JP2005253262A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 入力端子が三相交流電源21に接続されたコンバータ回路23と、コンデンサ29a,29b、蓄電池30からなる直流回路と、出力端子が三相負荷装置22に接続されたインバータ回路26とを備え、各相のコンバータ入力端子とインバータ出力端子とをスイッチ42を介して接続しバイパス回路を構成する。
更に、接地相であるv相の、コンバータ入力端子49bとインバータ出力端子50bとを渡り線43により直接接続する。
【選択図】 図1
Description
更に、コンバータ入力端子49a、49b、49cとインバータ出力端子50a、50b、50cとが、スイッチ42と絶縁トランス83とを介して接続されバイパス回路を構成している。
ところで、インバータ回路26は3相平衡電圧を発生しているが、電源側の3相各相電位と負荷側の3相各相電位とは正確に一致している補償はない。しかるに、コンバータ回路23とインバータ回路26とは両者の直流側で直接接続されているので、上述したバイパス回路の切換時、電源側と負荷側の各相電位に差があると、スイッチ42の閉路でこの差電圧に基づき過電流が流れ保護回路等が働いて円滑な切換動作が出来ない。そこで、図21に示すように、バイパス回路に絶縁トランス83を挿入し、たとえ、電源側と負荷側の各相電位に差があってもその電位差を絶縁トランス83で吸収することにより過電流が発生しないようにしている。
従って、この絶縁トランス83が必要な分、装置が大型化しコストも増大するという問題があった。
従って、この電源回路を無停電電源として使用する場合に、入出力間に絶縁トランスを設けなくても、この電源回路とバイパスとを切り換えるときに、バイパスに短絡電流が流れることはない。
以下、本発明の実施の形態1を図1に基づいて説明する。図1は本発明の電力変換装置を適用した実施の形態1の無停電電源装置を示す全体構成図である。図1において、無停電電源装置は、コンバータ回路23、インバータ回路26、コンデンサ29a、29b、蓄電池30を主要素として構成されている。コンバータ回路23は、リアクトル33a、33b、33cを介してコンバータ入力端子49a、49b、49cに接続され、コンバータ入力端子49a、49b、49cには三相交流電源21を接続する。
インバータ回路26は、リアクトル31a、31b、31cを介してインバータ出力端子50a、50b、50cに接続され、インバータ出力端子50a、50b、50cには三相交流負荷である負荷装置22が接続されている。
図2において、コンバータ制御回路45は直流電圧制御回路52、PLL53、電流制御回路56、PWM回路57で構成される。
図3において、インバータ制御回路47は、減算器60a、60b、60c、補償器61a、61b、61c、加算器62a、62b、62c、減算器63a、63b、63c、補償器64a、64b、64c、加算器65a、65b、65c、PWM回路67、PLL68、瞬時値出力電圧指令作成回路69で構成される。
電流制御回路56は入力された信号からコンバータ回路23が出力するコンバータ電圧指令を作成し、PWM回路57に入力する。PWM回路57では入力されたコンバータ電圧指令をパルス信号に変換して出力する。PWM回路57から出力されたパルス信号は、図1のコンバータドライブ回路46に入力する。コンバータドライブ回路46は入力された信号に基づき、ゲートパルスを出力してコンバータ回路23のスイッチング素子を動作させる。
VIvr=Vmr×sin(θL−120°) (1b)
VIwr=Vmr×sin(θL−240°) (1c)
このインバータ出力電流指令は電流センサ36a、36b、36cで検出される電流の指令値となる。このインバータ電流指令と電流センサ36a、36b、36cで検出した電流の差分を補償器64a、64b、64cに入力し、補償器64a、64b、64cの出力と電圧センサ38a、38b、38cで検出した電圧を加算器65a、65b、65cで加算することによりインバータ電圧指令が得られる。補償器64a、64b、64cはPI制御等で構成できる。インバータ電圧指令をPWM回路67に入力してPWM変調されたインバータ電圧指令が得られる。PWM変調されたインバータ電圧指令をインバータドライブ回路48に入力し、インバータドライブ回路48はPWM変調されたインバータ電圧指令に基づき、ゲートパルスを出力してインバータ回路26を動作させる。
三相交流電源21または負荷装置22のいずれか片方が接地されていない場合は、渡り線43をコンバータv相とインバータv相に接続することによりコンバータ入力端子49a、49b、49c、インバータ出力端子50a、50b、50cは同電位に保たれ、バイパスとの切り換えを行っても負荷装置22に過電流を発生することがない。そのためインバータの出力端子あるいはバイパス回路に必要とされていた絶縁トランスが不要である。
三相交流電源21、負荷装置22ともに接地され、コンバータ入力端子49b、インバータ出力端子50bがともに必ずアース電位にある場合は渡り線43を設けるまでもなく両端子は同電位(アース電位)になる。また、ハーフブリッジ回路の従来例と違いフルブリッジ回路であるため、平滑コンデンサ29a、29bは同電圧に保たれ、平滑コンデンサ29a、29bの電圧不平衡により出力電圧に歪みを生じることがなく、さらに平滑コンデンサ29a、29bを同じ電圧に保つためのバランサ回路が不要である。
この実施の形態2は、実施の形態1の各相相電圧指令に、各相共通の高調波成分を重畳することにより、インバータ回路26の出力電圧を変化させずに必要な直流電圧の低減が可能となるもので、三相3線式の場合に適用するものである。
新たな図示は省略するが、実施の形態1の図3に示すインバータ制御回路47において、瞬時値出力電圧指令作成回路69における瞬時値電圧指令の作成方法を以下の要領で変更する。
実施の形態1で運転した場合のコンバータ入力端子電位、直流母線電位、インバータ出力端子電位の変動を図5に図示する。図5(a)には、インバータ出力端子電位とインバータ出力電圧中性点電位、直流母線電位、直流電圧中性点電位を示す。図5(b)には、コンバータ入力端子電位、コンバータ入力電圧中性点電位、直流母線電位、直流電圧中性点電位を示す。
そして、実施の形態1ではインバータ出力電圧の中性点電位と直流電圧中性点電位は一致するが、実施の形態2では、出力電圧指令に三次高調波を重畳することにより、直流電圧中性点とインバータ出力端子50a、50b、50cとの間の電位差は正弦波に三次高調波が重畳し、ピーク値が低下した波形となる。このときのコンバータ入力端子電位、直流母線電位とインバータ出力端子電位変動を図6に図示する。
出力電圧指令に三次高調波が重畳することにより、直流母線電位は図5のような正弦波ではなく、図6のようにピーク値が低下した台形波に近い波形になる。インバータ出力電圧指令に重畳される高調波成分は、各相共通(同一)であるので、出力端子間ではこの高調波成分は相殺され正弦波のインバータ出力電圧が得られる。
再度の説明は省略するが、以下の実施の形態もすべて三相3線式に適用する場合のものであるが、上述と同様、簡単な変更で三相4線式への対応も可能である。
先の実施の形態では、電源側と負荷側とでは電圧の位相にずれはないとしていた。先の図3で説明したとおり、インバータ制御回路47の瞬時値出力電圧指令作成回路69では、電圧センサ40a、40bで検出された三相交流電源21の電圧信号をPLL68で処理して得られた位相信号θLを基にインバータ回路26の瞬時値出力電圧指令を作成している。従って、少なくとも、定常状態では、インバータ出力側の電圧位相とコンバータ入力側の電圧位相は一致していることになる。
しかし、何らかの要因で三相交流電源21の電圧位相が急変した場合、PLL68を含めた制御系の応答特性により、インバータ出力側の電圧位相は、三相交流電源21の電圧位相の急変に瞬時には追随できず、両者の電圧位相に差が生じることになる。
VIvr=0 (3b)
VIwr=VLmr×sin(θL+90°) (3c)
他の構成要素は実施の形態1と同様とする。
瞬時値出力電圧指令作成回路69が出力する電圧指令をインバータが出力することにより、v相のインバータ出力端子50bと直流電圧中性点の電位差は0Vに制御される。負荷装置22のv相はアース電位であるので、直流電圧中性点もアース電位になるよう制御され、直流母線電位は一定の値となる。また、直流電圧中性点電位がアース電位なので、瞬時値出力電圧指令作成回路69が出力するu相電圧指令は、インバータ出力端子50aの電位に相当する値である。w相電圧指令も、インバータ出力端子50cの電位に相当する値である。
先の実施の形態3では、電源側と負荷側の電圧位相差がいかなる値であってもインバータ・コンバータの運転が可能となる制御方式としたが、結果として、直流母線電圧が線間電圧ピーク値の2倍の高い値を必要とする。
この実施の形態4以降では、位相差に応じて電圧指令を変化させることにより、直流母線電圧を極力高くすることなく位相差存在下でのインバータ・コンバータ運転の実現可能性を追求するものである。
図10と図3との相違点は、PLL81を追加し、電圧センサ40a、40bの出力がPLL81に入力される点と、図3の瞬時値出力電圧指令作成回路69を図10では瞬時値出力電圧指令作成回路82へ置き換え、実効値出力電圧指令とPLL68、81が出力する位相信号が入力されるようにしたことである。
PLL68とPLL81とが出力する位相信号は瞬時値出力電圧指令作成回路82に入力する。瞬時値出力電圧指令作成回路82では実効値出力電圧指令とPLL68、81が出力する位相信号からインバータが出力する出力電圧指令を作成する。実効値出力電圧指令を線間電圧ピーク値に変更したものをVLmrとする。また、PLL68の出力をθLとし、負荷の電圧位相はθLに同期するよう制御する。また、PLL81の出力をθSとする。
そして、この新たなPLL81は、PLL68よりも高速に三相交流電源21に追従するようその応答特性を設定している。従って、三相交流電源21の電圧位相が急変した場合、PLL68の出力θLとPLL81の出力θSとの差(θL−θS)=Δθが電源側と負荷側との電圧位相差を示すことになる。
負荷装置22と三相交流電源21との位相差である(θL−θS)を一定値とすると、上記の出力電圧指令の式のうちv相の指令(4b)式は、振幅がVLmr/√3で位相が(θL−120°−(θL−θS)/2)の正弦波である。このVIvrの振幅は三相交流電源21や負荷装置22の相電圧の振幅に等しく、位相が三相交流電源21のv相電圧位相と負荷装置22のv相電圧位相の中間にある。
このことにより、直流電圧中性点は三相交流電源21の電圧中性点と負荷装置22の電圧中性点との中間の位相であり、直流電圧中性点からインバータ出力端子50a、50b、50cの電位差を負荷装置22の電位に合わせて運転することにより、三相交流電源21と負荷装置22の位相差に対応してインバータおよびコンバータの運転ができる。
図12は実施の形態1の制御で運転している状態で、電源側と負荷側とに位相差が生じたと仮定した場合の波形図である。コンバータ側の電位が直流母線電位からはみ出してしまうためにインバータとコンバータを同時に運転することはできない。
このときの電圧指令の最大値は図14に示すように、位相差が大きくなるにつれていずれかが大きくなり、それに合わせて必要な直流電圧が大きくなる。通常、直流電圧は一定に制御されており、設定された直流電圧に応じて許容できる位相差が決まる。
また、電圧指令の演算が簡単で制御に用いる演算装置の演算時間に与える影響が小さい。
ここでは、インバータ制御回路47で設定する電圧指令を、実施の形態4の各相第2異形線間電圧指令から更に変形し、以下に示す各相第3異形線間電圧指令としている。
u相出力電圧指令VIurはv相出力電圧指令VIvrを基準に考えると、v相出力電圧指令にuv間線間電圧指令を足す形にすればよいので、VIurの右辺第一項はuv間線間電圧指令、右辺第二項はv相出力電圧指令である。w相もu相と同様に考えてv相出力電圧指令にwv間線間電圧指令を足す形にしており、VIwrの右辺第一項はwv間線間電圧指令、右辺第二項はv相出力電圧指令である。
実施の形態5の電圧指令をインバータから出力することにより、コンバータおよびインバータの端子間電位差で最大電位差となる組み合わせ(図15および図16ではインバータw相、コンバータu相)の中間に常に直流電圧中性点が位置するように制御される。従って、直流電圧で決まる最大の位相差までインパークおよびコンバータを同時に運転することができる。
図17に示すように、位相差が0の場合はv相の指令が最も大きくこのときの値は線間電圧ピーク値の√3/2である。位相差が30°のときv相とw相が等しくなり、その後w相がv相より大きくなる。位相差が負の場合は、位相差−30°以下でu相がv相より大きくなる。直流電圧中性点と直流母線の電位差が線間電圧ピーク値の√3/2倍以上、すなわち直流電圧が線間電圧ピーク値の√3倍以上あれば、このような電圧指令を用いることにより、三相交流電源21と負荷装置22との位相差をもった運転に対応でき、特に位相差が30°以上ある場合、コンバータ入力端子49a、49b、49c、インバータ出力端子50a、50b、50cのうち電位差が最大となる組み合わせの中間点に直流電圧中性点をあわせるように制御するので、直流電圧が許容する限界の負荷と電圧の位相差まで運転できる。
先の実施の形態4では、直流電圧中性点とコンバータ入力端子49aの電位差、直流電圧中性点とコンバータ入力端子49cの電位差、直流電圧中性点とインバータ出力端子50aの電位差、直流電圧中性点とインバータ出力端子50cの電位差のうち、最大のものが直流電圧の半分以下の範囲で三相交流電源21と負荷装置22との位相差を許容できる。しかし、必ずしも直流電圧が許容できる最大の位相差を決定するものとはならない。
図18で、θL−θS≧0°の場合、電圧指令ピーク値が最大となっているのは0°≦θL−θS<28.9°の範囲で(e)、28.9°≦θL−θSの範囲で(c)であり、(e)と(c)の交点はθL−θS=28.9°、電圧指令ピーク値/線間電圧ピーク値=0.72である。
(c)は実施の形態4に則った曲線であり、(e)は実施の形態5に則った曲線であるので、位相差28.9°までは実施の形態4の方が電圧指令ピーク値は小さくなり、すなわち必要な直流電圧が小さく、位相差が28.9°以上では実施の形態5の方が電圧指令ピーク値は小さく、すなわち必要とされる直流電圧が小さくなる。
即ち、位相差の絶対値が0≦|θL−θS|<θ1、θ1≦|θL−θS|≦θ2の2つの場合によってインバータ出力電圧指令の作成方法を変更する。
ここで、θ1、θ2は直流電圧の値によって設定を変え、以下のように決定する。
線間電圧ピーク値をVLm、直流電圧をVdcとして、位相差がθ1の場合に電圧ベクトルが図14のような関係にあるとして図19の電圧ベクトル図から以下の連立方程式を解くことにより求められる。
このとき以下の式が成立する。
このように電圧指令を位相差に応じて切り換えを行うことにより実施の形態5より低い直流電圧のインバータで、実施の形態4より大きな位相差に対応できる。
26 インバータ回路、29a,29b コンデンサ、30 蓄電池、
40a,40b 電圧センサ、42 スイッチ、43 渡り線、44 直流電圧中性線、
47 インバータ制御回路、49a,49b,49c コンバータ入力端子、
50a,50b,50c インバータ入力端子、68,81 PLL、
69,82 瞬時値出力電圧指令作成回路。
Claims (11)
- 三相交流電源に接続され、スイッチング素子からなる3相フルブリッジアームで構成され上記三相交流電源からの交流を直流に変換するコンバータ回路と、このコンバータ回路の直流出力端子に接続され、直流中性点端子を備えたコンデンサからなる平滑回路と、この平滑回路の直流端子に接続され、スイッチング素子からなる3相フルブリッジアームで構成され上記平滑回路からの直流を3相交流に変換して三相交流負荷に出力するインバータ回路と、上記三相交流電源の電圧検出値を電圧指令として上記インバータ回路の出力電圧を制御するインバータ制御回路とを備えた電力変換装置において、
上記インバータ回路の交流出力側の内、任意の相と上記コンバータ回路の交流入力側の内、上記任意の相と同一の相とを直接接続するようにしたことを特徴とする電力変換装置。 - 上記三相交流電源および三相交流負荷が三相3線式の場合、上記インバータ回路の3相交流出力端子の内、任意の相の特定出力端子と上記コンバータ回路の3相交流入力端子の内、上記特定出力端子と同相の特定入力端子とを直接接続することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
- 上記三相交流電源および三相交流負荷のいずれかに接地相がある場合、上記直接接続する相を当該接地相とすることを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
- 上記三相交流電源および三相交流負荷が三相4線式の場合、上記三相交流電源の中性線相と上記三相交流負荷の中性線相とを直接接続することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
- 上記インバータ制御回路は、上記インバータ回路の各相の出力端子と上記直流中性点端子との間に出力する電圧を、各相相電圧指令に基づき制御することを特徴とする請求項2または3に記載の電力変換装置。
- 上記インバータ制御回路は、上記インバータ回路の各相の出力端子と上記直流中性点端子との間に出力する電圧を、上記各相相電圧指令に上記各相共通の高調波成分を重畳した各相第2相電圧指令に基づき制御するものとし、上記高調波成分を重畳することにより、上記各相相電圧指令の波高値より上記各相第2相電圧指令の波高値が低減するようにしたことを特徴とする請求項5記載の電力変換装置。
- 上記インバータ回路の出力端子と上記コンバータ回路の入力端子とを直接接続する相を接続相、他の2相を非接続2相としたとき、上記インバータ制御回路は、上記インバータ回路の各相の出力端子と上記直流中性点端子との間に出力する電圧を、上記接続相は零に、上記非接続2相は上記接続相との間の線間電圧にする各相異形線間電圧指令に基づき制御することを特徴とする請求項2または3に記載の電力変換装置。
- 上記三相交流電源の位相に対し上記三相交流負荷の位相がΔθ遅れた場合、上記インバータ制御回路は、上記インバータ回路の各相の出力端子と上記直流中性点端子との間に出力する電圧を、上記各相異形線間電圧指令に、上記各相共通であって、相電圧波高値を有し上記非接続2相の線間電圧の合成位相を反転した位相から(Δθ/2)進めた位相の電圧成分を重畳した各相第2異形線間電圧指令に基づき制御することを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。
- 上記三相交流電源の位相に対し上記三相交流負荷の位相がΔθ遅れた場合、上記インバータ制御回路は、上記インバータ回路の各相の出力端子と上記直流中性点端子との間に出力する電圧を、上記各相異形線間電圧指令に、上記各相共通であって、線間電圧波高値×cos((Δθ/2)+30゜)の波高値を有し上記非接続2相の線間電圧の合成位相を反転した位相から(Δθ/2)進めた位相の電圧成分を重畳した各相第3異形線間電圧指令に基づき制御することを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。
- 上記平滑回路の直流電圧がより低い値で上記位相差Δθを吸収できるように、上記インバータ制御回路は、上記インバータ回路の各相の出力端子と上記直流中性点端子との間に出力する電圧を、上記位相差Δθが所定値より小さい範囲では、請求項8の各相第2異形線間電圧指令に基づき、上記位相差Δθが上記所定値以上の範囲では、請求項9の各相第3異形線間電圧指令に基づき制御することを特徴とする電力変換装置。
- 上記平滑回路と並列に接続された蓄電装置を備えるとともに、上記コンバータ回路の各相入力端子と上記インバータ回路の各相出力端子とをスイッチを介して接続するバイパス回路を構成し、上記スイッチの開閉を切り換えることにより、供給電源を上記三相交流電源と上記蓄電装置とで切り換える無停電電源装置として機能させることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の電力変換装置。
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