JP2007172696A - 光ヘッド - Google Patents

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Masakatsu Miyatake
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Abstract

【課題】光ディスクにレーザ光を照射する光ヘッドであって、光ヘッドに配置される構成部材を省略することで軽量化し駆動に必要なエネルギを削減するとともに、位置決め、固定、調整の手間と時間を省略し、長期間にわたって安定したデータ読出し性能を備える光ヘッドを提供する。
【解決手段】レーザ光源Ldと、レーザ光源Ldをレーザ光が内部に向かって照射するように配置でき、ハーフミラー部31及びコリメータレンズ部33とを備える一体型光学素子3と、対物レンズLbと、受光素子Pdとを有している光ヘッドA。
【選択図】図3

Description

本発明は、光ディスクにレーザ光を照射し該光ディスクに記録されているデータを読み出したり、該光ディスクに書き込んだりする光ヘッドを組み立てるときに用いられる光ヘッド組立治具に関するものである。
近年、映像、音声又は情報の記録媒体として光を照射することで記録及び(又は)読出しすることができる光ディスクを用いるものが多く用いられている。前記光ディスクとして、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等が広く用いられている。これら光ディスクを記録媒体として該光ディスクにデータの記録及び(又は)読出しを行う光ディスク装置は光ディスクの記録面に対しレーザ光を照射し、反射してきた光を検出する光ヘッドを備えている。
図5は従来の光ヘッドの配置図であり、図6は図5に示す光ヘッドの側断面図である。図5に示す光ヘッドはそれには限定されないがここでは、光ディスクに記録されているデータを読出す読出し専用の光ヘッドである。図5に示す光ヘッドBはDPD(Differential Phase Detection)トラッキング方式を用いるものであり、レーザ光源Ldと、ハーフミラーHmと、コリメータレンズLcと、対物レンズLbと、受光素子Pdとを有している。
図6に示すように、光ヘッドBはスライドベース91と、スライドベース91に取り付けられるアクチュエータ92とを有している。スライドベース91はアクチュエータ92を配置するためのアクチュエータ取付部911と、レーザ光源Ldを取り付けるための光源取付部912と、スライドベース91が摺動するときに摺動ガイドとなるガイド軸と摺動可能に係合するための摺動孔913とを備えている。
スライドベース91には、レーザ光源Ld、ハーフミラーHm、コリメータレンズLcとが配置される。レーザ光源LdはレーザホルダLhに圧入固定されるものであり、レーザホルダLhをスライドベース91の光源取付部912に取り付けることで、レーザ光源Ldをスライドベース91に取り付けることができる。レーザホルダLhはレーザ光源Ldのレーザ光出射部がスライドベース91の内側を向くように取り付けられている。
アクチュエータ92はアクトベース921と、対物レンズLbを保持するレンズホルダ922と、アクトベース921に固定される支持部材923と、レンズホルダ922と支持部材923を連結し、レンズホルダ922に電力を供給するとともに弾性支持するワイヤーばね924とを有している。
レンズホルダ922は中央に対物レンズLdを保持し、レーザ光が透過するための貫通孔が形成されており、永久磁石920に挟まれるように配置されている。レンズホルダ922にはレンズホルダ922を駆動しレンズホルダ922に保持されている対物レンズLbと光ディスクDsとの距離を調整するフォーカシングコイル(図示省略)と、対物レンズLbを光ディスクDsの半径方向に移動させるためのトラッキングコイル(図示省略)とを備えている。
レーザ光源Ldより照射されたレーザ光はハーフミラーHmに入射する。ハーフミラーHmは入射したレーザ光の半分が透過し、残り半分が反射するものであり、ハーフミラーHmに入射したレーザ光の一部は反射されてコリメータレンズLcに入射する。ハーフミラーHmで反射されたレーザ光は発散光であり、コリメータレンズLcに入射したレーザ光は平行光として出射され、アクチュエータ92に取り付けられている対物レンズLbに入射する。対物レンズLbに入射したレーザ光は集光され光ディスクDsの記録面にレーザスポットとして結像する。
光ディスクDsに照射され、記録面にレーザスポットとして結像したレーザ光は反射し、対物レンズLbを透過することで、平行光として出射し、コリメータレンズLcに入射する。コリメータレンズLcに入射したレーザ光は所定の焦点距離を有する集束光として出力され、ハーフミラーHmに入射する。上述したようにハーフミラーHmは入射光の半分を反射、残りの半分を透過するものであり、ハーフミラーHmに入射したレーザ光の半分は透過して受光素子Pdに入射する。受光素子Pdは受光したレーザ光を電気信号に変換するものであり、信号の強弱によってデータを読み取るものである。
光ディスクの記録層に形成される凹凸(トラック)は、非常に微細なものであり、この凹凸に正確にレーザ光を集光させて照射しなくてはならない。そのためには、レーザ光の各光学素子への入射又は各光学素子からの出射する位置、角度の精度が高くなくてはならない。
特開2005−141853号公報に示す発明では、ハウジングに立上げミラー部と、コリメータレンズ部とが一体に形成されているものが、示されている。この場合、少なくとも、コリメータレンズと立上げミラーの相対的な位置を調整しなくてもよく、それだけ、手間と時間を省くことができる。
また、特開平9−50645号公報に示す発明では、レーザ光源、分岐素子及び光検出器を一体的に成形した樹脂体に封止し、樹脂体の斜面にレーザ光の光路を変換するための光路変換用ミラーを形成しているものを示している。
特開2005−141853号公報 特開平9−50645号公報
従来の光ヘッドにおいて、光ディスクのトラックにレーザ光のレーザスポットを正確に結像させるためには光学素子の位置決め精度が高くなくてはならず、組みつけに手間と時間が多くかかる。また、光学素子が配置されるスライドベースには位置決め精度を上げるためのリブ等の支持部や、接着固定のための接着剤が必要であり、構造が複雑で、それだけ、加工に手間がかかる。また、各光学素子間に取付、調整等のために空間が必要になるので、光ヘッドの設計の自由度に限界がある。
また、特開2005-141853号公報に記載の発明では、立上げミラー、コリメータレンズの相対位置を決める手間と時間を省くことができるが、ハウジングの形状が複雑であり、また、スライドベースに該ハウジングを配置できるように形成しなくてはならず、構造が複雑になりやすい。
さらに、特開平9−50645号公報に記載の発明では、樹脂体にレーザ光源、分岐素子及び光検出器を封止するので光ピックアップに樹脂体を取り付けるときの手間は省けるが、光学素子を封止するときの作業(相対的な位置、傾角等の調整)が煩雑であり、時間と手間がかかる。
そこで本発明は、光ディスクにレーザ光を照射する光ヘッドであって、光ヘッドに配置される構成部材を省略することで軽量化し駆動に必要なエネルギを削減するとともに、位置決め、固定、調整の手間と時間を省略して、製造コストを削減することを目的とする。
また本発明は、前記光ヘッドはレーザ光を長期間にわたって安定して精度よく光ディスクの記録面に照射し、長期間にわたって安定したデータ読出し性能を有する光ヘッドを提供することを目的とする。
さらに本発明は、前記一体型光学素子を用いることで、前記レーザ光源とハーフミラー、ハーフミラーとコリメータレンズの間に形成される各光学素子を調整したり、取り付けたりするための空間が必要なく、光ヘッドの設計の自由度を高めることができる光ヘッドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、レーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光を対物レンズに導くための一体型光学素子と、前記レーザ光を光ディスクに照射するための対物レンズと、受光したレーザ光を電気信号に変換する受光素子と、前記対物レンズを保持すると共に、前記光ディスクに正確にレーザ光を照射するように移動させるアクチュエータと、前記レーザ光源、前記一体型光学素子、前記受光素子及び前記アクチュエータが固定されるスライドベースとを有し、前記光ディスクにレーザ光を照射し該光ディスクよりデータを読み出す光ヘッドにおいて、前記一体型光学素子はガラスを一体的に成形したものであり、直方体の角部を斜めに切断した斜面部と、前記斜面部に対して長手方向に離れて対向している側面部と、前記側面部と直交し、前記斜面部と対向する上面部とを備え、前記斜面部は前記側面部及び前記上面部と互いに45°の角度をなすように傾斜し、ハーフミラー部が形成されており、前記側面部は前記レーザ光源が圧入されたレーザホルダを前記レーザ光が前記ハーフミラー部に向けて照射するように配置する光源配置部が形成されており、前記上面部の前記ハーフミラー部と対面する位置に前記レーザ光を平行光に変換するドーム型に突出するコリメータレンズ部が形成され、前記一体型光学素子の外部に前記ハーフミラー部と対面するとともに、前記コリメータレンズ部と前記ハーフミラー部との延長線上に前記受光素子が配置されていることを特徴とする。
この構成によると、前記ハーフミラー部及び前記コリメータレンズ部を一体に形成することで、ハーフミラー及びコリメータレンズをばらばらに取り付ける場合に比べて、取付リブ、接着剤等を省略することができる。これにより、前記スライドベースの前記一体型光学素子を取り付ける取付部の形状を簡略化することができ、該スライドベースの製造にかかる手間、時間を低減することができる。
また、前記レーザ光源(レーザホルダ)を前記一体型光学素子の前記光源配置部に取り付けるので、前記レーザ光源と前記ハーフミラー部、前記ハーフミラー部と前記コリメータレンズ部とは位置決め作業をしなくても、常に一定の相対的な配置を維持することができるので、位置決めに必要な手間、時間を省略することができるとともに、経時変化によるずれが発生しないので長期にわたって、レーザ光の照射角度を精度よく保つことができる。
これにより、前記光ヘッドはレーザ光を長期間にわたって安定して精度よく光ディスクの記録面に照射することができるので、長期間にわたって安定したデータ読出し性能を有することができる。
さらに、前記一体型光学素子を用いることで、前記レーザ光源とハーフミラー、ハーフミラーとコリメータレンズの間に形成される各光学素子を調整したり、取り付けたりするための空間が必要なく、光ヘッドの設計の自由度を高めることができる。
上記目的を達成するために本発明は、レーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光を対物レンズに導くための一体型光学素子と、前記レーザ光を光ディスクに照射するための対物レンズと、受光したレーザ光を電気信号に変換する受光素子とを有し、前記光ディスクにレーザ光を照射し該光ディスクよりデータを読み出す光ヘッドにおいて、前記一体型光学素子は、レーザ光を透過する透過媒質で形成されており、ハーフミラー部と、前記レーザ光源を前記レーザ光が前記ハーフミラー部に向けて照射する光源配置部と、レーザ光源より出射されたレーザ光が前記ハーフミラー部で反射して入射する位置に形成され、前記レーザ光を平行光に変換するコリメータレンズ部とが形成され、前記一体型光学素子の外部で前記コリメータレンズ部と前記ハーフミラー部との延長線上に前記受光素子が配置されていることを特徴とする。
この構成によると、前記ハーフミラー部及び前記コリメータレンズ部を一体に形成することで、ハーフミラー及びコリメータレンズをばらばらに取り付ける場合に比べて、取付リブ、接着剤等を省略することができる。これにより、前記スライドベースの前記一体型光学素子を取り付ける取付部の形状を簡略化することができ、該スライドベースの製造にかかる手間、時間を低減することができる。
また、前記レーザ光源(レーザホルダ)を前記一体型光学素子の前記光源配置部に取り付けるので、前記レーザ光源と前記ハーフミラー部、前記ハーフミラー部と前記コリメータレンズ部とは位置決め作業をしなくても、常に一定の相対的な配置を維持することができるので、位置決めに必要な手間、時間を省略することができるとともに、経時変化によるずれが発生しないので長期にわたって、レーザ光の照射角度を精度よく保つことができる。
これにより、前記光ヘッドはレーザ光を長期間にわたって安定して精度よく光ディスクの記録面に照射することができるので、長期間にわたって安定したデータ読出し性能を有することができる。
さらに、前記一体型光学素子を用いることで、前記レーザ光源とハーフミラー、ハーフミラーとコリメータレンズの間に形成される各光学素子を調整したり、取り付けたりするための空間が必要なく、光ヘッドの設計の自由度を高めることができる。
上記構成において前記一体型光学素子の前記ハーフミラー部は前記一体型光学素子に形成された斜面部に形成されているものであってもよい。ハーフミラー部は直方体のプリズム内に傾斜して配置されるものであってもよい。
上記構成において前記レーザ光源は、レーザホルダに圧入されており、前記レーザホルダを前記一体型光学素子の光源配置部に取付配置されるものであってもよい。
上記構成において前記コリメータレンズ部は、前記一体型光学素子の表面よりドーム型に突出する形状を有していてもよい。
本発明によると、光ディスクにレーザ光を照射する光ヘッドであって、光ヘッドに配置される構成部材を省略することで軽量化し駆動に必要なエネルギを削減するとともに、位置決め、固定、調整の手間と時間を省略して、製造コストを削減することができる。
また本発明によると、前記光ヘッドはレーザ光を長期間にわたって安定して精度よく光ディスクの記録面に照射し、長期間にわたって安定したデータ読出し性能を有する光ヘッドを提供することができる。
さらに本発明によると、前記一体型光学素子を用いることで、前記レーザ光源とハーフミラー、ハーフミラーとコリメータレンズの間に形成される各光学素子を調整したり、取り付けたりするための空間が必要なく、光ヘッドの設計の自由度を高めることができる光ヘッドを提供することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる光ヘッドの配置図であり、図2は図1に示す光ヘッドの側断面図である。図1、2に示す光ヘッドはそれには限定されないがここでは、光ディスクに記録されているデータを読出す読出し専用の光ヘッドである。また、図3は図2に示す光ヘッドに用いられる一体型光学素子の正面図であり、図4は図3に示す一体型光学素子の平面図である。
図1に示す光ヘッドAは光ディスクDsの記録面に単一のレーザスポットを照射し、トラッキングを行う既知のDPD(Differential Phase Detection)トラッキング方式を採用するものである。光ヘッドAはレーザ光源Ldと、一体型光学素子3と、対物レンズLbと、受光素子Pdとを有している。光ヘッドAはスライドベース1及びアクチュエータ2を備えており、スライドベース1にはレーザ光源Ld、一体型光学素子3及び受光素子Pdが取り付けられており、対物レンズLbはアクチュエータ2に取り付けられている。スライドベース1はアクチュエータ2を配置するためのアクチュエータ取付部11と、スライドベース1が摺動するときに摺動ガイドとなるガイド軸と摺動可能に係合するための摺動孔12とを備えている。
図2に示すように、アクチュエータ2はアクトベース21と、対物レンズLbを保持するレンズホルダ22と、アクトベース21に固定され、レンズホルダ22を支持する支持部材23と、レンズホルダ22と支持部材23を連結し、レンズホルダ22に電力を供給するとともに弾性支持するワイヤーばね24とを有している。
アクトベース21は底部211と、底部211より突出する突出部212と、底部211に形成されレンズホルダ22を非接触に貫通するヨーク213と、スライドベース1に形成されたアクチュエータ取付部11と係合する取付孔210とを有している。突出部212は対向する位置に2個形成されている。ヨーク213は2個の突出部212の間に突出部212とは直交する方向に対向して2個形成されている。突出部212には永久磁石214が配置されており、永久磁石214より発生する磁界がレンズホルダ22に作用する。
レンズホルダ22はレーザ光が透過するための貫通孔221が形成されており、貫通孔を挟むようにヨーク213が挿入されるヨーク挿入用の孔(図示省略)が形成されている。レンズホルダ22の貫通孔221には対物レンズLbが固定されている。レンズホルダ22にはレンズホルダ22を駆動しレンズホルダ22に保持されている対物レンズLbと光ディスクDsとの距離を調整するフォーカシングコイル(図示省略)と、対物レンズLbを光ディスクDsの半径方向に移動させるためのトラッキングコイル(図示省略)とを備えている。
レンズホルダ22はアクトベース21のヨーク213がヨーク挿入用の孔を貫通するように配置される。このようにレンズホルダ22を配置することで突出部212に配置された永久磁石214の磁界がレンズホルダ22に作用する。アクトベース21には支持部材23が配置されており、レンズホルダ22は弾性を有するワイヤーばね24を介して支持部材23に支持されている。レンズホルダ22はアクトベース21の底部211とは接触しないように支持されている。
一体型光学素子3はそれには限定されないが、ここではガラスで形成されるものであり、図3、図4に示すように、直方体の角部を斜めに切断した斜面部301と、斜面部301に対して長手方向に離れて対向している側面部302と、側面部302と直行し、斜面部301と対向する上面部303とを備えた本体部30を有している。本体部30の斜面部301にはレーザ光の半分を反射し、半分を透過するハーフミラー部31が、側面部302にはレーザ光源Ldを配置するための光源配置部32が、上面部303に一体形成されるコリメータレンズ部33とを備えている。
図3、図4に示すように、レーザ光源LdはレーザホルダLhに圧入されている。レーザ光源Ldが圧入されたレーザホルダLhは一体型光学素子3の側面部302に形成された光源配置部32に配置、固定される。レーザホルダLhはレーザ光源Ldのレーザ光出射部が一体型光学素子3の内側に向くように、すなわち、ハーフミラー部31にレーザ光が照射されるように取り付けられる。
また、コリメータレンズ部33は、ハーフミラー部31に対面するように配置されている。コリメータレンズ部33は上面部303よりドーム型に盛り上がる形状を有している。ハーフミラー部31は側面部302及び上面部303の両方にそれぞれ、45°の角度をなす平面形状である。
図2に示すように受光素子Pdは一体型光学素子3のハーフミラー部31に面する位置に配置されるものである。さらに詳しく説明すると、コリメータレンズ部33とハーフミラー部31とを結んだ延長線上で、一体型光学素子3の外部に配置される。
光ヘッドAによる光ディスクへのレーザ光を照射するときの各光学素子の作用は以下のとおりである。レーザ光源Ldより照射されたレーザ光はそれには限らないがここでは、水平方向に照射され、一体型光学素子3内部を通ってハーフミラー部31に入射する。ハーフミラー部31に入射したレーザ光のうち半分は透過し、残りの半分は反射する。ハーフミラー部31で反射されたレーザ光は鉛直上方に向けて出射され、コリメータレンズ部33に入射する。
コリメータレンズ部33に入射し、透過したレーザ光は発散光から平行光に変換される。コリメータレンズ部33より出射したレーザ光はアクチュエータ2に保持された対物レンズLbに入射する。対物レンズLbはアクチュエータ2にてトラッキング及びフォーカシングされ、対物レンズLbより出射されたレーザ光はレーザスポットとして光ディスクDsの記録面の所定の位置に精度よく照射される。
光ディスクDsに照射されたレーザ光は記録層で反射し、対物レンズLbを透過する。対物レンズLbを透過したレーザ光は平行光であり、コリメータレンズ部33より一体型光学素子3に入射する。コリメータレンズ部33を透過したレーザ光は所定の焦点距離を有する集束光に変換され、ハーフミラー部31に入射する。ハーフミラー部31にて入射したレーザ光の半分はレーザ光源Ld方向に反射される。残り半分は一体型光学素子3の外部に出射され、受光素子Pdに入射する。受光素子Pdは受光したレーザ光を電気信号に変換するものであり、その変換された電気信号の強さによってデータを読み取るものである。
このように、ハーフミラー部31及びコリメータレンズ部33を一体に形成することで、ハーフミラー及びコリメータレンズをばらばらに取り付ける場合に比べて、取付リブ、接着剤等を省略することができる。
また、レーザ光源Ld(レーザホルダLh)を一体型光学素子3の光源配置部32に取り付けるので、レーザ光源Ldとハーフミラー部31、ハーフミラー部31とコリメータレンズ部33とは位置決め作業をしなくても、常に一定の配置にすることができるので、位置決めに必要な手間、時間を省略することができるとともに、経時変化によるずれが発生しないので長期にわたって、レーザ光の照射角度を精度よく保つことができる。
さらに、一体型光学素子3を用いることで、光学素子を離して取り付ける場合、各光学素子間に空間が必要なく、光ヘッドAの設計の自由度を高めることができる。
上記実施例ではレーザ光源Ldを一体型光学素子3に取り付けるときに、放熱性、取付作業性等を考慮して、レーザ光源LdをレーザホルダLhに圧入した状態で、一体型光学素子3の光源配置部32に取り付けるものを例に説明しているが、それに限定されるものではなく、放熱性、取付作業性等を確保できる場合、レーザホルダLhを省略し、一体型光学素子3の光源配置部32にレーザ光源Ldを直接配置してもよい。
前記アクチュエータの形状として、ワイヤーばねにてレンズホルダを支持するものを示しているが、それに限定されるものではなく、対物レンズLbより出射されるレーザ光を光ディスクDsの記録面に正確に照射することができるものを広く採用することができる。
前記一体型光学素子3として、ガラスを一体的に成形することで作製されるものを例示したが、それには限定されるものではなく、ポリカーボネイト樹脂等の透明樹脂を一体成形にて作製するもの、複数の部材を接着して作成するもの等、レーザ光の光路を妨げず、不要な収差、屈折等が発生しない構成のものを広く採用することができる。
本発明の光ディスクローディング装置は、DVD、CD等の光ディスクを記録媒体とする光ディスク装置において適用することができる。
本発明にかかる光ヘッドの配置図である。 図1に示す光ヘッドの側断面図である。 図2に示す光ヘッドに用いられる一体型光学素子の正面図である。 図3に示す一体型光学素子の平面図である。 従来の光ヘッドの配置図である。 図5に示す光ヘッドの側断面図である。
符号の説明
A 光ヘッド
Ld レーザ光源
Lh レーザホルダ
Lb 対物レンズ
Pd 受光素子
1 スライドベース
11 アクチュエータ取付部
12 摺動孔
2 アクチュエータ
21 アクトベース
210 取付孔
211 底部
212 突出部
213 ヨーク
214 永久磁石
22 レンズホルダ
221 貫通孔
222 ヨーク挿入用孔
23 支持部材
24 ワイヤーばね
3 一体型光学素子
30 本体部
31 ハーフミラー部
32 光源配置部
33 コリメータレンズ部

Claims (5)

  1. レーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光を対物レンズに導くための一体型光学素子と、前記レーザ光を光ディスクに照射するための対物レンズと、受光したレーザ光を電気信号に変換する受光素子と、前記対物レンズを保持すると共に、前記光ディスクに正確にレーザ光を照射するように移動させるアクチュエータと、前記レーザ光源、前記一体型光学素子、前記受光素子及び前記アクチュエータが固定されるスライドベースとを有し、前記光ディスクにレーザ光を照射し該光ディスクよりデータを読み出す光ヘッドにおいて、
    前記一体型光学素子はガラスを一体的に成形したものであり、直方体の角部を斜めに切断した斜面部と、前記斜面部に対して長手方向に離れて対向している側面部と、前記側面部と直交し、前記斜面部と対向する上面部とを備え、
    前記斜面部は前記側面部及び前記上面部と互いに45°の角度をなすように傾斜し、ハーフミラー部が形成されており、前記側面部は前記レーザ光源が圧入されたレーザホルダを前記レーザ光が前記ハーフミラー部に向けて照射するように配置する光源配置部が形成されており、前記上面部の前記ハーフミラー部と対面する位置に前記レーザ光を平行光に変換するドーム型に突出するコリメータレンズ部が形成され、
    前記一体型光学素子の外部に前記ハーフミラー部と対面するとともに、前記コリメータレンズ部と前記ハーフミラー部との延長線上に前記受光素子が配置されていることを特徴とする光ヘッド。
  2. レーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光を対物レンズに導くための一体型光学素子と、前記レーザ光を光ディスクに照射するための対物レンズと、受光したレーザ光を電気信号に変換する受光素子とを有し、前記光ディスクにレーザ光を照射し該光ディスクよりデータを読み出す光ヘッドにおいて、
    前記一体型光学素子は、レーザ光を透過する透過媒質で形成されており、ハーフミラー部と、前記レーザ光源を前記レーザ光が前記ハーフミラー部に向けて照射する光源配置部と、レーザ光源より出射されたレーザ光が前記ハーフミラー部で反射して入射する位置に形成され、前記レーザ光を平行光に変換するコリメータレンズ部とが形成され、
    前記一体型光学素子の外部で前記コリメータレンズ部と前記ハーフミラー部との延長線上に前記受光素子が配置されていることを特徴とする光ヘッド。
  3. 前記一体型光学素子の前記ハーフミラー部は前記一体型光学素子に形成された斜面部に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の光ヘッド。
  4. 前記レーザ光源はレーザホルダに圧入されており、前記レーザホルダを前記一体型光学素子の光源配置部に取付配置されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光ヘッド。
  5. 前記コリメータレンズ部は前記一体型光学素子の表面よりドーム型に突出する形状を有していることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の光ヘッド。
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