JP2005121037A - 自動変速機のセレクトレバーアシスト装置 - Google Patents

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光生 吉川
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公志 西村
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Abstract

【課題】走行中に誤ってセレクトレバーをPレンジに移動操作しようとしても、セレクトレバーの操作反力を大きくして、セレクトレバーをPレンジに移動しにくくし、セレクトレバーの誤操作による変速ギヤの破損等を防止できる自動変速機のセレクトレバーアシスト装置を提供すること。
【解決手段】コントロールユニット22は、車速センサ46から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、ポテンショメータ25がセレクトレバー2のPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、電動モータ15によるセレクトレバー2の操作方向への駆動操作力(アシスト力)の付与を停止させるか、駆動操作力が小さくなるように電動モータ15を制御するか、セレクトレバー2に操作方向とは逆方向の駆動操作力が作用するように電動モータ15を制御するようになっている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、自動変速機を備えた車両において、ドライバのセレクトレバー操作力を補助する自動変速機のセレクトレバーアシスト装置に関するものである。
従来の車両の自動変速機としては、セレクトレバー(シフトレバー)の変速操作を変速装置に機械的に伝達して変速レンジの切り換えを行うようにしたものが一般的に知られている。この自動変速機では、変速装置の変速ギヤが回転している場合において、セレクトレバーをPレンジ(パーキング)位置に操作しようとしても、セレクトレバーで操作される変速操作ギヤが回転する変速ギヤにより跳ね返されてPレンジに移動できなかった。
一方、車両の自動変速機としては、セレクトレバーの操作を検知して、この操作に応じたセレクトレバーの操作方向へのアシスト力を電動モータにより発生させて、セレクトレバーの操作力を軽減するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−4135号公報
しかしながら、このアシスト力を用いた自動変速機では、ドライバのセレクトレバーの操作力に加えてアシスト力が変速操作ギヤに作用するため、走行中に変速装置の変速ギヤが回転している状態で、誤ってセレクトレバーをPレンジに操作すると、変速操作ギヤがPレンジに移動してしまい、変速装置の変速ギヤの破損等の故障の原因となる虞があった。
そこで、この発明は、走行中に誤ってセレクトレバーをPレンジに移動操作しようとしても、セレクトレバーの操作反力を大きくして、セレクトレバーをPレンジに移動しにくくし、セレクトレバーの誤操作による変速ギヤの破損等を防止できる自動変速機のセレクトレバーアシスト装置を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため請求項1の発明は、車両の速度を検出する車速検出手段と、自動変速機のセレクトレバーによる変速位置を検出する変速位置検出手段と、前記セレクトレバーによる変速操作を検出する変速操作検出手段と、前記セレクトレバーに駆動操作力を付与する駆動手段と、前記変速操作検出手段からの変速操作信号を受けて前記駆動手段を作動制御し前記セレクトレバーに前記駆動操作力を付与させる制御手段を備える自動変速機のセレクトレバーアシスト装置であって、前記制御手段は、前記車速検出手段から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、前記変速位置検出手段が前記セレクトレバーのPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、前記駆動手段による前記駆動操作力の付与を停止させる自動変速機のセレクトレバーアシスト装置としたことを特徴とする。
また、上述した目的を達成するため請求項2の発明は、車両の速度を検出する車速検出手段と、自動変速機のセレクトレバーによる変速位置を検出する変速位置検出手段と、前記セレクトレバーによる変速操作を検出する変速操作検出手段と、前記セレクトレバーに駆動操作力を付与する駆動手段と、前記変速操作検出手段からの変速操作信号を受けて前記駆動手段を作動制御し前記セレクトレバーに前記駆動操作力を付与させる制御手段を備える自動変速機のセレクトレバーアシスト装置であって、前記制御手段は、前記車速検出手段から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、前記変速位置検出手段が前記セレクトレバーのPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、前記駆動操作力が小さくなるように前記駆動手段を制御する自動変速機のセレクトレバーアシスト装置としたことを特徴とする。
更に、上述した目的を達成するため、請求項3の発明は、車両の速度を検出する車速検出手段と、自動変速機のセレクトレバーによる変速位置を検出する変速位置検出手段と、前記セレクトレバーによる変速操作を検出する変速操作検出手段と、前記セレクトレバーに駆動操作力を付与する駆動手段と、前記変速操作検出手段からの変速操作信号を受けて前記駆動手段を作動制御し前記セレクトレバーに前記駆動操作力を付与させる制御手段を備える自動変速機のセレクトレバーアシスト装置であって、前記制御手段は、前記車速検出手段から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、前記変速位置検出手段が前記セレクトレバーのPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、前記セレクトレバーに操作方向とは逆方向の駆動操作力が作用するように前記駆動手段を制御する自動変速機のセレクトレバーアシスト装置としたことを特徴とする。
上述した請求項1の発明によれば、前記制御手段は、前記車速検出手段から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、前記変速位置検出手段が前記セレクトレバーのPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、前記駆動手段による前記駆動操作力の付与を停止させる。
これにより、セレクトレバーのPレンジ方向へのアシスト力が作用しないので、セレクトレバーの操作力が大きくなる。この結果、走行中に誤ってセレクトレバーをPレンジに隣接するレンジからPレンジに移動操作しようとしても、セレクトレバーの操作反力を大きくして、セレクトレバーをPレンジに移動しにくくし、セレクトレバーの誤操作による変速ギヤの破損等を防止できる。
また、請求項2の発明によれば、前記制御手段は、前記車速検出手段から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、前記変速位置検出手段が前記セレクトレバーのPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、前記駆動操作力が小さくなるように前記駆動手段を制御する。
これにより、セレクトレバーのPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向へのアシスト力が小さくなるので、セレクトレバーの操作力が大きくなる。この結果、走行中に誤ってセレクトレバーをPレンジに隣接するレンジからPレンジに移動操作しようとしても、セレクトレバーの操作反力を大きくして、セレクトレバーをPレンジに移動しにくくし、セレクトレバーの誤操作による変速ギヤの破損等を防止できる。
更に、請求項3の発明によれば、前記制御手段は、前記車速検出手段から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、前記変速位置検出手段が前記セレクトレバーのPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、前記セレクトレバーに操作方向とは逆方向の駆動操作力が作用するように前記駆動手段を制御する。
これにより、セレクトレバーのPレンジ方向への操作とは逆方向に駆動操作力が作用するので、セレクトレバーの操作力が非常に大きくなる。この結果、走行中に誤ってセレクトレバーをPレンジに隣接するレンジからPレンジに移動操作しようとしても、セレクトレバーの操作反力を大きくして、セレクトレバーをPレンジに移動しにくくし、セレクトレバーの誤操作による変速ギヤの破損等を防止できる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1はこの発明に係る自動変速装置の構成を示す概略説明図、図2はアシストアクチュエータの細部構造を示す要部斜視図である。
この自動変速装置は、セレクト機構部1と、コントロールケーブル(ワイヤケーブル)8と、アシストアクチュエータ9と、コントロールケーブル(ワイヤケーブル)18と、自動変速機19と、コントロールユニット(アシスト制御手段)22とを主要な構成として有している。
セレクト機構部1は、ドライバにより操作されるセレクトレバー2を有し、例えば、運転席脇のセンタクラスタ3に設けられている。このセレクトレバー2の上端には、セレクト操作時にドライバが把持するためのセレクトノブ4が付設されている。また、セレクトレバー2は、支点軸5を中心として回動操作され、従来の一般的なセレクトレバーよりも250mm短い100mmに設定されている。
更に、セレクトレバー2の下端には、セレクトレバージョイント7を介してプッシュプル式のコントロールケーブル8が接続されている。このコントロールケーブル8は、入力レバージョイント11を介してアシストアクチュエータ9の入力レバー10と回転自在に接続されている。すなわち、セレクトレバー2の回転運動が直線運動に変換され、セレクトレバー2の操作により発生した操作力が入力レバー10に伝達される。
この入力レバー10は、回動可能に設けられた出力軸12を介して出力レバー13と連結されている。この出力軸12には、ウォームギヤ14が設けられており、このウォームギヤ14は減速機を備えた電動モータ15の出力軸16と噛み合っている。
また、出力レバー13には、出力レバージョイント17を介してプッシュプル式のコントロールケーブル18が接続されている。このコントロールケーブル18は、自動変速機19の制御アーム20と接続されている。即ち、コントロールケーブル18により出力レバー13の回転運動が直線運動に変換され、ドライバの操作力と電動モータ15の駆動力との合成力が自動変速機19の制御アーム20に伝達される。
更に、出力軸12には、入力レバー10とウォームギヤ14との間に生じるゆがみ(ねじれ)を検出するトルクセンサ(入力操作力検出手段)21が設けられている。このトルクセンサ21により検出された操作力信号は、図外の増幅アンプにより信号増幅され、コントロールユニット22にワイヤハーネス23を介して伝達される。このトルクセンサ21の検出信号により、セレクトレバー操作における操作力が推定可能となる。
また、ウォームギヤ14には、位置検出のための接触子24が取り付け固定されている。この接触子24がウォームギヤ14と一体に回動し、図示しない基板に印刷されたカーボン抵抗と電気的に接触することにより、セレクトレバー2のストローク角度に応じた電気信号をコントロールユニット22に出力する。この接触子24とカーボン抵抗とからポテンショメータ(操作位置検出手段)25が構成されている。
このポテンショメータ25は、セレクトレバー2がPレンジ位置で停止している時の角度を基点角度として、セレクトレバー2のストローク角度を随時検出する。
また、コントロールユニット22は、検出されたセレクトレバー2のストローク角度と、ドライバの操作力とに基づいて目標アシスト力を設定し、電動モータ15の出力デューティ比をPWM制御する。
<コントロールユニット22>
図3に、コントロールユニット22の制御ブロック図を示す。
このコントロールユニット22は、目標アシスト力設定部221,ポジション・操作開始・方向判別ブロック33,目標テーブルブロック34,モータ駆動制御ブロック45,加算器35,中間停止防止制御ブロック50を有する。
また、目標アシスト力設定部221は、FB制御部36,FF機構部42及び加算器41を有する。このFB制御部36は、乗算器37と、加算器38と、乗算器39と、積分器40を備えている。また、FF機構部42は、FF補償テーブルブロック43と乗算器44を備えている。
セレクト機構部1においてレンジ切り換え操作されたセレクトレバー2のストローク変化は、コントロールケーブル8を介してアシストアクチュエータ9のポテンショメータ25へ伝達される。このポテンショメータ25では、セレクトレバー2の操作量に応じたストローク角度が検出され、ストローク角度信号としてコントロールユニット22へ出力される。
また、セレクトレバー2の操作力は、コントロールケーブル8を介してアシストアクチュエータ9のトルクセンサ21へ入力される。このトルクセンサ21では、セレクトレバー2の操作力が検出され、操作力信号としてコントロールユニット22へ出力される。
ポジション・操作開始・方向判別ブロック(中間停止検出手段に相当)33では、ストローク角度信号に基づいて、現在のセレクトレバー2のストローク角度を判定する。
また、ストローク角度信号とストローク角度信号の微分値及び操作力信号から、セレクトレバー2の操作開始、操作方向(必要に応じて操作速度及び操作加速度)を判別し、判別結果をFF補償テーブル43と目標テーブルブロック34とモータ駆動制御ブロック45へ出力する。
しかも、この目標テーブルブロック34には車速センサ(車両速度センサ)46からの車速信号(車両速度信号)が入力されるようになっている。
更に、ポジション・操作開始・方向判別ブロック33では、中間停止と判断すると中間停止信号を中間停止防止制御ブロック50に出力する。
また、目標テーブルブロック34では、ストローク角度信号と、ポジション・操作開始・方向判別ブロック33によって求められたセレクトレバー2の操作方向等から、セレクトレバー2のストローク角度に応じた目標操作反力が算出され、加算器35へ出力される。
ここで、セレクトレバー2のストローク角度によって、目標操作反力は異なる。このため、目標テーブルブロック34には、ストローク角度毎の目標操作反力が目標テーブル(操作力マップ)としてテーブル化して格納されている。
この目標テーブルには、図7の目標操作反力特性のようなレンジ位置(P,R)と目標操作反力(操作力)Faのマップが含まれている。即ち、目標テーブルには、停止時の目標操作力のマップである停止時目標操作反力Ft1と、それよりも大きく設定された車両走行時に使用する操作力のマップである車速所定値以上時目標操作反力Ft2との2種類の目標が含まれている。
加算器35は、操作力信号と目標操作反力の偏差を算出し、算出結果を目標アシスト力設定部221のFB制御部36へ出力する。
そして、FB制御部36の乗算器37は、操作力信号と目標操作反力の偏差に比例ゲインを乗じた値を加算器38へ出力する(比例出力)。乗算器39は、操作力信号と目標操作反力の偏差に積分ゲインを乗じた値を積分器40へ出力する。
この積分器40では、乗算器39の出力を積分演算して加算器38へ出力する(積分出力)。加算器38では、比例出力と積分出力の和であるフィードバックアシスト力を加算器41に出力する。
一方、FF機構部42のFF補償テーブルブロック43は、ストローク角度信号,操作速度,及び操作加速度に対応して予め設定された値を、乗算器44へ出力する。この乗算器44では、FFアシスト力にFFゲインを乗じた値、即ちフィードフォーワードアシスト力を加算器41に出力する。
そして、この加算器41は、FB制御部36の出力(フィードバックアシスト力)とFF機構部42の出力(フィードフォワードアシスト力)とを加算して、この加算による出力和(フィードバックアシスト力+フィードフォワードアシスト力)を目標アシスト力として出力する。この目標アシスト力設定部221の加算器41から出力された目標アシスト力はモータ駆動制御ブロック45に入力される。
このモータ駆動制御ブロック(アシスト力制御部に相当)45は、加算器41から出力された目標アシスト力が入力されると、この入力される目標アシスト力に基づいて電動モータ15を駆動する。
また、中間停止防止制御ブロック50では、セレクトレバー2が中間停止した際に、セレクトレバー2を正規のレンジ位置に移動させるために電動モータ15に流す電流値と方向を、入力信号から算出されるシステムの状態から算出して出力する。
<自動変速機19のディテント構造>
次に、自動変速機19のディテントの構造について説明する。
図4は、自動変速機19のディテントの構造を示す斜視図である。
制御アーム20には回転シャフト26が設けられ、この回転シャフト26にディテントプレート27が支持されている。このディテントプレート27の上端には複数のカム山27aを備えている。そして、複数のカム山27a間には5つの谷部27bが形成され、5つの各谷部27bは5つのレンジ(P・R・N・D・L)に対応している。そして、この5つの谷部27bのいずれか一つにバネ板28の先端に形成されたディテントピン29を選択係合させ、選択されたレンジ位置を保持することにより、車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトを防止している。
即ち、セレクトレバー2の操作力により回転シャフト26が回動し、この回動に応じてディテントプレート27がディテントピン29に対して相対移動する。このときディテントピン29がカム山27aを乗り越えて隣のレンジに対応した谷部27bと係合し、係合状態がバネ板28の弾性力により保持される。この弾性力が、セレクトレバー2を操作する際の主要な負荷力となる。
尚、ディテントプレート27には、パーキングポール30の一端が回転自在に連結されている。このパーキングポール30は、セレクトレバー2をPレンジに移動させたとき、カム状プレート31を介してパーキングギヤ32の回転を阻止し、図外の駆動輪をロックするものである。これにより、勾配路上にPレンジで車両を駐車したとき、勾配に応じて駆動輪をロックするように車重負荷が加わり、パーキングポール30を咬む力として作用する。
[作用]
次に、この様な構成の自動変速装置の作用を説明する。
(1)セレクトレバーのアシスト制御処理
図5Aは、コントロールユニット22で実行されるセレクトレバー2のアシスト制御処理の流れを示すフローチャートである。まず、このフローチャートに基づいてセレクトレバー2のアシスト制御処理を説明する。
ステップS1
このステップS1では、トルクセンサ21の操作力信号からセレクトレバー2の操作力を読み込み、ステップS2へ移行する。
ステップS2
このステップS2では、ポテンショメータ25のストローク角度信号からセレクトレバー2のストローク角度を読み込み、ステップS3へ移行する。
ステップS3
このステップS3では、セレクトレバー2のストローク角度と前回の制御周期において読み込んだストローク角度の増減差分から、セレクトレバー2の操作方向を演算し、ステップS4に移行する。
ステップS4
このステップS4では、セレクトレバー2のストローク角度と前回の制御周期において読み込んだストローク角度の変化率から、セレクトレバー2の操作速度を演算すると共に、操作速度の微分値からセレクトレバー2の操作加速度を演算して、ステップS5へ移行する。
ステップS5
このステップS5では、FF補償テーブル読み込み処理を実施し、ステップS6へ移行する。このFF補償テーブルは予め自動変速機のディテント力をキャンセルすべく設定されたマップであり、ステップS5ではこのマップを読み込んでステップS6に移行する。即ち、このステップS5では、予め設定された複数のマップの中から、ストローク角度、操作速度および操作加速度に応じて最適なものを選択して、ステップS6に移行する。
ステップS6
上述のステップS3において、セレクトレバー2の操作方向がP→Rレンジ方向であることが検出された場合、図5Bに示した目標テーブル読み込み処理とは別の目標テーブルの読み込みを実施する。尚、この発明は、セレクトレバー2の操作方向がR→Pレンジ方向である場合の処理であって、セレクトレバー2の操作方向がP→Rレンジ方向である場合の処理に関するものではないので、セレクトレバー2の操作方向がP→Rレンジ方向である場合の処理についての説明は省略し、セレクトレバー2の操作方向がR→Pレンジ方向である場合の処理について以下に説明する。
上述のステップS3においてセレクトレバー2の操作方向がR→Pレンジ方向であることが検出されると、ステップS6では図5Bに示した目標テーブル読み込み処理のサブルーチンを実施する。
即ち、図5AのステップS5からステップS6に移行すると、図5Bのサブルーチンの目標テーブル読み込み処理が開始される。この目標テーブルは図3の目標テーブルブロック34に格納されている。この目標テーブルには、上述したように図7の目標操作反力特性のようなレンジ位置(P,R)と目標操作反力(操作力)Faのマップが含まれる。即ち、目標テーブルは、停止時の目標操作力のマップである停止時目標操作反力Ft1と、それよりも大きく設定された車両走行時に使用する操作力のマップである車速所定値以上時目標操作反力Ft2との2種類の目標を持っている。
ステップS6−1
この図5Bにおいて、ステップS6−1では、図3の車速センサ46からの車速信号(車両速度信号)を読み込んで車速(車両速度)を検出し、ステップS6−2に移行する。
ステップS6−2
このステップS6−2では、検出した車速(車両速度)が所定値以上の場合にはステップS6−3に移行し、この検出した車速(車両速度)が所定値より小さい場合にはステップS6−4に移行する。
ステップS6−3
このステップS6−3では、車速が所定値以上であるので、図3の目標テーブルブロック34に格納された目標テーブル(目標マップ)から図7に示した通常の停止時目標操作反力Ft1より大きな目標操作反力である車速所定値以上操作反力Ft2を読み込んで、図5AのステップS7に移行する。
ステップS6−4
このステップS6−4では、車速が所定値より小さいので、図3の目標テーブルブロック34に格納された目標テーブル(目標マップ)から図7に示した通常の停止時目標操作反力Ft1を読み込んで、図5AのステップS7に移行する。
ステップS7
このステップS7では、読み込んだFF補償テーブルからFFアシスト力(フィードフォワードアシスト力)を設定し、ステップS8へ移行する。
ステップS8
このステップS8では、ステップS6−3又はステップS6−4で読み込んだ目標テーブルと現在の操作力との差により決まるFBアシスト力(フィードバックアシスト力)を演算して、ステップS9へ移行する。
ここで、ステップS6−3の車速所定値以上操作反力Ft2(通常の停止時目標操作反力Ft1より大きな目標操作反力)に基づいてFBアシスト力を演算している場合、車速所定値以上操作反力Ft2と現在の操作力との差により決まるFBアシスト力(フィードバックアシスト力)は停止時よりも少ない。
一方、ステップS6−4の通常の停止時目標操作反力Ft1に基づいてFBアシスト力を演算している場合、通常の停止時目標操作反力Ft1と現在の操作力との差により決まるFBアシスト力(フィードバックアシスト力)は走行時よりも大きい。
ステップS9
このステップS9では、設定したFFアシスト力とFBアシスト力との和から目標アシスト力Faを設定し、ステップS10へ移行する。
ここで、ステップS8においてステップS6−3の車速所定値以上操作反力Ft2に基づいて求めたFBアシスト力(フィードバックアシスト力)が停止時よりも少ない場合、図8に示したように本ステップで求められる目標アシスト力FaはFBアシスト力が停止時よりも少ない分だけ小さいくなる。即ち、車速所定値以上操作反力Ft2の場合、目標アシスト力Faは停止時目標アシスト力Fa1より小さい車速所定値以上目標アシスト力Fa2となる。
一方、ステップS8においてステップS6−4の通常の停止時目標操作反力Ft1に基づいて求めたFBアシスト力(フィードバックアシスト力)が走行時よりも大きい場合、図8に示したように目標アシスト力FaはFBアシスト力が走行時より大きい分だけ大きくなる。即ち、停止時操作反力Ft1の場合、目標アシスト力Faは車速所定値以上目標アシスト力Fa2より大きい停止時目標アシスト力Fa1となる。
ステップS10
このステップS10では、ステップS9で求めた目標アシスト力となるように電動モータ15の出力デューティ比を制御し、ステップS11に移行する。
ここで、ステップS9において求められた目標アシスト力Faが車速所定値以上目標アシスト力Fa2である場合、即ち車速が所定値以上のときには停止時よりも少なく電動モータ15を駆動することになる。従って、車両の走行時には、目標アシスト力Faが車両の停止時の停止時目標アシスト力Fa1より少ない分、操作反力が大きくなる。
一方、ステップS8においてステップS6−4の通常の停止時目標操作反力Ft1に基づいて求めた目標アシスト力Faが走行時より大きい停止時目標アシスト力Fa1である場合、即ち車両の停止時には走行時よりも大きく電動モータ15を駆動することになる。従って、車両の停止時には、目標アシスト力Faが車両の走行時の車速所定値以上目標アシスト力Fa2より大きい分、操作反力が小さくなる。
ステップS11
このステップS11では、中間停止防止処理を実施して、本制御を終了する。
(2)自動変速機の操作反力特性
図6は、R→Pレンジ方向におけるセレクトレバー2、正確にはドライバの把持するセレクトノブ4に発生する操作反力を示す特性図である。
この操作反力特性は、電動モータ15を駆動していない状態で、ドライバがR→Pレンジ方向にセレクトレバー2を操作したとき、アシストアクチュエータ9の出力軸12において操作反力として検出された軸トルクを、セレクトノブ4に発生操作反力としてFm[N]として換算し、ポテンショメータ25により取得されるストローク角度と対比させたものである。
この操作反力は、上述した自動変速機19のディテントで発生する負荷力にコントロールケーブル8,18の摩擦力、電動モータ15のイナーシャ(慣性)等を合成したものである。即ち、電動モータ15によるアシスト力がない状態でレンジ切り換えを行うには、この操作反力Fm以上の手動操作力が必要となる。
図6に示したように、セレクトレバー2をR→Pレンジ方向に操作したときに発生する反力Fmは、各レンジ間において、初めにセレクトレバー2の操作方向と逆方向(P→Rレンジ方向)に発生し、ピーク後に向きを変えて操作方向と同一方向(R→Pレンジ方向)に発生し、レンジ切り換え位置(停止位置)付近でゼロに収束した状態となる。
この特性は、ディテントピン29がディテントプレート27のカム山27aを乗り越える際に発生する負荷力に起因している。即ち、ディテントピン29がカム山27aを乗り越えるまでは、バネ板28の付勢力により抵抗力が発生し、ディテントピン29がカム山27aを乗り越えた後は、ディテントピン29がカム山27aの溝に落ち込んで引き込み力(慣性力)が発生するためである。
(3)目標操作反力特性
図7は、R→Pレンジ方向におけるセレクトレバー2の目標操作反力を示す特性図である。この目標操作反力は、ドライバにとって節度感のある良好な操作性が得られる目標操作反力Ft[N]を、セレクトレバー2のストローク角度に応じて予め設定したものである。
(4)目標アシストマップ
図8は、R→Pレンジ方向における目標アシスト力マップである。この目標アシスト力マップには、セレクトレバー2のストローク角度に応じ、セレクトノブ4において目標操作反力Ftが得られるよう、目標アシスト力Fa[N]が設定されている。
この目標アシスト力Faは、操作反力Fmから目標操作反力Ftを減ずることにより求められ、この目標アシスト力Faを目標アシスト力として電動モータ15への供給電流を制御(供給電圧の出力デューティ比をPWM制御)することにより、図7に示した目標操作反力特性が得られる。
(5)図5Bの目標テーブル読み込み詳細処理における作用
図5Bのサブルーチンの目標テーブル読み込み詳細処理(ステップS6−1〜ステップS6−4)においては、図8に示すように、車速が所定値よりも大きなときに、目標アシスト力Faが停止時目標アシスト力Fa1よりも小さな車速所定値以上目標アシスト力Fa2となる。
この車速所定値以上目標アシスト力Fa2に応じた電動モータ15のモータ駆動を行うことにより、車速が所定値以上のときには停止時よりも少なく電動モータ15を駆動することになり、アシスト力が少ない分、操作反力が大きくなる。
図9は、非制御時、停止時、車速所定値以上時のドライバが操作する操作力特性を示す。
この図9において、操作反力は、非制御時操作反力Fm,車速所定値以上操作反力,停止時操作反力の順に小さくなる。
(変形例1)
以上説明した実施例では、目標操作反力テーブルを切り換えることにより、目標アシスト力を制御するようにしたが必ずしもこれに限定されるものではない。
例えば、図10に示したように車速が所定値以上のときには操作力読み込み以下の全ての処理をスキップすることにより、電動モータ15によるアシストを停止させることができる。
即ち、図10のステップS0では、車速信号(車両速度信号)を図3の車速センサ46から読み込んで、ステップS01に移行する。そして、ステップS01では、車速(車両速度)が所定値より小さいか否かが判断され、所定値より小さい場合には図5Aと同様にステップS1〜ステップS11の制御を実行する。また、ステップS01において、車速(車両速度)が所定値より小さくない(所定値より大きい)と判断された場合には、ステップS1〜ステップS11の処理をスキップして終了する。
この場合、電動モータ15によるアシストがないため、車速所定値以上のときには図9の非制御時操作反力の特性と同一となる。
(変形例2)
また、操作力は非制御時操作反力Fmより小さい特性だけでなく、非制御時操作反力Fmよりも大きな操作力を与えることもできる。
例えば、図1のセレクトレバー2の操作時に図4のディテントピン29がディテントプレート27に設けたカム山27aを乗り越えるまでの間、図11に示したように車速所定値以上時目標操作反力Ft1を停止時目標操作反力Ft2とは正負逆に与えることもできる。
この場合、図12に示すように目標アシスト力である車速所定値以上時目標アシスト力は停止時目標アシスト力とは逆方向にとなる。このため、図1の電動モータ15は、ドライバによるセレクトレバー2の操作をアシストするではなく、即ちセレクトレバー2の操作方向へ駆動力を付与するのではなく、ドライバによるセレクトレバー2の操作を停止する方向に駆動力を作用させることになる。
その結果、図13に示したように車速所定値以上時操作反力のセレクトレバー2の操作力は停止時操作反力よりも極めて大きいものとなり、ドライバの誤操作を防止するのに寄与することになる。
しかも、図12に示すような目標アシスト力すなわち車速所定値以上時目標アシスト力及び停止時目標アシスト力は図3に示したコントロールユニット22の目標テーブルブロック34に格納しておいて使用する。尚、本実施例における制御は、上述した実施例の図5Bに示したサブルーチンのステップS6−1〜ステップS6−4の処理に代えて実施する。
以上説明した変形例1のように、この発明の実施の形態の自動変速機のセレクトレバーアシスト装置は、車両の速度を検出する車速検出手段(車速センサ46)と、自動変速機のセレクトレバー2による変速位置を検出する変速位置検出手段(ポテンショメータ25)と、前記セレクトレバー2による変速操作を検出する変速操作検出手段(トルクセンサ21)と、前記セレクトレバー2に駆動操作力を付与する駆動手段(電動モータ15)と、前記変速操作検出手段(トルクセンサ21)からの変速操作信号を受けて前記駆動手段(電動モータ15)を作動制御し前記セレクトレバー2に前記駆動操作力を付与させる制御手段(コントロールユニット22)を基本的構成として備えている。しかも、前記制御手段(コントロールユニット22)は、前記車速検出手段(車速センサ46)から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、前記変速位置検出手段(ポテンショメータ25)が前記セレクトレバー2のPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、前記駆動手段(電動モータ15)による前記駆動操作力の付与を停止させるようになっている。
これにより、セレクトレバー2のPレンジ方向へのアシスト力が作用しないので、セレクトレバー2の操作力が大きくなる。この結果、走行中に誤ってセレクトレバー2をPレンジに隣接するレンジからPレンジに移動操作しようとしても、セレクトレバーの操作反力を大きくして、セレクトレバー2をPレンジに移動しにくくし、セレクトレバー2の誤操作による変速ギヤの破損等を防止できる。
また、この発明の他の実施の形態の自動変速機のセレクトレバーアシスト装置でも、上述の基本的構成を備えている。しかも、図1〜図9に示したように、このセレクトレバーアシスト装置の前記制御手段(コントロールユニット22)は、前記車速検出手段(車速センサ46)から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、前記変速位置検出手段(ポテンショメータ25)が前記セレクトレバー2のPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、前記駆動操作力が小さくなるように前記駆動手段(電動モータ15)を制御するようになっている。
これにより、セレクトレバー2のPレンジ方向へのアシスト力が小さくなるので、セレクトレバー2の操作力が大きくなる。この結果、走行中に誤ってセレクトレバー2をPレンジに隣接するレンジからPレンジに移動操作しようとしても、セレクトレバー2の操作反力を大きくして、セレクトレバー2をPレンジに移動しにくくし、セレクトレバー2の誤操作による変速ギヤの破損等を防止できる。
更に、この発明の更に他の実施の形態の自動変速機のセレクトレバーアシスト装置でも、上述の基本的構成を備えている。しかも、変形例2におけるように、このセレクトレバーアシスト装置の前記制御手段(コントロールユニット22)は、前記車速検出手段(車速センサ46)から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、前記変速位置検出手段(ポテンショメータ25)が前記セレクトレバー2のPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、前記セレクトレバー2に操作方向とは逆方向の駆動操作力が作用するように前記駆動手段(電動モータ15)を制御するようになっている。
これにより、セレクトレバー2のPレンジ方向への操作とは逆方向に駆動操作力が作用するので、セレクトレバー2の操作力が非常に大きくなる。この結果、走行中に誤ってセレクトレバー2をPレンジに隣接するレンジからPレンジに移動操作しようとしても、セレクトレバー2の操作反力を大きくして、セレクトレバー2をPレンジに移動しにくくし、セレクトレバー2の誤操作による変速ギヤの破損等を防止できる。
また、この発明の実施の形態の自動変速機のセレクトレバーアシスト装置の前記制御手段(コントロールユニット22)は、前記駆動手段(電動モータ15)による駆動操作力の切り換えを行うための複数の目標操作力マップ(目標アシスト力のマップ)を備え、複数の目標操作力マップを切り換えることにより所定の駆動操作力を得るようになっている。
この構成によれば、前記制御手段(コントロールユニット22)は複数の目標操作力マップを切り換えることにより所定の駆動操作力を得ることができるので、予め複数の目標操作力マップ(目標アシスト力のマップ)を用意しておくことでセレクトレバー2の目標アシスト力の選択を容易にできる。
この発明に係るセレクトレバーアシスト装置を備える自動変速機の説明図である。 図1のアシストアクチュエータの細部構造を示す要部斜視図である。 図1のコントロールユニットの制御ブロック図である。 図1のディテント構造の詳細な構造を示す斜視図である。 コントロールユニットによるセレクトレバーのアシスト制御処理の流れを示すメインフローチャートである、 図5Aの目標読み込み処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図1のセレクトレバーのR→Pレンジ方向への操作時に発生させる操作反力を示す特性線図である。 図1のセレクトレバーのR→Pレンジ方向への操作時に発生させる目標操作反力の説明図である。 図1のセレクトレバーのR→Pレンジ方向への操作時に発生させる目標アシスト力マップ図である。 非制御時、停止時、車速所定値以上時のドライバが操作する操作力特性を示す特性線図である。 この発明のコントロールユニットによるセレクトレバーのアシスト制御処理の流れの変形例を示すメインフローチャートである。 この発明の他の変形例の目標操作反力の説明図である。 図11の変形例における目標アシスト力マップ図である。 図11の変形例における操作反力の特性線図である。
符号の説明
2…セレクトレバー
15…電動モータ(駆動手段)
21…トルクセンサ(変速操作検出手段)
22…コントロールユニット(制御手段)
25…ポテンショメータ(変速位置検出手段)
46…車速センサ(車速検出手段)

Claims (4)

  1. 車両の速度を検出する車速検出手段と、自動変速機のセレクトレバーによる変速位置を検出する変速位置検出手段と、前記セレクトレバーによる変速操作を検出する変速操作検出手段と、前記セレクトレバーに駆動操作力を付与する駆動手段と、前記変速操作検出手段からの変速操作信号を受けて前記駆動手段を作動制御し前記セレクトレバーに前記駆動操作力を付与させる制御手段を備える自動変速機のセレクトレバーアシスト装置であって、
    前記制御手段は、前記車速検出手段から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、前記変速位置検出手段が前記セレクトレバーのPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、前記駆動手段による前記駆動操作力の付与を停止させることを特徴とする自動変速機のセレクトレバーアシスト装置。
  2. 車両の速度を検出する車速検出手段と、自動変速機のセレクトレバーによる変速位置を検出する変速位置検出手段と、前記セレクトレバーによる変速操作を検出する変速操作検出手段と、前記セレクトレバーに駆動操作力を付与する駆動手段と、前記変速操作検出手段からの変速操作信号を受けて前記駆動手段を作動制御し前記セレクトレバーに前記駆動操作力を付与させる制御手段を備える自動変速機のセレクトレバーアシスト装置であって、
    前記制御手段は、前記車速検出手段から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、前記変速位置検出手段が前記セレクトレバーのPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、前記駆動操作力が小さくなるように前記駆動手段を制御することを特徴とする自動変速機のセレクトレバーアシスト装置。
  3. 車両の速度を検出する車速検出手段と、自動変速機のセレクトレバーによる変速位置を検出する変速位置検出手段と、前記セレクトレバーによる変速操作を検出する変速操作検出手段と、前記セレクトレバーに駆動操作力を付与する駆動手段と、前記変速操作検出手段からの変速操作信号を受けて前記駆動手段を作動制御し前記セレクトレバーに前記駆動操作力を付与させる制御手段を備える自動変速機のセレクトレバーアシスト装置であって、
    前記制御手段は、前記車速検出手段から出力される車速信号から車速が所定値より大きいと判断するとともに、前記変速位置検出手段が前記セレクトレバーのPレンジに隣接するレンジからPレンジ方向への変速操作を検出したときに、前記セレクトレバーに操作方向とは逆方向の駆動操作力が作用するように前記駆動手段を制御することを特徴とする自動変速機のセレクトレバーアシスト装置。
  4. 前記制御手段は、前記駆動手段による駆動操作力の切り換えを行うための複数の目標操作力マップを備え、複数の目標操作力マップを切り換えることにより所定の駆動操作力を得ることを特徴とする請求項2又は3に記載の自動変速機のセレクトレバーアシスト装置。
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JP2019521293A (ja) * 2016-07-04 2019-07-25 フィコ トリアド, ソシエダッド アノニマFico Triad, S.A. 意図検出器を備えるギア選択モジュール

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