JP2005263487A - 画像記録装置及び記録材料搬送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 同時露光を行う際に走査むらが発生するのを抑える。
【解決手段】 写真プリンタの露光部内に搬送装置39を設ける。搬送装置39内の露光位置41の上流側と下流側とに、それぞれ第1及び第2搬送ローラ対43,44を設ける。第1搬送ローラ対43の第1ニップローラ46及び第2搬送ローラ対44の第2ニップローラ50を、記録紙シート31a,31bを挟持する挟持位置と、挟持を解除する挟持解除位置との間で移動可能にする。記録紙シート31a,31bの先端辺の中で最も上流側にあるものが、第2ニップローラ50を通過した後に、この第2ニップローラ50を挟持位置に移動させる。記録紙シート31a,31bの後端辺の中で最も下流側にあるものが、第1ニップローラ46から離れる前に、この第1ニップローラ46を挟持解除位置に移動させるようにしたので、同時露光を行う際に走査むらが発生するのを抑えられる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、並列搬送されるカットシート状の記録材料を搬送する方法、及びこの搬送方法を適用した画像記録装置に関するものである。
例えば、写真プリンタでは、カットシート状の感光材料を複数の搬送ローラ対を用いて副走査方向に挟持搬送しながら、記録光を副走査方向と直交する主走査方向に走査して、いわゆる走査露光による画像記録を行っている。単位時間当たりの処理能力(枚数)を上げるために、主走査方向に複数の同じサイズまたは異なるサイズの感光材料を並べて搬送しながら同時露光を行うことが好ましく行われる。(特許文献1参照)。
高品質な写真プリントを得るには、走査露光時に感光材料を精密に搬送する必要があるが、感光材料の先端辺が搬送ローラ対に突き当たる時や、その後端辺が搬送ローラ対から抜け出る際の衝撃によって負荷変動が発生する。これにより、所謂走査むらが発生して写真プリントの品質が著しく低下してしまう。そのため、特許文献2に記載されているように、感光材料の先端辺が、露光位置の下流に配置された搬送ローラ対に達する際には、この搬送ローラの挟持状態を解除した解除状態にしておき、先端辺が搬送ローラ対のローラ間を通過してから、感光材料を挟持させる。そして、この感光材料の後端辺が、露光位置の上流に配置された搬送ローラ対から抜け出る前に、感光材料の挟持を解除させるようにしている。また、並列搬送されている感光材料を同時露光する場合には、特許文献3に記載されているように各搬送ローラ対を並列に配置して、各列毎の感光材料のサイズなどに応じて、個々の搬送ローラ対の挟持と挟持解除とを切り替えるようにしたので、並列搬送されている感光材料を同時露光する場合においても、走査むらの発生を抑えることができる。
特開平08−314022号公報 特開平11−046262号公報 特開2003−241321号公報
前記特許文献3に記載されているように、感光材料の列数分だけ搬送ローラ対を並列配置することで、一見、全ての列の走査むらの発生を抑えることはできるように思われるが、複数の搬送ローラ対に対し、挟持、挟持解除の切り替えをそれぞれ独立して行っているため、機構が複雑になってしまう。また、主走査方向に並べられた感光材料のサイズ(送り長さ)が異なっていたり、先端辺の位置がずれている場合には、隣列の感光材料との挟持及び挟持解除のタイミングを変える必要があり、制御が複雑化する。さらに、隣り合う搬送ローラ対の挟持、挟持解除のタイミングが異なると、負荷変動が発生してしまい、結果として隣り合う列で走査むらが生じてしまう。加えて、複数の搬送ローラ対にまたがるような幅広の感光材料の場合にも、隣り合う搬送ローラ対の挟持、挟持解除のタイミングを適切に設定しないと負荷変動が発生して、走査むらが生じるおそれがある。
本発明は上記問題を解決するためのものであり、機構や制御を複雑にすることなく、同時露光時に走査むらが発生するのを抑えるようにした画像記録装置及び記録材料搬送方法を提供することを目的とする。
本発明は、シート状の記録材料の記録位置を挟んで搬送方向上流側に第1搬送ローラ対を配置するとともに、搬送方向下流側に第2搬送ローラ対を配置し、前記第1及び第2搬送ローラ対で複数の記録材料を並列搬送しながら、前記記録位置において画像記録を行う画像記録装置において、前記第1及び第2搬送ローラ対を、前記記録材料を挟持搬送する挟持状態と、前記記録材料の挟持を解除する解除状態または前記記録材料の挟持力を前記挟持状態よりも弱める弱挟持状態との間で切り替え可能な切替機構と、前記記録材料の通過を各列毎に検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づき、前記第1搬送ローラ対により並列に搬送される複数の記録材料のうち、最後に通過が検出された記録材料の先端辺が前記解除状態または前記弱挟持状態にある前記第2搬送ローラ対を通過した後に、前記第2搬送ローラ対を前記挟持状態に切り替えるように前記切替機構を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、シート状の記録材料の記録位置を挟んで搬送方向上流側に第1搬送ローラ対を配置するとともに、搬送方向下流側に第2搬送ローラ対を配置し、前記第1及び第2搬送ローラ対で複数の記録材料を並列搬送しながら、前記記録位置において画像記録を行う画像記録装置において、前記第1及び第2搬送ローラ対を、前記記録材料を挟持搬送する挟持状態と、前記記録材料の挟持を解除する解除状態または前記記録材料の挟持力を前記挟持状態よりも弱める弱挟持状態との間で切り替え可能な切替機構と、前記記録材料の通過を各列毎に検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づき、前記第1搬送ローラ対により並列に搬送される各記録材料の後端辺のうち、最初に通過が検出されたものが前記挟持状態にある前記第1搬送ローラ対から離れる前に、前記第1搬送ローラ対を前記解除状態または前記弱挟持状態に切り替えるように前記切替機構を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記第1及び第2搬送ローラ対は、それぞれモータ駆動される第1及び第2駆動ローラと、前記切替機構により前記第1及び第2駆動ローラとの間で前記記録材料を挟持する挟持位置、及び記録材料の挟持を解除した解除位置の間で移動可能な第1及び第2可動ローラとから構成され、並列搬送される前記記録材料の側端辺の中で最も外側に位置する両側端辺が、前記第1及び第2可動ローラのニップバランス中心線に対して略対称な位置にあるように、各記録材料の幅方向位置を調整する幅方向位置調整手段を設けることが好ましい。
また、並列搬送される前記記録材料を支持する搬送ガイドと、前記第1搬送ローラ対と前記記録位置との間で前記記録材料を前記搬送ガイドに押さえ付ける複数の第1押さえローラと、前記記録位置と前記第2搬送ローラ対との間で前記記録材料を前記搬送ガイドに押さえ付ける複数の第2押さえローラとを備え、前記第1及び第2押さえローラは、それぞれ前記切替機構により前記記録材料を押さえ付ける押さえ付け状態と、前記記録材料の押さえ付けを解除する押さえ付け解除状態との間で切替可能であり、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づき、前記第1搬送ローラ対により並列に搬送される複数の記録材料のうち、最後に通過が検出された記録材料の先端辺が前記押さえ付け解除状態にある前記第2押さえローラを通過した後に、前記第2押さえローラを前記押さえ付け状態に切り替えるとともに、各記録材料の後端辺の中で最初に通過が検出されたものが、前記押さえ付け状態にある前記第1押さえローラから離れる前に、前記第1押さえローラを前記押さえ付け解除状態に切り替えるように前記切替機構を制御することが好ましい。
また、前記制御手段は、前記挟持状態にある前記第1搬送ローラ対が前記解除状態または前記弱挟持状態に切り替えられる際に、前記記録位置で画像記録される前記記録材料上の画像記録位置と、前記押さえ付け状態にある前記第1押さえローラが前記押さえ付け解除状態に切り替えられる際に、前記記録位置で画像記録される前記記録材料上の画像記録位置とがずれるように、前記切替機構を制御することが好ましい。
また、前記制御手段は、前記解除状態または前記弱挟持状態にある前記第2搬送ローラ対が前記挟持状態に切り替えられる際に、前記記録位置で画像記録される前記記録材料上の画像記録位置と、前記押さえ付け解除状態にある前記第2押さえローラが前記押さえ付け状態に切り替えられる際に、前記記録位置で画像記録される前記記録材料上の画像記録位置とがずれるように、前記切替機構を制御することが好ましい。
また、前記検出手段は、並列搬送される前記記録材料の各列毎に配置された単列用検出センサ、或いは、前記並列搬送される前記記録材料の通過を各列毎に検出可能なライン型の検出センサであることが好ましい。
また、本発明は、シート状の記録材料の記録位置を挟んで搬送方向上流側に第1搬送ローラ対を配置するとともに、搬送方向下流側に第2搬送ローラ対を配置し、前記第1及び第2搬送ローラ対で複数の記録材料を並列搬送しながら、前記記録位置において画像記録を行う画像記録装置の記録材料搬送方法において、前記第1及び第2搬送ローラ対を、前記記録材料を挟持搬送する挟持状態と、前記記録材料の挟持を解除する解除状態または前記記録材料の挟持力を前記挟持状態よりも弱める弱挟持状態との間で切り替え可能にするとともに、並列搬送される前記記録材料の通過を各列毎に検出して、この検出結果に基づき、前記第1搬送ローラ対により並列に搬送される複数の記録材料のうち、最後に通過が検出された記録材料の先端辺が前記解除状態または前記弱挟持状態にある前記第2搬送ローラ対を通過した後に、前記第2搬送ローラ対を前記挟持状態に切り替えるようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、シート状の記録材料の記録位置を挟んで搬送方向上流側に第1搬送ローラ対を配置するとともに、搬送方向下流側に第2搬送ローラ対を配置し、前記第1及び第2搬送ローラ対で複数の記録材料を並列搬送しながら、前記記録位置において画像記録を行う画像記録装置の記録材料搬送方法において、前記第1及び第2搬送ローラ対を、前記記録材料を挟持搬送する挟持状態と、前記記録材料の挟持を解除する解除状態または前記記録材料の挟持力を前記挟持状態よりも弱める弱挟持状態との間で切り替え可能にするとともに、並列搬送される前記記録材料の通過を各列毎に検出して、この検出結果に基づき、前記第1搬送ローラ対により並列に搬送される各記録材料の後端辺の中で、最初に通過が検出されたものが前記挟持状態にある前記第1搬送ローラ対から離れる前に、前記第1搬送ローラ対を前記解除状態または前記弱挟持状態に切り替えるようにしたことを特徴とする。
本発明の画像記録装置は、並列搬送される記録材料の通過を各列毎に検出し、最後に通過が検出された記録材料の先端辺が記録位置の下流側に配置された第2搬送ローラ対を通過した後に、挟持解除状態または弱挟持状態にある前記第2搬送ローラ対を挟持状態に切り替えるようにしたので、各列毎に記録材料の挟持及び挟持解除を行う必要がなくなる。その結果、機構を複雑化することなく、同時露光時に走査むらが発生するのを抑えることができる。また、隣列で発生する挟持時及び挟持解除時の僅かな振動によって、走査むらが発生するのを抑えることができるので、制御を簡単に行うことができる。その結果、装置の製造コストを低く抑えられる。
また、本発明の画像記録装置は、並列搬送される記録材料の通過を各列毎に検出し、最後に通過が検出された記録材料の先端辺が記録位置の上流側に配置された第1搬送ローラ対を通過した後に、挟持状態にある前記第1搬送ローラ対を挟持解除状態または弱挟持状態に切り替えるようにしたので、同様に機構を複雑化することなく同時露光時に走査むらが発生するのを抑えることができる。
また、並列搬送される前記記録材料の側端辺の中で最も外側に位置する両側端辺が、前記第1及び第2可動ローラのニップバランス中心線に対して略対称な位置にあるように、各記録材料の幅方向位置を調整する幅方向位置調整手段を設けたので、並列搬送される前記記録材料の幅がそれぞれ異なる場合でも、各記録材料の主走査方向位置を調整してニップバランスをとることができる。
また、前記第1搬送ローラ対により並列に搬送される複数の記録材料の中で、最後に通過が検出された記録材料の先端辺が押さえ付け解除状態にある第2押さえローラを通過した後に、前記第2押さえローラを押さえ付け状態に切り替えるとともに、各記録材料の後端辺の中で最初に通過が検出されたものが、前記押さえ付け状態にある第1押さえローラから離れる前に、前記第1押さえローラを前記押さえ付け解除状態に切り替えるようにしたので、同様に機構を複雑化することなく同時露光時に走査むらが発生するのを抑えることができる。
また、前記挟持状態にある前記第1搬送ローラ対が前記挟持解除状態または前記弱挟持状態に切り替えられる際の前記記録材料上の画像記録位置と、前記押さえ付け状態にある前記第1押さえローラが前記押さえ付け解除状態に切り替えられる際の前記記録材料上の画像記録位置とがずれるようにしたので、走査むらが発生する原因となったローラを容易に特定することができる。
また、前記挟持解除状態または前記弱挟持状態にある前記第2搬送ローラ対が前記挟持状態に切り替えられる際の前記記録材料上の画像記録位置と、前記押さえ付け解除状態にある前記第2押さえローラが前記押さえ付け状態に切り替えられる際の前記記録材料上の画像記録位置とがずれるようにしたので、同様に走査むらが発生する原因となったローラを容易に特定することができる。
また、本発明の記録材料搬送方法は、並列搬送される記録材料の通過を各列毎に検出し、最後に通過が検出された記録材料の先端辺が記録位置の下流側に配置された第2搬送ローラ対を通過した後に、挟持解除状態または弱挟持状態にある前記第2搬送ローラ対を挟持状態に切り替えるようにしたので、同様に機構を複雑化することなく同時露光時に走査むらが発生するのを抑えることができる。
また、本発明の記録材料搬送方法は、並列搬送される記録材料の通過を各列毎に検出し、最後に通過が検出された記録材料の先端辺が記録位置の上流側に配置された第1搬送ローラ対を通過した後に、挟持状態にある前記第1搬送ローラ対を挟持解除状態または弱挟持状態に切り替えるようにしたので、同様に機構を複雑化することなく同時露光時に走査むらが発生するのを抑えることができる。
図1は、本発明を実施した写真プリンタ10の概略図を示したものである。写真プリンタ10は、カットシート状の感光材料を2列搬送及び同時露光して写真プリントを出力するものであり、図1に示すように、マガジン12,13、カッタ15,16、裏印字装置18、露光部20、現像装置22などから構成される。
マガジン12,13は、写真プリンタ10内に、図中鉛直方向に並列に配置されたマガジン台25, 26にセットされ、それぞれ、感光材料である長尺の感光記録紙28をロール状に巻き取った記録紙ロール29が収納されている。また、マガジン12,13の給紙口近傍には給紙ローラ対30が備えられ、図示しない給紙用モータによって給紙ローラ対30が回転すると、記録紙ロール29から感光記録紙28が引き出され、カッタ15,16へ向けて送り出される。
カッタ15,16は、それぞれ感光記録紙28の搬送路を挟んで配置され、感光記録紙28の先端がカッタ15,16より所定の長さだけ送り出されると、図示しないカッタ駆動機構が作動して、感光記録紙28を切断して所定長の記録紙シート31(図2参照)とする。なお、カッタを2つ設ける代わりに、単一のカッタを裏印字装置18の近傍に配置してもよい。
マガジン台25,26は、それぞれマガジン台移動機構32,33に取り付けられている。マガジン台移動機構32,33は、図2に示すように、マガジン台25, 26をそれぞれ搬送方向(副走査方向)と直交する主走査方向にスライドさせる。なお、マガジン台移動機構32,33よるマガジン台25,26の移動は、ベルト駆動、ねじ駆動、ラックアンドピニオン駆動などによって行われる。これにより、各マガジン12,13から送り出される記録紙シート31a,31bの幅方向(主走査方向)位置を調整することができるので、任意の幅寸法の記録紙シート31a,31bを搬送路に送り出すことができる。
図1に示すように、マガジン12,13から送り出された記録紙シート31a,31bは、搬送路に配置された複数の搬送ローラ対35,36によって図中1点鎖線で示した搬送路に沿って裏印字装置18、露光部20、現像装置22の順に搬送される。この際に、各マガジン12,13から供給される記録紙シート31a,31bが並列に搬送されるように、各マガジン12,13から記録紙シート31a,31bを搬送路に送り出すタイミングなどを調整しておく。裏印字装置18では、記録紙シート31a,31bの裏面(記録面と反対側の面)に、それぞれフイルムIDやコマ番号などの必要情報が印字される。
裏印字がなされた記録紙シート31a,31bは、必要に応じてスキュー補正された後、露光部20に向けて並列搬送される。露光部20は、露光装置38と搬送装置39とから構成されている。露光装置38には、周知のレーザプリンタと画像メモリとが備えられている。画像メモリには、図示しないフイルムスキャナで読み取られ、或いは図示しないメモリカード等の記録媒体からの画像データを記憶する。レーザプリンタは、記録する画像に対応して強度変調された記録光(レーザ光)を搬送方向(副走査方向)と直交する主走査方向に走査して、記録紙シート31a,31bに画像を2列同時に露光する。搬送装置39は、詳しくは後述するが、記録紙シート31a,31bの搬送位置に応じて記録紙シート31a,31bの挟持状態を切り替えることで、走査露光中の負荷変動を低減する。露光済みの記録紙シート31a,31bは、現像装置22に送られる。現像装置22において、発色現像・定着・洗浄の各処理が行われた後、乾燥処理が施され、写真プリントとして写真プリンタ10の外部へ送り出される。
次に、搬送装置39を図3及び図4を用いて説明する。図3は、搬送装置39の上面図であり、図4は、搬送装置39の側面図である。図3及び図4に示すように、搬送装置39には、露光装置38によって走査露光される露光位置41の上流側及び下流側に、それぞれ第1搬送ローラ対43、第2搬送ローラ対44が設けられている。
第1搬送ローラ対43は、図示しない搬送モータによって回転駆動される第1キャプスタンローラ45と、従動ローラである第1ニップローラ46とから構成され、各ローラ45,46は、記録紙シート31a,31bを支持するガイド板48を挟むように配置されている。ここで、第1キャプスタンローラ45は、本発明の第1駆動ローラに相当するものであり、第1ニップローラ46は、本発明の第1可動ローラに相当するものである。第1キャプスタンローラ45及び第1ニップローラ46としては、それぞれ一本のローラ回転軸45a,46aに、記録紙シート31a,31bの列数分(2個)だけゴムロール45b,46bが取り付けられたものが用いられている。なお、本実施形態では、図3に示すように、ゴムロール46b(ゴムロール45bも同様)は、各記録紙シート31a,31bの中央部を押圧する位置に2個取り付けられているが、これに限定されるものではなく、記録紙シート31a,31bをバランスよく押圧できれば、3個以上取り付けられていてもよい。また、逆に、充分に長く形成された1個のゴムロールで、2列搬送されている記録紙シート31a,31bを押圧してもよい。
第2搬送ローラ対44も第1搬送ローラ対43と同一の構造であり、第2キャプスタンローラ49と、第2ニップローラ50とから構成されている。ここで、第2キャプスタンローラ49は、本発明の第2駆動ローラに相当するものであり、第2ニップローラ50は、本発明の第2可動ローラに相当するものである。第2キャプスタンローラ49及び第2ニップローラ50も同様に、それぞれ一本のローラ回転軸49a,50aに、並列搬送される記録紙シート31a,31bの列数分(2個)だけゴムロール49b,50bが取り付けられたものが用いられている。なお、第1キャプスタンローラ45と第2キャプスタンローラ49との間には、図示は省略するがベルトが架けられており、それぞれ同一の搬送モータ(図示せず)によって、ほぼ同じ周速にて回転駆動される。
並列搬送されている記録紙シート31a,31bが、第1ニップローラ46(第2ニップローラ50)の一方の端部に寄った状態になっていると、ニップバランスが悪くなって記録紙シート31a,31bの送り量が変動したり、記録紙シート31a,31bの幅方向のエッジを挟持することでスキューが生じるおそれがある。そこで、図4を図中X方向から見た概略図(一部の機構の図示は省略している)である図5(A)に示すように、各記録紙シート31a,31bの側端辺の中で、搬送路の最も外側に位置する両側端辺が、第1ニップローラ46(第2ニップローラ50)の主走査方向のニップバランス中心線C1に対して略対称な位置にあるように、つまり、それぞれの両側端辺からニップバランス中心線C1までの距離L1,L2が、L1≒L2になるように、上述のマガジン台移動機構32,33を駆動して、マガジン12,13を主走査方向に移動させる。また、記録紙シート31a,31bの幅が異なる場合でも、図5(B)に示すように、それぞれの両側端辺からニップバランス中心線C1までの距離L3,L4が、L3≒L4になるように、マガジン台移動機構32,33を駆動する。これにより、各記録紙シート31a,31bの主走査方向位置を調整できるため、ニップバランスをとることができる。
図3及び図4に示すように、第1及び第2搬送ローラ対43,44は、第1及び第2ニップローラ46,50を図中上下方向に移動させることによって、記録紙シート31a,31bをそれぞれ挟持したり、その挟持を解除することができる。本実施形態では、これら第1及び第2ニップローラ46,50を移動させる機構に、カムユニット52を用いる。そして、このカムユニット52を回転させることによって、第1及び第2ニップローラ46,50を、それぞれ記録紙シート31a,31bを挟持する挟持位置と、挟持状態を解除した解除位置との間で移動させる。
カムユニット52は、駆動カム53と、第1カム54及び第2カム55とから構成される。なお、各カム53,54,55は、第1及び第2ニップローラ46,50の軸方向に並べられている。この駆動カム53を回転させるため、2つのプーリ56,57が設けられているとともに、駆動カム53と、プーリ56,57との間には、タイミングベルト58が架けられている。また、プーリ56には、モータ59が接続されており、このプーリ56がモータ59によって回転駆動されると、タイミングベルト58を介して駆動カム53が回転され、第1カム54及び第2カム55も回転される。
第1カム54及び第2カム55の回転を利用して、第1及び第2ニップローラ46,50をそれぞれ挟持位置と解除位置との間で移動させるために、第1及び第2ニップローラ46,50を回転自在に支持するブラケット61,62を設けるとともに、これらのブラケット61,62を、第1及び第2ニップローラ46,50の軸方向に対して平行で、搬送装置39のフレーム66(図4参照)を形成する側板66a(図3参照、図4では図示を省略)に取り付けられた回転軸64,65に回動自在に取り付ける。そして、各ブラケット61,62の側面に、第1カム54、第2カム55の外周面に当接させるようなカムフォロア67,68をそれぞれ設ける。カムフォロア67,68は、ブラケット61, 62と、フレーム66との間に取り付けられたバネ69により、それぞれ第1カム54、第2カム55の外周面に向かう方向に付勢されている。従って、第1カム54、第2カム55を回転させることによって、カムフォロア67,68が揺動し、ブラケット61,62もそれぞれ回転軸64,65を中心にして揺動する。その結果、第1及び第2ニップローラ46,50をそれぞれ挟持位置と解除位置との間で移動させることができる。
本実施形態では、ブラケット61,62は、それぞれ第1及び第2ニップローラ46
50を軸受け61a,62a(図3参照)を介して回動自在に支持できるように、アルミ等の金属剛体材料により形成されている。そして、各ブラケット61,62の内部には、露光位置41での記録紙シート31a,31bの先端部分または後端部分の浮き上がりを防止するため、記録紙シート31a,31bをガイド板48に押さえ付ける第1押さえ機構70,第2押さえ機構71がそれぞれ2個ずつ取り付けられている。第1押さえ機構70は、露光位置41と第1搬送ローラ対43との間で記録紙シート31a,31bを押さえ付け、第2押さえ機構71は、露光位置41と第2搬送ローラ対44との間で記録紙シート31a,31bを押さえ付ける。
第1及び第2押さえ機構70,71は、それぞれ長板状のアーム部材72と、アーム部材72の先端部分に回動自在に取り付けられた第1押さえローラ73、第2押さえローラ74とから構成される。このアーム部材72のもう一方の端部は、ブラケット61,62に回動自在に取り付けられている(図4参照)。さらに、アーム部材72の略中央部には、バネとシャフトとからなるバネ機構75(図3では図示は省略)が取り付けられ、このバネ機構75のもう一方の端部は、ブラケット61,62の内部にそれぞれ取り付けられている。押さえ付け時に縮むバネ機構75の縮み量が変化することで、第1及び第2押さえローラ73,74が記録紙シート31a,31bを押さえ付ける押さえ付け力も変化する。例えば、挟持位置にある第1ニップローラ46を解除位置に移動させるように、ブラケット61を図中反時計方向に回転させるにつれて、バネ機構75の縮み量が小さくなり、第1押さえローラ73の押さえ付け力も小さくなる。なお、図示は省略するが、ブラケット61,62に対するアーム部材72の取付け角度を一定範囲内に維持するため、ブラケット61,62には、例えばアーム部材72の底部が当接してそれ以上の回動を阻止するストッパが形成されている。また、第1及び第2押さえローラ73,74の取り付け位置は、図3に示したように第1及び第2ニップローラ46,50のゴムロール46b,50bの間に限定されるものではなく、それぞれゴムロール46bの下流側や、ゴムロール50bの上流側に多数ローラを並べる等、記録紙シート31のコシに応じて、その先端辺及び後端辺の浮きを防止可能であるならば、ローラ数を必要に応じて増減してよく、その取り付け位置も任意の位置でよい。
第1及び第2押さえローラ73,74も、第1及び第2ニップローラ46,50と同様に、カムユニット52の回転を利用して、それぞれ記録紙シート31a,31bを押さえ付ける押さえ付け位置と、記録紙シート31a,31bを押さえ付ける押さえ付け力を弱くした仮押さえ位置と、押さえ付けを解除した押さえ付け解除位置との間で移動させる。ここで、仮押さえ位置は、押さえ付け位置と押さえ付け解除位置との途中の位置にあり、第1及び第2押さえローラ73,74のみによる記録紙シート31a,31bのガイド板48への弱い押さえ付けを行う位置である。
第1及び第2ニップローラ46,50の側面には、同一径のプーリ78,79がそれぞれ取り付けられているともに、各プーリ78, 79には、伸縮自在の平ベルト80が架けられている。従って、第1ニップローラ46及び第2ニップローラ50のいずれか一方が回転している場合には、他方のニップローラも同方向に同一速度で回転させることができる。これにより、どちらか一方のニップローラが記録紙シート31a,31bを送る方向に回転していれば、他方のニップローラも同方向に同速度で回転させながら、記録紙シート31a,31bの挟持または挟持解除を行うことができる。その結果、挟持時及び挟持解除時の衝撃が小さくなり、走査むらの発生を抑えることができる。
第1及び第2ニップローラ46,50は、前記特許文献3に記載されているものと異なり、並列搬送されている記録紙シート31a,31bを同時に挟持または挟持解除をするため、本発明では、並列搬送されている記録紙シート31a,31bの先端辺の中で最も搬送方向上流側にあるものが、第2ニップローラ50、第2押さえローラ74を通過した後に、第2ニップローラ50及び第2押さえローラ74をそれぞれ挟持位置、押さえ位置に移動させるとともに、各記録紙シート31a,31bの後端辺の中で最も搬送方向下流側にあるものが、第1ニップローラ46、第1押さえローラ73を離れる前に、第1ニップローラ46及び第1押さえローラ73をそれぞれ解除位置、押さえ解除位置に移動させる。
並列搬送される記録紙シート31a,31bの先端辺及び後端辺を検出する検出手段として、フォトセンサ82a,82bが、ブラケット61の上流側に各列毎に設けられている。また、画像記録開始用のフォトセンサ83a,83bが、ブラケット61と露光位置41との間に各列毎に設けられている。各フォトセンサ82a,82b,83a,83bは、それぞれ記録紙シート31a,31bの搬送経路を挟み込むように配置された発光素子と受光素子とからなる。各フォトセンサ82a,82b,83a,83bからの検出信号は、写真プリンタ10の制御部85に送られる。制御部85は、写真プリンタ10の各部を制御するものであり、フォトセンサ82a,82bからの検出信号と、記録紙シート31a,31bの搬送速度情報とから、各記録紙シート31a,31bの位置をトラッキングする。また、フォトセンサ83a,83bからの検出信号に基づき、露光装置38による走査露光を開始する。なお、本実施形態では、記録紙シート31a,31bが第1搬送ローラ対43を通過するときのずれを考慮して、フォトセンサ83a,83bを設けているが、このずれがほとんど発生しない場合にはフォトセンサ82a,82bのみを設け、フォトセンサ83a,83bは設けなくともよい。また、本実施形態では、単体のフォトセンサ82a,82b,83a,83bを各列毎に設けているが、その代わりに、ライン状のフォトセンサ(ラインセンサ)を設けてもよい。
制御部85には、上述のフォトセンサ82a,82b,83a,83bやモータ59などが接続されている、この制御部85は、トラッキングした結果に基づき、対応する記録紙シート31a,31bの先端辺及び後端辺がそれぞれ各ローラまで搬送されたときに、モータ59を回転駆動して、カムユニット52を回転させる。カムユニット52が回転すると、第1及び第2ニップローラ46,50が、それぞれ解除位置、挟持位置,解除位置のサイクルで順次移動されるとともに、第1及び第2押さえローラ73,74も、それぞれ押さえ解除位置、仮押さえ位置、押さえ位置、仮押さえ位置、押さえ解除位置のサイクルで順次移動される。本実施形態では、各記録紙シート31a,31bが搬送装置39に搬送されてから送り出されるまでの間の各ローラの位置の組み合わせを、詳しくは後述するが計6通り設ける。そして、カムユニット52を1回転させる間に各ローラが、この6通りの組み合わせ順に移動するように、第1及び第2カム54,55の形状及び大きさを調整する。
カムユニット52を回転させる際の回転速度、つまり、各ローラ46,50,73,74の移動速度は、特に第2ニップローラ50を解除位置から挟持位置に移動させる際、及び第1ニップローラ46を挟持位置から解除位置に移動させる際の振動で、記録紙シート31a,31bに走査むらが発生しないような低い速度に制御されている。従って、記録紙シート31a,31bの先端辺または後端辺が、対応する各ローラ46,50,73,74を通過する前にカムユニット52の回転を開始するようにしてもよい。特に、挟持位置にある第1ニップローラ46を解除位置に移動させる場合には、対応する後端辺の通過がフォトセンサ82a,82bによって検出されてから、所定の時間が経過したら、カムユニット52の回転を開始させればよい。
また、本実施形態では、記録紙シート31a,31bが第2ニップローラ50(第2搬送ローラ対44)により挟持される際に、露光位置41で露光される記録紙シート31a,31b上の画像露光位置と、記録紙シート31a,31bが第2押さえローラ74により押さえ付けられる際に、露光位置41で露光される記録紙シート31a,31b上の画像露光位置とがずれるように、第2押さえローラ74による押さえ開始位置、及び第2ニップローラ50による挟持開始位置を決定する。そして、この決定された押さえ開始位置、挟持開始位置とに基づいて、カムユニット52の回転や、その回転速度を調整している。これにより、詳しくは後述するが、走査むらが発生した際にどのローラ46,50,73,74に原因があるかを特定することができる(図14参照)。
そして、同じ理由で第1ニップローラ46(第1搬送ローラ対43)により記録紙シート33a,33bが挟持解除される際に、露光位置41で露光される記録紙シート31a,31b上の画像露光位置と、第1押さえローラ73により記録紙シート31a,31bの押さえ付けが解除される際に、露光位置41で露光される記録紙シート31a,31b上の画像露光位置とがずれるように、第1ニップローラ46による挟持終了位置と、第1押さえローラ73による押さえ終了位置とを決定する(図14参照)。
次に、本構成の写真プリンタ10の動作について、図1、図3〜図13を用いて説明する。なお、図6,8,10,12は、図4を簡略化した概略図であり、図7,9,11,13は、図3を簡略化した概略図である。ユーザよりプリント指示がなされると、図1に示したように、各マガジン12,13の記録紙ロール29から感光記録紙28が送り出されて、カッタ15,16によって所定長の記録紙シート31a,31bにカットされる。また、予めマガジン台移動機構32,33を駆動して、各記録紙ロール29の幅寸法に応じて、マガジン12,13の主走査方向位置を調整しておく。各マガジン12,13から送り出された記録紙シート31a,31bは、搬送ローラ対35,36によって裏印字装置18に並列に送り込まれて、そこで、フイルムIDやコマ番号などの必要情報が印字される。
裏印字された記録紙シート31a,31bは、必要に応じてスキュー補正された後、露光部20内の搬送装置39に並列搬送される。記録紙シート31a,31bが搬送されてくる前の初期状態では、図6及び図7に示すように、第1及び第2ニップローラ46,50、及び第1及び第2押さえローラ73,74は、それぞれ解除位置及び押さえ解除位置にある(第1の組み合わせ)。
図8及び図9に示すように、搬送装置39に記録紙シート31a,31bが並列に搬送されたときに、いずれかの先端辺がフォトセンサ82a,82bによって検出されたら、制御部85は、モータ59を回転駆動してカムユニット52を回転させ、第1ニップローラ46及び第1押さえローラ73をそれぞれ挟持位置、押さえ位置に移動させる(第2の組み合わせ)。なお、本実施形態では、記録紙シート31a,31bは、同一サイズであり、記録紙シート31bの方が進んでいるものとする。また、挟持位置移動後に第1ニップローラ46が回転を始めると、上述のプーリ78, 79、平ベルト80によって、第2ニップローラ50も同一速度で回転を始める。
各記録紙シート31a,31bが第1ニップローラ46を通過して、その先端辺がフォトセンサ83a,83bの間を通過する。制御部85は、フォトセンサ83a,83bからの検出信号と、記録紙シート31a,31bの搬送速度情報などに基づいて、露光装置38により各記録紙シート31a,31bに走査露光を開始する。また、制御部85は、フォトセンサ82a,82bからの検出信号及び記録紙シート31a,31bの搬送速度情報などに基づいて、最も遅れて先端辺の通過が検出された記録紙シート31aの位置をトラッキングする。そして、この記録紙シート31aの先端辺が第2押さえローラ74を通過したらカムユニット52を回転させて、第2押さえローラ74を仮押さえ位置に移動させる(第3の組み合わせ)。
次いで、記録紙シート31aが、第2搬送ローラ対44を通過したら、カムユニット52を回転させて、図10及び図11に示すように、第2押さえローラ74を押さえ位置に移動させるとともに、第2ニップローラ50を挟持位置に移動させる(第4の組み合わせ)。なお、第2ニップローラ50は、記録紙シート31a,31bを搬送する方向に回転しながら、挟持位置に移動するので、挟持時の衝撃を小さくすることができる。
各記録紙シート31a,31bの後端辺が、それぞれフォトセンサ82a,82bの間を通過したら、制御部85は、フォトセンサ82a,82bからの検出信号と、記録紙シート31a,31bの搬送速度情報とに基づいて、後端辺の通過が最初に検出された記録紙シート31bの位置をトラッキングする。そして、この記録紙シート31bの後端辺が第1搬送ローラ対43から離れる前に、カムユニット52を回転させて、図12及び図13に示すように、第1ニップローラ46を解除位置に移動させるとともに、第1押さえローラ73を仮押さえ位置に移動させる(第5の組み合わせ)。なお、第2ニップローラ50が回転しているため、第1ニップローラ46を同一速度で回転させながら解除位置に移動させられるので、挟持解除時の衝撃を小さくすることができる。次いで、記録紙シート31bの後端辺が第1押さえローラ73を離れる前に、カムユニット52を回転させて、第1押さえローラ73を押さえ解除位置に移動させる(第6の組み合わせ)。
各記録紙シート31a,31bの走査露光が終了し、全て第2搬送ローラ対44を通過したら、カムユニット52を初期状態の位置まで回転させて、第2ニップローラ50及び第2押さえローラ74を、それぞれ解除位置及び押さえ解除位置に移動させる。そして、次の記録紙シート31a,31bが搬送装置39に搬送されてきたら上述の処理を繰り返して行えばよい。各ローラ46,50,73,74を上述の6通りの組み合わせ順に移動させるように、第1及び第2カム54,55の形状、大きさなどを調整するだけで、並列搬送されている記録紙シート31a,31bのサイズ、特に送り長さが異なっている場合や、その先端辺の位置がずれている場合においても、走査むらが発生するのを抑えることができる。
例えば、図14に示すように、同サイズの記録紙シート31a,31bの先端辺の位置がずれている(記録紙シート31bが先行)ときは、第2押さえローラ74による押さえ開始位置(図中A1線)と、第2ニップローラ50による挟持開始位置(図中B1線)とを、遅れている記録紙シート31aの先端辺の位置を基準として決定するとともに、第1ニップローラ46による挟持終了位置(図中B2線)と、第1押さえローラ73による押さえ終了位置(図中A2線)とを、先行する記録紙シート31bの後端辺の位置を基準として決定する。
この際に、押さえ開始位置(A1線)及び挟持開始位置(B1線)は、第2押さえローラ74により記録紙シート31a,31bが押さえ付けられる際の画像露光位置(図中EA1線)と、第2搬送ローラ対44により記録紙シート31a,31bが挟持される際の画像露光位置(図中EB1線)とがずれるように位置が決定される。また、挟持終了位置(B2線)及び押さえ終了位置(A2線)も、第1搬送ローラ対43による挟持が解除される際の画像露光位置(図中EB2線)と、第1押さえローラ73による押さえ付けが解除される際の画像露光位置(図中EA2線)とがずれるように位置が決定される。以下、具体的に各画像露光位置をずらす理由について説明する。
搬送装置39に搬送されてくる記録紙シート31aと記録紙シート31bとのずれ量Δdは、シートの品種やサイズ等が変わらない限りほぼ一定である。このΔdは、予め実験により求めることもできるし、両記録紙シート31a,31bがフォトセンサ82a,82bを通過する通過時間差情報等により求めることもできる。そしてΔdがほぼ一定であれば、第2押さえローラ74による押さえ開始位置A1は、記録紙シート31aの先端辺から距離L5のほぼ一定位置となり、第2ニップローラ50(第2搬送ローラ対44)による挟持開始位置B1も、記録紙シート31aの先端辺から距離L6のほぼ一定位置となる。また、第1ニップローラ46(第1搬送ローラ対43)による挟持終了位置B2及び第1押さえローラ73による押さえ終了位置A2も、それぞれ記録紙シート31bの後端辺から距離L6、L5のほぼ一定位置となる。
この場合に、露光位置41から第1及び第2押さえローラ73,74までの距離をそれぞれL7とすると、第2押さえローラ74により記録紙シート31a,31bの押さえを開始したときの画像露光位置EA1は、押さえ開始位置A1よりもL7だけ搬送方向上流側となる。また、第1押さえローラ73による記録紙シート31a,31bの押さえを終了(解除)したときの画像露光位置EA2は、押さえ終了位置A2よりもL7だけ搬送方向下流側となる。そして、同様に露光位置41から第1及び第2ニップローラ46,50までの距離をそれぞれL8とすると、第2ニップローラ50による挟持開始時の画像露光位置EB1は、挟持開始位置B1よりもL8だけ搬送方向上流側となり、第1ニップローラ46による挟持終了時の画像露光位置EB2は、挟持終了位置B2よりもL8だけ搬送方向下流側となる。
これら記録紙シート31a,31b上の各画像露光位置EA1、EA2、EB1、EB2は、シートの品種及びサイズ等が変わらなければ、ほぼ一定位置になる。従って、画像露光位置EA1と画像露光位置EB1とがずれ、且つ画像露光位置EA2と画像露光位置EB2とがずれていれば、走査むらが発生した際にその発生位置がいずれの画像露光位置と重なっているかが判るので、どのローラ46,50,73,74に原因があるかを特定することができる。
また、図15に示すように、記録紙シート31a,31bが異なるサイズで、さらに、その先端辺の位置がΔdだけずれている場合(記録紙シート31aが短尺、記録紙シート31bが先行)には、第2押さえローラ74による押さえ開始位置A1と、第2ニップローラ50による挟持開始位置B1とを、遅れている記録紙シート31aの先端辺の位置を基準として決定する。また、第1ニップローラ46による挟持終了位置B2と、第1押さえローラ73による押さえ終了位置A2とを、短尺の記録紙シート31aの後端辺の位置を基準として決定する。そして、この場合も同様に、画像露光位置EA1と画像露光位置EB1とがずれ、且つ画像露光位置EA2と画像露光位置EB2とがずれるようにしておく。
なお、図14及び図15で説明したような位置ずれした記録紙シート31a,31bに露光を行う際に、先端辺のずれ量Δdが予めわかっていれば、記録紙シート31a,31bに記録する画像データを先端辺のずれ量Δd分だけシフトして露光装置38内の画像メモリ(図示せず)に記憶させる。これにより、両記録紙シート31a,31bに対して精度良く画像記録することができる。また、先端辺のずれ量Δdが所定範囲に収まっているときは、記録紙シート31a,31bに記録する画像データをシフトせずに、両記録紙シート31a,31bに同時に露光を開始してもよい。
以上のように本実施形態の搬送装置39は、前記特許文献3に記載されているように、第1及び第2搬送ローラ対43,44をそれぞれ複数並べて配置する必要がないので、機構を簡易にできる。さらに、隣列で発生する挟持時及び挟持解除時の僅かな振動によって、走査むらが発生してしまうのを防止することができるので、制御を簡単に行うことができる。さらに、図14及び図15に示すように、画像露光位置EA1と画像露光位置EB1とをずらすとともに、画像露光位置EA2と画像露光位置EB2とをずらしているので、万一走査むらが発生するトラブルがあっても、それがニップローラ46,50に起因するのか、或いは押さえローラ73,74に起因するのかを、記録紙シート31a,31b上の走査むらの発生位置を確認することで、容易に特定することができる。
露光済みの記録紙シート31a,31bは、露光部20から現像装置22に搬送されて、発色現像、定着、洗浄、乾燥の各処理が施された後、写真プリントとして写真プリンタ10の外部へ送り出される。
なお、本実施形態の写真プリンタ10では、記録紙シート31a,31bを2列搬送しているが、記録紙シート31a,31bを並列搬送させる列数は2列に限定されるものではなく、3列以上でもよい。この場合には、第1及び第2搬送ローラ対43, 44を記録紙シート31の列数に対応したものに交換するとともに、フォトセンサを増えた列数分だけ並列に配置すればよい。また、本実施形態では、カムユニット52を用いて第1及び第ニップローラ46,50と、第1及び第2押さえローラ73,74とをそれぞれ移動させるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、カムやバネ、ソレノイド等からなるシフト機構などを各ローラ46,50,73,74毎に設け、別個に移動させるようにしてもよい。
また、本実施形態において、マガジン12,13は、図中鉛直方向に並列に配置されているが、その代わりに、記録紙シート31a,31bの幅方向に並列に配置してもよい。また、マガジンを複数配置する代わりに、同一マガジン内に記録紙ロール25を複数セットするようにしてもよく、さらに、記録紙シート31a,31bをこの幅方向に移動する振り分け装置(図示せず)を用いて記録紙シート31a,31bを並列に並べるようにしてもよい。また、この振り分け装置を配置した場合には、この装置を用いて記録紙シート31a,31bの主走査方向位置を調整するようにしてもよい。
なお、例えば図16に示すように、搬送装置39の応用例として傾いた状態で単列搬送される記録紙シート87に画像を記録する際に、記録紙シート87の先端辺及び後端辺がフォトセンサ82a,82bを通過する通過時間差情報を用いて、記録紙シート87の傾いている方向を検出する。そして、記録紙シート87が例えば図中反時計方向に傾いている場合には、フォトセンサ82aにより検出された記録紙シート87の先端辺の遅れている側(図中○印)を基準として、第2押さえローラ74による押さえ開始位置A1と、第2ニップローラ50による挟持開始位置B1とを決定してもよい。また、フォトセンサ82bにより検出された記録紙シート87の後端辺の先行している側(図中●印)を基準として、第1ニップローラ46による挟持終了位置B2と、第1押さえローラ73による押さえ終了位置A2とを決定してもよい。そして、この場合も走査むらの原因となるローラを特定できるように、画像露光位置EA1と画像露光位置EB1とがずれ、且つ画像露光位置EA2と画像露光位置EB2とがずれるようにしておくことが好ましい。
また、本実施形態では、記録紙シート31a,31bの先端辺の中で最後に通過が検出されたものが挟持解除状態にある第2搬送ローラ対44を通過した後に、第2搬送ローラ対44を挟持位置に切り替え、後端辺の中で最初に通過が検出されたものが挟持状態にある第1搬送ローラ対43から離れる前に、第1搬送ローラ対43を挟持解除状態に切り替えるようにしているが、本発明これに限定されるものではない。例えば、走査むらの発生度合いが少ない場合には、挟持状態にある第1及び第2搬送ローラ対43,44を挟持解除状態に切り替えるのではなく、記録紙シート31a,31bを挟持する挟持力を挟持状態時よりも弱めた弱挟持状態に切り替えるようにしてもよい。
この場合には、第1及び第2ニップローラ46,50をそれぞれ挟持位置から解除位置まで移動させる必要は無く、例えば図17(A)に示すように、記録紙シート31a,31bの先端辺が第2搬送ローラ対44を通過する際には、第2ニップローラ50を記録紙シート31a,31bの厚みt1と等しい距離t2だけ離れた弱挟持位置に移動させればよい。また、(B)に示すように、記録紙シート31a,31bの後端辺が第1搬送ローラ対43を通過する際も同様に、第1ニップローラ46を距離t2だけ離れた弱挟持位置に移動させればよい。
また、第1及び第2ニップローラ46,50を弱挟持位置に移動させる代わりに、例えば図18(A),(B)に示すように、第1及び第2ニップローラ46,50をそれぞれ
第1及び第2キャプスタンローラ45,49に圧着させる圧着力を挟持状態時よりも弱くするようにしてもよい。この場合には、例えば記録紙シート31a,31bの挟持が解除されない範囲で、第1及び第2ニップローラ46,50を挟持位置から移動させればよい。
本発明を実施した写真プリンタの概略図である。 写真プリンタ内のマガジンの配置を示した斜視図である。 写真プリンタの露光部の搬送装置の上面図である。 図3の搬送装置を側面から見た側面図である。 図4の搬送装置を図中X方向から見た概略図であり、(A)は並列搬送される記録シートが同サイズ(幅)の場合、(B)は並列搬送される記録シートが異なるサイズ(幅)の場合を示したものである。 搬送装置を側面から見た概略図であり、初期状態における各ローラの位置を示したものである。 図6の搬送装置を上面から見た概略図である。 搬送装置を側面から見た概略図であり、記録紙シートが搬送装置に搬送されたときの各ローラの位置を示したものである。 図8の搬送装置を上面から見た概略図である。 搬送装置を側面から見た概略図であり、記録紙シートの先端辺の中で最も遅れて搬送されたものが、第2搬送ローラ対を通過した後の各ローラの位置を示したものである。 図10の搬送装置を上面から見た概略図である。 搬送装置を側面から見た概略図であり、記録紙シートの後端辺の中で最初に搬送されたものが、第1搬送ローラ対を通過する直前の各ローラの位置を示したものである。 図12の搬送装置を上面から見た概略図である。 搬送装置を上面から見た概略図であり、並列搬送される記録紙シートが同サイズで。その先端辺の位置がずれている状態を示したものである。 搬送装置を上面から見た概略図であり、並列搬送される記録紙シートの先端辺の位置がずれ、且つサイズが異なっている状態を示したものである。 搬送装置を上面から見た概略図であり、単列搬送されている記録紙シートが傾いている状態を示したものである。 (A)は弱挟持状態にある第2搬送ローラ対を示した概略図であり、(B)は弱挟持状態にある第1搬送ローラ対を示した概略図である。 (A)は弱挟持状態にある他の実施形態の第2搬送ローラ対を示した概略図であり、(B)は弱挟持状態にある他の実施形態の第1搬送ローラ対を示した概略図である。
符号の説明
10 写真プリンタ
31a,31b 記録紙シート
39 搬送装置
43 第1搬送ローラ対
44 第2搬送ローラ対
46 第1ニップローラ
50 第2ニップローラ
52 カムユニット
73 第1押さえローラ
74 第2押さえローラ
82a,82b,83a,83b フォトセンサ
85 制御部

Claims (9)

  1. シート状の記録材料の記録位置を挟んで搬送方向上流側に第1搬送ローラ対を配置するとともに、搬送方向下流側に第2搬送ローラ対を配置し、前記第1及び第2搬送ローラ対で複数の記録材料を並列搬送しながら、前記記録位置において画像記録を行う画像記録装置において、
    前記第1及び第2搬送ローラ対を、前記記録材料を挟持搬送する挟持状態と、前記記録材料の挟持を解除する解除状態または前記記録材料の挟持力を前記挟持状態よりも弱める弱挟持状態との間で切り替え可能な切替機構と、
    前記記録材料の通過を各列毎に検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づき、前記第1搬送ローラ対により並列に搬送される複数の記録材料のうち、最後に通過が検出された記録材料の先端辺が前記解除状態または前記弱挟持状態にある前記第2搬送ローラ対を通過した後に、前記第2搬送ローラ対を前記挟持状態に切り替えるように前記切替機構を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. シート状の記録材料の記録位置を挟んで搬送方向上流側に第1搬送ローラ対を配置するとともに、搬送方向下流側に第2搬送ローラ対を配置し、前記第1及び第2搬送ローラ対で複数の記録材料を並列搬送しながら、前記記録位置において画像記録を行う画像記録装置において、
    前記第1及び第2搬送ローラ対を、前記記録材料を挟持搬送する挟持状態と、前記記録材料の挟持を解除する解除状態または前記記録材料の挟持力を前記挟持状態よりも弱める弱挟持状態との間で切り替え可能な切替機構と、
    前記記録材料の通過を各列毎に検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づき、前記第1搬送ローラ対により並列に搬送される各記録材料の後端辺のうち、最初に通過が検出されたものが前記挟持状態にある前記第1搬送ローラ対から離れる前に、前記第1搬送ローラ対を前記解除状態または前記弱挟持状態に切り替えるように前記切替機構を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像記録装置。
  3. 前記第1及び第2搬送ローラ対は、それぞれモータ駆動される第1及び第2駆動ローラと、前記切替機構により前記第1及び第2駆動ローラとの間で前記記録材料を挟持する挟持位置、及び記録材料の挟持を解除した解除位置の間で移動可能な第1及び第2可動ローラとから構成され、
    並列搬送される前記記録材料の側端辺の中で最も外側に位置する両側端辺が、前記第1及び第2可動ローラのニップバランス中心線に対して略対称な位置にあるように、各記録材料の幅方向位置を調整する幅方向位置調整手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の画像記録装置。
  4. 並列搬送される前記記録材料を支持する搬送ガイドと、
    前記第1搬送ローラ対と前記記録位置との間で前記記録材料を前記搬送ガイドに押さえ付ける複数の第1押さえローラと、
    前記記録位置と前記第2搬送ローラ対との間で前記記録材料を前記搬送ガイドに押さえ付ける複数の第2押さえローラとを備え、
    前記第1及び第2押さえローラは、それぞれ前記切替機構により前記記録材料を押さえ付ける押さえ付け状態と、前記記録材料の押さえ付けを解除する押さえ付け解除状態との間で切替可能であり、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づき、前記第1搬送ローラ対により並列に搬送される複数の記録材料のうち、最後に通過が検出された記録材料の先端辺が前記押さえ付け解除状態にある前記第2押さえローラを通過した後に、前記第2押さえローラを前記押さえ付け状態に切り替えるとともに、各記録材料の後端辺の中で最初に通過が検出されたものが、前記押さえ付け状態にある前記第1押さえローラから離れる前に、前記第1押さえローラを前記押さえ付け解除状態に切り替えるように前記切替機構を制御することを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の画像記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記挟持状態にある前記第1搬送ローラ対が前記解除状態または前記弱挟持状態に切り替えられる際に、前記記録位置で画像記録される前記記録材料上の画像記録位置と、前記押さえ付け状態にある前記第1押さえローラが前記押さえ付け解除状態に切り替えられる際に、前記記録位置で画像記録される前記記録材料上の画像記録位置とがずれるように、前記切替機構を制御することを特徴とする請求項4記載の画像記録装置。
  6. 前記制御手段は、前記解除状態または前記弱挟持状態にある前記第2搬送ローラ対が前記挟持状態に切り替えられる際に、前記記録位置で画像記録される前記記録材料上の画像記録位置と、前記押さえ付け解除状態にある前記第2押さえローラが前記押さえ付け状態に切り替えられる際に、前記記録位置で画像記録される前記記録材料上の画像記録位置とがずれるように、前記切替機構を制御することを特徴とする請求項4または5記載の画像記録装置。
  7. 前記検出手段は、並列搬送される前記記録材料の各列毎に配置された単列用検出センサ、或いは、前記並列搬送される前記記録材料の通過を各列毎に検出可能なライン型の検出センサであることを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載の画像記録装置。
  8. シート状の記録材料の記録位置を挟んで搬送方向上流側に第1搬送ローラ対を配置するとともに、搬送方向下流側に第2搬送ローラ対を配置し、前記第1及び第2搬送ローラ対で複数の記録材料を並列搬送しながら、前記記録位置において画像記録を行う画像記録装置の記録材料搬送方法において、
    前記第1及び第2搬送ローラ対を、前記記録材料を挟持搬送する挟持状態と、前記記録材料の挟持を解除する解除状態または前記記録材料の挟持力を前記挟持状態よりも弱める弱挟持状態との間で切り替え可能にするとともに、
    並列搬送される前記記録材料の通過を各列毎に検出して、この検出結果に基づき、前記第1搬送ローラ対により並列に搬送される複数の記録材料のうち、最後に通過が検出された記録材料の先端辺が前記解除状態または前記弱挟持状態にある前記第2搬送ローラ対を通過した後に、前記第2搬送ローラ対を前記挟持状態に切り替えるようにしたことを特徴とする記録材料搬送方法。
  9. シート状の記録材料の記録位置を挟んで搬送方向上流側に第1搬送ローラ対を配置するとともに、搬送方向下流側に第2搬送ローラ対を配置し、前記第1及び第2搬送ローラ対で複数の記録材料を並列搬送しながら、前記記録位置において画像記録を行う画像記録装置の記録材料搬送方法において、
    前記第1及び第2搬送ローラ対を、前記記録材料を挟持搬送する挟持状態と、前記記録材料の挟持を解除する解除状態または前記記録材料の挟持力を前記挟持状態よりも弱める弱挟持状態との間で切り替え可能にするとともに、
    並列搬送される前記記録材料の通過を各列毎に検出して、この検出結果に基づき、前記第1搬送ローラ対により並列に搬送される各記録材料の後端辺の中で、最初に通過が検出されたものが前記挟持状態にある前記第1搬送ローラ対から離れる前に、前記第1搬送ローラ対を前記解除状態または前記弱挟持状態に切り替えるようにしたことを特徴とする記録材料搬送方法。
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