JP4055372B2 - モータ駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば空調機器、燃焼用ファンモータを搭載した給湯機、空気清浄機並びに複写機、プリンタ等の情報機器に使用されるブラシレスDCモータをはじめ、誘導モータやリラクタンスモータなどを駆動するのに好適なモータ駆動装置に関する。特に、モータ駆動時のトルクリップル、振動、騒音を簡素な構成で大幅に低減できるモータ駆動装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、空調機器、並びに複写機、プリンタ等の情報機器などに用いられる各種駆動用モータは、長寿命、高信頼性、速度制御の容易さなどの長所を活かして、ブラシレスDCモータ(Brushless DC Motor)が用いられることが多い。
【0003】
図7は、上記従来のモータ駆動装置の回路構成図であり、図8は、図7に示す同装置におけるモータ回転角(電気角)に対する各部の信号波形図である。
【0004】
図7に示すように、一般的に、ブラシレスDCモータ(以下、単にモータと言う)の駆動装置においては、ロータ位置をホール素子などからなる複数個の位置検出素子901、903及び905にて検出する。3相分配器890は、位置信号Hu、Hv及びHwを入力し、3相分配信号UH0、UL0、VH0、VL0、及びWH0、WL0を出力する。信号UH0、UL0、VH0、VL0、及びWH0、WL0は、パルス幅変調器(PWM変調器)840に入力され、速度設定器860の設定信号Sに応じたパルス幅を有する信号に変調される。変調器840の出力は、ゲートドライバ830を介して給電器820を構成する6個のスイッチを順次オン又はオフするように制御する。こうして、ステータに備えられた3相コイル811、813及び815への給電は、図8に示す信号U、V、Wのように、ロータ位置に応じて順次切り換えられてモータは回転する。
【0005】
この場合、モータに生じるトルクは図9に示すようになる。以下にこれを説明する。
【0006】
U相コイル811に着目すれば、同コイルは信号Uと中性点信号Nとの差信号U−Nにより給電される。この信号U−Nは、図9に示すとおり、矩形波状信号である。いま、U相コイル811の逆誘起電圧が信号Ueのように正弦波状であるとすると、同コイル811によるトルクは、信号U−Nと信号Ueとを掛け合わせたものに概略比例し、トルクTuに示すものとなる。
【0007】
V相及びW相コイル813、815によるトルクも同様であり、トルクTv、Twとなる。
【0008】
従ってモータに生じるトルクは、各相コイルのトルクTu、Tv、Twを全て加えたトルクTallとなる。このトルクTallは図9に示すようにある大きさのリップルを有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このトルクリップルは、モータ駆動時の振動となり、またこの振動がモータを搭載する機器と共振して騒音を生じ、あるいはこの振動が微細な制御の妨げとなり、機器全体の性能向上の阻害原因となることが多い。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するもので、モータ駆動時のトルクリップル、振動、騒音を簡素な構成で実現できると共に、より高出力、高効率な駆動ができるモータ駆動装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のモータ駆動装置は、第1相と第2相と第3相とからなる3相の駆動コイルを有するモータと、前記3相コイルに対して電気角150度幅の通電を行う広角通電器と、前記広角通電器が前記3相コイルに対して行う通電の大きさを制御する通電量制御器とを備え、前記広角通電器は、前記3相コイルのうち合隣る相コイルが同じ通電状態になる重なり期間を検出し得るものであって、前記通電量制御器は、前記第1相および第2相の重なり期間のあいだの前記第3相コイルに対する第1相および第2相コイルへの通電の大きさと前記第2相および第3相の重なり期間のあいだの前記第1相コイルに対する第2相および第3相コイルへの通電の大きさと、前記第1相および第3相の重なり期間のあいだの前記第2相コイルに対する第1相および第3相コイルへの通電の大きさと、を第1の値とし、前記重なり期間以外のあいだ、前記3相コイルのうちのいずれか1相のコイルは通電が休止されており、他の2相コイルのうち一方のコイルに対する他方のコイルへの通電の大きさを第2の値とするようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、3相の駆動コイルを有するモータと、前記各相コイルに対して電気角150度幅の通電を行う広角通電器と、前記広角通電器が前記各相コイルに対して行う通電の大きさを制御する通電量制御器とを備え、前記広角通電器は、前記各相コイルのうち合隣る相コイルが同じ通電状態になる重なり期間を検出し得るものであって、前記通電量制御器は、前記重なり期間のあいだ、前記相コイルへの通電の大きさを第1の値とし、前記重なり期間以外のあいだ、前記通電の大きさを第2の値とするようにしたものである。
【0013】
また、第1の値と第2の値との比率をsin(π/3):1(概略0.866:1)としても良い。
【0014】
これら構成により、本駆動装置は、モータ駆動時のトルクリップル、振動、騒音を大幅に低減することができる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
図1において、U相、V相及びW相からなる3相の駆動コイル11、13及び15は、次のようにして給電器20に接続されている。給電器20は、3つの電界効果トランジスタ(FET)21、23及び25により上アームを構成し、トランジスタ22、24及び26により下アームを構成している。U相コイル11の第1の端子は、トランジスタ21及び22の接続点に接続され、V相コイル13の第1の端子は、トランジスタ23及び24の接続点に接続され、W相コイル15の第1の端子は、トランジスタ25及び26の接続点に接続されている。U相コイル11、V相コイル13及びW相コイル15のそれぞれの第2の端子は、互いに接続され中性点Nを成している。
【0017】
図示しない直流電源は、その電圧出力Vdcを給電器20に接続し、その給電器20を介して上記3相コイルに電力を供給する。
【0018】
位置検出器101、103及び105は、ホール素子又はホールICなどで構成され、モータの可動子(図示せず。回転運動型のモータではロータ、リニア運動型のモータでは可動子、以降はロータとして説明する。)の各相コイル11、13及び15に対する位置を検出する。検出器101、103及び105から出力されるそれぞれの位置検出信号Hu、Hv及びHwは、広角通電信号発生器90に入力される。広角通電信号発生器90は、図2に示すように、電気角150度の間“H”レベルとなる信号UH0、UL0、VH0、VL0、WH0、WL0を出力する。なお、信号UH0、UL0、VH0、VL0、WH0、WL0は、“H”レベルのとき、前記した給電器20を構成するトランジスタ21、22、23、24、25、26がオンし、逆に“L”レベルのときオフするように構成している。また信号UH0と信号UL0とは、互いに電気角30度の“L”レベル区間を共有し、相補的に電気角150度の間“H”レベルとなる関係がある。信号VH0と信号VL0との関係、また信号WH0と信号WL0との関係についても同様である。さらに信号UH0、VH0、WH0は互いに電気角120度の角度差をもち、信号UL0、VL0、WL0についても互いに電気角120度の角度差をもっている。
【0019】
パルス幅変調器(PWM変調器)40は、ANDゲート41、43及び45を備えている。ゲート41、43、45の一方の入力は、信号UH0、VH0、WH0が入力され、他方入力は共通で、比較器50の出力に接続される。比較器50は、速度設定器60が出力する速度指令信号Sに基づいて出力される信号L0と三角波発振器47の出力である三角波信号CYとを電圧比較する。なお、三角波発振器47から出力される三角波信号CYは、パルス幅変調におけるいわゆるキャリア信号であり、その周波数は(数kHz〜数100kHz程度)であり、信号Sあるいは信号L0周波数に比べかなり高く設定されるものである。
【0020】
ここで、信号L0は、速度設定器60からの信号Sを基にして得られる第1の値L1と第2の値L2のうち一方を、選択器80によって選択して得られる信号である。またその選択は、広角通電信号発生器90が出力する重なり期間検出信号OLにより決定される。
【0021】
また第1の値L1は、信号Sを抵抗71、72により成るレベル設定器70で分圧することで得、第2の値L2は、信号Sの値そのものにより得る構成としている。ここで、抵抗71と72の値は、第1の値L1と第2の値L2との比率がsin(π/3):1(およそ0.866:1)となるようにしている。
【0022】
ゲートドライバ30は、バッファ31、32、33、34、35及び36を備えている。バッファ31、33、35にはそれぞれゲート41、43、45の各出力信号G1H、G2H、G3Hが入力され、バッファ32、34、36にはそれぞれ広角通電信号発生器90からの信号UL0、VL0、WL0が入力される。バッファ31、32、33、34、35及び36のそれぞれの出力は、トランジスタ21、22、23、24、25及び26のそれぞれゲートに入力される。
【0023】
なお、上記各構成要素20、30、40、90、101、102、103は、広角通電器1を成し、各構成要素47、50、60、70、80は、通電量制御器2を成している。
【0024】
上記のように構成された第1の実施例の駆動装置における動作について、図2から図6を参照し説明を加える。
【0025】
図2は広角通電信号発生器の動作説明図である。
【0026】
広角通電信号発生器90の出力信号UH0、UL0、VH0、VL0、WH0、WL0は、上記したとおり電気角150度の間“H”レベルをとる信号で、図2にも示すとおりである。これらの信号は、位置検出器101、103及び105から出力される位置検出信号Hu、Hv及びHwにより、生成可能である。
【0027】
一般に信号Hu、Hv及びHwは、互いに120度の角度差を有する信号であり、これらの信号を直接論理合成しても150度の間“H”レベルとなる信号を生成することはできない。しかし、例えば信号Hu、Hv、Hwのうち少なくとも一つの信号(例えば信号Hu)の一周期を計測し、その一周期を電気角15度刻みで分割するなどの電気的内挿処理を施した信号Hclを得ることは可能で、これを利用して150度の間“H”レベルとなる信号UH0、UL0、VH0、VL0、WH0、WL0を生成することはできる。図2にその動作タイムチャートを示す。もちろん信号Hu、Hv、Hwを全て活用し、各信号を合成して得られる周波数のより高い信号一周期を計測しても良いが、検出器101、103、105の絶対的あるいは相対的な取り付け機械精度を配慮すると、信号Hu、Hv、Hwのうち一つの信号を使用したほうが現実的である。また一周期の分割数は必ずしも15度刻みである必要はなく、さらに細分化しても良いが、ここでは信号Huに対して15度刻みの分割による電気的内挿処理を施した信号Hclを利用する例を示した。
【0028】
図2に示すタイムチャートによって生成される信号UH0、UL0、VH0、VL0、WH0、WL0によりモータを駆動すると、モータの各相コイル端子U、V、Wには同図に示すように、電気角150度通電、30度休止となる通電サイクルの給電が行われる。
【0029】
このような給電が行われると、合隣る相コイル端子が同じ給電状態(共に正方向通電あるいは共に負方向通電)となる重なり期間が電気角30度の間、30度の間隔で発生するようになる。重なり期間検出信号OLは、この重なり期間のとき“H”レベルなる信号であり、その動作は図3に示すとおりである。
【0030】
本実施例においては、信号OLが“H”レベルのとき、設定器70と選択器80の作用により、速度設定器60の信号Sをsin(π/3)(およそ0.866)倍にした第1の値L1を信号L0とし、値L1に基づくPWM変調を行う。また上記重なり期間以外は信号OLは“H”レベルとなり、このとき、信号Sそのものである第2の値L2を信号L0とし、値L2に基づくPWM変調を行う。
【0031】
この結果、モータの各相コイル端子U、V、Wの給電波形は、図4に示すように、重なり期間の間はこれ以外の間に比べてわずかに小さな値(sin(π/3)でおよそ0.866倍)の給電が行われることになる。
【0032】
コイル端子U、V、Wをこのような給電波形により駆動すると、各相コイルの中性点Nには図5に示す波形が現われる。このとき各相コイル11、13、15には、各コイル端子U、V、Wと中性点Nとの差に応じた給電が行われ、例えばU相コイル11の場合、図5の信号U−Nに示される波形によって給電される。
【0033】
この信号U−Nは、“−(2/3)×sin(π/3)”、“−(1/2)”、“−(1/3)×sin(π/3)”、“0(無通電)”、“(1/3)×sin(π/3)”、“(1/2)”、“(2/3)×sin(π/3)”の各値を階段状にとる波形であるが、これらの値は正弦波の波形信号(“(1/√3)・sinθ”、ここでθ=nπ/6、nは整数)に乗った値であることがわかる。
【0034】
信号U−Nがこのような正弦波の波形信号に乗った階段状の波形になるのは、“sin(π/3):1”の比率に設定された第1の値L1と第2の値L2との選択を、上述した重なり期間検出信号OLによって切り換えて各相コイルへの給電を行うからに他ならない。
【0035】
V相コイル13、W相コイル15についてもU相コイル11と同様であり、特に図示していないが、信号V−N、信号W−Nも正弦波の波形信号に乗った階段状の波形になる。
【0036】
このような給電波形により各相コイルを駆動すると、ほぼ正弦波駆動に匹敵するような低トルクリップル駆動が可能になる。
【0037】
図6は相コイルの逆誘起電圧波形が正弦波状である(図6においてはU相コイル逆誘起電圧波形Ueのみを示している)とした場合のトルク発生の様子を示した図である。図6においてトルクTu、Tv、TwはそれぞれU相コイル11、V相コイル13、W相コイル15によって生み出されるトルクである。例えばトルクTuは、電圧波形Ueと信号U−Nとの瞬時値を掛け合わせたものに相当する。これらのトルクTu、Tv、Twを全て合成したものがモータ全体の出力トルクとなるが、これは図6のトルクTall(実践)に示すようになる。
【0038】
同図のトルクTallに重ねて破線にて記しているのは、図9に示した従来技術によるモータ駆動装置におけるトルクである。
【0039】
両者を比較すると、本実施例のモータ駆動装置においては、モータ駆動時に発生するトルクリップルが非常に小さく、従来技術に比べて半分以下になっているのがわかる。また同時にトルクの平均値も向上しているのがわかる。
【0040】
以上のように本実施例においては、広角通電器1により各相コイルの通電幅を150度とし、通電量制御器2により合隣る相コイルの通電状態が同じとなる重なり期間中の通電量を第1の値L1によって定め、重なり期間以外の通電量を第2の値L2によって定め、第1の値L1と第2の値L2との比率をsin(π/3):1とするようにしている。
【0041】
これによって、トルクリップルが大幅に減少し、同時に発生トルクの平均値も向上することが可能になる。
【0042】
なお、本実施例における各種信号処理は、アナログあるいはディジタル回路によるハードウェア処理により実現することも可能であり、またマイコン、DSPなどソフトウエア処理を用いて行っても良いことは言うまでもないし、またIC化あるいはLSI化しても良いことも言うまでもない。
【0043】
また、本実施例においては給電器20を構成するトランジスタを所望のデューティーによりオン、オフするPWM変調を用いて給電量を制御する方式を例に説明したが、給電量を制御する方式として、給電器20を構成するトランジスタをバイポーラトランジスタなどとし、その活性度合いを制御する方式としても構わない。
【0044】
またモータは特にブラシレスDCモータである必要はなく、3相のコイルを有するモータであれば、誘導モータやリラクタンスモータ、ステッピングモータとしても構わない。
【0045】
以上のように本発明によれば、第1相と第2相と第3相とからなる3相の駆動コイルを有するモータと、前記3相コイルに対して電気角150度幅の通電を行う広角通電器と、前記広角通電器が前記3相コイルに対して行う通電の大きさを制御する通電量制御器とを備え、前記広角通電器は、前記3相コイルのうち合隣る相コイルが同じ通電状態になる重なり期間を検出し得るものであって、前記通電量制御器は、前記第1相および第2相の重なり期間のあいだの前記第3相コイルに対する第1相および第2相コイルへの通電の大きさと前記第2相および第3相の重なり期間のあいだの前記第1相コイルに対する第2相および第3相コイルへの通電の大きさと、前記第1相および第3相の重なり期間のあいだの前記第2相コイルに対する第1相および第3相コイルへの通電の大きさと、を第1の値とし、前記重なり期間以外のあいだ、前記3相コイルのうちのいずれか1相のコイルは通電が休止されており、他の2相コイルのうち一方のコイルに対する他方のコイルへの通電の大きさを第2の値とするようにしている。
【0046】
これによって、相コイルの給電を正弦波に近づけ、モータの低トルクリップル駆動を可能にしている。
【0047】
また、第1の値と第2の値との比率をsin(π/3):1(概略0.866:1)とするようにしたことにより、各相コイルの給電波形を正弦波の波形信号に乗せることができる。
【0048】
これによって、従来技術に対しトルクリップルを半分以下にし、同時に発生トルクの平均値も向上させるが可能になる。つまり、低振動、低騒音で高出力、高効率なモータ駆動装置が比較的簡素な構成で実現できるという優れた効果を奏する。
【0049】
そして、これによってモータを搭載する機器との共振音が低減される。また、低振動であることは回転むらも本質的に少なく、より高精度な制御の実現が可能となり、機器全体の性能向上に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るモータ駆動装置の回路構成図
【図2】同装置において、広角通電信号発生器の動作説明図
【図3】同装置において、重なり期間検出信号OLが出力される様子を示す図
【図4】同装置において、各相コイル端子への給電波形を示す図
【図5】同装置において、相コイルの給電波形を示す図
【図6】同装置において、トルク発生の様子を示す図
【図7】従来技術に係るモータ駆動装置の回路構成図
【図8】従来技術に係るモータ駆動装置における動作説明図
【図9】従来技術に係るモータ駆動装置におけるトルク発生の様子を示す図
【符号の説明】
1 広角通電器
2 通電量制御器
11、13、15 駆動コイル
Claims (13)
- 第1相と第2相と第3相とからなる3相の駆動コイルを有するモータと、前記3相コイルに対して電気角150度幅の通電を行う広角通電器と、前記広角通電器が前記3相コイルに対して行う通電の大きさを制御する通電量制御器とを備え、前記広角通電器は、前記3相コイルのうち合隣る相コイルが同じ通電状態になる重なり期間を検出し得るものであって、
前記通電量制御器は、
前記第1相および第2相の重なり期間のあいだの前記第3相コイルに対する第1相および第2相コイルへの通電の大きさと、
前記第2相および第3相の重なり期間のあいだの前記第1相コイルに対する第2相および第3相コイルへの通電の大きさと、
前記第1相および第3相の重なり期間のあいだの前記第2相コイルに対する第1相および第3相コイルへの通電の大きさと、
を第1の値とし、
前記重なり期間以外のあいだ、前記3相コイルのうちのいずれか1相のコイルは通電が休止されており、他の2相コイルのうち一方のコイルに対する他方のコイルへの通電の大きさを第2の値とするようにしたモータ駆動装置。 - 第1の値と第2の値との比率をsin(π/3):1(概略0.866:1)とするようにした請求項1記載のモータ駆動装置。
- モータをブラシレスDCモータとした請求項1記載のモータ駆動装置。
- モータを誘導モータとした請求項1記載のモータ駆動装置。
- モータをリラクタンスモータとした請求項1記載のモータ駆動装置。
- モータをステッピングモータとした請求項1記載のモータ駆動装置。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載のモータ駆動装置を送風用ファンモータに採用した空調機器。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載のモータ駆動装置を送風用ファンモータに採用した空気清浄機。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載のモータ駆動装置を燃焼ファンモータに採用した給湯機。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載のモータ駆動装置を駆動系に搭載した複写機。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載のモータ駆動装置を駆動系に搭載したプリンタ。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載のモータ駆動装置を駆動系に搭載した光メディア機器。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載のモータ駆動装置を駆動系に搭載したハードディスク機器。
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