間も、前記電動ファン20が作動しており、前記スターリング冷凍機15の放熱部15B及び駆動部15Cが冷却され続けているが、前述したように、前記スターリング冷凍機15の放熱部15B及び駆動部15Cの熱を奪った気流の出口14Aが、前記ワゴン本体2の基台4の下面、即ち前記ワゴン本体2の底部において、下方に向かって開口するように形成されているので、前記気流が床面に吹き付けられ、販売員のみならず乗客にも気流が直接当たることがない。更に、前記電動ファン20の回転や気流によって発生した風切り音等の騒音が、販売員及び乗客から最も離れた前記ワゴン本体2底部の前記気流出口14Aから放出されることになるので、販売員や乗客にとって前記騒音が気にならないようにすることができる。
そして、列車内を往復して戻ってきた際、前記二次電池25の充電量が基準値以下、即ち再度往復して戻ってくるのに不十分な充電量となっていた場合、前記二次電池25を前記電池室9から取り出し、前記コネクタ26の接続を外し、充電済みの二次電池25を前記電池室9に収容して前記コネクタ26を接続する。これによって、車内販売を連続して行うことができる。また、前述したように、前記冷却室7内を冷却するスターリング冷凍機15を駆動するための前記二次電池25が、従来用いられていたものに対して比較的小型のもので十分なので、この二次電池25を簡単に交換することができる。
以上のように本発明は、複数の車輪5及び冷却室7が設けられていると共に内部にスターリング冷凍機15及び二次電池25が設けられたワゴン本体2を有するサービスワゴン1に、前記二次電池25によって作動される電動機29と、この電動機29を作動させるためのスイッチ32と、前記電動機29に供給される電力の通電時間を所定値に制限する制御回路35とを設け、前記スイッチ32を操作することで、前記電動機29によって前記車輪5を所定時間駆動するものであり、前記サービスワゴン1を押し始める際に前記電動機29によって補助されるので、前記サービスワゴン1に積載した商品が重い場合であっても、軽い力で押し始めることができるばかりでなく、前記電動機29が停止した時点で、既に前記サービスワゴン1が十分な速度に達しているので、軽い力でサービスワゴン1を押し続けることができるものである。そして、このように前記電動機29による補助を必要最小限とすることで、前記スターリング冷凍機15の消費電力が小さいこととも相まって、小さい消費電力で長時間使用することができる。
また本発明は、前記後輪5Aと電動機29との間に、前記電動機29が駆動している間のみ前記後輪5Aと電動機29とを接続する電磁クラッチ30を設けたものであり、前記電動機29への通電が停止している状態で、この電動機29が前記後輪5Aの回転に伴って回転させられることで前記サービスワゴン1の移動に対する抵抗となることを防止することができるものである。
更に本発明は、前記車輪5の回転を検知する移動センサ34を設けると共に、前記車輪5がほぼ停止している状態で前記スイッチ32を操作した場合のみ前記電動機29に電力が供給されるように前記制御回路35によって制御されるようにしたものであり、前記電動機29の補助が不要な前記サービスワゴン1の移動時に前記電動機29が作動しないので、無駄な消費電力を消費しないようにすることができるものである。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、前記電動機が後輪を駆動するが、前記電動機が前輪を駆動するようにしてもよい。また、前記クラッチとして電磁クラッチを用いたが、これ以外のクラッチを用いてもよい。更に、上記実施形態では、内蔵電源として二次電池を用いたが、これ以外の電源、例えば燃料電池等を用いてもよい。
1 サービスワゴン
2 ワゴン本体
5 車輪
5A 後輪
7 冷却室
15 スターリング冷凍機
25 二次電池
29 電動機
30 電磁クラッチ(クラッチ)
32 スイッチ
34 移動センサ
35 制御回路
2 ワゴン本体
5 車輪
5A 後輪
7 冷却室
15 スターリング冷凍機
25 二次電池
29 電動機
30 電磁クラッチ(クラッチ)
32 スイッチ
34 移動センサ
35 制御回路
Claims (3)
- 複数の車輪を有する手押し型のワゴン本体と、このワゴン本体内に設けられる冷却室と、この冷却室内を冷却するためのスターリング冷凍機と、前記車輪を駆動するための電動機と、前記ワゴン本体に設けられると共に前記スターリング冷凍機及び前記電動機を駆動するための内蔵電源と、前記電動機へ電力を供給するためのスイッチと、このスイッチの操作に伴って前記電動機に供給される電力の通電時間を所定値に制限する制御回路とを有することを特徴とするサービスワゴン。
- 前記車輪と電動機との間に、前記電動機が駆動している間のみ前記車輪と電動機とを接続するクラッチ機構を設けたことを特徴とする請求項1記載のサービスワゴン。
- 前記車輪の回転を検知するセンサを設けると共に、前記車輪がほぼ停止している状態で前記スイッチを操作した場合のみ前記電動機に電力が供給されるように前記制御回路によって制御されることを特徴とする請求項1記載のサービスワゴン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004090200A JP2005270434A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | サービスワゴン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004090200A JP2005270434A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | サービスワゴン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005270434A true JP2005270434A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35170704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004090200A Pending JP2005270434A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | サービスワゴン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005270434A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012225883A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Railway Technical Research Institute | 無線式鉄道車両内磁界測定装置 |
KR101378599B1 (ko) * | 2013-08-19 | 2014-03-24 | 한국철도공사 | 다목적용 카트 |
JP2022102397A (ja) * | 2020-12-25 | 2022-07-07 | 株式会社レーベン | 冷凍庫 |
-
2004
- 2004-03-25 JP JP2004090200A patent/JP2005270434A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012225883A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Railway Technical Research Institute | 無線式鉄道車両内磁界測定装置 |
KR101378599B1 (ko) * | 2013-08-19 | 2014-03-24 | 한국철도공사 | 다목적용 카트 |
JP2022102397A (ja) * | 2020-12-25 | 2022-07-07 | 株式会社レーベン | 冷凍庫 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6763666B2 (en) | Console heating and cooling apparatus | |
US9821700B2 (en) | Integrated charging unit for passive refrigeration system | |
JP3336000B1 (ja) | 冷蔵庫 | |
KR101640136B1 (ko) | 음료의 냉장운반용 전동카트 | |
JP2005270434A (ja) | サービスワゴン | |
JP2015145745A (ja) | 冷却服装置 | |
JP2005270433A (ja) | サービスワゴン | |
JP2020046095A (ja) | 可搬型冷蔵庫 | |
JP2001180800A (ja) | 冷却容器 | |
KR20130057556A (ko) | 화물의 냉각 및 이송이 가능한 탑차 | |
JP2000236971A (ja) | 配膳車 | |
JP2013083398A (ja) | 車載式保冷庫、該車載式保冷庫を備えた宅配用保冷車、該車載式保冷庫を備えた冷却システム及び該冷却システムを使用した車載式保冷庫の冷却方法 | |
JP2001074352A (ja) | 車載用保冷保温ボックス | |
JP2005257095A (ja) | 気体冷却装置付車両 | |
JP2008086608A (ja) | 血液製剤の搬送装置 | |
JP2002213853A (ja) | 蓄冷式輸送用保冷ボックスおよび保冷ボックス用冷却装置 | |
JPH11344277A (ja) | 保冷温容器 | |
JP3104403U (ja) | 冷温部を有する手押し車 | |
JP2002206838A (ja) | 荷室に車載用冷蔵庫を有するバン型車両 | |
JP2010196936A (ja) | 車載冷却キャビネット | |
CN216637527U (zh) | 一种畜牧兽医用低温疫苗存储实验箱 | |
JP2008088118A (ja) | 血液製剤の搬送装置 | |
JPH07190587A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2003156272A (ja) | 冷媒を使用した保冷システム | |
WO2000013935A1 (en) | Storage unit for motor vehicles |