JP2011211800A - モータ制御装置及びそれを用いたdcモータ並びにポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】広範囲に亘ってモータの能力制御が可能な小型のモータ制御装置を低コストで実現するとともに、このモータ制御装置を用いたDCモータ並びにポンプを提供する。
【解決手段】モータ制御装置Aは、DCモータ5のロータ52の回転位置を検出する位置センサ4と、位置センサ4の検出結果に基づいてDCモータ5の各巻線51の通電角を制御する制御部1とを備える。制御部1は、位置センサ4より出力されるセンサ信号HU,HV,HWから各巻線51の基準通電角を決定する分配回路12と、外部より入力される能力可変信号Sig1に合わせて基準通電角を変更することで各巻線51の通電角を決定する通電角制御信号発生回路11とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ制御装置及びそれを用いたDCモータ並びにポンプに関するものである。
従来より、PWM(パルス幅変調)/PAM(パルス振幅変調)制御と、転流位相制御とを組み合わせたモータ制御装置が提供されている(例えば特許文献1参照)。このモータ制御装置では、低速時にはモータ駆動回路を用いたPWM制御によりモータの速度制御を行い、高速時には電源回路の直流電圧制御を用いてモータの速度制御を行うPAM制御により速度制御を行っている。さらに、本モータ制御装置では、これらの制御を行っているときにも転流位相を変化させており、その結果、モータ効率が最大となるように制御される。
特開2007−78888号公報(段落[0064]−段落[0069]、及び、第8図−第10図)
しかしながら、上述の特許文献1に示したモータ制御装置では、PWM制御を実行すると、インバータ回路を構成するスイッチング素子によるスイッチング損失が増大することでスイッチング素子が発熱するため、放熱構造が必要であった。また、電源装置から供給される直流電源をスイッチングする際にノイズが発生するため、ノイズフィルタなどの対策部品が必要であった。
一方、PAM制御の場合には、電源装置から供給される直流電圧を制御することから専用の制御回路が必要であり、さらに制御範囲を拡げるためには高電圧を出力する電源が必要であるとともに耐電圧の高い部品が必要であった。すなわち、本従来例では様々な部品が必要であることから装置が大型化し、しかもコストアップになるものであった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、広範囲に亘ってモータの能力制御が可能な小型のモータ制御装置を低コストで実現するとともに、このモータ制御装置を用いたDCモータ並びにポンプを提供することにある。
本発明のモータ制御装置は、3相の巻線と、各巻線の通電状態を変化させることで回転駆動されるロータとを具備したDCモータのモータ制御装置であって、ロータの回転位置を検出する位置センサと、位置センサの検出結果に基づいて各巻線の通電角を制御する制御部とを備え、制御部は、位置センサより出力される位置信号から各巻線の基準通電角を決定する基準通電角決定手段と、外部より入力される能力可変信号に合わせて基準通電角を変更することで各巻線の通電角を決定する通電角変更手段とを有することを特徴とする。
このモータ制御装置において、基準通電角は各巻線の最小通電角であり、制御部は、所定の基準周波数の第1クロック信号を発生させる基準クロック発生手段と、能力可変信号の大きさに応じて周波数が変更される第2クロック信号を出力する周波数変更手段と、基準通電角を第1クロック信号を用いてカウントする基準クロックカウント手段とを有し、通電角変更手段は、基準クロックカウント手段によるカウント値を第2クロック信号でカウントした時間を用いて基準通電角に付加する角度を決定するのが好ましい。
このモータ制御装置において、基準通電角は各巻線の最大通電角であり、制御部は、所定の基準周波数の第1クロック信号を発生させる基準クロック発生手段と、能力可変信号の大きさに応じて周波数が変更される第2クロック信号を出力する周波数変更手段と、基準通電角を第1クロック信号を用いてカウントする基準クロックカウント手段とを有し、通電角変更手段は、基準クロックカウント手段によるカウント値を第2クロック信号でカウントした時間を用いて基準通電角から削減する角度を決定するのが好ましい。
本発明のDCモータは、3相の巻線と、各巻線の通電状態を変化させることで回転駆動されるロータと、上記モータ制御装置とを備えたことを特徴とする。
本発明のポンプは、上記DCモータを備えたことを特徴とする。
広範囲に亘ってモータの能力制御が可能な小型のモータ制御装置を低コストで実現できるとともに、このモータ制御装置を用いたDCモータ並びにポンプを提供することができるという効果がある。
実施形態1のモータ制御装置の概略ブロック図である。 同上を構成する通電角制御信号発生回路の一部省略せる回路図である。 同上の動作を説明するためのタイミングチャートである。 実施形態2のモータ制御装置を構成する通電角制御信号発生回路の一部省略せる回路図である。 同上の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明に係るモータ制御装置を用いたポンプの断面図である。
本発明に係るモータ制御装置及びそれを用いたDCモータ並びにポンプの実施形態を図面に基づいて以下に説明する。
(実施形態1)
図1は本実施形態のモータ制御装置Aの概略ブロック図であり、本モータ制御装置Aは、DCモータ5のロータ52の回転位置を検出する複数(図1では3個)の位置センサ4と、これらの位置センサ4の検出結果に基づいてDCモータ5の各巻線51の通電角を制御する制御部1と、制御部1から出力される後述のゲート信号により駆動されるハイサイドドライバ3と、インバータ回路2とを備える。
DCモータ5は、所謂3相ブラシレスDCモータであって、図1に示すように3相(U相、V相、W相)の巻線51と、N極及びS極に着磁された2極の永久磁石からなるロータ52とを備えており、各巻線51は所謂スター結線(或いはY結線)されている。このDCモータ5では、各巻線51に通電することで発生する電磁力とロータ52の磁力との間の吸引・反発によって、回転トルクが発生するのである。なお、このようなDCモータは従来周知のものであり、ここでは詳細な説明を省略する。
インバータ回路2は、複数(図1では6個)のスイッチング素子(例えばFETなど)Q1〜Q6で構成された所謂3相フルブリッジインバータであって、ハイサイドのスイッチング素子Q1〜Q3のドレイン端子は直流電源Eの+極に接続されている。また、各スイッチング素子Q1〜Q3のソース端子は、それぞれローサイドのスイッチング素子Q4〜Q6のドレイン端子に接続され、さらにスイッチング素子Q4〜Q6のソース端子は直流電源Eの−極に接続されている。さらに、ハイサイドの各スイッチング素子Q1〜Q3のゲート端子は、それぞれハイサイドドライバ3の出力端に接続され、ローサイドの各スイッチング素子Q4〜Q6のゲート端子は、それぞれ制御部1の後述する分配回路12の出力端に接続されている。なお、分配回路12の残りの出力端はハイサイドドライバ3の入力端に接続されている。また、スイッチング素子Q1のソース端子とスイッチング素子Q4のドレイン端子の接続点にはU相の巻線51が接続され、スイッチング素子Q2のソース端子とスイッチング素子Q5のドレイン端子の接続点にはV相の巻線51が接続され、スイッチング素子Q3のソース端子とスイッチング素子Q6のドレイン端子の接続点にはW相の巻線51が接続されている。なお、このようなインバータ回路は従来周知のものであり、ここでは詳細な説明を省略する。
各位置センサ4は、例えばホール素子やホールICのように磁界を検出するもので構成され、ロータ52の磁極の位置(N極とS極の境目の位置)を検出して、センサ信号(位置信号)HU,HV,HWをそれぞれ出力する。これらの位置センサ4は、それぞれ各巻線51に対応するようにして120度の間隔で配置されている。但し、図1のようにロータ52の極数が2極ではなく、例えば4極である場合には位置センサ4が60度の間隔で配置される。なお、図1では、位置センサ4から通電角制御信号発生回路11及び分配回路12への信号線が1本しか図示されていないが、実際には各位置センサ4は別々の信号線により通電角制御信号発生回路11及び分配回路12に接続されている。
制御部1は、各巻線51の通電角を制御する機能を有し、3個の位置センサ4からのセンサ信号HU,HV,HWに従って各巻線51の基準通電角(本実施形態では120度)を決定する分配回路(基準通電角決定手段)12と、所定の基準周波数のクロック信号(第1クロック信号)CK1を発生させる基準クロック発生回路(基準クロック発生手段)13と、外部から入力される能力可変信号Sig1の大きさに合わせた周波数のクロック信号(第2クロック信号)CK2を出力するV/F変換回路(周波数変更手段)14と、能力可変信号Sig1の大きさに合わせて上記の基準通電角を変更することで各巻線51の通電角を決定する通電角制御信号発生回路11とを備える。そして、分配回路12では、3個の位置センサ4からのセンサ信号HU,HV,HWと、通電角制御信号発生回路11から出力される後述の通電角制御信号Sig3に従って各スイッチング素子Q1〜Q6に対してゲート信号を出力し、その結果各巻線51の通電角が決定されるのである。なお、詳細については後述する。
ここで、上述したように、各位置センサ4が120度の間隔で配置されている(但し、図1のようにロータ52の極数が2極ではなく、例えば4極である場合には位置センサ4が60度の間隔で配置される。)ことから、ロータ52の電気角が60度変化するごとにセンサ信号HU,HV,HWの何れかの状態が変化する。そして、分配回路12では、この状態変化に合わせてスイッチング素子Q1〜Q6のゲート信号を決定するのである。その具体例を表1に示す。なお、表1中のUHはスイッチング素子Q1に対するゲート信号、VHはスイッチング素子Q2に対するゲート信号、WHはスイッチング素子Q3に対するゲート信号である。また、ULはスイッチング素子Q4に対するゲート信号、VLはスイッチング素子Q5に対するゲート信号、WLはスイッチング素子Q6に対するゲート信号である。ここに、表1は各巻線51の通電角が120度の場合を示している。
Figure 2011211800
ところで、本実施形態では、スイッチング素子Q1〜Q6としてN型のFETを用いているため、分配回路12から出力されるゲート信号ではハイサイドのスイッチング素子Q1〜Q3を直接駆動することができない。そのため、本実施形態では、分配回路12から出力されるゲート信号によってスイッチング素子Q1〜Q3を駆動できるようにハイサイドドライバ3を設けているのである。このようなハイサイドドライバ3には、フローティング電源を生成するブートストラップ回路や、直流電源Eの電源電圧よりも高い電圧(例えば15V程度)を生成するチャージポンプ回路などが内蔵されており、これらの電源回路によって生成される電源によりN型のFETを駆動できるのである。
図2は通電角制御信号発生回路11の一部省略した回路図であり、この通電角制御信号発生回路11は、複数(図2では3個)のANDゲート11a〜11cと、各ANDゲート11a〜11cからの出力信号が入力信号として入力されるNORゲート11dと、D型のフリップフロップ回路11eとを具備する。フリップフロップ回路11eには、NORゲート11dからの出力信号が入力端子Dに入力されるとともに、基準クロック発生回路13のクロック信号CK1とV/F変換回路14のクロック信号CK2とによって決定される後述のタイミング信号Sig2がクロック入力端子CKに入力される。また、ANDゲート11aにはセンサ信号HU,HWが、ANDゲート11bにはセンサ信号HU,HVが、ANDゲート11cにはセンサ信号HV,HWがそれぞれ入力される。そして、フリップフロップ回路11eの出力端子Qからは、各巻線51の基準通電角(本実施形態では120度)に対して付加される角度を決定する通電角制御信号Sig3が出力され、分配回路12に入力される。
次に、モータ制御装置Aの動作を図3及び表2に基づいて説明する。ここにおいて、本実施形態では、各位置センサ4からのセンサ信号HU,HV,HWによって決定される各巻線51の基準通電角α1は120度であり、この基準通電角α1を最小通電角とし、外部から入力される能力可変信号Sig1の大きさに合わせて通電角を大きくする場合について説明する。
Figure 2011211800
本実施形態のモータ制御装置Aでは、ロータ52の電気角が60度変化するごとにセンサ信号HU,HV,HWの何れかが変化するため、図3に示すように電気角が60度変化するごとに区間A〜Fに設定している。そして、各区間A〜Fごとに基準周波数のクロック信号CK1(周波数f0とする)を用いてクロック数をカウントしており、そのカウント値がni(i=0,1,…)となっている。なお、表2中の区間A〜Fは図3中の区間A〜Fに対応するものである。
一方、V/F変換回路14は、能力可変信号Sig1の大きさに合わせて周波数f1が変更されるクロック信号CK2を出力し、特に本実施形態ではDCモータ5の回転トルクや回転速度が大きくなるように能力可変信号Sig1を変化させた場合に周波数f1が大きくなるように設定されている。つまり、V/F変換回路14から出力されるクロック信号CK2の周波数f1は、基準クロック発生回路13から出力されるクロック信号CK1の周波数f0以上の値となり、f1=f0のときに通電角が120度に設定される。なお、以下の説明では、DCモータ5が一定速度で回転している場合について説明する。したがって、以下の説明では、クロック信号CK1のカウント値ni(i=0,1,…)はすべて同じ値となる。
ここで、例えばクロック信号CK1のカウント値n0のカウント終了時からクロック信号CK2を用いて同じカウント値n0だけカウントすると、f1>f0であることからクロック信号CK1の次のカウント値n1のカウントが終了する前にクロック信号CK2のカウント値n0のカウントが終了する。そして、このタイミング(図3中の時刻t1)で通電角を決定するタイミング信号Sig2がフリップフロップ回路11eに入力される。このとき、各位置センサ4からのセンサ信号HU,HV,HWはそれぞれHigh,High,Lowであり、また通電角制御信号発生回路11からの通電角制御信号Sig3はHighとなっている。したがって、表2より分配回路12からハイサイドのスイッチング素子Q1,Q3に対してそれぞれゲート信号UH,WHが出力されるとともに、ローサイドのスイッチング素子Q5に対してゲート信号VLが出力される。その結果、U相の巻線51からV相の巻線51に向けて電流が流れるとともに、W相の巻線51からV相の巻線51に向けて電流が流れる。
次に、クロック信号CK1のカウント値n1のカウント終了時と、クロック信号CK2のカウント値n0のカウント終了時との時間差をクロック信号CK2でカウントしたカウント値m1だけ、クロック信号CK1のカウント値n1のカウント終了時からカウントした時刻t2のときに、次のタイミング信号Sig2がフリップフロップ回路11eに入力される。このとき、各位置センサ4からのセンサ信号HU,HV,HWはそれぞれLow,High,Lowであり、また通電角制御信号Sig3はHighとなっている。したがって、表2より分配回路12からハイサイドのスイッチング素子Q3に対して出力されるゲート信号WHがOFFにされる。つまり、時刻t1〜t2の期間だけ、U相の巻線51からV相の巻線51に向けて電流が流れるとともに、W相の巻線51からV相の巻線51に向けて電流が流れるのである。
以下、同様の処理を経て、時刻t3,t4,t5,t6のときにタイミング信号Sig2がフリップフロップ回路11eに入力されると、時刻t3〜t4の期間では、分配回路12からハイサイドのスイッチング素子Q1に対してゲート信号UHが出力されるとともに、ローサイドのスイッチング素子Q5,Q6に対してそれぞれゲート信号VL,WLが出力される。その結果、U相の巻線51からV相の巻線51に向けて(図1中の矢印a,bの向きに)電流が流れるとともに、U相の巻線51からW相の巻線51に向けて(図1中の矢印a,cの向きに)電流が流れる。また、時刻t5〜t6の期間では、分配回路12からハイサイドのスイッチング素子Q1,Q2に対してそれぞれゲート信号UH,VHが出力されるとともに、ローサイドのスイッチング素子Q6に対してゲート信号WLが出力される。その結果、U相の巻線51からW相の巻線51に向けて電流が流れるとともに、V相の巻線51からW相の巻線51に向けて電流が流れる。つまり、本実施形態のモータ制御装置Aでは、U相、V相、W相のうちの何れか1つの巻線51から残りの2つの巻線51に向けて同時に電流が流れたり、U相、V相、W相のうちの2つの巻線51から残りの1つの巻線51に向けて同時に電流が流れる状態が生じるのである。ここに、本実施形態では、通電角制御信号発生回路11の一部により基準クロックカウント手段が構成されている。
ここにおいて、DCモータ5の回転速度を速くしたり、回転トルクを大きくする方向に能力可変信号Sig1を変化させると、能力可変信号Sig1の変化に応じてV/F変換回路14から出力されるクロック信号CK2の周波数f1も大きくなる。そして、このクロック信号CK2の周波数f1が大きくなるにつれてカウント値ni(i=0,1,…)をカウントする時間が短くなり、その結果、基準通電角α1に付加される角度α2が大きくなる。
このように、本実施形態によれば、基準クロック発生回路13のクロック信号CK1でカウントしたカウント値ni(i=0,1,…)を、V/F変換回路14のクロック信号CK2でカウントした時間から基準通電角α1(=120度)に付加する角度α2を決定し、この角度α2を基準通電角α1の前後両側にそれぞれ付加しているため、各巻線51の通電角は基準通電角α1よりも大きくなる(α1+2×α2>120)。その結果、図3に示すように、ハイサイドのスイッチング素子Q1〜Q3に対して出力されるゲート信号UH,VH,WHのうち何れか2つが同時に出力されたり、ローサイドのスイッチング素子Q4〜Q6に対して出力されるゲート信号UL,VL,WLのうち何れか2つが同時に出力されるため、通電角が120度の場合に比べてDCモータ5の回転速度を速くしたり、回転トルクを大きくすることができる。また、基準通電角α1に付加する角度α2を上述のように変化させることによって、DCモータ5の回転速度を変化させたり、回転トルクを変化させることもできる。つまり、外部から入力される能力可変信号Sig1に合わせた速度制御やトルク制御を広範囲に亘って実現することができるとともに、PAM制御の場合に比べて簡単な構成で安価に実現することができるのである。そして、本実施形態のように各巻線51の通電角を120度より大きくした場合には、各巻線51間で通電状態が一部重なるため、相切り替え時に発生する振動、騒音を低減することができ、さらに小型モータであっても高出力までの制御が可能になるという利点もある。また、従来例のように放熱構造やノイズ対策部品、専用の制御回路、出力電圧の高い電源、耐電圧の高い部品などが不要であることから、コストアップを抑えることができるとともに、装置の小型化を図ることもできる。
(実施形態2)
本発明に係るモータ制御装置Aの実施形態2を図4及び図5に基づいて説明する。実施形態1では、基準通電角α1(=120度)を最小通電角とし、外部から入力される能力可変信号Sig1の大きさに合わせて通電角を大きくした場合について説明したが、本実施形態では、基準通電角α1を最大通電角とし、外部から入力される能力可変信号Sig1の大きさに合わせて通電角を小さくする場合について説明する。なお、以下の説明において、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。また、本モータ制御装置Aの基本構成は図1と同様であるから、必要がある場合には図1を参照して説明する。
本実施形態のモータ制御装置Aは、複数(図1では3個)の位置センサ4と、制御部1と、ハイサイドドライバ3と、インバータ回路2とを備える。
図4は本実施形態の通電角制御信号発生回路11の一部省略した回路図であり、この通電角制御信号発生回路11は、複数(図4では3個)のANDゲート11a〜11cと、各ANDゲート11a〜11cからの出力信号が入力信号として入力されるNORゲート11dと、スリーステートバッファ11fとを具備する。スリーステートバッファ11fには、NORゲート11dの出力信号が入力されるが、制御信号として入力されるタイミング信号Sig2の有無に応じて出力が変化する。具体的には、タイミング信号Sig2が入力されると、スリーステートバッファ11fはNORゲート11dの出力信号をそのまま出力し、タイミング信号Sig2が入力されない状態では出力がハイインピーダンス(オープン)になる。つまり、スリーステートバッファ11fは、NORゲート11dからの出力信号とタイミング信号Sig2によって3種類の信号を出力するのである。そして、本実施形態では、スリーステートバッファ11fの出力信号が通電角制御信号Sig3となる。
次に、モータ制御装置Aの動作を図5及び表3に基づいて説明する。ここにおいて、本実施形態では、各位置センサ4からのセンサ信号HU,HV,HWによって決定される各巻線51の基準通電角α1は120度であり、この基準通電角α1を最大通電角とし、外部から入力される能力可変信号Sig1の大きさに合わせて通電角を小さくする場合について説明する。
Figure 2011211800
本実施形態のモータ制御装置Aでは、ロータ52の電気角が60度変化するごとにセンサ信号HU,HV,HWの何れかが変化するため、図5に示すように電気角が60度変化するごとに区間A〜Fに設定している。そして、各区間A〜Fごとに基準周波数のクロック信号CK1(周波数f0とする)を用いてクロック数をカウントしており、そのカウント値がni(i=0,1,…)となっている。なお、表3中の区間A〜Fは図5中の区間A〜Fに対応するものである。
一方、V/F変換回路14は、能力可変信号Sig1の大きさに合わせて周波数f1が変更されるクロック信号CK2を出力し、特に本実施形態ではDCモータ5の回転トルクや回転速度が小さくなるように能力可変信号Sig1を変化させた場合に周波数f1が小さくなるように設定されている。つまり、V/F変換回路14から出力されるクロック信号CK2の周波数f1は、基準クロック発生回路13から出力されるクロック信号CK1の周波数f0以下の値となり、f1=f0のときに通電角が120度に設定される。なお、以下の説明では、DCモータ5が一定速度で回転している場合について説明する。したがって、以下の説明では、クロック信号CK1のカウント値ni(i=0,1,…)はすべて同じ値となる。
ここで、例えばクロック信号CK1のカウント値n0のカウント終了時からクロック信号CK2を用いて同じカウント値n0だけカウントすると、f1<f0であることからクロック信号CK1の次のカウント値n1のカウントが終了した後にクロック信号CK2のカウント値n0のカウントが終了する。そして、このタイミング(図5中の時刻t1)で通電角を決定するタイミング信号Sig2がスリーステートバッファ11fに入力される。このとき、各位置センサ4からのセンサ信号HU,HV,HWはそれぞれLow,High,Lowであり、また通電角制御信号発生回路11からの通電角制御信号Sig3はHighとなっている。したがって、表3より分配回路12からハイサイドのスイッチング素子Q1に対してゲート信号UHが出力されるとともに、ローサイドのスイッチング素子Q5に対してゲート信号VLが出力される。その結果、U相の巻線51からV相の巻線51に向けて電流が流れ始める。
次に、クロック信号CK2のカウント値n0の1つ前のカウント終了時と、クロック信号CK1のカウント値n1のカウント終了時との時間差をクロック信号CK2でカウントしたカウント値m0だけ、クロック信号CK1のカウント値n1のカウント終了時からカウントした時刻t2のときにタイミング信号Sig2がOFFになり、スリーステートバッファ11fの出力がハイインピーダンス(オープン)となる。このとき、各位置センサ4からのセンサ信号HU,HV,HWはそれぞれLow,High,Lowであり、また通電角制御信号Sig3はオープンとなっている。したがって、表3より分配回路12からハイサイドのスイッチング素子Q1に対してのみゲート信号UHが出力されるため、U相の巻線51からV相の巻線51に向けて流れていた電流が流れなくなる。
以下、同様の処理を経て、時刻t3,t5のときにタイミング信号Sig2がスリーステートバッファ11fに入力され、時刻t4,t6のときにタイミング信号Sig2がOFFにされる。その結果、時刻t3〜t4の期間では、分配回路12からハイサイドのスイッチング素子Q1に対してゲート信号UHが出力されるとともに、ローサイドのスイッチング素子Q6に対してゲート信号WLが出力され、U相の巻線51からW相の巻線51に向けて電流が流れる。また、時刻t5〜t6の期間では、分配回路12からハイサイドのスイッチング素子Q2に対してゲート信号VHが出力されるとともに、ローサイドのスイッチング素子Q6に対してゲート信号WLが出力され、V相の巻線51からW相の巻線51に向けて電流が流れる。つまり、本実施形態のモータ制御装置Aでは、時刻t2〜t3の期間及び時刻t4〜t5の期間において、何れの巻線51にも電流が流れない状態が生じるのである。その結果、DCモータ5の回転速度を遅くしたり、回転トルクを小さくすることが可能になる。
ここにおいて、DCモータ5の回転速度を遅くしたり、回転トルクを小さくする方向に能力可変信号Sig1を変化させると、能力可変信号Sig1の変化に応じてV/F変換回路14から出力されるクロック信号CK2の周波数f1も小さくなる。そして、このクロック信号CK2の周波数f1が小さくなるにつれてカウント値ni(i=0,1,…)をカウントする時間が長くなり、その結果、基準通電角α1から削減される角度α2が大きくなる。
このように、本実施形態によれば、基準クロック発生回路13のクロック信号CK1でカウントしたカウント値ni(i=0,1,…)を、V/F変換回路14のクロック信号CK2でカウントした時間から基準通電角α1(=120度)から削減する角度α2を決定し、この角度α2を基準通電角α1の前後両側からそれぞれ削減しているので、各巻線51の通電角は基準通電角α1よりも小さくなる(α1−2×α2<120)。その結果、図5に示すように、何れの巻線51にも電流が流れない状態(図5に示す例では時刻t2〜t3の期間及び時刻t4〜t5の期間)が生じることから、通電角が120度の場合に比べてDCモータ5の回転速度を遅くしたり、回転トルクを小さくすることができる。また、基準通電角α1から削減する角度α2の大きさを上述のように変化させることによって、DCモータ5の回転速度を変化させたり、回転トルクを変化させることもできる。つまり、外部から入力される能力可変信号Sig1に合わせた速度制御やトルク制御を広範囲に亘って実現することができるとともに、PAM制御の場合に比べて簡単な構成で安価に実現することができるのである。そして、本実施形態のように各巻線51の通電角を120度より小さくした場合には、何れの巻線51にも通電されない状態が生じることから、高出力のモータであっても効率よく低出力を得ることができる。また、従来例のように放熱構造やノイズ対策部品、専用の制御回路、出力電圧の高い電源、耐電圧の高い部品などが不要であることから、コストアップを抑えることができるとともに、装置の小型化を図ることもできる。
なお、上述した実施形態1,2では、基準通電角α1を最小通電角又は最大通電角とした場合について説明したが、例えば基準通電角を中間の通電角とし、この基準通電角に対して通電角を大きくしたり、小さくできるようにしてもよい。但し、この場合には、例えば図2に示す回路と図4に示す回路の両方を備えた通電角制御信号発生回路を採用し、通電角を大きくする場合には図2に示す回路から通電角制御信号を出力し、通電角を小さくする場合には図4に示す回路から通電角制御信号を出力するようにする必要がある。
(実施形態3)
実施形態1又は2で説明したモータ制御装置A及びDCモータ5を備えたポンプBの実施形態を図6に基づいて説明する。
図6は本実施形態のポンプBの断面図であり、本ポンプBは、上述した制御部1、インバータ回路2、ハイサイドドライバ3及び位置センサ4などの回路部品が実装された制御基板6と、DCモータ5を構成する3相の巻線51及びロータ52と、DCモータ5のロータ52に連結されてロータ52とともに回転する羽根車8と、これらが収納される筐体7とを備える。筐体7の一面側(図6中の上側)には水などの液体を吸い込む吸込口71が設けられるとともに、筐体7の側面には吸い込んだ液体を送出する送出口72が設けられている。
そして、このポンプBでは、DCモータ5に連結された羽根車8がDCモータ5とともに回転することによって吸込口71から液体が内部に吸い込まれ、さらに内部に吸い込まれた液体は羽根車8の内部を通って送出口72から外部に送出されるのである。
而して、本実施形態によれば、モータ制御装置A及びDCモータ5を用いることによって、広範囲に亘って制御可能なポンプBを提供することができる。
ここにおいて、本実施形態では、モータ制御装置A及びDCモータ5を備えたポンプBについて説明したが、例えばモータ制御装置を備えたDCモータを単体で構成してもよい。この場合、広範囲に亘って速度制御及びトルク制御が可能なDCモータを提供することができる。なお、このDCモータについては上述したポンプBと同様にして構成できることから、図示及び詳細な説明については省略する。
1 制御部
4 位置センサ
5 DCモータ
11 通電角制御信号発生回路(通電角変更手段)
12 分配回路(通電角決定手段)
13 基準クロック発生回路(基準クロック発生手段)
14 V/F変換回路(周波数変更手段)
51 巻線
52 ロータ
A モータ制御装置
CK1 クロック信号(第1クロック信号)
CK2 クロック信号(第2クロック信号)
HU,HV,HW センサ信号(位置信号)
Sig1 能力可変信号

Claims (5)

  1. 3相の巻線と、各巻線の通電状態を変化させることで回転駆動されるロータとを具備したDCモータのモータ制御装置であって、
    前記ロータの回転位置を検出する位置センサと、前記位置センサの検出結果に基づいて前記各巻線の通電角を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記位置センサより出力される位置信号から前記各巻線の基準通電角を決定する基準通電角決定手段と、外部より入力される能力可変信号に合わせて前記基準通電角を変更することで前記各巻線の通電角を決定する通電角変更手段とを有することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記基準通電角は前記各巻線の最小通電角であり、
    前記制御部は、所定の基準周波数の第1クロック信号を発生させる基準クロック発生手段と、前記能力可変信号の大きさに応じて周波数が変更される第2クロック信号を出力する周波数変更手段と、前記基準通電角を前記第1クロック信号を用いてカウントする基準クロックカウント手段とを有し、
    前記通電角変更手段は、前記基準クロックカウント手段によるカウント値を前記第2クロック信号でカウントした時間を用いて前記基準通電角に付加する角度を決定することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記基準通電角は前記各巻線の最大通電角であり、
    前記制御部は、所定の基準周波数の第1クロック信号を発生させる基準クロック発生手段と、前記能力可変信号の大きさに応じて周波数が変更される第2クロック信号を出力する周波数変更手段と、前記基準通電角を前記第1クロック信号を用いてカウントする基準クロックカウント手段とを有し、
    前記通電角変更手段は、前記基準クロックカウント手段によるカウント値を前記第2クロック信号でカウントした時間を用いて前記基準通電角から削減する角度を決定することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  4. 3相の巻線と、各巻線の通電状態を変化させることで回転駆動されるロータと、請求項1〜3の何れか1項に記載のモータ制御装置とを備えたことを特徴とするDCモータ。
  5. 請求項4記載のDCモータを備えたことを特徴とするポンプ。
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