JP2005256139A - 金めっき浴 - Google Patents

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【解決手段】 亜硫酸又はその塩を含有する非シアン化金めっき浴であって、キノリン化合物を含有することを特徴とする金めっき浴。
【効果】 本発明の金めっき浴は、析出金皮膜特性に影響を与えずに浴安定性が改善されたものである。この場合、メルカプト基含有化合物を添加しないことにより、優れたワイヤボンディング特性を有する金めっき皮膜を得ることができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、亜硫酸又はその塩を含有する非シアン化金めっき浴(電気金めっき浴、無電解金めっき浴)に関し、更に詳述すると、亜硫酸イオンの空気分解が抑制され、安定性に優れた非シアン化金めっき浴に関する。
電気部品分野では、金の酸化しない特性を利用して電気接点や接合面への表面処理として金めっき皮膜を形成することが行われている。近年、シアンの有毒性が問題視されており、非シアン化タイプの金めっき浴が開発されている。この非シアン化金めっき浴としては、チオ硫酸金塩、亜硫酸金塩、塩化金酸塩を金源とする金めっき浴が提案されている(特許文献1〜3:特開2003−129270号公報、特許第2866676号公報、特許第3148427号公報など)。
これら非シアン化金めっき浴中には、錯化剤や安定剤の目的として亜硫酸イオンが供給されているが、従来の亜硫酸又はその塩を含有する金めっき浴は、めっき浴安定性に問題があった。
即ち、上述した公報には、安定剤として芳香族化合物が含有されることが記載されている。例えば特開2003−129270号公報には、添加剤の消費を抑制する目的でヒドロキノンやナフタレン化合物が開示されている。特許第2866676号公報には、チオ尿素を還元剤とする亜硫酸金めっき浴中にヒドロキノンを添加することで、還元剤として使用しているチオ尿素の酸化物を還元再生することで長期間浴が安定化することが開示されている。また、特許第3148427号公報には、アスコルビン酸を還元剤とする亜硫酸金めっき浴中に、メルカプトベンゾチアゾール等を添加することで浴安定性を高められることが開示されている。
しかし、これら芳香族化合物ではめっき浴中に供給された亜硫酸イオンや亜硫酸の錯体イオンの空気分解を十分に抑制できるものではなかった。
特開2003−129270号公報 特許第2866676号公報 特許第3148427号公報
本発明は、上記従来浴の問題点を克服したもので、亜硫酸イオンの空気分解が抑制されることにより、浴安定性が増大した金めっき浴を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく、亜硫酸塩を使用する金めっき浴を不安定にする原因を検討した結果、金の錯化剤である亜硫酸塩が空気酸化することで亜硫酸金化合物が分解することが原因であることが判明した。この亜硫酸塩の空気酸化を防止すれば浴の安定性を改善できると考察し、検討した結果、キノリン化合物を添加すれば亜硫酸塩の空気酸化を防止でき、結果として浴が安定になることを知見した。
特に亜硫酸金塩、亜硫酸又はその塩、チオ硫酸又はその塩、及びアスコルビン酸又はその塩を含有する無電解金めっき浴では、めっき浴中に亜硫酸金錯体イオンとチオ硫酸金錯体イオンの両方が生成し、この両者の金錯体イオンのバランスは亜硫酸又はその塩とチオ硫酸又はその塩との濃度比により決定される。アスコルビン酸又はその塩を還元剤とする場合、還元能力が弱いことからめっき浴中の金錯体イオンのバランスを保つことが重要となる。めっき浴中の金錯体イオンのバランスが崩れると、金めっき皮膜の外観が悪くなったり、皮膜が形成されなかったりするおそれがある。そのため、めっき浴中に供給された亜硫酸イオンの空気分解を抑制する重要性が高いが、上述したようにキノリンスルホン酸又はその塩等のキノリン化合物の添加で、かかる問題点を解決し得ることを見出した。
なお、上述の非シアン化金めっき浴には、安定剤や還元剤としてメルカプト化合物が用いられている。例えば、特許第2866676号公報には、チオ尿素を還元剤とする亜硫酸金めっき浴が、また、特許第3148427号公報には、アスコルビン酸を還元剤とする亜硫酸金めっき浴中に、メルカプトベンゾチアゾール等を添加することで浴安定性を高められることが開示されている。しかし、SH基を有する化合物(チオ尿素、メルカプトベンゾチアゾール等)は金との接合力が強いために金皮膜表面に吸着する性質が強い。この結果、析出皮膜特性に影響を与え、ワイヤボンディング特性に悪影響を与えるが、かかるSH基を有する化合物を添加しなければ、ワイヤボンディング性の良好な金めっき膜が得られることを知見した。
従って、本発明は、下記金めっき浴を提供する。
請求項1:
亜硫酸又はその塩を含有する非シアン化金めっき浴であって、キノリン化合物を含有することを特徴とする金めっき浴。
請求項2:
前記キノリン化合物が、下記式で表される化合物である請求項1記載の金めっき浴。
Figure 2005256139
(R1〜R7はそれぞれH,OH,COOH,SO3H,CH3基のいずれかであるが、R1〜R7の全てが同時にHとはならない。)
請求項3:
前記キノリン化合物がキノリンスルホン酸又はその塩である請求項1又は2記載の金めっき浴。
請求項4:
更に、アミノチアゾール誘導体を含有する請求項1、2又は3記載の金めっき浴。
請求項5:
メルカプト基含有化合物を含有しない請求項1乃至4のいずれか1項記載の金めっき浴。
請求項6:
前記非シアン化金めっき浴が、亜硫酸金塩、亜硫酸又はその塩を含有し、かつチオ硫酸又はその塩を含有しない電気金めっき浴であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の金めっき浴。
請求項7:
前記非シアン化金めっき浴が、亜硫酸金塩、亜硫酸又はその塩、チオ硫酸又はその塩、及び還元剤を含有する無電解金めっき浴であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の金めっき浴。
本発明の金めっき浴は、析出金皮膜特性に影響を与えずに浴安定性が改善されたものである。この場合、メルカプト基含有化合物を添加しないことにより、優れたワイヤボンディング特性を有する金めっき皮膜を得ることができる。
本発明の非シアン化金めっき浴は、亜硫酸又はその塩を含有するものである。
この場合、亜硫酸又はその塩としては、めっき浴中に金源、錯化剤、安定剤等の目的として供給されるものであり、亜硫酸、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸金ナトリウム、亜硫酸金カリウム、亜硫酸金アンモニウムなどが挙げられる。
めっき浴は、非シアン化金めっき浴(フリーシアンやシアン化合物をめっき浴中に含有しない金めっき浴)であれば、電気めっき浴であっても還元剤を含有する無電解めっき浴であってもよい。
無電解金めっき浴の場合、好適な無電解金めっき浴を例示すれば、亜硫酸金塩、亜硫酸又はその塩、チオ硫酸又はその塩、及びアスコルビン酸又はその塩を含有する無電解金めっきである。しかし、これに限定されるものではない。
亜硫酸金塩としては、亜硫酸金ナトリウム、亜硫酸金カリウム、亜硫酸金アンモニウムなどが挙げられ、また亜硫酸塩溶液に塩化金を添加して作成した溶液を使用してもかまわない。そのめっき浴中の濃度は、金として0.5〜20g/L、特に0.5〜4g/Lであることが好ましい。0.5g/Lよりも少ないと、下地ニッケルの溶解量が増加してはんだ接合特性が低下するおそれがある。金濃度が高い時は、特性的には問題がないが、コストがアップする問題がある。
亜硫酸又はその塩、チオ硫酸又はその塩は、主として錯化剤の役割を果たし、アスコルビン酸又はその塩は還元剤として作用する。亜硫酸又はその塩としては、亜硫酸、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウム、二亜硫酸ナトリウム、二亜硫酸カリウム等が挙げられ、そのめっき浴中での濃度は1〜40g/Lとすることができる。1g/Lよりも低いと、浴安定性が劣るおそれがある。40g/Lよりも高いと、析出速度が低下するおそれがある。チオ硫酸又はその塩としては、チオ硫酸、チオ硫酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられ、そのめっき浴中の濃度は1〜20g/Lとすることができる。1g/Lよりも低いと、浴安定性が劣化するおそれがある。
アスコルビン酸又はその塩としては、アスコルビン酸、L−アスコルビン酸、それらのナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられ、そのめっき浴中の濃度は1〜20g/Lとすることができる。1g/Lよりも低いと、析出速度が遅くなるおそれがあり、20g/Lよりも高いと、浴安定性が劣るおそれがある。
pHは6〜8、特に6.5〜7.5とすることが好ましい。また、めっき浴の温度としては45〜60℃とすることが好ましい。
一方、電気金めっき浴としては、水溶性金塩として亜硫酸金塩、錯化剤として亜硫酸又はその塩を含有し、かつチオ硫酸又はその塩を含有しない電気金めっき浴が好適である。
亜硫酸金塩としては、亜硫酸金ナトリウム、亜硫酸金カリウム、亜硫酸金アンモニウムなどが挙げられ、また亜硫酸塩溶液に塩化金を添加して作成した溶液を使用してもかまわない。そのめっき浴中の濃度は、金として0.5〜20g/Lであることが好ましい。0.5g/Lよりも少ないと、下地ニッケルの溶解量が増加してはんだ接合特性が低下するおそれがある。金濃度が高い時は特性的には問題がないがコストがアップする問題がある。
亜硫酸塩としては上述のものが挙げられる。そのめっき浴中の濃度は30〜180g/Lとすることが好ましい。また、無電解めっき浴で通常錯化剤として用いられるチオ硫酸又はその塩を含まない。チオ硫酸又はその塩が含まれていると皮膜特性が悪くなるおそれがある。
電気めっき浴の場合、めっき浴のpHは6.5〜11、温度は25〜65℃、陰極電流密度は0.05〜1.5A/dm2とすることが好ましい。
本発明のめっき浴には、キノリン化合物を添加する。この場合、キノリン化合物としては、下記の構造式に表されるものが挙げられる。
Figure 2005256139
(R1〜R7はそれぞれH,OH,COOH,SO3H,CH3基のいずれかであるが、R1〜R7の全てが同時にHとはならない。)
具体的には、8−ヒドロキシキノリン、8−ヒドロキシキノリン硫酸塩、2−ヒドロキシキノリン、8−ヒドロキシキノラジン、8−ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸、4−ハイドロキノリン−2−カルボン酸等が挙げられるが、特にキノリンスルホン酸又はその塩であることが好ましい。この場合、キノリンスルホン酸の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられる。
キノリン化合物のめっき浴中の濃度は、0.05〜10g/L、特に0.5〜5g/Lとすることが好ましい。0.05g/Lより低いと、浴安定性が劣るおそれがある。10g/Lより高いと、溶解しないおそれがある。このキノリン化合物は、電気金めっき浴でも無電解金めっき浴でもめっき浴中に供給された亜硫酸イオンやその錯体イオンが空気分解することを抑制でき、めっき浴の安定性が高まる。特にアスコルビン酸又はその塩を還元剤とする非シアン化無電解金めっき浴の場合にその効果は顕著である。
また、本発明の電気金めっき浴又は無電解金めっき浴は、ワイヤボンディング性を高めるためにメルカプト基含有化合物を含まないことが好ましい。メルカプト基含有化合物としては、チオ尿素又はその誘導体、メルカプトコハク酸又はその塩、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンズイミダゾール、チオ酢酸又はその塩等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の金めっき浴には、更にアミノチアゾール誘導体を配合することができる。特にアスコルビン酸を還元剤とする無電解金めっき浴では、上記キノリン化合物とアミノチアゾールを併用することで、理由は不明だが、皮膜外観が向上する。
アミノチアゾールとしては、アミノチアゾール誘導体である2−アミノ−3,5−ジメチルチアゾール、2−アミノ−4−チアゾール酢酸、5−アミノ−3−メチルイソチアゾール、2−アミノ−4−メチルチアゾール等、ベンゾアミノチアゾール誘導体である2−アミノ−6,5−ジメチルベンゾチアゾール、2−アミノ−6−エトキシベンゾチアゾール、2−アミノベンゾチアゾール、2−アミノ−4−メトキシベンゾチアゾール、2−アミノ−4−メチルベンゾチアゾール等が挙げられる。
そのめっき浴中の濃度は、1〜1,000mg/Lであることが好ましい。上限を超えると金析出を阻害するおそれがある。下限を下回ると、樹脂への析出防止効果がでないおそれがある。このアミノチアゾールは、電気金めっき浴でも無電解金めっき浴でも樹脂上への金析出を防止できる。特にアスコルビン酸又はその塩を還元剤とする非シアン化無電解金めっき浴の場合には、金析出反応を阻害することなくその効果は顕著である。
その他、本発明のめっき浴には、公知のpH調整剤、pH緩衝剤、各種添加剤を含有していてもよい。例えばpH調整剤としては、硫酸、カルボン酸、リン酸、水酸化ナトリウム、アンモニア等、pH緩衝剤としては、ホウ酸、四ホウ酸等、そして鉛化合物やタリウム等の結晶調整剤、ベンゾトリアゾール、メチルベンゾトリアゾール等のアゾール類、フェナントロリン、ビピリジル、サリチル酸塩等の金属イオン隠蔽剤、EDTAなどのアミノカルボン酸、アンモニウム塩、塩化物等の補助錯化剤などを添加してもよい。
なお、本発明のめっき浴は、プリント基板、ウエハ、ICパッケージなどの電子部品の回路形成等に好適に用いられる。より具体的には、クリーナ後の金めっき皮膜上への厚付金めっき皮膜の形成や無電解ニッケルめっき皮膜上に置換金めっきを施した後に厚付金めっき皮膜を形成する場合に好適に用いられる。
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[実施例1〜4、比較例1]
表1に示す無電解金めっき浴を作成し、これを90℃に放置して、分解するまでの時間を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2005256139
注:pHは硫酸又は水酸化ナトリウムを用いて調整した。
[実施例5〜8、比較例2]
表2に示す電気金めっき浴を作成し、これを50℃において、1分当たり5mL/Lの空気を入れて、36時間放置した後の亜硫酸塩の減少率を測定した。結果を表2に示す。
Figure 2005256139
注:pHは硫酸又は水酸化ナトリウムを用いて調整した。
[実施例9〜14、比較例3〜6]
表3,4,5に示す無電解金めっき浴を作成し、回路部分に無電解ニッケルめっき皮膜上に置換金めっきを施したプリント基板(エポキシ樹脂基板)に下記方法により無電解めっきを行い、回路以外の樹脂上への金析出の有無、浴安定性、皮膜外観、ワイヤボンディング性を評価した。結果を表3,4,5に示す。
無電解金めっき方法
55℃で30分間浸漬
樹脂上への金析出の有無
顕微鏡(×80)で目視により確認
浴安定性
めっき浴を55℃にし、48時間放置しても分解しなかったものを「優」、24時間放置では分解しなかったものを「良」、3時間放置で分解したものを「不可」とした。
皮膜外観
顕微鏡(×50)観察で、ピットや色調を目視により観察して総合的に評価した。
ワイヤボンディング性
KS4524A(K&S社製)を用いて、φ25μmの金ワイヤでワイヤボンディング強度を評価し、強度が6g/L未満を「不可」、6g/L以上を「良」、特に9g/L以上を「優」とした。
Figure 2005256139
注:pHは硫酸又は水酸化ナトリウムを用いて調整した。
Figure 2005256139
注:pHは硫酸又は水酸化ナトリウムを用いて調整した。
Figure 2005256139
注:pHは硫酸又は水酸化ナトリウムを用いて調整した。
[実施例15〜19]
表6に示す組成の無電解金めっき浴を建浴した。この無電解金めっき浴を用い、上記と同様にして金めっきを行った。得られた金めっき皮膜につき、上記方法でワイヤボンディング性を評価した。結果を表6に示す。
Figure 2005256139
注:pHは硫酸又は水酸化ナトリウムを用いて調整した。
[実施例20、比較例7]
表7に示す組成の電気金めっき浴を建浴し、回路部分に金めっきが施されたプリント基板(エポキシ樹脂基板)に下記方法により金めっき皮膜を形成し、同様にワイヤボンディング性を評価した。結果を表7に示す。
電気めっき方法
めっき浴温度 50℃
陰極電流密度 0.2A/dm2
通電時間 10分間
Figure 2005256139
注:pHは硫酸又は水酸化ナトリウムを用いて調整した。

Claims (7)

  1. 亜硫酸又はその塩を含有する非シアン化金めっき浴であって、キノリン化合物を含有することを特徴とする金めっき浴。
  2. 前記キノリン化合物が、下記式で表される化合物である請求項1記載の金めっき浴。
    Figure 2005256139
    (R1〜R7はそれぞれH,OH,COOH,SO3H,CH3基のいずれかであるが、R1〜R7の全てが同時にHとはならない。)
  3. 前記キノリン化合物がキノリンスルホン酸又はその塩である請求項1又は2記載の金めっき浴。
  4. 更に、アミノチアゾール誘導体を含有する請求項1、2又は3記載の金めっき浴。
  5. メルカプト基含有化合物を含有しない請求項1乃至4のいずれか1項記載の金めっき浴。
  6. 前記非シアン化金めっき浴が、亜硫酸金塩、亜硫酸又はその塩を含有し、かつチオ硫酸又はその塩を含有しない電気金めっき浴であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の金めっき浴。
  7. 前記非シアン化金めっき浴が、亜硫酸金塩、亜硫酸又はその塩、チオ硫酸又はその塩、及び還元剤を含有する無電解金めっき浴であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の金めっき浴。
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