JP2005270190A - X線撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影中撮影後にかかわらず全体にわたって表示することができ、しかも動的な表示が可能なX線撮影装置を提供する。
【解決手段】 撮像位置P1のサブトラクション像Lnを表示した状態で、異なる撮像位置P2のサブトラクション像Ln+1の相対位置に応じた配置位置を演算手段が求める。この配置位置に基づきサブトラクション像Ln+1を、サブトラクション像Lnとともに表示手段に並列表示する。同様に、撮像位置P1,P2についてもサブトラクション像を求めて順次に更新表示する。これにより各撮像位置P1〜P3のサブトラクション像を表示する際に動画的に表示されるので、全ての撮像部位P1〜P3にわたって全体を表示することができ、その上、各撮像位置P1〜P3において動画的な表示を行うことができて診断の品質を向上できる。
【選択図】 図6

Description

この発明は、X線撮影を行うX線撮影装置に係り、特に、撮像位置を変えながら撮影を行い、異なる撮像位置の画像を表示する技術に関する。
従来、この種の装置として、X線撮影機構を天板に対して移動させつつX線透過像を撮影し、異なる撮像位置の画像をメモリに格納し、メモリ内で撮像位置に応じて合成し、重複部分を削除してメモリ消費少なくマスク像を生成する。そして、ライブ像の撮像時は、適宜の速度でX線撮影機構を移動させつつライブ像を撮影し、X線撮影機構の位置情報と、メモリ上の画像に対応した位置情報とに基づき、現在撮影している撮像部位のサブトラクション像を生成する装置が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−70924号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、メモリ上でマスク像を撮像位置に応じて合成しているが、表示部に表示する際には、現在撮像している撮像部位のライブ像と合成したマスク像に応じたサブトラクション像で順次に上書きしているだけである。しかも、静的にしか観察できないので、血管等の走行状態に対して診断上有用である動的な観察を行うことができないという問題がある。また、X線撮影機構を移動させた全体の撮像部位にわたってサブトラクション像を表示させるためには、全体にわたって撮影が完了した後でしか観察することができないという問題もある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、表示に係る構成を工夫することにより、撮影中撮影後にかかわらず全体にわたって表示することができ、しかも動的な表示が可能なX線撮影装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、被検体を載置する天板と、前記天板との間にて撮像位置を変えるために相対移動可能に構成され、X線を照射して被検体の撮像部位についてX線透過像を撮像するX線透視手段と、前記X線透過像をデジタルデータに変換するデータ変換手段と、前記デジタルデータを画像として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像に基づく表示を行う表示手段とを備えたX線撮影装置において、撮像位置が異なる画像を前記記憶手段から読み出して前記表示手段に順次に表示する際には、時間的に前に表示された前画像を表示したまま、前記前画像に対する新たな画像の相対位置に応じた配置位置を求める演算手段を備え、前記演算手段による新たな画像の配置位置に基づき前記表示手段に新たな画像を表示するとともに、撮像位置が同一かつ異なるフレームの前記前画像及び撮像位置が同一かつ異なるフレームの前記新たな画像を、前記撮像位置に応じた配置位置に順次に表示することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、時間的に前に表示された前画像を表示した状態で、前画像に隣接する、前画像とは異なる撮像位置の新たな画像について、その相対位置に応じた配置位置を演算手段が求める。そして、求めた配置位置に基づき前画像とともに新たな画像を表示手段に並列表示する。さらに、前画像及び新たな画像について、各々の撮像位置と同じ位置かつ異なるフレームのものを、各々の撮像位置に応じた配置位置に順次に更新表示する。これにより前画像及び新たな画像が動画的に表示される。したがって、撮影中であっても撮影後と同様に、全ての撮像部位にわたって全体を表示することができ、その上、各撮像位置において動画的な表示を行うことができる。その結果、診断の品質を向上することができる。
この発明において、前記演算手段は、同一の撮像位置の、造影剤注入前のマスク像と造影剤注入後のライブ像とに基づくサブトラクション処理を行ってサブトラクション像を求める機能を備えるとともに、前記サブトラクション像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱い、前記ライブ像の収集に先立ちマスク像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱って相対位置に応じて表示させておくとともに、前記マスク像に重ね合わせて前記サブトラクション像を表示することするのが好ましい(請求項2)。撮像部位の全体にわたってマスク像を表示した上に、撮像部位の全体にわたるサブトラクション像を重ね合わせ表示するとともに、サブトラクション像が順次に表示されて動画表示される。したがって、例えば、血管の走行状態を全体にわたって一度に観察することができるとともに、全体における造影剤の流れをマスク像との位置関係を把握した上で動的に観察することができる。
また、この発明において、前記演算手段は、同一の撮像位置の、造影剤注入前のマスク像と造影剤注入後のライブ像とに基づくサブトラクション処理を行ってサブトラクション像を求める機能を備えるとともに、前記サブトラクション像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱うことが好ましい(請求項3)。撮像部位の全体にわたってサブトラクション像を表示することができ、しかも動画的に表示することができるので、例えば、全体における造影剤の流れを動的に観察することができる。
また、この発明において、前記演算手段は、同一の撮像位置の、造影剤注入前のマスク像と造影剤注入後のライブ像とに基づくサブトラクション処理を行ってサブトラクション像を求める機能を備えるとともに、前記サブトラクション像または前記ライブ像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱い、前記ライブ像の収集に先立ちマスク像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱って相対位置に応じて表示させておくとともに、前記マスク像に重ね合わせて前記サブトラクション像または前記ライブ像を表示することが好ましい(請求項4)。撮像部位の全体にわたってサブトラクション像またはライブ像を表示することができ、しかも動画的に表示することができるので、マスク像との位置関係を把握した上で診断に有用な観察が可能となる。
また、この発明において、前記演算手段は、同一の撮像位置の、造影剤注入前のマスク像と造影剤注入後のライブ像とに基づくサブトラクション処理を行ってサブトラクション像を求め、さらに時間的前後のサブトラクション像に基づいて最大ピーク値または最小ピーク値を求めてピークホールド像を求める機能を備えるとともに、前記ピークホールド像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱い、前記ライブ像の撮影に先立つマスク像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱って相対位置に応じて表示させておくとともに、前記マスク像に重ね合わせて前記ピークホールド像を表示することが好ましい(請求項5)。撮像部位の全体にわたってマスク像とピークホールド像を表示することができ、しかも動画的に表示することができるので、マスク像との位置関係を把握した上で診断に有用な観察が可能となる。さらに、ピークホールド像を表示するので、サブトラクション像を表示した際に撮像部位の継ぎ目に残る不要な像(例えば、造影剤像)をなくすことができ、より好適な状態で観察が可能となる。
また、この発明において、前記演算手段は、同一の撮像位置の、造影剤注入前のマスク像と造影剤注入後のライブ像とに基づくサブトラクション処理を行ってサブトラクション像を求め、さらに時間的前後のサブトラクション像に基づいて最大ピーク値または最小ピーク値を求めてピークホールド像を求める機能を備えるとともに、前記ピークホールド像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱うことが好ましい(請求項6)。撮像部位の全体にわたってピークホールド像だけを動画的に表示することができるので、例えば、造影剤だけの流れを詳細に観察することができる。
また、この発明において、前記演算手段は、同一の撮像位置の、造影剤注入前のマスク像と造影剤注入後のライブ像とに基づくサブトラクション処理を行ってサブトラクション像を求め、さらに時間的前後のサブトラクション像に基づいて最大ピーク値または最小ピーク値を求めてピークホールド像を求める機能を備えるとともに、前記ピークホールド像または前記ライブ像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱い、前記ライブ像の撮影に先立つマスク像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱って相対位置に応じて表示させておくとともに、前記マスク像に重ね合わせて前記ピークホールド像または前記ライブ像を表示することが好ましい(請求項7)。撮像部位の全体にわたり、マスク像に重ねてピークホールド像またはライブ像を表示することができ、しかも動画的に表示することができるので、マスク像との位置関係を把握した上で診断に有用な観察が可能となる。
また、この発明において、前画像に対する新たな画像の相対位置に応じた配置位置を求めて表示する第1の表示モードと、相対位置に係わらず新たな画像を個別に更新表示する第2の表示モードとを切り替える切り替え手段をさらに備えていることが好ましい(請求項8)。切り替え手段により第1の表示モードにすると、全ての撮像部位にわたって位置関係を把握しつつ観察することができ、第2の表示モードにすると、現在撮影中の撮像位置だけを詳細に観察することができる。したがって、撮影者の意図に応じて適宜に観察主体を切り替えることができるので、診断を好適に行うことができる。
また、この発明において、前記切り替え手段は、第1の表示モードに切り替えている際に、前画像または新たな画像のうち着目した着目画像を含み、前記着目画像に時間的に前後する画像の一部を含めて表示する第3の表示モードに切り替え可能であることが好ましい(請求項9)。切り替え手段が第1の表示モードに切り替えている際には、着目画像を含む隣接した画像の一部を含めて表示する第3の表示モードに切り替えることができる。したがって、前後の位置関係を把握しつつも着目画像だけを詳細に観察することが可能となる。
また、この発明において、前画像に対する新たな画像の相対位置に応じた配置位置を求めて表示する第1の表示モードと、相対位置に係わらず新たな画像を個別に更新表示する第2の表示モードとを切り替え可能であって、かつ、第1の表示モードに切り替えている際に、前画像または新たな画像のうち着目した着目画像を含み、前記着目画像に時間的に前後する画像の一部を含めて表示する第3の表示モードに切り替え可能である切り替え手段をさらに備えていることが好ましい(請求項10)。第1の表示モードから第3の表示モードに切り替え可能であるので、全体の観察と、個別の詳細な観察と、全体における位置関係を把握した上で個別に詳細な観察が可能となる。
この発明に係るX線撮影装置によれば、時間的に前に表示された前画像を表示した状態で、前画像とは異なる撮像位置の新たな画像について、その相対位置に応じた配置位置を演算手段が求め、この配置位置に基づき前画像とともに新たな画像を表示手段に並列表示する。さらに、前画像及び新たな画像について、各々の撮像位置と同じ位置かつ異なるフレームのものを、各々の撮像位置に応じた配置位置に順次に更新表示する。これにより前画像及び新たな画像が動画的に表示されるので、撮影中であっても撮影後と同様に、全ての撮像部位にわたって全体を表示することができ、その上、各撮像位置において動画的な表示を行うことができる。その結果、診断の品質を向上することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例1を説明する。
図1は、実施例1に係るX線撮影装置の概略構成を示すブロック図である。
寝台1は、天板3を備えており、この上に被検体Mが載置される。天板3は、X線を透過する材料で構成されている。天板3を挟む対向位置には、X線管5と、X線撮像デバイス7が配置されている。これらのX線管5とX線撮像デバイス7は、X線透視手段9によって制御される。つまり、X線透視手段9の制御の下、X線管5はX線を曝射し、X線撮像デバイス7は透過X線像を撮像する。X線撮像デバイス7としては、イメージインテンシファイア及びTVカメラから構成されているデバイスや、フラットパネルディテクタから構成されるデバイスが例示される。このX線透視手段9は、寝台1の天板3に対して水平方向に移動可能に構成されており、その位置情報として「撮像位置」を制御部(25)に出力する。この「撮像位置」を制御部(25)に出力することに代えて、後述する記憶手段17に「撮像位置」を出力して、画像の一部として記憶させるように構成してもよい。
なお、X線透視手段9を位置固定とし、天板3側を移動させるように構成してもよい。
寝台1に隣接する位置には、インジェクタ11が配設されている。このインジェクタ11にはカテーテル13が接続されており、カテーテル13を介して被検体Mに造影剤を注入する。その注入は、例えば、後述する制御部(25)から信号が付与されることによって開始され、同様に制御部(25)からの信号によって停止される。
X線撮像デバイス7からのアナログ信号(ビデオ信号)は、データ変換手段であるA/D変換器15においてデジタルデータに変換され、記憶手段17に順次に出力される。記憶手段17は、与えられたデジタルデータを画像(画像データ)として収集フレームごとに順次に記憶する。
演算手段19は、記憶手段17に記憶されている複数の画像を単に表示手段21に出力する演算を行ったり、複数の画像間のサブトラクション処理等を行うとともに、その処理で生成されたサブトラクション像を表示手段21に出力する演算を行ったりする。具体的には、画像のうちのいずれか又は複数枚の画像に処理を施してマスク像とし、あるタイミング以降に収集された画像をライブ像とし、それらの像の差分をとってサブトラクション像を生成する。また、演算手段19は、記憶手段17に記憶された画像に基づき表示手段21に画像の表示を行うが、撮像位置が異なる画像を記憶手段17から読み出して表示手段21に表示する際には、詳細は後述するが概略的には次のような処理を行う。
すなわち、時間的に表示された前画像を表示したまま、この前画像に対する新たな画像の相対位置に応じた配置位置を求める。このようにして求めた新たな画像の配置位置に基づいて、表示手段21に新たな画像を表示するとともに、撮像位置が同一であって、かつ異なるフレームの前画像と、撮像位置が同一であって、かつ異なるフレームの新たな画像を、撮像位置に応じた配置位置に順次に表示する。
制御部25は、記憶手段17に記憶されている画像に基づいて、撮像部位にインジェクタ11からの造影剤が到達したか否かを検出する機能を備えている。造影剤が撮像部位に到達すると、画像を構成している画素に相当する測定値(X線撮像デバイス7から出力されたアナログ信号をデジタルデータに変換したもの)に応じて判断することができる。具体的には、例えば、予め設定された閾値と、上記の測定値とを比較し、測定値が閾値を超えた、あるいは閾値に一致した時点を造影剤が到達したタイミングとして検出する。したがって、記憶手段17に記憶されてゆく測定値をモニタリングすることにより、造影剤が撮像部位に到達したことを判断できる。制御部25が造影剤の撮像部位への到達を検出した場合には、演算手段19に対してそのタイミングを知らせる。
なお、上記の測定値とは、例えば、撮像部位を構成している全画素に相当する全測定値を平均したものが挙げられる。
制御部25から造影剤が到達したことを検出したタイミングが出力されると、そのタイミングが演算手段19に通知される。これを受けた演算手段19は、それまでに記憶手段17に記憶されている画像の中からマスク像を選択する。また、それまでに記憶されている複数枚の画像を用いて新たなマスク像を生成してそれをマスク像として選択する。
なお、制御部25が造影剤の到達であるか否かを判断する閾値は、入力装置29から撮影者等によって予め適宜に設定されている。
次に、図2を参照する。なお、図2は、撮像位置と撮影した画像との位置関係の例を示す模式図である。
この例では、撮像部位を被検体Mの下肢(片足)とし、撮像位置を図中に符号P1〜P3で示す三箇所とする。また、各撮像位置P1〜P3ごとに造影剤注入前の画像を収集し、これらの画像を構成する収集フレームの各々をマスク像M1〜M3とし、各撮像位置P1〜P3ごとに造影剤注入後の画像を収集し、これらの画像を構成する収集フレームの各々をライブ像L1〜Ln,Ln+1〜Ln+m,Ln+m+1〜Ln+m+l(Lの小文字)とする。また、ライブ像の収集時には、ライブ像L1〜Ln,Ln+1〜Ln+m,Ln+m+1〜Ln+m+lと、これらと撮像位置が同一のマスク像M1〜M3との間でサブトラクション処理を施してサブトラクション像を求めたり、時間的前後のサブトラクション像により最大ピーク値または最小ピーク値を求めてピークホールド像を求めたりする。以下の説明においては、説明を容易にするために、符号L1〜Ln,Ln+1〜Ln+m,Ln+m+1〜Ln+m+lを、適宜にライブ像、サブトラクション像、ピークホールド像として使用する。
なお、この実施例では、撮像部位を被検体Mの下肢のうち片足としているが、大視野の撮像デバイス7を備えている場合には、両下肢を撮像部位としてもよい。
次に、図3を参照して、上記のように構成されている装置の動作について説明する。なお、図3は、撮像シーケンスの一例を示すタイムチャートである。
この図3において、造影剤の注入は、例えば、図示しないハンドスイッチを撮影者が押下した後、所定時間が経過した後に行われる。具体的には、インジェクタ11が制御部25の制御の下、被検体Mに対して造影剤の注入を開始する。なお、図3では、造影剤の注入が開始された時点を時間軸「0」で示している。
所定時間が経過した後、かつ造影剤が撮像部位に到達すると考えられる時点よりも前に、X線透視手段9により撮像位置をP1からP2を経てP3へと移動させつつ撮像を行う。これにより記憶手段17に対して画像データが収集フレームごとに順次に記憶されてゆく。そして、X線透視手段9を撮像位置P1に戻した後、撮像部位に流れ込む造影剤の濃度が次第に高くなってゆくので、収集フレームを構成している測定値が上昇し始める。これによりある時点t1において、測定値が閾値に達したとする。これにより制御部25は、演算手段19に対してそのことを通知するとともに、X線透視手段9を上述したように各撮像位置P1〜P3に移動させる。演算手段19は、造影剤が撮影部位に到達したタイミングt1の通知を受けて、記憶手段17に記憶されている収集フレームのなかから各撮像位置P1〜P3ごとに各々マスク像を選択する。このタイミングt1より前はマスク像収集Tmとなり、タイミングt1より後の各収集フレームはライブ像収集Tvとなる。つまり、撮像位置P1ではライブ像L1〜Lnとなり、撮像位置P2ではライブ像Ln+1〜Ln+mとなり、撮像位置P3ではライブ像Ln+m+1〜Ln+m+lとなる。具体的なマスク像の選択は、例えば、図3に示すように各撮像位置P1〜P3ごとに最初の収集フレームをマスク像とする方法があるが、例えば、同一撮像位置における複数の収集フレームを平均化処理するなどして撮像位置ごとに一つのマスク像を生成するようにしてもよい。
なお、上記の説明では、マスク像とライブ像の収集とを連続して行っているが、マスク像の撮影とライブ像との撮影を別々に行うようにしてもよい。また、この例では、血管走行状態が把握しやすいように撮像位置に一部の重複領域を設けてあるが、重複しないように撮像位置を設定してもよい。
次に、マスク像の撮像及び表示について図4を参照して説明する。なお、図4は、マスク像を表示する際の模式図であり、(a)は第1の撮像部位の撮影時を、(b)は第2の撮像部位の撮影時を、(c)は第3の撮像部位の撮影時を示す模式図である。
まず、第1の撮像位置P1のマスク像M1を表示手段21に表示する(図4(a))。この点においては、従来例と差異はない。
次に、第2の撮像位置P2のマスク像M2を表示手段21に表示する(図4(b))。但し、表示にあたり演算手段19は次のように配置位置を求めて表示を行う。
すなわち、第1の撮像位置P1と、これに隣接する第2の撮像位置P2とに基づき、マスク像M1,M2の重複領域分を考慮して配置位置を求める。その結果、表示手段21には、時間的に前に表示されているマスク像M1に一部を重複させつつ、隣接してマスク像M2(図4(b)中の実線)が表示されることになる。
さらに、第3の撮像位置P3のマスク像M3を表示手段21に表示する(図4(c))。この表示にあたっては、上述したマスク像M1とマスク像M2の表示と同様の処理が行われる。その結果、表示手段21には、マスク像M1とマスク像M2とが一部重複した状態で表示されるとともに、時間的に前に表示されているマスク像M2に一部を重複させつつ、隣接してマスク像M3(図4(c)中の実線)が表示されることになる。
また、上述したようにマスク像M1〜M3を表示手段21に表示する場合の表示態様について、図5を参照しながら以下に説明する。上記の表示においては、以下のいずれを採用しても構わない。なお、図5は、表示手段への表示態様を示した模式図であり、(a)は全て同一倍率で表示した場合を示し、(b)は都度最大の表示倍率となるようにした場合を示す。
第1の表示態様は(図5(a))、マスク像M1〜M3が表示されてゆく際に、全てのマスク像M1〜M3が表示されている状態で全体が収まるように、表示倍率を全てのマスク像M1〜M3について同じに設定したものである。これにより、観察時における違和感を抑制できる。
第2の表示態様は(図5(b))、マスク像M1〜M3と順に表示されてゆく際に、都度最大の表示倍率となるように設定したものである。つまり、マスク像M1が表示されている際には、そのマスク像M1を表示手段21に大きく表示し、次にマスク像M1,M2が表示されている際には、それらのマスク像M1,M2を表示手段21に最大で表示し、さらにマスク像M1〜M3が表示されている際には、それらのマスク像M1〜M3を表示手段21に最大で表示するのである。これにより、現在表示されているマスク像を優先的に拡大表示して詳細な観察を可能とする。
次に、サブトラクション像の表示について図6を参照して説明する。なお、図6は、サブトラクション像を表示する例を示した模式図である。
各撮像位置P1〜P3において表示を更新する、図6中に実線枠で示した画像は、従来例と同じであるが、時間的に前に表示されている(以前の撮像位置で表示されている)サブトラクション像(図6中に点線で示した画像)とともに表示する点において従来例と顕著に相違する。
詳細には、撮像位置P1が撮像されている場合には、マスクM1とライブ像L1とのサブトラクション処理を演算手段19が行い、その結果として生成されるサブトラクション像を撮像位置P1の配置位置に表示する。さらに、収集位置P1における収集フレームであるライブ像L2〜Lnとマスク像M1から、各サブトラクション像を生成して、撮像位置P1の配置位置に順次に表示する。これによって撮像位置P1においてサブトラクション像が動画的に表示されることになる。
次いで、撮像位置P2に移動した際には、撮像位置P1における最後の収集フレームであるライブ像Lnを表示手段21の撮像位置P1に表示したまま、マスク像M2と、撮像位置P2における収集フレームであるライブ像Ln+1〜Ln+mから、各サブトラクション像を生成して撮像位置P2の配置位置に順次に表示する。これによって撮像位置P2においてサブトラクション像が動画的に表示される。
さらに、撮像位置P3に移動した際も、上述した要領で表示を行うことにより、撮像位置P3においてサブトラクション像が動画的に表示される。
上述したように、時間的に前に表示された、撮像位置P1のサブトラクション像Lnを表示した状態で、これに隣接する、異なる撮像位置P2のサブトラクション像Ln+1について、その相対位置に応じた配置位置を演算手段19が求める。そして、求めた配置位置に基づきサブトラクション像Ln+1を、サブトラクション像Lnとともに表示手段21に並列表示する。同様に、撮像位置P1,P2のサブトラクション像Ln,Ln+mを表示した状態で、異なる撮像位置P3のサブトラクション像Ln+m+1について、その相対位置に応じた配置位置を求める。そして、求めた配置位置に基づきサブトラクション像Ln+m+1を、サブトラクション像Ln,Ln+mとともに表示手段21に並列表示する。また、各撮像位置P1〜P3では、各サブトラクション像L1,Ln+1、Ln+m+1について、各々の撮像位置P1〜P3と同じ位置かつ異なる収集フレームL2〜Ln,Ln+2〜Ln+m,Ln+m+2〜Ln+m+lのものを、各々の撮像位置P1〜P3に応じた配置位置に順次に更新表示する。これにより各撮像位置P1〜P3のサブトラクション像を表示する際に動画的に表示される。したがって、撮影中であっても撮影後と同様に、全ての撮像部位P1〜P3にわたって全体を表示することができ、その上、各撮像位置P1〜P3において動画的な表示を行うことができる。その結果、診断の品質を向上することができる。
なお、上記の説明では、サブトラクション像を表示するようにしているが、これに代えて後述するピークホールド像を表示するようにしてもよい。
また、図6において、撮像位置P1,P2における最終のサブトラクション像(Ln,Ln+m)上には、造影剤が残留しているタイミングで次の撮像位置P2,P3に移行しているので、撮像位置P2のサブトラクション像Ln+2〜Ln+mと、撮像位置P3のサブトラクション像Ln+m+1〜Ln+m+lとの接合面には、不要な造影剤の影が映り込んでいる。これは、血管走行状態及び血流状態を観察するのに影響はなく、しかも撮像位置の移動のタイミングを調整することにより無くすことが可能である。
次に、図7を参照してこの発明の実施例2を説明する。図7は、実施例2に係るマスク像にサブトラクション像を重ね合わせ表示する例を示した模式図である。なお、上述した実施例1との相違点は、主に演算手段19の機能であるので、その表示に係る機能について詳細に説明する。
この実施例では、演算手段19がマスク像M1〜M3を撮像対位置P1〜P3に応じて合成して長尺のマスク像M0を生成し、この合成したマスク像M0を表示手段21に予め表示しておく。次に、演算手段19は、次々と収集されてゆく撮像位置P1におけるライブ像L1〜Lnと、撮像位置P2におけるライブ像Ln+1〜Ln+mと、撮像位置P3におけるライブ像Ln+m+1〜Ln+m+lと、各撮像位置P1〜P3に対応するマスク像M1〜M3とのサブトラクション演算によりサブトラクション像を生成して、各々の撮像位置P1〜P3に応じて合成したマスク像M0に重ね合わせて表示する。
また、上記の各サブトラクション像に代えて、ライブ像を重ね合わせて表示するようにしてもよい。
この実施例2によると、撮像部位P1〜P3の全体にわたってサブトラクション像またはライブ像を表示することができ、しかも動画的に表示することができるので、マスク像との位置関係を把握した上で診断に有用な観察が可能となる。
次に、図8を参照してこの発明の実施例3を説明する。図8は、実施例3に係るマスク像にサブトラクション像を重ね合わせ表示する例を示した模式図である。なお、上述した実施例1との相違点である演算手段19の機能についてのみ詳細に説明する。
この実施例では、演算手段19がマスク像M1〜M3を撮像対位置P1〜P3に応じて合成して長尺のマスク像M0を生成し、この合成したマスク像M0を表示手段21予め表示しておく。次に、演算手段19は、次々と収集されてゆく撮像位置P1におけるサブトラクション像L1〜Lnを求めるとともに、時間的に隣接して前後するサブトラクション像L1〜Lnとの間にて最大ピーク値または最小ピーク値を演算し、経時的にピークホールド像L1〜Lnを求める。さらに、撮像位置P1に応じて、合成したマスク像M0に重ね合わせて表示する。同様に、撮像位置P2におけるサブトラクション像Ln+1〜Ln+mを求めるとともに、ピークホールド像Ln+1〜Ln+mを求めて、撮像位置P2に応じて、合成したマスク像M0と重ね合わせる。さらに、撮像位置P3におけるサブトラクション像Ln+m+1〜Ln+m+lに基づき、ピークホールド像Ln+m+1〜Ln+m+lを撮像位置P3に応じてマスク像M0に重ね合わせて表示する。
この実施例3によると、撮像部位P1〜P3の全体にわたってマスク像M1〜M3とピークホールド像を表示することができ、しかも動画的に表示することができるので、マスク像との位置関係を把握した上で診断に有用な観察が可能となる。さらに、ピークホールド像を表示するので、サブトラクション像を表示した際に撮像部位の継ぎ目に残る不要な像(例えば、造影剤像)をなくすことができ、より好適な状態で観察が可能となる。
また、上記の各ピークホールド像に代えて、ライブ像を重ね合わせて表示するようにしてもよい。
さらに、マスク像M1〜M3を表示することなく、ピークホールド像だけを表示するようにしてもよい。これによると、撮像部位P1〜P3の全体にわたってピークホールド像だけを動画的に表示することができるので、例えば、造影剤だけの流れを詳細に観察することができる。
<表示切り替え>
上述した各実施例1〜3に併用して、以下のように表示モードを切り替えるようにしてもよい。ここで、図9を参照する。なお、図9は、表示モードについての説明図であり、(a)は第1及び第3の表示モードを示し、(b)は第2の表示モードを示す。
第1の表示モードDM1は、図9(a)に示すように、上述した各実施例1〜3において説明したように撮像位置P1〜3の相対位置に応じて各像を並列表示するモードである。第2の表示モードDM2は、図9(b)に示すように、従来例と同様の、撮像位置P1〜P3を全て同じ位置にて上書き表示するモードである。換言すると、撮像位置P1〜P3の相対的な位置関係に係わらず新たな画像を同じ位置に個別に表示する。
上記の第1の表示モードDM1と、第2の表示モードDM2とは、例えば、撮影者が入力装置29から指示することによって切り替えられる。したがって、入力装置29がこの発明における切り替え手段に相当する。
上記のように第1の表示モードDM1と、第2の表示モードDM2とを選択的に切り替え可能に構成することにより、全ての撮像部位P1〜P2にわたって位置関係を把握しつつ観察することができつつも、第2の表示モードDM2にすると、現在撮影中の撮像位置だけを詳細に観察することができる。したがって、撮影者の意図に応じて適宜に観察主体を切り替えることができるので、診断を好適に行うことができる。
また、第1の表示モードDM1に切り替えて表示を行っている際に、表示されている複数の画像のうち、いずれかの画像に着目し、この着目画像に時間的に前後に隣接する画像の一部を含めるように表示する第3の表示モードDM3に切り替え可能に構成してもよい。
すなわち、図9(a)に示すように、第1の表示モードDM1で表示している場合には、例えば、撮像位置P1〜P3にて撮影された全ての画像が表示されている。ここで例えば、撮像位置P2にて撮影された画像に着目した場合には、その位置を入力装置29等から指示する。すると、撮影位置P2の画像を含み、その画像に隣接する撮影位置P1,P3の画像の一部を含めて表示する。また、撮影位置P2を含み、撮影位置P1または撮影位置P3の一部だけを含めて表示するようにしてもよい。
このように第3の表示モードDM3に切り替え可能に構成することにより、前後の位置関係を把握しつつも着目画像だけを詳細に観察することが可能となる。また、第1の表示モードDM1〜DM3の全てに切り替え可能に構成することにより、全体の観察と、個別の詳細な観察と、全体における位置関係を把握した上で個別に詳細な観察が可能となる。
なお、入力装置29から撮影者自身が表示モードの切り替えを指示するのではなく、例えば、現在の更新画像を自動的に着目画像として選択し、その前後の画像の一部を表示させるように制御部25によって統括制御するようにしてもよい。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、演算手段19によって配置位置が求められた後に、表示手段21に表示されるように構成されているが、次のように構成することも可能である。
例えば、図4(a)のマスク像M1を表示手段21の前段に設けたフレームバッファに保持しておき、次のマスク像M2を演算手段19によって求められた配置位置でフレームバッファに合成して書き込む。次のマスク像M3についても、同様にフレームバッファに保持したまま、マスク像M3を求められた配置位置でフレームバッファに合成して書き込むのである。このような構成としても、上述した各実施例と同様の効果を奏することができる。
(2)上述した各実施例では、マスク像、ライブ像、サブトラクション像、ピークホールド像等について撮影中に上記の特徴的な表示を行うようにしているが、撮影終了後に記憶手段17に記憶されている画像に基づいて同様の表示を行うようにしてもよい。
実施例1に係るX線撮影装置の概略構成を示すブロック図である。 撮像位置と撮影した画像との位置関係の例を示す模式図である。 撮像シーケンスの一例を示すタイムチャートである。 マスク像を表示する際の模式図であり、(a)は第1の撮像部位の撮影時を、(b)は第2の撮像部位の撮影時を、(c)は第3の撮像部位の撮影時を示す模式図である。 表示手段への表示態様を示した模式図であり、(a)は全て同一倍率となるようにした場合を示し、(b)は都度最大の表示倍率となるようにした場合を示す。 サブトラクション像を表示する例を示した模式図である。 実施例2に係るマスク像にサブトラクション像を重ね合わせ表示する例を示した模式図である。 実施例3に係るマスク像にピークホールド像を重ね合わせ表示する例を示した模式図である。 表示モードについての説明図であり、(a)は第1及び第3の表示モードを示し、(b)は第2の表示モードを示す。
符号の説明
1 … 寝台
3 … 天板
M … 被検体
9 … X線透視手段
15 … A/D変換器(データ変換手段)
17 … 記憶手段
19 … 演算手段
21 … 表示手段
25 … 制御部
29 … 入力装置(切り替え手段)
P1〜P3 … 撮像位置
L1〜Ln,Ln+1〜Ln+m,Ln+m+1〜Ln+m+1 … ライブ像、サブトラクション像、ピークホールド像

Claims (10)

  1. 被検体を載置する天板と、前記天板との間にて撮像位置を変えるために相対移動可能に構成され、X線を照射して被検体の撮像部位についてX線透過像を撮像するX線透視手段と、前記X線透過像をデジタルデータに変換するデータ変換手段と、前記デジタルデータを画像として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像に基づく表示を行う画像表示手段とを備えたX線撮影装置において、撮像位置が異なる画像を前記記憶手段から読み出して前記表示手段に順次に表示する際には、時間的に前に表示された前画像を表示したまま、前記前画像に対する新たな画像の相対位置に応じた配置位置を求める演算手段を備え、前記演算手段による新たな画像の配置位置に基づき前記画像表示手段に新たな画像を表示するとともに、撮像位置が同一かつ異なるフレームの前記前画像及び撮像位置が同一かつ異なるフレームの前記新たな画像を、前記撮像位置に応じた配置位置に順次に表示することを特徴とするX線撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線撮影装置において、前記演算手段は、同一の撮像位置の、造影剤注入前のマスク像と造影剤注入後のライブ像とに基づくサブトラクション処理を行ってサブトラクション像を求める機能を備えるとともに、前記サブトラクション像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱い、前記ライブ像の収集に先立ちマスク像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱って相対位置に応じて表示させておくとともに、前記マスク像に重ね合わせて前記サブトラクション像を表示することを特徴とするX線撮影装置。
  3. 請求項1に記載のX線撮影装置において、前記演算手段は、同一の撮像位置の、造影剤注入前のマスク像と造影剤注入後のライブ像とに基づくサブトラクション処理を行ってサブトラクション像を求める機能を備えるとともに、前記サブトラクション像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱うことを特徴とするX線撮影装置。
  4. 請求項1に記載のX線撮影装置において、前記演算手段は、同一の撮像位置の、造影剤注入前のマスク像と造影剤注入後のライブ像とに基づくサブトラクション処理を行ってサブトラクション像を求める機能を備えるとともに、前記サブトラクション像または前記ライブ像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱い、前記ライブ像の収集に先立ちマスク像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱って相対位置に応じて表示させておくとともに、前記マスク像に重ね合わせて前記サブトラクション像または前記ライブ像を表示することを特徴とするX線撮影装置。
  5. 請求項1に記載のX線撮影装置において、前記演算手段は、同一の撮像位置の、造影剤注入前のマスク像と造影剤注入後のライブ像とに基づくサブトラクション処理を行ってサブトラクション像を求め、さらに時間的前後のサブトラクション像に基づいて最大ピーク値または最小ピーク値を求めてピークホールド像を求める機能を備えるとともに、前記ピークホールド像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱い、前記ライブ像の撮影に先立つマスク像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱って相対位置に応じて表示させておくとともに、前記マスク像に重ね合わせて前記ピークホールド像を表示することを特徴とするX線撮影装置。
  6. 請求項1に記載のX線撮影装置において、前記演算手段は、同一の撮像位置の、造影剤注入前のマスク像と造影剤注入後のライブ像とに基づくサブトラクション処理を行ってサブトラクション像を求め、さらに時間的前後のサブトラクション像に基づいて最大ピーク値または最小ピーク値を求めてピークホールド像を求める機能を備えるとともに、前記ピークホールド像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱うことを特徴とするX線撮影装置。
  7. 請求項1に記載のX線撮影装置において、前記演算手段は、同一の撮像位置の、造影剤注入前のマスク像と造影剤注入後のライブ像とに基づくサブトラクション処理を行ってサブトラクション像を求め、さらに時間的前後のサブトラクション像に基づいて最大ピーク値または最小ピーク値を求めてピークホールド像を求める機能を備えるとともに、前記ピークホールド像または前記ライブ像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱い、前記ライブ像の撮影に先立つマスク像を前記前画像及び前記新たな画像として取り扱って相対位置に応じて表示させておくとともに、前記マスク像に重ね合わせて前記ピークホールド像または前記ライブ像を表示することを特徴とするX線撮影装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のX線撮影装置において、前画像に対する新たな画像の相対位置に応じた配置位置を求めて表示する第1の表示モードと、相対位置に係わらず新たな画像を個別に更新表示する第2の表示モードとを切り替える切り替え手段をさらに備えていることを特徴とするX線撮影装置。
  9. 請求項8に記載のX線撮影装置において、前記切り替え手段は、第1の表示モードに切り替えている際に、前画像または新たな画像のうち着目した着目画像を含み、前記着目画像に時間的に前後する画像の一部を含めて表示する第3の表示モードに切り替え可能であることを特徴とするX線撮影装置。
  10. 請求項1から7のいずれかに記載のX線撮影装置において、前画像に対する新たな画像の相対位置に応じた配置位置を求めて表示する第1の表示モードと、相対位置に係わらず新たな画像を個別に更新表示する第2の表示モードとを切り替え可能であって、かつ、第1の表示モードに切り替えている際に、前画像または新たな画像のうち着目した着目画像を含み、前記着目画像に時間的に前後する画像の一部を含めて表示する第3の表示モードに切り替え可能である切り替え手段をさらに備えていることを特徴とするX線撮影装置。
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