JP2005259247A - 光ピックアップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の光ピックアップに用いられている発光素子の発熱を抑制するための放熱板を活用してベース部材の剛性を高め、ベース部材の共振周波数を高周波数側に移行させて書込み読取り信頼性を高める。
【解決手段】 レンズホルダー3を搭載したベース部材2に光学部品を搭載する。ベース部材2のベース板部28に取付壁29を立ち上げ、その取付壁29に、放熱板7の取付片71をビス止めする。放熱板7の面板部72の端縁79を、光通過孔27を挟んで取付壁29の略反対側に位置する囲壁44の頂部44aに重ね合わせてその重なり箇所の両端部の2箇所a,bを接着剤で点接合する。
【選択図】 図1
【解決手段】 レンズホルダー3を搭載したベース部材2に光学部品を搭載する。ベース部材2のベース板部28に取付壁29を立ち上げ、その取付壁29に、放熱板7の取付片71をビス止めする。放熱板7の面板部72の端縁79を、光通過孔27を挟んで取付壁29の略反対側に位置する囲壁44の頂部44aに重ね合わせてその重なり箇所の両端部の2箇所a,bを接着剤で点接合する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光ピックアップ、特に発光素子やコリメータレンズなどの光学部品を搭載したベース部材の共振周波数帯域を、対物レンズを備えたレンズホルダーの動作に伴う振動周波数帯域からずらせる対策を講じた光ピックアップに関する。
図8に光ピックアップ1を用いた光ディスク装置の概略構成の一例を平面図で示してある。同図において、光ピックアップ1は、対物レンズ31を装備したレンズホルダー3をベース部材2に搭載してなり、そのベース部材2に具備された軸受21やレール受け22が枠形のドライブシャーシ51に設けられたガイドシャフト52やガイドレール53により案内されて移動することにより、光ディスクDの半径方向に沿う方向にアクセス制御(移動制御)される。また、ベース部材2に設けられたラック23がドライブシャーシ51に取り付けられたねじ軸54に噛み合い、ねじ軸54の回転運動がラック23によってベース部材2の直線運動に変換される。さらに、ドライブシャーシ51が、カム機構55を介して昇降動作されるフレーム枠56に取り付けられ、そのフレーム枠56が筐体などの固定枠57に取り付けられている。そして、フレーム枠56に設置されたターンテーブル58に記録媒体としての光ディスクDが装着されて回転する。
図9は光ピックアップの光学系の説明図である。同図のように、光ピックアップの光学系は、発光ダイオードなどでなる発光素子32、受光素子33、ハーフミラー34、コリメータレンズ35などのほか、上記対物レンズ31を備えていて、対物レンズ31が上記したようにレンズホルダー3に装備され、その他の発光素子32などがベース部材2に取り付けられている。そして、発光素子32から出射されたレーザ光がハーフミラー34によりコリメータレンズ35に導かれて平行光束となり、さらに対物レンズ31を透過して光ディスクDに照射され、その反射光が対物レンズ31、コリメータレンズ35、ハーフミラー34を経て受光素子33によって受光される。
この光ピックアップでは、光ディスクDの反りや偏心などに伴う光ディスクDと対物レンズ31との位置関係の変化を補正するために、レンズホルダー3を駆動部36の作用によって光ディスクに対するフォーカス方向及びトラッキング方向に変位制御することが行われる。駆動部36は、一般的には、レンズホルダー3をベース部材2に上記2方向に変位可能に支持する支持手段とコイルと磁石との組合せ(不図示)によって構成されている。
上記光ピックアップにおいて、レンズホルダー3をフォーカス方向及びトラッキング方向に変位制御するときの適正な振動周波数は予め一定帯域内に収まるように調整される。ここで、レンズホルダー3の適正に調整された後の振動周波数を調整周波数ということにする。
フォーカス方向及びトラッキング方向に変位制御されるレンズホルダー3を搭載しているベース部材2は、レンズホルダー3の変位制御に伴う振動に共振する。そして、ベース部材2が共振すると、その振動が図8で説明したガイドシャフト52やガイドレール53、ドライブシャーシ51、フレーム枠56などを経てターンテーブル58に伝達されることになり、ターンテーブル58が振動すると光ディスクDも振動するので、レンズホルダー2のサーボ特性が低下して光ピックアップ1による書込み読取り信頼性が低下する。そして、ベース部材2において、共振周波数帯域がレンズホルダー3の調整周波数に重なったりその近くに存在していたりすると、上記の調整周波数が適正に設定されていてもレンズホルダー2のサーボ特性が低下して光ピックアップ1による書込み読取り性能に満足のいく値が得られず、調整が失敗するということになる。
ベース部材2の共振はそのベース部材2を薄型の合成樹脂成形体によって得た場合に顕著に発生する。図7(B)はベース部材2を薄型の合成樹脂成形体によって得た場合のフォーカス系でのゲイン曲線及び位相曲線を示したものであり、図7(B)では、ベース部材2の共振(振動)によりその共振がターンテーブル58に伝達されて光ディスクDが振動させられたことにより、ゲイン曲線又は位相曲線が1〜2kHzの範囲で乱れを生じている(乱れを生じている範囲をG1,P1で示してある)。このように、ベース部材2のゲイン曲線又は位相曲線が1〜2kHzの範囲で乱れを生じていると、ベース部材2の振動がターンテーブル58に伝達されて光ディスクDの振動が比較的大きくなり、上記した調整が難しくなってフォーカスサーボ特性が低下することがある。
図10は従来の光ピックアップに用いられている合成樹脂成形体でなるベース部材2の概略平面図、図11は図10のXI矢視図である。このベース部材2には、図示していないレーザダイオードでなる発光素子が取り付けられると共に、その発光素子の発熱を抑制するために板金製の放熱板7が備わっている。放熱板7は、直角に折り曲げて形成された取付片71と面板部72と突出片73などを備えていて、取付片71が、発光素子に取り付けられた放熱ブロック74に重ね合わされた状態で、その放熱ブロック74と共にベース部材2の取付壁(図に現れていない)に2箇所でビス止めされている。従来では、このようにして放熱板7がベース部材2の取付壁だけにビス止めされていたのに対し、ベース部材2のベース板部の略中央部に開設されているコリメータレンズの取付孔(光通過孔)27が上記面板部72によって覆われていた。
そして、合成樹脂成形体でなるベース部材2の上記共振についての問題は、ベース部材2のベース板部28に補強リブを設けるという対策を講じることによって解決しようとしたけれども、ベース板部の略中央に上記取付孔27が開設されているため、補強リブだけによってはベース部材2に曲りや捩れなどの振動モードが発生し、レンズホルダー3(図8参照)の変位制御時に発生するベース部材2の共振の周波数帯域を上記した調整周波数に対して大きくずらせることができなかった。なお、図7(B)で説明したゲイン曲線又は位相曲線は、このようなベース部材2についてのものである。
一方、光ピックアップに関し、キャリッジとレンズホルダーの保持部材との固定部が変形する共振周波数を高くしてアクセス制御ためのサーボ特性を向上させることを意図して、その固定部近傍箇所の剛性を高める技術が提案されており(特許文献1参照)、これによると、ステンレス薄板をプレス加工したカバーを、キャリッジ及びトラッキングコイルの上面に固定することが記載されている。また、光ピックアップ装置において、補正駆動手段から発生する振動の反作用力が、レンズホルダーの支持体に伝わることを抑えるために、補正駆動手段としてのヨークの真下で支持ベースと支持体とを接着するという手段が提案されている(特許文献2参照)。さらに、光ピックアップ装置において、樹脂製の装置フレームに半導体レーザや受光素子などの光学系構成部品を搭載することが周知例として記載されている(特許文献3参照)。さらに、光ピックアップの光学系に半導体レーザ、コリメータレンズ、ハーフミラー、フォトダイオードなどで構成することが周知である(特許文献4参照)。
特開平9−102133号公報
特開2002−42356号公報
特開2001−325740号公報
特開2002−352445号公報
本発明は以上の状況の下でなされたものであり、従来の光ピックアップに用いられているベース部材に発光素子の発熱を抑制するための放熱板が取り付けられていることに着目し、その放熱板を活用することによりベース部材の剛性を高めて、その共振周波数帯域を、変位制御時のレンズホルダーの調整周波数帯域よりも高周波数側に移行させることが可能な光ピックアップを提供することを目的とする。
また、本発明は、ベース部材の共振周波数帯域を、変位制御時のレンズホルダーの調整周波数帯域よりも高周波数側に移行させることによって、書込み読取り信頼性に優れた光ピックアップを提供することを目的とする。
本発明に係る光ピックアップは、光ディスクに対するフォーカス方向及びトラッキング方向に変位制御される対物レンズを備えたレンズホルダーを搭載して上記光ディスクの半径方向に沿う方向にアクセス制御される合成樹脂成形体でなるベース部材に、上記対物レンズと共働して上記ディスクに対する光照射と反射光の受光とを行うための光学部品が搭載され、上記対物レンズに臨む光通過孔が開口された上記ベース部材のベース板部に、上記発光素子が取り付けられた取付壁が立ち上げられ、その取付壁に、上記発光素子の発熱を放熱するための板金でなる放熱板の取付片が固着されている。そして、上記放熱板に、上記取付片の基部で折り曲げられて上記光通過孔を覆う面板部を具備させ、その面板部を、上記光通過孔を挟んで上記取付壁の略反対側に立ち上げられた囲壁に近づく方向に延び出させてその面板部の端縁を上記囲壁の頂部に固着してある。
この構成であると、ベース部材が共振を起こしやすい合成樹脂成形体であるとしても、発光素子の発熱を抑制するための板金でなる放熱板の取付片と面板部の端縁とが、ベース部材のベース板部に開口されている光通過孔を挟む両側でそのベース部材に固着されてベース部材の剛性を高めることに役立つ。そのため、ベース部材の共振が抑制される。すなわち、ベース部材の共振周波数が高周波数側に移行するので、レンズホルダーの調整周波数にベース部材の共振周波数帯域が重なったり近接したりすることがなくなって、光ピックアップの書込み読取り信頼性が向上する。
本発明では、上記面板部の端縁が上記囲壁の頂部に重なり合うようにその囲壁の高さを定めてあることが望ましく、そのようになっていると、放熱板による補強作用がさらに顕著に発揮されてベース部材の剛性がいっそう高まる。
本発明では、上記面板部の端縁と上記囲壁の頂部との重なり箇所が接着剤で点接合されているという構成を採用することが可能である。この構成であれば、面板部の端縁と上記囲壁の頂部との重なり箇所で両者を容易にかつ迅速に固着することが可能になる。
本発明では、上記面板部の端縁と上記囲壁の頂部との重なり箇所の両端部の2箇所が接着剤で点接合されているものであってもよい。また、上記取付壁に交差してその取付壁及び上記ベース板部と共働して入隅形の空間を形作るリブが上記ベース板部に立ち上げられ、上記取付片の隣接箇所で上記面板部に曲成された段付片部に、上記リブの頂部に重なり合ってその頂部に接着剤で点接合された突出片が連設されているという構成であってもよい。
本発明に係る光ピックアップは、次のように構成することも可能である。すなわち、光ディスクに対するフォーカス方向及びトラッキング方向に変位制御される対物レンズを備えたレンズホルダーを搭載して上記光ディスクの半径方向に沿う方向にアクセス制御される合成樹脂成形体でなるベース部材に、上記対物レンズと共働して上記ディスクに対する光照射と反射光の受光とを行うための光学部品が搭載され、上記対物レンズに臨む光通過孔が開口された上記ベース部材のベース板部に、上記発光素子が取り付けられた取付壁が立ち上げられ、その取付壁に、上記発光素子の発熱を放熱するための板金でなる放熱板の取付片が固着されている光ピックアップにおいて、上記取付片が上記取付壁にビス止めし、かつ、上記放熱板に、上記取付片の基部で折り曲げられて上記光通過孔を覆う面板部を具備させ、その面板部を、上記光通過孔を挟んで上記取付壁の略反対側に立ち上げられた囲壁に近づく方向に延び出させてその面板部の端縁を上記囲壁の頂部に重ね合わせてその重なり箇所の両端部の2箇所を接着剤で点接合することによって、上記レンズホルダーをフォーカス方向に変位制御することに伴って発生する上記ベース部材の共振周波数の帯域を、上記変位制御時のレンズホルダーの振動周波数帯域よりも高周波数側に移行させてある、という構成を採用することも可能である。
本発明に係る光ピックアップによれば、従来の光ピックアップに用いられている発光素子の発熱を抑制するための放熱板を活用し、その放熱板を、ベース部材の剛性を高めて共振周波数を高周波数側に移行させるための補強部材として役立たせているので、ベース部材のベース板部に光通過孔が開口していても、ベース部材の剛性を容易に高めることが可能であり、しかも、カバーなどの余分な部材をベース部材に装着する必要もない。そのため、部品点数を増加させることなくベース部材の共振周波数を高周波数側に移行させて、光ピックアップの書込み読取り信頼性を向上させることが可能になる。
図1は本発明に係る光ピックアップに用い得るベース部材2を放熱板7を装着した状態で裏側から見た平面図、図2は図1のII矢視図、図3は図1のベース部材2から放熱板7を取り外した状態の平面図、図4は図3のIV矢視図、図5は放熱板7の平面図、図6は放熱板7のビス止め箇所を説明するための分解斜視図である。
図3又は図4に示したように、ベース部材2は、ベース板部28の略中央部位で開口した円形の光通過孔27を有していて、その光通過孔27にコリメータレンズ(不図示)が取り付けられる。また、光通過孔27の開口位置に関連付けてハーフミラー(不図示)の取付箇所イや反射板(不図示)の取付箇所ロ、受光素子(不図示)の取付箇所ハなどが定められ、さらに、発光素子(不図示)の取付箇所ニも定められている。発光素子の取付箇所ニには、ベース板部28に立ち上げられた取付壁29が相当している。
ベース板部28には、上記取付壁29に交差してその取付壁29及び当該ベース板部28と共働して入隅形の空間Sを形作るリブ41が立ち上げられていると共に、そのリブ41と、ラック23や軸受け23を備えた外側リブ42と、内側リブ43との3つのリブがトラス形に並んでベース部材28を補強している。また、ベース板部28には、上記光通過孔27を挟んで取付壁29の略反対側に湾曲した囲壁44が立ち上げられている。
ここで説明したベース部材2についての構成は、図10及び図11で説明した従来のベース部材2についても略同様であるけれども、図4と図11とを併せ見ることによって理解されるように、この実施形態では、囲壁44の高さを従来のそれよりも高くしてある(この点についてはさらに後述する)。
図5又は図6に示したように、放熱板7は、取付片71とその取付片71に対して直角に折り曲げて形成された大きな面板部72とを備えていると共に、取付片71の隣接箇所で面板部72に対して直角に段付片部75が曲成され、さらに、その段付片部75に突出片73が曲成されている。なお、取付片71には、レーザダイオードでなる発光素子の電路引出孔76やビス挿通孔77などが備わっている。
図6のように、放熱板7は、その取付片71が、発光素子に取り付けられた放熱ブロック74に重ね合わされた状態で、その放熱ブロック74と共にベース部材2の上記取付壁29に2箇所でビス止めされている。78は取付ビスを示している。こうして取付片71を取付壁29にビス止めすると、図1又は図2のように、放熱板7の面板部72がベース板部28の光通過孔27を覆うほか、図3に示したハーフミラー取付箇所イや反射板取付箇所ロ、受光素子の取付箇所ハ、発光素子取付箇所ニなどがその面板部72により覆われ、面板部72の湾曲した端縁79がベース部材2の湾曲した囲壁44の頂部に重なり合い、さらに、突出片73がリブ41に重なり合う。
ここで、囲壁44の高さを従来のそれよりも高くしてあるのは、放熱板7の面板部72を平板状にしておいてもその面板部72の端縁79が囲壁44の頂部44aに重なり合うようにするためである。したがって、面板部72の端縁79を段付状に形成する一方で囲壁44の高さを従来と同じ高さにして、両者を重ね合わせることも可能である。
この実施形態では、上記のように放熱板7の取付片71をベース部材2の取付壁29にビス止めしてあることに加えて、囲壁44の頂部44aと面板部72の端縁79との重なり箇所の両端部の2箇所a,bを接着剤で点接合してある。この構成により、放熱板7が、ベース部材2の光通過孔27を挟む両側でベース部材2に固着されることになる。
図7(A)は図1又は図2に示したベース部材2、すなわち放熱板7がベース部材2の光通過孔27を挟む両側でベース部材2に固着されているベース部材2のフォーカス系でのゲイン曲線及び位相曲線を示したものである。図7(A)に示したゲイン曲線及び位相曲線と、同図(B)に示した従来の場合のゲイン曲線及び位相曲線とを併せ見ると、同図(B)に見られるゲイン曲線又は位相曲線の1〜2kHzの範囲G1,P1の乱れが、同図(A)ではほぼ完全に消失していることが認められる。このことから、放熱板7の補強作用によってベース部材2の剛性が高められた結果、ベース部材2の共振周波数の帯域が、変位制御時のレンズホルダー3(図9参照)の振動周波数帯域よりも高周波数側に移行したことが推察される。したがって、上記実施形態によれば、ベース部材2のゲイン曲線又は位相曲線が1〜2kHzの範囲で乱れを生じることがなくなり、ベース部材2の振動が、図8で説明したターンテーブル58に伝達されて光ディスクDの振動が大きくなるという事態が起こらず、レンズホルダー2の変位制御時の振動周波数帯域が適正に調整されているときには、光ピックアップ1のフォーカスサーボ特性が向上してその書込み読取り信頼性が向上する。
この実施形態では、取付片71をベース部材2の取付壁29にビス止めした放熱板7の面板部72の端縁とベース部材2の囲壁44の頂部44aとの重なり箇所の両端部の2箇所a,bを接着剤で点接合したものを説明したけれども、それらの重なり箇所の両端部の2箇所又はそのうちの1箇所だけをビス止めしてもよい。また、重なり箇所の1箇所だけを接着剤で接合又はビス止めしても、重なり箇所の全体を接着剤で接合又はビス止めしてもよい。さらに、放熱板7の面板部72の端縁とベース部材2の囲壁44の頂部44aとの重なり箇所を接合することに加えて、図1に符号cで示したリブ41の頂部と突出片73との重なり箇所を接着剤で点接合又はビス止めしてもよい。
なお、図1〜図11に同一又は相応する部分には同一符号を付してある。
D 光ディスク
1 光ピックアップ
2 ベース部材
3 レンズホルダー
7 放熱板
27 光通過孔
28 ベース板部
29 取付壁
31 対物レンズ
41 リブ
44 囲壁
44a 囲壁の頂部
71 取付片
72 面板部
73 突出片
75 段付片部
79 面板部の端縁
a,b,c 点接合箇所
S 入隅形の空間
1 光ピックアップ
2 ベース部材
3 レンズホルダー
7 放熱板
27 光通過孔
28 ベース板部
29 取付壁
31 対物レンズ
41 リブ
44 囲壁
44a 囲壁の頂部
71 取付片
72 面板部
73 突出片
75 段付片部
79 面板部の端縁
a,b,c 点接合箇所
S 入隅形の空間
Claims (6)
- 光ディスクに対するフォーカス方向及びトラッキング方向に変位制御される対物レンズを備えたレンズホルダーを搭載して上記光ディスクの半径方向に沿う方向にアクセス制御される合成樹脂成形体でなるベース部材に、上記対物レンズと共働して上記ディスクに対する光照射と反射光の受光とを行うための光学部品が搭載され、上記対物レンズに臨む光通過孔が開口された上記ベース部材のベース板部に、上記発光素子が取り付けられた取付壁が立ち上げられ、その取付壁に、上記発光素子の発熱を放熱するための板金でなる放熱板の取付片が固着されている光ピックアップにおいて、
上記取付片を上記取付壁にビス止めし、かつ、上記放熱板に、上記取付片の基部で折り曲げられて上記光通過孔を覆う面板部を具備させ、その面板部を、上記光通過孔を挟んで上記取付壁の略反対側に立ち上げられた囲壁に近づく方向に延び出させてその面板部の端縁を上記囲壁の頂部に重ね合わせてその重なり箇所の両端部の2箇所を接着剤で点接合することによって、上記レンズホルダーをフォーカス方向に変位制御することに伴って発生する上記ベース部材の共振周波数の帯域を、上記変位制御時のレンズホルダーの振動周波数帯域よりも高周波数側に移行させてあることを特徴とする光ピックアップ。 - 光ディスクに対するフォーカス方向及びトラッキング方向に変位制御される対物レンズを備えたレンズホルダーを搭載して上記光ディスクの半径方向に沿う方向にアクセス制御される合成樹脂成形体でなるベース部材に、上記対物レンズと共働して上記ディスクに対する光照射と反射光の受光とを行うための光学部品が搭載され、上記対物レンズに臨む光通過孔が開口された上記ベース部材のベース板部に、上記発光素子が取り付けられた取付壁が立ち上げられ、その取付壁に、上記発光素子の発熱を放熱するための板金でなる放熱板の取付片が固着されている光ピックアップにおいて、
上記放熱板に、上記取付片の基部で折り曲げられて上記光通過孔を覆う面板部を具備させ、その面板部を、上記光通過孔を挟んで上記取付壁の略反対側に立ち上げられた囲壁に近づく方向に延び出させてその面板部の端縁を上記囲壁の頂部に固着してあることを特徴とする光ピックアップ。 - 上記面板部の端縁が上記囲壁の頂部に重なり合うようにその囲壁の高さを定めてある請求項2に記載した光ピックアップ。
- 上記面板部の端縁と上記囲壁の頂部との重なり箇所が接着剤で点接合されている請求項3に記載した光ピックアップ。
- 上記面板部の端縁と上記囲壁の頂部との重なり箇所の両端部の2箇所が接着剤で点接合されている請求項3に記載した光ピックアップ。
- 上記取付壁に交差してその取付壁及び上記ベース板部と共働して入隅形の空間を形作るリブが上記ベース板部に立ち上げられ、上記取付片の隣接箇所で上記面板部に曲成された段付片部に、上記リブの頂部に重なり合ってその頂部に接着剤で点接合された突出片が連設されている請求項4又は請求項5に記載した光ピックアップ。
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