JP2005264648A - 屋根板取付け金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
タイトフレーム上での係止部材の安定性を向上するとともに、係止部材を正確な位置に固定できるようにすること。
【解決手段】
帯状の金属板を折曲して形成され、下地材12上に固定される水平の固定部17から、山形をなす山形部18を上方へ延設したタイトフレーム15と、該タイトフレーム15の山形部18の頂部に固定されて屋根板14を係止固定する係止部材16とを有し、上記タイトフレーム15の山形部18における頂部の左右方向の一方側には、屋根板14を受ける受け部19を設け、他方側には、上記係止部材16を上下方向に締め付けて固定すべく上記受け部14よりも低い係止部材固定部20を設けた屋根板取付け金具13であって、上記係止部材固定部20における反受け部側の部位に、固定される係止部材16の端部位置を規制すべく隆起する規制部22を形成し、該規制部22の高さを、上記受け部19の高さよりも低く設定した屋根板取付け金具13。
【選択図】 図3

Description

この発明は、金属製の屋根板を下地材上に取り付けるための屋根板取付け金具であって、より詳しくは、下地材の上に固定されるタイトフレームと、該タイトフレーム上に固定される係止金具との結合が強固に行えるような屋根板取付け金具に関する。
タイトフレームを用いた屋根板取付け金具には、図10に示したようなものがある(例えば、下記特許文献1等参照)。
この屋根板取付け金具101のタイトフレーム102は、帯状の金属板を折曲して形成され、下地材103上に固定される固定部104と、これら固定部104間において上方へ延設されて山形をなす山形部105とからなる。そして山形部105の頂部106は、左右方向の一方(図面左側)を高く、他方(図面右側)をそれよりも低く形成して、高い方を、屋根板107を受ける受け部108に、低い方を、係止部材としての吊子109を固定するための吊子固定部110に設定している。吊子固定部110は水平に形成され、吊子109は、タイトフレーム102に固定されたボルト111と、このボルト111に対して上から螺合するナット112で締め付けて固定される。
しかし、このような屋根板取付け金具101を用いて屋根板107の取付けを行う場合、作業員は屋根板107の上に乗り、屋根板107を踏み付けるため、吊子109には大きな荷重が掛かる。荷重は、下に向けての荷重のほかに、左右方向にもかかる。吊子109には、屋根板取付け作業において吊子109の上端の係止縁109aを屋根板107の上端縁107aに係止してからタイトフレーム102に対し固定する必要がある関係上、ボルト111を通す孔113を左右方向に長い長孔で形成しているので、左右方向に荷重がかかれば、吊子109は左右方向にすべる可能性がある。にもかかわらず、上述のように吊子109は、ボルト111ナット112による締め付けだけで固定されているので、吊子109のすべりを阻止して安定した固定状態を維持するのは、実質的にボルト111ナット112による締め付け力に掛かっており、締め付け不良があった場合や緩みが発生した場合には、屋根板の取付け強度が低下してしまうおそれがある。
また、上述のように吊子109には左右方向に長い長孔が形成されているので、吊子の固定作業が所望通りにきっちりと行われない場合、吊子の左右方向での位置が締め付け時にずれる可能性がある。吊子の位置が左右方向にずれていた場合には、屋根板を固定した後に、屋根板の馳締め部が一直線にならずうねってしまい、外観上見劣りがする難点がある。
さらに、屋根板107の取付け作業で作業員が屋根板107を踏み付けるわけであるが、タイトフレーム102の吊子固定部110側には、屋根板107を受ける受けがなく、例えば図10に仮想線で示したように、屋根板107が変形することがある。屋根板107が変形すれば、その部分に傷ができて、腐蝕を招来する事になってしまう。
特許第3120173号公報
そこでこの発明は、タイトフレーム上での係止部材の安定性を向上するとともに、係止部材を正確な位置に固定できるようにすることを主たる課題とする。また、屋根板の固定に際して屋根板に傷ができることを阻止できるようにすることを課題とする。
そのための手段は、帯状の金属板を折曲して形成され、下地材上に固定される水平の固定部から、山形をなす山形部を上方へ延設したタイトフレームと、該タイトフレームの山形部の頂部に固定されて屋根板を係止固定する係止部材とを有し、上記タイトフレームの山形部における頂部の左右方向の一方側には、屋根板を受ける受け部を設け、他方側には、上記係止部材を上下方向に締め付けて固定すべく上記受け部よりも低い係止部材固定部を設けた屋根板取付け金具であって、上記係止部材固定部における反受け部側の部位に、固定される係止部材の端部位置を規制すべく隆起する規制部を形成し、該規制部の高さを、上記受け部の高さよりも低く設定した屋根板取付け金具であることを特徴とする。
すなわち、係止部材をタイトフレームの係止部材固定部に対して、上下方向に締め付けて固定したとき、係止部材は規制部によって左右方向での位置を規制され、係止部材を所定の位置に正確に保持できるとともに、締め付けのための手段にかかる負荷を低減できる。
また、規制部の高さは、屋根板を受ける受け部の高さよりも低いので、係止部材をタイトフレームに固定する時には、係止部材を傾けることができ、係止部材をタイトフレーム上に固定する作業は容易に行える。
上記係止部材における上記規制部の上方位置に、タイトフレームの上記受け部と面一の高さになる第2受け部を形成するもよい。係止部材固定部側においても屋根板を支持し、屋根板の変形、傷付きを阻止することができる。
この場合には、上記係止部材における第2受け部の下に、タイトフレームに対して固定された時に規制部に対して上から当接する当接部を垂設するとよい。第2受け部に掛かる荷重を、当接部を介してタイトフレームで支持するので、耐力を向上できる。
上記係止部材を、上端に屋根板との係止を行う係止縁を有するとともに、下端に係止部材固定部に対して接地し締め付けられる被締結部を有した吊子と、該吊子の被締結部に対して上から載置される補助金具とで構成すもよい。吊子の被締結部は、補助金具で押え付けられて強力に固定されるので、負圧にも強い固定状態が得られる。またこの場合、補助金具に上記第2受け部や当接部を形成するとよい。
別の手段は、上記屋根板取付け金具を用いた屋根であることを特徴とする。
以上のようにこの発明によれば、タイトフレームの係止部材固定部における反受け部側の部位に、固定される係止部材の端部位置を規制すべく隆起する規制部を形成しているので、係止部材の左右方向での位置を所望通りに設定できるとともに、左右方向での位置ずれを阻止できる。
このため、吊子を正確な位置に固定できるので、屋根板を取付けた時に屋根板の馳締め部を真っ直ぐにすることができ、外観を良好にできる。
しかも、規制部が係止部材の左右方向での位置ずれを阻止するため、係止部材の固定のための手段に掛かる負荷を低減できる。換言すれば、係止部材に掛かる荷重を分担して支持できるので、固定強度を向上し、係止部材の安定性を良好にできる。
また、タイトフレームに形成する規制部の高さを、受け部の高さよりも低く設定しているので、係止部材をタイトフレームに対して固定する時に、係止部材を傾けた状態で係止部材固定部に載せることができる。このため、固定作業は容易に行える。
係止部材におけるタイトフレームの規制部の上方位置に、タイトフレームの受け部と面一の高さになる第2受け部を形成した場合には、屋根板を受ける受け部とは反対側の係止部材固定部側においても屋根板を受けることができる。このため、屋根板取付け作業時に屋根板を踏み付けても屋根板が変形することを阻止し、屋根板の傷付き、腐蝕を防止できる。
係止部材と屋根板との係止の方法には、馳締め部を変形させるほか、前記特許文献1に開示されている屋根のように、屋根板の馳締め部を、上から踏み付けることでばね性を利用して固定するものもあるが、このように上から積極的に踏み付けて屋根板の係止を行う場合に採用すれば、より際立った効果を認識できる。
また、上記第2受け部の下に、タイトフレームに対して固定された時に規制部に対して上から当接する当接部を垂設した場合には、屋根板を通して掛かる荷重を第2受け部のみではなく、当接部を介してタイトフレームで受けることができるので、強度を高めることができるとともに、係止部材を締め付けている手段に対する負荷も低減できる。
係止部材を、吊子と、該吊子の被締結部に対して上から載置される補助金具とで構成すると、係止部材を吊子のみで構成する場合とは異なり、補助金具に、上記第2受け部や当接部を形成することができる。つまり、吊子と補助金具の役割を分担することができて、各部材の厚みや形状等を自由に設定して、強度やコスト等において所望の状態の屋根板取付け金具を得ることができる。
また、このような屋根板取付け金具を用いて形成した屋根は、屋根板取付け金具が上述のような作用・効果を達成するので、強度が高く外観美麗な屋根となる。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、屋根11の構造を示す説明図であり、この図に示すように屋根11は、H鋼等の下地材12の上に固定された屋根板取付け金具13(以下、取付け金具という)で屋根板14を固定して構成される。
取付け金具13は、下地材12に対して固定されるタイトフレーム15と、該タイトフレーム15に固定されて屋根板14を係止固定する係止部材16とからなる。
タイトフレーム15は帯状の金属板を折曲して形成され、下地材12上に固定される水平の固定部17から、山形をなす山形部18を上方へ延設した形状で、図示例のタイトフレーム15では、山形部18を2つ有し、固定部17を3つ有したニ連タイプの形状である。
そして、山形部18の頂部における左右方向の一方側(図面左側)には、図2、図3に示したように、取付ける屋根板14を受ける受け部19を形成し、他方側(図面右側)には、上記係止部材16を上下方向に締め付けて固定すべく上記受け部19よりも低い係止部材固定部20を形成している。これら受け部19と係止部材固定部20との間は略垂直の連結部21で連結されている。
また、上記係止部材固定部20の反受け部側の端部に、固定される係止部材16の端部位置を規制すべく隆起する規制部22を形成している。この規制部22は、係止部材固定部20から見て上記受け部19よりも低く形成し、上面を平坦に形成している。
係止部材固定部20の中央部には、係止部材16を固定するために、先端側を上に向けたボルト23をカシメ固定している。
図中24は、補強用のリブであり、タイトフレーム15の幅方向の中間部を、固定部17においては上へ凸に、山形部18においては下へ凸に、タイトフレーム15の長さ向の全体にわたって形成されている。
上記係止部材16は、吊子25と補助金具26とで構成される。
吊子25は、全体として正面視略L字状に形成され、上端に、屋根板14との係止を行う係止縁27を有するとともに、垂直な垂直部28を介して、下端に、上記係止部材固定部20に対して接地し締め付けられる被締結部29を有した形状に、金属板で形成されている。
被締結部29の左右方向の長さは、タイトフレーム15の上記係止部材固定部20に嵌合対応する長さに形成され、反垂直部側の端縁には、垂直部28と対向するとともに、タイトフレーム15に固定した時に規制部22の側面に当接する端縁部30を立設している。
また、被締結部29の中央部には、左右方向に長い長孔29aを形成するとともに、前後方向の端縁には、方形状の耳部31,31を延設している。この耳部31は、上方へ逆L字状に折り返されて、吊子25を補助金具26と一体にするために利用される。
補助金具26は、吊子25の被締結部29に対して上から載置されるもので、吊子25よりも厚みの厚い金属板を折曲して形成している。その形状は、吊子25の上記垂直部28の下側部分に重合する垂直重合部32と、上記被締結部20に重合する水平重合部33と、上記端縁部30に重合して立ち上がる立ち上がり重合部34と、該立ち上がり重合部34の上端から外側へ向けて水平に張り出す第2受け部35と、該第2受け部35から下へ延びるとともに、タイトフレーム15に対する固定時に上記規制部22上面に当接する当接部36とを有したものである。
上記第2受け部35の上下方向の位置、すなわち高さは、タイトフレーム15に対して固定した時に、タイトフレーム15の受け部19と面一になる高さであって、取付ける屋根板14を受け、掛かる荷重を支えられる高さである。
また、上記水平重合部33には、吊子25に形成した長孔29aと同一形状の長孔33aを形成している。
図中37は、補強用のリブであって、そのリブ37に対応する位置には、図示はしないが、同様のリブが吊子25にも形成されている。
この補強金具26は、吊子25の上に重合したあと、吊子25の上記耳部31が折り曲げられることで、吊子25に一体化される。
このように構成されたタイトフレーム15と係止部材16を有する取付け金具13は、次のように使用される。
下地材12上の所定位置にタイトフレーム15の固定部17を溶接等で固定する。続いて、屋根板14をタイトフレーム15の上に乗せる。このとき、図1に示したように、係止部材16はタイトフレーム15から分離された状態である。そして、タイトフレーム15の山形部18の一方側、つまり受け19を有する側に乗せられた屋根板14の一方側の上端縁14aに、係止部材16の吊子25の係止縁27を係止してから、係止部材16をタイトフレーム15の係止部材固定部20に固定する。
すなわち、係止部材16を係止部材固定部20に対して降ろし、係止部材16の長孔29a,33aをボルト23に嵌挿するわけであるが、このとき、係止部材固定部20の隆起部22は、受け部19よりも低く形成されているので、係止縁27を屋根板14の上端縁に係止した係止部材16は、傾けても係止部材固定部20に乗せることが可能で、図4に矢印で示したように、図面上時計回りに姿勢を回転させながら乗せると、係止部材16の端部位置は、規制部22の側面部にぴたっと当接し、左右方向に位置規制された状態で取付けられる。この状態でボルト23対してナット38を螺合し、上下方向に締め付けて固定する。吊子25と補助金具26とからなる係止部材16は一体であるので、取付け作業は簡単である。
続いて、別の屋根板14における他方側の上端縁14b(図1参照)を吊子25の係止縁27に係合させるようにタイトフレーム15上に載せてから屋根板14の上記上端縁14bを馳締めし、取付け状態を保持する。すると、図3に示したように、タイトフレーム15の受け部19が一方の屋根板14を受けるのはもちろんのこと、係止部材16に設けた第2受け部35が他方の屋根板14を受ける。そして屋根板14を受ける第2受け部35から垂設した当接部36は、タイトフレーム15の規制部22に上から当接する。
このため、上記他方の屋根板14対して掛かる荷重は、タイトフレーム15によってしっかりと支持されることになり、高い強度を得ることができる。
以上のように、タイトフレーム15の規制部22が係止部材16の左右方向の位置を規制するので、係止部材16を所望の正確な位置に固定することができる。このため、屋根11の馳締め部を真っ直ぐにすることができ、外観美麗な屋根11を得られる。
しかも、規制部22は隆起しており左右方向での係止部材16の位置ずれを阻止するので、係止部材16を固定するボルト23ナット38に掛かる負荷を低減できる。つまり、係止部材16に掛かる荷重を分担して支持できるので、固定強度を向上し、係止部材16の安定性を良好にできる。
また、タイトフレーム15に形成する規制部22の高さは、受け部19の高さよりも低いので、係止部材16をタイトフレーム15に対して固定する時に、係止部材16を傾けた状態から係止部材固定部20に載せることができ、固定作業は容易に行える。
さらに、係止部材16に第2受け部35を形成しているので、屋根板14を受ける受け部19とは反対側の係止部材固定部20側においても屋根板14を受けることができる。このため、屋根板取付け作業時に屋根板14を踏み付けても屋根板14が変形することを阻止し、屋根板14の傷付きや、それに伴う腐蝕を防止できる。
しかも、その第2受け部35の下に当接部36を垂設して、掛かる荷重をタイトフレーム15で受けるようにしているので、強度を高めることができるとともに、係止部材16を締め付けているボルト23ナット38に対する負荷も低減できる。
また、係止部材16を、吊子25と、該吊子25の被締結部29に対して上から載置される補助金具26とで構成し、補助金具26に第2受け部35と当接部36を形成しているので、係止部材16を吊子25のみで構成する場合とは異なり、吊子25と補助金具26との間で役割を分担することができる。このため、上述のように補助金具26の厚みを吊子25のそれに比して厚くして、所望の強度を得られる。また、第2受け部35や当接部36を有する特別の吊子を用いずとも済むので、コスト等の点でも利点を有する。
このように、取付け金具の強度が高く、屋根板を変形させずにしっかりと支持できるので、強く、しかも外観美麗な屋根を得ることができる。
この発明は、上記一形態の構成のみに限定されるものではない。
例えば吊子は、上記一形態では、いわゆる角ハゼタイプのものを使用した例を示したが、例えば図2に仮想線で示したような丸ハゼタイプのものなど、他の形態の吊子を用いるもよい。
また、タイトフレームは、ニ連タイプのものを例示したが、一山タイプのものであるも、三連以上のタイプのものであるもよい。
その他の例を、以下図面を用いて説明する。
例えば、図5、図6に示したように、吊子25と補助部材26とからなる係止部材16は予め一体化せずともよい。また、係止部材16を構成する補助金具26には、図5のように垂直重合部32、水平重合部33、立ち上がり重合部34、第2受け部35のみを形成するもよく、また図6に示したように、水平重合部33のみを形成するもよい。
なお、上記構成と同一又は同様の部位については、同一の符号を付して、その詳しい説明を省略した。以下同様である。
図7は、係止部材16の他の例を示し、吊子25の被締結部29における前後方向の長さを、タイトフレーム15の係止部材固定部20のそれと嵌合対応する長さに設定し、前後両側縁には、L字形の耳部31を垂設している。そして、水平重合部33のみで形成した補助金具26の前後方向の両側縁には、図7に仮想線で示したように耳部31の先を折り返したときに挟み込まれる垂下部33b,33bを垂設している。このように構成すると、係止部材16は耳部31と垂下部33bとにより前後方向にも位置決めされ、固定時の安定性をより一層高められる。
図8も、係止部材16の他の例を示し、これは係止部材を吊子25のみで構成した例である。すなわち、吊子25の端縁部30を上述例の吊子の場合よりも高く延設し、上端に第2受け部35を一体に形成するとともに、該第2受け部35から下に、当接部36を垂設している。吊子25の被締結部29における前後方向の両側縁には、仮想線で示したように、上又は下へ折曲される補強縁39を形成するとよい。
図9は、タイトフレーム15における山形部18頂部の他の例を示している。すなわち、受け部19、連結部21、係止部材固定部20にかけて、前後方向の両側縁を下に折り曲げて、補強用のリブ40を形成するもよい。図9(a)は、リブ40を受け部19から係止部材固定部20のみに形成した例で、図9(b)は、リブ40をそれよりも広く形成した例を示している。このようなリブ40を、上述した幅方向中間のリブ24と組み合わせることによって、より高い強度を得ることができ、取付け金具全体しての強度を高められる。
屋根の構造を示す説明図。 要部の分解斜視図。 要部の断面図。 作用状態の正面図。 他の例に係る係止部材の分解斜視図。 他の例に係る係止部材の分解斜視図。 他の例に係る係止部材の分解斜視図。 他の例に係る係止部材の分解斜視図。 他の例に係るタイトフレームの部分斜視図。 従来技術の説明図。
符号の説明
11…屋根
12…下地材
13…屋根板取付け金具
14…屋根板
15…タイトフレーム
16…係止部材
17…固定部
18…山形部
19…受け部
20…係止部材固定部
22…規制部
23…ボルト
25…吊子
26…補助金具
27…係止縁
29…被締結部
35…第2受け部
36…当接部
38…ナット

Claims (5)

  1. 帯状の金属板を折曲して形成され、下地材上に固定される水平の固定部から、山形をなす山形部を上方へ延設したタイトフレームと、該タイトフレームの山形部の頂部に固定されて屋根板を係止固定する係止部材とを有し、上記タイトフレームの山形部における頂部の左右方向の一方側には、屋根板を受ける受け部を設け、他方側には、上記係止部材を上下方向に締め付けて固定すべく上記受け部よりも低い係止部材固定部を設けた屋根板取付け金具であって、
    上記係止部材固定部における反受け部側の部位に、固定される係止部材の端部位置を規制すべく隆起する規制部を形成し、
    該規制部の高さを、上記受け部の高さよりも低く設定した
    屋根板取付け金具。
  2. 前記係止部材における前記規制部の上方位置に、タイトフレームの前記受け部と面一の高さになる第2受け部を形成した
    請求項1に記載の屋根板取付け金具。
  3. 前記係止部材における第2受け部の下に、タイトフレームに対して固定された時に規制部に対して上から当接する当接部を垂設した
    請求項2に記載の屋根板取付け金具。
  4. 前記係止部材を、上端に屋根板との係止を行う係止縁を有するとともに、下端に係止部材固定部に対して接地し締め付けられる被締結部を有した吊子と、該吊子の被締結部に対して上から載置される補助金具とで構成した
    請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の屋根板取付け金具。
  5. 前記請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の屋根板取付け金具を用いた
    屋根。
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