JP2008086608A - 血液製剤の搬送装置 - Google Patents

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敏勝 野水
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良助 斎藤
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Abstract

【課題】小型軽量ながら冷却能力、温度制御能力が極めて優れたスターリング冷凍機を使って血液製剤を搬送する容器を提供することである。
【解決手段】血液製剤Pの搬送装置1は、断熱性を有する搬送庫たる断熱容器3と、この断熱容器3内を所定の温度に保つための温度制御手段たる温度制御ユニット4とを有し、この温度制御ユニット4がスターリング冷凍機45と、シーズヒータ53と、前記スターリング冷凍機45及び/又は前記シーズヒータ53を駆動制御することで、前記断熱容器3内を、赤血球の保存に適した第一の温度帯域66(4℃±2℃)と、血小板の保存に適した第二の温度帯域67(22℃±2℃)と、凍結血漿の保存に適した第三の温度帯域68(−20℃以下)の何れかの温度帯域に調節する制御回路65とを有することにより、血液製剤Pを決められた庫内温度条件のもとで保存して、品質を維持することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、血小板製剤等の血液製剤を搬送するための装置に関するものである。
従来、血液製剤の搬送には、内部に断熱材の入った塩化ビニル等の合成樹脂製の保冷容器が使われ、蓄冷材や氷を入れて保冷されていた。例えば、冷却媒体の液体を収容した密閉蓋付き断熱性の液槽を有し、冷却媒体液中に被凍結物品(採血)を浸漬して凍結保存する凍結装置であって、冷却媒体液との間で熱交換が可能な蓄冷剤充填ケースを液槽内に配置したことを特徴とする凍結装置がある(特許文献1)。
特開平06−174353号公報
しかし、血液製剤の温度維持は季節によって蓄冷材の量を変えることなどで対応しているが、正確な温度維持が難しく、さらには長時間の温度維持管理は困難な状況にあった。
そこで本発明は、小型軽量ながら冷却能力、温度制御能力が極めて優れたスターリング冷凍機を使って血液製剤を搬送する装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載の血液製剤の搬送装置は、断熱性を有する搬送庫と、この搬送庫内を所定の温度に保つための温度制御手段とを有し、前記温度制御手段がスターリング冷凍機と、ヒータと、前記スターリング冷凍機及び/又は前記ヒータを駆動制御することで、前記搬送庫内を、赤血球の保存に適した第一の温度帯域(4℃±2℃)又は血小板の保存に適した第二の温度帯域(22℃±2℃)に調節する制御回路とを有するものである。
また、本発明の請求項2に記載の血液製剤の搬送装置は、請求項1において、前記制御回路が、凍結血漿の保存に適した第三の温度帯域(−20℃以下)の温度帯域を選択可能としたものである。
また、本発明の請求項3に記載の血液製剤の搬送装置は、請求項1又は2において、前記ヒータが、前記スターリング冷凍機の吸熱用熱交換器に熱的に接して設けられているものである。
また、本発明の請求項4に記載の血液製剤の搬送装置は、請求項1から3において、前記搬送装置が、この搬送装置外の電源から電力を受けて前記温度制御手段を作動させるための受電手段と、二次電池と、この二次電池に充電するための充電回路を有すると共に、前記搬送装置外の電源からの電力が遮断された際に、前記搬送装置外の電源から前記二次電池に切り換える切換手段を有するものである。
また、本発明の請求項5に記載の血液製剤の搬送装置は、請求項1から4において、前記搬送庫内にスペーサを設置すると共に、このスペーサ上に籠状の容器を設置可能に構成して、前記搬送庫の内底部と前記容器の底部との間に間隙を形成したものである。
また、本発明の請求項6に記載の血液製剤の搬送装置は、請求項1から5において、前記制御回路が、選択された温度帯域から庫内温度が外れた場合に警告する警報手段を有するものである。
更に、本発明の請求項7に記載の血液製剤の搬送装置は、請求項1から6において、前記温度制御手段と前記搬送庫とがそれぞれ独立して設けられていると共に、前記温度制御手段が前記搬送庫に対して着脱可能に構成されているものである。
本発明の請求項1に記載の血液製剤の搬送装置は、以上のように構成することにより、搬送庫に収容される血液製剤が赤血球か血小板かに応じて、適切な庫内温度条件のもとで血液製剤を保存することにより、最適な品質維持が可能となる。
また、本発明の請求項2に記載の血液製剤の搬送装置は、以上のように構成することにより、赤血球と血小板に加え、凍結血漿を保存る適切な庫内温度条件のもとで血液製剤を保存することにより、最適な品質維持が可能となる。
また、本発明の請求項3に記載の血液製剤の搬送装置は、以上のように構成することにより、極低温状態となるスターリング冷凍機の吸熱用熱交換器に付着する霜を、搬送庫内を加熱するヒータによって加熱して取り除くことが可能となるばかりでなく、ヒータから放出された熱を前記吸熱用熱交換器を用いて効率良く搬送庫内の空気に放出することができる。
また、本発明の請求項4に記載の血液製剤の搬送装置は、以上のように構成することにより、自動車などの車輌の電源または充電池等の電池で駆動するため、車載が可能となる。また、他の交通手段を使っても容易に搬送が可能となる。
また、本発明の請求項5に記載の血液製剤の搬送装置は、以上のように構成することにより、籠状の前記容器の底側にも前記隙間により通風路が形成されたことで、前記搬送庫内の温度、ひいては収容される血液製剤等の温度を均一にすることが可能となる。
また、本発明の請求項6に記載の血液製剤の搬送装置は、以上のように構成することにより、前記搬送庫内の温度の異常を読み取って、前記搬送庫内の血液製剤の保存状況を把握してトレーサビリティを向上させることができ、最適な品質維持を可能とする。
更に、本発明の請求項7に記載の血液製剤の搬送装置は、以上のように構成することにより、任意の搬送庫に対して前記温度制御手段を組み合わせることが可能となるので、運用の自由度を向上させることができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1乃至図9は、本発明の一実施例を示している。
図1乃至図2に血液製剤の搬送装置の概要を示すように、1は血液製剤Pを運搬するための搬送装置である。この搬送装置1は、上部に開口部2を有する搬送庫としての断熱容器3と、前記開口部2を覆うように着脱自在に取り付けられる温度制御手段たる温度制御ユニット4で構成されている。
前記断熱容器3は、発泡合成樹脂や真空断熱材等から成る断熱材6の表面を熱反射フィルム7で被覆することで構成された、右壁8A、左壁8B、前壁8C、後壁8D、底壁8E、そして、前記開口部2を備えた天壁8Fを直方体型に組み立てることで形成したものである。そして、前記前壁8Cは、上開き揺動開閉可能に前記底壁8E側に設けられ、更に、前記前壁8Cの上端と前記天壁8Fの前側端は固定手段9により着脱自在とされる。なお、本実施例では、前記固定手段9として、一対の面ファスナをそれぞれ前記前壁8Cの上端と前記天壁8Fの前側端に設けたが、実施形態の変形例として、面ファスナに代えて、ファスナ、スナップボタン、マグネットと磁性体の組み合せ等を採用してもよいこととする。更に、前記右壁8A及び左壁8Bには、一対の把持部10,10がそれぞれ設けられる。また、前記断熱容器3の前壁8C側の内部には、前記前壁8Cを開けた際に、前記温度制御ユニット4によって温度が調節された前記断熱容器3内部の空気を外部に逃がさない為のビニール等の樹脂シート11が前記天壁8F側から吊設されている。
更に、前記断熱容器3の天壁8Fには、二次電池たる補助バッテリ12が両面ファスナ等の固定手段による外付けにより設置されている。なお、前記補助バッテリ12は前記断熱容器3と一体に携帯可能であればよく、例えば前記補助バッテリ12を前記断熱容器3の内部に設置しても構わないものとする。
また、前記底壁8Eの上面には、スペーサたる目皿21が設置される。そして、この目皿21には、血液製剤Pを収容する籠状の容器たるバスケット22が取外し自在に載置される。ここで、前記目皿21は、前記断熱容器3の内部に載置される前記バスケット22の下端と、このバスケット22の下端と対向する前記底壁8Eの上面との間に間隙Kが形成され、この間隙Kに空気が流通可能なものであればよい。このような前記目皿21として、例えば簀の子状の構造が採用される。
図3乃至図5に前記温度制御ユニット4の詳細を示す。この温度制御ユニット4は、合成樹脂等から成る上外殻体31及び下外殻体32と、これらの外殻体31,32内に設けられる断熱壁33とを有して構成されている。なお、この断熱壁33は、発泡合成樹脂や真空断熱材等から構成されている。そして、前記温度制御ユニット4は、この温度制御ユニット4の外部と連通する機械室34と、前記断熱容器2内と連通する冷却室35とに区画されている。そして、前記冷却室35における前記上外殻体31の内側及び前記冷却室35と機械室34の境界に、前記断熱壁33が設けられている。更に、この断熱壁33には、後述するスターリング冷凍機45の吸熱部45Cを挿通するための貫通孔36が形成されている。そして、前記上外殻体31には、前記機械室34と外部とを連通させる吸気口37及び排気口38が形成されている。また、前記下外殻体32には、前記冷却室35と断熱容器2内とを連通させる吸気口39及び排気口40が形成されていると共に、後述するヒートシンク50の下方に取付部41が形成されており、この取付部41に対して水受け皿42が着脱自在に取り付けられている。
前記機械室34には、冷凍機ユニット43が収容されている。この冷凍機ユニット43は、略筒状のケーシング44と、このケーシング44内に略同軸状に収容されているスターリング冷凍機45と、排熱ファン46とを有して構成されている。前記ケーシング44は、その一端が開口しており、その一端側の開口から前記スターリング冷凍機45の筒状部45Aが突出すると共に、前記スターリング冷凍機45の筒状部45A基端側の排熱部45Bに伝熱的に設けられた排熱フィン47が前記一端側の開口に位置するように、前記スターリング冷凍機45が前記ケーシング44内に配置されている。また、前記スターリング冷凍機45の筒状部45A先端側の吸熱部45C近傍には伝熱ブロック48が伝熱的に取り付けられており、前記吸熱部45C及び伝熱ブロック48が、前記貫通孔36から前記冷却室35に露出している。また、前記筒状部45Aの中間部45Dにおいて、前記筒状部45Aと貫通孔36の隙間を塞ぐと共に、外気の持つ熱が前記中間部45Dから吸熱部45Cに移動しないように、断熱封止部材49が設けられている。更に、前記排熱ファン46が、前記排気口38に臨んで設けられている。
前記貫通孔36から前記冷却室35に露出した前記スターリング冷凍機45の吸熱部45Cに取り付けられた伝熱ブロック48には、吸熱用熱交換器としてのヒートシンク50が伝熱的に取り付けられている。このヒートシンク50は、アルミニウムや銅等、熱伝導性の良好な金属を押出し成形することにより、フィン51が略垂直方向に延びるように平面視櫛歯状に形成されている。そして、前記ヒートシンク50の背面には、前述の押出し成形時に形成された一対の溝52に、それぞれ直線状のシーズヒータ53がカシメ等により一体的に固定される。また、前記ヒートシンク50と対向して、冷却ファン54が設けられている。なお、この冷却ファン54は、前記ヒートシンク50に対して気流を吹き付けるように構成されていると共に、前記ヒートシンク50の直下以外の位置(図3においては、前記ヒートシンク50の左側)に設けられている。そして、前記冷却ファン54を回転させることで、前記吸気口39から前記冷却ファン54及びヒートシンク50を通過し、前記機械室34の下方を通って前記排気口40に至る通風路55が構成される。この通風路55における前記冷却ファン54の上流側には温度センサ56が設けられている。また、前記排熱ファン46を回転させることで、前記吸気口37から前記冷凍機ユニット43のケーシング44内を通過し、前記排気口38に至る排熱用通風路55Aが構成される。なお、57は電源スイッチである。
図6乃至図7は、前記搬送装置1の回路図である。図6に示すように、前記補助バッテリ12は、オルタネータ58により充電される車載用バッテリ59の二次側に一側が受電手段たる第一の接続端子60を通じ接続され、前記スターリング冷凍機45の一次側に配置された前記電源スイッチ57に他側が第二の接続端子61を通じ接続される接続部材62の途中に充電回路12Aを介して接続されている。そして、前記スターリング冷凍機45は、基本的には前記車載用バッテリ59で駆動される。なお、停車中にエンジンを停止させる、いわゆるアイドリングストップを行う場合、車輌側に設けられたイグニッションスイッチ等のスイッチ59Aを「切」にすることにより、前記補助バッテリ12からの電力供給に切り換えられる。また、病院内等で搬送する場合、前記第一の接続端子60を前記車載用バッテリ59から切り離すことにより、前記補助バッテリ12からの電力供給に切り換えられる。なお、前記温度制御ユニット4には、図示しない振盪ユニットを接続するための第三の接続端子63が設けられている。
また、前記第一の接続端子60は、前記接続部材62の一次側を車輌側のシガレットライター用ソケットに差し込み可能な構成にしたものである。
なお、図7に示すように、実施形態の変形例として、前記第二の接続端子61に専用のバッテリ64のみを接続したものでもよいこととする。
また、図6乃至図7に示すいずれの回路も、図示しないACアダプタを接続すれば家庭用電源でも前記搬送装置1が駆動可能である。
更に、前記排熱ファン46及び冷却ファン54においても前記車載用バッテリ59又は補助バッテリ12或いはバッテリ64からの電力の供給を受けて作動可能に設けられており、その動作の開始と終了については、前記スターリング冷凍機45に同期している。なお、ここで言う同期とは、前記スターリング冷凍機45が作動している時のみ前記排熱ファン46及び冷却ファン54が作動することができるという意味ではなく、後述する制御回路65によって前記スターリング冷凍機45が作動可能な状態であれば、前記排熱ファン46及び冷却ファン54が作動することができるという意味である。従って、前記断熱容器3内の温度制御のために前記スターリング冷凍機45が停止しているような状態であっても、前記排熱ファン46及び冷却ファン54は作動することができる。
次に、本実施例の前記温度制御ユニット4における制御系統について、図8を参照しながら説明する。同図において、65はマイクロコンピュータなどからなる制御回路で、これは前記温度センサ56からの前記通風路55内の温度情報に基づいて、前記スターリング冷凍機45と、シーズヒータ53と、警報手段たるアラーム65Aを各々制御するものである。また、前記制御回路65には、前記血液製剤P(赤血球、血小板、血漿等)の保存に最適な温度帯域である第一〜第三の温度帯域66,67,68が予めプログラミングされており、第一の温度帯域66では4℃±2℃(赤血球の保存に最適な温度)、第二の温度帯域67では22℃±2℃(血小板の保存に最適な温度)、第三の温度帯域68では−20℃以下(凍結血漿の保存に最適な温度)と設定されており、前記制御回路65によって第一〜第三の温度帯域66,67,68に切換可能に設けられる。
そして、図9に示すように、前記搬送装置1は、一の搬送装置1の天壁8Fに接続フレーム69を設置し、この接続フレーム69上に他の搬送装置1の断熱容器3を設置することで、強度が許す限り上下方向に積載可能となっている。これによって、ステーションワゴン型の車輌の荷室では、前記接続フレーム69を用いることにより、前記搬送装置1を上下に例えば2台重ねた状態で積載することが可能である。
次に、上記構成について、その作用を説明する。なお、この例では、血液製剤Pとして赤血球を搬送する場合について説明する。まず使用者は、前記断熱容器3の開口部2を覆うように前記温度制御ユニット4を取り付けた後、前記断熱容器3内を、収容される血液製剤Pの温度帯域に予め調節しておく。なお、前記温度制御ユニット4が取り付けられる前記断熱容器3は、前記温度制御ユニット4が取り付けられるのであれば大きさは問わない。従って、赤血球Pを大量に搬送する場合には、前記温度制御ユニット4の温度調節能力の範囲内で大きな断熱容器を用いることができる一方、赤血球Pを少量搬送する場合には、小さな断熱容器を用いることで、搬送のための設置スペースや温度調節のための電力を節約することができる。そして、前記温度制御ユニット4は、図示しないACアダプタを前記第二の接続端子61に接続することで、交流電源から変換された直流電源によって作動することになる。そして、前記スターリング冷凍機45及びシーズヒータ53の電源スイッチ57をオンとする。更に、図示しないACアダプタから電力の供給を受けた前記搬送装置1において、図示しない操作部を操作して、前記制御回路65によって、赤血球の保存に最適な温度帯域である第一の温度帯域66に設定を切換えておく。なお、他の血液製剤を保存する場合、例えば血小板を保存するのであれば、前記制御回路65における温度帯域の設定を第二の温度帯域67とし、また凍結血漿を保存するのであれば、同様に温度帯域の設定を第三の温度帯域68としておく。
そして、前記断熱容器3の内部の温度が第一の温度帯域66より高い場合には、前記通風路55に設けられた温度センサ56からの信号に基づき、設定された第一の温度帯域66となるまで、前記制御回路65は前記スターリング冷凍機45を作動させ、このスターリング冷凍機45の吸熱部に熱的に接続された前記ヒートシンク50により、前記通風路55を流れる空気の熱を吸収し、この通風路55と前記断熱容器3の内部とを循環する空気の温度を下げてゆく。そして、設定された第一の温度帯域66となったところで、前記制御回路65は、前記温度センサ56からの信号を参照しながら、前記断熱容器3内が第一の温度帯域66であり続けるように、前記スターリング冷凍機45を制御する。
逆に、前記断熱容器3の内部の温度が第一の温度帯域66より低い場合には、前記温度センサ56からの信号に基づき、設定された第一の温度帯域66となるまで、前記制御回路65は前記シーズヒータ53を作動させ、このシーズヒータ53に熱的に接続された前記ヒートシンク50により、前記通風路55を流れる空気を加熱し、この通風路55と前記断熱容器3の内部とを循環する空気の温度を上げてゆく。そして、設定された第一の温度帯域66となったところで、前記制御回路65は、前記温度センサ56からの信号を参照しながら、前記断熱容器3内が第一の温度帯域66であり続けるように、前記シーズヒータ53を制御する。
このようにして、前記断熱容器3の内部と連通した前記通風路55内の温度を前記温度センサ56により検知し、この温度センサ56からの前記通風路55内の温度情報に基づいて、前記制御回路65は予め設定した温度帯域より、前記通風路55内の温度が高ければ前記スターリング冷凍機45を作動させ、また、前記通風路55内の温度が低ければ前記シーズヒータ53を作動させ、前記断熱容器3の内部の温度が設定した温度帯域となるよう制御を行う。
また、前記スターリング冷凍機45を作動させた場合に、極低温となる前記ヒートシンク50には、前記通風路55中の空気の水分が霜として付着する。このように、前記フィン51に霜が付着してしまうと、櫛歯状に形成された前記フィン51の隙間が霜により塞がってしまい、前記通風路55内の空気の流れが滞ってしまう。これにより、前記通風路55内のヒートシンク50により冷却された空気と前記断熱容器3内部の空気との循環がスムーズに行われないばかりでなく、前記ヒートシンク50自体の熱交換効率も霜によって低下してしまうため、前記スターリング冷凍機45の冷凍機能が低下する。その場合、前記制御回路65は、前記温度センサ56からの温度情報に基づいて、前記ヒートシンク50の除霜が必要かどうかの判断を行い、必要と判断した場合に前記制御回路65が前記ヒートシンク50と一体に設けられた前記シーズヒータ53を作動させ、このシーズヒータ53の発熱を利用し、前記ヒートシンク50の除霜を行う。これにより、前記ヒートシンク50の着霜を速やかに排除して前記スターリング冷凍機45の冷却機能を回復させ、安定した冷却性能継続して得ることを可能とする。また、前記ヒートシンク50の除霜動作は、タイマー手段を用いて定期的に行うようにしてもよい。また、前記ヒートシンク50に付着していた霜が溶けて生じたドレン水は、前記ヒートシンク50の下方を覆うように折り曲げ形成された前記取付部41の受け部41Aに流れ落ちて、そのまま前記水受け皿42へと案内される。そして、前記水受け皿42にドレン水が一定量溜まった場合、前記水受け皿42を前記取付部41から取り外して、前記水受け皿42の中のドレン水を処分することができる。
また、前記スターリング冷凍機45の排熱部45Bの排熱については、前記スターリング冷凍機45と同期して作動する前記排熱ファン46により、前記吸気口37から前記排気口38へと前記排熱用通風路55Aが形成されるため、前記排熱部45Bの外周に設置された排熱フィン47から放出された前記排熱部45Bの熱、及び前記スターリング冷凍機45自体が発する熱が、前記排熱用通風路55Aから前記温度制御ユニット4外に排出される。このようにして、前記スターリング冷凍機45の排熱が行われ、さらに、前記断熱壁33により前記スターリング冷凍機45の吸熱部45Cと前記ヒートシンク50とが外部から熱的に隔絶されたことにより、前記温度制御ユニット4の内部における前記ヒートシンク50に前記スターリング冷凍機45からの排熱が熱的に影響を与える事はない。
そして、前記断熱容器3内が第一の温度帯域66となったことが確認されると、使用者は前記断熱容器3の前壁8Cを開き、血液製剤たる赤血球Pの入った前記バスケット22を、前記断熱容器3に備えられた目皿21に載置した後、前記前壁8Cを閉じ、前記固着手段9により前記前壁8Cと天壁8Fとを固定する。なお、このように前記前壁8を開いても、前記樹脂シート11がカーテンの役割を果たすことで、前記断熱容器3内から流出する温度が調節された空気を少なく抑えることができる。なお、前述したように、赤血球Pが前記バスケット22に入れられた状態で前記目皿21上に置かれていることで、前記温度制御ユニット4と断熱容器3内を循環する温度が調節された空気が、前記バスケット22の上面及び各側面ばかりでなく、前記隙間Kに入り込み、この隙間Kからも前記バスケット22の目を通って赤血球Pの周囲の隅々まで行き渡るので、赤血球Pの温度を確実に設定温度帯域66にすることができる。また、赤血球Pを前記断熱容器3に入れる際には、前記バスケット22ごと前記断熱容器3内に入れれば良く、赤血球Pを前記断熱容器3から取り出す際も、前記バスケット22ごと前記断熱容器3から取り出せばよいので、赤血球Pの出し入れが容易である。
そして、前記搬送装置1を人力で運搬する場合、前記電源スイッチ30を一旦オフとして、図示しないACアダプタを前記第二の接続端子61から取り外した後、この接続端子61に前記接続部材62を接続し、更にこの接続部材62に前記補助バッテリ12を接続する。なお、この補助バッテリ12は、予め充電されているものとする。そして、前記電源スイッチ30を再びオンとすることで、前記補助バッテリ12から供給された直流電力によって、前記温度制御ユニット4が再び作動する。なお、前記補助バッテリ12は、前述したように、前記天壁8F上に図示しない両面ファスナ等の固定手段によって設置されているので、前記搬送装置1と共に運搬することが可能である。
そして、前記搬送装置1を車輌に積載して搬送する場合、前記接続部材62に設けられた前記第一の接続端子60を、車輌のシガーソケット等に差し込み、車輌側のイグニッションスイッチ等の前記スイッチ59Aをオンとする。この際、電源が前記補助バッテリ12から前記車載用バッテリ59に切り替わり、前記温度制御ユニット4は、前記車載用バッテリ59からの直流電力によって作動する。なお、この際、前記補助バッテリ12は、前記充電回路12Aを通じて前記車載用バッテリ59からの電力を受けて充電される。
そして、この状態では、図6乃至図7からも分るように、前記温度制御ユニット4は、基本的に前記車載用バッテリ59により駆動可能となっているが、アイドリングストップのために前記スイッチ59Aをオフとすると、前記温度制御ユニット4への電力の供給源が、前記車載用バッテリ59から前記補助バッテリ12へと切り替わることで運転し続ける。また、図7に示すように、前記搬送装置1は専用のバッテリ64で単独で動くものでもよく、その場合、前記バッテリ64の容量が十分であれば、車載するしないに拘わらず、出発地から目的地まで前記バッテリ64によって前記断熱容器3内を設定温度帯域に保ち続けることができる。また、図6及び図7のいずれの場合にも、前記第二の接続端子61に図示しないACアダプタを接続すれば、家庭用電源で駆動できる。
更に、前記制御回路65は、一度前記断熱容器3内部の温度が設定した温度帯域となった後に、この温度帯域から前記断熱容器3内部の温度が外れた場合に、前記アラーム65Aを作動させ、警告を発する。このように構成されることで、使用者は前記断熱容器3内の温度の異常を知ることができ、前記断熱容器3内の血液製剤Pの保存状況を把握してトレーサビリティを向上させることができるので、前記血液製剤Pの最適な品質維持を可能とする。
以上のように、上記実施例では、請求項1に対応して、血液製剤の搬送装置1は、断熱性を有する搬送庫たる断熱容器3と、この断熱容器3内を所定の温度に保つための温度制御手段たる温度制御ユニット4とを有し、この温度制御ユニット4がスターリング冷凍機45と、ヒータ53と、前記スターリング冷凍機45及び/又は前記ヒータ53を駆動制御することで、前記断熱容器3内を、赤血球の保存に適した第一の温度帯域66(4℃±2℃)又は血小板の保存に適した第二の温度帯域67(22℃±2℃)の温度帯域に調節する制御回路65とを有することで、血液製剤Pを決められた庫内温度条件のもとで、保存することにより、最適な品質維持が可能となる。
また、上記実施例では、請求項2に対応して、請求項1において、前記制御回路65が更に凍結血漿の保存に適した第三の温度帯域68(−20℃以下)を選択可能としたことで、適切な庫内温度条件の温度帯域が低い凍結血漿であっても、最適な品質維持が可能となる。
また、上記実施例では、請求項3に対応して、請求項1又は2において、前記シーズヒータ53が、前記スターリング冷凍機45の吸熱用熱交換器たるヒートシンク50に熱的に接して設けられていることにより、極低温状態となる前記スターリング冷凍機45のヒートシンク50に付着する霜を取り除く作用を兼ねて、前記温度制御ユニット4の温度制御を精度及び効率を向上させることが可能となるばかりでなく、前記シーズヒータ53から放出された熱を前記ヒートシンク50を用いて効率良く前記断熱容器3内の空気に放出することができることで、温度制御の効率をより向上させることができる。
また、上記実施例では、請求項4に対応して、請求項1から3において、前記搬送装置1が、この搬送装置1外の電源たる車載用バッテリ59から電力を受けて前記温度制御ユニット4を作動させるための受電手段たる第二の接続端子61及び接続部材62と、二次電池たる補助バッテリ12と、この補助バッテリ12に充電するための充電回路12Aを有すると共に、前記車載用バッテリ59からの電力が遮断された際に、前記車載用バッテリ59から前記補助バッテリ12に切り換える切換手段たる接続部材62を有することにより、自動車等の車輌の電源又は充電池等の電池で駆動するため、車載しても、また、他の交通手段を使っても容易に搬送が可能となるばかりでなく、人力で運搬されている前記搬送装置1を車載したり、逆に車載されている前記搬送装置1を下ろして人力で運搬したりする際にも、特別な操作無しで連続して電源が切り替わるので、温度調節されていない状態を無くすことができる。
また、上記実施例では、請求項5に対応して、請求項1から4において、前記断熱容器3内にスペーサたる目皿21を設置すると共に、この目皿21上に籠状の容器たるバスケット22を設置可能に構成して、前記搬送庫3の内底部と前記バスケット22の底部との間に間隙Kを形成したことにより、籠状のバスケット22の底側にも間隙Kにより通風路が形成されたことにより、庫内に収容された血液製剤Pの温度を均一にすることが可能となる。
また、上記実施例では、請求項6に対応して、請求項1から5において、前記制御回路65が、選択された温度帯域66,67,68から庫内温度が外れた場合に警告する警報手段たるアラーム65Aを有することにより、庫内の温度の異常を読取って、庫内の血液製剤Pの保存状況を把握し、トレーサビリティを向上させることで、最適な品質維持を可能とする。
また、上記実施例では、請求項7に対応して、請求項1から6において、前記温度制御ユニット4と前記断熱容器3とがそれぞれ独立して設けられていると共に、前記温度制御ユニット4が前記断熱容器3に対して着脱可能に構成されていることにより、任意の断熱容器3に対して前記温度制御ユニット4を組み合わせることが可能となるので、前記搬送装置1の運用の自由度を向上させることができる。
なお、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施例では、切換手段を接続手段によって実現しているが、制御回路の側に切換手段を設け、この制御回路が電源を切り換えるようにしても良い。この場合、補助電源は前記接続手段によって外部電源に接続されるのではなく、制御回路を介して外部電源に接続されることになる。また、上記実施例では、赤血球、血小板、凍結血漿の保存温度帯域である第一〜三の温度帯域が選択可能であるが、赤血球と血小板の保存温度帯域である第一〜二の温度帯域のみが選択可能であってもよく、逆に、赤血球、血小板、凍結血漿の保存温度帯域である第一〜三の温度帯域以外の温度帯域、例えば血液自体の保存温度帯域が選択可能であってもよい。
本発明の一実施例を示す血液製剤の搬送装置の側断面図である。 同上、血液製剤の搬送装置の縦断面図である。 同上、温度制御ユニットの側断面図である。 同上、温度制御ユニットの縦断面図である。 同上、温度制御ユニットのヒートシンク付近を示す平断面図である。 同上、搬送装置の回路図である。 同上、電源供給側の変形例を示す回路図である。 同上、温度制御ユニットの制御系統を示すブロック図である。 同上、搬送装置を上下に2台に重ねた状態を示す正面図である。
符号の説明
1 搬送装置
3 断熱容器(搬送庫)
4 温度制御ユニット(温度制御手段)
12 補助バッテリ(二次電池)
12A 充電回路
21 目皿(スペーサ)
22 バスケット(容器)
45 スターリング冷凍機
50 ヒートシンク(吸熱用熱交換器)
53 シーズヒータ(ヒータ)
59 車載用バッテリ(直流電源)
61 第二の接続端子(受電手段)
62 接続部材(受電手段)
65 制御回路
66 第一の温度帯域
67 第二の温度帯域
68 第三の温度帯域
P 血液製剤

Claims (7)

  1. 断熱性を有する搬送庫と、この搬送庫内を所定の温度に保つための温度制御手段とを有し、
    前記温度制御手段がスターリング冷凍機と、ヒータと、前記スターリング冷凍機及び/又は前記ヒータを駆動制御することで、前記搬送庫内を、赤血球の保存に適した第一の温度帯域(4℃±2℃)又は血小板の保存に適した第二の温度帯域(22℃±2℃)に調節する制御回路とを有することを特徴とする血液製剤の搬送装置。
  2. 前記制御回路が、凍結血漿の保存に適した第三の温度帯域(−20℃以下)の温度帯域を選択可能としたことを特徴とする請求項1記載の血液製剤の搬送装置。
  3. 前記ヒータが、前記スターリング冷凍機の吸熱用熱交換器に熱的に接して設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の血液製剤の搬送装置。
  4. 前記搬送装置が、この搬送装置外の電源から電力を受けて前記温度制御手段を作動させるための受電手段と、二次電池と、この二次電池に充電するための充電回路を有すると共に、前記搬送装置外の電源からの電力が遮断された際に、前記搬送装置外の電源から前記二次電池に切り換える切換手段を有することを特徴とする請求項1から3記載の血液製剤の搬送装置。
  5. 前記搬送庫内にスペーサを設置すると共に、このスペーサ上に籠状の容器を設置可能に構成して、前記搬送庫の内底部と前記容器の底部との間に間隙を形成したことを特徴とする請求項1から4記載の血液製剤の搬送装置。
  6. 前記制御回路が、選択された温度帯域から庫内温度が外れた場合に警告する警報手段を有することを特徴とする請求項1から5に記載の血液製剤の搬送装置。
  7. 前記温度制御手段と前記搬送庫とがそれぞれ独立して設けられていると共に、前記温度制御手段が前記搬送庫に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1から6に記載の血液製剤の搬送装置。
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