JP2002352445A - 光ピックアップと電子部品付きプレートの固定方法 - Google Patents

光ピックアップと電子部品付きプレートの固定方法

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JP2002352445A
JP2002352445A JP2001152632A JP2001152632A JP2002352445A JP 2002352445 A JP2002352445 A JP 2002352445A JP 2001152632 A JP2001152632 A JP 2001152632A JP 2001152632 A JP2001152632 A JP 2001152632A JP 2002352445 A JP2002352445 A JP 2002352445A
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plate
adhesive
ultraviolet
housing
support plate
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JP2001152632A
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English (en)
Inventor
Kenichi Fujita
健一 藤田
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作費が安くついて温度変化や振動などの過
酷な状況に耐えてフォトダイオード付きプレートの位置
決め状態を確実に維持すること。 【解決手段】 筐体1の一端面1aに一対の突起部1b
が所定間隔をおいて一体突設され、その両突起部1b間
の筐体1から若干の間隔をおいた位置にフォトダイオー
ドPD付きプレート2を位置決めした状態で該プレート
2の両側縁2aと各突起部1bとの間に接着剤8,9を
注入して、そのプレート2を筐体1に固定し、貫通孔1
1を貫設した門形支持板10を両突起部1b間に渡し掛
け、該支持板10の両端部10aと各突起部1bとの間
及び貫通孔11内に紫外線硬化性接着剤8を注入して、
支持板10の両端部10aを各突起部1bに固定すると
共に、支持板10の中央部をフォトダイオードPD付き
プレート2に固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばDVDやC
Dなどのディスプレーヤーに使用される光ピックアップ
とフォトダイオードなどの電子部品を設けたプレートの
固定方法に関し、特に、製作費が安くついて温度変化や
振動などの過酷な状況に耐えて前記プレートの位置決め
固定状態を確実に維持できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップの一例を図9に基づいて
説明すると、これは、筐体1の一端面1aに左右一対の
突起部1bが一体突設され、その両突起部1b間にフォ
トダイオードPD付きプレート2が固定され、筐体1の
他端面1c側にコリメータレンズQWP及び対物レンズ
OLが配置され、筐体1の溝部3内にハーフミラーHM
が傾斜状態で配置され、筐体1の側面1dに半導体レー
ザLD付きプレート4が固定されており、半導体レーザ
LDからレーザ光をハーフミラーHM、コリメータレン
ズQWP及び対物レンズOLを介してディスクDに投射
し、その反射光をハーフミラーHMを介してフォトダイ
オードPDで受光することにより、ディスクDに記録さ
れている情報を読み取る。
【0003】上記構成において、フォトダイオードPD
付きプレート2の固定手順を説明すると、図10に仮想
線で示すように、前記プレート2を位置決めアーム6の
先端部下面に設けた永久磁石6b〔図11(a)参照〕
に吸着させて該アーム6の先端部下面に突設した複数の
ピン6aに係止させ、前記位置決めアーム6を前後左右
及び上下の3次元方向a〜fに移動させることにより、
図11(a)に示すように、前記プレート2を筐体1の
一端面1aから所定間隔αをおいて両突起部1b間に位
置決めして、フォトダイオードPDの中心を対物レンズ
OLの軸心に一致させ、次に、図11(b)に示すよう
に、プレート2の両側縁2aと各突起部1bとの間に注
入器7により紫外線硬化性接着剤8を注入し、その紫外
線硬化性接着剤8を紫外線の照射により硬化させてプレ
ート2を筐体1に固定し、位置決めアーム6を上昇させ
てピン6aをプレート2から離間させればよい。
【0004】上記構成によると、紫外線硬化性接着剤8
を紫外線の照射により瞬時に硬化させてプレート2を筐
体1に短時間で固定することができるという利点がある
が、その紫外線硬化性接着剤8の温度変化による伸縮率
が大きいため、高温状態及び低温状態でフォトダイオー
ドPDの中心が対物レンズOLの軸心から位置ずれする
おそれがある。
【0005】また、例えば車載型ディスクプレーヤなど
のように振動を繰り返し受ける場合には、その振動によ
る蓄積疲労により紫外線硬化性接着剤8が劣化して、プ
レート2の固定が不確実になるおそれがある。
【0006】そこで、例えば特開昭62−144124
号公報に記載した技術に基づいて、フォトダイオードP
D付きプレート2に門形枠体を跨がらせ、その門形枠体
の両端部を筐体1に溶接することにより、その門形枠体
と筐体1とでフォトダイオードPD付きプレート2を挟
持することが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、門形枠
体をフォトダイオードPD付きプレート2の外面形状に
合わせて精密に成形する必要があると共に、該門形枠体
の両端部を筐体1に溶接するようになっているから、そ
の成形及び溶接に時間と手間とがかかって面倒であり、
製作費が高くつく。
【0008】本発明は、上記従来の欠点に鑑み、製作費
が安くついて温度変化や振動などの過酷な状況に耐えて
フォトダイオードなどの電子部品付きプレートの位置決
め固定状態を確実に維持できるようにした光ピックアッ
プと電子部品付きプレートの固定方法を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、筐体に一対の突起部が所定
間隔をおいて一体突設され、その両突起部間の筐体から
若干の間隔をおいた位置にフォトダイオード付きプレー
トを位置決めした状態で該プレートの両側縁隅部と各突
起部との間に紫外線硬化性接着剤を少量注入し、その紫
外線硬化性接着剤を紫外線の照射により硬化させて前記
プレートを筐体に仮固定し、前記プレートの両側縁中央
部と各突起部との間に熱硬化性接着剤を適量注入し、そ
の熱硬化性接着剤を加熱により硬化させて前記プレート
を筐体に本固定し、中央部に貫通孔を貫設した門形支持
板を前記両突起部間に渡し掛け、該支持板の両端部と各
突起部との間及び前記貫通孔内に紫外線硬化性接着剤を
注入し、その紫外線硬化性接着剤を紫外線の照射により
硬化させて、前記支持板の両端部を各突起部に固定する
と共に、前記支持板の中央部をフォトダイオード付きプ
レートに固定するようにしたことを特徴としている。
【0010】上記構成によれば、紫外線硬化性接着剤に
よりフォトダイオード付きプレートを筐体に仮固定する
ため、熱硬化性接着剤による本固定の際に前記プレート
を支持する必要がなく、硬化に時間がかかるという熱硬
化性接着剤の欠点を解消することができると共に、熱硬
化性接着剤を注入する分だけ紫外線硬化性接着剤の注入
量を少なくすることができるから、温度変化による伸縮
率が大きいという紫外線硬化性接着剤の欠点を解消する
ことができるものであって、前記両接着剤の組み合わせ
によって、その両者の欠点を解消し、温度変化に耐えて
フォトダイオード付きプレートを筐体に確実に位置決め
固定することができる。
【0011】また、フォトダイオード付きプレートが支
持板を介して筐体の両突起部に一体連結されているの
で、例えば車載型ディスクプレーヤなどのように振動を
繰り返し受ける場合でも、その振動に耐えてフォトダイ
オード付きプレートの位置決め固定状態を確実に維持す
ることができ、特に、前記支持板の両端部を各突起部に
対して紫外線硬化性接着剤により短時間で固定すること
ができると共に、支持板とフォトダイオード付きプレー
トとの間の間隔に多少の寸法誤差があっても、その両者
間に紫外線硬化性接着剤を注入して確実に固定すること
ができるから、支持板の成形寸法を精密に設定する必要
がなく、製作費を安くすることができる。
【0012】請求項2記載の発明は、筐体に一対の突起
部が所定間隔をおいて一体突設され、その両突起部間の
筐体から若干の間隔をおいた位置に電子部品付きプレー
トを位置決めした状態で該プレートが筐体に接着され、
前記両突起部間に渡し掛けた支持板の両端部が前記各突
起部に接着されると共に、該支持板の中央部が前記電子
部品付きプレートに接着されていることを特徴としてい
る。
【0013】上記構成によれば、電子部品付きプレート
が支持板を介して筐体の両突起部に一体連結されている
ので、温度変化に耐えて電子部品付きプレートを筐体に
確実に位置決め固定することができると共に、例えば車
載型ディスクプレーヤなどのように振動を繰り返し受け
る場合でも、その振動に耐えて電子部品付きプレートの
位置決め固定状態を確実に維持することができ、特に、
前記支持板の両端部を各突起部に対して短時間で接着す
ることができると共に、支持板と電子部品付きプレート
との間の間隔に多少の寸法誤差があっても、その両者間
に接着剤を注入して確実に接着することができるから、
支持板の成形寸法を精密に設定する必要がなく、製作費
を安くすることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記支持板の中央部に接着剤注入用貫通孔
が貫設されていることを特徴としている。
【0015】上記構成によれば、支持板の中央部に貫設
した接着剤注入用貫通孔を通って該支持板と電子部品付
きプレートとの間に接着剤を円滑に注入して、その支持
板の中央部を電子部品付きプレートに確実に固定するこ
とができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の発明において、前記支持板の両端部に接着剤注入
用貫通孔が貫設されていることを特徴としている。
【0017】上記構成によれば、支持板の両端部に貫設
した接着剤注入用貫通孔に接着剤を注入することによ
り、その支持板の両端部を各突起部に確実に固定するこ
とができる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項2から4の
いずれかに記載の発明において、前記電子部品付きプレ
ートを筐体に接着する接着剤が、前記プレートを筐体に
仮固定するための紫外線硬化性接着剤と、そのプレート
を筐体に本固定するための熱硬化性接着剤とからなるこ
とを特徴としている。
【0019】上記構成によれば、紫外線硬化性接着剤に
より電子部品付きプレートを筐体に仮固定するため、熱
硬化性接着剤による本固定の際に前記プレートを支持す
る必要がなく、硬化に時間がかかるという熱硬化性接着
剤の欠点を解消することができると共に、熱硬化性接着
剤を注入する分だけ紫外線硬化性接着剤の注入量を少な
くすることができるから、温度変化による伸縮率が大き
いという紫外線硬化性接着剤の欠点を解消することがで
きるものであって、前記両接着剤の組み合わせによっ
て、その両者の欠点を解消し、温度変化に耐えてフォト
ダイオード付きプレートを筐体に確実に位置決め固定す
ることができる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記紫外線硬化性接着剤がプレートの両側
縁と各突起部との間に所定間隔をおいて複数箇所に注入
され、前記熱硬化性接着剤がプレートの両側縁と各突起
部との間の紫外線硬化性接着剤注入箇所以外の空隙に注
入されていることを特徴としている。
【0021】上記構成によれば、紫外線硬化性接着剤に
よりプレートの両側縁の複数箇所を筐体に強固に仮固定
しているので、本固定のために注入した熱硬化性接着剤
が硬化するまでの間、そのプレートを不測に動かないよ
うに確実に支持することができる。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記紫外線硬化性接着剤がプレートの両側
縁中央部と各突起部との間に注入され、前記熱硬化性接
着剤がプレートの両側縁隅部と各突起部との間に注入さ
れていることを特徴としている。
【0023】上記構成によれば、紫外線硬化性接着剤に
よりプレートの両側縁中央部だけを筐体に仮固定するよ
うになっており、その紫外線硬化性接着剤の注入量が極
めて少ないから、温度変化による伸縮率が大きいという
紫外線硬化性接着剤の特有の欠点を確実に解消すること
ができる。
【0024】請求項8記載の発明は、請求項2から7の
いずれかに記載の発明において、前記支持板の両端部を
前記各突起部に接着する接着剤及び該支持板の中央部を
前記電子部品付きプレートに接着する接着剤が紫外線硬
化性接着剤からなることを特徴としている。
【0025】上記構成によれば、紫外線硬化性接着剤に
より、支持板の両端部を各突起部に短時間で固定するこ
とができると共に、該支持板の中央部を電子部品付きプ
レートに短時間で固定することができる。
【0026】請求項9記載の発明は、電子部品付きプレ
ートを係止した位置決めアームを前後左右及び上下の3
次元方向に移動させることにより、前記プレートを筐体
から所定間隔をおいて該筐体に一体突設した両突起部間
に位置決めし、次に、前記プレートの両側縁と前記各突
起部との間に紫外線硬化性接着剤を少量注入し、その紫
外線硬化性接着剤を紫外線の照射により硬化させてプレ
ートを筐体に仮固定し、続いて、前記位置決めアームを
プレートから離間させ、前記プレートの両側縁と各突起
部との間の紫外線硬化性接着剤注入箇所以外の空隙に熱
硬化性接着剤を適量注入し、その熱硬化性接着剤を加熱
により硬化させてプレートを筐体に本固定し、中央部に
貫通孔を貫設した支持板を前記両突起部間に渡し掛け、
該支持板の両端部と各突起部との間及び前記貫通孔内に
紫外線硬化性接着剤を注入し、その紫外線硬化性接着剤
を紫外線の照射により硬化させて、前記支持板の両端部
を各突起部に固定すると共に、前記支持板の中央部を電
子部品付きプレートに固定するようにしたことを特徴と
している。
【0027】上記構成によれば、紫外線硬化性接着剤に
よる仮固定及び熱硬化性接着剤による本固定により、硬
化に時間がかかるという熱硬化性接着剤の欠点を解消す
ることができると共に、温度変化による伸縮率が大きい
という紫外線硬化性接着剤の欠点を解消することがで
き、特に、電子部品付きプレートが支持板を介して筐体
の両突起部に一体連結されているので、例えば車載型デ
ィスクプレーヤなどのように振動を繰り返し受ける場合
でも、その振動に耐えて電子部品付きプレートの位置決
め固定状態を確実に維持することができ、しかも、前記
支持板の両端部を各突起部に対して紫外線硬化性接着剤
により短時間で固定することができると共に、支持板と
電子部品付きプレートとの間の間隔に多少の寸法誤差が
あっても、その両者間に紫外線硬化性接着剤を注入して
確実に固定することができるから、支持板の成形寸法を
精密に設定する必要がなく、製作費を安くすることがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
である光ピックアップの要部を示すものであって、両突
起部1b間に渡し掛けた支持板10の両端部10aが各
突起部1bに紫外線硬化性接着剤8により接着されると
共に、該支持板10の中央部がフォトダイオード(電子
部品)PD付きプレート2に紫外線硬化性接着剤8によ
り接着されている。上記以外の構成で図9〜図11に示
す構成と同一部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0029】前記支持板10は、門形に成形した鋼板な
どの金属板または合成樹脂板からなり、その中央部に接
着剤注入用貫通孔11が貫設されている。
【0030】上記構成において、フォトダイオードPD
付きプレート2の固定手順を説明すると、図2(a)及
び(b)に示すように、前記プレート2を位置決めアー
ム6の先端部下面に設けた永久磁石6bに吸着させて該
アーム6の先端部下面に突設した複数のピン6aに係止
させ、前記位置決めアーム6を前後左右及び上下の3次
元方向a〜fに移動させることにより、前記プレート2
を筐体1の一端面1aから所定間隔αをおいて両突起部
1b間に位置決めして、フォトダイオードPDの中心を
対物レンズOLの軸心に一致させ、次に、プレート2の
両側縁2aの隅部と各突起部1bとの間の4箇所に注入
器7により紫外線硬化性接着剤8を少量注入し、その紫
外線硬化性接着剤8を紫外線の照射により硬化させてプ
レート2を筐体1に仮固定する。
【0031】続いて、図3(a)及び(b)に示すよう
に、位置決めアーム6を上昇させてピン6aをプレート
2から離間させた後、プレート2の両側縁2aの中央部
と各突起部1bとの間の2箇所に熱硬化性接着剤9を適
量注入し、その熱硬化性接着剤9を加熱により硬化させ
てプレート2を筐体1に本固定する。
【0032】その後、図4(a)及び(b)に示すよう
に、支持板10を両突起部1b間に渡し掛け、該支持板
10の両端部10aと各突起部1bとの間及び支持板1
0の貫通孔11内に紫外線硬化性接着剤8を注入し、そ
の紫外線硬化性接着剤8を紫外線の照射により硬化させ
て、支持板10の両端部10aを各突起部1bに固定す
ると共に、支持板10の中央部をフォトダイオードPD
付きプレート2に固定すればよい。
【0033】上記構成によれば、熱硬化性接着剤9によ
りフォトダイオードPD付きプレート2を筐体1に本固
定する前に、位置決めアームにより前記プレート2を支
持した状態で該プレート2を紫外線硬化性接着剤8によ
り仮固定するようになっており、その仮固定後、前記プ
レート2から位置決めアームを直ちに離間させることが
でき、熱硬化性接着剤9が硬化するまで位置決めアーム
によるプレート2の支持を維持する必要がないから、量
産性に優れていると共に、熱硬化性接着剤9を注入する
分だけ紫外線硬化性接着剤8の注入量を少なくすること
ができるから、温度変化による伸縮率が大きいという紫
外線硬化性接着剤8の欠点を解消することができるもの
であって、前記両接着剤8,9の組み合わせによって、
その両者8,9の欠点を解消し、温度変化に耐えてフォ
トダイオードPD付きプレート2を筐体1に確実に位置
決め固定することができる。
【0034】また、フォトダイオードPD付きプレート
2が支持板10を介して筐体1の両突起部1bに一体連
結されているので、例えば車載型ディスクプレーヤなど
のように振動を繰り返し受ける場合でも、その振動に耐
えてフォトダイオードPD付きプレート2の位置決め固
定状態を確実に維持することができ、特に、前記支持板
10の両端部10aを各突起部1bに対して紫外線硬化
性接着剤8により短時間で固定することができると共
に、支持板10とフォトダイオードPD付きプレート2
との間の間隔に多少の寸法誤差があっても、その両者間
に紫外線硬化性接着剤8を注入して確実に固定すること
ができるから、支持板の成形寸法を精密に設定する必要
がなく、製作費を安くすることができる。
【0035】上記実施の形態では、仮固定のために紫外
線硬化性接着剤8をプレート2の両側縁2aの隅部と各
突起部1bとの間の4箇所に注入するようにしたが、こ
れに限定されるわけではなく、例えば図5(a)に示す
ように、紫外線硬化性接着剤8をプレート2の両側縁2
aと各突起部1bとの間に所定間隔をおいて複数箇所
(この例では6箇所)に注入して仮固定し、図5(b)
に示すように、熱硬化性接着剤9をプレート2の両側縁
2aと各突起部1bとの間の紫外線硬化性接着剤8を注
入した箇所以外の空隙に注入して本固定するようにして
もよい(第2の実施の形態)。
【0036】この構成によれば、紫外線硬化性接着剤8
によりプレート2の両側縁2aの複数箇所を筐体1に強
固に仮固定しているので、本固定のために注入した熱硬
化性接着剤9が硬化するまでの間、そのプレート2を不
測に動かないように確実に支持することができる。
【0037】また、図6(a)に示すように、紫外線硬
化性接着剤8をプレート2の両側縁2aの中央部と各突
起部1bとの間の2箇所に注入して仮固定し、図6
(b)に示すように、熱硬化性接着剤9をプレート2の
両側縁2aの隅部と各突起部1bとの間の4箇所に注入
して本固定するようにしてもよい(第3の実施の形
態)。
【0038】上記構成によれば、紫外線硬化性接着剤8
によりプレート2の両側縁2aの中央部だけを筐体1に
仮固定するようになっており、その紫外線硬化性接着剤
8の注入量が極めて少ないから、温度変化による伸縮率
が大きいという紫外線硬化性接着剤8の特有の欠点を確
実に解消することができる。
【0039】更に、支持板10の中央部に貫通孔11を
1つだけ貫設したが、これに限定されるわけではなく、
その貫通孔11を無くして、支持板10とフォトダイオ
ードPDとの間の隙間に側方から紫外線硬化性接着剤8
を注入するようにしてもよいし、図7に示すように、貫
通孔11を複数(この例では2つ)貫設してもよい(第
4の実施の形態)。
【0040】また更に、図8(a)及び(b)に示すよ
うに、支持板10の両端部10aに接着剤注入用貫通孔
12を貫設し、その各貫通孔12に紫外線硬化性接着剤
8を注入してもよく。これによって、支持板10の両端
部10aを各突起部1bに確実に固定することができる
(第5の実施の形態)。
【0041】上記実施の形態では、フォトダイオードP
D付きプレート2を筐体1に固定する場合を例にあげて
説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば半
導体レーザLD付きプレート4を筐体1に固定する場合
にも適用することができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、紫外線硬
化性接着剤によりフォトダイオード付きプレートを筐体
に仮固定するため、熱硬化性接着剤による本固定の際に
前記プレートを支持する必要がなく、硬化に時間がかか
るという熱硬化性接着剤の欠点を解消することができる
と共に、熱硬化性接着剤を注入する分だけ紫外線硬化性
接着剤の注入量を少なくすることができるから、温度変
化による伸縮率が大きいという紫外線硬化性接着剤の欠
点を解消することができるものであって、前記両接着剤
の組み合わせによって、その両者の欠点を解消し、温度
変化に耐えてフォトダイオード付きプレートを筐体に確
実に位置決め固定することができる。
【0043】また、フォトダイオード付きプレートが支
持板を介して筐体の両突起部に一体連結されているの
で、例えば車載型ディスクプレーヤなどのように振動を
繰り返し受ける場合でも、その振動に耐えてフォトダイ
オード付きプレートの位置決め固定状態を確実に維持す
ることができ、特に、前記支持板の両端部を各突起部に
対して紫外線硬化性接着剤により短時間で固定すること
ができると共に、支持板とフォトダイオード付きプレー
トとの間の間隔に多少の寸法誤差があっても、その両者
間に紫外線硬化性接着剤を注入して確実に固定すること
ができるから、支持板の成形寸法を精密に設定する必要
がなく、製作費を安くすることができる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、電子部品付
きプレートが支持板を介して筐体の両突起部に一体連結
されているので、温度変化に耐えて電子部品付きプレー
トを筐体に確実に位置決め固定することができると共
に、例えば車載型ディスクプレーヤなどのように振動を
繰り返し受ける場合でも、その振動に耐えて電子部品付
きプレートの位置決め固定状態を確実に維持することが
でき、特に、前記支持板の両端部を各突起部に対して短
時間で接着することができると共に、支持板と電子部品
付きプレートとの間の間隔に多少の寸法誤差があって
も、その両者間に接着剤を注入して確実に接着すること
ができるから、支持板の成形寸法を精密に設定する必要
がなく、製作費を安くすることができる。
【0045】請求項3記載の発明によれば、支持板の中
央部に貫設した接着剤注入用貫通孔を通って該支持板と
電子部品付きプレートとの間に接着剤を円滑に注入し
て、その支持板の中央部を電子部品付きプレートに確実
に固定することができる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、支持板の両
端部に貫設した接着剤注入用貫通孔に接着剤を注入する
ことにより、その支持板の両端部を各突起部に確実に固
定することができる。
【0047】請求項5記載の発明によれば、 紫外線硬
化性接着剤により電子部品付きプレートを筐体に仮固定
するため、熱硬化性接着剤による本固定の際に前記プレ
ートを支持する必要がなく、硬化に時間がかかるという
熱硬化性接着剤の欠点を解消することができると共に、
熱硬化性接着剤を注入する分だけ紫外線硬化性接着剤の
注入量を少なくすることができるから、温度変化による
伸縮率が大きいという紫外線硬化性接着剤の欠点を解消
することができるものであって、前記両接着剤の組み合
わせによって、その両者の欠点を解消し、温度変化に耐
えてフォトダイオード付きプレートを筐体に確実に位置
決め固定することができる。
【0048】請求項6記載の発明によれば、紫外線硬化
性接着剤によりプレートの両側縁の複数箇所を筐体に強
固に仮固定しているので、本固定のために注入した熱硬
化性接着剤が硬化するまでの間、そのプレートを不測に
動かないように確実に支持することができる。
【0049】請求項7記載の発明によれば、紫外線硬化
性接着剤によりプレートの両側縁中央部だけを筐体に仮
固定するようになっており、その紫外線硬化性接着剤の
注入量が極めて少ないから、温度変化による伸縮率が大
きいという紫外線硬化性接着剤の特有の欠点を確実に解
消することができる。
【0050】請求項8記載の発明によれば、紫外線硬化
性接着剤により、支持板の両端部を各突起部に短時間で
固定することができると共に、該支持板の中央部を電子
部品付きプレートに短時間で固定することができる。
【0051】請求項9記載の発明によれば、紫外線硬化
性接着剤による仮固定及び熱硬化性接着剤による本固定
により、硬化に時間がかかるという熱硬化性接着剤の欠
点を解消することができると共に、温度変化による伸縮
率が大きいという紫外線硬化性接着剤の欠点を解消する
ことができ、特に、電子部品付きプレートが支持板を介
して筐体の両突起部に一体連結されているので、例えば
車載型ディスクプレーヤなどのように振動を繰り返し受
ける場合でも、その振動に耐えて電子部品付きプレート
の位置決め固定状態を確実に維持することができ、しか
も、前記支持板の両端部を各突起部に対して紫外線硬化
性接着剤により短時間で固定することができると共に、
支持板と電子部品付きプレートとの間の間隔に多少の寸
法誤差があっても、その両者間に紫外線硬化性接着剤を
注入して確実に固定することができるから、支持板の成
形寸法を精密に設定する必要がなく、製作費を安くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態である光ピックア
ップの要部の斜視図である。
【図2】 (a)は同フォトダイオード付きプレートの
固定手順の前半を示す縦断面図、(b)は同一部切欠き
平面図である。
【図3】 (a)は同固定手順の中間を示す縦断面図、
(b)は同一部切欠き平面図である。
【図4】 (a)は同固定手順の後半を示す縦断面図、
(b)は同一部切欠き平面図である。
【図5】 (a)及び(b)は本発明の第2の実施の形
態である光ピックアップにおける仮固定及び本固定の変
形の一例を示す一部切欠き平面図である。
【図6】 (a)及び(b)は本発明の第3の実施の形
態である光ピックアップにおける仮固定及び本固定の変
形の他の例を示す一部切欠き平面図である。
【図7】 本発明の第4の実施の形態である光ピックア
ップの平面図である。
【図8】 (a)は本発明の第5の実施の形態である光
ピックアップの一部切欠き正面図、(b)は同要部の斜
視図である。
【図9】 光ピックアップの作動原理を説明する概略縦
断面図である。
【図10】 従来例を示す斜視図である。
【図11】 (a)は同固定手順を示す縦断面図、
(b)は同一部切欠き平面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 プレート 4 プレート 8 紫外線硬化性接着剤 9 熱硬化性接着剤 10 支持板 10a 支持板の両端部 11 接着剤注入用貫通孔 12 接着剤注入用貫通孔 PD フォトダイオード(電子部品) LD 半導体レーザ(電子部品)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に一対の突起部が所定間隔をおいて
    一体突設され、その両突起部間の筐体から若干の間隔を
    おいた位置にフォトダイオード付きプレートを位置決め
    した状態で該プレートの両側縁隅部と各突起部との間に
    紫外線硬化性接着剤を少量注入し、その紫外線硬化性接
    着剤を紫外線の照射により硬化させて前記プレートを筐
    体に仮固定し、前記プレートの両側縁中央部と各突起部
    との間に熱硬化性接着剤を適量注入し、その熱硬化性接
    着剤を加熱により硬化させて前記プレートを筐体に本固
    定し、中央部に貫通孔を貫設した門形支持板を前記両突
    起部間に渡し掛け、該支持板の両端部と各突起部との間
    及び前記貫通孔内に紫外線硬化性接着剤を注入し、その
    紫外線硬化性接着剤を紫外線の照射により硬化させて、
    前記支持板の両端部を各突起部に固定すると共に、前記
    支持板の中央部をフォトダイオード付きプレートに固定
    するようにしたことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 筐体に一対の突起部が所定間隔をおいて
    一体突設され、その両突起部間の筐体から若干の間隔を
    おいた位置に電子部品付きプレートを位置決めした状態
    で該プレートが筐体に接着され、前記両突起部間に渡し
    掛けた支持板の両端部が前記各突起部に接着されると共
    に、該支持板の中央部が前記電子部品付きプレートに接
    着されていることを特徴とする光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 前記支持板の中央部に接着剤注入用貫通
    孔が貫設されていることを特徴とする請求項2記載の光
    ピックアップ。
  4. 【請求項4】 前記支持板の両端部に接着剤注入用貫通
    孔が貫設されていることを特徴とする請求項2または3
    記載の光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 前記電子部品付きプレートを筐体に接着
    する接着剤が、前記プレートを筐体に仮固定するための
    紫外線硬化性接着剤と、そのプレートを筐体に本固定す
    るための熱硬化性接着剤とからなることを特徴とする請
    求項2から4のいずれかに記載の光ピックアップ。
  6. 【請求項6】 前記紫外線硬化性接着剤がプレートの両
    側縁と各突起部との間に所定間隔をおいて複数箇所に注
    入され、前記熱硬化性接着剤がプレートの両側縁と各突
    起部との間の紫外線硬化性接着剤注入箇所以外の空隙に
    注入されていることを特徴とする請求項5記載の光ピッ
    クアップ。
  7. 【請求項7】 前記紫外線硬化性接着剤がプレートの両
    側縁中央部と各突起部との間に注入され、前記熱硬化性
    接着剤がプレートの両側縁隅部と各突起部との間に注入
    されていることを特徴とする請求項5記載の光ピックア
    ップ。
  8. 【請求項8】 前記支持板の両端部を前記各突起部に接
    着する接着剤及び該支持板の中央部を前記電子部品付き
    プレートに接着する接着剤が紫外線硬化性接着剤からな
    ることを特徴とする請求項2から7のいずれかに記載の
    光ピックアップ。
  9. 【請求項9】 電子部品付きプレートを係止した位置決
    めアームを前後左右及び上下の3次元方向に移動させる
    ことにより、前記プレートを筐体から所定間隔をおいて
    該筐体に一体突設した両突起部間に位置決めし、次に、
    前記プレートの両側縁と前記各突起部との間に紫外線硬
    化性接着剤を少量注入し、その紫外線硬化性接着剤を紫
    外線の照射により硬化させてプレートを筐体に仮固定
    し、続いて、前記位置決めアームをプレートから離間さ
    せ、前記プレートの両側縁と各突起部との間の紫外線硬
    化性接着剤注入箇所以外の空隙に熱硬化性接着剤を適量
    注入し、その熱硬化性接着剤を加熱により硬化させてプ
    レートを筐体に本固定し、中央部に貫通孔を貫設した支
    持板を前記両突起部間に渡し掛け、該支持板の両端部と
    各突起部との間及び前記貫通孔内に紫外線硬化性接着剤
    を注入し、その紫外線硬化性接着剤を紫外線の照射によ
    り硬化させて、前記支持板の両端部を各突起部に固定す
    ると共に、前記支持板の中央部を電子部品付きプレート
    に固定するようにしたことを特徴とする光ピックアップ
    における電子部品付きプレートの固定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7095574B2 (en) 2004-03-11 2006-08-22 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup
US7440385B2 (en) 2004-04-22 2008-10-21 Sanyo Electric Co., Ltd. Optical pickup device
JP2017091597A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 シャープ株式会社 光学製品組立装置

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