JP2015145745A - 冷却服装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 熱中症を予防することができるとともに、冷却服を着た直後から十分な冷却能力を発揮できる冷却服装置を提供する。
【解決手段】 冷却用の冷媒が循環する冷媒通路9と、冷却液を収容するとともに前記冷却液の熱吸収を行うように冷媒通路9の熱吸収冷媒管部9aが配設される冷却液収容室8と、冷却液収容室8内の冷却液を冷却管2内で循環させるポンプ12と、冷却管2がその内側に設けられた冷却服とを備えており、冷却液収容室8内の冷却液に熱吸収冷媒管部9aが浸かるように配設され、冷却液収容室8に収容物18と熱吸収冷媒管部9aの衝突などの干渉を防止する区画部材19が設けられている。
【選択図】 図3
【解決手段】 冷却用の冷媒が循環する冷媒通路9と、冷却液を収容するとともに前記冷却液の熱吸収を行うように冷媒通路9の熱吸収冷媒管部9aが配設される冷却液収容室8と、冷却液収容室8内の冷却液を冷却管2内で循環させるポンプ12と、冷却管2がその内側に設けられた冷却服とを備えており、冷却液収容室8内の冷却液に熱吸収冷媒管部9aが浸かるように配設され、冷却液収容室8に収容物18と熱吸収冷媒管部9aの衝突などの干渉を防止する区画部材19が設けられている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、服などの内面に水などの冷却液が流れる冷却管を設けた実用的な冷却服装置に関する。
従来から、身体を冷却する冷却服が各種提案されている。
例えば、特許文献1の防熱用作業着は、40℃程度の高温雰囲気下でも冷却性能を発揮するドライアイスを用い、このドライアイスの冷気を供給する方式である。この防熱用作業着は、パイプの内側から外側に向って冷風の噴出が可能な冷気パイプと、冷気パイプに接続されたドライアイスを収納するためのドライアイス収納容器と、ドライアイスの冷気を冷気パイプに供給するためのファンを備えたことを特徴としている。
例えば、特許文献1の防熱用作業着は、40℃程度の高温雰囲気下でも冷却性能を発揮するドライアイスを用い、このドライアイスの冷気を供給する方式である。この防熱用作業着は、パイプの内側から外側に向って冷風の噴出が可能な冷気パイプと、冷気パイプに接続されたドライアイスを収納するためのドライアイス収納容器と、ドライアイスの冷気を冷気パイプに供給するためのファンを備えたことを特徴としている。
上記従来技術であれば、送風ファンを服などに取り付け、外気風を服内部に送風して体温を冷す構成の冷却服に比べて外気温度等の条件に左右されず、確実に冷却できることが予想される。
しかしながら、上記特許文献1に開示された冷却服は、ドライアイス収納容器が必要になり、冷却液が循環するものではないため、作業毎に新しいドライアイスを必要とすることから運用コストが高くなる課題があった。
また、自動二輪を運転する運転者は、転倒時に運転者を守る防護服の体温が外部に放出されにくく、特に夏期に防護服内の温度が上昇して運転者に不快感・疲労感を与えることが知られていた。しかし、この運転者が感じる防護服内の高温を軽減することができる実用的な方法はないのが現状であった。
このため熱中症などの症状を引き起こして問題となっていた。
また、自動二輪を運転する運転者は、転倒時に運転者を守る防護服の体温が外部に放出されにくく、特に夏期に防護服内の温度が上昇して運転者に不快感・疲労感を与えることが知られていた。しかし、この運転者が感じる防護服内の高温を軽減することができる実用的な方法はないのが現状であった。
このため熱中症などの症状を引き起こして問題となっていた。
本発明の目的は上記従来技術の課題を解決して、高温作業場用の冷却服や自動二輪の防護服などに適用できる実用的な冷却服装置を提供することにある。
具体的な目的の一例を示すと、以下の通りである。
(a)冷却服を着た直後から十分な冷却能力を発揮できる冷却服装置を提供する。
(b)自動二輪の運転者や必要に応じて同乗者に対して、長時間安定して体温を冷すことができる冷却服装置を提供する。
(c)自動二輪の運転者に対して、運転者の体温を冷す冷却服とともに冷たい飲料や食べ物を提供できる冷却服装置を提供する。
なお、上記に記載した以外の発明の課題、その解決手段及びその効果は、後述する明細書内の記載において詳しく説明する。
具体的な目的の一例を示すと、以下の通りである。
(a)冷却服を着た直後から十分な冷却能力を発揮できる冷却服装置を提供する。
(b)自動二輪の運転者や必要に応じて同乗者に対して、長時間安定して体温を冷すことができる冷却服装置を提供する。
(c)自動二輪の運転者に対して、運転者の体温を冷す冷却服とともに冷たい飲料や食べ物を提供できる冷却服装置を提供する。
なお、上記に記載した以外の発明の課題、その解決手段及びその効果は、後述する明細書内の記載において詳しく説明する。
本発明は多面的に表現できるが、例えば、代表的なものを挙げると、次のように構成したものである。なお、下記各発明において、各符号は後述する実施形態との対応関係を分かりやすくするために一例として示したものであり、本発明の各構成要素は、実施形態に記載した符号に係る構成に限定されないことは言うまでもない。
本発明の冷却服装置は、冷却用の冷媒が循環する冷媒通路9と、前記冷媒の放熱を促進する放熱機10と、冷却液を収容するとともに前記冷却液の熱吸収を行うように前記冷媒通路9の熱吸収冷媒管部9aが配設される冷却液収容室8と、前記冷媒を前記冷媒通路9内で液化、気化させるように繰り返し循環させるコンプレッサ11と、前記冷却液収容室8内の冷却液を冷却管2内で循環させるポンプ12と、前記冷却管2がその内側に設けられた冷却服1とを備えており、
前記冷却液収容室8内に冷却液を入れたときに、前記熱吸収冷媒管部9aが冷却液に浸かるように前記熱吸収冷媒管部9aが配設され、
前記冷却液収容室8には収容物18を収容できる収容空間24が形成されており、使用者が前記収容空間24を密閉した状態と、開放した状態を選択でき、前記収容物18を出し入れ可能にする開閉部25が設けられており、
前記冷却液収容室8に前記収容物18と前記熱吸収冷媒管部9aの衝突などの干渉を防止する区画部材19が設けられていることを特徴とする。
この構成であれば、コンプレッサを駆動することで冷蔵庫と同じ原理で熱吸収冷媒管部によって冷却液収容室内の冷却液が冷却され、冷却管が内側に設けられた冷却服の内部温度を下げることができる。しかも、冷却液収容室内の冷却液に熱吸収冷媒管部が浸かるように配設されているので、少ない電力で効率的に冷却液を冷すことができる。
この構成では、氷水又は液体を凍らせたペットボトル等の収容物を収容空間内に入れることによって、冷却液収容室の冷却液をコンプレッサの駆動にかかわらず急速に冷すことができて、使用する最初から冷却服に冷却効果を与えるクイックスタートを実現することができる。
また、副次的な効果として、収容空間内に飲み物、食べ物等の収容物を入れることによって、その収容物を冷す用途にも用いることができる。
前記冷却液収容室8内に冷却液を入れたときに、前記熱吸収冷媒管部9aが冷却液に浸かるように前記熱吸収冷媒管部9aが配設され、
前記冷却液収容室8には収容物18を収容できる収容空間24が形成されており、使用者が前記収容空間24を密閉した状態と、開放した状態を選択でき、前記収容物18を出し入れ可能にする開閉部25が設けられており、
前記冷却液収容室8に前記収容物18と前記熱吸収冷媒管部9aの衝突などの干渉を防止する区画部材19が設けられていることを特徴とする。
この構成であれば、コンプレッサを駆動することで冷蔵庫と同じ原理で熱吸収冷媒管部によって冷却液収容室内の冷却液が冷却され、冷却管が内側に設けられた冷却服の内部温度を下げることができる。しかも、冷却液収容室内の冷却液に熱吸収冷媒管部が浸かるように配設されているので、少ない電力で効率的に冷却液を冷すことができる。
この構成では、氷水又は液体を凍らせたペットボトル等の収容物を収容空間内に入れることによって、冷却液収容室の冷却液をコンプレッサの駆動にかかわらず急速に冷すことができて、使用する最初から冷却服に冷却効果を与えるクイックスタートを実現することができる。
また、副次的な効果として、収容空間内に飲み物、食べ物等の収容物を入れることによって、その収容物を冷す用途にも用いることができる。
上記本発明において、前記冷却液収容室8の冷却液が流れる前記冷却管2aと、前記冷却服1の前記冷却管2bとを着脱自在に接続する接続部13を備えることもできる。
この構成であれば、冷却液収容室の冷却液が流れる冷却管と冷却服の冷却管との接続を着脱自在にすることができ、冷却服を着た装着者の動きの自由度を向上させることができる。
この構成であれば、冷却液収容室の冷却液が流れる冷却管と冷却服の冷却管との接続を着脱自在にすることができ、冷却服を着た装着者の動きの自由度を向上させることができる。
上記本発明において、前記接続部13が非接続状態であるときは前記コンプレッサ11と前記ポンプ12の駆動を中止するスイッチ15を設けることもできる。
この構成であれば、接続部の接続状態と非接続状態に応答するスイッチを設けるという簡単な方法でバッテリーが消耗するという問題を解決することができる。
また、一構成例として、本発明を自動二輪に使用する冷却服に適用した場合には、スイッチを設けることで、自動二輪の運転者が自動二輪から離れた状態でコンプレッサやポンプを駆動しつづけてしまって自動二輪のバッテリーが消耗して自動二輪が走行できなくなるという不都合の発生を防止することができる。
この構成であれば、接続部の接続状態と非接続状態に応答するスイッチを設けるという簡単な方法でバッテリーが消耗するという問題を解決することができる。
また、一構成例として、本発明を自動二輪に使用する冷却服に適用した場合には、スイッチを設けることで、自動二輪の運転者が自動二輪から離れた状態でコンプレッサやポンプを駆動しつづけてしまって自動二輪のバッテリーが消耗して自動二輪が走行できなくなるという不都合の発生を防止することができる。
上記本発明において、前記スイッチ15を磁気スイッチで構成し、前記冷却服1側のコネクタ具14bに磁石49を取り付けて、前記磁石49の接近、離隔によって前記スイッチ15のオンオフが機能するように構成し、さらに、前記冷却服1の所定位置に前記冷却服1側の磁石51を固定して、前記磁石51に前記コネクタ具14bの前記磁石49を引っ付けることによって、前記冷却服1に前記冷却服1に付随する前記冷却管2bを保持するように構成することもできる。
この構成であれば、冷却服側の冷却管の先端であるコネクタ具が冷却服に保持されるので、冷却服側の冷却管が長々と引きずるように垂れ下がることを抑制することができる。
また、コンプレッサとポンプの駆動を中止するスイッチの機能と冷却服側の冷却管が長々と引きずるように垂れ下がることを抑制する機能とを簡単な構成で実現できて、使いやすい冷却服を提供できる。
この構成であれば、冷却服側の冷却管の先端であるコネクタ具が冷却服に保持されるので、冷却服側の冷却管が長々と引きずるように垂れ下がることを抑制することができる。
また、コンプレッサとポンプの駆動を中止するスイッチの機能と冷却服側の冷却管が長々と引きずるように垂れ下がることを抑制する機能とを簡単な構成で実現できて、使いやすい冷却服を提供できる。
上記本発明において、前記冷却液収容室8の周囲に断熱用の真空室26を設けることもできる。
この構成であれば、真空室を設けることで冷媒通路によって冷却された冷却液が外気温度によって上昇することを抑制することができる。
この構成であれば、真空室を設けることで冷媒通路によって冷却された冷却液が外気温度によって上昇することを抑制することができる。
上記本発明において、前記冷却服1を自動二輪32用とし、前記放熱機10、前記コンプレッサ11、前記ポンプ12及び前記冷却液収容室8を有する冷却駆動装置43を前記自動二輪32に固定し、少なくとも前記コンプレッサ11を駆動する電源を前記自動二輪32のバッテリー48から供給するように構成することもできる。
この構成であれば、重量のある放熱機、コンプレッサ及び冷却液収容室を自動二輪の所定部分に固定し、コンプレッサを駆動する電源を自動二輪のバッテリーから供給するように構成したことで、自動二輪の運転者に背負うような負担を掛けることなく、冷却服を安定して冷却することができる。
この構成であれば、重量のある放熱機、コンプレッサ及び冷却液収容室を自動二輪の所定部分に固定し、コンプレッサを駆動する電源を自動二輪のバッテリーから供給するように構成したことで、自動二輪の運転者に背負うような負担を掛けることなく、冷却服を安定して冷却することができる。
上記本発明において、前記自動二輪32の後部位置33に着脱自在に取り付ける着脱固定部材30を前記冷却駆動装置43が備え、前記冷却駆動装置43の外形を流線形のフード27で覆うこともできる。
この構成であれば、着脱固定部材によって、同乗者が乗る後部座席や荷物搭載位置などの後部位置に冷却駆動装置に取り付ける構成を採用したので、既存の自動二輪の多くに搭載することができる。
また、自動二輪の後部位置に冷却駆動装置を配設した場合でも気流の乱れを抑制して燃費が良くなると共にコンプレッサや配管等が露出しないので、外観を良くすることができる。
この構成であれば、着脱固定部材によって、同乗者が乗る後部座席や荷物搭載位置などの後部位置に冷却駆動装置に取り付ける構成を採用したので、既存の自動二輪の多くに搭載することができる。
また、自動二輪の後部位置に冷却駆動装置を配設した場合でも気流の乱れを抑制して燃費が良くなると共にコンプレッサや配管等が露出しないので、外観を良くすることができる。
上記本発明において、前記自動二輪32の走行時に発生する風50を前記フード27の内部に導く送風口37を設けるとともに、その風50を前記放熱機10の回りに導く送風路34を形成することもできる。
この構成であれば、送風路によって冷媒の放熱の効率を向上させることができる。
この構成であれば、送風路によって冷媒の放熱の効率を向上させることができる。
以上説明したように、本発明であれば、冷却服を着た直後から十分な冷却能力を発揮できる冷却服装置を提供できた。また、自動二輪の運転者や必要に応じて同乗者に対して、長時間安定して体温を冷すことができる冷却服装置を提供できた。さらに、自動二輪の運転者に対して、運転者の体温を冷す冷却服とともに冷たい飲料や食べ物を提供できる冷却服装置を提供できた。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る冷却服装置の第1実施形態について、図面に基づき説明する。
本発明に係る自動二輪用の冷却服装置45は、大別すると、図1及び図2に示される冷却服1と、その冷却服1に冷やされた冷却液を送るとともに装着者の体温で温度の上昇した冷却液を再び冷却する冷却駆動装置43(図3参照)とを有している。
冷媒としてはフロン等の熱交換に優れる流体が使用される。
冷却液としては水が安価であり、人体にも安全なので好適であるが、その他の液体であっても良い。
以下、本発明に係る冷却服装置の第1実施形態について、図面に基づき説明する。
本発明に係る自動二輪用の冷却服装置45は、大別すると、図1及び図2に示される冷却服1と、その冷却服1に冷やされた冷却液を送るとともに装着者の体温で温度の上昇した冷却液を再び冷却する冷却駆動装置43(図3参照)とを有している。
冷媒としてはフロン等の熱交換に優れる流体が使用される。
冷却液としては水が安価であり、人体にも安全なので好適であるが、その他の液体であっても良い。
(冷却服の構成)
図1及び図2に示すように、本実施形態に示す冷却服1は、冷却管2が内面に取り付けられた衣服で構成してある。冷却服1は、左右の腕部3と、服を脱ぐための線形ファスナー4を前面41に備えた胴体側冷却服7と、頭部を覆う頭部収容部6とを有している。
図1及び図2に示すように、本実施形態に示す冷却服1は、冷却管2が内面に取り付けられた衣服で構成してある。冷却服1は、左右の腕部3と、服を脱ぐための線形ファスナー4を前面41に備えた胴体側冷却服7と、頭部を覆う頭部収容部6とを有している。
冷却服1は、腕部3、胴体側冷却服7、頭部収容部6の全てに冷却管2が設けられた構成を採用することもできる。また、腕部3や頭部収容部6に冷却管2を設けることを省略して胴体側冷却服7だけに冷却管2bを設ける構成も採用することができる。なお、本明細書において、冷却服1とは腕部3がないチョッキ形のものも含む。
図2に示すように、柔軟性のある衣服布材の前面41と背面42の内面側に柔軟性のある冷却管2bが縫い付けの方法などによって取り付けてある。
このような柔軟性のある冷却管2bとしてシリコンチューブ等が例示できる。冷却管2bは冷却服1内で一つの循環経路を形成している。
冷却管2bを流れる冷却液は胴部下部の冷却管取出し部47から背面42側に導入され、前面41、頭部収容部6、必要により腕部3を冷した後、冷却管取出し部47から排出され、冷却駆動装置43へ戻される。
なお、図1においては頭部収容部6に設けられた冷却管2bを白抜き線で示してある。
図2に示すように、柔軟性のある衣服布材の前面41と背面42の内面側に柔軟性のある冷却管2bが縫い付けの方法などによって取り付けてある。
このような柔軟性のある冷却管2bとしてシリコンチューブ等が例示できる。冷却管2bは冷却服1内で一つの循環経路を形成している。
冷却管2bを流れる冷却液は胴部下部の冷却管取出し部47から背面42側に導入され、前面41、頭部収容部6、必要により腕部3を冷した後、冷却管取出し部47から排出され、冷却駆動装置43へ戻される。
なお、図1においては頭部収容部6に設けられた冷却管2bを白抜き線で示してある。
(冷却駆動装置の構成)
図3に示すように、この実施形態に係る冷却駆動装置43は、2つの流体の循環流路を有している。
第1の循環流路は冷媒を循環させる冷媒通路9で構成されているもので、その流路経路中に冷却液収容室8の熱を吸収する熱吸収冷媒管部9aと、コンプレッサ11と、放熱機10とを有している。普通の矢印39で冷媒の流れを示している。
これらの冷媒、冷媒通路9、熱吸収冷媒管部9a、コンプレッサ11、放熱機10の各機能は、一般的な冷蔵庫に採用される各要素の機能と同様である。
第2の循環流路は、冷却液収容室8を有する冷却駆動装置43側の冷却管2aと、冷却服1内を冷却する冷却管2bとから構成されている。冷却液収容室8に冷却液の吸込口21と吐出口22を設けるとともに冷却駆動装置43側に送出用のポンプ12を有している。白抜きの矢印40で冷却液の流れを示している。
図3に示すように、この実施形態に係る冷却駆動装置43は、2つの流体の循環流路を有している。
第1の循環流路は冷媒を循環させる冷媒通路9で構成されているもので、その流路経路中に冷却液収容室8の熱を吸収する熱吸収冷媒管部9aと、コンプレッサ11と、放熱機10とを有している。普通の矢印39で冷媒の流れを示している。
これらの冷媒、冷媒通路9、熱吸収冷媒管部9a、コンプレッサ11、放熱機10の各機能は、一般的な冷蔵庫に採用される各要素の機能と同様である。
第2の循環流路は、冷却液収容室8を有する冷却駆動装置43側の冷却管2aと、冷却服1内を冷却する冷却管2bとから構成されている。冷却液収容室8に冷却液の吸込口21と吐出口22を設けるとともに冷却駆動装置43側に送出用のポンプ12を有している。白抜きの矢印40で冷却液の流れを示している。
また、冷却駆動装置43側の冷却管2aと冷却服1側の冷却管2bとの着脱を行う接続部13が設けられ、その接続部13が接続状態であるときはコンプレッサ11及びポンプ16を駆動状態に維持し、接続部13が非接続状態であるときはコンプレッサ11及びポンプ16を停止状態にするスイッチ15が設けてある。
なお、接続部13が接続状態であっても駆動スイッチ(図示せず)を押した場合にのみ、コンプレッサ11及びポンプ16を駆動する構成にすることもできる。スイッチ15としては接触スイッチ、磁気スイッチ等の各種のスイッチが採用できる。
図3に示す構成では、接続部13を冷却駆動装置43側の一対のコネクタ具14aと冷却服1側の一対のコネクタ具14bによって着脱自在に構成してある。
なお、接続部13が接続状態であっても駆動スイッチ(図示せず)を押した場合にのみ、コンプレッサ11及びポンプ16を駆動する構成にすることもできる。スイッチ15としては接触スイッチ、磁気スイッチ等の各種のスイッチが採用できる。
図3に示す構成では、接続部13を冷却駆動装置43側の一対のコネクタ具14aと冷却服1側の一対のコネクタ具14bによって着脱自在に構成してある。
この接続部13及びスイッチ15はともに冷却駆動装置43側に取り付けることが好ましい。接続部13が接続状態であるか非接続状態であるかを検出するにはその判別を検出するスイッチ15の検出器(図示せず)を接続部13に設ける必要があり、冷却装置45から接続部13までの距離が長いとその検出器まで配線を設ける必要があるからである。
冷却駆動装置43側にスイッチ15を設ける形態では、構成も簡単になり、長期間安定して動作する信頼性を高めることができる。
また、冷却駆動装置43に固定された接続部13に冷却服1側の冷却管2bを接続する構成の方が、接続部13の位置が固定され分かりやすい。
冷却駆動装置43側にスイッチ15を設ける形態では、構成も簡単になり、長期間安定して動作する信頼性を高めることができる。
また、冷却駆動装置43に固定された接続部13に冷却服1側の冷却管2bを接続する構成の方が、接続部13の位置が固定され分かりやすい。
(冷却液収容室の構成)
次に、冷却液収容室8の構成について説明する。
本実施形態の第1の特徴は、冷却液収容室8内の熱吸収冷媒管部9aの配置構成をペットボトル18aなどの収容物18が収まりやすいように配置したことを特徴としている。
収容物18が収まりやすい熱吸収冷媒管部9aの配置例として、収容物18の外形にほぼ合致して収容物18の外側を包囲する形態に熱吸収冷媒管部9aを配設する形態がある。例えば、収容物18の外形が円筒形であれば、図3に示すように、その円筒形を上下方向にほぼ大部分を覆うように熱吸収冷媒管部9aを螺旋形に配設する構成が例示できる。
但し、この収容物18の外側に熱吸収冷媒管部9aを配設する形態は、収容物18の形状に対応して各種の配設形態を取り得ることが明らかである。
次に、冷却液収容室8の構成について説明する。
本実施形態の第1の特徴は、冷却液収容室8内の熱吸収冷媒管部9aの配置構成をペットボトル18aなどの収容物18が収まりやすいように配置したことを特徴としている。
収容物18が収まりやすい熱吸収冷媒管部9aの配置例として、収容物18の外形にほぼ合致して収容物18の外側を包囲する形態に熱吸収冷媒管部9aを配設する形態がある。例えば、収容物18の外形が円筒形であれば、図3に示すように、その円筒形を上下方向にほぼ大部分を覆うように熱吸収冷媒管部9aを螺旋形に配設する構成が例示できる。
但し、この収容物18の外側に熱吸収冷媒管部9aを配設する形態は、収容物18の形状に対応して各種の配設形態を取り得ることが明らかである。
本実施形態の第2の特徴は、収容物18が冷却液収容室8内で、熱吸収冷媒管部9aと衝突などして干渉しないようにする区画部材19を備えた点にある。
区画部材19の形態としては、大別して2つの形態がある。第1の形態は、自動二輪等の振動によって収容物18が冷却液収容室8内で動かないようにする固定部材19を設けることである。
例えば、収容物18がペットボトル18aであれば、そのペットボトル18aの蓋部位置や底部位置を挟持部材、嵌め込み部材などによってしっかりと固定部材19によって固定すれば、熱吸収冷媒管部9aと衝突又は接触することもなく、冷却液収容室8内の収容物18の位置を一定範囲に限定することができる。
区画部材19の形態としては、大別して2つの形態がある。第1の形態は、自動二輪等の振動によって収容物18が冷却液収容室8内で動かないようにする固定部材19を設けることである。
例えば、収容物18がペットボトル18aであれば、そのペットボトル18aの蓋部位置や底部位置を挟持部材、嵌め込み部材などによってしっかりと固定部材19によって固定すれば、熱吸収冷媒管部9aと衝突又は接触することもなく、冷却液収容室8内の収容物18の位置を一定範囲に限定することができる。
区画部材19の第2の形態としては、収容物18のある程度の動きは許容して、冷却液収容室8内で熱吸収冷媒管部9aと衝突しないようにする区画壁19を設ける方法である。つまり、前記した収容物18が位置する収容空間24と熱吸収冷媒管部9aが配設された空間とを空間的に区分けすることである。
この区分けは、熱吸収冷媒管部9aと収容物18の熱の授受という観点において、冷却液の移動を大きく阻害することがないような形状にすることが必要である。例えば、図3に示すように区画壁19に冷却液の移動が良好に行えるように多数の開口36が設けられたものが好ましい。
区画壁19の一構成例として、図3に示すように、収容物18の形状に対応した籠形の区画部材19を設ける方法がある。
籠形の区画部材19に収容物18の側面を保持する固定部材19や、収容物18の上部を固定する固定部材19を設ける構成も可能である。この場合は収容物18を強力に保持できる。
この区分けは、熱吸収冷媒管部9aと収容物18の熱の授受という観点において、冷却液の移動を大きく阻害することがないような形状にすることが必要である。例えば、図3に示すように区画壁19に冷却液の移動が良好に行えるように多数の開口36が設けられたものが好ましい。
区画壁19の一構成例として、図3に示すように、収容物18の形状に対応した籠形の区画部材19を設ける方法がある。
籠形の区画部材19に収容物18の側面を保持する固定部材19や、収容物18の上部を固定する固定部材19を設ける構成も可能である。この場合は収容物18を強力に保持できる。
区画部材19には前記した冷却液収容室8内の所定位置に収容物18を導くガイド部材20を備えることもできる。
ガイド部材20は、例えばペットボトル18aを所定の位置へ誘導する筒形部材で構成でき、区画部材19の一部で構成することもできる。
ガイド部材20は、例えばペットボトル18aを所定の位置へ誘導する筒形部材で構成でき、区画部材19の一部で構成することもできる。
また、区画部材19内には、収容物18を収容できる収容空間24が形成されており、使用者がその収容空間24を密閉した状態と、開放した状態を選択でき、前記収容物18を出し入れ可能にする蓋部などの開閉部25が設けられている。
開閉部25の開閉構成としてはネジ作用の嵌合形やヒンジを利用した嵌合形などの各種の構成が取り得る。
開閉部25の開閉構成としてはネジ作用の嵌合形やヒンジを利用した嵌合形などの各種の構成が取り得る。
また、この実施形態では、冷却液収容室8に冷却液の吸込口21と吐出口22は上下方向に離れた位置に設けてあり、冷された冷却液を吸込口21から吸込み、ポンプ12によって冷却服1側に送り、冷却服1からの暖かくなった冷却液を吐出口22から冷却液収容室8内へ戻すように構成してある。
なお、吸入口21は吐出口22よりも冷却液収容室8内において、下方側に位置する構成の方が温度の低い冷却液を冷却服1側へ送出できるので好ましい。
また、冷却液収容室8の外周側に減圧した真空室26を設けて、魔法瓶のように外部との断熱効果を高める構成となっている。
なお、吸入口21は吐出口22よりも冷却液収容室8内において、下方側に位置する構成の方が温度の低い冷却液を冷却服1側へ送出できるので好ましい。
また、冷却液収容室8の外周側に減圧した真空室26を設けて、魔法瓶のように外部との断熱効果を高める構成となっている。
(自動二輪への搭載)
図4に示すように、この実施形態では、冷却駆動装置43を自動二輪32の後部位置33に搭載可能に構成する。自動二輪32のバッテリー48等の電源からコンプレッサなどを駆動する電力を得るようにしている。この構成であれば、自動二輪32の運転中にはバッテリー48から安定して電力が供給されるので、冷却服1を着た運転者の冷却や収容物の冷却に十分な動力源を得ることができる。
図4に示すように、この実施形態では、冷却駆動装置43を自動二輪32の後部位置33に搭載可能に構成する。自動二輪32のバッテリー48等の電源からコンプレッサなどを駆動する電力を得るようにしている。この構成であれば、自動二輪32の運転中にはバッテリー48から安定して電力が供給されるので、冷却服1を着た運転者の冷却や収容物の冷却に十分な動力源を得ることができる。
また、自動二輪32の前方から後方に向けて冷却駆動装置43の外形を流線形のフード27で覆っている。
フード27内には冷却液収容室、コンプレッサ、放熱機やポンプなどの内部エレメント38が配設されている。内部エレメント38内の各構成は自動二輪32に搭載可能なように小型化されており、自動二輪32に搭載されるバッテリー48の電力によって駆動できるように省電力化されている。
また、冷却駆動装置43は着脱固定部材30を備えており、後部位置33に簡単かつ安定して取り付けることができるように構成してある。
なお、図4において符号31はバッテリー48から電力を取る電源線である。
フード27内には冷却液収容室、コンプレッサ、放熱機やポンプなどの内部エレメント38が配設されている。内部エレメント38内の各構成は自動二輪32に搭載可能なように小型化されており、自動二輪32に搭載されるバッテリー48の電力によって駆動できるように省電力化されている。
また、冷却駆動装置43は着脱固定部材30を備えており、後部位置33に簡単かつ安定して取り付けることができるように構成してある。
なお、図4において符号31はバッテリー48から電力を取る電源線である。
(冷却服に付属する冷却管に関する工夫)
この実施形態では、図3において説明したように、スイッチ15によってコネクタ具14a・14bの接続を検出してコンプレッサ11等の駆動停止を制御するように構成した。この場合、冷却服1側の冷却管2bが冷却服1から垂れ下がり、引きずるように冷却服1を着た運転者等が動き回ることは冷却管2bの水が流れ出て服を濡らしたり、冷却管2bが破損したり、又は外見上、見苦しいという課題があった。
この実施形態では、図3において説明したように、スイッチ15によってコネクタ具14a・14bの接続を検出してコンプレッサ11等の駆動停止を制御するように構成した。この場合、冷却服1側の冷却管2bが冷却服1から垂れ下がり、引きずるように冷却服1を着た運転者等が動き回ることは冷却管2bの水が流れ出て服を濡らしたり、冷却管2bが破損したり、又は外見上、見苦しいという課題があった。
この課題を解決するために、この実施形態では2つの構成を採用する。
第1の構成は、スイッチ15の構成に係るもので、スイッチ15を磁気スイッチで構成し、冷却服1側のコネクタ具14bに磁石49を取り付けて、その磁石の接近、離隔によってスイッチ15のオンオフが機能するように構成したことである。
第2の構成は、冷却服1の所定位置に磁石51を固定して、その磁石51に前記コネクタ具14bの磁石49を引っ付けることによって、冷却服1に冷却管2bを保持するように構成したことである。この構成によって、冷却服1から冷却管2bが引きずるように垂れ下がることを抑制できる。
第1の構成は、スイッチ15の構成に係るもので、スイッチ15を磁気スイッチで構成し、冷却服1側のコネクタ具14bに磁石49を取り付けて、その磁石の接近、離隔によってスイッチ15のオンオフが機能するように構成したことである。
第2の構成は、冷却服1の所定位置に磁石51を固定して、その磁石51に前記コネクタ具14bの磁石49を引っ付けることによって、冷却服1に冷却管2bを保持するように構成したことである。この構成によって、冷却服1から冷却管2bが引きずるように垂れ下がることを抑制できる。
冷却服1において磁石51を取り付ける位置は図6に示すように、冷却服1の冷却管取出し部47から離れた冷却服1の上側位置に設けることが好ましい。その理由は冷却管取出し部47と磁石51までの距離が長くなり、冷却服1から離れて垂れ下がる冷却管2bの長さを短くできるからである。
図6では一例として、冷却服1の胸位置に磁石51を設けた構成が示してある。即ち、冷却服1の胸位置にポケット形の磁石収容部52を設け、その磁石収容部52内に磁石51を収容する形態が示してある。この構成であれば、磁石51の磁力は冷却服1を通過してコネクタ具14b側の磁石49を保持する機能を果たすことができる。
この構成では、冷却服1側のコネクタ具14bに磁石49を設けることで、バッテリー48が消耗することを抑制するためのスイッチ手段を構成する機能と、冷却服1に冷却管2bが垂れ下がって冷却液が流れ出ることを抑制する、及び冷却管2bが破損することを防止する機能を同時に実現することができ、実用上の効果は極めて大きいものである。
この構成では、冷却服1側のコネクタ具14bに磁石49を設けることで、バッテリー48が消耗することを抑制するためのスイッチ手段を構成する機能と、冷却服1に冷却管2bが垂れ下がって冷却液が流れ出ることを抑制する、及び冷却管2bが破損することを防止する機能を同時に実現することができ、実用上の効果は極めて大きいものである。
(動作の説明)
以下、簡単に動作や作用を説明する。
まず、自動二輪32に乗る運転者は、後部位置33に冷却駆動装置43を着脱固定部材30によって取り付けるとともに冷却服1を着る。次いで、冷却駆動装置43内の冷却液収容室8内に水等の冷却液を入れる。
そして、接続部13によって冷却管2aと冷却管2bを接続する。接続したことをスイッチ15が検出すると(又は駆動スイッチを別途設けた構成において、駆動スイッチをONにすると)、自動二輪32のバッテリー48から電力が供給され、冷媒は冷媒通路9を循環して熱吸収冷媒管部9aによって冷却液収容室8内を冷却する。一方、冷却液は直接的に熱吸収冷媒管部9aに接触する形態なので、熱吸収が良好に行なわれ、冷却された冷却液は冷却管2a・2bを循環して冷却服1内を冷却する。これが基本的な動作である。
以下、簡単に動作や作用を説明する。
まず、自動二輪32に乗る運転者は、後部位置33に冷却駆動装置43を着脱固定部材30によって取り付けるとともに冷却服1を着る。次いで、冷却駆動装置43内の冷却液収容室8内に水等の冷却液を入れる。
そして、接続部13によって冷却管2aと冷却管2bを接続する。接続したことをスイッチ15が検出すると(又は駆動スイッチを別途設けた構成において、駆動スイッチをONにすると)、自動二輪32のバッテリー48から電力が供給され、冷媒は冷媒通路9を循環して熱吸収冷媒管部9aによって冷却液収容室8内を冷却する。一方、冷却液は直接的に熱吸収冷媒管部9aに接触する形態なので、熱吸収が良好に行なわれ、冷却された冷却液は冷却管2a・2bを循環して冷却服1内を冷却する。これが基本的な動作である。
ここで、内部の水を凍らせたペットボトル18などを冷却液収容室8に載置すれば、冷却液収容室8の冷却液は内側からはペットボトル18の氷の溶解熱によって温度を奪われ、外側からは冷媒通路9内の冷媒の循環によって冷却されるので、冷却服1を使用する最初の段階から冷たい感じを得るクイックスタートが実現できる。
この場合においても、収容空間24は熱吸収冷媒管部9aとは区画部材19によって区画されているので、収容物18が自動二輪32の振動や加速度によって移動しても熱吸収冷媒管部9aと衝突することもない。
このクイックスタートの実現には、他にも冷却液収容室8内に氷水自体を入れることによっても、さらに良好に実現できる。氷水を入れた場合でも、収容物18と同様に、熱吸収冷媒管部9aと氷水は区画部材19によって別の空間に区画されるので、氷が衝突するなどの不都合を防止できる。
この場合においても、収容空間24は熱吸収冷媒管部9aとは区画部材19によって区画されているので、収容物18が自動二輪32の振動や加速度によって移動しても熱吸収冷媒管部9aと衝突することもない。
このクイックスタートの実現には、他にも冷却液収容室8内に氷水自体を入れることによっても、さらに良好に実現できる。氷水を入れた場合でも、収容物18と同様に、熱吸収冷媒管部9aと氷水は区画部材19によって別の空間に区画されるので、氷が衝突するなどの不都合を防止できる。
なお、冷却液収容室8内の収容空間24にペットボトル18aなどの収容物18を置いた場合には、熱吸収冷媒管部9aによって冷却された冷却液の温度は収容物18に伝導して収容物18の温度を下げることができる。この場合、収容物18を熱吸収冷媒管部9aが囲い込むように配設され、しかも冷却液収容室8内の外方側に真空室26(広義には断熱部材である)が設けられているので、収容物18の冷却を良好に行うことができる。
したがって、冷却服1によって暑さを低減するとともに、自動二輪32の運転者に冷たい飲み物や食べ物等を提供できる。また、自動二輪32によって低い温度で収容物18を運搬できる。
したがって、冷却服1によって暑さを低減するとともに、自動二輪32の運転者に冷たい飲み物や食べ物等を提供できる。また、自動二輪32によって低い温度で収容物18を運搬できる。
また、収容物18を区画する区画部材19の形状や固定部材19による固定構造を他の飲用物容器の各定型サイズ(500mlなど)に合致させることによって、収容物18を自動二輪32の運転時に運転者が適時、飲用物などの冷気を得る方法としても利用することができる。
さらに、コネクタ具14bの磁石49を冷却服1側の磁石51を取り付ける構成を採用した場合には、自動二輪に乗車する運転者が移動する場合に前記の好ましくない状態の発生を防止することができる。
さらに、コネクタ具14bの磁石49を冷却服1側の磁石51を取り付ける構成を採用した場合には、自動二輪に乗車する運転者が移動する場合に前記の好ましくない状態の発生を防止することができる。
[第2実施形態]
図5に示す冷却駆動装置43は、冷却液収容室8に収容するペットボトル18a等の容器を横置きに設置する形態を示した実施形態である。
この場合は横置きのペットボトル18aを出し入れできるように、冷却駆動装置43には、横長かつ縦短(上下方向が短い)の冷却液収容室8が形成される。また、熱吸収冷媒管部(図5において図示せず)はペットボトル18aを横置きで包み込むことができるように構成されている。
さらに、ペットボトル18aの側面に対応する横長形に上部開口28を備えた収容空間24が設定され、その収容空間24の形状に対応した開閉自在の蓋部などの開閉部25が設けられている。
この実施形態では、自動二輪32が走行時に発生する風50をフード27内に導く風上位置に配置された送風口37と、その風50を放熱機及び/又はコンプレッサの回りに導く送風路34が設けられている。
この構成であれば、自動二輪32の走行によって生じた風50を送風路34によって冷媒の熱交換効率を向上させることや、コンプレッサの加熱を抑制することに利用することができる。この場合、送風口37から雨水が入らないように雨水を下方に落下させる折返し構造を設けたりすることが好ましい。
図5に示す冷却駆動装置43は、冷却液収容室8に収容するペットボトル18a等の容器を横置きに設置する形態を示した実施形態である。
この場合は横置きのペットボトル18aを出し入れできるように、冷却駆動装置43には、横長かつ縦短(上下方向が短い)の冷却液収容室8が形成される。また、熱吸収冷媒管部(図5において図示せず)はペットボトル18aを横置きで包み込むことができるように構成されている。
さらに、ペットボトル18aの側面に対応する横長形に上部開口28を備えた収容空間24が設定され、その収容空間24の形状に対応した開閉自在の蓋部などの開閉部25が設けられている。
この実施形態では、自動二輪32が走行時に発生する風50をフード27内に導く風上位置に配置された送風口37と、その風50を放熱機及び/又はコンプレッサの回りに導く送風路34が設けられている。
この構成であれば、自動二輪32の走行によって生じた風50を送風路34によって冷媒の熱交換効率を向上させることや、コンプレッサの加熱を抑制することに利用することができる。この場合、送風口37から雨水が入らないように雨水を下方に落下させる折返し構造を設けたりすることが好ましい。
本発明は上記実施形態以外にも本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形を行うことが可能である。
(1)冷却液収容室8に載置する容器としてペットボトルを例示したが、自動二輪に搭載する冷却装置に好適な形を備えた液体容器を専用に製造することも可能である。また、収容物18として菌種などの生物、低温で運ぶことが望ましい素材・原料・材料などを収容する運搬容器を載置する形態を取ることもできる。
(2)本発明は自動二輪の乗車者に冷却服を提供する冷却服装置に好適なものであるが、自動二輪に類似する移動体に乗る場合や、冷却駆動装置43をリュックサック形に背負う形の冷却服装置45に適用することを除外するものではない。
(1)冷却液収容室8に載置する容器としてペットボトルを例示したが、自動二輪に搭載する冷却装置に好適な形を備えた液体容器を専用に製造することも可能である。また、収容物18として菌種などの生物、低温で運ぶことが望ましい素材・原料・材料などを収容する運搬容器を載置する形態を取ることもできる。
(2)本発明は自動二輪の乗車者に冷却服を提供する冷却服装置に好適なものであるが、自動二輪に類似する移動体に乗る場合や、冷却駆動装置43をリュックサック形に背負う形の冷却服装置45に適用することを除外するものではない。
(3)前記実施形態では収容物18として1本のペットボトル18aを配置した構成を示したが、2個又は3個の収容物18を縦置き又は横置きで配置できる収容空間24を設けることも可能である。但し、自動二輪32に乗る運転者が普通に購入できるペットボトル18aの大きさ及び形状に設計することが好ましい。
(4)流線形のフード27に開口(図示せず)を設け、その開口から開閉部25の上部域を突出させた構成とすることもできる。
(5)前記実施形態において収容物18内の凍らせた水を飲用の用途ではなく、冷却液の一部として使用する構成も採用することができる。例えば、破裂することなく、水を凍らせることのできる変形許容性のある氷水運搬容器を採用し、その氷水運搬容器の蓋などの開口を開いて収容空間24内に固定するように区画部材19を構成すればよい。収容空間24内で氷水運搬容器を冷却液に浸漬させる形態としては、氷水運搬容器は横置きでも縦置きでも可能である。氷水運搬容器内部の氷水と冷却液収容室8内の水とが混ざることで良好なクイックスタートを実現できる。この場合、氷水運搬容器内部の氷水だけで冷却液収容室8内の冷却水を構成することも可能であり、いずれの構成においても使用者はクイックスタートを実現するための氷水の運搬が簡単になる利点がある。
(6)請求項4に係る発明は、スイッチ14を冷却装置45と冷却服1との間の接続、非接続を判別するスイッチだけの構成として、請求項1〜請求項3のいずれにも従属しない独立の発明として認識することも可能である。
(4)流線形のフード27に開口(図示せず)を設け、その開口から開閉部25の上部域を突出させた構成とすることもできる。
(5)前記実施形態において収容物18内の凍らせた水を飲用の用途ではなく、冷却液の一部として使用する構成も採用することができる。例えば、破裂することなく、水を凍らせることのできる変形許容性のある氷水運搬容器を採用し、その氷水運搬容器の蓋などの開口を開いて収容空間24内に固定するように区画部材19を構成すればよい。収容空間24内で氷水運搬容器を冷却液に浸漬させる形態としては、氷水運搬容器は横置きでも縦置きでも可能である。氷水運搬容器内部の氷水と冷却液収容室8内の水とが混ざることで良好なクイックスタートを実現できる。この場合、氷水運搬容器内部の氷水だけで冷却液収容室8内の冷却水を構成することも可能であり、いずれの構成においても使用者はクイックスタートを実現するための氷水の運搬が簡単になる利点がある。
(6)請求項4に係る発明は、スイッチ14を冷却装置45と冷却服1との間の接続、非接続を判別するスイッチだけの構成として、請求項1〜請求項3のいずれにも従属しない独立の発明として認識することも可能である。
1…冷却服
2a…冷却駆動装置側の冷却管
2b…冷却服側の冷却管
2…冷却管
8…冷却液収容室
9…冷媒通路
9a…熱吸収冷媒管部
10…放熱機
11…コンプレッサ
12…ポンプ
13…接続部
14b…冷却服側のコネクタ具
15…スイッチ
18…収容物
19…区画部材(固定部材、区画壁という概念は区画部材に含まれる形態がある)
24…収容空間
25…開閉部
26…真空室
27…フード
30…着脱固定部材
32…自動二輪
34…送風路
37…送風口
43…冷却駆動装置
49…コネクタ具に取り付けられる磁石
50…走行時に発生する風
51…冷却服側の磁石
2a…冷却駆動装置側の冷却管
2b…冷却服側の冷却管
2…冷却管
8…冷却液収容室
9…冷媒通路
9a…熱吸収冷媒管部
10…放熱機
11…コンプレッサ
12…ポンプ
13…接続部
14b…冷却服側のコネクタ具
15…スイッチ
18…収容物
19…区画部材(固定部材、区画壁という概念は区画部材に含まれる形態がある)
24…収容空間
25…開閉部
26…真空室
27…フード
30…着脱固定部材
32…自動二輪
34…送風路
37…送風口
43…冷却駆動装置
49…コネクタ具に取り付けられる磁石
50…走行時に発生する風
51…冷却服側の磁石
Claims (8)
- 冷却用の冷媒が循環する冷媒通路(9)と、前記冷媒の放熱を促進する放熱機(10)と、冷却液を収容するとともに前記冷却液の熱吸収を行うように前記冷媒通路(9)の熱吸収冷媒管部(9a)が配設される冷却液収容室(8)と、前記冷媒を前記冷媒通路(9)内で液化、気化させるように繰り返し循環させるコンプレッサ(11)と、前記冷却液収容室(8)内の冷却液を冷却管(2)内で循環させるポンプ(12)と、前記冷却管(2)がその内側に設けられた冷却服(1)とを備えており、
前記冷却液収容室(8)内に冷却液を入れたときに、前記熱吸収冷媒管部(9a)が冷却液に浸かるように前記熱吸収冷媒管部(9a)が配設され、
前記冷却液収容室(8)には収容物(18)を収容できる収容空間(24)が形成されており、使用者が前記収容空間(24)を密閉した状態と、開放した状態を選択でき、前記収容物(18)を出し入れ可能にする開閉部(25)が設けられており、
前記冷却液収容室(8)に前記収容物(18)と前記熱吸収冷媒管部(9a)の衝突などの干渉を防止する区画部材(19)が設けられていることを特徴とする冷却服装置。 - 請求項1に記載の冷却服装置において、前記冷却液収容室(8)の冷却液が流れる前記冷却管(2a)と、前記冷却服(1)の前記冷却管(2b)とを着脱自在に接続する接続部(13)を備えている冷却服装置。
- 請求項2に記載の冷却服装置において、前記接続部(13)が非接続状態であるときは前記コンプレッサ(11)と前記ポンプ(12)の駆動を中止するスイッチ(15)を設けた冷却服装置。
- 請求項3に記載の冷却服装置において、前記スイッチ(15)を磁気スイッチで構成し、前記冷却服(1)側のコネクタ具(14b)に磁石(49)を取り付けて、前記磁石(49)の接近、離隔によって前記スイッチ(15)のオンオフが機能するように構成し、さらに、前記冷却服(1)の所定位置に前記冷却服(1)側の磁石(51)を固定して、前記磁石(51)に前記コネクタ具(14b)の前記磁石(49)を引っ付けることによって、前記冷却服(1)に前記冷却服1に付随する前記冷却管(2b)を保持するように構成した冷却服装置。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに一項に記載の冷却服装置において、前記冷却液収容室(8)の周囲に断熱用の真空室(26)を設けた冷却服装置。
- 請求項1〜請求項5のいずれかに一項に記載の冷却服装置において、前記冷却服(1)を自動二輪(32)用とし、前記放熱機(10)、前記コンプレッサ(11)、前記ポンプ(12)及び前記冷却液収容室(8)を有する冷却駆動装置(43)を前記自動二輪(32)に固定し、少なくとも前記コンプレッサ(11)を駆動する電源を前記自動二輪(32)のバッテリー(48)から供給するように構成した冷却服装置。
- 請求項6に記載の冷却服装置において、前記自動二輪(32)の後部位置(33)に着脱自在に取り付ける着脱固定部材(30)を前記冷却駆動装置(43)が備え、前記冷却駆動装置(43)の外形を流線形のフード(27)で覆った冷却服装置。
- 請求項7に記載の冷却服装置において、前記自動二輪(32)の走行時に発生する風(50)を前記フード(27)の内部に導く送風口(37)を設けるとともに、その風(50)を前記放熱機(10)の回りに導く送風路(34)を形成した冷却服装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5909018B1 (ja) * | 2015-08-21 | 2016-04-26 | ヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社 | 保冷物品の航空輸送方法及び輸送装置の構成方法 |
JP2017110331A (ja) * | 2017-01-17 | 2017-06-22 | 有限会社 Yamaden | 衣服用冷暖房ユニット |
JP2019198515A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 株式会社エイチ・ピー・アイ | 座席冷却装置 |
WO2020116994A1 (ko) * | 2018-12-07 | 2020-06-11 | 김미애 | 액화 공기를 이용하는 착용형 냉각장치 및 호흡장치{A Wearable Cooling Apparatus and a Breathing Apparatus Using Liquefied Air} |
JP7365739B1 (ja) * | 2023-04-28 | 2023-10-20 | 株式会社リブレ | 冷却衣服 |
-
2014
- 2014-02-01 JP JP2014018122A patent/JP2015145745A/ja active Pending
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