JP2005110471A - モータ駆動装置 - Google Patents

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Kenji Sugiura
賢治 杉浦
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Abstract

【課題】モータ駆動時の低振動、低騒音を簡素な構成で実現できるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
【解決手段】3相の駆動コイル111〜115に対して通電を行う通電器150と、N極とS極に着磁された磁石を備えたロータの回転位置を検出するために、検出波形が電気角でそれぞれ約120°ずつ角度差があるように配置された3相分のホール素子121〜125と、ホール素子121〜125からの出力信号の2つを加減算し論理信号を出力する3相分の加減算回路131〜135と、論理信号から駆動コイル111〜115への通電パターン信号を生成する論理合成回路140とを備え、加減算回路131〜135のそれぞれ1相分へ、2相分のホール素子の信号を入力して生成された信号をそれぞれ1相分のロータの回転位置検出信号とし、通電パターン信号を生成して駆動することとしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば空調機器、燃焼用ファンモータを搭載した給湯機、空気清浄機並びに複写機、プリンタ等の情報機器に使用されるブラシレスDCモータをはじめ、誘導モータやリラクタンスモータなどを駆動するのに好適なモータ駆動装置に関するものである。
例えば、空調機器、並びに複写機、プリンタ等の情報機器などに用いられる各種駆動用モータは、長寿命、高信頼性、速度制御の容易さなどの長所を活かして、ブラシレスDCモータが用いられることが多い(例えば、特許文献1参照。)。
図10は、従来のモータ駆動装置の回路構成図であり、図11は、図10に示す同装置におけるモータ回転角(電気角)に対する各部の信号波形図である。
図10に示すように、一般的に、ブラシレスDCモータ(以下、「モータ」という。)の駆動装置においては、ロータ位置をホール素子などからなる複数個の位置検出素子221、223および225にて検出する。加減算回路231.233および235は、入力されたロータ位置の信号HUP、HUN、HVP、HVN、HWPおよびHWNの大小比較を行い、“Hi”と“Lo”で構成される論理信号として出力する。その信号から論理合成回路240は3相分配信号UH、UL、VH、VL、WH、およびWLを出力する。信号UH、UL、VH、VL、WH、およびWLは、通電器250内の6個のスイッチを順次オンまたはオフするように制御する。こうして、ステータに備えられた3相の駆動コイル211、213および215への給電は、図11に示す信号U、V、Wのように、ロータ位置に応じて順次切り換えられてモータは回転する。
図11はHU、HVおよびHWの角度差が正確に120°の場合である。この場合、各相への通電波形が同等であるため、モータに流れる電流Idcの大きさは等しい。従って、電流Idcにより発生するモータの回転トルクも脈動が少なく、モータ回転速度の脈動も少ないため、振動は抑えられている。しかし、例えばホール素子223がずれた場合は図12のようになる。この場合、各相への給電波形が異なることにより、電流Idcの大きさにバラツキ(脈動)が生じる。
特開2001−327184号公報
しかしながら、上記従来のモータ駆動装置におけるホール素子の機械的な位置のずれにより生じる電流Idcの脈動は、モータの回転トルクの脈動につながり、これがモータ回転速度の脈動の原因となった。
そして、これによりモータに振動が生じる結果となり、この振動がモータを搭載する機器と共振して騒音を生じたり、モータの振動が伝わって機器を振動させたりして、機器全体の品質・性能向上の阻害原因となることがあった。
本発明は、モータ駆動時の低振動、低騒音を簡素な構成で実現できるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明のモータ駆動装置は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、3相の駆動コ
イルを有する固定子と、N極とS極に着磁された磁石を備えたロータとを備えたモータを、前記駆動コイルに対して通電を行う通電器と、前記ロータの回転位置を検出するために、検出波形が電気角でそれぞれ約120°ずつ角度差があるように配置された3相分のホール素子と、前記ホール素子からの出力信号の2つを加減算し論理信号を出力する3相分の加減算回路と、前記論理信号から前記駆動コイルへの通電パターン信号を生成する論理合成回路とを備え、前記加減算回路のそれぞれ1相分へ、2相分のホール素子の信号を入力して生成された信号をそれぞれ1相分の前記ロータの回転位置検出信号とし、通電パターン信号を生成して駆動することとしたものである。
本発明のモータ駆動装置によれば、モータの振動・騒音を低減することが可能になり、これによってモータを搭載する機器との共振音を低減することができる。
また、低振動であることは回転むらも本質的に少なく、より高精度な制御の実現が可能となり、機器全体の性能向上に貢献できる。
本願の請求項1に係る発明は、固定子の3相の駆動コイルに対して通電を行う通電器と、N極とS極に着磁された磁石を備えたロータの回転位置を検出するために検出波形が電気角でそれぞれ約120°ずつ角度差があるように配置された3相分のホール素子と、前記ホール素子からの出力信号の2つを加減算し論理信号を出力する3相分の加減算回路と、前記論理信号から前記駆動コイルへの通電パターン信号を生成する論理合成回路から構成されるモータ駆動装置において、前記加減算回路のそれぞれ1相分へ、2相分のホール素子の信号を入力して生成された信号をそれぞれ1相分の前記ロータの回転位置検出信号とし、通電パターン信号を生成して駆動することを特徴とするモータ駆動装置であり、モータ電流Idcの大きさのバラツキを抑制することができる。
請求項2に係る発明は、加減算回路に入力される信号が、ホール素子の出力信号から生成した略正弦波信号であることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置であり、ホール素子が出力する信号波形に関係なく、精度良くモータ電流Idcの大きさのバラツキを抑制できるので、ロータの着磁も自由な波形とできる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のモータ駆動装置により駆動されることを特徴とするモータであり、低騒音、低振動を実現したモータである。
以下、本発明の一具体例について、図面を参照しながら説明する。
図1において、U相、V相およびW相からなる3相の駆動コイル111、113および115は、通電器150に接続されている。
U相位置検出器121、V相位置検出器123およびW相位置検出器125は、ホール素子などで構成され、モータの可動子(図示せず。なお、回転運動型のモータではロータ、リニア運動型のモータでは可動子をいい、以下、「ロータ」という。)の各U、V、W相駆動コイル111、113および115に対する位置を検出する。
U相位置検出器121、V相位置検出器123およびW相位置検出器125から出力されるそれぞれの位置検出信号HU+、HV+およびHW+は、加減算回路130にHUP、HUN、HVP、HVN、HWPおよびHWNとして入力される。
加減算回路群130は、図2に示すように、180°矩形波となる信号HU、HVおよびHWを出力し、その信号は論理合成回路140に入力される。
論理合成回路140は入力された信号から電圧印加の間”H”レベルとなる信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを出力する。
なお、信号UH、UL、VH、VL、WH、WLは、”H”レベルのとき、通電器150内のトランジスタがオンし、逆に”L”レベルのときオフするように構成している。
上記のように構成された実施例の駆動装置における動作について、図1に示す駆動装置の各信号のタイムチャートを示す図2を参照し説明を加える。
加減算回路への入力信号HUP、HUN、HVP、HVN、HWPおよびHWNは、それぞれホール素子の出力信号HU+、HW+、HV+、HU+、HW+およびHV+とする。このように、加減算回路131、133および135に約120°の角度差を持つ2つの正弦波信号を入力して構成した加減算回路群130では、元々のホール素子信号が角度差120°に角度誤差αを含んでいた場合、その出力HU、HVおよびHWの角度誤差はα/2となる。これは式1より導き出される。
Figure 2005110471
式1では加減算回路で行われる2つの信号の大小比較を、2つの信号の引き算で代用した。元の信号のずれαが、120°角度差のある信号を引くことにより、α/2となる。この際に生じる固定角度誤差の−30°はホール素子等の配置移動により解消できる。
この出力を用いて論理合成回路にてUH、UL、VH、VL、WHおよびWLを作り、通電器によりU、VおよびWのような波形をコイルに給電する。角度誤差がαからα/2となることにより、各相への給電波形の相違は抑えられ、電流Idcの大きさのバラツキも少なくなり、モータの回転トルクおよび回転速度の脈動も抑えられ振動を軽減できる。
なお、上記実施例において、ホール素子の配置は120度としているが、モータ等を構成する部品、その他の部品により当該配置が困難な場合、加減算回路の計算方法により結
果としてそれぞれ約120°ずつ角度差があるものと同じようにすればよい。
また、上記実施例において、信号HU、HVおよびHWを論理合成回路140に入力し、図2に示すような矩形波信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを生成しているが、信号HU、HV及びHWを用いて、その他の形状波信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを生成する信号処理回路、例えば正弦波信号生成回路、であっても有効である。
また、各種信号処理は、アナログあるいはディジタル回路によるハードウェア処理により実現することも可能である。
さらに、マイコン、DSPなどソフトウエア処理を用いて行っても良く、さらに、IC化あるいはLSI化してもよい。
次に、ホール素子の出力信号HU+、HW+、HV+、HU+、HW+およびHV+が矩形波等の正弦波でない信号である場合について説明する。なお、その他構成については上記実施例1と同様であり、その説明は省略する。
効率の維持などのためにロータの着磁波形を優先し、ホール素子の出力信号が高次成分などを含み正弦波とならない場合では、式1に示されるような結果を得られない場合がある。そのような場合、ホール素子の出力信号を用いて、正弦波波形を生成し、その生成信号を用いる。
具体的には、ホール素子の出力信号からその信号の周期を計測し、予め定義されている正弦波波形を同周期で出力する回路を用いたり、または、ホール素子の信号から高次成分を除く信号処理をして出力する回路を用いる。
また、各種信号処理は、アナログあるいはディジタル回路によるハードウェア処理により実現することも可能である。
さらに、マイコン、DSPなどソフトウエア処理を用いて行っても良く、さらに、IC化あるいはLSI化してもよい。
上記実施例に係るモータ駆動装置によるモータ応用機器について図3から図9に示す。このような機器にはその内部に駆動部を有しており、これを本発明のモータ駆動装置によるモータ301から308で駆動している。
例えば、図3に示す空調機器では、室内機および室外機のファン、図4に示すガス給湯器では燃焼のために用いる空気送風用のファン、図5に示す空気清浄機では空気吸込用のファン、また、図6に示すプリンタ若しくは図7に示す複写機では、用紙排出用等に用いられる回転部、さらに図8に示すDVD等その他の光メディア機器若しくは図9に示すハードディスク機器の記録媒体を回転させている。
特に、低振動および低騒音が要求される電気機器に搭載されるモータに適用できる。
本発明の実施例におけるモータ駆動装置の回路構成図 本発明の実施例におけるモータ駆動装置の動作を説明する図 空調機器の構造を示す構成図 給湯機の構造を示す構成図 空気清浄機の構造を示す構成図 プリンタの構造を示す構成図 複写機の構造を示す構成図 光メディア機器の構造を示す構成図 ハードディスク機器の構造を示す構成図 従来技術におけるモータ駆動装置の回路構成図 従来技術におけるモータ駆動装置の動作を説明する図 従来技術におけるモータ駆動装置の動作を説明する図
符号の説明
111 U相コイル
113 V相コイル
115 W相コイル
121 U相位置検出器
123 V相位置検出器
125 W相位置検出器
130 加減算回路群
131、133、135 加減算回路
140 論理合成回路
150 通電器

Claims (3)

  1. 固定子の3相の駆動コイルに対して通電を行う通電器と、N極とS極に着磁された磁石を備えたロータの回転位置を検出するために検出波形が電気角でそれぞれ約120°ずつ角度差があるように配置された3相分のホール素子と、前記ホール素子からの出力信号の2つを加減算し論理信号を出力する3相分の加減算回路と、前記論理信号から前記駆動コイルへの通電パターン信号を生成する論理合成回路から構成されるモータ駆動装置において、前記加減算回路のそれぞれ1相分へ、2相分のホール素子の信号を入力して生成された信号をそれぞれ1相分の前記ロータの回転位置検出信号とし、通電パターン信号を生成して駆動することを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 加減算回路に入力される信号が、ホール素子の出力信号から生成した略正弦波信号であることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモータ駆動装置により駆動されることを特徴とするモータ。

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