JP2005261140A - 直流ブラシレスモータ及びファン - Google Patents

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Abstract

【課題】正逆転可能な直流ブラシレスモータを簡単な構造で提供する。
【解決手段】ホール素子2の出力信号を、コントロール信号CによってドライブIC1に入力する間に反転させることが可能な反転回路を備えることにより、直列に接続されたコイル4、5への通電を逆転可能にする。または、コントロール信号Cによってホール素子に付加する電流の方向を反転させることが可能な反転回路を備えることにより、直列に接続されたコイルへの通電を逆転可能にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外部からの電気的な信号により、正逆転を切り換え可能な直流ブラシレスモータと、それを用いて構成されたファンに関する。
近年、直流モータが使用される分野において従来用いられていたブラシ付きモータに替えて、直流ブラシレスモータが使用されることが多くなっている。直流ブラシレスモータは直流ブラシ付きモータに比べ、長寿命、高効率、小型化が可能である。
しかしながら、回転の反転をするに当たっては、ブラシ付きモータが電極の正負を切り換えることで対応できるのに対して、ブラシレスモータにおいては複雑な回路を組む必要があった。また、一般にブラシレスモータの駆動制御は市販の駆動制御ICを用いるので、回転方向を反転する機能は、別回路で実現する必要があった。
さらに、近年ブラシレスモータはファンにも用いられている。ファンの使用される環境によっては、風を送り出す方向を変える必要があるが、風を送り出す向きを変えるためには、風の流れを偏向させるための装置が必要であり、装置が大型かつ複雑になってしまう。
特に、近年直流ブラシレスモータを用いたファンは、小型の電子機器内に搭載され、そのファンが搭載されている空間の最も温度が高い箇所に風を送り出さなくてはならない。複数の高温部がある場合には、例えば特許文献1に記載されているように複数のファンを取りつけるか、風の流れを偏向させる装置が必要であるが、装置が小形であるため複数のファンもしくは風の流れを偏向させる装置の配置は困難であった。
特開2000−156581号公報
本発明は、従来の技術の有するこのような問題に留意してなされたものである。すなわち本発明が解決する課題とは、正逆回転可能な直流ブラシレスモータを簡単な構成で実現することである。また、その直流ブラシレスモータを用いて、複数の方向に風を送ることが可能なファンを提供することである。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載された直流ブラシレスモータは、
直列接続された複数のコイルと、通電されたコイルが作る磁場と相互に磁力を及ぼしあって回転力を得るよう回転部材に設けられたロータマグネットと、コイルへの通電を制御して回転部材の回転を制御する制御回路とを有する直流ブラシレスモータにおいて、制御回路が、ロータマグネットの回転位置を検出し、位置信号を出力する検出手段と、位置信号に基づいてコイルへの通電を行なう駆動回路と、位置検出信号を1つの信号によって反転または非反転させることが可能である信号反転回路とを備え、信号反転回路に回転方向制御信号を入力し、信号反転回路の出力を駆動回路に入力し、回転方向制御信号の値によって駆動回路に入力される位置検出信号が反転または非反転に制御されることにより、正逆転が可能であることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載された直流ブラシレスモータは、
直列接続された複数のコイルと、通電された前記コイルが作る磁場と相互に磁力を及ぼしあって回転力を得るよう回転部材に設けられたロータマグネットと、コイルへの通電を制御して回転部材の回転を制御する制御回路とを有する直流ブラシレスモータにおいて、制御回路が、ロータマグネットの回転位置を検出し、位置信号を出力する検出手段と、位置信号に基づいてコイルへの通電を行なう駆動回路と、位置検出手段への通電極性を1つの信号によって反転・非反転させることが可能である電源反転回路とを備え、位置検出手段は、電源を反転させることによって位置検出信号の出力が反転するものであり、電源反転回路に回転方向制御信号を入力し、電源反転回路の出力を位置検出手段の電源に入力し、回転方向制御信号の値によって位置検出手段の出力する位置検出信号が反転または非反転に制御されることにより、正逆転が可能であることを特徴とする直流ブラシレスモータ。
本発明の請求項3に記載された直流ブラシレスモータは、
信号反転回路または電源反転回路がアナログスイッチを含んで構成されることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載された直流ブラシレスモータは、
信号反転回路または電源反転回路がコンパレータと排他的論理和回路を含んで構成されることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の直流ブラシレスモータは、
信号反転回路または電源反転回路が2つのトランジスタを含んで構成されることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の直流ブラシレスモータは、
位置検出手段がホール素子またはホールICであることを特徴とする。
本発明の請求項7に記載のファンは、
請求項1乃至6のいずれかに記載された直流ブラシレスモータと、インペラとを備え、回転方向制御信号によって、インペラの回転方向が正逆転自在に制御されることを特徴とする。
請求項1乃至6に記載された発明によって、正逆転可能な直流ブラシレスモータを、簡単な構成で実現することが可能になった。また、請求項7に記載された発明によってインペラの回転の向きを反転させることにより、複数の方向に風を送ることが可能なファンを得ることができる。
本発明における最良の実施の形態について図を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、位置関係の上下前後左右、及び方向に関する説明をするときには、図面における位置関係や方向を意味しており、実際の使用時の位置関係や方向と必ずしも一致するものではない。
(第1の実施例)
図1は本発明の直流ブラシレスモータの第1の実施例を示した回路図の主要部である。
本発明の回路は、制御回路であるドライブIC1、検出手段であるホール素子2、信号反転回路であるアナログスイッチ7及び直列に接続されたコイル4、5とを有している。
本実施例において各構成要素として、例えば、ドライブIC1はローム(株)製BA6427F、ホール素子2は旭化成電子(株)製HW−101A、アナログスイッチ7は東芝セミコンダクタ社製TC4W53Fをそれぞれ使用した。
(1−1)回路の接続
図1の端子11は+5Vの電源に接続され、端子12は接地されており、端子3にはモータの回転方向を制御するコントロール信号Cが入力される。端子11に接続された+5Vの電源はドライブIC1、ホール素子2の電源端子2C、アナログスイッチ7にそれぞれ電源として供給される。
(1−2)ホール素子2
ホール素子2の2つの出力端子2A、2Bから出力されるホール素子出力信号はアナログスイッチ7を通してドライブIC1に入力される。
ホール素子2は、あらかじめホール素子2の端子2Cから2D方向に電流を加え、電流と垂直な方向に磁場を加えると、電流及び磁場に垂直な方向に電位差が生じる。その正負は、ロータマグネット14の作る磁界の向きに依存する。その信号をもとにしてドライブIC1はコイル4、5に通電を行なう。
(1−3)アナログスイッチ
アナログスイッチ7の入力端子7Aにはホール素子2の出力端子2Aからの信号が入力され、アナログスイッチ7の入力端子7Bにはホール素子の出力端子2Bからの信号が入力される。
コントロール信号Cは、アナログスイッチ7の制御端子7Cに入力され、
コントロール信号Cがハイレベルのときはアナログスイッチ7の入力端子7Aは端子7A1に接続され、アナログスイッチ7の入力端子7Bは端子7B1に接続され、コントロール信号Cがローレベルのときはアナログスイッチ7の入力端子7Aは端子7A2に接続され、アナログスイッチ7の入力端子7Bは端子7B2に接続される。端子7A1は7B2と短絡接続されており、端子7A2は7B1と短絡接続されており、結果的にアナログスイッチ7は2つの出力端子を有している。
(1−4)回路の動作
(1−4−1)コントロール信号C−ハイレベル
その結果、コントロール信号Cがハイレベルのとき、ホール素子2の出力端子2Aから出力された信号は、アナログスイッチ7の入力端子7Aに入力され、出力端子7A1に出力される。出力端子7A1はドライブIC1のホール素子からの信号入力端子1H1に入力される。またこのとき、ホール素子2の出力端子2Bから出力された信号は、アナログスイッチ7の入力端子7Bに入力され、出力端子7B1に出力される。出力端子7B1はドライブIC1のホール素子からの信号入力端子1H2に入力される。
(1−4−2)コントロール信号C−ローレベル
一方コントロール信号Cがローレベルのとき、ホール素子2の出力端子2Aから出力された信号は、アナログスイッチ7の入力端子7Aに入力され、出力端子7A2に出力される。出力端子7A2はドライブIC1のホール素子からの信号入力端子1H2に入力される。またこのとき、ホール素子2の出力端子2Bから出力された信号は、アナログスイッチ7の入力端子7Bに入力され、出力端子7B2に出力される。出力端子7B2はドライブIC1のホール素子からの信号入力端子1H1に入力される。
(1−5)ドライブIC
ドライブIC1は、そのホール素子からの信号入力端子1H1が1H2に比べて電位が高いときにはコイル4からコイル5へ、ホール素子からの信号入力端子1H1が1H2に比べて電位が低いときにはコイル5からコイル4へそれぞれ通電する。したがって、コントロール信号Cの正負を逆転させることによってコイル4、5への通電を反転させることができる。
(1−6)直流ブラシレスモータの回転
図2は、正回転時のロータマグネット14の位置とステータ19の磁化の様子を模式的に表した図である。なお、本実施例の説明において、ロータマグネット14の磁極がN極、S極であるとは、ステータ19に対向する面の磁極がそれぞれN極、S極であることをあらわしている。また、ステータ19の磁極歯がN極、S極であるとは、ロータマグネット14と対向する面の磁極がそれぞれN極、S極であることをあらわしている。また、ステータ19のコイル4、5は図示を省略している。
本実施例においてロータマグネット14の磁極数は4極であり、ステータ19は4つの磁極歯15、16、17、18を有する。コイル4、5に通電すると、コイル4、5がステータの磁極歯を磁化する。コイル4からコイル5に向かって通電したときに磁極歯15と17がN極、磁極歯16と18がS極に磁化されるとき、コイル5からコイル4に向かって通電した場合、磁極歯15と17はS極、磁極歯16と18はN極に磁化される。
ホール素子2は2つの隣り合う磁極歯の間で、ロータマグネット14に対向して配置されている。ホール素子2と対向するロータマグネット14の磁極がN極のときに、ホール素子2の出力端子2Aの電位が出力端子2Bの電位よりも高くなるようにホール素子2に電流を加えておくと、ホール素子2と対向するロータマグネット14の磁極がS極のときには、ホール素子2の出力端子2Bの電位が出力端子2Aの電位よりも高くなる。
(1−7)直流ブラシレスモータ及び回路の動作
(1−7−1)ホール素子2と対向する磁極−N、コントロール信号C−ハイレベル
図2Aのように、ホール素子2と対向するロータマグネット14の磁極がN極のとき、ホール素子2の出力端子2Aの電位は出力端子2Bの電位よりも高く、コントロール信号Cがハイレベルである場合には、ホール素子2の出力端子2Aの出力は、アナログスイッチ7の入力端子7Aから出力端子7A1を介してドライブIC1のホール信号入力端子1H1に入力され、ホール素子2の出力端子2Bの出力は、アナログスイッチ7の入力端子7Bから出力端子7B1を介してドライブIC1のホール信号入力端子1H2に入力される。ドライブIC1のホール信号入力端子1H1の電位が1H2の電位よりも高いので、ドライブIC1は、コイル4からコイル5に向かって電流を流す。したがって磁極歯15と17はN極に、磁極歯16と18はS極に磁化される。この結果、ステータ19の磁極歯とロータマグネット14の磁極とが反発しあい、ロータマグネット14はステータ19に対して時計回りに回転する。
(1−7−2)ホール素子2と対向する磁極−S、コントロール信号C−ハイレベル
図2Bのように、ホール素子2と対向するロータマグネット14の磁極がS極のとき、
ホール素子2の出力端子2Bの電位が出力端子2Aの電位よりも高くなる。コントロール信号Cがハイレベルのとき、アナログスイッチ7を介してドライブICのホール信号入力端子1H2の電位は、1H1の電位よりも高くなるので、ドライブICはコイル5からコイル4に向かって電流を流す。したがって磁極歯15と17はS極に、磁極歯16と18はN極に磁化される。この結果、ステータ19の磁極歯とロータマグネット14の磁極とが反発しあうので、ロータマグネット14はステータ19に対して時計回りに回転する。
(1−7−3)ホール素子2と対向する磁極−N、コントロール信号C−ローレベル
一方図3Aのように、ホール素子2と対向するロータマグネット14の磁極がN極のとき、ホール素子2の出力端子2Aの電位は出力端子2Bの電位よりも高く、コントロール信号Cがローレベルである場合には、ホール素子2の出力端子2Aの出力は、アナログスイッチ7の入力端子7Aから出力端子7A2を介してドライブIC1のホール信号入力端子1H2に入力され、ホール素子2の出力端子2Bの出力は、アナログスイッチ7の入力端子7Bから出力端子7B2を介してドライブIC1のホール信号入力端子1H1に入力される。ドライブIC1のホール信号入力端子1H2の電位が1H1の電位よりも高いので、ドライブIC1は、コイル5からコイル4に向かって電流を流す。したがって磁極歯15と17はS極に、磁極歯16と18はN極に磁化される。この結果、ステータ19の磁極歯とロータマグネット14の磁極とが吸引しあい、ロータマグネット14はステータ19に対して反時計回りに回転する。
(1−7−4)ホール素子2と対向する磁極−S、コントロール信号C−ローレベル
図3Bのように、ホール素子2と対向するロータマグネット14の磁極がS極のとき、
ホール素子2の出力端子2Bの電位が出力端子2Aの電位よりも高くなる。コントロール信号Cがローレベルのとき、アナログスイッチ7を介してドライブICのホール信号入力端子1H1の電位は、1H2の電位よりも高くなるので、ドライブICはコイル4からコイル5に向かって電流を流す。したがって磁極歯15と17はN極に、磁極歯16と18はS極に磁化される。この結果、ステータ19の磁極歯とロータマグネット14の磁極とが吸引しあうので、ロータマグネット14はステータ19に対して反時計回りに回転する。
このように、ロータマグネット14が図2Aと図3Aや図2Bと図3Bのように同じ位置にあっても、コントロール信号をハイレベルとローレベルに切り換えることにより、直流ブラシレスモータの正逆転を切り換えることができる。
(実施例2)
図4は本発明の直流ブラシレスモータの第2の実施例を示した回路図の主要部である。
(2−1)回路の接続
本発明の回路は、制御回路であるドライブIC1、検出手段であるホール素子2、信号反転回路を形成するコンパレータ20と排他的論理和回路及び直列に接続されたコイル4、5とを有している。
図4において、端子11は+5Vの電源に接続され、端子12は接地されており、端子3には直流ブラシレスモータの回転方向を制御するコントロール信号Cが入力される。端子11に接続された+5Vの電源はドライブIC1、ホール素子の電源端子2C、コンパレータ20及び排他的論理回路21にそれぞれ電源として供給される。
ホール素子2の2つの出力端子2A、2Bから出力されるホール素子出力信号はコンパレータ20及び排他的論理和回路21を通してドライブIC1に供給される。
コンパレータ20の入力端子20−にはホール素子2の出力端子2Aからの信号が入力され、コンパレータ20の入力端子20+にはホール素子2の出力端子2Bからの信号が入力される。
(2−2)ホール素子2
ホール素子2には、あらかじめ端子2Cから2D方向に電流を加え、電流と垂直な方向に磁場を加えると、電流及び磁場に垂直な方向に電位差が生じる。電位差の高低の方向は、ロータマグネット14が作る磁界の向きに依存する。
(2−3)コンパレータ20
コンパレータ20は、その入力端子20−の電位が入力端子20+の電位よりも高い場合にはローレベルの信号を出力し、入力端子20−の電位が入力端子20+の電位よりも低い場合には、ハイレベルの信号を出力する。こうして、アナログ信号であるホール素子2からの出力信号が、端子2Aと端子2Bとでどちらが高いかがデジタル信号として出力される。
(2−4)排他的論理回路21
排他的論理回路21は2つの入力端子21A、21Bと1つの出力端子を有する回路である。排他的論理和回路の入力端子21Aにはコンパレータ20の出力信号が入力され、入力端子21Bにはコントロール信号Cが入力される。
排他的論理和回路21は、2つの入力信号が両方ともハイレベルもしくはローレベルのときにはローレベルの信号を出力し、2つの入力信号のうち一方がハイレベルで他方がローレベルの場合にはハイレベルの信号を出力する。
(2−5)ドライブIC1の入力
ドライブIC1は実施例1と同様のものであり、2つのホール信号入力端子1H1と1H2とを有しており、コイル4、5が接続されている。ドライブIC1のホール信号入力端子1H1には、排他的論理和回路21の出力端子が接続されている。ホール信号入力端子1H2には、+5Vの電源電圧と接地との間を2つの同抵抗値の抵抗22、23によって分圧した約+2.5Vの電圧が供給されている。
(2−6)回路の動作
(2−6−1)コントロール信号C−ハイレベル、ホール素子出力2A>2B
コントロール信号がハイレベルのとき、
ホール素子2の出力端子2Aが出力端子2Bよりも電位が高い場合には、コンパレータ20の出力はローレベルとなる。一方がローレベルで他方がハイレベルの信号が排他的論理和回路21に入力されるのでその出力はハイレベルになる。
排他的論理和回路21の出力は約5Vのハイレベルであり、その出力信号はドライブIC1のホール信号入力端子1H1に入力される。ホール信号入力端子1H2には常に約2.5Vの電圧が供給されているため、ドライブIC1はコイル4からコイル5に向かって電流を流す。
(2−6−2)コントロール信号C−ハイレベル、ホール素子出力2A<2B
また、コントロール信号Cがハイレベルで、ホール素子2の出力端子2Bが出力端子2Aよりも電位が高い場合には、コンパレータ20の出力はハイレベルとなる。2つのハイレベルの入力信号が排他的論理和回路21に入力されるのでその出力はローレベルになる。
排他的論理和回路21の出力は約0Vのローレベルであり、その出力信号はドライブIC1のホール信号入力端子1H1に入力される。ホール信号入力端子1H2には常に約2.5Vの電圧が供給されているため、ドライブIC1はコイル5からコイル4に向かって電流を流す。
(2−6−3)コントロール信号C−ローレベル、ホール素子出力2A>2B
コントロール信号Cがローレベルのとき、
ホール素子2の出力端子2Aが出力端子2Bよりも電位が高い場合には、コンパレータ20の出力はローレベルとなる。2つのローレベルの信号が排他的論理和回路21に入力されるのでその出力はローレベルになる。
排他的論理和回路21の出力は約0Vのローレベルであり、その出力信号はドライブIC1のホール信号入力端子1H1に入力される。ホール信号入力端子1H2には常に約2.5Vの電圧が供給されているため、ドライブIC1はコイル5からコイル4に向かって電流を流す。
(2−6−4)コントロール信号C−ローレベル、ホール素子出力2A<2B
また、コントロール信号Cがローレベルで、ホール素子2の出力端子2Bが出力端子2Aよりも電位が高い場合には、コンパレータ20の出力はハイレベルとなる。一方がハイレベルで他方がローレベルの入力信号が排他的論理和回路21に入力されるのでその出力はハイレベルになる。
排他的論理和回路21の出力は約5Vのハイレベルであり、その出力信号はドライブIC1のホール信号入力端子1H1に入力される。ホール信号入力端子1H2には常に約2.5Vの電圧が供給されているため、ドライブIC1はコイル4からコイル5に向かって電流を流す。
(2−7)直流ブラシレスモータの回転
上記の通り、本発明の回路を実装した直流ブラシレスモータは、ホール素子2の出力をコントロール信号Cによって反転させることができる。コントロール信号Cがハイレベルの場合、及びコントロール信号Cがローレベルの場合とも同じロータマグネット14の位置にあるとき、ドライブIC1がコイル4、5に流す電流の向きは実施例1と同じである。したがって図2、図3のようにロータマグネット14とホール素子2とステータ19とを配置した直流ブラシレスモータにおいて、コントロール信号Cがハイレベルのときに直流ブラシレスモータは時計回りに回転し、ローレベルのときには直流ブラシレスモータは反時計回りに回転する。
(第3の実施例)
図5は本発明の直流ブラシレスモータの第3の実施例を示した回路図の主要部である。
本発明の回路は、制御回路であるドライブIC1、検出手段であるホール素子2、電源反転回路であるアナログスイッチ7及び直列接続されたコイル4、5とを有している。
(3−1)回路の接続
図5の端子11は+5Vの電源に接続され、端子12は接地されており、端子3には直流ブラシレスモータの回転方向を制御するコントロール信号Cが入力される。端子11に接続された+5Vの電源はドライブIC1、アナログスイッチ7にそれぞれ電源として供給される。
(3−2)アナログスイッチ7
アナログスイッチ7の入力端子7Aには電源が接続され、アナログスイッチ7の入力端子7Bは接地される。
コントロール信号Cは、アナログスイッチ7の制御端子7Cに入力され、
コントロール信号Cがハイレベルのときはアナログスイッチ7の入力端子7Aは端子7A1に接続され、アナログスイッチ7の入力端子7Bは端子7B1に接続され、コントロール信号Cがローレベルのときはアナログスイッチ7の入力端子7Aは端子7A2に接続され、アナログスイッチ7の入力端子7Bは端子7B2に接続される。端子7A1は7B2と短絡接続されており、端子7A2は7B1と短絡接続されており、結果的にアナログスイッチ7は2つの出力端子を有している。
(3−3)ホール素子
ホール素子2の2つの入力端子のうち、一方の入力端子2Cにはアナログスイッチ7の出力端子7A1および7B2が接続され、他方の入力端子2Dにはアナログスイッチ7の出力端子7A2および7B1が接続されている。
ホール素子2の一方の出力端子2AはドライブIC1のホール信号入力端子1H1に直接入力され、ホール素子2の他方の出力端子2BはドライブIC1のホール信号入力端子1H2に直接入力される。
ホール素子2には、端子2Cと端子2Dのいずれか一方から他方に電流を加え、電流と垂直な方向に磁場を加えると、電流及び磁場に垂直な方向に電位差が生じる。その電位差の正負は、加える電流の向きとロータマグネットの作る磁界の向きに依存する。ドライブIC1はホール素子2が出力する信号をもとにしてコイル4、5に通電を行なう。
(3−4)回路の動作
(3−4−1)コントロール信号C−ハイレベル
その結果、コントロール信号Cがハイレベルのとき、アナログスイッチ7の電源入力端子7Aは出力端子7A1に接続され、ホール素子2の入力端子2Cに入力される。また、アナログスイッチの接地端子7Bは出力端子7B1に接続され、ホール素子2の入力端子2Dに接続される。こうして、ホール素子2には端子2Cから端子2Dに電流が加えられる。
(3−4−2)コントロール信号C−ローレベル
一方コントロール信号Cがローレベルのとき、アナログスイッチ7の電源入力端子7Aは出力端子7A2に接続され、ホール素子2の入力端子2Dに入力される。また、アナログスイッチ7の接地端子7Bは出力端子7B2に接続され、ホール素子2の入力端子2Cに接続される。こうして、ホール素子には端子2Dから端子2Cに電流が加えられる。
(3−5)ドライブIC
ドライブIC11は、そのホール素子2からの信号入力端子1H1が1H2に比べて電位が高いときにはコイル4からコイル5へ、ホール素子からの信号入力端子1H1が1H2に比べて電位が低いときにはコイル5からコイル4へそれぞれ通電する。
(3−6)直流ブラシレスモータの回転
図2は、正回転時のロータマグネット14の位置とステータ19の磁化の様子を模式的に表した図である。なお、本実施例の説明において、ロータマグネット14の磁極がN極、S極であるとは、ステータ19に対向する面の磁極がそれぞれN極、S極であることをあらわしている。また、ステータ19の磁極歯がN極、S極であるとは、ロータマグネット14と対向する面の磁極がそれぞれN極、S極であることをあらわしている。また、ステータ19のコイル4、5は図示を省略している。
コントロール信号Cがハイレベルのとき、ホール素子2の入力端子2Cから2Dに電流が流され、ロータマグネット14のホール素子2と対向する面の磁極がN極であるときにホール素子2の出力端子2Aの電位が出力端子2Bの電位よりも高くなるように配置する。
コントロール信号Cがハイレベルで、ロータマグネット14とホール素子2との相対的な位置が図2Aの配置になったとすると、ホール素子2と対向する面の磁極はN極であり、したがってホール素子2の出力端子2Aは出力端子2Bよりも電位が高くなる。ホール素子2の信号は直接ドライブIC1に入力されてコイル4からコイル5に向けて通電が行なわれるので磁極歯15、17がN極に、磁極歯16、18がS極に磁化される。その結果、ステータ19の磁化されたN極とロータマグネット14のN極、ステータ19の磁化されたS極とロータマグネット14のS極とがそれぞれ反発しあい、ロータマグネット14は時計回りに回転する。
また、コントロール信号Cがハイレベルで、ロータマグネット14とホール素子2との相対的な位置が図2Bの配置になったときには、ホール素子2と対向する面の磁極はS極であり、したがってホール素子2の出力端子2Aは出力端子2Bよりも電位が低くなる。ホール素子2の出力した信号は直接ドライブIC1に入力されてコイル5からコイル4に向けて通電が行なわれるので、磁極歯15、17はS極、磁極歯16、18はN極に磁化される。その結果、ステータ19の磁化されたS極とロータマグネット14のS極、ステータ19の磁化されたN極とロータマグネット14のN極とがそれぞれ反発しあうので、ロータマグネット14は時計回りに回転する。
このように、コントロール信号Cがハイレベルのとき、ロータマグネット14はステータ19に対して時計回りに回転する。
図3は、逆回転時のロータマグネット14の位置とステータ19の磁化の様子を模式的に表した図である。コントロール信号Cがローレベルのとき、ホール素子2の入力端子2Dから2Cに電流が流され、図2と同様の配置にすると、ロータマグネット14のホール素子2と対向する面の磁極がN極であるときにホール素子2の出力端子2Aの電位が出力端子2Bの電位よりも低くなる。
コントロール信号Cがローレベルで、ロータマグネット14とホール素子2との相対的な位置が図3Aの配置になったとすると、ホール素子2と対向する面の磁極はN極であり、したがってホール素子2の出力端子2Aは出力端子2Bよりも電位が低くなる。ホール素子2の信号は直接ドライブIC1に入力されてコイル5からコイル4に向けて通電が行なわれるので磁極歯15、17がS極に、磁極歯16、18がN極に磁化される。その結果、ステータ19の磁化されたS極とロータマグネット14のN極、ステータ19の磁化されたN極とロータマグネット14のS極とがそれぞれ吸引しあい、ロータマグネット14は反時計回りに回転する。
また、コントロール信号Cがローレベルで、ロータマグネット14とホール素子2との相対的な位置が図3Bの配置になったときには、ホール素子2と対向する面の磁極はS極であり、したがってホール素子2の出力端子2Aは出力端子2Bよりも電位が高くなる。ホール素子2の出力した信号は直接ドライブIC1に入力されてコイル4からコイル5に向けて通電が行なわれるので、磁極歯15、17はN極、磁極歯16、18はS極に磁化される。その結果、ステータ19の磁化されたN極とロータマグネット14のS極、ステータ19の磁化されたS極とロータマグネット14のN極とがそれぞれ吸引しあうので、ロータマグネット14は反時計回りに回転する。
このように、コントロール信号Cの出力をハイレベルとローレベルに切り換えることによって、直流ブラシレスモータの正逆転を容易に切り換えることができる。
(実施例4)
図7は、第4の実施例を示した回路図の主要部である。
本発明の回路は、制御回路であるドライブIC1、検出手段であるホール素子2、トランジスタ30と31と抵抗32と33とから構成される電源反転回路及び直列接続されたコイル4、5を有している。本実施例では、第3の実施例におけるアナログスイッチ7の代わりに、トランジスタ30、31と抵抗32、33を用いてホール素子2の2つの入力をコントロール信号Cによって切り換えている。
(4−1)回路の接続
図7の端子11は+5Vの電源に接続され、端子12は接地されており、端子12にはファンの回転方向を制御するコントロール信号Cが入力される。端子11に接続された電源はドライブICに供給される。
トランジスタ30のベース30Bにはコントロール信号Cが入力され、コレクタ30Cには電源端子11が抵抗32を介して接続され、さらにホール素子2の入力端子2Dが接続される。エミッタ30Eは接地される。
トランジスタ31のベース31Bには電源端子11が抵抗32を介して接続され、さらにホール素子2の出力端子2Dが接続され、コレクタ31Cには電源端子11が抵抗33を介して接続され、さらにホール素子2の入力端子2Cが接続される。エミッタ31Eは接地される。
ホール素子2の出力端子2AはドライブIC1のホール信号入力端子1H1に接続され、ホール素子2の出力端子2BはドライブIC1のホール信号入力端子1H2に接続される。
ドライブIC1とコイル4、5への接続は他の実施例と同様である。また、ドライブIC1のホール信号入力端子1H1、1H2への入力に対するコイル4、5への通電は他の実施例と同様である。
(4−2)トランジスタ30
トランジスタ30は、ベース30Bに入力されたコントロール信号Cがハイレベルのとき、コレクタ30Cとエミッタ30Eが接続させる。また、ベース30Bに入力されたコントロール信号Cがローレベルのとき、コレクタ30Cとエミッタ30E間は切断される。
(4−3)トランジスタ31
トランジスタ31は、トランジスタ30のコレクタ30Cとエミッタ30Eが切断されているときにはトランジスタ31のコレクタ31Cとエミッタ31Eとを接続させる。また、トランジスタ30のコレクタ30Cとエミッタ30Eが接続されているときにはトランジスタ31のコレクタ31Cとエミッタ31E間は切断される。
(4−4)回路の動作
(4−4−1)コントロール信号C―ハイレベル
コントロール信号がハイレベルなので、トランジスタ30のベース30Bに電圧が付加され、それによってコレクタ30Cはエミッタ30Eに接続される。すると、コレクタ30Cの電位はローレベルになり、コレクタ30Cに接続されたホール素子2の入力端子2D及びトランジスタ31のベース31Bの電位もローレベルになる。したがってトランジスタ31のコレクタ31Cとエミッタ31Eは接続されず、ホール素子2の入力端子2Cから2Dに通電がなされることになる。
(4−4−2)コントロール信号C―ローレベル
コントロール信号がローレベルなので、トランジスタ30のベース30Bには電圧が付加されず、コレクタ30Cはエミッタ30Eとは切断される。すると、トランジスタ31のベース31Bに電圧が付加され、コレクタ31Cとエミッタ31Eが接続される。すると、コレクタ31Cの電位はローレベルになり、コレクタ31Cに接続されたホール素子2の入力端子2Cの電位もローレベルになる。したがって電圧が付加されているホール素子の入力端子2Dから2Cに通電がなされることになる。
(4−5)直流ブラシレスモータの回転
上記の通り、本発明の回路を実装した直流ブラシレスモータは、ホール素子2に加える電流の向きをコントロール信号Cによって反転させることができる。コントロールCの信号がハイレベルもしくはローレベルのときにホール素子2に加えられる電流の向きは、実施例3と同様である。したがって、図2、図3のようにロータマグネット14とホール素子2とステータ19とを配置した直流ブラシレスモータにおいて、コントロール信号Cがハイレベルのときには直流ブラシレスモータは時計回りに回転し、ローレベルのときには反時計回りに回転する。
(第5の実施形態)
図7は、実施例1乃至4のいずれかに記載されている、正逆転可能な直流ブラシレスモータを用いたファンの一つの実施例を示した模式図である。
(5−1)ファンの構成
図7のファンは複数の翼50Aを有するインペラ50と、ステータ19とロータマグネット14とステータ19への通電を制御する制御回路を実装した回路基板15とを備える直流ブラシレスモータと、その直流ブラシレスモータを保持するハウジング51とを有している。
このファンは、軸流ファンである。コントロール信号Cによって回転の方向が切り替わり、コントロール信号Cをハイレベルにすると、ロータマグネット14及びインペラが時計回り(図7のD1の方向)に回転して図7のF1の方向に風を送り出す。コントロール信号Cがローレベルであるとき、ロータマグネット14及びインペラは半時計回り(図7のD2)方向に回転して図7のF2方向に風を送り出す。
こうして、コントロール信号によって、ロータマグネット14が正逆転可能である。そのロータマグネット14と一体に回転するインペラ50がD1方向に回転すると、F1方向に風が送り出され、D2方向に回転するとF2方向にに風が送り出される。このようにして、モータの正逆転を制御することにより複数の方向に風を送り出すことができる。
(他の実施例)
なお、本発明の実施に際しては、本発明の特許請求の範囲に記載されている範囲を逸脱しない範囲であれば、実施例1乃至5に記載されたものに限るものではない。
たとえば、回転位置の検出にホール素子が用いられているが、フォトセンサなどを用いることもできる。また、ドライブICのかわりにアナログ回路若しくはデジタル回路によって、回転検出信号に基づいてコイルに通電することも可能である。また、ホール素子の信号を反転・非反転させる回路も、実施例に記載されているもの以外であっても構わない。また、ホール素子に入力する電源の方向を反転・非反転させる回路も、実施例に記載されているもの意外でも構わない。また、回転方向の制御をするコントロール信号は、手動・自動を問わない。
ファンの制御の際は、冷却する対象の温度をサーミスタなどで検出し、その出力に基づいてファンの回転方向を変えてもよい。また、ファンは軸流ファン以外にも、複数の方向に風を送り出すことができれば、1つの吸入口と2つの排出口を有する遠心ファン、異形ハウジングを有するクロスフローファン、他のターボファンであってもよい。また、複数の方向に風を送り出す場合、全ての方向に同じ風量、静圧特性を有する必要はない。
本発明の実施例1を示す回路図である。 コントロール信号Cがハイレベルであるときのロータマグネットの回転位置とステータの磁化の様子を示した模式図である。 コントロール信号Cがローレベルであるときのロータマグネットの回転位置とステータの磁化の様子を示した模式図である。 本発明の実施例2を示す回路図である。 本発明の実施例3を示す回路図である。 本発明の実施例4を示す回路図である。 本発明の実施例5のファンを示す模式図である。
符号の説明
1 ドライブIC
1H1、1H2 ドライブのホール信号入力端子
2 ホール素子
2A、2B ホール素子出力端子
2C、2D ホール素子入力端子
3 コントロール信号入力端子
C コントロール信号
4 コイル1
5 コイル2
7 アナログスイッチ
7A、7B アナログスイッチの入力端子
7C アナログスイッチの制御端子
7A1、7A2、7B1、7B2 アナログスイッチの出力端子
11 電源端子
12 接地端子
14 ロータマグネット
15 回路基板
19 ステータ
20 コンパレータ
21 排他的論理和回路
22、23 抵抗
30、31 トランジスタ
32、33 抵抗
50 インペラ
50A 翼
51 ハウジング
R1、R2、R3 抵抗
C1、C2 コンデンサ
D1 ロータマグネットの回転方向(時計回り)
D2 ロータマグネットの回転方向(反時計回り)
F1、F2 風を送り出す方向

Claims (7)

  1. 直列接続された複数のコイルと、
    通電された前記コイルが作る磁場と相互に磁力を及ぼしあって回転力を得るよう回転部材に設けられたロータマグネットと、
    前記コイルへの通電を制御して前記回転部材の回転を制御する制御回路と
    を有する直流ブラシレスモータにおいて、
    前記制御回路は、
    前記ロータマグネットの回転位置を検出し、位置信号を出力する検出手段と、
    前記位置信号に基づいて前記コイルへの通電を行なう駆動回路と、
    前記位置検出信号を1つの信号によって反転または非反転させることが可能である信号反転回路とを備え、
    前記信号反転回路に回転方向制御信号を入力し、
    前記信号反転回路の出力を前記駆動回路に入力し、
    前記回転方向制御信号の値によって駆動回路に入力される位置検出信号が反転または非反転に制御されることにより、正逆転が可能であることを特徴とする直流ブラシレスモータ。
  2. 直列接続された複数のコイルと、
    通電された前記コイルが作る磁場と相互に磁力を及ぼしあって回転力を得るよう回転部材に設けられたロータマグネットと、
    前記コイルへの通電を制御して前記回転部材の回転を制御する制御回路とを有する直流ブラシレスモータにおいて、
    前記制御回路は、
    前記ロータマグネットの回転位置を検出し、位置信号を出力する検出手段と、
    前記位置信号に基づいて前記コイルへの通電を行なう駆動回路と、
    前記位置検出手段への通電極性を1つの信号によって反転・非反転させることが可能である電源反転回路とを備え、
    前記位置検出手段は、電源を反転させることによって位置検出信号の出力が反転するものであり、
    前記電源反転回路に回転方向制御信号を入力し、
    前記電源反転回路の出力を前記位置検出手段の電源に入力し、
    前記回転方向制御信号の値によって前記位置検出手段の出力する位置検出信号が反転または非反転に制御されることにより、正逆転が可能であることを特徴とする直流ブラシレスモータ。
  3. 前記信号反転回路または前記電源反転回路がアナログスイッチを含んで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載された直流ブラシレスモータ。
  4. 前記信号反転回路または前記電源反転回路がコンパレータと排他的論理和回路を含んで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載された直流ブラシレスモータ。
  5. 前記信号反転回路または前記電源反転回路が2つのトランジスタを含んで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載された直流ブラシレスモータ。
  6. 前記位置検出手段がホール素子またはホールICであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載された直流ブラシレスモータ。
  7. 前記請求項1乃至6のいずれかに記載された直流ブラシレスモータと、
    インペラとを備え、
    前記回転方向制御信号によって、前記インペラの回転方向が正逆転自在に制御されることを特徴とするファン。
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