JP2005266424A - 光書込装置及び画像形成装置 - Google Patents

光書込装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 回転多面鏡の回転軸の倒れ方向の位置決め精度を向上させる。
【解決手段】 回転多面鏡34の回転軸52を軸受部53によって回転自在に保持する光偏向器33をハウジング20の内部に備え、ハウジング20に嵌合保持部61を有し、この嵌合保持部61によって、回転軸52の軸方向が規定の方向と一致する向きに軸受部53を嵌合保持して回転軸52の倒れ方向の位置決めを行う構成とする。これにより、軸受部53がハウジング20に直接保持されるので、回転軸52の倒れ方向の位置決め精度を向上させることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光偏向器により光ビームを偏向する光書込装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式のプリンタなどの画像形成装置では、光書込装置によって感光体上を露光走査して感光体に静電潜像を作成し、この静電潜像をトナーで現像し、このトナー像を記録材に転写している。
光書込装置では、光源から光ビームを出射し、この光ビームを光偏向器のポリゴンミラー(回転多面鏡)によって主走査方向に偏向し、この光ビームを結像系を経由させて感光体上に光スポットとして集光させている(例えば、特許文献1,2参照)。このような光書込装置では、光源、光偏向器及び結像系などは、ハウジング内に収納保持されている。
図14及び図15に光偏向器200を示す。ポリゴンミラー202の回転軸203は、軸受部204によって回転自在に保持されている。軸受部204は、図示しないポリゴンモータを制御する回路が搭載されたドライブ基板205に締結されて一体化されている。光書込装置のハウジング201への取り付けの際には、ハウジング201に設けられた軸受部204よりも大きい仮位置決め用の穴206に軸受部204を遊嵌して仮位置決めを行い、この状態で、ネジ207によってドライブ基板205をハウジング201の基板保持部208に締結する。これにより、光偏向器200がハウジング201に固定決めされる。このとき軸受部204とハウジング201との間には隙間があいている。つまり、ポリゴンミラー202、回転軸203及び軸受部204は、ドライブ基板205を介してハウジング201に取り付けられている。
特開実公平6−45926号公報 特開2000−330060公報
この構造では、ポリゴンミラー202の回転軸203の倒れ方向の位置決めをしているのは、回転軸203、軸受部204、ドライブ基板205、基板保持部208の部品精度及びこれらの取り付け精度などであり、回転軸203の倒れ方向の位置決め精度の向上には、それらの精度確保が要求される。しかしながら、この構造では、ドライブ基板205の部品精度における平面性の確保が難しいという問題があり、さらに、組み立てによりドライブ基板205が撓んだりしてさらにドライブ基板205の平面性の精度確保が難しく、これにより、回転軸203の倒れ方向の位置決め精度を確保することが困難であるという問題がある。回転軸203の倒れ方向の位置決め精度が悪いと、ポリゴンミラー202によって偏向された光ビームは結像系の理想位置から外れた位置に走査されることになり、感光体上のビーム特性の劣化を招く。これによって、画像品質に対しても劣化影響を及ぼすことになる。
本発明の目的は、回転多面鏡の回転軸の倒れ方向の位置決め精度を向上させることである。
請求項1記載の発明は、光源から出射された光ビームを回転駆動した回転多面鏡によって偏向する光偏向器を備えた光書込装置において、ハウジングと、前記回転多面鏡の回転軸を回転自在に保持する軸受部と、前記ハウジングに一体に設けられ、前記回転軸の軸方向が規定の方向と一致する向きに前記軸受部を嵌合保持して前記回転軸の倒れ方向の位置決めを行う嵌合保持部と、を備える。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の光書込装置において、前記嵌合保持部は、前記回転軸の軸方向の位置決めを行う。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の光書込装置において、前記嵌合保持部は、前記ハウジングの他の部分よりも熱伝導性の高い材質で形成されている。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一記載の光書込装置において、前記嵌合保持部は、前記ハウジングの外部に露出している。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の光書込装置において、前記光偏向器は、前記回転多面鏡を回転駆動する駆動源を制御する回路が搭載され前記軸受部に固定されたドライブ基板を有し、前記嵌合保持部は、前記ドライブ基板を保持している。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の光書込装置において、前記嵌合保持部には、前記ハウジングの外部に向かって突出して形成された放熱部が設けられている。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか一記載の光書込装置において、前記嵌合保持部に向けて送風する送風器を備える。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の光書込装置において、前記送風器の送風による気流を前記嵌合保持部に導くダクトを備える。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の光書込装置において、前記光偏向器は、前記回転多面鏡を回転駆動する駆動源を制御する回路が搭載され前記軸受部に固定されたドライブ基板を有し、前記軸受部の前記嵌合部への嵌合方向に向けて前記ドライブ基板を押して前記光偏向器を前記ハウジングに押し付けて前記ハウジングに固定する押圧部材を備える。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の光書込装置において、前記光偏向器は、前記回転多面鏡を回転駆動する駆動源を制御する回路が搭載され前記軸受部に固定されたドライブ基板を有し、前記ドライブ基板は、接着剤によって前記ハウジングに取り付けられている。
請求項11記載の発明は、請求項1ないし8の何れか一記載の光書込装置において、前記軸受部を前記嵌合保持部へネジ止めするネジ止め構造によって前記光偏向器が前記ハウジングに固定されている。
請求項12記載の発明の画像形成装置は、請求項1ないし11の何れか一記載の光書込装置と、前記光書込装置から走査される光ビームに基づいて電子写真方式で画像を形成する画像形成部と、を備える。
本発明によれば、軸受部がハウジングに直接保持されて回転軸の倒れ方向の位置決めが行われるので、回転多面鏡の回転軸の倒れ方向の位置決め精度を向上させることができる。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図3に基づいて説明する。本実施の形態の画像形成装置は、デジタル複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等に適用し得るが、その一例として、電子写真方式を利用したデジタル複写機への適用例を示す。
図1はデジタル複写機1の概略構成を示す縦断正面図である。デジタル複写機1の装置本体2の内部には画像形成部3が設けられている他、用紙をこの画像形成部3による印刷に供する給紙トレイ4、印刷済みの用紙が排紙される排紙トレイ5が設けられている。さらに、装置本体2の上部にはコピーすべき原稿の画像を読み取る画像読取装置(スキャナ装置)6や、オペレータが各種操作を行うためのキー部やLCD等による表示部を有する図示しない操作パネルが設けられている。
画像形成部3を説明する。画像形成部3は電子写真方式によるものであり、所定の速度で回転駆動されるドラム状の感光体11を中心に構成されている。感光体11の周囲には帯電チャージャ12、光書込装置13、現像ユニット14、転写チャージャ15、クリーニング装置16などが配置されている。感光体11は、帯電チャージャ12により一様に帯電され、光書込装置13によって静電潜像を書き込まれ、現像ユニット14によってトナー像を現像される。搬送部17により給紙トレイ4から送り出された用紙は、搬送路18に沿って搬送され図示しないレジストローラを経由して転写チャージャ15により感光体11の表面のトナー像を転写され、定着装置19によって加熱、加圧されトナーを溶融、定着され、その後、排紙トレイ5に排紙される。
図2は光書込装置13の内部構造を概略的に示す平面図である。光書込装置13は、扁平なハウジング20を備えている。このハウジング20の内部には、以下に説明する各種光学素子が収納保持されている。
ハウジング20の内部には、光ビームを出射する光源部30が設けられている。光源部30は、光ビームを出射する光源である半導体レーザ31と、半導体レーザ31から出射された光ビームをコリメートするコリメートレンズ等の光学部品32とから構成されている。
光源部30の光ビームが出射される出射面側には、光偏向器33が配置されている。光偏向器33は、回転自在に保持された回転多面鏡であるポリゴンミラー34を備えている。このポリゴンミラー34が駆動源であるポリゴンモータ(図示せず)によって回転駆動されて、水平面内で光源部30から出射された光ビームを偏向走査させる。ポリゴンミラー34は、正六角形に形成され、光ビームを反射する6つの反射面34aを有しており、光源部30から出射された光ビームを感光体11の周囲に向けて偏向走査させる。なお、ポリゴンミラー34によって偏向走査される光ビームの走査方向が主走査方向であり、これは感光体11の軸方向である。また、この主走査方向に直交する方向が副走査方向であり、これは感光体11の回転方向である。上述したポリゴンモータは、ドライブ基板51に搭載された図示しない回路によって制御される。この光偏向器33については、詳細を後述する。
ポリゴンミラー34の偏向走査方向には、ポリゴンミラー34により偏向された光ビームを等角速度光から等速度直線光に変換するfθレンズ35、光ビームを感光体11に導く光学系である偏向ミラー36等の結像系が設けられており、これらはポリゴンミラー34により偏向走査された光ビームを感光体11の表面の書き込み領域に照射させるように位置付けられている。これにより、感光体11の表面に画像である静電潜像が形成される。また、ポリゴンミラー34により偏向された各光ビームは、fθレンズ35によりfθ特性が良好に補正され、感光体11の表面に所定のビームスポット径で結像される。ここに、fθレンズ35が、光ビームを所定のビームスポット径に整形する整形レンズとして機能している。
さらに、光書込装置13には、ポリゴンミラー34より偏向走査された光ビームのうち感光体11の表面の書き込み領域以外の光ビームを検出する光検出器37が設けられている。この光検出器37は、光ビームの主走査方向の書き込みタイミングを取るための同期信号を生成するために用いられている。
次に、光偏向器33について図3に基づいて詳しく説明する。図3は光偏向器33の取り付け構造を示す縦断側面図である。
図3に示すように、ポリゴンミラー34には上下方向を軸方向とする回転軸52が固定されている。この回転軸52の下部が、軸受部53によって回転自在に保持されている。軸受部53は、軸受け構造を有し、この軸受け構造によって回転軸52を回転自在に保持している。軸受部53の上部には、ドライブ基板51が固定されている。詳しくは、ドライブ基板51に形成された図示しない取付穴に軸受部53の上面から上方へ延出して形成された突部54が嵌合している。これにより軸受部53とドライブ基板51とが一体化されている。
ハウジング20の底壁55には、上下方向に形成された嵌合穴56が形成されており、この嵌合穴56を形成している嵌合穴56の周囲のハウジング20によって軸受部53の位置決めを行う嵌合保持部61が構成されている。ここに、嵌合保持部61は、ハウジング20に一体に形成されハウジング20を構成している。また、嵌合保持部61は、底を有しており、これにより、ハウジング20内部の密閉性が確保される。嵌合保持部61では、回転軸52の軸方向に沿って嵌合穴56に挿入された軸受部53の下部が嵌合保持部61に嵌合する。このとき、嵌合保持部61の内側面61aと軸受部53との間は隙間がない。この状態で、嵌合保持部61は、回転軸52の軸方向を規定の方向と一致する向きに向けるように形成されている。具体的には、嵌合保持部61は、光源部30から入射されポリゴンミラー34で偏向させた光ビームが規定の光路を進んで結像系(fθレンズ35、偏向ミラー36等)に入射されるように、回転軸52の軸方向の向きを位置決めしている。このような構造の嵌合保持部61によって、ポリゴンミラー34の回転軸52の倒れ方向の位置決めが行われている。
さらに、ハウジング20の内面には、上方へ突出して形成されドライブ基板51を保持する基板保持部63が設けられている。基板保持部63は、ドライブ基板51の4隅に対応させて4つ設けられている(図2参照)。ドライブ基板51は、これらの基板保持部63にネジ64によってネジ止めされる。これにより、水平面内での光偏向器33の回転が規制されている。
このような構成により、軸受部53がハウジング20に直接保持されて回転軸52の倒れ方向の位置決めが行われているので、ポリゴンミラー34の回転軸52の倒れ方向の位置決め精度を向上させることができる。このように、ポリゴンミラー34の回転軸52の倒れ方向の位置決め精度が向上するので、ポリゴンミラー34以降の光路を理想的な位置に近づけることができ、これにより、感光体11の表面のビーム特性が良好に保たれ、良好な画質を得ることができる。
また、このような構成では、ドライブ基板51を保持する基板保持部63の精度、ドライブ基板51の平面性にかかわる精度、ドライブ基板51と軸受部53との締結精度があるために、ドライブ基板51と基板保持部63との間には例えば図3に示すように微小な隙間aが生じる可能性があるが、これは、ネジ64で締結する上で特に問題とはならない。なお、図では説明のために隙間aを誇張して表現している。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を図4に基づいて説明する。なお、前述した実施の形態と同じ部分は同一符号で示し、説明も省略する(以降の実施の形態でも同じ)。
図4は本実施の形態の光偏向器33の取り付け構造を示す縦断側面図である。本実施の形態は、光偏向器33の取り付け構造が前述した実施の形態に対して異なる。本実施の形態では、嵌合保持部71の内部の底面71aが軸受部53の下面を保持している。つまり、嵌合保持部71がポリゴンミラー34の上下方向(軸方向)の位置決めを行っている。
このような構成により、光ビームに対するポリゴンミラー34の上下方向の位置を高精度に維持することができる。これにより、限られたポリゴンミラー34の反射面34aの有効範囲を有効に利用することができる。逆にいえば、ポリゴンミラー34を薄く、又は、有効範囲を狭くすることができるので、ポリゴンミラー34の風損を減らしたり、コストを低く抑えることができる。
また、この場合にも、ドライブ基板51と基板保持部63との間には、例えば寸法誤差により微小な隙間b,cができる可能性があるが、取り付け上は問題となるレベルではない。なお、図では説明のために隙間b,cを誇張して表現している。また、逆に、基板保持部63の寸法誤差によっては、軸受部53の下面と嵌合保持部71の底面71aとを離反させる方向にドライブ基板51が多少湾曲するが、軸受部53と嵌合保持部71とをしまりばめで強固に結合させることにより、軸受部53と嵌合保持部71との位置関係は保持され問題とならない。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を図5に基づいて説明する。
図5は本実施の形態の光偏向器33の取り付け構造を示す縦断側面図である。本実施の形態では、嵌合保持部81が前述した実施の形態に対して異なる。本実施の形態は、前述した実施の形態の何れの形態にも適用可能であるが、ここでは、第1の実施の形態に適用した例を示す。
本実施の形態では、嵌合保持部81の材質がハウジング20の他の部分(以後、ハウジング本体20aという)の材質よりも熱伝導率の高い材質で形成されている。ここで、例えば、ハウジング本体20aの材質は樹脂モールド材であり、嵌合保持部81の材質はアルミニウムである。嵌合部材81は、本体ハウジング20aに対してアウトサート成形、接着、ネジ止め等の方法によって固定されて一体化されている。また、嵌合保持部81における嵌合穴56とは反対側は、ハウジング20の外部に露出している。
このような構成においては、例えば嵌合保持部81の材質がハウジング本体20aと同じ樹脂モールド材の場合に比べて、軸受部53の熱が効率良く嵌合保持部81に伝わるので、構造上発熱する軸受部53の温度上昇を抑えることができる。これにより、軸受部53の内部のオイルの劣化が防止され、光偏向器33の特性を長時間、良好に維持することができる。
また、嵌合保持部81がハウジング20の外部に露出しているので、軸受部53の熱が嵌合保持部81を介してハウジング20の外部に放熱される。よって、軸受部53の温度上昇を抑えることができるとともに、密閉されたハウジング20の内部の温度上昇を抑えることができ、熱による光書込装置13の光学素子の光学特性への悪影響を抑えることができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態を図6に基づいて説明する。
図6は本実施の形態の光偏向器33の取り付け構造を示す縦断側面図である。本実施の形態では、嵌合保持部91が第3の実施の形態に対して異なる。
本実施の形態の嵌合保持部91は、第3の実施の形態の嵌合保持部81よりも外形が大きくとられ、基板保持部63を含んだ形状で形成されている。これにより、基板保持部63の材質も嵌合保持部91と同じ例えばアルミニウム等のハウジング本体20aよりも熱伝導率の高い材質となっている。
ここで、光偏向器33における発熱源としては、軸受部53、ポリゴンミラー34の風切りによるものの他に、ドライブ基板51上の回路が考えられる。よって、ドライブ基板51を保持する基板保持部63を熱伝導率の高い材料で構成したことにより、ドライブ基板51で発生した熱が嵌合保持部91を介してハウジング20の外部に効率よく放出されるので、光偏向器33及び光書込装置13の温度上昇をさらに抑えることができる。また、軸受部53の回転軸52の軸方向の倒れ方向の位置出しと、ドライブ基板51の取付けとを単一の部材(嵌合保持部91)で行えるため、第3の実施の形態の嵌合保持部81よりもさらに精度的に有利となり、光偏向器33を取り付けたときのドライブ基板51の歪を小さく抑えることができる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態を図7に基づいて説明する。
図7は本実施の形態の光偏向器33の取り付け構造を示す縦断側面図である。本実施の形態では、嵌合保持部101が前述した実施の形態に対して異なる。本実施の形態は、前述した実施の形態の何れの形態にも適用可能であるが、ここでは、第3の実施の形態に適用した例を示す。
本実施の形態の嵌合保持部101には、ハウジング20の外部に向かって突出して形成された放熱部102が設けられている。この放熱部102は、板形状のいわゆるフィンであってもよいし、それ以外の形状の突起であってもよい。
このような構成によって、嵌合保持部101の外面の表面積が増加して放熱効果がさらに高まり、光偏向器33及び光書込装置13の温度上昇をさらに抑制することができる。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態を図8に基づいて説明する。
図8は本実施の形態の光偏向器33の取り付け構造を示す縦断側面図である。本実施の形態は、光偏向器33に送風器110を設けた点が前述した実施の形態に対して異なる。本実施の形態は、前述した実施の形態の何れにも適用可能であるが、ここでは、第3の実施の形態に適用した例を示す。
送風器110は、図示しない駆動モータによって羽根車111を回転駆動させて送風する構成である。この送風器110は、ハウジング20の外部に配置されて、嵌合保持部81の下部に向けて送風する。
このような構成では、送風器110によって嵌合保持部81の下部に送風することによって、嵌合保持部81が冷却され、これによって、光偏向器33及び光書込装置13の温度上昇が抑えられる。ここで、例えば送風器110による気流をハウジング20の外部から内部に導入させて軸受部53を冷却することはハウジング20の防塵性を悪化させる要因となり難しいが、本実施の形態では、ハウジング20の外部から嵌合保持部81に送風して、この嵌合保持部81を介して軸受部53を冷却するようにしたので、ハウジング20の防塵性を確保することができる。
[第7の実施の形態]
次に、本発明の第7の実施の形態を図9及び図10に基づいて説明する。
図9は本実施の形態の光偏向器33の取り付け構造を示す縦断側面図、図10はその背面断面図である。本実施の形態では、第6の実施の形態に対して、送風器110の気流を嵌合保持部81の下部の外面に導くダクト120を設けた点が異なる。このダクト120は、ハウジング20の外面に取り付けられている。
このような構成によって、送風器110による気流を効率よく嵌合保持部81に導くことができ、軸受部53の温度上昇をより低く抑えることができる。
[第8の実施の形態]
次に、本発明の第8の実施の形態を図11に基づいて説明する。
図11は本実施の形態の光偏向器33の取り付け構造を示す縦断側面図である。本実施の形態は、ドライブ基板51の取り付け構造が前述した実施の形態に対して異なる。本実施の形態は、前述した実施の形態の何れにも適用可能であるが、ここでは、第1の実施の形態に適用した例を説明する。
本実施の形態では、ドライブ基板51をハウジング20にネジ止めしていない。基板保持部63には、上方へ突出したボス130が形成されている。このボス130に、ドライブ基板51の4隅に形成された図示しない貫通孔が嵌合し、ドライブ基板51が基板保持部63に保持されて、光偏向器33の水平面内での回転移動が規制される。そして、ハウジング20の内面に設けられた押圧部材である板バネ131によって、ドライブ基板51の両端部が上方から下方へ向けて押されている。これにより、光偏向器33がハウジング20に対して押圧されて固定される。
このような構成により、上述したようにドライブ基板51と基板保持部63とに間隔が開いたとしても、ネジ止めによる締結に較べて、ドライブ基板51に与えるストレスを小さく抑えることができる。これにより、ドライブ基板51が変形することによるドライブ基板51上の回路パターンの破断や回路中の電子部品の接触不良が発生することを防止することができる。
[第9の実施の形態]
次に、本発明の第9の実施の形態を図12に基づいて説明する。
図12は本実施の形態の光偏向器33の取り付け構造を示す縦断側面図である。本実施の形態は、第8の実施の形態に対してドライブ基板51の取り付け構造が異なる。本実施の形態では、板バネ131ではなく、ドライブ基板51と基板保持部63との間に接着剤140を介在させて、光偏向器33をハウジング20に固定している。これによって、前述したようなドライブ基板51と基板保持部63との間の隙間はなくなる。
このような構成においては、ドライブ基板51と基板保持部63との結合にネジ64を使用しないので、構造が簡略化される。
[第10の実施の形態]
次に、本発明の第10の実施の形態を図13に基づいて説明する。
図13は本実施の形態の光偏向器33の取り付け構造を示す縦断側面図である。
本実施の形態は、第8及び第9の実施の形態に対して光偏向器33の取り付け構造が異なる。本実施の形態では、第8の実施の形態の板バネ131や第9の実施の形態の接着剤140によるドライブ基板51のハウジング20への固定は行われない。その代わりに、軸受部53をハウジング20に対してネジ150によって直接ネジ止めしている。ここで、本実施の形態の嵌合保持部151は、第2の実施の形態で説明した嵌合保持部71を変形したものであり、嵌合保持部71と同様に軸受部53の下面を保持している。ネジ止め構造としては、嵌合保持部151の底に、ネジ150が貫通する貫通孔152が形成され、軸受部53の下部に、ネジ150が螺合する雌ネジが形成されている。そして、軸受部53の下面を嵌合保持部151で保持した状態で軸受部53をハウジング20にネジ150によってネジ止めしている。このようなネジ止め構造によって、光偏向器33がハウジング20に固定される。また、本実施の形態では、基板保持部63とドライブ基板51とは微小な間隔をもって配置される。
このような構成によって、ドライブ基板51は軸受部53によって保持された状態となり、この状態では、ドライブ基板51を変形させる力は発生しないので、ドライブ基板51が変形することが防止される。
本発明の第1の実施の形態の画像形成装置の概略構成を示す縦断側面図である。 光書込装置の内部構造を示す平面図である。 光偏向器の取り付け構造を示す縦断側面図である。 本発明の第2の実施の形態の光偏向器の取り付け構造を示す縦断側面図である。 本発明の第3の実施の形態の光偏向器の取り付け構造を示す縦断側面図である。 本発明の第4の実施の形態の光偏向器の取り付け構造を示す縦断側面図である。 本発明の第5の実施の形態の光偏向器の取り付け構造を示す縦断側面図である。 本発明の第6の実施の形態の光偏向器の取り付け構造を示す縦断側面図である。 本発明の第7の実施の形態の光偏向器の取り付け構造を示す縦断側面図である。 その背面断面図である。 本発明の第8の実施の形態の光偏向器の取り付け構造を示す縦断側面図である。 本発明の第9の実施の形態の光偏向器の取り付け構造を示す縦断側面図である。 本発明の第10の実施の形態の光偏向器の取り付け構造を示す縦断側面図である。 従来の光偏向器を示す縦断側面図である。 その平面図である。
符号の説明
1 デジタル複写機(画像形成装置)
3 画像形成部
13 光書込装置
20 ハウジング
31 半導体レーザ(光源)
33 光偏向器
34 ポリゴンミラー(回転多面鏡)
51 ドライブ基板
52 回転軸
53 軸受部
61 嵌合保持部
71 嵌合保持部
81 嵌合保持部
91 嵌合保持部
101 嵌合保持部
102 放熱部
110 送風器
120 ダクト
131 板バネ(押圧部材)
140 接着剤
151 嵌合保持部

Claims (12)

  1. 光源から出射された光ビームを回転駆動した回転多面鏡によって偏向する光偏向器を備えた光書込装置において、
    ハウジングと、
    前記回転多面鏡の回転軸を回転自在に保持する軸受部と、
    前記ハウジングに一体に設けられ、前記回転軸の軸方向が規定の方向と一致する向きに前記軸受部を嵌合保持して前記回転軸の倒れ方向の位置決めを行う嵌合保持部と、
    を備えることを特徴とする光書込装置。
  2. 前記嵌合保持部は、前記回転軸の軸方向の位置決めを行うことを特徴とする請求項1記載の光書込装置。
  3. 前記嵌合保持部は、前記ハウジングの他の部分よりも熱伝導性の高い材質で形成されている、ことを特徴とする請求項1又は2記載の光書込装置。
  4. 前記嵌合保持部は、前記ハウジングの外部に露出していることを特徴とする請求項1ないし3の何れか一記載の光書込装置。
  5. 前記光偏向器は、前記回転多面鏡を回転駆動する駆動源を制御する回路が搭載され前記軸受部に固定されたドライブ基板を有し、
    前記嵌合保持部は、前記ドライブ基板を保持している、ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一記載の光書込装置。
  6. 前記嵌合保持部には、前記ハウジングの外部に向かって突出して形成された放熱部が設けられていることを特徴とする請求項4記載の光書込装置。
  7. 前記嵌合保持部に向けて送風する送風器を備えることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一記載の光書込装置。
  8. 前記送風器の送風による気流を前記嵌合保持部に導くダクトを備えることを特徴とする請求項7記載の光書込装置。
  9. 前記光偏向器は、前記回転多面鏡を回転駆動する駆動源を制御する回路が搭載され前記軸受部に固定されたドライブ基板を有し、
    前記軸受部の前記嵌合部への嵌合方向に向けて前記ドライブ基板を押して前記光偏向器を前記ハウジングに押し付けて前記ハウジングに固定する押圧部材を備える、ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一記載の光書込装置。
  10. 前記光偏向器は、前記回転多面鏡を回転駆動する駆動源を制御する回路が搭載され前記軸受部に固定されたドライブ基板を有し、
    前記ドライブ基板は、接着剤によって前記ハウジングに取り付けられている、ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一記載の光書込装置。
  11. 前記軸受部を前記嵌合保持部へネジ止めするネジ止め構造によって前記光偏向器が前記ハウジングに固定されていることを特徴とする請求項1ないし8の何れか一記載の光書込装置。
  12. 請求項1ないし11の何れか一記載の光書込装置と、
    前記光書込装置から走査される光ビームに基づいて電子写真方式で画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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