JP2005266303A - 接続設定装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 実在的な音楽システム構成と仮想的な音楽システム構成とのそれぞれを簡単に認識できるようにする。
【解決手段】 読み出した設定データファイルの音楽システム構成に含まれる各ノードを、表示した音楽システム構成に含まれるノードと比較する。一致したノードについては該ノードに関する属性情報及び結線情報とを設定データファイルから読み出し、読み出した各情報にあわせて表示したノードに関する情報を変更する。一致しないノードについては、該ノードを特殊態様で表示する仮想ノードとして表示した音楽システム構成に追加する。これにより、論理的な音楽システムを表示する際に、設定データファイルに係る実在しない仮想ノードと実在しているノードとを同時に表示するとともに、その二つの構成を異なる態様で表示することから、ユーザは仮想的な音楽システム構成と実在的な音楽システム構成との違いを簡単に認識することができるようになる。
【選択図】 図10

Description

この発明は、ネットワークを介して接続される複数の機器により構成される音楽システムにおいて、各機器間における音楽データの通信経路(論理的な接続)を設定する接続設定装置及びプログラムに関する。特に、設定データファイルなどに基づく論理的な音楽システム構成(接続設定装置及びプログラムにおいて論理的に取り扱う音楽システム構成)において、実在している機器に基づく実在的な音楽システム構成と実在していない機器に基づく仮想的な音楽システム構成とのそれぞれをユーザが簡単に認識することのできるようにした接続設定装置及びプログラムに関するものである。なお、本明細書においては、現在の音楽システムに物理的に接続されていて音楽システム上実在する機器(ノード)に係るシステム構成部分を実在的な音楽システム構成と呼び、現在の音楽システムに物理的に接続されておらず音楽システム上実在していない機器に係るシステム構成部分を仮想的な音楽システム構成と呼んで区別する。
マルチメディアに対応した所定の通信規格(IEEE1394規格)に従って構成されたネットワークにおいて、当出願人の開発に係る通信規格(商標「mLAN」)を利用して、オーディオ信号やMIDI信号などの音楽データをリアルタイムに送受できる音楽システムを構成することが知られている。この音楽システムは、ネットワークを介して複数の機器、例えばパーソナルコンピュータなどの制御機器や各種の音楽機器(シンセサイザ、音源装置、レコーダ、ミキサ、その他)を物理的に接続する(つまり機器に設備されているIEEE1394用のコネクタをケーブルで接続する)ことにより構成されている。こうしたネットワークを介して接続された各機器(ノード)間での任意の音楽データの通信経路(論理的な接続)を設定するための接続設定装置(ソフトウェア)(「パッチベイ」と呼ぶ)に関連する発明が下記に示す特許文献1に記載されている。上記の音楽システムでは、このパッチベイによって設定された論理的な接続(結線)に従って、各機器間で音楽データが送信される。
特開2001−203732号公報
上記パッチベイは、音楽システムに関係する複数のノードの、ノードそれぞれが装備している音楽データの通信端子(論理的な端子)をリスト表示して、その通信端子の中からユーザにより選択された通信元(楽音データを出力する通信端子)と通信先(楽音データを入力する通信端子)とを論理的に接続する(結線する)。この結線の状態を表す情報は設定データファイルとして記憶することができる。一の設定データファイルには、一の論理的な音楽システムを構成している全てのノードに係る結線の状態が記憶されている。この論理的な音楽システム構成は、実在しているノードに基づく実在的な音楽システム構成と実在していないノードに基づく仮想的な音楽システム構成とを含む。
前記設定データファイルの読み出しが指示(「Open」指示)された場合には、設定データファイルが記憶している結線の状態を論理的な音楽システム構成として読み出して(それまでに表示されていたリスト表示にかえて)リスト表示する。このとき、読み出した結線の状態は実在しているノードへは反映せず、論理的な音楽システム構成を表わす内容をリスト表示するのみである。この論理的な音楽システム構成を、実在しているノードへ反映するには「Apply」指示を行わなければならない。「Apply」指示された場合には、リスト表示されている結線の状態を実在しているノードのそれぞれへ送信して、その結線の状態を実在しているノードのそれぞれに反映させる。このときにリスト表示は変更されず、リスト表示にあって実在はしていないノードの結線については反映されることなく、リスト表示のみが残ることになる。よって、リスト表示に係る論理的な音楽システム構成と、実在している各ノードに反映された実際の結線の状態に基づく実在的な音楽システム構成とには違いが生じることになる。ここで、実在的な音楽システム構成をリスト表示したい場合には「Update」指示を行う必要がある。「Update」指示された場合には、実在している各ノードから、それらのノードが自機で保持している自機についての実際の結線の状態を受信して、それらをリスト表示する。このとき、「Update」指示前にリスト表示にあって実在はしていなかったノードに関する表示は、リスト表示から削除する。これにより、削除後(「Update」指示後)のリスト表示に係る論理的な音楽システム構成と実在的な音楽システム構成とが完全に一致することになり、本来論理的な音楽システム構成を表示するリスト表示に実在的な音楽システム構成が表示されることになる。
ところで、読み出した設定データファイルに係る論理的な音楽システム構成において、実在しているノードに基づく実在的な音楽システム構成と実在していないノードに基づく仮想的な音楽システム構成とのそれぞれを認識したい場合には、上記の従来の技術によれば、例えば「Open」指示によりリスト表示される論理的な音楽システム構成と、「Update」指示によりリスト表示される実在的な音楽システム構成とを比較すればよいのではあるが、従来においては上述したように、「Open」指示によりリスト表示された実在的な音楽システム構成と仮想的な音楽システム構成とを含む論理的な音楽システム構成は、「Update」指示がされたときに実在的な音楽システム構成のみへと書き換えられてしまうため、ユーザは「Update」指示前に、論理的な音楽システム構成に含まれる仮想的な音楽システム構成箇所(又は実在的な音楽システム構成箇所でもよい)を何らかの方法によって記憶しておかなければならず、このことが比較の作業を極めて煩雑なものにしていた。
また、「Open」指示により設定データファイルから読み出した論理的な音楽システム構成中にある実在していないノードの結線の状態を、実在するノードへ引き継がせるには、実在していないノードの結線の状態を何らかの方法により記憶しておき、「Update」指示によって実在的な音楽システム構成をリスト表示した後に、該リスト表示を見ながら記憶しておいた結線の状態を引き継ぎさせたい実在するノードへ1つずつ手入力する、といった煩雑な作業を行わなければならなかった。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、読み出した設定データファイルに係る論理的な音楽システム構成において、実在しているノードに基づく実在的な音楽システム構成と実在していないノードに基づく仮想的な音楽システム構成のそれぞれを簡単に認識できる接続設定装置及びプログラムを提供しようとするものである。
また、設定データファイルから読み出した論理的な音楽システム構成中の実在しないノードの構成(結線の状態など)を、簡単且つ迅速に、実在する実際のノードへ引き継がせることができる接続設定装置及びプログラムを提供しようとするものである。
本発明に係る接続設定装置は、一の論理的な音楽システムを構成する複数のノードとそれら相互の論理接続に従う通信経路の状態とを表示する表示手段と、一の論理的な音楽システムを構成する全てのノードごとの属性情報と結線情報とを少なくとも含んでなる一の設定データファイルを異なる音楽システム構成毎に記憶する記憶手段と、前記記憶した設定データファイルのいずれかを読み出す読み出し手段と、前記読み出した設定データファイルの音楽システム構成に含まれる各ノードを前記表示した音楽システム構成に含まれるノードと比較する比較手段と、前記比較に基づき一致したノードについて、該ノードに関する属性情報及び結線情報とを設定データファイルから読み出し、該読み出した各情報にあわせて表示したノードに関する情報を変更する変更手段と、前記比較に基づき一致しないノードについて、該ノードを特殊態様で表示する仮想ノードとして前記表示した音楽システム構成に追加する追加手段とを具備する。
この発明によると、読み出した設定データファイルの音楽システム構成に含まれる各ノードを、前記表示した音楽システム構成に含まれるノードと比較する。前記比較に基づき一致したノードについては、該ノードに関する属性情報及び結線情報とを設定データファイルから読み出し、該読み出した各情報にあわせて表示したノードに関する情報を変更する。他方、前記比較に基づき一致しないノードについては、該ノードを特殊態様で表示する仮想ノードとして前記表示した音楽システム構成に追加する。これにより、一の論理的な音楽システムを構成する複数のノードとそれら相互の論理接続に従う通信経路の状態とを表示する表示手段において、前記読み出した設定データファイルに係る実在しない仮想ノードと実在しているノードとを同時に表示するとともに、その二つの構成を異なる態様で表示する。これにより、ユーザは論理的な音楽システム構成に含まれる仮想的な音楽システム構成と実在的な音楽システム構成とのそれぞれを簡単に認識することができるようになる。
本発明は装置の発明として構成し実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
この発明によれば、読み出した設定データファイルに係る論理的な音楽システム構成において、実在しているノードに基づく実在的な音楽システム構成と、実在していないノードに基づく仮想的な音楽システム構成とを同時に表示するとともに、その二つの構成を視覚的に区別できるように表示することができるので、ユーザは論理的な音楽システム構成が含む仮想的な音楽システム構成と実在的な音楽システム構成とのそれぞれを簡単に認識することができるようになる、という効果を奏する。
また、設定データファイルを読み出すときに、その設定データファイルの論理的な音楽システム構成中にある実在しないノードの構成(結線の状態など)を、実在しているノードのうち所定の条件を満たすノードへ自動的に引き継がせることができるので、設定データファイルから読み出した論理的な音楽システム構成中の実在しないノードの構成(結線の状態など)を、簡単且つ迅速に、実在する実際のノードへ引き継がせることができるようになる、という優れた効果を奏する。
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、この発明に係る接続設定装置を適用する音楽システム構成の一実施例を示すシステムブロック図である。ここに示す音楽システム構成は、IEEE1394規格に従う通信ケーブルを介して複数の各種機器(ノード)をネットワーク接続することにより物理的に構成されている。図1においては、少なくともIEEE1394ポートを装備した物理的に実在する4つのノードNが、IEEE1394ケーブルLによる物理的な結線として直列的に連結接続(チェーン接続)された状態にネットワーク接続されている。ネットワーク接続されるノードNとしては、パーソナルコンピュータ、ミュージックシンセサイザのような電子楽器、シーケンサのような自動演奏装置、レコーダのような波形記録装置、ミキサやエフェクタのような信号処理装置、音源装置等、任意の制御機器や音楽機器が相当する。なお、ネットワーク接続としては図示のようなチェーン接続に限らず、ハブ装置などを介して各ノードを接続したマルチポイント接続であってよい。また、有線に限らず無線で接続するようにしてあってもよい。
パーソナルコンピュータで構成されるいずれかのノードNには所定のパッチベイプログラム(図示せず)がインストールされており、該パッチベイプログラムの実行に基づき、IEEE1394ポートを介して接続されているノードN間において、それぞれのノードが取り扱う(IEEE1394ポートを介して通信する)複数チャンネル分の音楽データについて、いずれのノードのいずれのチャンネルからいずれのノードのいずれのチャンネルへ音楽データを送信するか(音楽データの通信経路)(複数のノード間におけるチャンネルの論理的な結線)を設定することができ、これにより音楽データ用ケーブルで直接接続されていないネットワーク上の各ノードN間においても該論理的な結線を介して適宜にオーディオ信号やMIDI信号などの音楽データをリアルタイムに送受することができるようになる。それぞれのノードNは自機に関しての属性情報と結線情報(図示せず)のみを記憶しており、それぞれのノードで発生するMIDI信号やオーディオ信号はパッチベイプログラムにおいて設定された論理的な接続のとおりに、物理的な結線であるIEEE1394ポートに接続されたケーブルを通じて他のノードへと送信される。
図2は、この発明に係る接続設定装置の全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。当該接続設定装置のハードウエア構成例はコンピュータを用いて構成されており、そこにおいて設定データファイル(後述する図5参照)に基づき論理接続による音楽データの通信経路を設定する処理は、コンピュータが当該処理を実現する所定のソフトウエア(読み出しによる接続設定処理)を実行することにより実施される。詳しくは後述するが(後述の図7参照)、読み出しによる接続設定処理においては論理的な音楽システム構成に含まれる仮想的な音楽システム構成と実在的な音楽システム構成とを視覚的に区別可能に画面表示することから、これに基づきユーザは前記各音楽システム構成のそれぞれを認識した上で論理的な音楽システムの更新を行うことができるようになる。勿論、こうした「読み出しによる接続設定処理」はコンピュータソフトウエアの形態に限らず、DSP(Digital Signal Processor)によって処理されるマイクロプログラムの形態でも実施可能であり、また、この種のプログラムの形態に限らず、ディスクリート回路又は集積回路若しくは大規模集積回路等を含んで構成された専用ハードウエア装置の形態で実施するようにしてもよい。
本実施例に示す接続設定装置は、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロコンピュータによって制御される。CPU1は、この接続設定装置全体の動作を制御する。このCPU1に対して、通信バス1D(例えばデータ及びアドレスバス)を介してROM2、RAM3、表示回路4、検出回路5、通信インタフェース(I/F)6がそれぞれ接続されている。ROM2は、CPU1により実行あるいは参照される各種制御プログラムや各種データ等を格納する。RAM3は、CPU1が所定のプログラムを実行する際に発生する各種データなどを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータなどを一時的に記憶するカレントバッファ等として使用される。本実施例において、RAM3は複数の設定データファイルを記憶する。一つの設定データファイルには一つの論理的な音楽システムの構成を表す情報として、該音楽システムを構成する全てのノードの属性情報と結線情報とが記憶されている(図5参照)。また、これとは別に、RAM3のカレントバッファは「読み出しによる接続設定処理」(図7参照)の起動に伴い画面上に表示する情報として、複数のノードの属性情報と結線情報とを記憶する(後述する図3及び図4参照)。さらに、RAM3内のカレントバッファや設定データファイルの領域とは別の領域には、音楽システムにおける一つのノードとしての自機に関しての属性情報と結線情報とを記憶する。
ここで、RAM3のカレントバッファ内に記憶される属性情報及び結線情報とについて説明する。図3は、属性情報のデータ構成の一実施例を示す概念図である。図4は、結線情報のデータ構成の一実施例を示す概念図である。カレントバッファに記憶される属性情報及び結線情報は、現在音楽システムに物理的に接続されている音楽システム上実在するノードに関する情報のみではなく、実在するノードに関する情報とともに現在音楽システムに物理的に接続されておらず音楽システム上実在していないノードに関する情報も含む。すなわち、カレントバッファには論理的な音楽システム構成に関する情報が記憶される。
属性情報は複数のノード(後述する「音楽システム構成画面」(図6参照)上にノードブロックとして表示する全てのノード)について、各ノードの属性に関するデータ(識別子や性能など結線以外の基本的な設定状態を表す情報)を記憶した情報である。この属性情報に含まれるノードは必ずしも実際に音楽システムに物理的に接続された実在するノードとは限らず、物理的に接続されていない実在しないノードも含まれる。図3から理解できるように、属性情報は「GUID」(Global Unique Identifier)、「モデルID」、「DISABLE」、「MIDI-IN」、「MIDI-OUT」、これら以外の「その他」(図示せず)の各情報から構成される。「GUID」はノードに相当する各機器毎に固有の識別子(例えば製品に始めから記録されている製品固有の製造番号など)であって、各ノードに対しては同一の「GUID」が存在しないようにそれぞれ異なる「GUID」が付加されている。「モデルID」は製品や機種などのモデル毎に固有の識別子であって、同じ製品名や機種のノードに対しては同一の「モデルID」が付加されている。「DISABLE」は後述する「音楽システム構成画面」(図6参照)において、当該ノードを実際の音楽システムに物理的に接続されていない実在しないノードとしてDISABLE態様で表示するか(例えば1がセットされている場合)、実際の音楽システムに物理的に接続されている実在するノードとしてABLE態様で表示するか(例えば0がセットされている場合)を表すためのフラグである。上記した「GUID」、「モデルID」、「DISABLE」の各情報についてはユーザが適宜に変更することはできず、読み出した設定データファイルや実在する各ノードから取り込むことのみによって変更される。「MIDI-IN」はノードが入力可能なMIDI信号の入力チャンネル数に相当する入力論理端子数を表す情報であって、ユーザが設定した適宜の数を記憶する。「MIDI-OUT」はノードが出力可能なMIDI信号の出力チャンネル数に相当する出力論理端子数を表す情報であって、ユーザが設定した適宜の数を記憶する。これら以外の図示しない「その他」の情報としては、上記「MIDI-IN」や「MIDI-OUT」と同様に、例えばオーディオ信号に関する入力論理端子数「AUDIO-IN」や出力論理端子数「AUDIO-OUT」などのデータを記憶する。
一方、結線情報は各ノード間における信号の通信経路(ノードごとに装備している論理的な端子間の結線状態)を記憶した情報であって、カレントバッファにその属性情報が記憶されている全てのノードに関する全ての論理端子(音楽データを通信するチャンネル)の結線状態を記憶する。図4から理解できるように、結線情報は大きく分けて音楽データの送り出し側となる通信元(from列)と音楽データの受け取り側となる通信先(to列)の2つの情報からなり、通信元(from列)と通信先(to列)にはそれぞれノードの「GUID」と論理端子とが定義されている。通信元(from列)には音楽システムを構成する各ノードに含まれる全ての論理出力端子が定義され、通信先(to列)には該論理出力端子を接続する先として割り当てるべきノードの論理入力端子が適宜に定義される(定義されていなくてもよい)。この結線情報に基づいて、論理的な音楽システム構成の接続状況を画面表示する。すなわち、この実施例においてはMIDI信号の通信経路として、GUID(0001)のノードの出力論理端子(MIDI‐OUT1)はGUID(0002)のノードの入力論理端子(MIDI‐IN1)に、GUID(0001)の出力論理端子(MIDI‐OUT2)はGUID(0002)の入力論理端子(MIDI‐IN2)に、GUID(0002)の出力論理端子(MIDI‐OUT1)はGUID(0003)の入力論理端子(MIDI‐IN1)にそれぞれ接続されており、GUID(0004)の出力論理端子(MIDI‐OUT16)はいずれのノードの入力論理端子にも接続されていない、接続状況の音楽システム構成が画面表示されることになる。
なお、図示しないが結線情報としては上記したような各ノードに含まれる全ての論理出力端子に対して接続先を割り当てたOUT結線情報の他に、通信先(to列)として音楽システムを構成する各ノードに含まれる全ての論理入力端子が定義され、通信元(from列)として該論理入力端子を接続する先として割り当てるべきノードの論理出力端子が適宜に定義された、各ノードに含まれる全ての論理入力端子に対して接続元を割り当てたIN結線情報も記憶される。ただし、このIN結線情報については論理的な音楽システム構成を画面表示する際に使用されない。
なお、上記した結線情報は図示のようなMIDI信号の通信経路を記憶していると共に、同様の記憶方式でオーディオ信号の通信経路(図示せず)も記憶している。
次に、設定データファイルについて簡単に説明する。図5は、設定データファイルのデータ構成の一実施例を示す概念図である。図5から理解できるように、設定データファイルは、上記した「読み出しによる接続設定処理」(図7参照)の起動に伴い画面上に表示する情報としての属性情報及び結線情報を記憶するカレントバッファとは別のRAM3内の領域に、音楽システム構成毎に多数記憶される。一の設定データファイルには、一つの論理的な音楽システムを構成する全てのノードの属性情報と結線情報とが記憶されている。また、一の設定データファイルには、「読み出しによる接続設定処理」においてユーザが直接「フル設定」又は「テンプレート設定」いずれの処理を実行するかを指定しなかった場合に、「フル設定」又は「テンプレート設定」いずれの処理を実行するかを自動的に判別するための情報として設定フラグが記憶されている。
図2の説明に戻って、表示回路4は例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成される表示部4Aに「音楽システム構成画面」(図6参照)などの各種画面、あるいはCPU1の制御状態などを表示する。ユーザは「音楽システム構成画面」を参照することによって、仮想的な音楽システム構成と実在的な音楽システム構成とのそれぞれを視覚的に認識しながら音楽データの通信経路を適宜に設定することができる。操作部(スイッチ等)5Aは、読み出すべき設定データファイルの指定や画面表示された音楽データの通信経路などを変更するための各種操作子である。検出回路5は、操作部5Aの操作状態を検出する。通信インタフェース6(I/F)は、IEEE1394規格(本出願人が提唱する音楽データ通信規格であるmLAN規格)に従った音楽LANインタフェースである。該通信インタフェース6は、下位層としてのIEEE1394規格インタフェースと、その上位層としての音楽データの通信をmLAN規格で制御するための音楽LANドライバ(mLAN通信プログラム)とから構成される。音楽LANドライバは個々のノードのRAM3内に記憶された自機に関しての属性情報と結線情報とに従い、論理的な接続に基づく音楽データの転送を実現する。IEEE1394規格インタフェースはIEEE1394規格に準拠してデータ通信を行うハードウェア及びソフトウェアで構成されるインタフェースであり、各ノードを接続している通信ケーブルを介して実際に音楽データの送受信動作を行うものである。
本発明に係る接続設定装置においては、各ノード間の論理接続状況等を「音楽システム構成画面」として表示部4A上に画面表示し、この画面を参照することによってユーザは仮想的な音楽システム構成と実在的な音楽システム構成とを視覚的に比較しながら論理的な音楽システムの更新を行うことができる。こうした「音楽システム構成画面」の画面表示例を図6に示す。図6は、論理的な音楽システム構成を表示する「音楽システム構成画面」の一例を示す概念図である。この「音楽システム構成画面」は、カレントバッファに記憶された属性情報と結線情報とに基づきノードの実在の有無に関わらず全ての結線状態を含む論理的な音楽システム構成を表示する画面である。
該「音楽システム構成画面」はノードブロックと接続状況を表示した接続状況表示画面であり、カレントバッファに記憶されている属性情報と結線情報とにより表されるノードと結線とを、それぞれノードブロック表示(N1〜N4)とライン表示(L12、L14)とにより表す。この画面では、実在するノードについてはABLE態様(例えば実線かつ白色)のノードブロックで表示され、実在しないノードについてはDISABLE態様(例えば点線かつ灰色)のノートブロックで表示する。ライン表示は、各ノード間における論理端子間の接続状況を表す結線表示である。この図6に示す実施例においては、GUID(0001)のノード(N1)に対して2種のノード(N2、N4)が接続された場合の接続状況を示している。この場合、例えばノード(N1)の論理出力端子(MIDI‐OUT1)がラインL12を介してGUID(0002)のノード(N2)の論理入力端子(MIDI‐IN1)に接続され、ノード(N1)の論理出力端子(MIDI‐OUT2)がラインL14を介してGUID(0004)ノード(N4)の論理入力端子(MIDI‐IN2)に接続される。また、GUID(0003)のノード(N3)は実在するノードであるが、他のどのノード(N1、N2、N4)とも接続されていない独立状態にあるノードである。
なお、表示部4A上に表示する「音楽システム構成画面」には上記のようなMIDI信号を送受するための結線状態のみでの音楽システム構成を表示した画面と、オーディオ信号を送受するための結線状態のみでの音楽システム構成を表示した画面とがあり、いずれか一方の画面のみを選択的に表示することができる。その場合、MIDI信号に関する結線状態を表した画面ではMIDI信号用の論理端子(MIDI-IN/OUT)を具えたノードのみ、オーディオ信号に関する結線状態を表した画面ではオーディオ信号用の論理端子(AUDIO-IN/OUT)を具えたノードのみについて音楽システム構成を表示する。
なお、上記した「音楽システム構成画面」では説明の便宜上、図中においてノードブロック間をつなぐ結線のラインは一本しか記載していないが、実際の表示では接続されている論理端子の数だけ結線のラインを表示する。
上記したような「音楽システム構成画面」の初期表示は、図示しないパッチベイプログラムの起動に伴い表示される。そこで、パッチベイプログラムの動作について簡単に説明する。パッチベイプログラムが起動された場合には自動的にUpdate指示が行われて、接続されている全ノード(実在するノード)からそれぞれの属性情報及び結線情報を取り込み、これを空のカレントバッファに対して書き込む。この場合にカレントバッファに記憶される属性情報及び結線情報は、現在音楽システムに物理的に接続されている音楽システム上実在するノードに関する情報のみである。したがって、カレントバッファに記憶された属性情報の「DISABLE」には全て「0」がセットされており、該カレントバッファに記憶された属性情報と結線情報とに基づき表示される「音楽システム構成画面」の初期表示としては例えば図6に示すような全てのノード及び結線がABLE態様で表示されることになる。パッチベイプログラムは周期的にUpdate指示を行っており、その時点において物理的に接続されている実在するノードに関する属性情報及び結線情報を取得する。この際に、初期表示時点では接続されていたが新たにUpdate指示を行った時点では取り外されたノードがある場合には、カレントバッファに記憶された属性情報のうち取り外されたノードについての「DISABLE」には「1」がセットされ、「音楽システム構成画面」においても当該ノードをDISABLE態様で表示する。
また、パッチベイプログラムでは、「音楽システム構成画面」上において所定のユーザ操作が行われることに従い論理的な音楽システム構成(結線の状態など)を適宜に変更する。例えば、ユーザがカーソル等を画面上に表示された所望の出力論理端子及び入力論理端子に持っていきクリック操作すると、クリックされた出力論理端子及び入力論理端子がそれぞれ通信元又は通信先となる通信経路がカレントバッファに書き込みされる。そして、画面上においてクリックされた出力論理端子と入力論理端子とが接続されるようにしてライン表示される。更に、パッチベイプログラムでは上記処理とは別に、ユーザが以下に示すような所定の操作を行うことに伴い「読み出しによる接続処理」(後述する図7参照)を実行する。詳しくは後述するが、該「読み出しによる接続設定処理」では、読み出した設定データファイルに基づき各ノード間の論理接続を自動的に設定する。この際に、ユーザが仮想的な音楽システム構成と実在する実際の音楽システム構成とを区別することができるように、「音楽システム構成画面」を自動的に更新する。こうした「読み出しによる接続設定処理」を起動するためのユーザ操作の具体例としては、図示しないメニュー画面上の「開く(Open)」が選択されて読み出す対象とする設定データファイルが選ばれたとき(この場合をフル設定と呼ぶ)、メニュー画面上の「テンプレート開く」が選択されて読み出す対象とする設定データファイルが選ばれたとき(この場合をテンプレート設定と呼ぶ)などのように具体的に設定方法(「フル設定」か「テンプレート設定」か)が指示されたとき、あるいは前記したような具体的に設定方法を指示することなく単に設定データファイルを指示操作した場合、例えば一覧表示された設定データファイルのいずれかをダブルクリック操作したとき、アイコン化された設定データファイルをクリックしたまま「音楽システム構成画面」上の所定位置に移動するドラッグ&ドロップ操作したとき、などのユーザ操作を検出したときに起動する。このように、一部の機能として「読み出しによる接続設定処理」を含むパッチベイプログラムは、「音楽システム構成画面」上でのユーザ操作に基づいて論理的な音楽システムを構成する処理である。
そこで、ユーザにより上記した所定の操作が行われたときにのみ起動される「読み出しによる接続設定処理」について、図7〜図10に示す各図を用いて説明する。図7は、「読み出しによる接続設定処理」の一実施例を示すフローチャートである。図8は、「フル設定処理」の一実施例を示すフローチャートである。図9は、「テンプレート設定処理」の一実施例を示すフローチャートである。図10は、「読み出しによる接続設定処理」における画面更新処理(後述するステップS6参照)に伴って表示される「音楽システム構成画面」の表示態様の一実施例を示す概念図である。図10(a)は「フル設定処理」した場合、図10(b)は「テンプレート設定処理」した場合の画面表示であり、図10(c)は設定データファイル読み出し前の初期画面表示及び設定データファイルの内容を示す。ただし、ここでは、図10(c)左図に示すように設定データファイル読み出し前の初期画面表示として既に説明済みの上記図6に示したような音楽システム構成である場合に、図10(c)右図に示すような内容の情報を具えた設定データファイルを新たに読み出し(ここでは便宜的にその内容を音楽システム構成図と同様にノードブロックとラインの表示により表すが、実際の画面上には表示されない)、該設定データファイルを用いて「フル設定処理」又は「テンプレート設定処理」した場合を例にしている。以下、読み出しによる接続設定処理の処理動作について、適宜に図10を参照しながら説明する。
図7に示すように、「読み出しによる接続設定処理」では、まず読み出すように選択あるいは指示操作された(対象とされた)設定データファイルに基づき「フル設定」を行うか「テンプレート設定」を行うかを判別する(ステップS1)。すなわち、上記したようなユーザの操作状態に基づき、フル設定による音楽システム構成の更新又はテンプレート設定による音楽システム構成の更新、どちらの処理を実行するかの判別を行う。ここで、上記した操作態様のうち、具体的な操作が指示されることなく単に設定データファイルが指示操作された場合には、指示操作された設定データファイルに含まれる上記いずれかの設定を示す情報(設定フラグ)を参照して、「フル設定」又は「テンプレート設定」いずれの処理を実行するかを自動的に判別する。設定データファイルを「フル設定」として使用すると判定した場合には(ステップS2のYES)、GUIDが同じノードがあれば設定データファイルの情報へ変更する(ステップS3)。すなわち、カレントバッファにあるノードと同じGUIDをもつノードを設定データファイルから検索する。該検索の結果、カレントバッファにあるノードと同じGUIDをもつノードが設定データファイルにあれば、該ノードの属性情報と結線情報とを設定データファイルから読み出して、カレントバッファの対応するノードの情報に上書きする。この際に、結線情報は全て上書きする、属性情報はユーザが変更できる部分のデータのみ(使用する論理端子数など)を上書きする。この上書きは、抽出された全てのノードについて行う。図10(c)に示す場合においてはノードN1とノードN2とが同じGUIDをもつノードとして抽出され、これらのノードN1とN2についてのみ結線情報と属性情報とが設定データファイルの内容に上書きされる。例えば、ノードN1について図10(c)左図に示すように2つの論理端子を使用するように設定されていた結線情報が、図10(c)右図に示すように1つの論理端子のみを使用するように上書きされる。また、ノードN2については1つの論理端子を使用するように設定されていた結線情報が、2つの論理端子を使用するように上書きされる。結果として図10(a)の表示となる。ここで、属性情報の「DISABLE」などについては上書きされないことから、ノードの表示態様は初期表示のままで変わらない。例えば、初期表示においてノードN1がABLE態様で表示されている場合に、設定データファイルにおいてノードN1の「DISABLE」が「1」に設定されていたとしても、ノードN1はDISABLE態様に表示変更されることなくABLE態様のままで表示される。
ステップS4では、カレントバッファにあって設定データファイルにないGUIDをもつノードを未使用に変更する。すなわち、該当するノードのカレントバッファにある結線情報の結線を、すべて解除する(つまり結線なしに書き換える)。図10(c)では、ノードN3とノード4とが該当する。したがって、図10(a)に示すように、ノードN3とノードN4に対してはラインによる結線がない未接続状態になる。この場合、属性情報については何らの変更もしない。ステップS5では、「フル設定処理」を実行する。図8に示すように、この「フル設定処理」では、まず設定データファイルから追加ノードを検索する(ステップS11)。つまり、設定データファイルから、設定データファイルにはあるがカレントバッファにないGUIDをもつノード(追加ノード)を検索する。ステップS12では、追加ノードをDISABLE態様で表示すべきノードとしてカレントバッファへ追加する。つまり、追加ノードが検出されれば、検出した全ての追加ノードの属性情報と結線情報とを設定データファイルから読み出し、カレントバッファへ追加(新たに追加記憶)すると共に、カレントバッファに記憶した属性情報のDISABLEフラグに「1」をセットする。図10(c)では、右図にあるノードN10が追加ノードに該当する。したがって、図10(a)に示すように、このノードN10に関する属性情報と結線情報とがカレントバッファへ追加されることにより、当該ノードN10とノードN2とがラインL210で接続される。また、ノードN10の属性情報におけるDISABLEフラグに「1」がセットされることから、ノードN10は実在しないノードとしてDISABLE態様(ここでは点線かつ灰色)で表示する。なお、この場合には実在しないノードN10に接続されるラインL210もDISABLE態様(ここでは点線)で表示する。
上記したステップS2において、設定データファイルをテンプレート設定として使用すると判定した場合には(ステップS2のNO)、GUIDが同じノードがあれば設定データファイルの情報へ変更する(ステップS8)。ステップS9では、カレントバッファにあって設定データファイルにないGUIDをもつノードを未使用に変更する。ここまでの処理については、上記フル設定の場合(ステップS3及びステップS4参照)と何ら変わらない。ステップS10では、テンプレート設定処理を実行する。図9に示すように、この「テンプレート設定処理」では、まず設定データファイルから追加ノードを検索する(ステップS21)。つまり、設定データファイルから、設定データファイルにあってカレントバッファにないGUIDをもつノード(追加ノード)を検索する。すなわち、図10(c)の場合ではノードN10が追加ノードに該当する。ステップS22では、カレントバッファから引継ぎが可能なノードを検索する。つまり、カレントバッファから、DISABLEフラグが「0」(実際に音楽システムに接続されている)にセットされており、かつ、未使用(結線なし)のノード(これを引継ぎノードと呼ぶ)を検索する。ステップS23は、引継ぎノードがあるか否かを判定する。引継ぎノードがないと判定した場合には(ステップS23のNO)、ステップS29の処理へジャンプする。一方、引継ぎノードがあると判定した場合には(ステップS23のYES)、以下に示すような追加ノードの情報(属性情報の一部と結線情報)を、引継ぎノードへと引継ぎするための処理を実行する。ここで、「引継ぎ」とは追加ノードの情報を引継ぎノードの情報へ上書きすることであり、こうした「引継ぎ」は検出した追加ノードの一つずつについて実行する。図10(c)の場合には、ノードN3が引継ぎノードに該当する。
「引継ぎ」処理としては、まず一つの追加ノードの属性情報と結線情報を読み出す(ステップS24)。つまり、記録された順番など、予め決められた順番で検出した追加ノードを一つずつ引継ぎの対象として取り出す。ステップS25では、対象の追加ノードの情報を引継げる引継ぎノードを検索する。つまり、対象の(読み出した)追加ノードの属性情報にあるモデルIDと同じモデルIDをもつ引継ぎノードをカレントバッファから検索する。ステップS26では、該当する引継ぎノードがあるか否かを判定する。該当する引継ぎノードがある場合には(ステップS26のYES)、該当する引継ぎノードへ対象の追加ノードの情報を引継ぐ。この際に、結線情報についてはすべて上書きし、属性情報についてはユーザが変更できる部分のデータのみ(使用する論理端子数など)を上書きする。ステップS28では、追加ノードに残りがあるか否かを判定する。追加ノードに残りがある場合には(ステップS28のNO)、ステップS24の処理に戻って上記各処理を繰り返し実行する。追加ノードに残りがない場合には(ステップS28のYES)、引継ぎされなかった追加ノードをDISABLE態様で表示するノードとしてカレントバッファへ追加する(ステップS29)。つまり、引継ぎされなかった追加ノード(引継ぎノードが初めからなかった場合には検出した全ての追加ノードが該当する)の属性情報と結線情報とを設定データファイルから読み出し、カレントバッファへ追加(新たに追加記憶)し、属性情報のDISABLEフラグに「1」をセットする。
ステップS6では、新たなカレントバッファの情報に基づいて画面を更新する。つまり、変更後のカレントバッファの情報に基づいて、「音楽システム構成画面」におけるノードブロックと結線のラインを表示しなおす。ステップS7では、新たなカレントバッファの情報に基づいて音楽システムを更新する。つまり、新たなカレントバッファの結線情報と属性情報の一部を該当する(GUIDが同一の)実際のノードへそれぞれ送信して、それぞれのノードに自機の状態(結線など)を更新させる。このようにして、読み出した設定データファイルに基づき論理的な音楽システム構成をフル設定又はテンプレート設定により更新することができ、該更新した論理的な音楽システム構成を画面上に表示する際には仮想的な音楽システム構成と実在的な音楽システム構成とを同時に表示するとともに、その二つの構成を視覚的に区別するように異なる表示態様で表示するので、ユーザは仮想的な音楽システム構成と実在的な音楽システム構成とのそれぞれを簡単に認識することができるようになる。また、設定データファイルを読み出すときに、その設定データファイルに係る論理的な音楽システム中にある実在しないノードの構成(結線の状態など)を、実在しているノードのうちの所定の条件を満たすノードへ自動的に引き継がせることができるので、設定データファイルから読み出した論理的な音楽システム構成中の実在しないノードの構成(結線の状態など)を、簡単且つ迅速に、実在する実際のノードへ引き継がせることができるようになる。
なお、「音楽システム構成画面」に表示されたノードブロックと結線のラインに所定の指示操作を加えることにより、ノードの削除や結線の変更による論理的な音楽システム構成の変更を行うことができる。こうした変更が行われた場合には、該変更にあわせてカレントバッファ内の情報を書き換えるとともに、新たなカレントバッファ内の情報を該音楽システムを構成する各ノードへ反映させる。例えば、ユーザは当該「音楽システム構成画面」上においてライン表示を追加したり適宜のノードと接続するように移動したり、またDISABLE態様で表示されたノードブロック(実在しないノード)をABLE態様で表示されたノードブロック(実在するノード)に重ねるなどの所望の操作を行うことによって、論理的な音楽システム構成の変更を行うことができる。
なお、テンプレートの設定処理において、一つの追加ノードに対してその情報を引き継ぎ可能なノード(引継ノード)が複数ある場合には、いずれか一つをユーザに選択させたり、予め決められた規則によりいずれか一つを自動的に選択する方法などが考えられる。また、引継ノードがある場合でも引き継がせることのないように、個々の追加ノードについて提示する手段を追加することが考えられる。
この発明に係る接続設定装置を適用する音楽システム構成の一実施例を示すブロック図である。 この発明に係る接続設定装置の全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。 属性情報のデータ構成の一実施例を示す概念図である。 結線情報のデータ構成の一実施例を示す概念図である。 設定データファイルのデータ構成の一実施例を示す概念図である。 論理的な音楽システム構成を表示する「音楽システム構成画面」の一例を示す概念図である。 読み出しによる接続設定処理の一実施例を示すフローチャートである。 フル設定処理の一実施例を示すフローチャートである。 テンプレート設定処理の一実施例を示すフローチャートである。 音楽システム構成画面の表示態様の一実施例を示す概念図であり、図10(a)はフル設定処理時の画面表示、図10(b)はテンプレート設定処理時の画面表示、図10(c)は設定データファイル読み出し前の初期画面表示及び設定データファイル内容を示す。
符号の説明
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…表示回路、4A…表示部、5…検出回路、5A…操作部、6…通信インタフェース、1D…通信バス(データ及びアドレスバス)、L…通信ケーブル、N…ノード

Claims (4)

  1. 一の論理的な音楽システムを構成する複数のノードとそれら相互の論理接続に従う通信経路の状態とを表示する表示手段と、
    一の論理的な音楽システムを構成する全てのノードごとの属性情報と結線情報とを少なくとも含んでなる一の設定データファイルを異なる音楽システム構成毎に記憶する記憶手段と、
    前記記憶した設定データファイルのいずれかを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出した設定データファイルの音楽システム構成に含まれる各ノードを前記表示した音楽システム構成に含まれるノードと比較する比較手段と、
    前記比較に基づき一致したノードについて、該ノードに関する属性情報及び結線情報とを設定データファイルから読み出し、該読み出した各情報にあわせて表示したノードに関する情報を変更する変更手段と、
    前記比較に基づき一致しないノードについて、該ノードを特殊態様で表示する仮想ノードとして前記表示した音楽システム構成に追加する追加手段と
    を具備した接続設定装置。
  2. 前記比較に基づき一致しないノードについて、該ノードを特殊態様で表示する仮想ノードとして前記表示した音楽システム構成に追加する前に、表示した音楽システム構成における他のどのノードとも論理接続されていない未使用のノードの中から類似するノードを検索する検索手段を具えてなり、
    前記検索に基づき類似するノードがある場合には一致しないノードに関する属性情報及び結線情報とを設定データファイルから読み出し、該読み出した各情報にあわせて類似するノードに関する情報を変更する一方で、前記検索に基づき類似するノードがない場合には該一致しないノードを特殊態様で表示する仮想ノードとして前記表示した音楽システム構成に追加することを特徴とする請求項1に記載の接続設定装置。
  3. 前記記憶手段は、設定データファイル毎に前記検索手段による類似ノードの検索を行うか否かを指示する指示情報を記憶することを特徴とする請求項2に記載の接続設定装置。
  4. コンピュータに、
    一の論理的な音楽システムを構成する複数のノードとそれら相互の論理接続に従う通信経路の状態とを表示する手順と、
    一の論理的な音楽システムを構成する全てのノードごとの属性情報と結線情報とを少なくとも含んでなる一の設定データファイルを異なる音楽システム構成毎に記憶する手順と、
    前記記憶した設定データファイルのいずれかを読み出す手順と、
    前記読み出した設定データファイルの音楽システム構成に含まれる各ノードを前記表示した音楽システム構成に含まれるノードと比較する手順と、
    前記比較に基づき一致したノードについて、該ノードに関する属性情報及び結線情報とを設定データファイルから読み出し、該読み出した各情報にあわせて表示したノードに関する情報を変更する手順と、
    前記比較に基づき一致しないノードについて、該ノードを特殊態様で表示する仮想ノードとして前記表示した音楽システム構成に追加する手順と
    を実行させるためのプログラム。
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