JP2005253108A - テレビジョン信号処理装置 - Google Patents

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幹彦 山田
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Abstract

【課題】 受信した放送波の規格が変更しても、そのような変化に柔軟に対応することができ、しかも構成が簡単でかつ安価なテレビジョン信号処理装置を提供する。
【解決手段】 格納部は受信した放送波から分離された映像データおよび副次的情報と、受信側で生成したOSDデータとを格納し、読み出し部は格納されている映像データと副次的情報とOSDデータとを個別的に読み出し、規格検出部は受信した放送波の規格を検出し、タイミング制御部は検出された規格に対応して、前記読み出し手段が前記格納手段から映像データとOSDデータと副次的情報とを読み出すタイミングを個別的に制御し、合成部は読み出された像データとOSDデータと副次的情報とを合成してテレビジョン信号として出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テレビジョン信号処理装置に関し、より特定的には、受信した放送波を処理してテレビジョン信号を生成するテレビジョン信号処理装置に関する。
近年、テレビジョン放送のディジタル化に伴って、従来の放送形態では考えられなかったような様々なニーズあるいはサービスが生まれてきつつある。例えば、映画番組のみを放送するチャネルの場合、著作権保護のために受信側で無制限にコピーされないようなコピーガードの技術が重要となる。そこで、最近では、コピーガード等の情報をディジタル放送波に副次的情報として多重して搬送し、受信側でそれを利用させることが提案されている。このような副次的情報は、規格によって区別され、例えば、CGMS(IEC1880)、WSS(ETS300、294)等がある。なお、副次的情報の利用方法については、現在、様々な方法が模索されている。
ところで、ディジタル放送波は、ビットストリームの形態で受信側に入力される。そのため、受信側で上記のような副次的情報を利用しようとする場合、受信側では、当該ディジタル放送波に多重されている副次的情報をまず認識して分離する。その後、受信側は、ディジタル方法波からアナログ映像信号を生成し、分離した副次的情報を当該アナログ映像信号の帰線期間に挿入して出力する。このような処理を行うことによって、受信側の各種周辺機器(例えば、録画装置)において副次的情報を利用することが可能となる。上述したような一連の信号処理は、以下に例示するテレビジョン信号処理装置によって実行することができる。
図8は、従来のテレビジョン信号処理装置の一例を示すブロック図である。図8に示したテレビジョン信号処理装置は、デコード部101と、CPUインタフェース(以下、CPUI/Fと称す)103と、RAMインタフェース(以下、RAMI/Fと称す)105と、映像データ読み出し部106と、OSDデータ読み出し部107と、水平/垂直同期パルス生成部108と、映像データラインバッファ109と、OSDデータラインバッファ110と、合成部A111と、CGMSタイミング生成部112と、CGMSデータバッファ113と、合成部B114とで構成されている。
デコード部101は、入力されたビデオストリームを処理して映像データを生成し、RAMI/F105を介してワークRAM102に出力する。ワークRAM102は、当該映像データを格納する。図8において、従来のテレビジョン信号処理装置の外部に示したCPU104は、OSDデータを生成する。ここで、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)とは、現に動作しているテレビ画面上に表示される、チャネルや受信モードや音量や文字放送の文字等のことである。OSDは、CPU104が生成したOSDデータに基づいて生成される。CPU104が生成したOSDデータは、CPUI/F103とRAMI/F105とを介して、ワークRAM102に入力される。ワークRAM102は、入力された当該OSDデータを格納する。
映像データ読み出し部106は、所定の読み出しタイミングで、ワークRAM102に格納されている映像データを読み出す。このときの読み出しタイミングは、CPU104からCPUI/F103とRAMI/F105とを介して入力されるワークRAM102の読み出しタイミング信号と、水平/垂直同期パルス生成部108が生成する垂直パルスおよび水平パルスとに基づいて規定される。ワークRAM102から読み出された映像データは、映像データラインバッファ109に一時的に蓄えられる。OSDデータ読み出し部107は、上記と同様にして、ワークRAM102からOSDデータを読み出す。読み出されたOSDデータは、一時的にOSDデータラインバッファ110に蓄えられる。
合成部A111は、映像データラインバッファ109から入力される映像データと、OSDデータラインバッファ110から入力されるOSDデータとを合成する。CPU104からCPUI/F103を介して入力される、放送波から分離された副次的情報(ここでは、CGMSとする)は、CGMSデータバッファ113に一時的に蓄えられる。CGMSタイミング生成部112は、水平/垂直同期パルス生成部108が生成した水平同期パルスと垂直同期パルスとに基づいて、合成タイミング信号を生成する。合成部114においてCGMSデータは、CGMSタイミング生成部112が生成した合成タイミング信号に同期して、すでにOSDデータが合成された映像データと合成される。
特開平08−154216号公報 特開平09−130766号公報
従来のテレビジョン信号処理装置においては、映像データにOSDデータを合成する第1の合成部111に加えて、OSDデータが合成された映像データに、さらにコピーガード(ここでは、CGMS)等の副次的情報を合成する第2の合成部114が必要であった。このことは、構成の複雑化およびコストの上昇を招く。
また、従来のテレビジョン信号処理装置は、予め定めた規格のディジタル放送波のみを受信することを目的としていた。そのため、映像データ,OSDデータおよび副次的情報の合成タイミングが固定的に設定されている。その結果、受信したディジタル放送波の規格が予定している規格と異なっている場合、従来のテレビジョン信号処理装置は、そのような変化を認識できず、映像データ,OSDデータおよび副次的情報を適切なタイミングで合成することができなかった。
それ故に、本発明の目的は、受信した放送波の規格が変更しても、そのような変化に柔軟に対応することができ、しかも構成が簡単でかつ安価なテレビジョン信号処理装置を提供することである。
本発明は、上記のような目的を達成するために、以下に述べるような特徴を有している。第1の発明は、受信した放送波を処理してテレビジョン信号を生成するテレビジョン信号処理装置であって、受信した放送波から分離された映像データおよび副次的情報と、受信側で生成したOSDデータとを格納する格納手段と、格納手段から映像データと副次的情報とOSDデータとを個別的に読み出す読み出し手段と、受信した放送波の規格を検出する規格検出手段と、規格検出手段によって検出された規格に対応して、読み出し手段が格納手段から映像データとOSDデータと副次的情報とを読み出すタイミングを個別的に制御するタイミング制御手段と、読み出し手段が読み出した映像データとOSDデータと副次的情報とを合成してテレビジョン信号として出力する合成手段とを備えることを特徴とする。
上記のように、第1の発明によれば、受信した放送波の規格を検出し、この検出された規格に対応して、格納部からの映像データ,OSDデータおよび副次的情報を読み出すタイミングを個別的に制御するようにしているので、たとえ受信した放送波の規格が変化しても、そのような変化に対応して、映像データとOSDデータと副次的情報とを常に適切なタイミングで合成することができる。
従来は、まず、有効表示領域において映像データおよびOSDデータを合成した後、帰線期間において副次的情報を合成するような、2段階の合成処理工程を有している。これに対し、第1の発明では、有効表示領域および帰線領域を区別することなく、単に、一つの格納部から映像データ,OSDデータおよび副次的情報を所定のタイミングで個別的に読み出して合成するようにしているので、一の合成部で映像データ,OSDデータおよび副次的情報の合成処理ができることとなった。
第2の発明は、第1の発明に従属する発明であって、放送波は、ディジタル放送波であることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明に従属する発明であって、タイミング制御手段は、放送波の規格別に、読み出し手段の読み出しタイミングを規定するためのタイミング情報を記憶した記憶手段と、規格検出によって検出された規格に対応するタイミング情報を記憶手段から参照して、読み出し手段に与える参照手段とを含み、読み出し手段は、参照手段から与えられるタイミング情報に対応するタイミングで格納手段から映像データと副次的情報とOSDデータとを個別的に読み出すことを特徴とする。
上記のように、第3の発明によれば、予め記憶されている放送波の規格に基づいて、映像データ,OSDデータおよび副次的情報読み出しタイミング情報が与えられる。放送波の規格の変化に伴い読み出しタイミングが変更されても、各読み出し部は、映像データ,OSDデータおよび副次的情報を規格検出部によって検出された規格に対応するタイミングで読み出すことができる。
第4の発明は、第3の発明に従属する発明であって、記憶手段は、放送波の規格別に映像データおよびOSDデータの読み出しタイミングを規定するためのタイミング情報を記憶した第1のテーブルメモリと、放送波の規格別にかつ副次的情報の内容別に副次的情報の読み出しタイミングを規定するためのタイミング情報を記憶した第2のテーブルメモリとを含み、参照手段は、第1のテーブルメモリを参照することによって、映像データおよびOSDデータの読み出しタイミングを規定するためのタイミング情報を読み出し手段に与え、第2のテーブルメモリを参照することによって、副次的情報の読み出しタイミングを規定するためのタイミング情報を読み出し手段に与えることを特徴とする。
上記のように、第4の発明によれば、放送波の規格の変更のみならず、副次的情報の内容の変更にも対応して、副次的情報の読み出しタイミングを制御することができる。
第5の発明は、第1の発明に従属する発明であって、読み出し手段によって読み出された副次的情報の出力レベルを変換するレベル変換手段をさらに備え、合成手段は、読み出し手段が読み出した映像データおよびOSDデータに、レベル変換手段によって出力レベルが変換された副次的情報を合成することを特徴とする。
上記のように、第5の発明によれば、読み出した副次的情報の出力レベルを好ましい所定の出力レベルに変換することができる。
第6の発明は、第5の発明に従属する発明であって、レベル変換手段は、副次的情報の出力レベルを規格検出手段によって検出された規格ごとに決められたレベルに変換することを特徴とする。
上記のように、第6の発明によれば、読み出した副次的情報の出力レベルを、放送波の規格に応じた所定の出力レベルに変換することができる。
受信した放送波の規格が変化しても、そのような変化に対応して、映像データとOSDデータと副次的情報とを常に適切なタイミングで合成することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施形態に係るテレビジョン信号処理装置を備えたセット・トップ・ボックスの一例を示したブロック図である。図1において、アンテナ1は、ディジタル放送波を受信する。周波数選択部2は、アンテナ1で受信された放送波から、特定周波数の放送波を選択して復調部3へ出力する。復調部3は、周波数選択部2が選択した放送波を復調して、トランスポート・デコーダ4へ出力する。復調部3が復調した信号には、ビデオストリームと、オーディオストリームと、副次的情報と、その他の情報とが時分割多重されている。
復調部3が出力する信号は、トランスポート・ストリームと呼ばれる。トランスポート・デコーダ4は、トランスポート・ストリームにおいて時分割多重されている、ビデオストリームと、オーディオストリームと、副次的情報と、その他の情報とを、それぞれ分離する。
その後、ビデオストリームはビデオデコーダ200(本発明の第1の実施形態におけるテレビジョン信号処理装置200に相当)へ、オーディオストリームはオーディオデコーダ8へ、副次的情報SsはCPU7へ、それぞれ出力される。コピー世代制御やコピーガードは、副次的情報(CGMS、WSS等)に基づいて行われる。さらに、CPU7は、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)データSoを生成し、当該OSDデータSoと上記副次的情報Ssとをデータバス11を介してビデオデコーダ200へ出力する。
ここで、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)とは、現に動作しているテレビ画面上に表示される、チャネルや受信モードや音量や文字放送の文字等である。OSDは、CPU7が生成したOSDデータSoに基づいて生成される。なお、ワークRAM202については、テレビジョン信号処理装置200とともに後述する。
図2は、図1におけるビデオデコーダ200に相当する、本発明の第1の実施形態に係るテレビジョン信号処理装置の構成を示すブロック図である。図2において、本実施形態のテレビジョン信号処理装置200は、デコード部201と、副次的情報認識部203と、副次的情報認識部203の内部にROM212と、RAMインタフェース204と、映像データ読み出し部205と、OSDデータ読み出し部206と、副次的情報読み出し部207と、水平/垂直同期パルス生成部208と、合成部209と、副次的情報合成位置決定部210と、副次的情報合成位置決定部210の内部にROM211とを備えている。
トランスポート・デコーダ4は、ビデオストリームをデコード部201に出力する。デコード部201は、入力されたビデオストリームを復号して映像データSvを生成する。デコード部201は、生成した映像データSvをRAMインタフェース204を介してワークRAM202に格納する。ワークRAM202は、当該映像データSvを受け付け、格納する。副次的情報認識部203は、データバス11から入力された副次的情報SsとOSDデータとを受け付け、当該副次的情報Ssと当該OSDデータSoとをRAMインタフェース204を介してワークRAM202に格納する。また、副次的情報認識部203は、トランスポート・デコーダ4が出力するビデオストリームに含まれている放送波情報Sbを受け付ける。
ユーザが放送局のチャネルを変更すると、映像データSv、OSD情報So、および副次的情報Ssの多重状態が変更され得る。また、チャネルの変更がなされなくても、放送局側が映像データSvおよび副次的情報Ssの多重状態を変更する場合もある。放送波情報Sbは、ユーザが現に視聴している放送局の放送波の規格および多重される副次的情報Ssの多重状態の変更を認識するための情報である。
映像データ読み出し部205には、副次的情報認識部203から目標値が与えられ、水平/垂直同期パルス生成部208から水平および垂直同期パルスが与えられる。この映像データ読み出し部205は、水平同期パルスを計数する水平カウンタと、垂直同期パルスを計数する垂直カウンタと、これら水平カウンタおよび垂直カウンタの計数値と上記目標値とを比較する比較器とを含む。
そして、映像データ読み出し部205は、水平カウンタおよび垂直カウンタの計数値が目標値と一致したときに、ワークRAM202に格納されている映像データSvの読み出しを開始する。OSDデータ読み出し部206も映像データ読み出し部205と同様に、水平カウンタと、垂直カウンタと、比較器とを含み、水平カウンタおよび垂直カウンタの計数値が目標値と一致したときに、ワークRAM202に格納されているOSDデータSoの読み出しを開始する。
副次的情報読み出し部207には、副次的情報合成位置決定部210から目標値が与えられ、水平/垂直同期パルス生成部208から水平および垂直同期パルスが与えられる。この副次的情報読み出し部207も映像データ読み出し部205と同様に、水平カウンタと、垂直カウンタと、比較器とを含み、水平カウンタおよび垂直カウンタの計数値が目標値と一致したときに、ワークRAM202に格納されている副次的情報Ssの読み出しを開始する。
ここで、副次的情報認識部203が出力する目標値は、規格化された放送波ごとに予め決定されていて、ROM212に規格数分だけ格納されている。副次的情報認識部203は、まず、放送波を認識するとROM212を参照して当該放送波に対応する規格の目標値を選択する。映像データ読み出し部205およびOSDデータ読み出し部206は、上記水平カウンタおよび垂直カウンタの計数値が当該目標値と一致したときに有効表示期間において、映像データSvおよびOSDデータSoをRAMインタフェース204を介してワークRAM202から読み出す。
次に、定常的に読み出されている映像データSvおよびOSDデータSoに副次的情報Ssを合成するための構成について説明する。ROM211は、副次的情報認識部203が通知するテレビジョン信号の規格に応じて、帰線期間に合成すべき副次的情報Ssを読み出すためのタイミングを規定する情報(目標値)を階層的に格納している。副次的情報Ssは、放送波の規格のみならずその内容によっても帰線期間での合成位置が異なるため、放送波の規格を認識する副次的情報認識部203の動作のみでは副次的情報Ssを読み出すための目標値を一義的に決定することができない。
そこで、ROM211は、放送波の規格に対応する第1の階層と、当該放送波の規格における副次的情報Ssの内容に対応した目標値を格納する第2の階層とを含む。副次的情報合成位置決定部210は、ROM211を参照して目標値を選択する。副次的情報読み出し部207は、水平カウンタおよび垂直カウンタの計数値が目標値と一致したときに、副次的情報SsをRAMインタフェース204を介してワークRAM202から読み出す。
ところで、ユーザが視聴するチャネルを変更すると、放送波の規格が変化し得る。また、放送局が、放送波の規格を時間帯によって変更することもあり得る。放送波の規格が変化すると、映像データSvの目標値と、OSDデータSoの目標値と、副次的情報Ssの目標値とを変更しなければならない。副次的情報認識部203は、放送波情報Sbが入力されるので、放送波の規格の変更を認識することができる。また、ROM212には、上述のように放送波の複数の規格に対応した複数の情報が格納されている。
副次的情報認識部203は、放送波情報Sbから放送波の規格の変更を認識すると、ROM212を参照して放送波変更後の目標値を新たに選択する。映像データ読み出し部205とOSDデータ読み出し部206とは、水平カウンタおよび垂直カウンタの計数値が目標値と一致したときに、ワークRAM202に格納されている副次的情報Ssの読み出しを開始する。副次的情報Ssの読み出しは、副次的情報認識部203から通知される変更後の放送波の規格を認識し、ROM211を参照して副次的情報Ssを読み出すための新たな目標値を選択して副次的情報読み出し部207に出力する。
副次的情報読み出し部207は、水平カウンタおよび垂直カウンタの計数値が目標値と一致したときに、ワークRAM202に格納されている副次的情報Ssの読み出しを開始する。その後、合成部209は、変更後の規格に対応する副次的情報の合成位置において、映像情報SvにOSDデータSoと副次的情報Ssとを合成する。これにより、本実施形態のテレビジョン信号処理装置は、チャネルや放送方式の変更に伴う副次的情報Ssの多重状態の変更に、柔軟に対応することができる。
以下に、副次的情報認識部203の動作の一例について、テレビジョン信号処理装置200を示すブロック図2と、図3に示したフローチャートを参照して説明する。
図3は、図2において映像データSv,OSDデータSoおよび副次的情報Ssを、ワークRAM202から読み出すために、副次的情報認識部203が行う映像データSv、OSDデータSoおよび副次的情報Ssを読み出すための目標値選択に係る動作と、副次的情報が放送波に多重された場合に副次的情報合成位置決定部210に対して行う、放送波規格通知に係る動作を示したフローチャートである。
まず、副次的情報Ss,OSDデータSoおよび放送波情報Sbが副次的情報認識部203に入力される(ステップS1)。副次的情報認識部203は、入力された副次的情報Ssと放送波情報Sbとを記憶する(ステップS2)。次に、副次的情報認識部203は、副次的情報SsおよびOSDデータSoを、RAMI/F204を介してワークRAM202に出力する(ステップS3)。副次的情報認識部203は、放送波情報Sbに基づいて放送波の規格を認識する(ステップS4)。入力されている放送波情報Sbによって、副次的情報認識部203は、放送波規格の変更を認識することができる。
ステップS5において放送波規格が変更されたか否かが判断される。放送波規格が変更されていると、動作はステップS1に戻る。放送波規格が変更されていないと、副次的情報認識部203は、現に選択されている放送波の放送波規格を記憶する(ステップS6)。ところで、副次的情報認識部203は、その内部にROM212を備えている。
ROM212には、ワークRAM202から読み出し部がデータを読み出すために、副次的情報認識部203が読み出し部に通知する、目標値が複数格納されている。副次的情報認識部203は、放送波の規格を認識するとROM212を参照して放送波の規格に対応する目標値を選択する(ステップS7)。選択された目標値は、映像データ読み出し部205およびOSDデータ読み出し部206に通知する(ステップS8)。
次に、副次的情報Ssが入力されたか否かが判断される(ステップS9)。副次的情報Ssが入力されると副次的情報認識部203は、副次的情報合成位置決定部211に対して、放送波の規格を通知する(ステップS10)。副次的情報Ssが入力されないと、動作は終了する。
ここで、図4、図5および図6を参照して、本実施形態のテレビジョン信号処理装置が副次的情報を映像情報の帰線期間に合成を開始するタイミングについて説明する。ここでは、副次的情報を伝送する二つの映像規格、すなわち、480I(以下、映像規格480Iという)と、水平周波数が映像規格480Iの2倍である480P(以下、映像規格480Pという)とについて説明する。
図4は、映像規格が480Iである場合に副次的情報が垂直同期パルスに対してどの位置に合成されるのかを示している。帰線期間の外部の左部分に示した波形図は、垂直同期パルスを表している。図4において、それぞれ有効表示領域の上部に描かれた合計二本のラインが当該合成位置を示す。ラインが描かれた位置は、それぞれ垂直同期パルスの立ち下がりから17ライン目である。
図5は、映像規格が480Pの場合に、副次的情報が垂直同期パルスに対してどの位置に合成されるのかを示している。帰線期間の外部の左部分に示した波形図は、垂直同期パルスを表している。有効表示領域の上部の帰線期間に描かれたラインが副次的情報の合成位置を示す。ラインが描かれた位置は、垂直同期パルスの立ち下がりから33ライン目である。
図6は、映像規格480Pに多重された副次的情報CGMSと、映像規格480Iに多重された副次的情報WSSとが、それぞれ水平同期パルスに対してどの位置に合成されるのかを示している。図6に示した二つの波形図は、時間軸t(μs)に対するスケールが異なるので、便宜上、相対応する時点を破線によって対応させた。
なお、図6において、副次的情報CGMSおよび副次的情報WSSの両方とも、合成位置の基準となる時点は、t=0で、かつ水平同期パルスの立ち下がり部分である。副次的情報CGMSは、t=11.2(μs)から合成が開始される。副次的情報WSSは、t=11.0(μs)から合成が開始される。
さらに、図6は、副次的情報CGMSと、副次的情報WSSとのそれぞれにおけるピーク電圧を示している。なお、これらの波形およびピーク電圧は、規格により定められているものである。例えば、映像規格480Pおよび映像規格480Iの場合は、テレビ画面に白色が表示される白レベルの電圧は700mVである。また、映像規格480Pにおける副次的情報CGMSのピークレベルは、490mVであり、映像規格480I副次的情報WSSのピークレベルは500mVと定められている。
(実施の形態2)
図7は、本発明の第2の実施形態に係るテレビジョン信号処理装置の構成を示すブロック図である。図7に示したテレビジョン信号処理装置300は、デコード部201と、副次的情報認識部301と、副次的情報認識部301の内部にROM302と、RAMインタフェース204と、映像データ読み出し部205と、OSDデータ読み出し部206と、副次的情報読み出し部207と、水平/垂直同期パルス生成部208と、合成部209と副次的情報合成位置決定部210と、副次的情報合成位置決定部210の内部にROM211と、レベル変換部303とを備えている。なお、第1の実施形態と同様の構成部分については、参照番号を同一とし、その説明を省略する。
本実施形態におけるテレビジョン信号処理装置300は、副次的情報Ssが多重されている放送波ごとに出力レベルの異なる副次的情報Ssを規格化された出力レベルに変換して合成することができる。副次的情報認識部301は、図1におけるCPU7が生成したOSDデータを基に、色変換情報を生成する(以下、OSD色変換情報と称す)。以下、有効表示領域と帰線期間とに分けて説明する。
有効表示領域において、まず、OSDデータ読み出し部206が読み出したOSDデータSoがレベル変換部303に入力される。副次的情報認識部301は、自ら生成したOSD色変換情報をレベル変換部303に出力する。レベル変換部303は、入力されたOSD色変換情報に基づき、OSDデータSoを所定の色でテレビジョンの画面に表示するために、OSDデータSoを変換して合成部209に出力する。合成部209は、色変換されたOSDデータSoと、映像データ読み出し部205が読み出した映像データSvとを合成する。
一方、帰線期間において、副次的情報認識部301は、入力されている放送波情報Sbに基づいて放送波の規格を認識することができる。なお、ROM302には、第1の実施形態における副次的情報認識部203が格納している目標値に加えて、放送波の規格ごとに予め決定されている副次的情報Ssの出力レベルに関する情報が格納されている。従って、副次的情報認識部301が放送波の規格を認識すると、ROM302を参照して副次的情報Ssの規格に対応した出力レベルを選択することができる。副次的情報Ssの出力レベルは、規格ごとに決定されているからである。副次的情報認識部301は、当該選択した副次的情報Ssの出力レベルをレベル変換部303に通知する。
レベル変換部303には、副次的情報認識部301が選択した副次的情報Ssの出力レベル通知と、副次的情報読み出し部207が読み出した副次的情報Ssとが入力される。レベル変換部303は、副次的情報認識部301が通知した副次的情報Ssの出力レベルを受けて、例えば図6に示した、副次的情報CGMSあるいは副次的情報WSSの出力レベルに変換して、合成部209に出力する。合成部209は、帰線期間に、出力レベルが変換された副次的情報Ssを合成し、有効表示期間にはOSDデータSoと映像データSvとを合成して映像信号として出力する。
本発明にかかるテレビジョン信号処理装置は、受信した放送波の規格が変化しても、そのような変化に対応して、映像データとOSDデータと副次的情報とを常に適切なタイミングで合成することが可能になるので、受信した放送波を処理してテレビジョン信号を生成するテレビジョン信号処理装置等として有用である。
本発明の一実施形態に係るテレビジョン信号処理装置をビデオデコーダとして備えたセット・トップ・ボックスの構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係るテレビジョン信号処理装置の構成を示すブロック図 図2の副次的情報認識部203が行う映像データSv、OSDデータSoおよび副次的情報Ssを読み出すための目標値通知に係る動作を示したフローチャート 映像規格が480Iである場合における副次的情報の垂直同期パルスに対する合成位置を示す図 映像規格が480Pである場合における副次的情報の垂直同期パルスに対する合成位置を示す図 副次的情報CGMSと副次的情報WSSとの水平同期パルスに対する合成位置を示す図 本発明の第2の実施形態に係るテレビジョン信号処理装置の構成を示すブロック図 従来のテレビジョン信号処理装置の構成を示すブロック図
符号の説明
1 アンテナ
2 周波数選択部
3 復調部
4 トランスポート・デコーダ
5 ワークRAM
6 主記憶部
7 CPU
8 オーディオデコーダ
200 第1の実施形態のテレビジョン信号処理装置
201 デコード部
202 ワークRAM
203 副次的情報認識部
204 RAMインタフェース
205 映像データ読み出し部
206 OSD読み出し部
207 副次的情報読み出し部
208 水平/垂直同期パルス生成部
209 合成部
210 副次的情報合成位置決定部
211 ROM
212 ROM
300 第2の実施形態のテレビジョン信号処理装置
301 副次的情報認識部
302 ROM
303 レベル変換器

Claims (6)

  1. 受信した放送波を処理してテレビジョン信号を生成するテレビジョン信号処理装置であって、
    受信した放送波から分離された映像データおよび副次的情報と、受信側で生成したOSDデータとを格納する格納手段と、
    前記格納手段から映像データと副次的情報とOSDデータとを個別的に読み出す読み出し手段と、
    受信した放送波の規格を検出する規格検出手段と、
    前記規格検出手段によって検出された規格に対応して、前記読み出し手段が前記格納手段から映像データとOSDデータと副次的情報とを読み出すタイミングを個別的に制御するタイミング制御手段と、
    前記読み出し手段が読み出した映像データとOSDデータと副次的情報とを合成してテレビジョン信号として出力する合成手段とを備えることを特徴とする、テレビジョン信号処理装置。
  2. 前記放送波は、ディジタル放送波である、請求項1に記載のテレビジョン信号処理装置。
  3. 前記タイミング制御手段は、
    放送波の規格別に、読み出し手段の読み出しタイミングを規定するためのタイミング情報を記憶した記憶手段と、
    前記規格検出によって検出された規格に対応するタイミング情報を前記記憶手段から参照して、前記読み出し手段に与える参照手段とを含み、
    前記読み出し手段は、前記参照手段から与えられるタイミング情報に対応するタイミングで前記格納手段から映像データと副次的情報とOSDデータとを個別的に読み出すことを特徴とする、請求項1に記載のテレビジョン信号受信装置。
  4. 前記記憶手段は、
    放送波の規格別に映像データおよびOSDデータの読み出しタイミングを規定するためのタイミング情報を記憶した第1のテーブルメモリと、
    放送波の規格別にかつ副次的情報の内容別に副次的情報の読み出しタイミングを規定するためのタイミング情報を記憶した第2のテーブルメモリとを含み、
    参照手段は、第1のテーブルメモリを参照することによって、映像データおよびOSDデータの読み出しタイミングを規定するためのタイミング情報を読み出し手段に与え、第2のテーブルメモリを参照することによって、副次的情報の読み出しタイミングを規定するためのタイミング情報を読み出し手段に与えることを特徴とする、請求項3に記載のテレビジョン信号受信装置。
  5. 前記読み出し手段によって読み出された副次的情報の出力レベルを変換するレベル変換手段をさらに備え、
    前記合成手段は、前記読み出し手段が読み出した映像データおよびOSDデータに、レベル変換手段によって出力レベルが変換された副次的情報を合成することを特徴とする、請求項1に記載のテレビジョン信号受信装置。
  6. 前記レベル変換手段は、副次的情報の出力レベルを前記規格検出手段によって検出された規格ごとに決められたレベルに変換することを特徴とする、請求項5に記載のテレビジョン信号受信装置。
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