JP2005262455A - グリーンシート成形用離型フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】 セラミック積層コンデンサー、セラミック基板等、各種電子部品製造時に使用するグリーンシート成形用として、離型面より垂直方向にグリーンシ−トを剥離する、いわゆる面剥離方式を採用する剥離工程に対応可能な離型フィルムを提供する。
【解決手段】 ポリエステルフィルムの一方の面に離型層を有するフィルムであり、下記式(1)および(2)を同時に満足することを特徴とするグリーンシート成形用離型フィルム。
F(300m/min)/F(30m/min)≦2.0 …(1)
0.01≦Si≦0.10 …(2)
(上記式中、F(300m/min)およびF(30m/min)は離型フィルムにおいて、剥離速度が各々300m/min、30m/minにおける離型層表面とアクリル系粘着テープとの剥離力(mN/cm)、Siは離型層の厚み(g/m)を表す。)

【選択図】なし

Description

本発明は離型フィルムに関し、詳しくはセラミック積層コンデンサー、セラミック基板等のセラミック電子部品製造時に使用するグリーンシート成形用として、離型フィルムの離型面から真空吸引等により垂直方向にグリーンシートを剥離する、いわゆる面剥離方式を採用する剥離工程に対応可能な離型フィルムに関するものである。
従来、ポリエステルフィルムを基材とする離型フィルムがセラミック積層コンデンサー、セラミック基板等の各種セラミック電子部品製造時に使用するグリーンシート成形用に使用されている。近年、セラミック積層コンデンサーの小型化・大容量化が進むに伴い、グリ−ンシートの厚みも益々薄膜化する傾向にある。グリーンシートの更なる薄膜化に伴い、特に厚みが2μm以下の薄膜グリーンシートを成形しようとした場合、離型フィルムの離型層表面の表面粗度が高い場合には、セラミックスラリー塗工時にスラリーのはじきあるいはピンホールの発生、グリーンシート剥離時にはグリーンシートの破断等の不具合を生じる場合がある。
上記不具合を解決するために、表面粗度の低いポリエステルフィルムを基材とする離型フィルムを使用すると、離型フィルムをロール状に巻取った際にブロッキングあるいはシワ等が発生する等の不具合を生じる場合がある。
一方、グリーンシートの剥離工程においては、真空吸引等により、離型面からグリーンシートを垂直方向に剥離する、いわゆる面剥離方式を採用する場合がある(特許文献1、2等に記載例がある)。面剥離方式を採用する剥離工程においては、従来、セラミック離型用として汎用的に使用されている離型フィルムでは対応が困難な場合がある。そのため、離型面がより平坦でかつグリーンシートを面剥離する剥離工程に対応可能な離型フィルムが必要とされている。
特開2000―49060号公報 特開2002−254421号公報 特開2002−67018号公報
本発明は上記実情に鑑みなされたものであって、その解決課題は、セラミック積層コンデンサー、セラミック基板等、各種電子部品製造時に使用するグリーンシート成形用として、離型面より垂直方向にグリーンシ−トを剥離する、いわゆる面剥離方式を採用する剥離工程に対応可能な離型フィルムを提供するものである。
本発明者らは上記実状に鑑み、鋭意検討した結果、特定の構成からなる離型フィルムを用いれば、上述の課題を容易に解決できることを知見し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の要旨は、ポリエステルフィルムの一方の面に離型層を有するフィルムであり、下記式(1)および(2)を同時に満足することを特徴とするグリーンシート成形用離型フィルムに存する。
F(300m/min)/F(30m/min)≦2.0 …(1)
0.01≦Si≦0.10 …(2)
(上記式中、F(300m/min)およびF(30m/min)は離型フィルムにおいて、剥離速度が各々300m/min、30m/minにおける離型層表面とアクリル系粘着テープとの剥離力(mN/cm)、Siは離型層の厚み(g/m)を表す。)
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明の離型フィルムを構成するポリエステルフィルムは、単層構成であっても積層構成であってもよく、例えば、A/B、A/B/A、A/B/C、A/B/A´等の2層、3層構成以外にも、本発明の要旨を越えない限り、4層またはそれ以上の多層であってもよく、特に限定されるものではない。
さらにポリエステルフィルムに使用するポリエステルは、ホモポリエステルであっても共重合ポリエステルであってもよい。ホモポリエステルからなる場合、芳香族ジカルボン酸と脂肪族グリコールとを重縮合させて得られるものが好ましい。芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸などが挙げられ、脂肪族グリコールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。代表的なポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート(PEN)等が例示される。
一方、共重合ポリエステルの場合は30モル%以下の第三成分を含有した共重合体であることが好ましい。共重合ポリエステルのジカルボン酸成分としては、イソフタル酸、フタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸セバシン酸、オキシカルボン酸(例えば、P−オキシ安息香酸など)等の一種または二種以上が挙げられ、グリコール成分として、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール等の一種または二種以上が挙げられる。
何れにしても本発明でいうポリエステルとは、通常80モル%以上、好ましくは90モル%以上がエチレンテレフタレート単位であるポリエチレンテレフタレート、エチレン−2,6−ナフタレート単位であるポリエチレン−2,6−ナフタレート等であるポリエステルを指す。
本発明におけるポリエステル層中には易滑性付与を主たる目的として粒子を配合することが好ましい。配合する粒子の種類は、易滑性付与可能な粒子であれば特に限定されるものではなく、具体例としては、例えば、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウム、カオリン、酸化アルミニウム、酸化チタン等の粒子が挙げられる。また、特公昭59−5216号公報、特開昭59−217755号公報等に記載されているような耐熱性有機粒子を用いてもよい。この他の耐熱性有機粒子の例として、熱硬化性尿素樹脂、熱硬化性フェノール樹脂、熱硬化性エポキシ樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等が挙げられる。さらにポリエステル製造工程中、触媒等の金属化合物の一部を沈殿、微分散させた析出粒子を用いることもできる。
一方、使用する粒子の形状に関しても特に限定されるわけではなく、球状、 塊状、棒状、扁平状等の何れを用いてもよい。また、その硬度、比重、色等についても特に制限はない。これら一連の粒子は必要に応じて2種類以上を併用してもよい。
また、本発明において用いる粒子の平均粒径は、0.1〜5μmの範囲であることが好ましく、さらに好ましくは0.5〜3μm、最も好ましくは0.5〜2μmの範囲である。平均粒径が0.1μm未満の場合には、粒子が凝集しやすい傾向があり、フィルム中での分散性が不十分となることがあり、一方、5μmを超える場合には、フィルムの表面粗度が粗くなりすぎて、後工程において離型層を設ける場合等に不具合を生じることがある。
ポリエステル中の粒子含有量は、0.01〜5重量%の範囲を満足するのが好ましく、さらに好ましくは0.01〜3重量%の範囲である。粒子含有量が0.01重量%未満の場合には、フィルムの易滑性が不十分になる場合があり、一方、5重量%を超えて添加する場合には、フィルム表面の平滑性が不十分になる場合がある。
ポリエステル中に粒子を添加する方法としては、特に限定されるものではなく、従来公知の方法を採用しうる。例えば、ポリエステルを製造する任意の段階において添加することができるが、好ましくはエステル化の段階、もしくはエステル交換反応終了後、重縮合反応を進めてもよい。また、ベント付き混練押出機を用い、エチレングリコールまたは水などに分散させた粒子のスラリーとポリエステル原料とをブレンドする方法、または混練押出機を用い、乾燥させた粒子とポリエステル原料とをブレンドする方法などによって行われる。
本発明の離型フィルムを構成するポリエステルフィルムの厚みは、特にグリーンシートに対する離型性を軽剥離化する点を配慮した場合、フィルムの腰による影響を低減させるため、より薄膜であるのが好ましい。しかしながら、一方においては後述する離型層積層時のフィルム平面性確保の必要があり、離型フィルムを構成するポリエステルフィルム厚みが薄膜化しすぎる場合には、熱しわ等により、フィルム平面性が損なわれる場合が多い。
このような観点から、本発明における離型フィルムを構成するポリエステルフィルムの厚みは9〜38μmであるのが好ましく、さらに好ましくは9〜30μmの範囲が良い。
本発明における離型フィルムを構成するポリエステルフィルムの長手方向および幅方向のフィルム厚みむらは共に5%以下に抑えるのが用途上、好ましく、さらに好ましくは、当該フィルム厚みむらが長手方向および幅方向共に3%以下である。フィルム厚みむらを上述の範囲に抑えるための具体的手法としては、例えば、同時二軸延伸法を採用する方法等が例示される。フィルム厚みむらに関して、フィルム厚みむらが長手方向または幅方向の少なくとも一方が5%を超える場合、当該ポリエステルフィルムから構成される離型フィルムを用いてグリーンシートを成形した場合、得られるグリーンシートは厚みむらが大きくなる傾向があり、例えば、グリーンシートの積層数が400層以上の高容量のセラミック積層コンデンサー製造用には不適当となる場合がある。
次に本発明におけるポリエステルフィルムの製造例について具体的に説明するが、以下の製造例に何ら限定されるものではない。
まず、先に述べたポリエステル原料を使用し、ダイから押し出された溶融シートを冷却ロールで冷却固化して未延伸シートを得る。この場合、シートの平面性を向上させるためシートと回転冷却ドラムとの密着性を高めることが好ましく、静電印加密着法および/または液体塗布密着法が好ましく採用される。次に得られた未延伸シートは二軸方向に延伸される。その場合、まず、前記の未延伸シートを一方向にロールまたはテンター方式の延伸機により延伸する。延伸温度は、通常70〜120℃、好ましくは80〜110℃であり、延伸倍率は通常2.5〜7倍、好ましくは3.0〜6倍である。次いで、一段目の延伸方向と直交する延伸温度は通常130〜170℃であり、延伸倍率は通常3.0〜7倍、好ましくは3.5〜6倍である。そして、引き続き180〜270℃の温度で緊張下または30%以内の弛緩下で熱処理を行い、二軸配向フィルムを得る。
上記の延伸においては、一方向の延伸を2段階以上で行う方法を採用することもできる。その場合、最終的に二方向の延伸倍率がそれぞれ上記範囲となるように行うのが好ましい。また、同時二軸延伸を行うことも可能である。同時二軸延伸法としては、前記の未延伸シートを通常70〜120℃、好ましくは80〜110℃で温度コントロールされた状態で機械方向および幅方向に同時に延伸し配向させる方法で、延伸倍率としては、面積倍率で4〜50倍、好ましくは7〜35倍、さらに好ましくは10〜25倍である。そして、引き続き、170〜250℃の温度で緊張下または30%以内の弛緩下で熱処理を行い、延伸配向フィルムを得る。
上述の延伸方式を使用する同時二軸延伸装置に関しては、スクリュー方式、パンタグラフ方式、リニアー駆動式等、従来から公知の延伸方式を採用することができる。
本発明において、同時二軸延伸により離型フィルムを構成するポリエステルフィルムを延伸することによれば、従来、逐次二軸延伸では面積倍率が大きくなる場合において、延伸時に破断する等の不具合を生じる場合があったが、同時二軸延伸においては延伸追従性が良好であるため、フィルム長手方向および幅方向において、逐次二軸延伸よりもさらに面積倍率を大きくすることが可能なため、さらにフィルム厚みむらの小さいポリエステルフィルムを製造することが可能となるので好ましい。
また、上述のポリエステルフィルムの延伸工程中にフィルム表面を処理する、いわゆる塗布延伸法(インラインコーティング)を施すことができる。それは以下に限定するものではないが、例えば、逐次二軸延伸においては特に1段目の延伸が終了して、2段目の延伸前にコーティング処理を施すことができる。塗布延伸法にてポリエステルフィルム上に塗布層が設けられる場合には、延伸と同時に塗布が可能になると共に塗布層の厚みを延伸倍率に応じて薄くすることができ、ポリエステルフィルムとして好適なフィルムを製造できる。
次に本発明の離型層の形成について説明する。
本発明における離型フィルムを構成する離型層は上述の塗布延伸法(インラインコーティング)によりポリエステルフィルム上に設けられてもよいが、一旦製造したフィルム上に系外で塗布する、いわゆるオフラインコーティングを採用してもよく、むしろその方が好ましい。
本発明における離型フィルムを構成する離型層は離型性を有するものであれば特に限定されるわけではなく、中でも硬化型シリコーン樹脂を含有することによれば、特に離型性が良好となるのでよい。
硬化型シリコーン樹脂の種類としては付加型・縮合型・紫外線硬化型・電子線硬化型・無溶剤型等、何れの硬化反応タイプでも用いることができる。これらの中でも硬化反応が早い点で付加型が好ましく、さらに付加型の中でも、紫外線硬化型・電子線硬化型・無溶剤型からなるタイプが、より低温で硬化可能であるために好ましい。また、離型層の剥離性等を調整するために剥離コントロール剤を併用してもよい。
本発明者らは離型フィルムを構成する離型層に関して、面剥離方式を採用する剥離工程において、軽剥離化を実現するための手法の一つとして、離型層の薄膜化が有効であることを知見した。離型層の薄膜化に伴い、得られる離型面の剛性が増し、グリーンシート剥離時の剥離性に大きく寄与するためと考えられる。
そのため、本発明における離型フィルムを構成する離型層に関して、離型層の塗工量(乾燥後)(Si)が0.01〜0.10g/mの範囲にある必要があり、好ましくは0.01〜0.08g/m、さらに好ましくは0.01〜0.06g/mの範囲である。Siが0.01g/m未満の場合、塗工性の面より安定性に欠け、均一な塗膜を得るのが困難になる。一方、Siが0.10g/mを超える場合、面剥離方式を採用する剥離工程において、剥離困難になる等の不具合を生じる様になる。
本発明において、ポリエステルフィルムに離型層を設ける方法として、リバースグラビアコート、ダイレクトグラビアコート、バーコート、ダイコート等、従来公知の塗工方式を用いることができる。なお、塗工方式に関しては「コーティング方式」槇書店 原崎勇次著1979年発行に記載例がある。
本発明において、離型層を形成する際の硬化条件に関しては特に限定されるわけではなく、例えば、オフラインコートによりポリエステルフィルム上に離型層を設ける場合、通常、80〜200℃で3〜40秒間、好ましくは100〜180℃で3〜40秒間を目安として熱処理を行うのが良い。
また、必要に応じて熱処理と紫外線照射等の活性エネルギー線照射とを併用してもよく、その場合、活性エネルギー線照射による硬化のためのエネルギー源としては、従来公知の装置,エネルギー源を用いることができる。具体例としては、殺菌灯、紫外線用蛍光灯、カーボンアーク、キセノンランプ、複写用高圧水銀灯、中圧または高圧水銀灯、超高圧水銀灯、無電極ランプ、メタルハライドランプ、自然光等を光源とする紫外線、または走査型、カーテン型電子線加速器による電子線等を使用する方法が挙げられる。また、活性エネルギー線照射による硬化においては反応効率化の点で窒素ガス等の不活性ガス雰囲気下で照射することも可能である。
本発明における離型フィルムを構成するポリエステルフィルムには予めコロナ処理、プラズマ処理等の表面処理を施してもよい。
さらに本発明における離型フィルムを構成するポリエステルフィルムには予め接着層、帯電防止層等の塗布層が設けられていてもよい。
本発明においては、面剥離方式を剥離伝搬速度がより速い、高速剥離領域での剥離方式と捉え、特に30m/min以上の剥離速度領域における剥離力を軽剥離化することが面剥離方式に対応可能な離型フィルムを設計する上で重要であることを知見した。すなわち、本発明における離型フィルムにおいては、面剥離方式を採用する剥離工程に対応するため、異なる剥離速度における剥離力の比率(F(300m/min)/F(30m/min))が、2.0以下、好ましくは1.5以下である。F(300m/min)/F(30m/min)が2.0を超える場合、成形後のグリーンシートを面剥離させる際に剥離困難になる。
本発明における離型フィルムの離型層の特性が上記関係を満足するための具体的手法として、例えば、離型層が硬化型シリコーン樹脂を含有する場合、離型層の構成単位として、T単位(SiO3/2)構造を有するシリコーン系化合物を併用する方法等が挙げられる。さらにT単位を有するシリコーン系化合物の具体例として、分岐構造を有する 溶剤型シリコーン樹脂、あるいは分岐構造を有する無溶剤型シリコーン樹脂等が挙げられる。
本発明における離型フィルムを構成する離型層中にT単位構造を有するシリコーン系化合物を併用することにより、離型層形成過程において、離型層を形成するバインダー樹脂側(例えば、上述の分岐構造を有する硬化型シリコーン樹脂を使用する等)から架橋反応における架橋点を意図的に増加させることが可能となる。その結果、得られる離型層自体の架橋密度がさらに向上することにより、面剥離方式を採用する剥離工程、例えば、セラミック積層コンデンサー製造時に使用するシート状のセラミックグリーンシートを成形後に離型フィルムの離型面より剥離する工程等に対応可能となる。
また、本発明における離型フィルムに関して、剥離速度300(m/min)における離型層表面とアクリル系粘着テープとの剥離力(F(300m/min))は、200mN/cm以下、さらには150mN/cm以下であることが好ましい。F(300m/min)が200mN/cmを超える場合には、グリーンシート剥離時に剥離困難になる場合がある。本発明の離型フィルムは上記の追加的要件を同時に満足することにより、面剥離方式を採用する剥離工程において、更なる軽剥離化が可能となる。
さらに本発明の離型フィルムにおいては離型面の平坦性を確保するため、離型面の最大粗さ(P−V(Si))が700nm以下であることが好ましく、さらに好ましくは500nm以下、特に好ましくは300(nm)以下である。P−V(Si)が700nmを超える場合には、離型面の平坦性が不十分となり、例えば、平坦な表面を有するグリーンシートを得るのが困難になる場合がある。P−V(Si)の下限に関しては、離型フィルムの巻取り性あるいは搬送性等を考慮して、50nmとするのが好ましい。
さらに本発明の離型フィルムにおいては、背面(離型層が設けられていない面)におけるフィルム巻取り性あるいは搬送性を良好とするために、離型層が設けられていない面の最大粗さ(P−V)が300nm以上を満足するのが好ましい。一方、P−Vの上限に関しては、グリーンシートが積層された離型フィルムを巻取った後、離型層が設けられていない面からグリーンシート表面への粗度転写等を考慮し、700nmを上限とするのが好ましい。
本発明における離型フィルムに関して、離型層の残留接着率は成形するグリーンシート表面への離型成分の移行あるいは転着を抑制するため、90%以上が好ましく、さらに好ましくは95%以上が良い。残留接着率が90%未満の場合、離型フィルムの離型面と接する相手方グリーンシート表面への離型成分の移行が多くなり、例えば、グリーンシート積層時にシート間接着力が低下する等の不具合を生じる場合がある。
本発明の離型フィルムは離型面から真空吸引等により垂直方向にグリーンシートを剥離する、いわゆる面剥離方式を採用する剥離工程に対応可能な離型フィルムを提供するため、その工業的価値は極めて高い。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。また、本発明で用いた測定法は次のとおりである。
(1)ポリエステルの固有粘度の測定
ポリエステルに非相溶な他のポリマー成分および顔料を除去したポリエステル1gを精秤し、フェノール/テトラクロロエタン=50/50(重量比)の混合溶媒100mlを加えて溶解させ、30℃で測定した。
(2)平均粒径(d50:μm)の測定
遠心沈降式粒度分布測定装置((株)島津製作所(製)SA−CP3型)を使用して測定した等価球形分布における積算(重量基準)50%の値を平均粒径とした。
(3)離型フィルムの剥離力(F)の評価
試料フィルムの離型層に粘着テープ(日東電工製「No.31B」)を貼り付けた後、50mm×300mmのサイズにカットし、室温にて1時間放置後の剥離力を測定する。剥離力は引張試験機((株)インテスコ製「インテスコモデル2001型」)を使用し、引張速度0.3m/minの条件下、180°剥離を行った。
(4)離型フィルムの剥離力(F(30m/min)、F(300m/min))評価
試料フィルムの離型層表面に粘着テープ(日東電工製「No.31B」)を貼り付けた後、50mm×300mmのサイズにカットし、室温にて1時間放置後の剥離力を測定する。剥離力はテスター産業(製)高速剥離試験機「TE−702型」を使用し、 試料フィルムの離型面が上面になるように固定し、貼り合わせている相手方No.31B粘着テープ側を剥離する方法にて、剥離速度が各々、30m/min、300m/minの条件下、180°剥離を行った。
(5)離型フィルムの剥離力(F(H))の評価(面剥離力測定の代用評価)
試料フィルムの離型面に下記樹脂組成物からなる樹脂シートを湿潤状態で150(g/m)の塗布量にて塗布した後、熱風式オーブン中において、120℃、1分間乾燥し、塗布厚み(乾燥後)が5g/mの樹脂シートが積層された積層フィルムを得た。次に得られた積層フィルムを40mm角に切り出した後、ステンレス製平板治具(サイズ:50mm角、厚み1mm)2枚を用いて、積層フィルムの両面に日東電工製No.502両面粘着テープを用いて貼付した。次に両面に治具を貼り付けた積層フィルムにおいて、樹脂シート面側が上面になるように(株)インテスコ製「インテスコモデル2001型」に固定し、積層フィルムのフィルム面に対して垂直方向に400mm/minの剥離速度で離型面から樹脂シートを面剥離した。同様の作業を10回繰り返した後の剥離成功率(%)を用いて、下記判定基準により判定を行った。なお、試料フィルムの離型面より樹脂シートが全面に剥離した場合にのみ、「剥離成功」と判定した。部分的に剥離する場合、あるいは剥離困難な場合には「剥離不成功」として判定を行った。
《樹脂シート組成物》
・ポリビニルブチラール樹脂(積水化学製 エスレックBM−S) 20部
・フタ−ル酸ジオクチル 5部
・トルエン/エタノール(混合比率は6:4) 100部
《判定基準》
○ …剥離成功率が90%以上(実用上問題ないレベル)
△ …剥離成功率が70%以上90%未満(実用上問題となる場合があるレベル)
× …剥離成功率が50%以上70%未満(実用上、問題あるレベル)
×× …剥離成功率が50%未満(実用上、特に問題あるレベル)
(6)離型フィルムの離型面および離型層が設けられていない面の最大粗さ(P−V(Si)、P−V)評価
直接位相検出干渉法、いわゆるマイケルソンの干渉を利用した2光束干渉法を用いた、非接触表面計測システム「マイクロマップ社製(Micromap512)」により、試料フィルムの離型面の最大粗さ(P−V(Si))および離型層が設けられていない面の最大粗さ(P−V)を計測した。なお、測定波長は554nmとし、対物レンズは20倍を用いて、20視野計測し、その平均値を採用した。
(7)離型層の塗布量(Si)測定
蛍光X線測定装置((株)島津製作所(製)型式「XRF−1500」)を用いてFP(Fundamental Parameter Method)法により、下記測定条件下、離型フィルムの離型層が設けられた面および離型層がない面の珪素元素量を測定し、その差をもって、離型層中の珪素元素量とした。次に得られた珪素元素量を用いて、−SiO(CHのユニットとしての塗布量(Si)(g/m)を算出した。
《測定条件》
分光結晶:PET(ペンタエリスリトール)
2θ:108.88°
管電流:95mA
管電圧:40kv
(8)離型フィルムの残留接着率評価
(i)残留接着力
試料フィルムの離型面に日東電工(製)No.31B粘着テープを2kgゴムローラーにて1往復圧着し、100℃で1時間加熱処理する。次いで、圧着したサンプルからNo.31B粘着テープを剥がし、JIS−C−2107(ステンレス板に対する粘着力、180°引き剥がし法)の方法に準じて接着力を測定する。これを残留接着力とする。
(ii)基礎接着力
残留接着力の場合と同じ粘着テープ(No.31B)を用いて、JIS−C−2107に準じてステンレス板に粘着テープを圧着して、同様の要領にて測定を行う。この時の値を基礎接着力とする。これらの測定値を用いて、下記式に基づいて残留接着率を求める。
残留接着率(%)=(残留接着力/基礎接着力)×100
なお、測定は20±2℃、65±5%RHにて行う。
(9)離型フィルムの長手方向および幅方向のフィルム厚みむら測定
試料フィルムを30mm幅×3m長に切り出す。その後、安立電気社製連続フィルム厚み測定器(電子マイクロメーター使用)により測定し、下記式によりフィルム厚みむらを算出した。
厚みむら(%)=(最大厚み−最小厚み)/平均厚み×100
例えば、試料サンプルがA4カット判サイズの場合には30mm幅に切り出したサンプル同士をつなぎ合わせて、測定長3m分(つなぎ部は除く)を確保する要領にて測定を行うことができる。
(10)セラミックグリーンシートの厚みむら評価
下記組成から構成されるセラミックスラリーを公知の手法により湿潤状態で12μmとなるようにスロットダイを用いて、試料フィルムの離型面にセラミック層を塗設し、セラミックグリーンシートを作成し、セラミックグリーンシートの厚さを非接触式のβ線厚さ計にてフィルム上における縦方向、横方向のセラミック層の厚さを実測し、その結果を基に下記判定基準にて判定を行った。
<セラミックスラリー組成>
セラミック粉体(チタン酸バリウム) 100部
結合剤(ポリビニルブチラール樹脂) 5部
可塑剤(フタル酸ジオクチル) 1部
トルエン/MEK混合溶媒(1:1の配合比率) 100部
<グリーンシート厚さムラ判定基準>
○:厚みむらが3%未満(実用上問題のないレベル)
×:厚みむらが3%以上(実用上問題あるレベル)
〈ポリエステルの製造〉
製造例1(ポリエチレンテレフタレートA1)
テレフタル酸86部、エチレングリコール70部を反応器にとり、約250℃で4時間エステル交換反応を行った。三酸化アンチモンを0.03部およびリン酸0.01部、平均粒径0.2μmの酸化アルミニウム粒子を0.2部加え、250℃から285℃まで徐々に昇温すると共に圧力を徐々に減じて0.5mmHgとした。4時間後、重合反応を停止し、極限粘度0.65のポリエチレンテレフタレートA1を得た。
製造例2(ポリエチレンテレフタレートA2)
製造例1において、平均粒径0.2μmの酸化アルミニウム粒子0.2部用いる代わりに平均粒径1.5μmの二酸化珪素粒子0.1部用いる以外は製造例2と同様にして製造し、ポリエチレンテレフタレートA2を得た。
製造例3(ポリエチレンテレフタレートA3)
製造例1において、平均粒径0.2μmの酸化アルミニウム粒子0.2部用いる代わりに平均粒径0.7μmの炭酸カルシウム粒子0.2部を用いる以外は製造例2と同様にして製造し、ポリエチレンテレフタレートA3を得た。
製造例4(ポリエチレンテレフタレートA4)
製造例1において、平均粒径0.2μmの酸化アルミニウム粒子0.2部を用いる代わりに平均粒径0.2μmの酸化アルミニウム粒子1部を用いる以外は製造例1と同様にして製造し、ポリエチレンテレフタレートA4を得た。
製造例5(ポリエチレンテレフタレートA5)
製造例2において、平均粒径1.5μmの二酸化珪素粒子0.1部用いる代わりに平均粒径1.5μmの二酸化珪素粒子4部用いる以外は製造例1と同様にして製造し、ポリエチレンテレフタレートA5を得た。
〈ポリエステルフィルムの製造〉
製造例6(PETフィルムF1)
製造例1で製造したポリエチレンテレフタレートA1を180℃で4時間、不活性ガス雰囲気中で乾燥し、溶融押出機により290℃で溶融し、口金から押出し静電印加密着法を用いて表面温度を40℃に設定した冷却ロール上で冷却固化して未延伸シートを得た。次いで、下記組成からなる塗布剤を塗布した後、フィルムをテンターに導き、90℃で縦方向に4.5倍、横方向に4.8倍、同時二軸延伸した後、230℃にて熱固定を行い、厚さ38μmのPETフィルムF1を得た。
製造例7(PETフィルムF2)
製造例6において、ポリエチレンテレフタレートA1の代わりに製造例2で製造したポリエチレンテレフタレートA2を用いる以外は製造例6と同様にして、厚さ38μmのPETフィルムF2を得た。
製造例8(PETフィルムF3)
製造例6において、ポリエチレンテレフタレートA1の代わりに製造例3で製造したポリエチレンテレフタレートA3を用いる以外は製造例6と同様にして、厚さ38μmのPETフィルムF3を得た。
製造例9(PETフィルムF4)
製造例1で製造したポリエチレンテレフタレートA1を180℃で4時間、不活性ガス雰囲気中で乾燥し、溶融押出機により290℃で溶融し、口金から押出し静電印加密着法を用いて表面温度を40℃に設定した冷却ロール上で冷却固化して未延伸シートを得た。次いで、85℃で縦方向に3.5倍延伸した。その後、フィルムをテンターに導き、横方向に3.8倍延伸した後、230℃にて熱固定を行い、厚さ38μmのPETフィルムF4を得た。
製造例10(PETフィルムF5)
製造例9において、ポリエチレンテレフタレートA1の代わりに製造例2で製造したポリエチレンテレフタレートA4を用いる以外は製造例9と同様にして、厚さ38μmのPETフィルムF5を得た。
製造例11(PETフィルムF6)
製造例9において、ポリエチレンテレフタレートA1の代わりに製造例4で製造したポリエチレンテレフタレートA5を用いる以外は製造例9と同様にして、厚さ38μmのPETフィルムF6を得た。
製造例4で得たPETフィルムF1に下記組成からなる離型剤を塗布量(乾燥後)が0.06g/mになるようにグラビアコート方式にて塗布し、120℃、30秒間熱処理した後、離型フィルムを得た。
《離型剤組成》
硬化型シリコーン樹脂(信越化学製:KS−774) 49.5重量%
硬化型シリコーン樹脂(信越化学製:X−62−1387) 49.5重量%
硬化剤(信越化学製:PL−50T) 1重量%
トルエン/MEKの混合溶媒(混合比率は1:1)にて希釈し、固型分濃度2重量%塗布液を作製した。
実施例1において、PETフィルムF1の代わりにPETフィルムF2を用いる以外は実施例1と同様にして製造し、離型フィルムを得た。
実施例1において、PETフィルムF1の代わりにPETフィルムF3を用いる以外は実施例1と同様にして製造し、離型フィルムを得た。
実施例1において、PETフィルムF1の代わりにPETフィルムF4を用いる以外は実施例1と同様にして製造し、離型フィルムを得た。
実施例1において、PETフィルムF1の代わりにPETフィルムF5を用いる以外は実施例1と同様にして製造し、離型フィルムを得た。
実施例1において、PETフィルムF1の代わりにPETフィルムF6を用いる以外は実施例1と同様にして製造し、離型フィルムを得た。
実施例1において離型剤組成を下記離型剤組成に変更する以外は実施例1と 同様にして製造し、離型フィルムを得た。
《離型剤組成》
硬化型シリコーン樹脂(信越化学製:KS−774) 64.5重量%
硬化型シリコーン樹脂(信越化学製:X−62−1387) 34.5重量%
硬化剤(信越化学製:PL−50T) 1重量%
トルエン/MEKの混合溶媒(混合比率は1:1)にて希釈し、固型分濃度 2重量%塗布液を作製した。
実施例1において、PETフィルムF1の代わりに三菱化学ポリエステルフィルム社製ダイアホイルT300(厚み30μm)を用いる以外は実施例1と同様にして製造し、離型フィルムを得た。
(比較例1)
実施例1において、離型層の塗布厚み(乾燥後)を0.12g/mにする以外は実施例1と同様にして製造し、離型フィルムを得た。
(比較例2)
実施例1において離型剤組成を下記離型剤組成に変更する以外は実施例1と同様にして製造し、離型フィルムを得た。
《離型剤組成》
硬化型シリコーン樹脂(信越化学製:KS−774) 99重量%
硬化剤(信越化学製:PL−50T) 1重量%
トルエン/MEKの混合溶媒(混合比率は1:1)にて希釈し、固型分濃度2重量%塗布液を作製した。
(比較例3)
実施例1において、離型層の塗布厚み(乾燥後)を0.004g/mにする以外は実施例1と同様にして製造し、離型フィルムを得た。得られた離型フィルムは離型面のはじきが発生しているのが確認され、実用上問題あるレベルであった。
以上、得られた結果をまとめて下記表1〜表4に示す。
Figure 2005262455
Figure 2005262455
Figure 2005262455
Figure 2005262455
本発明のフィルムは、例えば、詳しくはセラミック積層コンデンサー、セラミック基板等のセラミック電子部品製造時に使用するグリーンシート成形用として、離型フィルムの離型面から真空吸引等により垂直方向にグリーンシートを剥離する、いわゆる面剥離方式を採用する剥離工程に対応可能な離型フィルムとして好適に利用することができる。

Claims (1)

  1. ポリエステルフィルムの一方の面に離型層を有するフィルムであり、下記式(1)および(2)を同時に満足することを特徴とするグリーンシート成形用離型フィルム。
    F(300m/min)/F(30m/min)≦2.0 …(1)
    0.01≦Si≦0.10 …(2)
    (上記式中、F(300m/min)およびF(30m/min)は離型フィルムにおいて、剥離速度が各々300m/min、30m/minにおける離型層表面とアクリル系粘着テープとの剥離力(mN/cm)、Siは離型層の厚み(g/m)を表す。)
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