JP2005258461A - 鍵盤楽器の消音装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通常演奏と消音演奏を選択的に切り替えることができる鍵盤楽器の消音装置を提供する。
【解決手段】 鍵盤4の押鍵操作に連動して動作するハンマーアッセンブリ13によって弦3を打撃する鍵盤楽器に設けられる消音装置60であって、弦3とハンマーアッセンブリ13の間に配設され、通常演奏時にはハンマー38による打弦を阻止せず、消音演奏時にハンマー38が打弦する直前にハンマーアッセンブリ13の回動を阻止する打弦阻止手段61と、この打弦阻止手段61を移動させ通常演奏状態から消音演奏状態もしくはこの逆の状態に切り替える切替手段62を備えている。また、レギュレチングアッセンブリ16をジャック小27側に移動させて距離dをd’に変更し、ジャック14がハンマーローラ26の下部から一時的に脱進する時期を通常演奏時と消音演奏時とで変更する距離変更手段63を備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、鍵盤に連動して動作し弦を打撃するアクション機構を備えた鍵盤楽器の消音装置に関し、特にハンマーによって弦を打撃する通常演奏と、打弦直前にハンマーを停止させ弦を打撃しない非打弦演奏(消音演奏)を選択的に切り替えることができるようにしたグランドピアノ等の鍵盤楽器の消音装置に関するものである。
鍵盤の押鍵操作に連動して動作するアクション機構によって弦を打撃するグランドピアノ、アップライトピアノ等の鍵盤楽器においては、演奏音量が大きいことから、演奏音量を選択的に小さくする弱音機構を備えている。この弱音機構は、グランドピアノの場合、ペダル操作によってアクション機構全体を鍵盤筬と共に鍵盤の並設方向に移動させ、ハンマーが打撃する弦の本数を減ずることで演奏音の弱音化を図っている。一方、アップライトピアノにおいてはペダル操作によってマフラーフェルトを弦とハンマーとの間に選択的に介在させるかもしくはハンマーアッセンブリを初期位置に係止するハンマーレールを弦側に移動させて弦とハンマーとの距離を短縮することにより、ハンマーの弦に対する打撃力を弱め、演奏音の弱音化を図っている。
また、最近では楽器の多様化に伴い、例えば特許文献1に記載されているように押鍵操作するのみで打弦音を完全に発生させないようにした鍵盤楽器が提案されている。この鍵盤楽器は、グランドピアノにおいて打弦音を発生させない消音演奏時にハンマーアッセンブリを予め持ち上げてハンマーローラをジャックから離間させておき、押鍵操作時にジャックがハンマーアッセンブリを突き上げないようにすることにより、ハンマーが弦を打撃せず、打弦音を発生させない演奏(消音演奏)を実現できるようにしたものである。そして、このような鍵盤楽器に、自動演奏ピアノに用いられるキーセンサ、ハンマーセンサ等のセンサを組み込んでおくことにより、消音しない通常演奏時(弱音演奏時も含む)においてはアコースティック(生)ピアノの演奏を楽しむことができ、消音演奏時にはセンサによって楽音制御回路を制御し電子音を発生させる電子ピアノの演奏を楽しむことができる。
米国特許第2,250,065号
しかしながら、上記した従来の鍵盤楽器は打弦しない消音演奏時に予めハンマーアッセンブリを持ち上げておくので、押鍵操作してもジャックがハンマーアッセンブリを突き上げず、そのため通常演奏時のアフタータッチ感および抵抗感が得られないという欠点があった。
なお、狭義のアフタータッチとは、ジャックがハンマーローラの下部から一時脱進する時の「カクッ」とした感じを云う。広義にはレットオフ(ハンマーが弦の近くまで回動して触れずに回動復帰する運動)も含めた一連の動きを云う。
そこで、このような問題点を解決する方法として、本出願人はハンマーアッセンブリによる打弦を選択的に阻止する阻止手段と、この阻止手段に連動して動作しレギュレチングボタンとジャック小との間に選択的に介装されるスペーサとを設け、消音演奏時にジャック小とレギュレチングボタンとの間にスペーサを介装することにより、ジャックがハンマーアッセンブリから脱進する時期を通常演奏時よりも早め、阻止手段によってハンマーアッセンブリの打弦を阻止することでアフタータッチ感を阻害することなく打弦音を発生させない消音演奏と通常演奏を切り替えることができるようにした鍵盤楽器を既に提案している(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、このような鍵盤楽器においては消音演奏時にどの鍵にも一律に同じ厚さのスペーサをジャック小とレギュレチングボタンとの間に介挿させているので、通常演奏時用に調整されたレギュレチングボタンとジャック小の相対的関係を維持することができないという問題があった。すなわち、消音演奏時においてジャック小がスペーサに突き当たると、このスペーサが圧縮されてその板厚が変化し、また一律に同じ厚さのスペーサであって、ある剛性があるため、左右の鍵の影響を受けて、ジャック小とレギュレチングボタンとの相対的関係も変化する。その結果、消音演奏時のアフタータッチ感を通常演奏時と同様に保つことができなくなる。
特願平4−215400号(特開平6−035445号公報)
したがって、この発明は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、通常演奏時と消音演奏時のいずれにおいても良好なアフタータッチ感と安定した打弦動作を得ることができるようにした鍵盤楽器の消音装置を提供することにある。
上記目的を達成するため第1の発明は、鍵盤の押鍵操作に連動して動作するハンマーアッセンブリによって弦を打撃する鍵盤楽器に設けられる消音装置であって、前記弦と前記ハンマーアッセンブリの間に配設され、通常演奏時にはハンマーによる打弦を阻止せず、消音演奏時にハンマーが打弦する直前にハンマーアッセンブリの回動を阻止する打弦阻止手段であって、全てのアクション機構に対応して弦の並設方向に横断延設されたストッパ部材と、該ストッパ部材において前記ハンマーアッセンブリの打弦時に回動する部材との衝突面に設けられた複数のクッション部材とを有して前記アクション機構を支持するレール部材に支持されるものと、前記打弦阻止手段を移動させ通常演奏状態から消音演奏状態もしくはこの逆の状態に切り替える切替手段と、ジャックが脱進する時期を通常演奏時と消音演奏時とで変更する変更手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、第2の発明は、前記切替手段が、前記打弦阻止手段と前記変更手段を連動して動作させることを特徴とするものである。
この発明に係る鍵盤楽器の消音装置によれば、弦とハンマーアッセンブリの間に打弦阻止手段を配設し、この打弦阻止手段を切替手段によって移動させて通常演奏状態と消音演奏状態に切り替え、通常演奏時には打弦阻止手段がハンマーの回動を阻止せず、消音演奏時にハンマーが弦を打撃する直前にハンマーアッセンブリの回動を阻止し、またレギュレチングアッセンブリをジャック小に対して接近・離間自在に配設し、消音演奏時にジャック小とレギュレチングボタンとの距離を通常演奏時の距離よりも短縮し、ハンマーの打弦動作途中でジャックをハンマーローラの下部から脱進させるように構成したので、通常演奏と消音演奏のいずれにおいても良好なアフタータッチ感を損なうことなく演奏を楽しむことができる。
以下、この発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1はこの発明に係る鍵盤楽器の消音装置の一実施の形態を示すアクション機構部の通常演奏時の側断面図、図2は打弦阻止手段とその切替手段の斜視図、図3は打弦阻止手段の取付け構造を示す側断面図、図4はレギュレチングアッセンブリを消音演奏状態に切り替えた状態を示す側断面図である。これらの図において、棚板1上には鍵盤筬2が配設されており、その上に各音高の弦3に対応する88鍵全ての鍵盤4が、その略中央部をバランスキーピン5により上下揺動自在に支持されて配設されている。各音高の弦3は、鍵盤4の上方に配設された不図示のフレームにチューニングピンとフレームピンを介して略水平に張設されている。弦3の下方には全ての弦3に対して共通に延在するサポートレール6が鍵盤4の後端部上方に位置して横断延設されており、このサポートレール6に鍵盤4に連動して動作し対応する弦3を打撃するアクション機構7が配設され、またその後方には通常弦3の自由振動を阻止し、打弦時に弦3を解放するダンパー機構8が配設されている。
前記サポートレール6は、棚板1上に不図示のアクション台を介して鍵盤4の並設方向に並設された複数個、例えば3〜4つのブラケット10の後端部上面に略水平に設置固定されることにより全てのブラケット10を連結している。また、これらのブラケット10は、その前端部上面に同じく全ての鍵盤4に対して共通に延在するよう横断延設されたシャンクレール11によっても互いに連結されている。そして、このブラケット10は、左右方向に移動可能とされており、弱音演奏時に棚板1の下方に配設されたシフトペダル(図示せず)の踏み込み操作によって前記鍵盤筬2と一体に鍵盤4の並設方向、例えば高音弦側に所定量移動され、ハンマー18が打撃する弦3の本数を減ずるよう構成されている。
前記アクション機構7は、鍵盤4の押鍵操作によって回動されるウイペン12と、弦3を打撃するハンマーアッセンブリ13と、押鍵操作に伴いウイペン12と共に上昇し前記ハンマーアッセンブリ13を突き上げ回動させるジャック14と、打弦動作後回動復帰してくるハンマーアッセンブリ13を受け止め初期位置に復帰させるレペティションレバー15と、打弦動作時に前記ジャック14をハンマーアッセンブリ13から一時的に脱進させるレギュレチングアッセンブリ16等で構成されている。
前記ウイペン12は、前記サポートレール6に固定されたサポートフレンジ17の上端に基端部(後端)がピン18を介して上下方向に回動自在に軸支されており、遊端(前端)側下面に一体的に設けられたウイペンヒール12Aが鍵盤4の後端部上面に植設されたキャプスタン19上に載置されることにより通常略水平に保持されている。そして、ウイペン12の基端部上面にはハンマーシャンクストップフェルト20がサポート付木21を介して配設されている。
前記ジャック14は、側面視L字状に屈曲形成されて、その下端屈曲部がウイペン12の前端にピン22を介して前後方向に回動自在に軸支されると共に、レペティションスプリング23によって図1反時計方向の回動習性を付与されている。ジャック14の上方に向かって延在する一腕14Aは、前記レペティションレバー15の前端部に上下面に貫通して形成された長孔24に下方から挿入されており、その上面14a(図4)が前記ハンマーアッセンブリ13を構成するハンマーシャンク25の基部側下面に配設されたハンマーローラ26の下面に当接している。ジャック14のもう一方の腕14Bは前方に向かって略水平に伸び、その前端部が前記レギュレチングアッセンブリ16の下方に位置してジャック小27を形成している。そして、ジャック14は、一腕14Aの中間部に取り付けられたレペティションボタン28がウイペン12上に植設されたジャックストップ29に前記レペティションスプリング23のばね力により通常圧接されることにより反時計方向の回動を制限され初期位置に保持されている。
前記レペティションレバー15は、ウイペン8の略中央部に突設されたレペティションレバーフレンジ31の上端にセンターピン32を介して中央部が上下方向に回動自在に軸支されると共に、前記レペティションスプリング23により図1反時計方向の回動習性を付与されている。レペティションレバー15の後端部には通常前記レペティションスプリング23のばね力によってウイペン12の基部側上面に圧接されるレペティションボタン33が配設されており、これによってレペティションレバー15の反時計方向の回動を制限し、初期位置に係止している。
前記ハンマーアッセンブリ13は、前記ハンマーシャンク25と、このハンマーシャンク25の基端部下面に配設された前記ハンマーローラ26と、前記ハンマーシャンク25の遊端に配設されたハンマー38等で構成されており、前記ハンマーシャンク25の基端部が前記シャンクレール11の上面に後述するブラケット71と共に固定されたシャンクフレンジ36の後端にピン37を介して上下方向に回動自在に軸支され、ハンマーローラ26が通常レペティションレバー15の前端部上面に載置されることで初期位置に係止されている。鍵盤4の押鍵操作に伴いウイペン12がキャプスタン19により突き上げられてピン18を中心として反時計方向に上昇回動すると、ジャック14がハンマーローラ26を下から突き上げてハンマーアッセンブリ13を時計方向に上昇回動させ、これによってハンマー38が押鍵操作された鍵盤4に対応する弦3を打撃する。打弦動作途中において、ジャック14は、ジャック小27がレギュレチングアッセンブリ16により上昇運動を阻止されることにより、レペティションスプリング23に抗して時計方向に回動され、これによってジャック14の上端がハンマーローラ26の下部から一時的に脱進する。この時、押鍵操作している指は「カクッ」という感触、すなわちアフタータッチ感を受け、ジャック14が脱進したことを知ることができる。また、この脱進によってハンマーアッセンブリ13の負荷がなくなるため、押鍵操作力は軽くなる。ジャック14の脱進時期は、通常演奏時において、ハンマー38が弦1に2〜3mm程度まで接近したときとされる。そして、打弦動作後、弦3の反発力および自重によって回動復帰するハンマーアッセンブリ13は、ハンマーローラ26がレペティションレバー15によって受け止められることにより初期位置へと復帰する。この時、レペティションレバー15は、ハンマーアッセンブリ13の落下衝撃によりセンターピン32を中心としてレペティションスプリング23に抗して時計方向に回動されることにより、前記落下衝撃を吸収緩和し、ハンマーローラ26の跳ね返りを防止すると共に同一鍵による早い連打を可能にしている。また、前記ジャック14は、ハンマー38による打弦動作後鍵盤4の復帰動作に伴うウイペン12の回動下降に連動して回動復帰することにより、上端が再びハンマーローラ26の下部に入り込み、次の打弦動作を可能にする。
前記レギュレチングアッセンブリ16は、前記シャンクレール11の内側に88鍵のアクション機構7を複数個のアクション機構7にグループ化した複数のアクション毎に延在するよう横断延設されたレギュレチングレール40(図6参照)と、各アクション機構7のジャック14のジャック小27に対応して前記レギュレチングレール40の下面側にレギュレチングスクリュウ41を介して高さ調整可能に配設された複数個のレギュレチングボタン42とで構成されている。レギュレチングボタン42と前記ジャック小27との距離dは、通常演奏時においてハンマー38が弦1に2〜3mm程度まで接近した際にジャック14がハンマーローラ26の下部から脱進する距離(3〜5mm)に各アクション機構7毎に設定されており、図4に示す消音演奏時に後述する距離変更手段63によってレギュレチングアッセンブリ16がジャック小27に接近されることにより、ハンマー38が弦3に8〜15mm程度まで接近した際にジャック小27がハンマーローラ26の下部から脱進する距離d’に変更される。この距離d’は、1〜3mm程度とされる。なお、レギュレチングボタン42を手で回すと、レギュレチングボタン42がレギュレチングスクリュウ41に沿って上下して前記距離dを微調整することができ、距離dを大きくすると、ジャック14の脱進時期が遅くなり、反対に小さくすると早くなる。
なお、前記鍵盤4の後端部上面には打弦動作後弦3の反発力およびハンマーアッセンブリ13の自重により回動復帰するハンマー38を弾性的に受け止めるバックチェック43がバックチェックワイヤ44を介して配設されている。
前記ダンパー機構8は、ダンパーレバーレール50に配設されたダンパーレバーフレンジ51に後端がピン52を介して上下方向に回動自在に軸支され、前端が鍵盤4の後端部上方に延在するダンパーレバー53と、このダンパーレバー53の前端側に配設されたダンパーブロック54と、このダンパーブロック54にダンパーワイヤ55を介して配設されたダンパー56等で構成されている。ダンパー56は通常前記弦3を上方から押圧することにより、弦3の自由な振動を阻止しており、鍵盤4の押鍵操作時にダンパーレバー53が鍵盤4の後端4aによって突き上げられて反時計方向に回動されると、上昇して弦3から離間するよう構成されている。そして、このダンパー56の離間後、前記ハンマー38が弦3を打撃することで、通常演奏を可能にしている。
なお、上記したアクション機構7およびダンパー機構8は、従来のグランドピアノのアクション機構、ダンパー機構と全く同様である。
さて、この発明においては、上記した通常演奏時のアフタータッチ感を阻害しないで打弦音を発生させない消音演奏を可能にする装置、すなわち消音装置60を備えている。この消音装置60は、弦3とハンマーアッセンブリ13の間に配設され、通常演奏時にはハンマー38による打弦を阻止せず消音演奏時にハンマー38が打弦する直前にハンマーアッセンブリ13の回動を阻止する打弦阻止手段61と、打弦阻止手段61を鍵盤4の並設方向に移動させ通常演奏状態から消音演奏状態もしくはこの逆の状態に切り替える切替手段62と、消音演奏時に前記レギュレチングアッセンブリ16をジャック小27側に移動させて前記距離dをd’に変更する距離変更手段63とで構成されている。
図2および図3おいて、前記打弦阻止手段61は、全てのアクション機構7に対応して弦3の並設方向に移動自在に横断延設された板状のハンマーシャンクストッパ64を備え、このハンマーシャンクストッパ64の前端部下面には同ストッパ64の剛性を高めるため補強板65が固定され、下面後端部には複数個のクッション部材66がアクション割り、すなわちアクション機構7の配列ピッチ(約13mm)と略同一ピッチにて並列配置されている。ハンマーシャンクストッパ64は、その両端および中間の3箇所、合計5箇所にそれぞれ設けられたステー67によって保持されている。71ステー67は、金属板の折り曲げ加工等により正面視下向きコ字状に形成されることにより下面および前後面が開放して互いに平行な前後一対のシャフト68A,68Bを有し、上面に前記ハンマーシャンクストッパ64が止めねじ69によって固定されている。前記シャフト68A,68Bは、軸受部材70と前記ブラケット71とによって軸線方向、すなわち鍵盤4の配列方向に移動自在に保持されている。軸受部材70は、図3に示すように側面視Ω型に形成されて、その湾曲部内に前記シャフト68A,68Bが円筒状のクロス72を介して摺動自在に挿通されており、両端部が前記ブラケット71に止めねじ73によって固定されている。前記ブラケット71は、各ステー67に対応してアクション機構7の上方に配設されるもので、その前端部が止めねじ74によって前記シャンクレール11の上面にシャンクフレンジ36と共に固定され、また前端に設けられた折曲部71aが同じくシャンクレール11の前面に止めねじ75によって固定される一方、後端部がブラケット受け部材76上に止めねじ77によって固定されている。ブラケット受け部材76は、ビス78によって前記サポートレール6上に高さ調整可能に配設されている。また、前記ブラケット71の後端部は、L字状に折曲されて前記ステー67の取付部を形成しており、その垂直部71bと水平部71cに前記各シャフト68A,68Bを保持する前記軸受部材70がそれぞれ固定されている。
図1において、前記ブラケット71の上方には消音演奏時に用いられる複数個のハンマーセンサ80が各アクション機構7のハンマーシャンク25に対応して配設されている。このハンマーセンサ80は、発光素子と受光素子(図示せず)とを備え、打弦動作時にハンマーシャンク25上に配設されたシャッタ81が発光素子から出射し受光素子によって受光される光を遮ることによりアクション機構7、言い換えれば鍵盤4の動きを検出し、その出力信号によって電子音源から電子音を発音させるように構成されている。なお、このようなハンマーセンサ80は従来周知であるため、これ以上の説明を省略する。
再び図2において、前記切替手段62は、通常演奏状態から消音演奏状態もしくはこの逆の状態に切り替える際、前記打弦阻止手段61をアクション割りの半ピッチだけ左または右方向に移動させるもので、回動レバー91を備えている。この回動レバー91は、前記シャンクレール11に配設された軸受部材92によって中間部が回転自在に軸支された軸93と、この軸93の後端に一体的に設けられ、複数個のステー67の一つ、例えばハンマーシャンクストッパ64の中央部を保持しているステー67に下方から挿入係合される板状の操作部94とで構成されている。前記軸93の前端にはボール96を回動自在に保持するレバー95の一端が止めねじ97によって固定されている。ボール96は、ワイヤ98の一端に固定されている。ワイヤ98のボール側端部は、前記シャンクレール11に上端が固定されたブラケット99の下端に着脱可能に配設されたワイヤケース100によって摺動自在に保持され、他端側が前記アクション機構7等を収納する不図示の楽器本体内から棚板1の下面に沿って外部に導出され、摘み101に連結されている。摘み101は棚板1の前端部下面適宜箇所に固定されたホルダ102によって前後移動自在に保持されており、通常演奏時において図2に示す引っ込んだ位置に設定保持されている。この時、回動レバー91の操作部94は略垂直に設定保持されている。この状態において、ハンマーシャンクストッパ64は、通常演奏位置に設定保持されており、クッション部材66をハンマーシャンク25間に位置させている。レバー101を手で手前側に所定量引くと、回動レバー91が図2反時計方向に所要角度回動され、これによって操作部94がステー67を左方にアクション割りの半ピッチだけ移動させ、各クッション部材66をハンマーシャンク25に対応一致させる。
図1および図4において、前記距離変更手段63は、全てのアクション機構7に対応して弦3の並設方向に横断延設された回動軸110を備えている。この回動軸110は、シャンクレール11の前面に第1ブラケット111を介して配設された第2ブラケット112の前端部上面に軸受部材113によって回動自在に保持されて配設されている。
前記第1ブラケット111は、金属板の折り曲げ加工によって図5に示す如き形状に形成されることにより、垂直な前面板部111a、前下がりに傾斜し後方斜め上方に延在する上板部111b、後方に延在する水平な底板部111cおよび左右一対の側板部111d,111eを一体に有し、上板部111bと底板部11cに設けられたねじ孔114,115にねじ込まれるビス116,117によって前記シャンクレール11の前端部上面および下端面に固定され、両側板部111d,111eがシャンクレール11の前面に当接されている。ビス116,117の先端部はそれぞれ円錐形で、前記シャンクレール11の前端部上面および下端面に形成された小さな円錐形凹部118,119にそれぞれ係入されることにより、第1ブラケット111の位置ズレを防止している。そして、このような第1ブラケット111は、図6に示すように回動軸110の両端部と、隣接する各セクションI〜IV間に対して1ずつ、さらに各セクションI〜IVに対して2または3つ、合計16配設されている。
前記第2ブラケット112は、金属板の折り曲げ加工によって図7に示す如く側面視L字型に形成されることにより、垂直板部112aおよび垂直板部112aの前端に連結された前方に延在する水平板部112bとを一体に有し、垂直板部112aに形成された長溝121に止めねじ(図示せず)が挿通され前記第1ブラケット111の前面板部111aに設けられたねじ孔122にねじ込まれることにより、前記回動軸110の各端部と隣接する各セクションI〜IV間にそれぞれ位置して配設されている前記第1ブラケット111の前面に固定されている。なお、各アクションのセクション割りは、ピアノフレームの位置に応じて決定される。
図4において、前記軸受部材113は前記各第2ブラケット112にそれぞれ配設されるもので、側面視Ω型に形成されてその両端固定部が前記第2ブラケット112の前面板部112bに形成されたねじ孔124にねじ込まれる一対の止めねじ125によって第2ブラケット112の前端部上面に固定され、前記回動軸110を回動自在に保持している。軸受部材113の湾曲部と回動軸110との間には円筒状のブッシングクロス126が介在されており、これにより回動時の摺動雑音の発生を防止している。
前記回動軸110には前記レギュレチングアッセンブリ16を保持する複数個の保持部材130が配設されている。保持部材130は、金属板の折り曲げ加工によって図8に示す如き形状に形成されることにより、前後方向に延在する水平基部130a、水平基部130aの前端に上方に向かって折曲された垂直部13b、垂直部130bの上端に前方に向かって折曲された水平部130c、水平基部130aの後端に上方に向かって連接されたレール取付部130dとを一体に有し、水平基部130aが前記回動軸110に不図示の止めねじによって固定されている。このため、水平基部130aにはねじ取付孔132が形成されている。また、水平基部130aの後端部下面にはワイヤ133の一端が連結されるワイヤ取付部134が螺合等により固着され一体的に垂設されている。ワイヤ133は、レギュレチングアッセンブリ16を通常演奏状態と消音演奏状態に切り換える操作手段を構成するもので、上記した打弦阻止手段61のワイヤ98と同様、棚板1の下面前端部に導出され摘み101に接続されており、これによって打弦阻止手段61と距離変更手段63は連動する。取付部材130のレール取付部130dは、上端部が前記シャンクレール11の内側に下方より挿入されてその前面部裏面と近接対向しており、この上端部裏面側に前記レギュレチングレール40が不図示の止めねじによって固定されている。また、取付部材130の水平部130cの上面中央にはピン135が突設されており、このピン135には取付部材130を図4時計方向に付勢するばね136の下端が嵌装されている。そして、このような取付部材130は、前記各セクションI〜IVにそれぞれ配設された前記各第1ブラケット111と対応一致するよう回動軸110にそれぞれ固定配置されている。
前記各セクションI〜IVにそれぞれ配設された前記各第1ブラケット111には、第3ブラケット140が前記取付部材130に対応して配設されている。この第3ブラケット140は、金属板の折り曲げ加工によって図9に示す如く側面視逆L字型に形成されることにより、垂直板部140aおよび垂直板部140aの上端に連結された前方に延在する水平板部140bとを一体に有し、垂直板部140aに形成された長溝141に止めねじ(図示せず)が挿通され各セクションI〜IVに設けられた前記第1ブラケット111の前面板部111aにそれぞれ固定されており、水平板部140bの前端部下面には前記ばね136の上端が圧接されている。
なお、回動軸110に対する第1〜第3ブラケット、保持部材130の取り付け位置は図6に示している通りである。
前記レギュレチングレール40の上面にはクロス142が固着されており、このクロス142は通常演奏状態において図1に示すようにシャンクレール11の下面に前記ばね136のばね力によって圧接されている。また、レギュレチングレール40は、全てのアクション機構7に対応して弦3の並設方向に横断延設されておらず、各セクション毎に分断されている。
前記取付部材130の水平基部130aの後端部下方には取付部材130の反時計方向の回動を制限するストッパ144が配設されている。このストッパ144は、全てのアクション機構7に対応して弦3の並設方向に横断延設されたレール145上に各取付部材130に対応してそれぞれ植設された止めねじで構成されている。
次に、上記構成からなる消音装置60の動作について説明する。
通常演奏時においては、摘み101が棚板1の下面側に引っ込んでおり、この状態においてハンマーシャンクストッパ64は高音弦側に設定保持され、各クッション部材66をアクション機構7の隣接するハンマーシャンク25間に位置させている。したがって、この状態で鍵盤4を押鍵操作し、ジャック14がハンマーアッセンブリ13を突上げ回動させても、ハンマーシャンク25がクッション部材66に当接してそれ以上の回動を阻止されることがなく、ハンマー38により弦3を打撃することができる。また、この時、レギュレチングアッセンブリ16は、図1に示す通常演奏位置に保設定保持されることにより、レギュレチングボタン42とジャック小27との距離を通常演奏時の距離dに設定している。したがって、上述した通り押鍵操作に連動してハンマーアッセンブリ13がジャック14によって突き上げられると、その打弦動作途中にジャック14がハンマーローラ26の下部から一時脱進し、「カクッ」というアフタータッチ感を得ることができる。
次に、図2において切替手段62の摘み101を手前側に引いてワイヤ98を引っ張ると、レバー95および回動レバー91が反時計方向に所定角度一体に回動し、操作部94がステー67を低音弦側に押圧移動させる。このため、ハンマーシャンクストッパ64もステー67と一体に移動する。このハンマーシャンクストッパ64の移動量は上記した通りアクション割りの略半ピッチに設定されているので、各クッション部材66が各アクション機構7のハンマーシャンク25と対応一致し、もって通常演奏状態から消音演奏状態に切り替わる。
この場合、ハンマーシャンクストッパ64の移動量設定については、説明を省略したが、ハンマーシャンクストッパ64の両側にストッパを設けたり、摘み101の引出し量を規制したり、あるいはまたシャフト68A,68Bを軸支する軸受部材70をステー67の幅より小さく設定してステー67内に位置させ、これによりステー67の移動を規制するなど種々の方法が可能である。
また、摘み101を手前に引いて距離変更手段63のワイヤ133を引っ張ると、取付部材130が図1反時計方向にばね136に抗して回動し、ストッパ144に当接させると、レギュレチングアッセンブリ16が下降してレギュレチングボタン42とジャック小27との距離を通常演奏時の距離dから消音演奏時の距離d’に変更する。図4はこの状態を示す。
消音演奏状態において、鍵盤4を押鍵操作し、これに連動してアクション機構7が動作し、ジャック14がハンマーアッセンブリ13を上昇回動させると、ハンマー38が弦3を打撃しようとする。そして、ジャック14は打弦動作途中においてレギュレチングボタン42に当接して上昇を阻止されることにより時計方向に回動してハンマーローラ26の下部から脱進する。したがって、この時も通常演奏時と同様、「カクッ」というアフタータッチ感を得ることができる。
一方、ハンマーアッセンブリ13は、ジャック14の脱進後も上昇回動し続けようとするが、ハンマー38が弦3を打撃する直前にハンマーシャンク25がクッション部材66に当接してそれ以上の回動を阻止されるため、ハンマー38が弦3を打撃することなく跳ね返され、初期位置に回動復帰する。また、ジャック14もウイペン8に連動して下降し、上端面がハンマーローラ26の下部に再び入り込み、初期位置に復帰する。この結果、打弦音を発しない消音演奏を行うことができる。
このようにこの発明に係る鍵盤楽器の消音装置にあっては、弦3とハンマーアッセンブリ13との間に打弦阻止手段61を鍵盤4の並設方向に移動自在に配設し、通常演奏時に打弦阻止手段61のクッション部材66をアクション機構7のハンマーシャンク25間に位置させ、消音演奏時に打弦阻止手段61を移動させてクッション部材66をハンマーシャンク25と対応一致させ、これによってハンマー38が弦3を打撃する直前にハンマーシャンク25の回動を阻止するように構成したので、通常演奏と消音演奏を楽しむことができる。
また、本発明はレギュレチングアッセンブリ16全体を下降させてジャック小27とレギュレチングボタン42との距離をdからd’に変更しているので、スペーサを介在させる場合に比べて通常演奏時用に調整されたジャック小27とレギュレチングボタン42との相対的関係が変化せず、したがって、消音演奏時のアフタータッチ感を通常演奏時と同様に保つことができる。
また、この発明はハンマーセンサ80を備え、これによってアクション機構7の動きを検出し、その検出信号によって楽音制御回路を制御し、電子音源から電子音を発生させるようにしているので、グランドピアノのタッチ感を損なうことなく電子ピアノの演奏を楽しむことができ、またこの時の電子音をヘッドホンで聞いたり、スピーカから小さな音量で発音させると、日中、夜間を問わず近隣居住者への騒音公害となることがない。
図10は切替手段の他の実施の形態を示す斜視図である。この実施の形態は、上記した回動レバー91の代わりに平板状のステー150をシャンクレール11の上方にこれと直交するように、かつ不図示のガイドによって左右方向にアクション割りの略半ピッチだけ移動し得るように配設し、このステー150の前端にボール96を回動自在に保持するブロック151を固定し、後端をハンマーシャンクストッパ64に連結し、通常演奏状態と消音演奏状態の切り替え時に摘み101によってステー150を左もしくは右方向にアクション割りの半ピッチだけ移動させるように構成したものである。
その他の構成は上記実施の形態と同様である。
このような構成においても上記実施の形態と同様に打弦阻止手段61を通常演奏位置と消音演奏位置に移動させることができるものである。
なお、上記実施の形態はいずれも打弦阻止手段61を移動させる切替手段62として手動操作される摘み101とワイヤ98を用いたが、この発明はこれに何等特定されるものではなく、ペダル操作によって打弦阻止手段61を直接移動させたり、駆動モータによって回動レバー91を回動させたり、ステー150をソレノイドで移動させるなど種々の変更が可能である。また、上記実施の形態はいずれも打弦阻止手段61を水平方向に移動させるように構成したが、この発明はこれに限らず、上下方向に移動させるようにしてもよい。
さらに、上記した実施の形態は、摘み101で打弦阻止手段61と距離変更手段63を連動させるようにしたが、各手段を異なる摘みで動作せるようにして、消音演奏時に距離変更手段63を動作させるか否かを演奏者が選択できるようにしてもよい。
また、上記実施の形態は距離変更手段63の操作をワイヤ133を用いて行うようにしたが、この発明はこれに何等特定されるものではなく、上記打弦阻止手段61と同様、ペダル操作によって回動軸110を直接回動させたり、駆動モータによって回動軸110を回動させたり、あるいはまた取付部材130をソレノイド等の駆動手段によって回動させるなど種々の変更が可能である。
この発明をグランドピアノに適用した場合の一実施の形態を示すアクション機構部の通常演奏時の側断面図である。 打弦阻止手段と切替手段の斜視図である。 打弦阻止手段の取付構造を示す側断面図である。 レギュレチングアッセンブリを消音演奏状態に切り換えた状態を示す側断面図である。 第1ブラケットの斜視図である。 回動軸、ブラケットおよび取付部材の位置関係を示すための図である。 第2ブラケットの斜視図である。 取付部材の斜視図である。 第3ブラケットの斜視図である。 切替手段の他の実施の形態を示す斜視図である。
符号の説明
1…棚板、3…弦、4…鍵盤、6…サポートレール、7…アクション機構、8…ダンパー機構、12…ウイペン、13…ハンマーアッセンブリ、14…ジャック、16…レギュレチングアッセンブリ、25…ハンマーシャンク、27…ジャック小、38…ハンマー、40…レギュレチングレール、42…レギュレチングボタン、60…消音装置、61…打弦阻止手段、62…切替手段、63…距離変更手段、64…ハンマーシャンクストッパ、66…クッション部材、110…回動軸、133…ワイヤ。

Claims (2)

  1. 鍵盤の押鍵操作に連動して動作するハンマーアッセンブリによって弦を打撃する鍵盤楽器に設けられる消音装置であって、
    前記弦と前記ハンマーアッセンブリの間に配設され、通常演奏時にはハンマーによる打弦を阻止せず、消音演奏時にハンマーが打弦する直前にハンマーアッセンブリの回動を阻止する打弦阻止手段であって、全てのアクション機構に対応して弦の並設方向に横断延設されたストッパ部材と、該ストッパ部材において前記ハンマーアッセンブリの打弦時に回動する部材との衝突面に設けられた複数のクッション部材とを有して前記アクション機構を支持するレール部材に支持されるものと、
    前記打弦阻止手段を移動させ通常演奏状態から消音演奏状態もしくはこの逆の状態に切り替える切替手段と、
    ジャックが脱進する時期を通常演奏時と消音演奏時とで変更する変更手段とを備えたことを特徴とする鍵盤楽器の消音装置。
  2. 請求項1記載の鍵盤楽器の消音装置において、
    前記切替手段は、前記打弦阻止手段と前記変更手段を連動して動作させることを特徴とする鍵盤楽器の消音装置。
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