JP2005259391A - フィルム外装電池の製造装置およびフィルム外装電池の製造方法 - Google Patents

フィルム外装電池の製造装置およびフィルム外装電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熱融着後の冷却過程で樹脂フィルムの一部の膜厚が薄くなることで絶縁性が低下してしまうのを防止することができるフィルム外装電池の製造装置およびフィルム外装電池の製造方法を提供する
【解決手段】 ヒータ50の押圧面51には、ヒータ50の中心線よりも内側面53側に凹部52が形成されている。ラミネートフィルム5、6の熱融着部7の熱融着は、ヒータ50の内側面53側にフィルム外装電池1の電池要素2が内包された側を配置し、外側面54側に熱融着部7の外縁側を配置した状態で、各ヒータ50によって挟み込んで押圧加熱して行う。ヒータ50の奥行きがLのとき、押圧加熱することで凹部52に形成されるラミネートフィルム5、6の凸部5a、6aの断面積の総和2Sと、樹脂溜まり60a1の溜まり量Dとの関係は2S・L>Dを満たす。
【選択図】図2

Description

本発明は、電池要素をフィルムからなる外装材に収納したフィルム外装電池、および複数のフィルム外装電池を電池要素の厚み方向に積層した積層型組電池に関する。
従来、熱融着性のフィルムを外装材として用いたフィルム外装電池としては、金属層と熱融着性樹脂層とを積層したラミネートフィルムで電池要素を包囲し、電池要素に接続された正極および負極のリード端子をラミネートフィルムから引き出した状態でラミネートフィルムの開放した縁部を熱融着(シール)することによって、電池要素を気密封止(以下、単に「封止」ともいう)した構成のものが知られている。
図6に、従来の、熱融着性のフィルムを外装材として用いたフィルム外装電池の分解斜視図を、また、ラミネートフィルムの縁部の従来の熱融着方法を図7に示す。
フィルム外装電池101は、電池要素102と、電池要素102に設けられた正極集電部103aおよび負極集電部103bと、電池要素102を電解液とともに収納する、2枚のラミネートフィルム105、106からなる外装体と、正極集電部103aに接続された正極タブ104aと、負極集電部103bに接続された負極タブ104bとを有する。
電池要素102は、複数の正極板と複数の負極板とを、セパレータを介して交互に積層して構成されている。
電池要素102をその厚み方向両側から挟んで包囲する2枚のラミネートフィルム105、106の代表的な例としては、アルミニウム薄膜である金属層111の片面に熱融着性を有する熱融着性樹脂層110を積層するとともに、他方の面に保護フィルム112を積層してなる3層ラミネートフィルムが挙げられる。
このような構成のフィルム外装電池101のラミネートフィルム105、106は図7に示すようにして熱融着部105a、106aが熱融着されて封止される。
まず、熱融着性樹脂層110が互いに向かい合うようにして電池要素102をその厚み方向両側から挟み、熱融着部105a、106aを押圧面151が対向するようにして配置された2つのヒータ150の間に配置する。次いで、ヒータ150によって上下から(矢印a方向)挟み込んで圧力を印加しながら加熱する。この押圧および加熱により熱融着部105a、106aの熱融着性樹脂層110が溶融して熱融着されることとなる。
ラミネートフィルムの熱融着部をヒータで挟み込んで圧力をかけながら加熱すると、図8に示すように、溶融した熱融着性樹脂は、熱融着部から電池内部および電池外部(図示せず)へとはみ出して樹脂溜まり160を形成することとなる。ヒータ150により、熱融着部105a、106aを融着させた後、ヒータ150をラミネートフィルム105、106から離反させて冷却固化させることで熱融着部105a、106aを互いに融着させる。電池の周辺部をこのようにして熱融着して封止することで、電池内部からの電解液の漏洩を防止することができる構成となる。
特許文献1では、熱融着による密着性を向上させることを目的として上型および下型に凹部を形成したヒータを用いて熱融着し、熱融着部に凸部を形成する製造方法が開示されている。
特開2001−229889号公報
しかしながら、樹脂溜まりが形成された状態で熱融着部が冷却固化されると以下のような問題を生じる場合がある。
熱融着性樹脂層の線膨張率はアルミニウム薄膜である金属層よりも大きい。すなわち、金属層の収縮量に比べ熱融着性樹脂層の収縮量が大きいので、冷却固化する際に、図9に示すように、樹脂溜まり160が破線で示す領域まで収縮し、樹脂溜まり160近傍の熱融着性樹脂層110をも樹脂溜まり160の方に引き込んでしまう。この樹脂の引き込みにより樹脂溜まり近傍の熱融着性樹脂層に膜厚の薄い領域170が形成されることとなり、この領域170の絶縁性が他の領域に比べて低くなってしまうという問題を生じる場合がある。また、領域170の場所に、熱融着性樹脂のマイクロクラックが生じる場合もある。このマイクロクラックが発生すると、その大小にもよるが、大きなものになると、封止性能に影響を及ぼす。
熱融着部における樹脂溜まりの発生を防止するには、熱融着部からの溶融した樹脂の流れを阻止する必要がある。例えば、ヒータに凹部を形成し、この凹部にてラミネートフィルムに凸部を形成し、この凸部に樹脂を溜め込む方法が考えられる。
特許文献1では、正極及び負極の突出部とフィルムとが接する部分に設けられた凹部に溶融された樹脂を溜める電池の製造方法が開示されているが、これは、引き出し端子とフィルムの密着性を向上させることで電解液の漏洩を防止するものであり、上述のような樹脂溜まりに起因する絶縁性の低下やマイクロクラックの発生という問題についての認識は一切なされていない。よって、樹脂溜まりを生じさせないために必要な凹部の寸法についての検討も一切なされていない。
樹脂の引き込みにより形成された樹脂溜まり近傍の熱融着性樹脂層に膜厚の薄い領域170に生じるマイクロクラックがもし限度を超えて大きくなると金属層まで達するおそれもある。マイクロクラックが金属層まで達すると、電解液が金属層と直接接触する危険性がある。電解液が金属層と直接接触することで、金属層から異種金属が電解液中に溶出して電極表面に析出したり、リチウムイオン二次電池の場合には、溶出した異種金属が電解液中のリチウムイオンと合金化するため、金属層に腐食が生じるおそれもある。
そこで、本発明は、熱融着後の冷却過程で樹脂フィルムの一部の膜厚が薄くなることで絶縁性が低下してしまうことや、マイクロクラックの発生を防止することができるフィルム外装電池の製造装置およびフィルム外装電池の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のフィルム外装電池の製造装置は、複数の正極板と複数の負極とを対向させて積層させた電池要素と、少なくとも熱融着性樹脂層と金属層とが積層され、熱融着性樹脂層を内側にして電池要素を包囲し、周縁の接合部が熱融着されることで電池要素を封止する外装体フィルムとを有するフィルム外装電池の熱融着に用いる、押圧面により接合部を押圧加熱することで熱融着するヒータを有するフィルム外装電池の製造装置において、接合部の、電池要素を内包する側の端部に樹脂溜まりを形成しようとする熱融着性樹脂層の樹脂を貯留する凸部を外装体フィルムに形成する凹部がヒータの押圧面に形成されていることを特徴とする。
上記のとおり構成された本発明のフィルム外装電池の製造装置は、凸部を外装体フィルムに形成するための凹部がヒータの押圧面に形成されている。すなわち、ヒータの凹部によって形成された外装体フィルムの凸部は、接合部の中心から電池要素を内包する側に向けて流れて樹脂溜まりを形成しようとする溶融した樹脂を溜めることができるため、接合部の電池要素を内包する側に大きな樹脂溜まりが形成されるのを防止することができる。よって、樹脂溜まりが冷却固化する際に、樹脂溜まりが近傍の樹脂を樹脂溜まりの方に引き込む樹脂量を少なくすることができる。
また、本発明のフィルム外装電池の製造装置は、電池要素を内包する側の端部に樹脂溜まりを形成しようとする溶融した熱融着性樹脂層の量をD、凸部の断面積を2S、ヒータの奥行きをLとしたとき、凹部が、2S・L>Dを満たすように凸部を形成するようにすることで、接合部の中心から電池要素を内包する側に向けて流れる樹脂を全て凸部に溜めることができるため好適である。
また、本発明のフィルム外装電池の製造装置は、ヒータの電池要素を内包する側の面であるヒータ内側面から凹部までの距離をVとし、ヒータ内側面から凹部までの間の押圧面から凹部に向けて流れる溶融した熱融着性樹脂層の量をdとしたとき、凹部が、2S・L>D+dを満たすように凸部を形成するものであってもよい。この場合、ヒータ内側面からV/2の位置を境に、ヒータ内側面から凹部に向かい流れる樹脂を凸部内に溜めることができ、よって、樹脂溜まりをより小さくすることができる。
また、本発明のフィルム外装電池の製造装置のヒータにおける、ヒータの電池要素を内包する側の面であるヒータ内側面から凹部までの距離Vは、距離Vの部分を残しつつ凹部を形成する加工の難易度、距離Vの部分が接合部を押圧加熱する際の応力に耐え得る強度を確保できるかどうか、さらにはヒータ内側面からV/2の位置を境に凹部からヒータ内側面53に向かう流れによる樹脂溜まりをできるだけ小さくすることを考慮して、0.05〜2mmの範囲内とするのが好ましい。
本発明のフィルム外装電池の製造方法は、複数の正極板と複数の負極とを対向させて積層させた電池要素と、少なくとも熱融着性樹脂層と金属層とが積層され、熱融着性樹脂層を内側にして電池要素を包囲し、周縁の接合部が熱融着されることで電池要素を封止する外装体フィルムとを有するフィルム外装電池の製造方法において、押圧面に凹部が形成されているヒータであって、凹部が、接合部の中心に対応するヒータの中心から、ヒータの電池要素を内包する側の面であるヒータ内側面より距離Vだけ空けた位置までの間に形成されているヒータを用意する工程と、ヒータの押圧面で接合部を押圧加熱し、凸部を外装体フィルムに形成して凸部に樹脂溜まりを形成しようとする樹脂を貯留させる工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明のフィルム外装電池の製造方法は、電池要素を内包する側の端部に樹脂溜まりを形成しようとする溶融した熱融着性樹脂層の量をD、凸部の断面積を2S、ヒータの奥行きをLとしたとき、凹部によって、2S・L>Dを満たすように凸部を形成するものであってもよい。
また、本発明のフィルム外装電池の製造方法は、ヒータの電池要素を内包する側の面であるヒータ内側面から凹部までの距離をVとし、ヒータ内側面から凹部までの間の押圧面から凹部に向けて流れる溶融した熱融着性樹脂層の量をdとしたとき、凹部によって、2S・L>D+dを満たすように凸部を形成するものであってもよい。
本発明によれば、ヒータの凹部によって外装体フィルムに凸部を形成し、この凸部に溶融した樹脂を溜めることができるため、接合部の電池要素を内包する側に大きな樹脂溜まりが形成されるのを防止することができる。これにより、冷却固化時に、樹脂溜まりが近傍の熱融着性樹脂層の樹脂を引き込む樹脂量を少なくすることができ、よって、熱融着性樹脂層が薄くならず、絶縁性の低下の防止およびマイクロクラックの発生を防止することができる。さらには、凸部に溜まった樹脂により接着強度を向上させることができる。
図1は、本実施形態によるフィルム外装電池の分解斜視図である。
フィルム外装電池1は、電池要素2と、電池要素2に設けられた正極集電部3aおよび負極集電部3bと、電池要素2を電解液とともに収納する、2枚のラミネートフィルム5、6からなる外装体と、正極集電部3aに接続された正極タブ4aと、負極集電部3bに接続された負極タブ4bとを有する。
電池要素2は、複数の正極板と複数の負極板とを、セパレータを介して交互に積層して構成されている。
各正極板はアルミニウム箔に正極電極が塗布されており、負極は銅箔に負極電極が塗布されており、積層領域から延出している、電極材料が塗布されていない延出部は、正極板の延出同士、および負極板の延出部同士がそれぞれ一括して超音波溶接されて、中継部である正極集電部3aおよび負極集電部3bが形成される。これと同時に正極集電部3aへの正極タブ4aの接続、および負極集電部3bへの負極タブ4bの接続も超音波溶接がなされる。
外装体は、電池要素2をその厚み方向両側から挟んで包囲する2枚のラミネートフィルム5、6からなる。各ラミネートフィルム5、6は、熱融着性を有する熱融着性樹脂層10、金属層11、および保護層12を積層してなる(図5等参照)ものであり、PP(ポリプロピレン)からなる熱融着性樹脂層10が電池の内側の層となるようにしてラミネートフィルム5、6の熱融着部7を熱融着することで、電池要素2が封止される。
ラミネートフィルム5、6としては、電解液が漏洩しないように電池要素2を封止できるものであれば、この種のフィルム外装電池に用いられるフィルムを用いることができ、一般的には、金属薄膜層と熱融着性樹脂層とを積層したラミネートフィルムが用いられる。この種のラミネートフィルムとしては、例えば、厚さ10μm〜100μmの金属箔に厚さ3μm〜200μmの熱融着性樹脂を貼りつけたものが使用できる。金属箔、すなわち、金属層11の材質としては、Al、Ti、Ti系合金、Fe、ステンレス、Mg系合金などが使用できる。熱融着性樹脂、すなわち、熱融着性樹脂層10としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、これらの酸変成物、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル等、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体などが使用できる。また、保護層12としては、ナイロン等が好適である。
図2は、フィルム外装電池の製造装置のうちの、ラミネートフィルムの熱融着部を熱融着するヒータの側断面図である。
本実施形態のフィルム外装電池の製造装置は、2つのヒータ50が、押圧面51が互いに対向するようにして矢印A方向に移動可能に有している。ラミネートフィルム5、6の熱融着部7の熱融着は、熱融着部7を各ヒータ50によって挟み込んで押圧加熱して行う。ラミネートフィルム5、6の熱融着部7は、ヒータ50の内側面53側にフィルム外装電池1の電池要素2が内包された側が配置され、外側面54側に熱融着部7の外縁側が配置される。
これら各ヒータ50の押圧面51には、ヒータ50の中心線よりも内側面53側に凹部52が形成されている。すなわち、凹部52は、押圧面51の内側面53から距離Vだけ空けた位置に形成されている。
これらヒータ50に形成されている凹部52の寸法は以下の手順によって決定されている。この決定手順について図3および図4のモデル図を用いて説明する。なお、各図においては、ヒータに挟まれて押圧加熱された熱融着性樹脂層の流動状況をより理解しやすくするため、ラミネートフィルム5、6の金属層11および保護層12についてはまとめて1本のラインとして示し、また、熱融着性樹脂層もヒータに挟まれている領域のみ示している。さらに、押圧加熱により押し出された樹脂溜まりは独立した固まりとして記載している。
まず、凹部が形成されていないヒータにより押圧加熱された際の、ラミネートフィルムの周縁部における樹脂の流動状況を、図3に示す模式図により説明する。
ここでは、ラミネートフィルム5、6の各熱融着性樹脂層10の1枚の初期厚さをTとし、熱融着により潰れた後の厚さをtとする。また、凹部が形成されていないヒータ50aの幅をWとし、ヒータ50aの奥行きをL(図示せず)とする。
ラミネートフィルム5およびラミネートフィルム6を2枚重ねることで、熱融着性樹脂層10の厚さは2Tとなる(図3(a))。
厚さ2Tの熱融着性樹脂層10をヒータ50a間に配置して上下からヒータ50aにより押圧加熱することで、幅Wのヒータ50aに挟まれた領域の熱融着性樹脂層10は溶融し、潰れて厚さ2tとなる(図3(b))。よって、樹脂の潰れ量Pは、
P=(2T−2t)W・L ・・・(1)
となる。ここで、押し潰された分の熱融着性樹脂層10、すなわち、潰れ量Pの樹脂は中心線Bを境に内側面53a方向と外側面54a方向とに二分して押し出され、それぞれ樹脂溜まり60a1、60a2を形成するとするならば、熱融着された領域の両側にできた樹脂溜まり60a1、60a2の各溜まり量Dは、それぞれ、
D=P/2=(T−t)W・L ・・・(2)
で表されることとなる。
次に、凹部52が形成されたヒータ50により押圧加熱された際の、ラミネートフィルムの周縁部における樹脂の流動状況を、図4に示す模式図により説明する。なお、凹部52の幅、および内側面53から凹部52までの間の距離Vは、ヒータ50の幅Wに比べて十分小さいものとする。
ラミネートフィルム5およびラミネートフィルム6を2枚重ねることで、熱融着性樹脂層10の厚さは2Tとなる(図4(a))。
厚さ2Tの熱融着性樹脂層10をヒータ50間に配置して上下からヒータ50により押圧加熱することで、幅Wのヒータ50に挟まれた領域の熱融着性樹脂層10は溶融し、潰れて厚さ2tとなる(図4(b))。このとき、樹脂の潰れ量Pは、凹部が形成されていないヒータによって押圧加熱された場合と同様に(1)式で表され、P=(2T−2t)W・Lとなるが、ヒータ50の熱融着された領域の両側に流れ出る樹脂の量は、ヒータ50には凹部52が形成されているため、内側面53に形成される樹脂溜まり60’と外側面54に形成される樹脂溜まり60とでその量は異なる。
すなわち、ヒータ50に凹部52が形成されているため、ラミネートフィルム5、6の熱融着部7をヒータ50で挟み込み、押圧加熱することで凸部5a、6aがそれぞれ形成され、この凸部5a、6a内に、中心線cから内側面53に向かって流れる熱融着性樹脂層10が入り込む。このため、内側面53に形成される樹脂溜まり60’と外側面54に形成される樹脂溜まり60とでその量が異なることとなる。
ここで、凸部5a、6aの断面積の総和を2Sとし、
2S・L>D ・・・(3)
となるようにすれば、中心線Cから内側面53に向かって流れる熱融着性樹脂層10が電池内部で樹脂溜まりとなるのを防止することができる。すなわち、凹部52に形成される凸部5a、6aの各断面積Sが(3)式を満たすようにすることで中心線Cから内側面53に向かって流れる量Dの熱融着性樹脂層10を2つの凸部5a、6a内で全て受容することができ、よって電池内部の樹脂溜まり60’を生じることなく熱融着することができる。
なお、上記取扱いは、内側面53から凹部52までの間(距離Vの部分)で押し潰された熱融着性樹脂層10に関しては、距離Vがヒータ50の幅Wに比べて十分小さいものとして考慮しなかったが、この距離Vの部分において押し潰された熱融着性樹脂層10についても考慮する場合は以下のとおりとなる。
すなわち、距離Vの部分で押し潰された熱融着性樹脂層10も、内側面53からV/2の位置を境に内側面53から凹部52に向かう流れは凸部5a、6a内に流れ込み、反対に凹部52から内側面53に向かう流れは樹脂溜まり60’となる。この樹脂溜まり60’として溜まる量d、および凹部52への樹脂の流れ込む量dは、それぞれ上記と同様に取り扱うことで
d=(T−t)V ・・・(4)
となる。よって、この量dをも考慮すると、
2S・L>D+d ・・・(5)
とするのが好ましい。
なお、内側面53から凹部52までの間の距離Vは、距離Vの部分を残しつつ凹部52を形成する加工の難易度、距離Vの部分が熱融着部7を押圧加熱する際の応力に耐え得る強度を確保できるかどうか、さらには内側面53からV/2の位置を境に凹部52から内側面53に向かう流れによる樹脂溜まり60’の量をできるだけ少なくするといったことを考慮して0.05〜2mmの範囲となるように設定するのが好適である。すなわち、距離Vが0.05mm以下では、樹脂溜まり60’を小さくすることはできるが、研削加工により距離Vの部分を残しつつ凹部52を形成することが困難であり、また、形成できたとしても熱融着部7の押圧加熱する際の応力に耐えることができず、距離Vの部分が潰れてしまうおそれがある。一方、距離Vが2mmとすると、これとは反対に、研削加工が容易になるとともに、距離Vの部分を潰れにくくすることができるが、この距離Vの部分により押し出されて内側面53に向かう樹脂が増加し、樹脂溜まり60’が大きくなってしまう。よって、距離Vの部分は0.05〜2mmの範囲内で形成するのが好ましい。
次に、図5に本実施形態の、凹部52が形成されたヒータ50によって熱融着されたラミネートフィルム5、6の熱融着部7の一部拡大断面図を示す。
熱融着部7の凸部5a、6a内に熱融着性樹脂層10が流れ込むことで樹脂凸部10aが形成され、これにより、電池内部の樹脂溜まり60’を小さくすることができる。
熱融着性樹脂層10の線膨張率は、アルミニウム薄膜である金属層11よりも大きいが、形成された樹脂溜まり60’が小さいため、押圧加熱後の冷却過程における樹脂溜まり60’の収縮は図中破線で示した収縮域までに留まる。すなわち、従来の大きな樹脂溜まりが収縮する場合に比べて樹脂溜まり60’の収縮量は非常に小さく、このため、樹脂溜まり60’近傍の熱融着性樹脂層10まで樹脂溜まり60’の方に引き込む量を小さくすることができる。これにより、樹脂溜まり60’近傍の熱融着性樹脂層10が薄くなるのを防止することができ、よって、絶縁性が低下してしまうのを防止することができるとともに、マイクロクラックの発生を防止することができる。
また、樹脂凸部10aが形成されたことで、熱融着部7における熱融着に寄与する樹脂量が増えて接着強度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、各ヒータ50に凹部52がそれぞれ1箇所ずつ形成された例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各ヒータ50に複数の凹部が形成されているものであってもよい。また、凹部52が形成されている位置も中心線Cから内側面53側のみでなく、中心線Cから外側面54側にも形成されているものであってもよい。また、複数の凹部が形成されている場合には、上述した断面積の総和2Sは、各凹部の断面積の合計が(3)式、あるいは(5)式を満たしているものであればよく、個々の大きさは全て同じでなくてもよい。
また、本実施形態では、対向して配置された各ヒータ50に凹部52がそれぞれ1箇所ずつ形成された例を示したが、対向するヒータ50のいずれか一方にのみ凹部52が形成されているものであってもよい。
この場合、上述した断面積の総和2Sは凸部5a、6aのそれぞれの断面積がSであってもよいし、あるいは2つのヒータ50のうちの一方のみに断面積が2Sの凹部52を形成するものであってもよい。
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、以下に、フィルム外装電池の各部の構成について補足する。
(リード端子)
リード端子は、その材質として、Al、Cu、Ni、Ti、Fe、燐青銅、真鍮、ステンレスなどを用いることができ、必要に応じて焼き鈍し処理を施してもよい。リード端子の厚さは、0.08〜1.0mmが好ましい。
また、リード端子の少なくとも外装材と密着される部分に、外装材との密着性を向上させるための表面処理を施すことも好ましい。この種の表面処理としては、例えば、化学的エッチング処理などによる粗面化処理、部分アミノ化フェノール系重合体と燐酸化合物とチタン化合物とからなる皮膜や燐酸亜鉛系皮膜などによる耐食性皮膜下地処理、チタニウム系カップリング剤やアルミネート系カップリング剤などによる表面処理などが挙げられる。
リード端子には、金属接着性樹脂を含む樹脂膜を予め融着しておくことが好ましい。金属接着性樹脂としては、金属平板であるリード端子の表面に接着するものが用いられ、例えば、酸変性ポリプロピレン、酸変性ポリエチレン、酸変性ポリ(エチレン−プロピレン)コポリマー、アイオノマーなどが使用可能である。
(外装材)
外装材としては、電解液が漏洩しないように電池要素を覆うことが可能であって柔軟性を有するものであれば特に限定されるものではないが、金属層と熱融着性樹脂層とを積層したラミネートフィルムが特に好ましく用いられる。この種のラミネートフィルムとしては、例えば、厚さ10μm〜100μmの金属箔に厚さ3μm〜200μmの熱融着性樹脂を貼りつけたものが使用できる。金属箔の材質としては、Al、Ti、Ti系合金、Fe、ステンレス、Mg系合金などが使用できる。熱融着性樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、これらの酸変成物、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル等、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体などが使用できる。
(電池要素)
電池要素は、正極板および負極板がセパレータを介して交互に積層された構造を有していれば、積層型でも捲回型であってもよい。積層型は、それぞれ複数の正極板および負極板をセパレータを間において交互に積層し、各正極板および負極板から延びるタブを、集電部として正極板および負極板ごとにまとめ、各集電部をそれぞれリード端子に接続したものである。捲回型は、正極板、負極板、およびセパレータを帯状に形成し、これらを積層した後、捲回し、さらに圧縮して扁平状とし、正極板および負極板から延びたタブをそれぞれリード端子に接続したものである。
これら積層型および捲回型のうち、特に積層型の電池要素を用いることによって、本発明の利点が生かされる。その理由は、リード端子からそれぞれの正極板(負極板)に集電部を経由して直接熱が逃げる構成であるため、リード端子が引き出される部分での外装材の熱融着時にリード端子が温まりにくいからである。
正極板は、放電時に正イオンを吸収するもの又は負イオンを放出するものであれば特に限定されず、(i)LiMnO2、LiMn24、LiCoO2、LiNiO2等の金属酸化物、(ii)ポリアセチレン、ポリアニリン等の導電性高分子、(iii)一般式(R−Sm)n(Rは脂肪族または芳香族、Sは硫黄であり、m、nは、m≧1、n≧1の整数である)で示されるジスルフィド化合物(ジチオグリコール、2、5−ジメルカプト−1、3、4−チアジアゾール、S−トリアジン−2、4、6−トリチオール等)等の二次電池の正極材料として従来公知のものが使用できる。また、正極板に正極活物質(図示せず)を適当な結着剤や機能性材料と混合して形成することもできる。これらの結着剤としては、ポリフッ化ビニリデン等のハロゲン含有高分子等が、機能性材料としては、電子伝導性を確保するためのアセチレンブラック、ポリピロール、ポリアニリン等の導電性高分子、イオン伝導性を確保するための高分子電解質、それらの複合体等が挙げられる。
負極板は、カチオンを吸蔵・放出可能な材料であれば特に限定されず、天然黒鉛、石炭・石油ピッチ等を高温で熱処理して得られる黒鉛化炭素等の結晶質カーボン、石炭、石油ピッチコークス、アセチレンピッチコークス等を熱処理して得られる非晶質カーボン、金属リチウムやAlLi等のリチウム合金など、二次電池の負極活物質として従来公知のものが使用できる。
電池要素に含浸される電解液としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、γ―ブチロラクトン、N,N’−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、m−クレゾール等の、二次電池の電解液として利用可能な極性の高い塩基性溶媒に、LiやK、Na等のアルカリ金属のカチオンとClO4 -、BF4 -、PF6 -、CF3SO3 -、(CF3SO22-、(C25SO22-、(CF3SO23-、(C25SO23-等のハロゲンを含む化合物のアニオンからなる塩を溶解したものが挙げられる。また、これらの塩基性溶媒からなる溶剤や電解質塩を単独、あるいは複数組み合わせて用いることもできる。また、電解液を含むポリマーゲルとしたゲル状電解質としてもよい。また、スルホラン、ジオキサン、ジオキソラン、1,3―プロパンスルトン、テトラヒドロフラン、ビニレンカーボネートなどを微量添加してもよい。
以上はリチウムイオン二次電池としての材料系であるが、本発明は鉛電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池にも応用しうるものである。また本発明は、電池のみならず、電気二重層コンデンサ、非水電解液コンデンサなどにも応用しうるものである。
本発明の一実施形態によるフィルム外装電池の分解斜視図である。 本発明のフィルム外装電池の製造装置のヒータの側断面図である。 凹部が形成されていないヒータにより押圧加熱された際の、ラミネートフィルムの周縁部における樹脂の流動状況を示す模式図である。 凹部が形成されている本実施形態のヒータにより押圧加熱された際の、ラミネートフィルムの周縁部における樹脂の流動状況を示す模式図である。 凹部が形成されたヒータによって熱融着されたラミネートフィルムの熱融着部の一部拡大断面図である。 従来の、熱融着性のフィルムを外装材として用いたフィルム外装電池の分解斜視図である。 従来のヒータにより押圧加熱された際の、ラミネートフィルムの周縁部における樹脂の流動状況を示す模式図である。 熱融着部の電池内部側に形成された樹脂溜まりを示す模式図である。 樹脂の引き込みにより絶縁性の低い領域が形成された状態を示す模式図である。
符号の説明
1 フィルム外装電池
2 電池要素
3a 正極集電部
3b 負極集電部
4a 正極タブ
4b 負極タブ
5、6 ラミネートフィルム
5a 凸部
7 熱融着部
10 熱融着性樹脂層
10a 樹脂凸部
11 金属層
12 保護層
50、50a ヒータ
51 押圧面
52 凹部
53、53a 内側面
53 内側面
54、54a 外側面

Claims (7)

  1. 複数の正極板と複数の負極とを対向させて積層させた電池要素と、少なくとも熱融着性樹脂層と金属層とが積層され、前記熱融着性樹脂層を内側にして前記電池要素を包囲し、周縁の接合部が熱融着されることで前記電池要素を封止する外装体フィルムとを有するフィルム外装電池の熱融着に用いる、押圧面により前記接合部を押圧加熱することで熱融着するヒータを有するフィルム外装電池の製造装置において、
    前記接合部の、前記電池要素を内包する側の端部に樹脂溜まりを形成しようとする前記熱融着性樹脂層の樹脂を貯留する凸部を前記外装体フィルムに形成する凹部が前記ヒータの前記押圧面に形成されていることを特徴とするフィルム外装電池の製造装置。
  2. 前記電池要素を内包する側の端部に樹脂溜まりを形成しようとする溶融した前記熱融着性樹脂層の量をD、前記凸部の断面積を2S、前記ヒータの奥行きをLとしたとき、前記凹部は、
    2S・L>D
    を満たすように前記凸部を形成するものである請求項1に記載のフィルム外装電池の製造装置。
  3. 前記ヒータの前記電池要素を内包する側の面であるヒータ内側面から前記凹部までの距離をVとし、前記ヒータ内側面から前記凹部までの間の前記押圧面から前記凹部に向けて流れる溶融した前記熱融着性樹脂層の量をdとしたとき、前記凹部は、
    2S・L>D+d
    を満たすように前記凸部を形成するものである請求項2に記載のフィルム外装電池の製造装置。
  4. 前記距離Vは、0.05〜2mmの範囲内である、請求項1から3のいずれか1項に記載のフィルム外装電池の製造装置。
  5. 複数の正極板と複数の負極とを対向させて積層させた電池要素と、少なくとも熱融着性樹脂層と金属層とが積層され、前記熱融着性樹脂層を内側にして前記電池要素を包囲し、周縁の接合部が熱融着されることで前記電池要素を封止する外装体フィルムとを有するフィルム外装電池の製造方法において、
    押圧面に凹部が形成されているヒータであって、前記凹部が、前記接合部の中心に対応する前記ヒータの中心から、前記ヒータの前記電池要素を内包する側の面である前記ヒータ内側面より距離Vだけ空けた位置までの間に形成されている前記ヒータを用意する工程と、
    前記ヒータの前記押圧面で前記接合部を押圧加熱し、凸部を前記外装体フィルムに形成して前記凸部に前記樹脂溜まりを形成しようとする樹脂を貯留させる工程とを含むことを特徴とするフィルム外装電池の製造方法。
  6. 前記電池要素を内包する側の端部に樹脂溜まりを形成しようとする溶融した前記熱融着性樹脂層の量をD、前記凸部の断面積を2S、前記ヒータの奥行きをLとしたとき、前記凹部によって、
    2S・L>D
    を満たすように前記凸部を形成する請求項5に記載のフィルム外装電池の製造方法。
  7. 前記ヒータの前記電池要素を内包する側の面であるヒータ内側面から前記凹部までの距離をVとし、前記ヒータ内側面から前記凹部までの間の前記押圧面から前記凹部に向けて流れる溶融した前記熱融着性樹脂層の量をdとしたとき、前記凹部によって、
    2S・L>D+d
    を満たすように前記凸部を形成する請求項6に記載のフィルム外装電池の製造方法。
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