JP2005261629A - ミシンの糸調子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1対の糸調子皿により張力を発生させる駆動アクチュエータの交換を簡単化でき、しかも駆動アクチュエータの駆動力の変化により上糸に付与する張力を調節する応答性及び精度を高めるようにすること。
【解決手段】 アーム部4の前部フレーム4aに支持された糸調子軸18と、その糸調子軸18に支持された被押圧側糸調子皿23及びこの被押圧側糸調子皿23にアーム部4側から押圧する押圧側糸調子皿22と、被押圧側糸調子皿23及び押圧側糸調子皿22により上糸9に付与する張力の大きさを変更する為の糸調子ソレノイド12と、その糸調子ソレノイド12の駆動力を押圧側糸調子皿22に伝達する押圧力伝達部材13とを備え、押圧力伝達部材13は、先端側部分を構成する駆動ロッド25と、その駆動ロッド25よりも大径であって後端側部分を構成する中間ロッド31とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ミシンの糸調子装置に関し、特にミシンアームの後部フレームに配設した駆動アクチュエータで、ミシンアームの前部フレームに配設した1対の糸調子皿による上糸に対する張力の大きさを変更するようにしたものに関する。
従来、本縫いミシンやサイクルミシン等の各種のミシンにおいては、上糸に付与する張力の大きさを調節できるように、各種の糸調子装置が設けられている。最近では、その糸調子を手動式で調節するのではなく、ソレノイドアクチュエータを用いて自動的に調節可能にした自動糸調子装置が各種提案されるとともに、実用化されている。
例えば、特公昭56−6314号公報に記載のミシンの天秤の制御装置は、ミシンアームの前部フレームに、1対の糸調子皿を有する糸調子器を設けるとともに、前部フレームの内側に設けたマグネットのアマチュアの先端部で、糸調子器の押圧側の糸調子皿をフレーム内側から外側に押圧するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
前述した特公昭56−6314号公報に記載のミシンの天秤の制御装置においては、マグネットをミシンアームの内部に設けている為、そのマグネットが故障した場合、作業者の手をアーム部のフレーム内に挿入させてマグネットを交換するようになり、交換作業が複雑化し面倒であるという問題がある。
そこで、糸調子の為のソレノイドアクチュエータの保守や交換作業の簡単化が図れるように、ソレノイドアクチュエータをフレームの外側に配設するようにしたミシンも種々提案されている。
例えば、特開2002−210279号公報に記載のミシンの糸調子装置は、特開2002−210279号の図4〜図8に示すように、ミシンアームの前部フレームに、1対の糸調子皿を支持する糸調子軸を保持する糸調子台を設けるとともに、その糸調子台の前側に円筒状の電磁ソレノイドを一体的に設け、電磁ソレノイドを駆動させると、そのプランジャーの糸調子皿方向への移動により、1対の糸調子皿により張力が発生するように構成されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、この場合には、円筒状の電磁ソレノイドがミシンアームの前部フレームから前方(ユーザーによる操作側)に大きく張り出すようになり、上糸掛け操作をする場合だけに限らず、縫製作業する場合にも邪魔になる等の問題がある。
そこで、特開2002−210279号公報に記載のミシンの糸調子装置においては、特開2002−210279号の図16〜図17に示すように、電磁ソレノイドを分離して、ミシンアームの後部フレームの外側に配設し、1対の糸調子皿を支持する糸調子軸内を挿通する糸緩めピンを後方に長く延長させ、電磁ソレノイドの可動軸と糸緩めピンの後端部とを後部フレーム近傍で連結し、電磁ソレノイドを複数種類の駆動電圧の何れかで駆動することにより、コイルバネのバネ力を変化させて下糸に対する張力を変更できるように構成されている(例えば、特許文献3参照)。
特公昭56−6314号公報 (第2〜3頁、図1) 特開2002−210279号公報 (第6〜7頁、図4〜図8) 特開2002−210279号公報 (第11〜12頁、図16,図17)
前述した特開2002−210279号公報に記載の糸切り装置においては、特開2002−210279号の図16,図17に示す移動糸調子装置のように、糸調子を調節するための電磁ソレノイドを、ミシンアームの後部フレームの外側に張り出すように設置してあるため,その電磁ソレノイドのメンテナンスや故障時における交換作業が容易にはなるが、糸調子軸を挿通させた細い糸緩めピンが、前部フレームから後部フレームまで長い距離に亙って設けられているため、電磁ソレノイドの駆動により可動軸が突出して糸緩めピンの後端部を、コイルバネのバネ力に抗して押圧した場合、糸緩めピンはその途中部で撓みが生じ易い。
このように、糸緩めピンが途中部で撓むことにより、糸緩めピンの先端部における応答性が悪化し、1対の糸調子皿間に作用する張力を微妙に制御することができず、糸調子を調節する精度が低下すること、等の問題がある。そこで、糸緩めピンを太くすることも考えられる。しかし、軸径を太くした糸緩めピンを挿通させる糸調子軸も大型化し、糸調子装置自体が大型化し、コスト高になること、等の問題が起こる。
請求項1に係るミシンの糸調子装置は、ミシンアームの糸供給源から天秤を経て縫針に至る上糸供給経路の途中部において上糸に張力を付与するミシンの糸調子装置において、ミシンアームのうちの前部フレームに配設された糸調子軸と、糸調子軸に支持された被押圧側糸調子皿とこの被押圧側糸調子皿にミシンアーム側から押圧する押圧側糸調子皿と、被押圧側及び押圧側糸調子皿により上糸に付与する張力の大きさを変更する為の駆動アクチュエータと、駆動アクチュエータの駆動力を押圧側糸調子皿に伝達する押圧力伝達部材であって、糸調子軸の内部に挿通される先端側部分と、駆動アクチュエータに連結され先端側部分よりも太い後端側部分とを備えた押圧力伝達部材とを備えたものである。
駆動アクチュエータが駆動電圧を受けて作動した場合、その駆動力は押圧力伝達部材を介して糸調子軸に支持された押圧側糸調子皿に伝達され、その押圧側糸調子皿が被押圧側糸調子皿を押圧するので、これら両糸調子皿間に供給された上糸に対して、駆動力に応じた張力が付与される。この場合、押圧力伝達部材の糸調子軸の内部に挿通される先端側部分に対して、駆動アクチュエータに連結された後端側部分の方が太くなっているため、押圧力伝達部材が駆動アクチュエータの駆動力を受けて押圧側糸調子皿に伝達する際に、その途中部で撓みが生じることがなく、駆動アクチュエータの駆動力の変化に応じた押圧力が押圧側糸調子皿に正確に伝達される。
請求項2に係るミシンの糸調子装置は、請求項1の発明において、前記押圧力伝達部材は、先端側部分を構成する第1伝達部材と、後端側部分を構成する第2伝達部材であって第1伝達部材よりも太い第2伝達部材とを有するものである。この場合、駆動アクチュエータの駆動力は、先ず太くなっている後端側部分の第2伝達部材に伝達され、次に先端側部分の第1伝達部材に伝達される。
請求項3に係るミシンの糸調子装置は、請求項2の発明において、前記駆動アクチュエータを糸調子軸が配設された前部フレームとは反対側の後部フレームに設け、後部フレームと前部フレームとにわたって一体形成された支持フレームを設け、その支持フレームで第2伝達部材を支持するものである。
この場合、後部フレームに駆動アクチュエータを配設したため、駆動アクチュエータを簡単に交換できる。後部フレームに配設された駆動アクチュエータと前部フレームに配設された糸調子軸の間に位置する押圧力伝達部材の第2伝達部材は、後部フレームと前部フレームとにわたって一体形成された支持フレームで支持されるため、その支持フレームによりオイルタンクから各部位に給油されたオイルや埃等が第2伝達部材に付着することがなく、第2伝達部材の駆動力伝達機能を十分に発揮できる。
請求項4に係るミシンの糸切り装置は、請求項2又は3の発明において、前記駆動アクチュエータはソレノイドアクチュエータで構成され、ソレノイドアクチュエータの出力軸と第2伝達部材とを糸調子緩め側へ弾性付勢する復帰用スプリングを設けたものである。この場合、駆動アクチュエータが駆動された場合、出力軸が復帰用スプリングのバネ力に抗して所定ストローク分進出するため、第2伝達部材が押圧位置へ移動するが、駆動アクチュエータの駆動が停止された場合、これら出力軸と第2伝達部材とは復帰用スプリングのバネ力により、元の糸調子緩め位置に復帰移動する。
請求項5に係るミシンの糸調子装置は、請求項4の発明において、前記第1伝達部材の後端に第2伝達部材の前端が当接しており、駆動アクチュエータの非駆動時には、復帰用スプリングの付勢力により当接が解除されるものである。駆動アクチュエータが駆動された場合、出力軸が復帰用スプリングの付勢力に抗して所定ストローク分進出するため、第2伝達部材の前端が第1伝達部材の後端に当接して押圧側糸調子皿が押圧されるが、駆動アクチュエータの駆動が停止された場合、第1伝達部材は復帰移動することなく、復帰用スプリングの付勢力により、出力軸と第2伝達部材だけが元の糸調子緩め位置に復帰移動する。
請求項6に係るミシンの糸調子装置は、請求項2〜5の何れかの発明において、前記第1伝達部材の前端と押圧側糸調子皿との間に、皿押え部材が配設されたものである。この場合、第1伝達部材は皿押え部材を介して押圧側糸調子皿を間接的に押圧するため、メッキ仕上げした高価な押圧側糸調子皿の第1伝達部材による摩耗が解消され、しかも第1伝達部材で押圧側糸調子皿を直接的に押圧する場合に比べて、第1伝達部材の長さを皿押え部材の厚み分短くでき、第1伝達部材の撓みに対する剛性が高まる。
請求項7に係るミシンの糸調子装置は、請求項1〜6の何れかの発明において、前記駆動アクチュエータの出力軸は、その出力軸の軸心方向の長さを螺合により調節可能なネジ部材を有するものである。この場合、駆動アクチュエータの出力軸に螺合されたネジ部材の螺合量を調節して、前部フレームから後部フレームまでの距離のバラツキ、第1,第2伝達部材の長さのバラツキ、駆動アクチュエータの出力軸の長さのバラツキを加味した駆動アクチュエータのストローク量を一定にすることによって、押圧側糸調子皿の押圧力の精度を高めることができる。
請求項8に係るミシンの糸調子装置は、請求項3〜7の何れかの発明において、前記駆動アクチュエータの後部フレームより外側に突出する部分を保護する保護カバーを設け、その保護カバーに駆動アクチュエータの作動状態を確認する為の切欠き孔を形成したものである。この場合、駆動アクチュエータの外側に突出する部分が保護カバーで保護されているが、切欠き孔を介して駆動アクチュエータの作動状態が、視認により、或いは指の感触により分かる。
請求項1の発明によれば、ミシンアームの糸供給源から天秤を経て縫針に至る上糸供給経路の途中部において上糸に張力を付与するミシンの糸調子装置において、糸調子軸と、被押圧側糸調子皿及び押圧側糸調子皿と、駆動アクチュエータと、駆動アクチュエータの駆動力を押圧側糸調子皿に伝達する押圧力伝達部材であって、糸調子軸の内部に挿通される先端側部分と、駆動アクチュエータに連結され先端側部分よりも太い後端側部分とを備えた押圧力伝達部材とを備えたので、駆動アクチュエータの駆動により発生した駆動力が押圧力伝達部材を介して押圧側糸調子皿に伝達される際に、先端側部分に対して後端側部分の方が太くなっているため、押圧力伝達部材の途中部で撓みが生じることがなく、駆動アクチュエータの駆動力の変化に応じた押圧力が押圧側糸調子皿に正確に伝達でき、張力を調節する応答性及び精度を高めることができる。
請求項2の発明によれば、前記押圧力伝達部材は、先端側部分を構成する第1伝達部材と、後端側部分を構成する第2伝達部材であって第1伝達部材よりも太い第2伝達部材とを有するので、太さが異なる押圧力伝達部材を1部品で作製する場合に比べて、安価に且つ容易に作製することができる。その他請求項1と様の効果が得られる。
請求項3の発明によれば、前記駆動アクチュエータを糸調子軸が配設された前部フレームとは反対側の後部フレームに設け、後部フレームと前部フレームとにわたって一体形成された支持フレームを設け、その支持フレームで前記第2伝達部材を支持するので、後部フレームに配設された駆動アクチュエータが故障した場合の交換作業を簡単化することができる。
更に、押圧力伝達部材の第2伝達部材は、後部フレームと前部フレームとにわたって一体形成された支持フレームで支持することができるだけでなく、その支持フレームによりオイルタンクから各部位に給油されたオイルや埃等の第2伝達部材への付着を確実に防止することができ、第2伝達部材の駆動力伝達機能の低下を防止することができる。その他請求項2と様の効果が得られる。
請求項4の発明によれば、前記駆動アクチュエータはソレノイドアクチュエータで構成され、ソレノイドアクチュエータの出力軸と第2伝達部材とを糸調子緩め側へ弾性付勢する復帰用スプリングを設けたので、駆動アクチュエータの駆動が停止された場合に、これら出力軸と第2伝達部材とを復帰用スプリングのバネ力により元の糸調子緩め位置に復帰移動させることができ、駆動アクチュエータを高価な復帰型を使用する必要がなく、駆動アクチュエータの小型化且つ低コスト化を図ることができる。その他請求項2又は3と同様の効果を奏する。
請求項5の発明によれば、前記第1伝達部材の後端に第2伝達部材の前端が当接しており、駆動アクチュエータの非駆動時には、復帰用スプリングの付勢力により当接が解除されるので、駆動アクチュエータの駆動が停止された場合に、第1伝達部材が復帰移動することなく、復帰用スプリングの付勢力により、出力軸と第2伝達部材だけが元の糸調子緩め位置に復帰移動するため、第1伝達部材を同時に復帰させる場合に比べて、復帰用スプリングを付勢力の弱い安価なものを使用することができる。
更に、これら両部材の製作誤差や取付け誤差等により、両部材の軸心が相互にズレるような場合でも、第1伝達部材と第2伝達部材とが当接関係にあるため、そのズレを確実に吸収して解消でき、押圧力伝達部材による駆動力の伝達性能を低下させることなく確保することができる。その他請求項4と同様の効果を奏する。
請求項6の発明によれば、前記第1伝達部材の前端と押圧側糸調子皿との間に、皿押え部材が配設されたので、押圧側糸調子皿の第1伝達部材による摩耗が解消されるため、高価な押圧側糸調子皿を交換することなく、安価な皿押え部材だけを交換するだけでよく、メンテナンス費用の低減化を図ることがてきるとともに、第1伝達部材の長さを皿押え部材の厚み分短くでき、第1伝達部材の撓みに対する剛性を格段に高めることができる。その他請求項2〜5の何れかと同様の効果を奏する。
請求項7の発明によれば、前記駆動アクチュエータの出力軸は、その出力軸の軸心方向の長さを螺合により調節可能なネジ部材を有するので、駆動アクチュエータの出力軸に螺合されたネジ部材の螺合量を調節することにより、駆動アクチュエータの出力軸のストロークを一定にすることができ、糸張力の精度を高めることができる。その他請求項1〜6の何れかと同様の効果を奏する。
請求項8の発明によれば、前記駆動アクチュエータの後部フレームより外側に突出する部分を保護する保護カバーを設け、その保護カバーに駆動アクチュエータの作動状態を確認する為の切欠き孔を形成したので、駆動アクチュエータを保護する保護カバーの切欠き孔を介して、駆動アクチュエータの作動状態を視認により、或いは指の感触により確実に認識することができる。その他請求項3〜7の何れかと同様の効果を奏する。
本実施形態におけるミシンの糸調子装置は、本縫いミシンのアーム部の後部フレームに糸調子ソレノイドを設けるとともに、1対の糸調子皿を支持する糸調子軸を有する糸調子機構を前部フレームに配設し、糸調子ソレノイドの駆動力を押圧側糸調子皿22に伝達する押圧力伝達部材を先端側の駆動ロッドと後端側の中間ロッドで構成し、先端側部分を構成する駆動ロッドより後端側部分を構成する中間ロッドの方を太くしてある。
図1に示すように、本縫いミシン1は、作業テーブルT上に載置され、針板5を有するベッド部2と、ベッド部2の後端部から上方に立設する脚柱部3と、脚柱部3の上端部からベッド部2と対向するように前方へ延びるアーム部4等から構成されている。
アーム部4には、ミシンモータ(図示略)の駆動力を主軸を介して、縫針7を有する針棒6を上下駆動させる針棒駆動機構、上糸9を引き上げる天秤8を上下駆動させる天秤駆動機構、後述する糸調子装置10等が設けられている。ここで、針棒駆動機構や天秤駆動機構は公知の技術であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
次に、図示しない糸供給源から天秤8を経て縫針7に至る上糸供給経路の途中部であって、アーム部4に設けられた糸調子装置10について、説明する。
図1,図2に示すように、糸調子装置10は、アーム部4の前部フレーム4aに設けられた糸調子機構11と、アーム部4の後部フレーム4bに設けられた糸調子ソレノイド12と、その糸調子ソレノイド12の駆動力を1対の糸調子皿22,23のうちの押圧側糸調子皿22に伝達する押圧力伝達部材13等を備えている。
先ず、糸調子機構11について説明する。ここで、図2に示すように、前部フレーム4aと後部フレーム4bとにわたって支持フレーム4cが一体的に形成されており、その支持フレーム4cの内部には、略前半部分に、後述する中間ロッド(これが第2伝達部材に相当する)を前後方向に摺動可能な小径穴部4dが形成され、略後半部分に、その小径穴部4dよりも径が大きく且つ小径穴部4dに傾斜段部4eを介して連続する大径穴部4fが形成されている。
図2,図3に示すように、前部フレーム4aに形成された前方向きの円筒状の固定穴4gに円筒状の糸調子台16が固定ビス17により固着されている。その糸調子台16の内部には、後方側に円柱状の軸受け穴16aが形成されるとともに、前方側に、その軸受け穴16aに連続するバネ収容穴16bが形成されている。
糸調子軸18は、後側の小径軸部18aと、その小径軸部18aに連続する大径軸部18bと、その大径軸部18bに連続する皿支持軸部18cと、その皿支持軸部18cに連続し外周面に雄ネジが形成されたネジ形成軸部18dとが一体的に形成されている。但し、皿支持軸部18cとネジ形成軸部18dとは、その中央部に所定幅を有するスリット18eが形成され、径方向に2分割されている。更に、小径軸部18aと大径軸部18bとに亙って、後述する駆動ロッド(これが第1伝達部材に相当する)を挿通させるための挿通穴18fが形成されている。
そこで、図2に示すように、糸調子軸18は、その小径軸部18aを糸調子台16の軸受け穴16aに挿通させることで、固定ビス19により糸調子台16に固定されている。コイルバネからなる糸取りバネ20は、糸掛け部20aを有し、糸調子軸18の大径軸部18bよりも外側のバネ収容穴16bに収容されている。糸調子軸18の皿支持軸部18cに、1対の半月状穴部21aが形成された円柱状の皿押え部材21が嵌め込まれるとともに、押圧側糸調子皿22及び被押圧側糸調子皿23が軸穴22a,23aを介して嵌め込まれ、最終的に固定ナット24がネジ形成軸部18dに螺着され、これら1対の押圧側糸調子皿22及び被押圧側糸調子皿23が位置決めされている。
但し、これら押圧側及び被押圧側糸調子皿22,23は、その軸穴22a,23aを介して夫々糸調子軸18に対して回転可能になっている。そして、所定長さを有する駆動ロッド25が小径軸部18aと大径軸部18bの挿通穴18fに挿通され、その先端が皿押え部材21の中央部の押圧部22bに当接可能になっている。
次に、後部フレーム4bに設けられた糸調子ソレノイド12について、図2に基づいて説明する。糸調子ソレノイド12(これが駆動アクチュエータに相当する)は、一般的な比例ソレノイドからなり、図示しない制御装置から駆動電圧が供給されたとき、出力軸12aが前方に所定距離だけ進出駆動され、駆動電圧(駆動電流)に応じて出力軸12aの押圧側糸調子皿22に対する押圧力が変化するようになっている。出力軸12aの先端側部分の内部に、ストローク調節ボルト27に螺合する雄ネジを有するボルト穴12bが形成されている。
そのボルト穴12bにストローク調節ボルト27(これがネジ部材に相当する)が螺合により連結され、ストローク調節ボルト27に座金28を介して螺着させた固定ナット29を締めつけることにより、ストローク調節ボルト27の出力軸12aからの突出量Lを調節可能に固定されている。ここで、糸調子ソレノイド12の前端に対応する大径穴部4fの後端部に、環状のクッション材30が装着されている。
ところで、ストローク調節ボルト27と駆動ロッド25の間の大径穴部4f及び小径穴部4dに亙って、小径穴部4dの軸径と同じ軸径を有し且つ所定長さを有する中間ロッド31が配設されている。その中間ロッド31に、大径穴部4fの軸径と略同じ径を有する前後1対の座金32,33が嵌め込まれるとともに、これら座金32、33の間の中間ロッド31に圧縮コイルバネ34(これが復帰用スプリングに相当する)が介装されている。但し、後側の座金33の後端位置が、中間ロッド31に固着したEリング35で位置決めされている。
それ故、圧縮コイルバネ34のバネ力(付勢力)により、前側の座金32は常に傾斜段部4eに後方から当接するため、中間ロッド31と出力軸12aとは、座金28がクッション材30に当接するまで、一体的に後方に移動して非作動位置(図2参照)で停止する。このとき、中間ロッド31の前端と駆動ロッド25の後端とは単に当接していただけであり、駆動ロッド25の糸調子軸18に対する位置に変化はない。ここで、これら駆動ロッド25と中間ロッド31等から押圧力伝達部材13が構成されている。
ところで、糸調子ソレノイド12は後部フレーム4bの後側に固着されているため、糸調子ソレノイド12の後部フレーム4bより後側に突出する部分は合成樹脂製の保護カバー38で覆われている。但し、その保護カバー38の後端面の中央部には、糸調子ソレノイド12の出力軸12aの作動状態を確認する為の円形の切欠き孔38aが形成されている。
次に、このように構成された糸調子装置10の作動について説明する。糸調子ソレノイド12が駆動されない場合には、前述したように、圧縮コイルバネ34のバネ力により、中間ロッド31と出力軸12aとが共に図2に示す非作動位置に位置する。このとき、駆動ロッド25の後端と中間ロッド31の前端との当接が解除されているため、駆動ロッド25はフリー状態となる。その結果、被押圧側糸調子皿23が押圧側糸調子皿22から何ら押圧力を受けることがなく、これら両糸調子皿22,23はフリー状態となるため、両糸調子皿22,23間の上糸9に対して張力が付与されることはない。即ち、張力は零である。
一方、糸調子ソレノイド12に駆動電圧が供給された場合、図4に示すように、出力軸12aは圧縮コイルバネ34のバネ力に抗して所定ストローク分前方に進出するため、出力軸12aで押された中間ロッド31も同時に前方に移動して駆動ロッド25の後端に当接し、その駆動ロッド25を前方に押圧する。その結果、駆動ロッド25の先端で皿押え部材21の押圧部22bを押圧するため、その皿押え部材21を介して押圧力を受けた押圧側糸調子皿22が被押圧側糸調子皿23を押圧する。それ故、両糸調子皿22,23間の上糸9に対して張力が付与される。
このとき、糸調子ソレノイド12に供給する駆動電圧を高めるのに応じて、駆動ロッド25に対する押圧力が増大するため、両糸調子皿22,23による上糸9に対する張力が増大する。ここで、糸調子ソレノイド12に供給する駆動電圧の大きさに対する張力の大きさが、予め設定した設定値と異なる場合には、固定ナット29を緩めてストローク調節ボルト27を回転させてその突出量Lを調節することができる。これにより、前部フレーム4aから後部フレーム4bまでの距離のバラツキ、駆動ロッド25及び中間ロッド31の長さのバラツキ、糸調子ソレノイド12の出力軸12aの長さのバラツキを加味した糸調子ソレノイド12のストローク量を一定にすることによって、押圧側糸調子皿22の押圧力の精度を高めることができる。
このように、アーム部4のうちの前部フレーム4aに配設された糸調子軸18と、糸調子軸18に支持された被押圧側糸調子皿23とこの被押圧側糸調子皿23にアーム部4側から押圧する押圧側糸調子皿22と、押圧側及び被押圧側糸調子皿22,23により上糸9に付与する張力の大きさを変更する為の糸調子ソレノイド12と、その糸調子ソレノイド12の駆動力を押圧側糸調子皿22に伝達する押圧力伝達部材13とを備えたので、糸調子ソレノイド12の駆動による駆動力が押圧力伝達部材13を介して押圧側糸調子皿22に伝達される際に、先端側部分を構成する駆動ロッド25に対して後端側部分を構成する中間ロッド31の方が太く(大径)なっているため、押圧力伝達部材13の途中部で撓みが生じることがなく、糸調子ソレノイド12の駆動力の変化に応じた押圧力が押圧側糸調子皿22に正確に伝達でき、張力を調節する応答性及び精度を高めることができる。
また、押圧力伝達部材13は、先端側部分を構成する駆動ロッド25と、その駆動ロッド25よりも大径であって後端側部分を構成する中間ロッド31とを有するので、太さが異なる押圧力伝達部材13を1部品で作製する場合に比べて、安価に且つ容易に作製することができる。
また、糸調子ソレノイド12を糸調子軸18が配設された前部フレーム4aとは反対側の後部フレーム4bに設け、後部フレーム4bと前部フレーム4aとにわたって一体形成された支持フレーム4cを設け、その支持フレーム4cで中間ロッド31を支持するので、後部フレーム4bに配設された糸調子ソレノイド12が故障した場合の交換作業を簡単化することができる。
加えて、押圧力伝達部材13の中間ロッド31を支持フレーム4cで支持することができるだけでなく、その支持フレーム4cによりオイルタンクから各部位に給油されたオイルや埃等の中間ロッド31への付着を確実に防止することができ、中間ロッド31の駆動力伝達機能の低下を防止することができる。
また、糸調子ソレノイド12の出力軸12aと中間ロッド31とを糸調子緩め側へ弾性付勢する圧縮コイルバネ34を設けたので、糸調子ソレノイド12の駆動が停止された場合に、これら出力軸12aと中間ロッド31とを圧縮コイルバネ34のバネ力により元の糸調子緩め位置に復帰移動させることができ、糸調子ソレノイド12として高価な復帰型を使用する必要がなく、糸調子ソレノイド12の小型化且つ低コスト化を図ることができる。
また、駆動ロッド25の後端に中間ロッド31の前端が当接しており、糸調子ソレノイド12の非駆動時には、圧縮コイルバネ34のバネ力により当接が解除されるので、糸調子ソレノイド12の駆動が停止された場合に、駆動ロッド25が復帰移動することなく、圧縮コイルバネ34により、出力軸12aと中間ロッド31だけが元の糸調子緩め位置に復帰移動するため、駆動ロッド25を同時に復帰させる場合に比べて、圧縮コイルバネ34をバネ力の弱い安価なものを使用することができる。
更に、これら両ロッド25,31の製作誤差や取付け誤差等により、両ロッド25,31の軸心が相互にズレるような場合でも、駆動ロッド25と中間ロッド31とが当接関係にあるため、そのズレを確実に吸収して解消でき、駆動力の伝達性能を低下させることなく確保することができる。
また、駆動ロッド25の前端と押圧側糸調子皿22との間に、皿押え部材21が配設されたので、押圧側糸調子皿22の駆動ロッド25による摩耗が解消されるため、高価な押圧側糸調子皿22を交換することなく、安価な皿押え部材21だけを交換するだけでよく、メンテナンス費用の低減化を図ることができるとともに、駆動ロッド25の長さを皿押え部材21の厚み分短くでき、駆動ロッド25の撓みに対する剛性を格段に高めることができる。
また、糸調子ソレノイド12の出力軸12aは、その出力軸12aの軸心方向の長さを螺合により調節可能なストローク調節ボルト27を有するので、そのストローク調節ボルト27の螺合量を調節することにより、糸調子ソレノイド12の出力軸12aのストロークを一定にすることができ、糸張力の精度を高めることができる。
また、糸調子ソレノイド12の後部フレーム4bより外側に突出する部分を保護する保護カバー38を設け、その保護カバー38に糸調子ソレノイド12の作動状態を確認する為の切欠き孔38aを形成したので、その切欠き孔を介して、糸調子ソレノイド12の作動状態を視認により、或いは指の感触により確実に認識することができる。
次に、前記実施の形態の変更形態について説明する。
1〕ストローク調節ボルト27と中間ロッド31とを一体形成したものを、糸調子ソレノイド12の出力軸12aに連結するようにしてもよい。
2〕中間ロッド31と駆動ロッド25とを一体形成した一体部品で、押圧力伝達部材13を構成するようにしてもよい。
3〕ストローク調節ボルト27を省略し、糸調子ソレノイド12の後部フレーム4bに対する取付け位置を前後方向に微調節可能に構成するようにしてもよい。
4〕図5に示すように、皿押え部材21を無くし、押圧側糸調子皿22の形状を特公昭56−6314号のような形状に構成して、駆動ロッド25が押圧側糸調子皿22を直接に押すようにしてもよい。
5〕本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、当業者でれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更形態をも包含するものである。
6〕本発明は、ミシンアームの糸供給源から天秤を経て縫針に至る上糸経路の途中部において上糸に張力を付与するようにした各種のミシンの糸調子装置に適用し得ることは勿論である。
本発明の実施例に係る本縫いミシンの斜視図である。 本縫いミシンのアーム部の要部縦断側面図である。 糸調子機構の分解斜視図である。 糸調子ソレノイドの駆動時におけるアーム部の要部縦断部分側面図である。 変更形態に係る図3相当図である。
符号の説明
1 本縫いミシン
4 アーム部
4a 前部フレーム
4b 後部フレーム
4c 支持フレーム
8 天秤
10 糸調子装置
12 糸調子ソレノイド
13 押圧力伝達部材
18 糸調子軸
18a 小径孔部
18b 大径孔部
21 皿押え部材
22 押圧側糸調子皿
23 被押圧側糸調子皿
25 駆動ロッド
27 ストローク調節ボルト
31 中間ロッド
34 圧縮コイルバネ
38 保護カバー

Claims (8)

  1. ミシンアームの糸供給源から天秤を経て縫針に至る上糸供給経路の途中部において上糸に張力を付与するミシンの糸調子装置において、
    前記ミシンアームのうちの前部フレームに配設された糸調子軸と、
    前記糸調子軸に支持された被押圧側糸調子皿とこの被押圧側糸調子皿にミシンアーム側から押圧する押圧側糸調子皿と、
    前記被押圧側及び押圧側糸調子皿により上糸に付与する張力の大きさを変更する為の駆動アクチュエータと、
    前記駆動アクチュエータの駆動力を前記押圧側糸調子皿に伝達する押圧力伝達部材であって、前記糸調子軸の内部に挿通される先端側部分と、前記駆動アクチュエータに連結され先端側部分よりも太い後端側部分とを備えた押圧力伝達部材と、
    を備えたことを特徴とするミシンの糸調子装置。
  2. 前記押圧力伝達部材は、前記先端側部分を構成する第1伝達部材と、前記後端側部分を構成する第2伝達部材であって前記第1伝達部材よりも太い第2伝達部材とを有することを特徴とする請求項1に記載のミシンの糸調子装置。
  3. 前記駆動アクチュエータを前記糸調子軸が配設された前部フレームとは反対側の後部フレームに設け、前記後部フレームと前記前部フレームとにわたって一体形成された支持フレームを設け、その支持フレームで前記第2伝達部材を支持することを特徴とする請求項2に記載のミシンの糸調子装置。
  4. 前記駆動アクチュエータはソレノイドアクチュエータで構成され、前記ソレノイドアクチュエータの出力軸と第2伝達部材とを糸調子緩め側へ弾性付勢する復帰用スプリングを設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載のミシンの糸調子装置。
  5. 前記第1伝達部材の後端に第2伝達部材の前端が当接しており、前記駆動アクチュエータの非駆動時には、前記復帰用スプリングの付勢力により前記当接が解除されることを特徴とする請求項4に記載のミシンの糸調子装置。
  6. 前記第1伝達部材の前端と前記押圧側糸調子皿との間に、皿押え部材が配設されたことを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載のミシンの糸調子装置。
  7. 前記駆動アクチュエータの出力軸は、その出力軸の軸心方向の長さを螺合により調節可能なネジ部材を有することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のミシンの糸調子装置。
  8. 前記駆動アクチュエータの前記後部フレームより外側に突出する部分を保護する保護カバーを設け、その保護カバーに駆動アクチュエータの作動状態を確認する為の切欠き孔を形成したことを特徴とする請求項3〜7の何れかに記載のミシンの糸調子装置。
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