JP2005256907A - 自動変速機のセレクトアシスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 セレクトレバーとレンジ位置切り換え装置の機械的連結によりフェール時のレンジ切り換え操作を可能にしつつ、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を図ることができ、しかも要求に応じたセレクトレバー操作力特性を得ることができる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供する。
【解決手段】 セレクトされている中立状態でのレンジ位置を判定するポジション判定部39を備え、コントロールユニット22が、ポジション判定部39で判定したレンジ位置を基点とする操作位置を用いてアシスト力の制御を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動変速機を備えた車両において、ドライバのセレクトレバー操作力を補助する自動変速機のセレクトアシスト装置の技術分野に属する。
従来、自動変速機のセレクトレバーは、ロッドやケーブル等の操作力伝達手段を介して自動変速機のマニュアルバルブと機械的に連結されている。セレクトレバーに入力されるドライバの操作力は、操作力伝達手段を介してマニュアルバルブに伝達され、操作量に応じてレンジ位置が切り換えられる(例えば、特許文献1参照)。
一方、セレクトレバーとマニュアルバルブとが電気的に接続された、いわゆるシフトバイワイヤ技術を用いたものが知られている。この従来技術は、マニュアルバルブを作動するアクチュエータを設け、セレクトレバーの回動操作を電気信号に変化してアクチュエータを駆動することにより、レンジ位置を切り換えるものである(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−323559号公報 特開2003−97694号公報
セレクトレバーの操作時には、操作力伝達手段のフリクション、ディテントの抵抗等、機械的な操作反力が発生するため、大きな操作力が要求される。よって、ドライバの必要操作力を小さくするために、セレクトレバーの長さを十分な梃子力が得られる長さに設定する必要がある。
したがって、上記従来技術のうち前者にあっては、セレクトレバーの長さに起因して形状が大きくなるため、設置場所に制約が多く、車室内におけるレイアウト自由度が低いという問題があった。
一方、後者では、アクチュエータの採用によってセレクトレバーを短く設計でき、前者と比較してレイアウト自由度は高くなる。ところが、セレクトレバーとマニュアルバルブとが機械的に連結していないため、フェール時にレンジ切り換えが不能となる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、セレクトレバーとレンジ位置切り換え装置の機械的連結によりフェール時のレンジ切り換え操作を可能にしつつ、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を図ることができ、しかも要求に応じたセレクトレバー操作力特性を得ることができる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置では、自動変速機のレンジ位置切り換え装置と連結されたセレクトレバーへの入力操作力を検出する入力操作力検出手段と、前記セレクトレバーの操作位置を検出する操作位置検出手段と、前記セレクトレバーにドライバの操作力を補助するアシスト力を出力するアシストアクチュエータと、検出された入力操作力と操作位置に基づいて、アシストアクチュエータに対しアシスト力を変化させる制御指令を出力するアシスト力制御手段とを有する自動変速機のセレクトアシスト装置であって、セレクトされている中立状態でのレンジ位置を判定する基点レンジ位置判定手段を備え、前記アシスト力制御手段が、前記基点レンジ位置判定手段で判定したレンジ位置を基点とする操作位置を用いてアシスト力の制御を行うことを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、セレクトレバーとレンジ位置切り換え装置の機械的連結を保持しつつ、ドライバのレバー操作力をアシストアクチュエータで補助することにより、フェール時のレンジ切り換え操作の確保と、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を共に達成できる。
また、セレクトされている中立状態でのレンジ位置を判定する基点レンジ位置判定手段を備え、前記アシスト力制御手段が、前記基点レンジ位置判定手段で判定したレンジ位置を基点とする操作位置を用いてアシスト力の制御を行うため、操作位置検出手段が組付け誤差、ヒステリシス、経時劣化等で変動しても、アシスト制御に影響を与えず操作フィーリングを良好に保つことができる。
以下に、本発明の自動変速機のセレクトアシスト装置を実現する実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の自動変速装置の構成を示す側面図、図2はアシストアクチュエータの細部構造を示す要部斜視図である。
実施例1の自動変速装置は、セレクト機構部1と、コントロールケーブル8と、アシストアクチュエータ9と、コントロールケーブル18と、自動変速機19と、コントロールユニット(アシスト力制御手段)22とを主要な構成としている。
前記セレクト機構部1は、ドライバにより操作されるセレクトレバー2を有し、例えば、運転席脇のセンタクラスタ3に設けられている。セレクトレバー2の上端には、セレクト操作時にドライバが把持するためのセレクトノブ4が付設されている。セレクトレバー2は、支点軸5を中心として回動操作され、従来の一般的なセレクトレバーよりも250mm短い100mmに設定されている。
前記セレクトレバー2の下端部には、セレクトレバージョイント7を介してプッシュプル式のコントロールケーブル8が接続されている。コントロールケーブル8は、入力レバージョイント11を介してアシストアクチュエータ9の入力レバー10と回動自在に接続されている。すなわち、セレクトレバー2の回転運動が直線運動に変換され、セレクトレバー2の操作により発生した操作力が入力レバー10に伝達される。
前記入力レバー10は、回動可能に設けられた出力軸12を介して出力レバー13と連結されている。出力軸12には、ウォームギア14が設けられており、このウォームギア14は、減速機構を備えた電動モータ15のモータ出力軸16と噛み合っている。
前記出力レバー13には、出力レバージョイント17を介してプッシュプル式のコントロールケーブル18が接続されている。コントロールケーブル18は、自動変速機19の制御アーム20と接続されている。すなわち、コントロールケーブル18により出力レバー13の回転運動が直線運動に変換され、ドライバの操作力と電動モータ15の駆動力との合成力が自動変速機19の制御アーム20に伝達される。
前記出力軸12には、入力レバー10とウォームギア14との間に生じるゆがみ(ねじれ)を検出するトルクセンサ(入力操作力検出手段)21が設けられている。このトルクセンサ21により検出された操作力信号は、図外の増幅アンプにより信号増幅され、コントロールユニット22にワイヤハーネス23を介して伝達される。トルクセンサ21の検出信号により、セレクトレバー操作における操作力が推定可能となる。
前記ウォームギア14には、位置検出のための接触子24が取り付け固定されている。この接触子24がウォームギア14と一体に回動し、図示しない基板に印刷されたカーボン抵抗と電気的に接触することにより、セレクトレバー2のストローク角度に応じた電圧信号をコントロールユニット22に出力する。この接触子24とカーボン抵抗とからポテンショメータ(操作位置検出手段)25が構成されている。
このポテンショメータ25は、セレクトレバー2がPレンジ位置で停止しているときの角度を基点角度として、セレクトレバー2のストローク角度を随時検出する。
前記コントロールユニット22は、検出されたセレクトレバー2のストローク角度と、ドライバの操作力とに基づいて目標アシスト力を設定し、電動モータ15の出力デューティ比をPWM制御する。
図3に、コントロールユニット22の制御ブロック図を示す。
前記セレクト機構部1において、レンジ切り換え操作されたセレクトレバー2のストローク変化は、コントロールケーブル8を介してアシストアクチュエータ9のポテンショメータ25へ入力される。ポテンショメータ25では、セレクトレバー2の操作量に応じたストローク角度が検出され、ストローク角度信号としてコントロールユニット22へ出力される。
また、セレクトレバー2の操作力は、コントロールケーブル8を介してアシストアクチュエータ9のトルクセンサ21へ入力される。トルクセンサ21では、セレクトレバー2の操作力が検出され、操作力信号としてコントロールユニット22へ出力される。
A/D変換器34は、入力されたトルクセンサ21からの検出信号をデジタル信号に変換する。
FB演算部35は、トルクセンサ21からの入力操作力に基づいて、入力操作力とテーブル部38からの目標操作反力の偏差に応じたアシスト力を決定し出力する。
アシスト開始判定部36(開始判定手段に相当する)は、トルクセンサ21からの入力操作力からアシスト制御の開始を判定し、開始したことを示す情報をテーブル先頭位置補正部40に出力する。
テーブル部37は、操作位置に応じた目標操作反力をFB演算部35に出力する。
A/D変換器38は、入力されたポテンショメータ25からの検出信号をデジタル信号に変換する。
ポジション判定部39(基点レンジ位置判定手段に相当する)は、ポテンショメータ25からの操作位置から、アシスト制御前にセレクトされて中立状態となっているレンジ位置が、P・R・N・D・Lのどの位置にあるかを判定し、判定結果をテーブル先頭位置補正部40に出力する。
テーブル先頭位置補正部40(位置補正値算出手段に相当する)は、アシスト開始判定部36からアシスト制御開始を示す情報を受け取った際に、ポジション判定部39からのシフト位置の情報から、アシストを開始する位置と実際にアシストを開始した位置との補正値を演算し、演算結果を減算器41に出力する。
減算器41(加減手段に相当し、テーブル先頭位置補正部40と共に操作位置演算手段に相当する)は、ポテンショメータ25からの操作位置から、テーブル先頭位置補正部40からの補正値を減算し、その結果を操作位置としてテーブル37へ出力する。
次に、自動変速機19のディテントの構造について説明する。
図4は、自動変速機19のディテントの構造を示す斜視図である。
制御アーム20には回転シャフト26が設けられ、この回転シャフト26にディテントプレート27が支持されている。ディテントプレート27の上端には、カム山27aの間に5つのレンジ(P・R・N・D・L)に対応した谷部27bが形成されている。そして、この谷部27bにバネ板28の先端に形成されたディテントピン29を係合させ、選択されたレンジ位置を保持することにより、車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトを防止している。
すなわち、セレクトレバー2の操作力により回転シャフト26が回動し、この回動に応じてディテントプレート27がディテントピン29に対して相対移動する。このとき、ディテントピン29がカム山27aを乗り越えて隣のレンジに対応した谷部27bと係合し、係合状態がバネ板28の弾性力により保持される。この弾性力が、セレクトレバー2を操作する際の主要な負荷力となる。
なお、ディテントプレート27には、パーキングポール30の一端が回動自在に連結されている。このパーキングポール30は、セレクトレバー2をPレンジに移動させたとき、カム状プレート31を介してパーキングギア32の回転を阻止し、図外の駆動輪をロックするものである。これにより、勾配路上にPレンジで車両を駐車したとき、勾配に応じて駆動輪をロックするように車重負荷が加わり、パーキングポール30を咬む力として作用する。
次に、作用を説明する。
[セレクトレバーのアシスト制御処理]
図5は、コントロールユニット22で実行されるセレクトレバー2のアシスト制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、トルクセンサ21から入力操作力を入力する。
ステップS2では、入力したトルクセンサ21の検出値をデジタル信号に変換し、その値をTvalとする。
ステップS3では、ポテンショメータ25から操作位置を入力する。
ステップS4では、入力したポテンショメータ25の検出値をデジタル信号に変換し、その値をPvalとする。
ステップS5では、アシスト制御前の中立位置のセレクトされたレンジ位置が(P・R・N・D・L)のいずれの位置にあるかを判定し、判定値をRposとする。
ステップS6では、入力操作力Tvalが、予め定められている開始判定値以上となったかどうかを判断し、開始判定値より小さいならばアシスト停止としてステップS1に移行し、開始判定値以上であり、かつアシスト停止の状態に対してアシスト開始1回目の場合にはステップS7に移行し、開始判定値以上であり、かつアシスト停止の状態に対してアシスト開始2回目以降の場合にはステップS8に移行する。
ステップS7では、目標操作反力のテーブルの先頭位置を補正し、その補正値Hvalをレンジ位置に基づくアシスト制御スタート位置Stbl[Rpos]からPvalをひく、つまりStbl[Rpos]−Pval→Hvalより求める。
ステップS8では、FB制御処理として、操作位置から補正値を引いた値、つまりPval-Hvalに対するテーブルデータ値より目標操作反力を決定する。
ステップS9では、目標操作反力と入力操作力の偏差となる目標アシスト力となるように電動モータ15の出力デューティ比を制御し、本制御を終了する。
[自動変速機の操作反力特性]
図6は、P→Rレンジ方向におけるセレクトレバー2、正確には、ドライバの把持するセレクトノブ4に発生する操作反力を示す特性図である。この操作反力特性は、電動モータ15を駆動していない状態で、ドライバがP→Rレンジ方向にセレクトレバー2を操作したとき、アシストアクチュエータ9の出力軸12において操作反力として検出された軸トルクを、セレクトノブ4に発生する操作反力Fm[N]として換算し、ポテンショメータ25により取得されるストローク角度と対比させたものである。
この操作反力は、上述した自動変速機19のディテントで発生する負荷力に、コントロールケーブル8,18の摩擦力、電動モータ15のイナーシャ等を合成したものである。すなわち、電動モータ15によるアシスト力がない状態でレンジ切り換えを行うには、この操作反力Fm以上の手動操作力が必要となる。
図6に示すように、セレクトレバー2をP→Rレンジ方向に操作したときに発生する操作反力Fmは、各レンジ間において、初めにセレクトレバー2の操作方向と逆方向(D→Nレンジ方向)に発生し、ピーク後に向きを変えて操作方向と同一方向(P→Rレンジ方向)に発生し、レンジ切り換え位置(停止位置)付近でゼロに収束した状態となる。この特性は、ディテントピン29がディテントプレート27のカム山27aを乗り越える際に発生する負荷力に起因している。すなわち、ディテントピン29がカム山27aを乗り越えるまでは、バネ板28の付勢力により抵抗力が発生し、ディテントピン29がカム山27aを乗り越えた後は、ディテントピン29が次のカム山27aの溝に落ち込んで引き込み力(慣性力)が発生するためである。
[目標操作反力特性]
図7は、P→Rレンジ方向におけるセレクトレバー2の目標操作反力を示す特性図である。この目標操作反力特性は、ドライバにとって節度感のある良好な操作特性が得られる目標操作反力Ft[N]を、セレクトレバー2のストローク角度に応じて予め設定したものである。
[FB制御]
実施例1では、操作により入力される操作力が、図7に示す目標操作力となるように、アシスト制御を行って、図6に示す操作反力が生成されるようにして急峻で大きなトルク偏差を伴うセレクトレバーのアシスト制御において、外乱抑制性を高いレベルでできるようにして、良好な操作特性を実現できる。
[操作位置の基点ズレについて]
ここで、操作位置の基点ズレについて説明する。
実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置は、アシスト制御中はセレクトレバー2の操作位置情報を使用して目標操作力、ゲインスケジュール定数等をテーブル部37から参照している。テーブル部37のテーブルデータの零点はPレンジの絶対位置としており、セレクトレバー2の移動に対応したテーブルデータの参照が可能になっている。
しかしながら、デバイスの組付け誤差、ケーブルもしくはロッド動作上のヒステリシス、経時劣化等の原因よりテーブル上の零点とPレンジの基点の間にズレが生じる。
このテーブル参照のズレによって、適当なアシストが行われず、操作が重かったり、狙い通りの操作感が得られない結果となる(図9参照)。
これに対し、実施例1では、ポジション判定部39、アシスト開始判定部36、テーブル先頭位置補正部40、減算器41を設けている。
[レンジ位置を基点にしたズレ補正作用]
実施例1におけるレンジ位置を基点にするズレの補正作用について、図8を参照して説明する。なお、図8に示す目標操作反力Ftは、図7に示すものと異なるが、図8に示す目標操作反力Ftがズレ補正の説明上、テーブル部37に収容されているものとする。
実施例1では、いずれかのレンジ位置に中立状態でセレクトレバー2が位置する際に、ドライバーがセレクトレバー2を操作し始めると、入力操作力(操作トルク)が開始操作力以上となることにより、アシスト開始判定部36によるステップS6の処理により操作開始と判定される。操作開始が停止から1回目の場合には、テーブル先頭位置補正部40でステップS7の処理により、図8に示すアシスト開始位置のズレ量を補正値として演算し(Hval)、減算器41でポテンショメータ25の検出値から補正値を減算する。
これにより、Pレンジを基点に検出された操作位置に対して、実際に操作が開始されたレンジ位置を基点とする操作位置のズレが補正されることになる。
よって、その後にステップS8で行われるテーブル部37のテーブルデータの参照が図8に示すようにテーブルデータの参照位置ズレを補正したものになる(M[Pval-Hval])。
これにより、予めテーブルデータに収容された、狙いの目標操作反力となるよう、精度よくフィードバック制御が行われ、良好な操作フィーリングが得られる。
次に効果を説明する。
本実施の形態の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、次に列挙する効果を得ることができる。
(1)セレクトレバー2は従来のセレクトレバーよりも車室内空間への突出量が150mm程度少なく、さらに、セレクトレバー2と制御アーム20はコントロールケーブル8,18を介して連結されているため、従来品よりも車室内レイアウトの自由度が大きく、インストルメントパネル等、車室内の任意箇所にセレクトレバー2を設定できる。
また、セレクトレバー2と制御アーム20がコントロールケーブル8,18によって機械的に連結されているため、アシストアクチュエータ9やコントロールユニット22がフェールした場合でも、ドライバは手動でレンジ位置を切り換えることができる。
また、セレクトされている中立状態でのレンジ位置を判定するポジション判定部39を備え、コントロールユニット22が、ポジション判定部39で判定したレンジ位置を基点とする操作位置を用いてアシスト力の制御を行うため、操作位置検出手段が組付け誤差、ヒステリシス、経時劣化等で変動しても、アシスト制御に影響を与えず操作フィーリングを良好に保つことができる。
(2)コントロールユニット2が、トルクセンサ21で検出した操作トルク(入力操作力)からアシスト制御の開始を判定するアシスト開始判定部36と、アシスト開始判定部36により判定されるアシスト制御の開始時に、ポジション判定部39により判定される基点のレンジ位置からの操作位置を演算するテーブル先頭位置補正部40及び減算器41とを備えるため、いずれかのレンジ位置に停止しているセレクトレバー2が操作される際に判定するので、確実にアシスト操作のテーブル位置を操作開始からズレなく行えるようにして、操作開始の当初から操作フィーリングを良好に保つことができる。
(3)操作位置演算手段が、ポジション判定部39により判定される基点のレンジ位置と、ポテンショメータ25で検出した操作位置の差を演算するテーブル先頭位置補正部40と、ポテンショメータ25で検出した操作位置から、テーブル先頭位置補正部40で演算した補正値を加減する減算器41とを備えるため、操作位置の処理の途中で、操作位置のズレ量として減算して、ズレを考慮した操作位置として出力できる。
(その他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態を実施例1に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例1に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例1では、セレクトレバー2の入力操作力を検出する入力操作力検出手段としてトルクセンサ21を用いたが、電動モータ15への供給電流値や電動モータ15の回転数等から入力操作力を推定する構成としてもよい。
実施例1では、セレクトレバー2と自動変速機19の制御アーム20をコントロールケーブル8,18で連結する構成を示したが、セレクトレバー2の操作力を制御アーム20に伝える操作力伝達手段は任意であり、ロッドやリンケージを用いた構成としてもよい。
セレクトレバー2の形状や大きさは任意であり、指先で操作可能なスイッチ形状としてもよい。また、目標操作反力特性も、セレクトレバー2の形状に応じて良好な操作特性が得られる特性に変更する。
基点とするレンジ位置は、中立状態となる位置を基点としてもよく、中立状態の所定の幅の端としてもよい。
実施例1では、目標操作反力のデーブルデータの開始位置を補正したが、他の制御方法において、他のデータを補正するものであってもよい。
実施例1の自動変速機の構成を示す側面図である。 アシストアクチュエータの細部構造を示す要部斜視図である。 コントロールユニットの制御ブロック図である。 自動変速機のディテントの構造を示す斜視図である。 コントロールユニットで実行されるセレクトレバーのアシスト制御処理の流れを示すフローチャートである。 P→Rレンジ方向においてセレクトレバーに発生する操作反力を示す特性図である。 P→Rレンジ方向におけるセレクトレバーの目標操作反力を示す特性図である。 アシスト開始位置の基点ズレを補正する状態を示す説明図である。 アシスト開始位置の基点ズレを補正しない状態を示す説明図である。
符号の説明
1 セレクト機構部
2 セレクトレバー
3 センタクラスタ
4 セレクトノブ
5 支点軸
7 セレクトレバージョイント
8 コントロールケーブル
9 アシストアクチュエータ
10 入力レバー
11 入力レバージョイント
12 出力軸
13 出力レバー
14 ウォームギア
15 電動モータ
16 モータ出力軸
17 出力レバージョイント
18 コントロールケーブル
19 自動変速機
20 制御アーム
21 トルクセンサ
22 コントロールユニット
23 ワイヤハーネス
24 接触子
25 ポテンショメータ
26 回転シャフト
27 ディテントプレート
27a カム山
27b 谷部
28 バネ板
29 ディテントピン
30 パーキングポール
31 カム状プレート
32 パーキングギア
34 A/D変換器
35 FB演算部
36 アシスト開始判定部
37 テーブル部
38 A/D変換器
39 ポジション判定部
40 テーブル先頭位置補正部40
41 減算器

Claims (3)

  1. 自動変速機のレンジ位置切り換え装置と連結されたセレクトレバーへの入力操作力を検出する入力操作力検出手段と、
    前記セレクトレバーの操作位置を検出する操作位置検出手段と、
    前記セレクトレバーにドライバの操作力を補助するアシスト力を出力するアシストアクチュエータと、
    検出された入力操作力と操作位置に基づいて、アシストアクチュエータに対しアシスト力を変化させる制御指令を出力するアシスト力制御手段と、
    を有する自動変速機のセレクトアシスト装置であって、
    セレクトされている中立状態でのレンジ位置を判定する基点レンジ位置判定手段を備え、
    前記アシスト力制御手段が、
    前記基点レンジ位置判定手段で判定したレンジ位置を基点とする操作位置を用いてアシスト力の制御を行う、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  2. 請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記アシスト力制御手段が、
    前記入力操作力検出手段で検出した入力操作力からアシスト制御の開始を判定する開始判定手段と、
    同開始判定手段により判定されるアシスト制御の開始時に、基点レンジ位置判定手段により判定される基点のレンジ位置からの操作位置を演算する操作位置演算手段と、
    を備えることを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  3. 請求項2に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記操作位置演算手段が、
    基点レンジ位置判定手段により判定される基点のレンジ位置と、前記操作位置検出手段で検出した操作位置の差を演算する位置補正値算出手段と、
    前記操作位置検出手段で検出した操作位置から、前記位置補正値算出手段で演算した補正値を加減する加減手段と、
    を備えることを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
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