JP3641499B2 - ディジタルx線装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、被検体の対象部位にX線を照射しその検出信号をディジタル化した後に画像演算を行って透視又は撮影画像をディジタルデータとして収集し表示するディジタルX線装置に関し、被検体の対象部位について透視をしながらカテーテルや内視鏡などの経皮的検査治具を該対象部位へ挿入する際に、その経皮的検査治具の描出能を向上すると共に被曝線量を低減するディジタルX線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、患者に対して外科手術を行わないでカテーテルや内視鏡などの経皮的検査治具を用いて、血管系病変部や消化器系病変部などを検査又は治療するIVR(Interventional Radiology)と呼ばれる手技が盛んに行われるようになってきた。このIVRによると、開腹手術などを行わないため、被検体に対する肉体的リスク又は精神的な負担が少なくなる。しかし、上記カテーテル等を被検体の体外から対象の病変部まで経皮的に挿入しなければならず、この挿入操作が難しいものであった。
【0003】
従来、上記カテーテル等の被検体の体内への挿入操作は、ディジタルX線装置を用い対象部位について透視をしながら、例えば血管の経路をたどって目的の病変部まで到達させるようにしていた。しかし、X線透視下ではX線量が低いため、挿入中のカテーテル等が見えにくいものであった。また、目的の病変部までカテーテル等を進めて行くためには、その病変部の解剖学的な位置を知っておく必要がある。そこで、従来は、被検体の対象部位について予め撮影しておき、その対象部位について透視をしながら現在の透視像に上記撮影画像(例えば血管マップ像)をスーパーインポーズさせて表示し、上記撮影画像とカテーテル等の透視像を見ながら挿入操作をしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の透視像の表示を見ながらのカテーテル等の挿入では、上記カテーテル等は細い棒状のものであるため、低線量である透視下では画像のコントラストが低くなり、カテーテル等の画像が非常に見にくくて挿入操作が容易にできないものであった。また、上記カテーテル等の挿入操作の間中、透視のためのX線照射が頻繁に行われるため、被検体や術者に対する被曝線量が多くなるものであった。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、被検体の対象部位について透視をしながらカテーテル等の経皮的検査治具を該対象部位へ挿入する際に、その経皮的検査治具の描出能を向上する共に被曝線量を低減することができるディジタルX線装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によるディジタルX線装置は、被検体にX線を照射するX線管球と、このX線管球の前面に配置され照射されるX線の領域を制限するX線絞りと、上記被検体を間に挟んでX線管球に対向配置され被検体からの透過X線像を検出するX線検出器と、このX線検出器の出力光学像を電気信号に変換する撮像装置と、この撮像装置からの出力信号をディジタル信号に変換したもの又は後述の記憶装置からのディジタル信号を入力して画像演算を行う演算装置と、この演算装置に入力又は出力する画像データを格納する記憶装置と、この記憶装置からの画像データをアナログ信号に変換して画像表示する表示装置と、を有するディジタルX線装置において、上記被検体の対象部位について上記撮像装置で予め撮影した撮影画像を上記記憶装置に記録しておき、上記対象部位に挿入された経皮的検査治具を透視しながら上記演算装置で上記記憶装置から撮影画像を読み出して現在の透視像と上記読み出した撮影画像とを加算しスーパーインポーズさせて、表示装置の表示画面を複数ブロックに分割しこれらの各ブロックを経皮的検査治具の挿入位置を識別するための関心領域として表示し、透視開始時の基準透視像と現在の透視像との差分透視像の複数ブロックの各画素に対して、指定されたしきい値の範囲内に含まれる画素値をカウントしてそのカウント数が指定数より多いブロックを検出し、そのブロックを上記対象部位に挿入中の経皮的検査治具の表示領域と判定し、上記X線絞りをその遅い動作速度にタイミングを合わせて自動制御により移動させ、上記経皮的検査治具の表示領域以外の領域を上記X線絞りで逐次覆いつつ上記対象部位の透視像を表示するようにしたものである。
【0007】
また、上記X線絞りによる照射X線の制限は、挿入中の経皮的検査治具の先端部以外の表示領域を覆うようにしてもよい。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明によるディジタルX線装置の構成を示すブロック図である。このディジタルX線装置は、被検体の対象部位にX線を照射しその検出信号をディジタル化した後に画像演算を行って透視又は撮影画像をディジタルデータとして収集し表示するもので、図1に示すように、X線管球1と、X線絞り2と、イメージインテンシファイア(以下「I.I.」と略称する)3と、撮像装置4と、A/D変換器5と、演算装置6と、フレームメモリ7a〜7nと、ルックアップテーブル8と、D/A変換器9と、表示装置10と、制御装置11と、操作卓12とを有して成る。
【0009】
上記X線管球1は、被検体テーブル13に寝載された被検体14にX線を照射するもので、制御装置11で制御されるX線制御器15及び高圧発生器16により高電圧を印加されてX線を放射するようになっている。X線絞り2は、上記X線管球1から放射されるX線の照射領域を制限するもので、該X線管球1の前面に例えば4枚の矩形の羽根が配置され、各羽根は表示装置10の画面の上下左右から挿入及び退避が可能とされている。
【0010】
I.I.3は、上記X線管球1から放射され被検体14を透過したX線像を入射して可視光像に変換するX線検出器となるもので、上記被検体14を間に挟んでX線管球1と対向配置されている。撮像装置4は、上記I.I.3からの出力光学像を撮影して電気信号に変換するもので、例えばテレビカメラから成り、I.I.3の光学的出力面に設けたディストリビュータ17で偏光された光を入射するように接続されている。A/D変換器5は、上記撮像装置4からの出力信号をディジタル信号に変換するものである。また、演算装置6は、上記A/D変換器5からのディジタル信号又は後述のフレームメモリ7a〜7nから読み出したディジタルの画像データを入力して画像演算を行うもので、例えば画像間の加減算や定数との乗除演算をリアルタイムで実行するようになっている。さらに、フレームメモリ7a〜7nは、上記演算装置6への入力データ又は該演算装置6からの出力データとしての画像データを格納する記憶装置となるもので、入出力切換器18を介して複数個のものが並列に接続されており、この入出力切換器18の動作により、該フレームメモリ7a〜7nのいずれかより読み出した画像データを上記演算装置6へ送出したり、この演算装置6で演算した出力データをフレームメモリ7a〜7nのいずれかに記録するようになっている。
【0011】
ルックアップテーブル8は、上記フレームメモリ7a〜7nから読み出した画像データを表示のために階調変換するもので、例えば画像データのデータ値に対応して画像表示の白黒の輝度データがテーブル化して記憶されている。D/A変換器9は、上記ルックアップテーブル8からの出力データをアナログ信号に変換するものである。また、表示装置10は、上記D/A変換器9から出力されるアナログ信号に基づいて画像表示するもので、例えばテレビモニタから成る。
【0012】
そして、制御装置11は、上記各構成要素の動作を制御するもので、例えばCPU(中央処理装置)から成る。また、操作卓12は、上記制御装置11に接続されて操作者が各種の操作入力をするもので、例えば透視又は撮影モードの区別、撮影部位の選択、画像解析などの指示を与えるようになっている。
【0013】
次に、このように構成されたディジタルX線装置により実行される透視像の表示手順について、図2〜図5のフローチャートを参照して説明する。まず、被検体へ経皮的検査治具としてのカテーテルを挿入する対象部位を特定し、図1に示す被検体テーブル13を移動して被検体14の対象部位を透視及び撮影位置に合わせる。そして、上記対象部位を透視しながらカテーテルを挿入する際に参照する画像を、図2に示す手順で予め撮影する。例えば、対象部位の或る血管内にカテーテルを挿入するとすると、被検体の血管内に造影剤を注入しながら、対象部位にX線を照射して撮影し、該対象部位の撮影画像を収集する(図2のステップS1)。そして、上記収集した撮影画像を例えば血管マップ像として、図1に示す例えば2番目のフレームメモリ7b(図示省略)に記録する(ステップS2)。
【0014】
次に、上記対象部位について透視をしながらカテーテルをその対象部位へ挿入する際の透視像の表示手順を、図3に示す。すなわち、まず、図1に示すディジタルX線装置を透視モードに切り換え、被検体の対象部位にX線を照射して透視し、該対象部位の透視像を収集する(図3のステップS11)。次に、上記のように対象部位を透視しながら、前記2番目のフレームメモリ7bに記録された撮影画像を読み出して、図1に示す演算装置6で上記収集した現在の透視像と上記読み出した撮影画像とを加算し、この加算後の画像データを例えば1番目のフレームメモリ7aに記録する(ステップS12)。次に、上記フレームメモリ7aから画像データを読み出し、上記加算後の透視像を表示装置10の画面に表示する(ステップS13)。このとき、血管マップ像としての撮影画像の上に現在の透視像がスーパーインポーズされて表示され、その血管マップ像と透視像とを見ながら目的の対象部位へカテーテルを挿入操作する。そして、ステップS14で上記対象部位についての透視が終了か否かを判定し、まだ終了でなければ“NO”側へ進んでステップS11へ戻り、各ステップS11S12S13S14を繰り返し、透視終了であれば“YES”側へ進んで終了する。
【0015】
次に、上記被検体の対象部位について透視をしながらカテーテルを該対象部位へ挿入する際の、図1に示すX線絞り2の自動制御の手順について、図4及び図5を参照して説明する。まず、図3に示すステップS13で透視像を表示した状態で、図1に示す表示装置10の表示画面をM×Nブロックに分割する(図4のステップA)。すなわち、図6に示すように、表示装置10の表示画面をX方向にMブロック、Y方向にNブロックに分割し、これらの各ブロックをカテーテルの挿入位置を識別するための関心領域として用いる。次に、透視開始時のフレーム加算画像を基準透視像として、図1に示す例えば3番目のフレームメモリ7c(図示省略)に記録する(ステップB)。この状態で、現在の透視像を順次収集する(ステップC)。そして、順次収集した現在の透視像と上記の基準透視像とで差分をとり、差分透視像を得る(ステップD)。
【0016】
次に、上記のように得られた差分透視像の(m,n)ブロック(m≦M,n≦N)の各画素に対して、指定されたしきい値の範囲内に含まれる画素値をカウントする(ステップE)。すなわち、指定された下側しきい値と上側しきい値との間に入る画素値がどのくらいあるかカウントする。次に、上記の画素値のカウントが指定された数(画素数しきい値)より多いか否か判定する(ステップF)。指定数より少ないときは、“NO”側へ進んでステップHに跳び、差分透視像の(m,n)ブロックは最大まで進んだか否か判定する。まだ最大まで進んでいないときは、ステップHは“NO”側へ進んでステップEへ戻り、ステップE→F→Hを繰り返す。この繰り返しの途中で、ステップFにおいて画素値のカウントが指定数より多くなったときは、“YES”側へ進んでステップGに入る。そして、このステップGで、上記(m,n)ブロックをカテーテル表示ブロックとして判定し、登録する。このカテーテル表示ブロックE1は、図7において斜線を付した部分であり、このカテーテル表示ブロックE1のX方向の最大ブロックの位置Xmax,最小ブロックの位置Xmin及びY方向の最大ブロックの位置Ymax,最小ブロックの位置Yminで囲まれる領域(図7に太線で囲んだ範囲内)以外の領域が、図1に示すX線絞り2で覆う部分となる。
【0017】
次に、再びステップHで差分透視像の(m,n)ブロックは最大まで進んだか否かを判定し、最大まで進んだならば、“YES”側へ進んで結合子を介して図5のステップJに入る。このステップJでは、図7に示すカテーテル表示ブロックE1のうち最も新しくカテーテル表示ブロックとして判定されたブロック19をカテーテル20の先端部を含むブロックとして、この最新のカテーテル表示ブロック19に隣接する例えば8ブロックをカテーテル先端ブロックとして登録する。例えば、図8に示すように、上記最新のカテーテル表示ブロック19を中心にした合計9ブロックの領域(図8に太線で囲んだ範囲内)をカテーテル先端ブロックE2とする。次に、上記カテーテル先端ブロックE2について、X方向の最大ブロックの位置Xmax,最小ブロックの位置Xmin及びY方向の最大ブロックの位置Ymax,最小ブロックの位置Yminを求める(ステップK)。このように位置が求められたカテーテル先端ブロックE2は、カテーテル20の進行方向に図1に示すX線絞り2がある場合はその挿入の邪魔になるばかりでなく、カテーテル20の動き検出の妨げともなるので、この領域をX線絞り2の非挿入領域とする。
【0018】
次に、図1に示す制御装置11は、上記のように求められたX線絞り2の位置制御情報を該X線絞り2へ送出し、このX線絞り2をカテーテル先端ブロックE2の最大ブロックXmax,Ymax及び最小ブロックXmin,Yminの位置まで移動させる(ステップL)。これにより、上記X線絞り2は、図8において太線で囲んだ範囲の領域の外側部分を覆うように移動してくる。そして、この状態でカテーテル20の挿入時の透視像を表示する(ステップP)。この結果、挿入操作中のカテーテル20の先端部以外の表示領域は、上記X線絞り2で逐次覆いつつ被検体の対象部位の透視像を表示することができる。その後、ステップQで上記対象部位についての透視が終了か否かを判定し、まだ終了でなければ“NO”側へ進んで結合子を介して図4のステップCへ戻り、各ステップC→D→E→F→G→H→J→K→L→P→Qを繰り返し、透視終了であれば“YES”側へ進んで終了する。
【0019】
次に、上記のような透視像の表示手順における各種制御のタイミングを示すと、図9のようになる。図9(a)は、図1に示すディジタルX線装置の全体を制御する基準信号となる同期信号を示しており、例えば1/30秒ごとのパルス信号となっている。同図(b)は、上記の同期信号に合わせて透視像を収集する(図3のステップS11参照)タイミングを示している。また、同図(c)は、上記のように収集した透視像を、図2のステップS1S2で予め撮影しておいた撮影画像にスーパーインポーズさせて(図3のステップS12参照)その加算後の透視像を表示する(図3のステップS13参照)タイミングを示している。そして、同図(d)は、上記のように加算した現在の透視像から基準透視像を差し引き(図4のステップD参照)、カテーテル表示ブロックE1を識別し(図4のステップG参照 )、さらにカテーテル先端ブロックE2を識別して(図5のステップJ参照)、X線絞り2へ位置制御情報を送って該X線絞り2を移動させる(図5のステップL参照)タイミングを示している。このとき、上記X線絞り2の動作速度は非常に遅いため、その移動動作の制御間隔は1秒程度とするのが望ましい。
【0020】
なお、図4及び図5に示すフローチャートにおいては、X線絞り2による照射X線の制限を、図8に示すように、被検体の対象部位へ挿入中のカテーテル20の先端部の表示領域(E2)以外の表示領域を覆うことにより実現する手順を示したが、本発明はこれに限らず、図7に示すように、被検体の対象部位へ挿入中のカテーテル20の全体の表示領域(E1)以外の領域をX線絞り2により覆うことにより実現するようにしてもよい。この場合の手順は、図5に示すステップJを跳ばし、図4に示すステップHから図5に示すステップKに直接入り、図7に示すカテーテル表示ブロックE1についてX方向、Y方向に最大、最小ブロックの位置を求めればよい。
【0021】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されたので、請求項1に係る発明によれば、被検体の対象部位について撮像装置で予め撮影した撮影画像を記憶装置に記録しておき、上記対象部位に挿入された経皮的検査治具を透視しながら演算装置で上記記憶装置から撮影画像を読み出して現在の透視像と上記読み出した撮影画像とを加算しスーパーインポーズさせて、表示装置の表示画面を複数ブロックに分割しこれらの各ブロックを経皮的検査治具の挿入位置を識別するための関心領域として表示し、透視開始時の基準透視像と現在の透視像との差分透視像の複数ブロックの各画素に対して、指定されたしきい値の範囲内に含まれる画素値をカウントしてそのカウント数が指定数より多いブロックを検出し、そのブロックを上記対象部位に挿入中の経皮的検査治具の表示領域と判定し、X線絞りをその遅い動作速度にタイミングを合わせて自動制御により移動させ、上記経皮的検査治具の表示領域以外の領域を上記X線絞りで逐次覆いつつ上記対象部位の透視像を表示することができる。従って、ディジタルX線装置において、被検体の対象部位について透視をしながらカテーテルや内視鏡などの経皮的検査治具を該対象部位へ挿入する際に、その経皮的検査治具の描出能を向上できると共に、被検体や術者に対する被曝線量を低減することができる。
【0022】
また、請求項2に係る発明によれば、上記X線絞りによる照射X線の制限は、挿入中の経皮的検査治具の先端部以外の表示領域を覆うようにしたことにより、被検体や術者に対する被曝線量をより効率的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるディジタルX線装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 被検体の対象部位を透視しながらカテーテルを挿入する際に参照する画像を予め撮影する手順を示すフローチャートである。
【図3】 上記カテーテルを対象部位へ挿入する際の透視像の表示手順を示すフローチャートである。
【図4】 上記カテーテルを対象部位へ挿入する際のX線絞りの自動制御の手順を示す前半のフローチャートである。
【図5】 同じくX線絞りの自動制御の手順を示す後半のフローチャートである。
【図6】 表示装置の表示画面をM×Nブロックに分割した状態を示す説明図である。
【図7】 対象部位へカテーテルを挿入する際のカテーテル表示ブロックの形成を示す説明図である。
【図8】 同じく対象部位へカテーテルを挿入する際のカテーテル先端ブロックの形成を示す説明図である。
【図9】 上記透視像の表示手順における各種制御のタイミングを示すタイミング線図である。
【符号の説明】
1…X線管球
2…X線絞り
3…I.I.
4…撮像装置
5…A/D変換器
6…演算装置
7a〜7n…フレームメモリ
8…ルックアップテーブル
9…D/A変換器
10…表示装置
11…制御装置
12…操作卓
13…被検体テーブル
14…被検体
15…X線制御器
16…高圧発生器
18…入出力切換器
20…カテーテル
1…カテーテル表示ブロック
2…カテーテル先端ブロック

Claims (2)

  1. 被検体にX線を照射するX線管球と、このX線管球の前面に配置され照射されるX線の領域を制限するX線絞りと、上記被検体を間に挟んでX線管球に対向配置され被検体からの透過X線像を検出するX線検出器と、このX線検出器の出力光学像を電気信号に変換する撮像装置と、この撮像装置からの出力信号をディジタル信号に変換したもの又は後述の記憶装置からのディジタル信号を入力して画像演算を行う演算装置と、この演算装置に入力又は出力する画像データを格納する記憶装置と、この記憶装置からの画像データをアナログ信号に変換して画像表示する表示装置と、を有するディジタルX線装置において、
    上記被検体の対象部位について上記撮像装置で予め撮影した撮影画像を上記記憶装置に記録しておき、上記対象部位に挿入された経皮的検査治具を透視しながら上記演算装置で上記記憶装置から撮影画像を読み出して現在の透視像と上記読み出した撮影画像とを加算しスーパーインポーズさせて、表示装置の表示画面を複数ブロックに分割しこれらの各ブロックを経皮的検査治具の挿入位置を識別するための関心領域として表示し、透視開始時の基準透視像と現在の透視像との差分透視像の複数ブロックの各画素に対して、指定されたしきい値の範囲内に含まれる画素値をカウントしてそのカウント数が指定数より多いブロックを検出し、そのブロックを上記対象部位に挿入中の経皮的検査治具の表示領域と判定し、上記X線絞りをその遅い動作速度にタイミングを合わせて自動制御により移動させ、上記経皮的検査治具の表示領域以外の領域を上記X線絞りで逐次覆いつつ上記対象部位の透視像を表示するようにしたことを特徴とするディジタルX線装置。
  2. 上記X線絞りによる照射X線の制限は、挿入中の経皮的検査治具の先端部以外の表示領域を覆うようにしたことを特徴とする請求項1記載のディジタルX線装置。
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