JP2005252973A - データ構造および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 2種類の誤り訂正符号を有するデータのデータ構造に関し、誤り訂正能力の向上,再生信頼性の向上および記録密度の向上を図ることを課題とする。
【解決手段】 情報データと、情報データから生成されたCRC符号と、情報データとCRC符号とからなるデータブロックを、1行が所定数幅のバイト数となるように区切り2次元配列した場合に、配列の縦方向に並んだ情報データとCRC符号に対して生成された縦方向のパリティからなる第1訂正符号と、2次元配列の後方に前記第1訂正符号を加えてさらに2次元配列を形成したセクタデータに対し、セクタデータの所定基準位置の情報データから順に左斜め下方向に所定間隔だけ離れた位置の情報データ,CRC符号および第1訂正符号を複数個選択してなるデータ列から生成された斜めパリティからなる第2訂正符号とを備え、各斜めパリティが、前記セクタデータの中の所定の位置に分散配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図8
【解決手段】 情報データと、情報データから生成されたCRC符号と、情報データとCRC符号とからなるデータブロックを、1行が所定数幅のバイト数となるように区切り2次元配列した場合に、配列の縦方向に並んだ情報データとCRC符号に対して生成された縦方向のパリティからなる第1訂正符号と、2次元配列の後方に前記第1訂正符号を加えてさらに2次元配列を形成したセクタデータに対し、セクタデータの所定基準位置の情報データから順に左斜め下方向に所定間隔だけ離れた位置の情報データ,CRC符号および第1訂正符号を複数個選択してなるデータ列から生成された斜めパリティからなる第2訂正符号とを備え、各斜めパリティが、前記セクタデータの中の所定の位置に分散配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図8
Description
この発明は、データ構造、そのデータ構造を有する情報を記録した記録媒体およびそのデータ構造を有する情報を再生するデータ再生方法に関する。特に、記録されたデータの誤りを訂正することのできる誤り訂正符号のデータ構造に関する。
今日文字,画像,音声などの種々のデータを記録する媒体として、磁気ディスク,磁気テープ,光ディスク,光磁気ディスクなどが用いられている。
これらの記録媒体は、記録再生装置に組み込まれるか、または記録再生をしたいときに装着されて、LAN,所定のケーブルあるいはバスで接続されたコンピュータ等からの指示に基づいて、この媒体に対してデータの記録や、データの再生が行われる。
ここで、データの記録をする場合、そのデータは、媒体に適した形式のデータ構造に変換され、さらに必要な符号が付加されて記録される。
媒体に適したデータ構造(以下フォーマットとも呼ぶ)は種々のものが提案されており、たとえばその一例として、「連続サーボ・トラッキング方式」のフォーマットが、ISO(国際標準化機構)で定められている(非特許文献1、227頁参照)。
これらの記録媒体は、記録再生装置に組み込まれるか、または記録再生をしたいときに装着されて、LAN,所定のケーブルあるいはバスで接続されたコンピュータ等からの指示に基づいて、この媒体に対してデータの記録や、データの再生が行われる。
ここで、データの記録をする場合、そのデータは、媒体に適した形式のデータ構造に変換され、さらに必要な符号が付加されて記録される。
媒体に適したデータ構造(以下フォーマットとも呼ぶ)は種々のものが提案されており、たとえばその一例として、「連続サーボ・トラッキング方式」のフォーマットが、ISO(国際標準化機構)で定められている(非特許文献1、227頁参照)。
図1に、このISOで定められたフォーマットに準拠した光磁気ディスクのフォーマットを示す。このフォーマットは、光磁気ディスクの1つのセクタのデータ構造を示しており、SMと呼ばれる領域で始まり、続いて、VFO,ID,VFO,Sync,Recording Dataの各領域から構成される。
ここでRecording Dataは、記録しようとするユーザデータ(User data)を記録する領域であるが、この領域には、ユーザデータの他、CRC,ECC,Resyncという情報が含まれている。
ここでRecording Dataは、記録しようとするユーザデータ(User data)を記録する領域であるが、この領域には、ユーザデータの他、CRC,ECC,Resyncという情報が含まれている。
CRCおよびECCは、誤り検出および誤り訂正に利用される符号である。
CRC(Cyclic Redundancy Check)は、ユーザデータのエラーを容易に検出するために生成される符号である。ECC(Error Correcting Code)は、キズ,欠陥,衝撃,回路雑音などの影響によりエラーが発生した部分のユーザデータを、もとの正しいデータに訂正するために生成される符号である。
Resyncは、データ再生時に、キズ,欠陥,衝撃による外乱などによってデータが再生できない状態になっても引きつづきResyncから後ろのデータを再生するための符号であり、所定の箇所に複数個挿入されている。
このようなCRCやECCは、記録したいユーザデータには関係のない冗長なデータであるが、エラー発生時でも正しくデータを再生できるようにするために付加されるデータである。
CRC(Cyclic Redundancy Check)は、ユーザデータのエラーを容易に検出するために生成される符号である。ECC(Error Correcting Code)は、キズ,欠陥,衝撃,回路雑音などの影響によりエラーが発生した部分のユーザデータを、もとの正しいデータに訂正するために生成される符号である。
Resyncは、データ再生時に、キズ,欠陥,衝撃による外乱などによってデータが再生できない状態になっても引きつづきResyncから後ろのデータを再生するための符号であり、所定の箇所に複数個挿入されている。
このようなCRCやECCは、記録したいユーザデータには関係のない冗長なデータであるが、エラー発生時でも正しくデータを再生できるようにするために付加されるデータである。
この他にも、誤り訂正をするための種々のデータ構造が提案されているが、次に示すLDC(Long Distance Code)もその一つである。
図2に、ISOで規格化されている20インタリーブのLDCを用いた2Kバイトセクタのデータ構造DTを示す。このデータ構造DTは、先頭がSB1で始まり、末尾が(E20,16)というデータで終わるフォーマットであり、図2では、119行(row)に分けて示している。
ここで、SBn(n=1,2…)はSync符号を示し、RBn(n=1,2…)はResync符号を示し、Dn(n=1,2…)はユーザデータを示し、CRCn(n=1,2…)はCRC符号を示し、Em,n(m,n=1,2…)はECC符号を示している。
図2に、ISOで規格化されている20インタリーブのLDCを用いた2Kバイトセクタのデータ構造DTを示す。このデータ構造DTは、先頭がSB1で始まり、末尾が(E20,16)というデータで終わるフォーマットであり、図2では、119行(row)に分けて示している。
ここで、SBn(n=1,2…)はSync符号を示し、RBn(n=1,2…)はResync符号を示し、Dn(n=1,2…)はユーザデータを示し、CRCn(n=1,2…)はCRC符号を示し、Em,n(m,n=1,2…)はECC符号を示している。
図2のフォーマットを先頭から見ていくと、4バイトのSync(SB1〜SB4)、60バイトのユーザデータ(D1〜D60)、2バイトのResync(RS1)の順に記録され、その後、103行目まで、Resync(RS、2バイト)とユーザデータ(D、60バイト)が交互に繰り返されて記録される。
103行目では、このセクタ内の最後のユーザデータであるD2048が記録され、その後、オール“1”である“FFH”と4バイトからなるCRC(CRC1〜CRC4)が記録される。その後、114行目から119行目までの16行には、エラー訂正符号であるECC符号(E1,1〜E20,16)が記録される。
103行目では、このセクタ内の最後のユーザデータであるD2048が記録され、その後、オール“1”である“FFH”と4バイトからなるCRC(CRC1〜CRC4)が記録される。その後、114行目から119行目までの16行には、エラー訂正符号であるECC符号(E1,1〜E20,16)が記録される。
このようなLDCのデータ構造では、媒体の一部にキズや欠陥等があり、バーストエラーが発生しても、ECCを用いてもとの正しいユーザデータを再生することができる。
たとえば、ユーザデータD41からD80までにバーストエラーが発生した場合、図の縦方向に並んだECCを用いて、D41〜D80が訂正される。ここでD41は、ECC符号のうち(E1,1),(E1,2),(E1,3),……,(E1,15),(E1,16)を用いて所定の演算を実行すれば、正しいデータD41が再生される。
また、D42は(E2,1)〜(E2,16)を用いて再生でき、D80は(E20,1)〜(E20,16)を用いれば再生できる。
たとえば、ユーザデータD41からD80までにバーストエラーが発生した場合、図の縦方向に並んだECCを用いて、D41〜D80が訂正される。ここでD41は、ECC符号のうち(E1,1),(E1,2),(E1,3),……,(E1,15),(E1,16)を用いて所定の演算を実行すれば、正しいデータD41が再生される。
また、D42は(E2,1)〜(E2,16)を用いて再生でき、D80は(E20,1)〜(E20,16)を用いれば再生できる。
また、特許文献1には、2次元配列したデータに対して2つのエラー訂正符号(PIパリティ,POパリティ)を付加して、ディスク表面の小さなほこりによるバーストエラーの訂正能力を向上させるようにした記録媒体が提案されている。ここで、PIパリティは水平方向の連続したビットストリームに対する訂正符号ではなく、ビットストリームの右斜め下方向、すなわちビットストリームの方向に1ワード進むに従い1行(row)下がっていくデータに対してのパリティである。
「光ディスク技術、尾上守夫監修、村山登著、ラジオ技術社、1989年1月 特開平10−172243号公報(段落27,28,図3)
「光ディスク技術、尾上守夫監修、村山登著、ラジオ技術社、1989年1月
今日の光ディスク等の媒体の技術革新により、単位面積当たりに記録できる情報量が増加してきている。このような高密度記録されたデータを再生する場合、再生信号の大きさは小さくなると共に、転送レートが高くなり、信号帯域が高くなるので、再生信号に対する雑音が増加しSNRが劣化するという問題が生じてきた。
また、媒体欠陥やキズの大きさが従来と変わらないとしても、単位面積当たりの記録ビット密度が大きいので、従来の低密度記録媒体よりも同一欠陥に対する再生エラーが発生しやすくなるという問題もあった。
さらに、従来は、雑音によるランダムエラーおよび欠陥によるバーストエラーは、付加されたECC符号を利用することで救済できたが、媒体の高密度化が進むと、従来と同様のECC符号による訂正だけでは救済ができなくなるおそれがある。
また、媒体欠陥やキズの大きさが従来と変わらないとしても、単位面積当たりの記録ビット密度が大きいので、従来の低密度記録媒体よりも同一欠陥に対する再生エラーが発生しやすくなるという問題もあった。
さらに、従来は、雑音によるランダムエラーおよび欠陥によるバーストエラーは、付加されたECC符号を利用することで救済できたが、媒体の高密度化が進むと、従来と同様のECC符号による訂正だけでは救済ができなくなるおそれがある。
また、前記したような2つのエラー訂正符号を付加するようにすれば、高密度化媒体でも誤り訂正が可能となるが、従来のECC符号と異なる新規な誤り訂正符号を採用した場合には、従来のECC符号を付加したフォーマットで記録されたデータは再生できなくなるという問題が生じる。この場合は、新規な誤り訂正符号の採用は、下位互換性がなくなる。
この下位互換性を確保するという観点からは、従来のECC符号と新規なECC符号の両方について再生可能な機能を持てばよいが、1つのLSIに両方のECC符号を再生する回路を組み込む必要がある。この場合は、LSIの回路規模が膨大となり、開発コストおよびLSI単価コストが増大する。また、各ECC符号を処理する回路を別々のLSIに内蔵したとすると、2つのLSIを実装しなければならず、実装面積の増加,装置の大型化をもたらし、昨今の装置の小型化の要望に反することになる。
この下位互換性を確保するという観点からは、従来のECC符号と新規なECC符号の両方について再生可能な機能を持てばよいが、1つのLSIに両方のECC符号を再生する回路を組み込む必要がある。この場合は、LSIの回路規模が膨大となり、開発コストおよびLSI単価コストが増大する。また、各ECC符号を処理する回路を別々のLSIに内蔵したとすると、2つのLSIを実装しなければならず、実装面積の増加,装置の大型化をもたらし、昨今の装置の小型化の要望に反することになる。
また、従来の特許文献1に示した誤り訂正方法では、水平方向のPIパリティとして10ワードの情報を付加し、POパリティとして16ワードの情報を付加しているが、全記録領域に対してこの誤り訂正符号の占める割合が大きく、冗長度が大きい。
一般に、LDCや積符号を利用した誤り訂正では、本来記録すべきユーザデータに対して訂正のために利用する情報の量が大きい。すなわち冗長度が大きいので、記録容量の点で不利である。
一般に、LDCや積符号を利用した誤り訂正では、本来記録すべきユーザデータに対して訂正のために利用する情報の量が大きい。すなわち冗長度が大きいので、記録容量の点で不利である。
また、従来の積符号を利用した誤り訂正では、冗長度が大きいのに加えて、縦方向および横方向のパリティを用いて反復処理をするという制御動作の最適化が複雑であり、開発コストおよび時間がかかるという問題もある。したがって、記録媒体が高密度化するのに従って、下位互換性を確保しながら、十分な誤り訂正能力を持つ誤り訂正符号を提供することが望まれている。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、従来の誤り訂正符号を持つ媒体に対する下位互換性を確保しつつ、高密度化媒体に対しても十分な誤り訂正能力を有する誤り訂正符号を持つデータ構造および記録媒体、さらには、この誤り訂正符号を利用して記録データの再生を行う方法を提供することを課題とする。
この発明は、情報データと、情報データから生成されたCRC符号と、前記情報データとCRC符号とからなるデータブロックを、1行が所定数幅のバイト数となるように区切り2次元配列した場合に、配列の縦方向に並んだ情報データとCRC符号に対して生成された縦方向のパリティからなる第1訂正符号と、前記2次元配列の後方に前記第1訂正符号を加えてさらに2次元配列を形成したセクタデータに対し、前記セクタデータの所定基準位置の情報データから順に左斜め下方向に所定間隔だけ離れた位置の情報データ,CRC符号および第1訂正符号を複数個選択してなるデータ列から生成された斜めパリティからなる第2訂正符号とを備え、前記第2訂正符号を構成する各斜めパリティが、前記セクタデータの中の所定の位置に分散配置されていることを特徴とする誤り訂正可能な情報のデータ構造を提供するものである。
ここで、前記第2訂正符号を構成する各斜めパリティが、前記2次元配列のセクタデータに対して、右端列に配置された各情報データ,CRC符号および第1訂正符号の次の位置に分散配置されているようにしてもよい。
また、前記第1訂正符号および第2訂正符号は、同一の生成多項式を用いて生成された誤り訂正符号としてもよい。
さらに、前記セクタデータの2次元配列が1行あたり20列で構成された場合、21列目に相当する位置に、前記第2訂正符号の斜めパリティを配置するようにしてもよい。
ここで、前記第2訂正符号を構成する各斜めパリティが、前記2次元配列のセクタデータに対して、右端列に配置された各情報データ,CRC符号および第1訂正符号の次の位置に分散配置されているようにしてもよい。
また、前記第1訂正符号および第2訂正符号は、同一の生成多項式を用いて生成された誤り訂正符号としてもよい。
さらに、前記セクタデータの2次元配列が1行あたり20列で構成された場合、21列目に相当する位置に、前記第2訂正符号の斜めパリティを配置するようにしてもよい。
また、この発明は、記録領域が複数個のセクタに分割された記録媒体において、1つのセクタが、情報データと、情報データから生成されたCRC符号と、誤り訂正が可能な第1訂正符号および第2訂正符号とを含み、前記第1訂正符号が、前記情報データとCRC符号とからなるデータブロックを、1行が所定数幅のバイト数となるように区切り2次元配列した場合に、その配列の縦方向に並んだ情報データとCRC符号に対して生成された縦方向パリティから構成され、前記第2訂正符号が、前記2次元配列の後方に前記第1訂正符号を加えてさらに2次元配列を形成したデータ構造に対して、前記データ構造の所定の基準位置の情報データから順に左斜め下方向に所定間隔だけ離れた位置の情報データ,CRC符号および第1訂正符号を複数個選択してなるデータ列から生成された斜めパリティから構成され、各斜めパリティは、前記情報データ,CRC符号および第1訂正符号の順に配置されたデータ構造の中の所定位置に分散配置されていることを特徴とする記録媒体を提供するものである。
ここで、連続するn個(n≧2)のセクタからなるブロックに対して、複数個の斜めパリティからなる一組の第2訂正符号が生成され、前記2次元配列のデータ構造の右端列に配置された各情報データ,CRC符号および第1訂正符号の次の位置に、各斜めパリティが分散配置されているようにしてもよい。
また、この発明は、前記の記録媒体において、前記2次元配列のセクタデータの第m列に存在する再生された情報データ列と、前記2次元配列のセクタデータの第m列に存在する再生された縦方向パリティとを用いて、前記情報データ列の第1の誤り検出および訂正処理を行い、前記セクタデータの斜めパリティを基準位置として2次元配列の左斜め下方向に所定間隔だけ離れた位置の複数のデータを順次選択してなるデータ列を用いて、前記基準位置の斜めパリティに対応する斜めLDCを計算し、すべての斜めパリティについて前記斜めLDCを求めた後、これらの斜めLDCを用いて再生された情報データの第2の誤り検出および訂正処理を行うことを特徴とする記録媒体に記録されたデータの再生方法を提供するものである。
ここで、前記第1の誤り検出および訂正処理と、前記第2の誤り検出および訂正処理とを、交互に複数回繰り返し行うようにしてもよい。
ここで、前記第1の誤り検出および訂正処理と、前記第2の誤り検出および訂正処理とを、交互に複数回繰り返し行うようにしてもよい。
この発明によれば、ユーザデータの中に斜めパリティを付加したデータ構造を有しているので、誤り訂正能力を向上させることができる。特に、バーストエラー発生時の誤り訂正能力に優れている。
また、斜めパリティを利用した誤り訂正、および従来と同様の縦方向のパリティを利用した誤り訂正の両方を行って再生データを得るので、記録データの再生時における信頼性を向上させることができる。
また、同じ記録密度の記録媒体であれば従来の誤り訂正処理よりも誤り訂正能力を向上させることができ、さらに高密度媒体にこの発明のデータ構造を適用したとしても従来と同様の誤り訂正能力を発揮することができるので、同一の誤り訂正能力を有する記録媒体という観点において、記録密度の向上を図ることができる。
また、斜めパリティを利用した誤り訂正、および従来と同様の縦方向のパリティを利用した誤り訂正の両方を行って再生データを得るので、記録データの再生時における信頼性を向上させることができる。
また、同じ記録密度の記録媒体であれば従来の誤り訂正処理よりも誤り訂正能力を向上させることができ、さらに高密度媒体にこの発明のデータ構造を適用したとしても従来と同様の誤り訂正能力を発揮することができるので、同一の誤り訂正能力を有する記録媒体という観点において、記録密度の向上を図ることができる。
以下、図に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する。なお、この発明はこれによって限定されるものではない。
<この発明の情報記録再生装置の構成>
まず、図3に、この発明の誤り訂正方法を用いて、記録媒体に対して情報データの記録および再生を行う情報記録再生装置の構成ブロック図を示す。
この情報記録再生装置20は、主として、インタフェース部(IF)21,記録部(22,23,24),再生部(25,26,27)から構成される。
情報データとは、記録媒体30に記録されるべきデータを意味し、たとえば文書,図面,画像,音声などのユーザが作成あるいは取得したユーザデータを意味する。以下の実施例では、情報データをユーザデータと称する。
<この発明の情報記録再生装置の構成>
まず、図3に、この発明の誤り訂正方法を用いて、記録媒体に対して情報データの記録および再生を行う情報記録再生装置の構成ブロック図を示す。
この情報記録再生装置20は、主として、インタフェース部(IF)21,記録部(22,23,24),再生部(25,26,27)から構成される。
情報データとは、記録媒体30に記録されるべきデータを意味し、たとえば文書,図面,画像,音声などのユーザが作成あるいは取得したユーザデータを意味する。以下の実施例では、情報データをユーザデータと称する。
図3において、情報記録再生装置20は、パソコンなどのホストコンピュータ10から送られてくるユーザデータを受け、またホストコンピュータ10にユーザデータを送るための通信機能を実行するインタフェース部(IF)21、誤り訂正符号をユーザデータに付加するECCencoder22、誤り訂正符号が付加されたデータに対して記録再生に適した符号化を行う記録符号encoder23、記録媒体30に符号化データを書き込む記録制御部24、記録媒体30から記録データを読み出して再生信号を生成する再生制御部27、再生信号から2値化された記録符号を生成する記録符号decoder26、記録符号をデコードして、それに含まれている誤り訂正符号を利用してエラーの検出および訂正を行い正しいユーザデータを再生するECCdecoder25とから構成される。
記録媒体30は、装置に固定内蔵されるもの(ハードディスク)の他に、脱着可能なもの(光ディスク,FD,MOなど)もある。
記録媒体30は、装置に固定内蔵されるもの(ハードディスク)の他に、脱着可能なもの(光ディスク,FD,MOなど)もある。
記録媒体30にユーザデータの記録をする場合、ホストコンピュータ10から、記録媒体30に書き込むべきユーザデータがインタフェース部21に与えられ、そのユーザデータは、ECCencoder22で誤り訂正に必要な冗長符号が付加され(符号化処理)、さらに記録符号encoder23で、記録符号化(たとえば(1.7)RLLC)され、記録制御部24によって記録媒体30に書き込まれる。
記録媒体30からユーザデータの再生をする場合、ホストコンピュータ10から所望のユーザデータの読み出し指示がインタフェース部21に与えられると、図示しない媒体駆動部によって媒体30が回転駆動され、再生制御部27によりその所望のユーザデータに相当する情報が読み出され再生信号が生成される。そして記録符号decoder26が、生成された再生信号から、記録符号エンコード処理とは逆の処理である記録符号デコード処理を行い、ECCdecoder25が、記録符号に含まれる誤り訂正用の冗長符号を利用して、エラーの検出および訂正とともにユーザデータの再生を行い(復号化処理)、再生されたユーザデータは、インタフェース部21を介して、ホストコンピュータ10に送られる。
図3に示した各機能ブロック(21〜27)は、複数のハードウェアロジックを組み合わせて構成した1つのLSIで実現することができる。また、CPU,ROM,RAM,レジスタ,その他の論理素子等からなるマイクロコンピュータと、ROM等に内蔵された制御プログラムとから構成することもできる。
図3に示した各機能ブロック(21〜27)は、複数のハードウェアロジックを組み合わせて構成した1つのLSIで実現することができる。また、CPU,ROM,RAM,レジスタ,その他の論理素子等からなるマイクロコンピュータと、ROM等に内蔵された制御プログラムとから構成することもできる。
図3において、従来の情報記録再生装置20も同様のブロックから構成されているが、この発明では、ECCencoder22と、ECCdecoder25の内部構成および処理内容が異なる。
まず、比較のために、従来のECCencoderとECCdecoderの構成と処理内容について説明する。
<従来の装置構成と処理内容>
図4に、従来のECCencoder22aの内部構成ブロック図を示す。従来のECCencoder22aは、メモリ51、“FFh”付加器52、CRC符号器53、RS符号器54、SB,RS付加回路55とから構成される。このECCencoder22aでは、与えられたユーザデータ(D1〜D2048)に対して、図2に示したような冗長符号(SB,RS,CRC;E1,1〜E20,16)が付加され、2KBセクタフォーマットのデータが作成される。
まず、比較のために、従来のECCencoderとECCdecoderの構成と処理内容について説明する。
<従来の装置構成と処理内容>
図4に、従来のECCencoder22aの内部構成ブロック図を示す。従来のECCencoder22aは、メモリ51、“FFh”付加器52、CRC符号器53、RS符号器54、SB,RS付加回路55とから構成される。このECCencoder22aでは、与えられたユーザデータ(D1〜D2048)に対して、図2に示したような冗長符号(SB,RS,CRC;E1,1〜E20,16)が付加され、2KBセクタフォーマットのデータが作成される。
メモリ51は、インタフェース部(IF)21から与えられたユーザデータを一時記憶するものであり、たとえば、DRAMが用いられる。
“FFh”付加器52は、メモリに記憶されたユーザデータに対して、データ“FFh”を付加するものである。
図2に示す従来のフォーマットでは、103行目(row)の9列目〜16列目(column)に、“FFh”が追加される。
“FFh”付加器52は、メモリに記憶されたユーザデータに対して、データ“FFh”を付加するものである。
図2に示す従来のフォーマットでは、103行目(row)の9列目〜16列目(column)に、“FFh”が追加される。
CRC符号器53は、ユーザデータに対して、CRCデータ(CRC1〜CRC4)を付加するものである。CRCデータは、103行目(row)の17〜20列目(column)に追加される。
RS符号器54は、“FFh”とCRCデータが付加されたユーザデータを用いて、誤り訂正符号の1つであるReed−Solomon符号を生成するものである。ここで、図2の104行目〜119行目までの部分に、冗長データ(E(1,1)〜E(20,16))が付加される。この冗長データが、第1誤り訂正符号であり、縦方向パリティとも呼ぶ。
SB,RS付加回路55は、冗長データが付加された後のデータに、SB(Sync Byte:SB1〜SB4)と、RS(Resync:RS1〜RS39)を付加するものである。SB,RSが付加された図2のフォーマットの全119行のデータは、記録符号Encoder23に与えられる。
SB,RS付加回路55は、冗長データが付加された後のデータに、SB(Sync Byte:SB1〜SB4)と、RS(Resync:RS1〜RS39)を付加するものである。SB,RSが付加された図2のフォーマットの全119行のデータは、記録符号Encoder23に与えられる。
図5に、従来のECCdecoderの内部構成ブロック図を示す。従来のECCdecoder25aは、メモリ61、CRC復号器62、RS復号器63、SB,RS削除回路64とから構成される。ここでは、記録符号decoder26から与えられる図2のフォーマットのデータに対して誤り検出および訂正を行い、正しいユーザデータ(D1〜D2048)を生成して、インタフェース部21へ与える。
SB,RS削除回路64は、与えられた図2のフォーマットのデータから、SBとRSとを取り除くものであり、SBとRSとを取り除かれた後のデータはメモリ61に一時記憶される。
SB,RS削除回路64は、与えられた図2のフォーマットのデータから、SBとRSとを取り除くものであり、SBとRSとを取り除かれた後のデータはメモリ61に一時記憶される。
メモリ61に記憶されたデータは、RS復号器63によって所定の誤り検出処理および誤り訂正処理が行われ、さらに、CRC復号器64によって、訂正処理後のデータとCRC符号との照合が行われる。この照合により、生成されたデータが正しいと判断された場合には、ユーザデータがインタフェース部21に与えられる。
ここで、RS復号器63では、誤り検出および訂正に必要な処理、たとえばシンドローム計算や、誤り位置多項式の計算が行われる。
ここで、RS復号器63では、誤り検出および訂正に必要な処理、たとえばシンドローム計算や、誤り位置多項式の計算が行われる。
以上の処理を実行することにより、媒体30から読み出されたデータ(再生信号)にキズ等による誤りが発生していたとしても、正しいユーザデータが生成されて、ホストコンピュータ10へ送られることになる。
以上が、図2に示したデータ構造に対して行われる従来用いられていた情報記録再生装置の動作の概要である。
以上が、図2に示したデータ構造に対して行われる従来用いられていた情報記録再生装置の動作の概要である。
このような従来の記録再生処理では、冗長符号として、SB1〜SB4,RS1〜RS39,103行(row)、9列目(column)から、119行(row)、20列目(column)までのデータ(FFh,CRC,En,m)が付加されたものを用いている。
この場合冗長符号は、全部で412バイトであり、1セクタ当たり、16.7%程度の記録領域を占有している。この従来のデータ構造においては、1セクタ内のユーザデータの後方部分の領域に冗長符号をまとめて付加しているので、たとえば、最短マーク長が0.64μmの記録媒体に対して前記したようなバーストエラーが発生した場合であっても、十分な誤り訂正能力を有している。
この場合冗長符号は、全部で412バイトであり、1セクタ当たり、16.7%程度の記録領域を占有している。この従来のデータ構造においては、1セクタ内のユーザデータの後方部分の領域に冗長符号をまとめて付加しているので、たとえば、最短マーク長が0.64μmの記録媒体に対して前記したようなバーストエラーが発生した場合であっても、十分な誤り訂正能力を有している。
<この発明のECCencoderとECCdecoderの構成>
次に、この発明のECCencoderとECCdecoderの構成とその処理内容について説明する。
図6に、この発明のECCencoder22bの構成ブロック図を示し、図7に、この発明のECCdecoder25bの構成ブロック図を示す。ここで、図4と図5に示した従来の構成と同じブロックには同じ符号を記している。
図6に示すこの発明のECCencoder22bでは、SE符号器56を備える点が、図4の従来のものと異なる。図7に示すこの発明のECCdecoder25bでは、SE復号器65を備える点が、図5の従来のものと異なる。
次に、この発明のECCencoderとECCdecoderの構成とその処理内容について説明する。
図6に、この発明のECCencoder22bの構成ブロック図を示し、図7に、この発明のECCdecoder25bの構成ブロック図を示す。ここで、図4と図5に示した従来の構成と同じブロックには同じ符号を記している。
図6に示すこの発明のECCencoder22bでは、SE符号器56を備える点が、図4の従来のものと異なる。図7に示すこの発明のECCdecoder25bでは、SE復号器65を備える点が、図5の従来のものと異なる。
図8に、この発明で用いられる記録データの構造を示す。
図8に示したこの発明のデータ構造は、図2に示した従来のデータ構造に対して、第21列目(column)のデータ(SE1〜SE119)が付加される点が異なる。この21列目のデータ(SE1〜SE119)は、誤り訂正用の冗長データであり、この発明特有の情報であるが、これが第2誤り訂正符号に相当し、以下、「斜めパリティ」と呼ぶことにする。
図8に示したこの発明のデータ構造は、図2に示した従来のデータ構造に対して、第21列目(column)のデータ(SE1〜SE119)が付加される点が異なる。この21列目のデータ(SE1〜SE119)は、誤り訂正用の冗長データであり、この発明特有の情報であるが、これが第2誤り訂正符号に相当し、以下、「斜めパリティ」と呼ぶことにする。
図6に示したRS符号器54は、従来と同様に、図8のデータ構造のうち、第1誤り訂正符号(E(1,1)〜E(20,16))を生成するものである。また、図6のSE符号器56は、図8のデータ構造のうち、第2誤り訂正符号である斜めパリティ(SE1〜SE119)を生成するものである。
ここで、斜めパリティの各データは、後述するような方法で生成されるが、その生成に用いられる生成多項式は、RS符号器54で使用するものと同じものを用いることができる。この場合には、斜めパリティの生成のためにSE符号器56に組み込まれるハードウェアは、RS符号器54のハードウェアとほぼ同じ構成の回路を用いればよい。
ここで、斜めパリティの各データは、後述するような方法で生成されるが、その生成に用いられる生成多項式は、RS符号器54で使用するものと同じものを用いることができる。この場合には、斜めパリティの生成のためにSE符号器56に組み込まれるハードウェアは、RS符号器54のハードウェアとほぼ同じ構成の回路を用いればよい。
すなわち、SE符号器56は全く新たに設計し直す必要はなく、従来から使用されているRS符号器54をほとんどそのまま流用できるので、開発コストおよび期間を縮小することができる。ただし、SE符号器56では、各斜めパリティを生成するにあたって、2KBセクタ×16に渡って符号化処理をする必要があるため、メモリ51は、従来のメモリ容量に比べて16セクタ分だけ多く用意する必要がある。
また、符号化処理をするために、SE符号器56への各データの読み出しは、順次メモリ51のアドレス指定をするだけでよいので、従来の縦方向パリティ(E(1,1)〜E(20,16))のアドレスと、この発明の斜めパリティ(SE1〜SE119)との対応関係を定めれば、従来のRS符号器54と同様の処理を行えばよい。すなわち、新たなデータ読み出しアルゴリズムを作成する必要はない。
また、図2に示した従来のデータ構造のデータを生成する場合には、RS符号器54のみを起動するようにすればよいので、容易に下位互換性が確保できる。
また、図2に示した従来のデータ構造のデータを生成する場合には、RS符号器54のみを起動するようにすればよいので、容易に下位互換性が確保できる。
一方、図7において、SE復号器65は、斜めパリティ(SE1〜119)を用いて復号処理を行うが、この復号処理に用いる生成多項式もRS復号器と同じものを用いることができるので、この部分のハードウェアの共通化を図ることができる。
したがって、ECCdecoder25bのSE復号器65についても、既存のRS復号器63をほとんどそのまま利用できるので、開発コストおよび期間を縮小することができる。また、図2に示した従来のデータ構造のデータが記録されている媒体を再生する場合には、RS復号器63のみを起動するようにすればよいので、容易に下位互換性を確保することができる。
したがって、ECCdecoder25bのSE復号器65についても、既存のRS復号器63をほとんどそのまま利用できるので、開発コストおよび期間を縮小することができる。また、図2に示した従来のデータ構造のデータが記録されている媒体を再生する場合には、RS復号器63のみを起動するようにすればよいので、容易に下位互換性を確保することができる。
<この発明のデータ構造>
次に、図8に示したこの発明で使用する記録データのデータ構造について説明する。
このデータ構造は、ISO規格(ISO/IECIS15041)に定義された2KBセクタのデータフォーマットを含むものであり、図2に示した従来のLDCに対して、斜めパリティ(SE1〜SE119)を追加したものである。
すなわち、図8の21行目(column)に相当する位置に、斜めパリティを付加し、従来のISO規格の20インタリーブを、21インタリーブに拡張したものである。各斜めパリティは、誤り訂正符号として通常用いられているリードソロモン符号とする。図8では、21行目(column)に相当する位置に、斜めパリティを付加しているが、言うまでもなく、付加するパリティは、21行目(column)に限らず、どの行(column)に配置しても効果は変わらない。
次に、図8に示したこの発明で使用する記録データのデータ構造について説明する。
このデータ構造は、ISO規格(ISO/IECIS15041)に定義された2KBセクタのデータフォーマットを含むものであり、図2に示した従来のLDCに対して、斜めパリティ(SE1〜SE119)を追加したものである。
すなわち、図8の21行目(column)に相当する位置に、斜めパリティを付加し、従来のISO規格の20インタリーブを、21インタリーブに拡張したものである。各斜めパリティは、誤り訂正符号として通常用いられているリードソロモン符号とする。図8では、21行目(column)に相当する位置に、斜めパリティを付加しているが、言うまでもなく、付加するパリティは、21行目(column)に限らず、どの行(column)に配置しても効果は変わらない。
図8は、この発明のデータ構造を2次元配列の形式で説明したものであるが、図16に、この発明のデータ構造を別の形式で示した説明図を示す。
図16(a)は、この発明に利用する1セクタあたりの記録データ(図1のRecording Data)の内容を示したものである。1セクタの記録データは、ユーザデータ(D1〜D2048)、“FFh”データ、CRC符号(CRC1〜4)、ECC符号、およびその他の符号(Sync,Resync)から構成される。
ここで、ECC符号は、2種類の誤り訂正符号からなり、第1訂正符号(縦方向パリティ)と、この発明の特徴となる第2訂正符号(斜めパリティ)とからなることを示している。
図16(a)は、この発明に利用する1セクタあたりの記録データ(図1のRecording Data)の内容を示したものである。1セクタの記録データは、ユーザデータ(D1〜D2048)、“FFh”データ、CRC符号(CRC1〜4)、ECC符号、およびその他の符号(Sync,Resync)から構成される。
ここで、ECC符号は、2種類の誤り訂正符号からなり、第1訂正符号(縦方向パリティ)と、この発明の特徴となる第2訂正符号(斜めパリティ)とからなることを示している。
図16(b)は、図8に示した2次元配列を簡易化して示したものである。ユーザデータは1つの行において、左端列から始まって左から右方向へ進み、右端列の位置に、第2訂正符号(斜めパリティ)が挿入され、さらに次の行へと続く。ユーザデータの最終データであるD2048の後方には“FFh”とCRC符号が続き、さらにその後方に、第1訂正符号(縦方向パリティ)が配置される。
図16(c)は、この発明の1セクタあたりの記録データを一列にして、その順序を示したものであり、1セクタの記録データの先頭がD1で始まり、末尾が斜めパリティSE119で終わることを示している。ただし、図16(b)、(c)では、説明のためにSyncとResyncのデータは省略して図示しているが、実際には図8に示す位置にSyncやResyncが配置される。
図16(c)によれば、20バイト分(20列(column)に相当)のユーザデータ(UD)の後に1バイトの第2訂正符号(斜めパリティ:SEn)が挿入され、その後また20バイトのユーザデータ(UD)が続き、1バイトの第2訂正符号が挿入される。すなわち、斜めパリティ(SEn)は、ユーザデータ(UD)の中に一定間隔で分散配置されている。これを図8および図168b)の2次元配列で見ると、最も右側の列(第21列)に斜めパリティが配置される。
図16(c)によれば、20バイト分(20列(column)に相当)のユーザデータ(UD)の後に1バイトの第2訂正符号(斜めパリティ:SEn)が挿入され、その後また20バイトのユーザデータ(UD)が続き、1バイトの第2訂正符号が挿入される。すなわち、斜めパリティ(SEn)は、ユーザデータ(UD)の中に一定間隔で分散配置されている。これを図8および図168b)の2次元配列で見ると、最も右側の列(第21列)に斜めパリティが配置される。
たとえば、ユーザデータがD1〜D20の後に1つの斜めパリティSE1が配置され、ユーザデータD21〜D40の後に次の斜めパリティSE2が配置され、CRC符号CRC1〜CRC4の後に、1つの斜めパリティSE103が配置されている。
また、CRC符号の後方に、第1訂正符号(縦方向パリティ:E(1,1)……,E(20,16))が20バイト分だけ配置された後に、1つの斜めパリティ(SEn)が配置され、その後また第1訂正符号(縦方向パリティ)が続いている。すなわち、第2訂正符号(斜めパリティ)は、一連の第1訂正符号の中にも、分散配置されている。
このように、第2訂正符号(斜めパリティ)は、一連の記録データの中に局所的に配置するのではなく、ユーザデータや第1訂正符号も含めたデータの中に分散配置しているので、バーストエラーなどに対して、高い誤り訂正能力を持つことができる。
また、斜めパリティは、図9などで説明するように、2次元配列の中のデータのうちある基準位置から左斜め下方向に一定の飛び値だけ離れた複数個のデータからなるデータ列を利用して生成するので、同様に高い誤り訂正能力を持つことができる。
また、CRC符号の後方に、第1訂正符号(縦方向パリティ:E(1,1)……,E(20,16))が20バイト分だけ配置された後に、1つの斜めパリティ(SEn)が配置され、その後また第1訂正符号(縦方向パリティ)が続いている。すなわち、第2訂正符号(斜めパリティ)は、一連の第1訂正符号の中にも、分散配置されている。
このように、第2訂正符号(斜めパリティ)は、一連の記録データの中に局所的に配置するのではなく、ユーザデータや第1訂正符号も含めたデータの中に分散配置しているので、バーストエラーなどに対して、高い誤り訂正能力を持つことができる。
また、斜めパリティは、図9などで説明するように、2次元配列の中のデータのうちある基準位置から左斜め下方向に一定の飛び値だけ離れた複数個のデータからなるデータ列を利用して生成するので、同様に高い誤り訂正能力を持つことができる。
<この発明の斜めパリティの説明>
この発明の第2誤り訂正符号である斜めパリティ(SE1〜SE119)を生成する実施例について説明する。
図9に、この発明の斜めパリティの生成手順の概略説明図を示す。
図9では、16個のセクタ(セクタNo.1〜16)からなるデータを1つのブロックとして、斜めパリティを生成したものである。ここで、たとえば1つのセクタ1は、図8に示した119行(row)、21列(column)の2KBセクタであり、1つのブロックは、16セクタ分のデータ、119×16=1904行(row)のデータから構成される。
この発明の第2誤り訂正符号である斜めパリティ(SE1〜SE119)を生成する実施例について説明する。
図9に、この発明の斜めパリティの生成手順の概略説明図を示す。
図9では、16個のセクタ(セクタNo.1〜16)からなるデータを1つのブロックとして、斜めパリティを生成したものである。ここで、たとえば1つのセクタ1は、図8に示した119行(row)、21列(column)の2KBセクタであり、1つのブロックは、16セクタ分のデータ、119×16=1904行(row)のデータから構成される。
この発明の1つの斜めパリティは、その斜めパリティの位置を基準位置として、その基準位置の列の左隣の列であって、かつ一定数(以下、飛び値Pと呼ぶ)だけ下方位置の行にあるデータを順次選択したデータ列に対して求めたデータである。この1つの斜めパリティは、選択されたデータ列のデータをリードソロモン符号器に入力することによって計算される。
まず、図9において、線分(a)は、セクタ1の1行(row)21列(column)の斜めパリティであるSE1はその左斜め下方向のデータを複数個選択して得られたデータ列に関係することを意味する。
この線分(a)に示した斜めパリティSE1に関係するデータ列の具体例の説明図を、図10に示す。
図10は、図9のセクタ1の左上部分を拡大したものである。ここで、セクタ1の斜めパリティSE1は、セクタ1の9行20列にあるデータD180、セクタ1の17行19列のD339というように、SE1の位置から見て左斜め下方向に一定間隔で存在するデータを順次選択して得られたデータ列から求められるパリティである。
この線分(a)に示した斜めパリティSE1に関係するデータ列の具体例の説明図を、図10に示す。
図10は、図9のセクタ1の左上部分を拡大したものである。ここで、セクタ1の斜めパリティSE1は、セクタ1の9行20列にあるデータD180、セクタ1の17行19列のD339というように、SE1の位置から見て左斜め下方向に一定間隔で存在するデータを順次選択して得られたデータ列から求められるパリティである。
図10の実施例では、隣接する左側の列を見た場合に、その列の下方に8行下がった位置のデータを選択している。すなわち飛び数P=8である。このデータ列は、最も左側の列である第1列(column)に到達するまでに選択した複数個のデータから構成される。
斜めパリティSE1は、1行21列の位置にあるので、その左側の第20列で、8行下がった行(第9行)にあるデータが前記したデータD180である。
たとえば、斜めパリティSE1を生成するためのデータ列は、セクタ1のデータD180,D339,D498,D657,D816,D975,D1134,D1293,D1452,D1611,D1770,D1929,E(2,8),E(10,7)とセクタ2のD26,D185,D344,D503,D662,D821の20個のデータからなる。
斜めパリティSE1は、1行21列の位置にあるので、その左側の第20列で、8行下がった行(第9行)にあるデータが前記したデータD180である。
たとえば、斜めパリティSE1を生成するためのデータ列は、セクタ1のデータD180,D339,D498,D657,D816,D975,D1134,D1293,D1452,D1611,D1770,D1929,E(2,8),E(10,7)とセクタ2のD26,D185,D344,D503,D662,D821の20個のデータからなる。
次に、図9の線分(b)は、一旦1つの斜めパリティの生成が終了した後に、次の斜めパリティを生成する方法を示している。
図11に、線分(b)のパリティ生成の一実施例の説明図を示す。
ある斜めパリティについてのデータ列が、図のようにD503,D662,D821となり、最も左側の列(第1列)に達したとする。このとき、線分(a)に示した方法でセクタ1の42行1列にあるD821までのデータによって1つの斜めパリティが生成される。次に、次の斜めパリティとして、同じ飛び数(P=8)だけ下方に移動した位置の斜めパリティを選択する。
図11の場合、右端の第21列において、D821が存在した第42行から8つ下の50行目にある斜めパリティSE50が選択される。
そして、前記した線分(a)と同様にして、左側に隣接する列で一定の飛び数(P=8)だけ下がった位置のデータを順次選択していき、左端の第1列に到達するまでの複数個のデータによりこの斜めパリティSE50のためのデータ列(D1160,D1319,……)を構成する。
図11に、線分(b)のパリティ生成の一実施例の説明図を示す。
ある斜めパリティについてのデータ列が、図のようにD503,D662,D821となり、最も左側の列(第1列)に達したとする。このとき、線分(a)に示した方法でセクタ1の42行1列にあるD821までのデータによって1つの斜めパリティが生成される。次に、次の斜めパリティとして、同じ飛び数(P=8)だけ下方に移動した位置の斜めパリティを選択する。
図11の場合、右端の第21列において、D821が存在した第42行から8つ下の50行目にある斜めパリティSE50が選択される。
そして、前記した線分(a)と同様にして、左側に隣接する列で一定の飛び数(P=8)だけ下がった位置のデータを順次選択していき、左端の第1列に到達するまでの複数個のデータによりこの斜めパリティSE50のためのデータ列(D1160,D1319,……)を構成する。
以上のようなデータ列の選択と斜めパリティの生成処理との繰り返しにより、図9の最下部のセクタ16の最下行に到達するまで、斜めパリティを生成していく。最下行に到達すると、セクタ1へ戻る。たとえば、図9に示したように、(d)の位置で、セクタ16の最終行に到達するが、図9の(d)から(c)への線分は、引き続きセクタ1の最上行に戻って斜めパリティの生成をすることを示している。
図12に、この(d)から(c)へ戻った場合のデータ生成の一実施例の説明図を示す。
図12において、データの選択を繰り返し行ったときに、セクタ16の112行15列のデータ「E9,15」に到達したとする。このとき、それより飛び数(P=8)だけ下方の列が存在しないので、図12の(d)から(c)へ移動する。
この例では、データ「E9,15」の存在する列の左隣の列である第14列の最上行(セクタ1の第1行)へ飛び、飛び数(P=8)を加算した行に相当するセクタ1の第1行目のデータD14へ移動する。すなわち、データ「E9,15」の次のデータとして、セクタ1の1行14列の位置に存在するデータD14が選択される。
図12において、データの選択を繰り返し行ったときに、セクタ16の112行15列のデータ「E9,15」に到達したとする。このとき、それより飛び数(P=8)だけ下方の列が存在しないので、図12の(d)から(c)へ移動する。
この例では、データ「E9,15」の存在する列の左隣の列である第14列の最上行(セクタ1の第1行)へ飛び、飛び数(P=8)を加算した行に相当するセクタ1の第1行目のデータD14へ移動する。すなわち、データ「E9,15」の次のデータとして、セクタ1の1行14列の位置に存在するデータD14が選択される。
その後は、図9,図10に示したのと同様の方法で左斜め下方向にデータを選択していくことになる。この場合、D14の次に、D173,D332が選択される。そして、図9に示すように、線分(c)から(e)にかけて、左端の第1列に到達するまで、同様にデータの選択を行う。
図13に、この図9の(e)の部分のパリティ生成の説明図を示す。
図13では、データD1763,D1922が選択され、左端の第1列においてデータ「E2,1」が選択されたことを示している。
図13に、この図9の(e)の部分のパリティ生成の説明図を示す。
図13では、データD1763,D1922が選択され、左端の第1列においてデータ「E2,1」が選択されたことを示している。
図9に示した(a)から(e)までのデータ選択およびパリティ生成処理を行うことにより選択されたSE1から「E2,1」までの複数個のデータからなるデータ列を利用して、1トラック分の1つの斜めパリティ符号(以下、斜めLDCと呼ぶ)を生成する。
すなわち、1つの斜めLDCは、図9に示したように、らせん状に配置されている線分(a)〜(e)までの間に選択した複数個のデータからなるデータ列によって生成される。
この斜めLDCは、データ列に対してリードソロモン符号化の処理をすることにより生成される。
すなわち、1つの斜めLDCは、図9に示したように、らせん状に配置されている線分(a)〜(e)までの間に選択した複数個のデータからなるデータ列によって生成される。
この斜めLDCは、データ列に対してリードソロモン符号化の処理をすることにより生成される。
次に、セクタ1の2行21列にある斜めパリティSE2についても同様にして、斜めパリティが生成され、さらにらせん状に配置されている複数個のデータからなるデータ列によって斜めLDCが生成される。
図14に、この2つ目の斜めパリティSE2に対して選択されるデータ列の実施例の説明図を示す。ここで、データD200,D359というようにデータが選択されることを示している。
その後、順次第21列のすべての斜めパリティ(SE3〜SE119)について、同様のデータ列の選択を行い、それぞれの斜めLDCを生成する。
以上のようにして、斜めパリティ(SE1〜SE119)の値が決定されるが、この符号化処理は、図6に示したSE符号器56によって行われる。
図14に、この2つ目の斜めパリティSE2に対して選択されるデータ列の実施例の説明図を示す。ここで、データD200,D359というようにデータが選択されることを示している。
その後、順次第21列のすべての斜めパリティ(SE3〜SE119)について、同様のデータ列の選択を行い、それぞれの斜めLDCを生成する。
以上のようにして、斜めパリティ(SE1〜SE119)の値が決定されるが、この符号化処理は、図6に示したSE符号器56によって行われる。
<この発明の符号化処理の説明>
次に、図6に示したこの発明のECCencoder22bの処理(符号化処理)の概略フローを示す。
ECCencoder22bは、IF部21から与えられメモリ51に記憶されたユーザデータに対して、次のような処理をこの順に行う。
次に、図6に示したこの発明のECCencoder22bの処理(符号化処理)の概略フローを示す。
ECCencoder22bは、IF部21から与えられメモリ51に記憶されたユーザデータに対して、次のような処理をこの順に行う。
(ステップS1)“FFh”付加器52による“FFh”データの付加
ここで、データ“FFh”は、図8に示した103行(row)の9列〜16列(column)の位置に書き込まれる。
(ステップS2)CRC符号器53によるCRCデータの付加
ここで、CRCデータは、図8に示した103行(row)の17列〜20列(column)の位置に書き込まれる。
(ステップS3)RS符号器54による冗長データの付加
ここで、冗長データとは、第2誤り訂正符号である縦方向パリティを意味し、図8に示した104行〜119行(column)の位置のデータE(1,1)〜E(20,16)を意味する。この冗長データは、誤り訂正符号の一つであるリードソロモン符号として書き込まれる。
ここで、データ“FFh”は、図8に示した103行(row)の9列〜16列(column)の位置に書き込まれる。
(ステップS2)CRC符号器53によるCRCデータの付加
ここで、CRCデータは、図8に示した103行(row)の17列〜20列(column)の位置に書き込まれる。
(ステップS3)RS符号器54による冗長データの付加
ここで、冗長データとは、第2誤り訂正符号である縦方向パリティを意味し、図8に示した104行〜119行(column)の位置のデータE(1,1)〜E(20,16)を意味する。この冗長データは、誤り訂正符号の一つであるリードソロモン符号として書き込まれる。
(ステップS4)SE符号器56による斜めパリティの付加
ここで、図8の第21列(column)の斜めパリティ(SE1〜SE119)が書き込まれる。各斜めパリティは、その左斜め下方向に一定の飛び数(P)だけ離れた位置の複数個のデータからなるデータ列を利用して生成される。
たとえば、セクタ1の1行21列の位置の1つ目の斜めパリティSE1は、図9および図10に示したように、セクタ1のデータD180,D339,……,E(2,8),E(10,7)とセクタ2のD26,D185,・・・・・・,D662,D821を用いて、所定の生成多項式による演算を行うことにより生成される。
同様に、セクタ1の次の斜めパリティSE2は、セクタ1のデータD200,D359,・・・・・・,E(3,8),E(11,7)とセクタ2のD46,D205,・・・・・・,D682,D841を用いて生成される。
以下、同様の処理により、SE1からSE119までの119個の斜めパリティが生成され、それぞれの位置に書き込まれる。さらに、図15に示すように、セクタ1からセクタ16までの第21列(column)に存在するすべての斜めパリティに対する同様の処理が繰り返され、すべての斜めパリティが生成される。
ここで、図8の第21列(column)の斜めパリティ(SE1〜SE119)が書き込まれる。各斜めパリティは、その左斜め下方向に一定の飛び数(P)だけ離れた位置の複数個のデータからなるデータ列を利用して生成される。
たとえば、セクタ1の1行21列の位置の1つ目の斜めパリティSE1は、図9および図10に示したように、セクタ1のデータD180,D339,……,E(2,8),E(10,7)とセクタ2のD26,D185,・・・・・・,D662,D821を用いて、所定の生成多項式による演算を行うことにより生成される。
同様に、セクタ1の次の斜めパリティSE2は、セクタ1のデータD200,D359,・・・・・・,E(3,8),E(11,7)とセクタ2のD46,D205,・・・・・・,D682,D841を用いて生成される。
以下、同様の処理により、SE1からSE119までの119個の斜めパリティが生成され、それぞれの位置に書き込まれる。さらに、図15に示すように、セクタ1からセクタ16までの第21列(column)に存在するすべての斜めパリティに対する同様の処理が繰り返され、すべての斜めパリティが生成される。
(ステップS5)SB,RS付加回路55によるSB,RSデータの付加
ここでは、図8は、SB1〜SB4およびRS1〜RS39の各データが書き込まれる。
以上のようにしてECCencoder22bにおいて、図8に示すこの発明のデータ構造を構成するすべてのデータが生成され、記録符号encoderに与えられる。なお、上記処理のうち、ステップS1,S2,S3およびS5の各処理は、従来のECCencoderでも行われていたのと同様の処理である。
ここでは、図8は、SB1〜SB4およびRS1〜RS39の各データが書き込まれる。
以上のようにしてECCencoder22bにおいて、図8に示すこの発明のデータ構造を構成するすべてのデータが生成され、記録符号encoderに与えられる。なお、上記処理のうち、ステップS1,S2,S3およびS5の各処理は、従来のECCencoderでも行われていたのと同様の処理である。
また、ステップS4のSE符号器56による斜めパリティの生成処理では、RS符号器54で用いる生成多項式と同じ生成多項式を用いることができるので、前記したように、SE符号器56は、RS符号器54と同様のハードウェア構成とすることができる。
ただし、RS符号器54で生成された縦方向パリティ(E(1,1)〜E(20,16))の書込みアドレスは104行〜119行(row)の1列〜20列(column)であるのに対して、SE符号器56で生成された斜めパリティ(SE1〜SE119)の書込みアドレスは、第21列(column)の1行〜119行(row)である点が異なる。
ただし、RS符号器54で生成された縦方向パリティ(E(1,1)〜E(20,16))の書込みアドレスは104行〜119行(row)の1列〜20列(column)であるのに対して、SE符号器56で生成された斜めパリティ(SE1〜SE119)の書込みアドレスは、第21列(column)の1行〜119行(row)である点が異なる。
<この発明の復号化処理の説明>
次に、図7に示したこの発明のECCdecoder25bの処理(復号化処理)の概略フローを示す。
ECCdecoder25bは、記録符号decoder23から与えられる図8に示したデータ構造の再生データに対して、次のような処理を、この順に行う。
(ステップS10)SB,RS削除回路64によるデータSB,RSの削除
ここでは、図8の構成の再生データから、SB1〜SB4と、RS1〜RS39を取り除く。SB,RSが取り除かれたデータは、メモリ61に記録される。
(ステップS11)RS復号器63による誤り検出および誤り訂正処理A
ここでは、104行〜119行(row)に格納されていた冗長データE(1,1)〜E(20,16)を用いて、従来と同様の誤り検出と誤り訂正が行われる。すなわち、図8の構造で言えば、縦方向LDCが演算され、誤り検出と訂正(第1の誤り検出および訂正)が行われる。
次に、図7に示したこの発明のECCdecoder25bの処理(復号化処理)の概略フローを示す。
ECCdecoder25bは、記録符号decoder23から与えられる図8に示したデータ構造の再生データに対して、次のような処理を、この順に行う。
(ステップS10)SB,RS削除回路64によるデータSB,RSの削除
ここでは、図8の構成の再生データから、SB1〜SB4と、RS1〜RS39を取り除く。SB,RSが取り除かれたデータは、メモリ61に記録される。
(ステップS11)RS復号器63による誤り検出および誤り訂正処理A
ここでは、104行〜119行(row)に格納されていた冗長データE(1,1)〜E(20,16)を用いて、従来と同様の誤り検出と誤り訂正が行われる。すなわち、図8の構造で言えば、縦方向LDCが演算され、誤り検出と訂正(第1の誤り検出および訂正)が行われる。
(ステップS12)SE復号器65による誤り検出および誤り訂正処理B
ここでは、第21列(column)の斜めパリティ(SE1〜SE119)を用いて、斜めLDCを演算し、誤り検出と訂正(第2の誤り検出および訂正)が行われる。
この第2の誤り検出および訂正処理Bでは、まず、斜めパリティおよび左斜め下方向に選択された複数個のデータのデータ列から斜めLDCを計算し、再生されたユーザデータと斜めLDCとを照合し、リードソロモン複号(シンドローム計算、誤り位置多項式の計算、誤り位置計算、誤り値の計算、誤りの訂正)をすることにより、正しいデータを生成し、誤りが検出されたユーザデータを正しいデータに置き換える処理を行う。
(ステップS13)CRC復号器62によるCRCチェック
RS復号器63とSE復号器65とによる誤り検出と訂正が行われた後に、図8のユーザデータ(D1〜D2048)に対して、CRCチェックが行われ、再生データに誤りがないか否かが、チェックされる。CRCチェックにより誤りがないことが確認された再生データは、IF部21へ与えられる。
ここでは、第21列(column)の斜めパリティ(SE1〜SE119)を用いて、斜めLDCを演算し、誤り検出と訂正(第2の誤り検出および訂正)が行われる。
この第2の誤り検出および訂正処理Bでは、まず、斜めパリティおよび左斜め下方向に選択された複数個のデータのデータ列から斜めLDCを計算し、再生されたユーザデータと斜めLDCとを照合し、リードソロモン複号(シンドローム計算、誤り位置多項式の計算、誤り位置計算、誤り値の計算、誤りの訂正)をすることにより、正しいデータを生成し、誤りが検出されたユーザデータを正しいデータに置き換える処理を行う。
(ステップS13)CRC復号器62によるCRCチェック
RS復号器63とSE復号器65とによる誤り検出と訂正が行われた後に、図8のユーザデータ(D1〜D2048)に対して、CRCチェックが行われ、再生データに誤りがないか否かが、チェックされる。CRCチェックにより誤りがないことが確認された再生データは、IF部21へ与えられる。
ステップS11で示したRS復号器63による誤り訂正処理Aと、ステップS12で示したSE復号器65による誤り訂正処理Bとは、この順に少なくとも各1回だけ行えばよいが、より訂正能力を向上させるために、この2つの誤り訂正処理(A,B)を繰り返し行うことが好ましい。
たとえば、誤り訂正処理をA,B,A,Bの順にそれぞれ2回繰り返し行ったとすると、Aの訂正能力を超えた誤りに対し、Aの訂正能力以内になるようにBが訂正できればAで完全に訂正可能になる。また、Bの訂正能力を超えた誤りに対し、Bの訂正能力以内になるようにAが訂正できればBで完全に訂正可能になる。このように2つの誤り訂正処理(A,B)を繰り返すことで、誤り訂正処理A,Bをこの順に1回だけ行った場合に比べて、数倍誤り訂正能力を高くすることができる。
さらに、前述の繰り返し誤り訂正処理において、積符号の複号手段として一般的によく知られている消失訂正(イレージャ訂正)を適用できる。リードソロモン符号は、データ誤り位置を検出してデータを訂正する場合に比べ、予め誤り位置がわかっているエラーを訂正する場合の方が多くのエラーを訂正することができる。したがって、予めデータの誤り位置を前述のA(またはB)の誤り訂正処理で訂正できなかった箇所を誤り位置としてポインタを設定し、前述のB(またはA)の誤り訂正処理で消失訂正を行うと、より訂正能力を高くすることができる。
当然のことながら、前述の動作は、訂正能力を高くするためであるが、エラーが少ない再生データを処理する場合、誤り訂正処理AまたはBのどちらか1つだけでも十分訂正できる場合がある。このような場合は、データ転送速度を向上させるため、どちらか1つだけの処理でかまわない。
たとえば、誤り訂正処理をA,B,A,Bの順にそれぞれ2回繰り返し行ったとすると、Aの訂正能力を超えた誤りに対し、Aの訂正能力以内になるようにBが訂正できればAで完全に訂正可能になる。また、Bの訂正能力を超えた誤りに対し、Bの訂正能力以内になるようにAが訂正できればBで完全に訂正可能になる。このように2つの誤り訂正処理(A,B)を繰り返すことで、誤り訂正処理A,Bをこの順に1回だけ行った場合に比べて、数倍誤り訂正能力を高くすることができる。
さらに、前述の繰り返し誤り訂正処理において、積符号の複号手段として一般的によく知られている消失訂正(イレージャ訂正)を適用できる。リードソロモン符号は、データ誤り位置を検出してデータを訂正する場合に比べ、予め誤り位置がわかっているエラーを訂正する場合の方が多くのエラーを訂正することができる。したがって、予めデータの誤り位置を前述のA(またはB)の誤り訂正処理で訂正できなかった箇所を誤り位置としてポインタを設定し、前述のB(またはA)の誤り訂正処理で消失訂正を行うと、より訂正能力を高くすることができる。
当然のことながら、前述の動作は、訂正能力を高くするためであるが、エラーが少ない再生データを処理する場合、誤り訂正処理AまたはBのどちらか1つだけでも十分訂正できる場合がある。このような場合は、データ転送速度を向上させるため、どちらか1つだけの処理でかまわない。
図8に示したようなこの発明のデータ構造によれば、斜めLDCによる誤り訂正を行っているので、最大21列×30行のバーストエラーが発生しても、その誤りを訂正することができる。斜めパリティを除いて考えると、20列×30行=600バイトのユーザデータについてバーストエラーが発生しても訂正ができる。すなわち、最大バースト訂正能力は、600バイトである。
一方、図2に示したような従来のデータ構造によれば、縦方向LDCによる誤り訂正のみを行っているので、最大バースト訂正能力は20列×8行=160バイトである。したがって、この発明では、誤り訂正能力が、従来よりも3.75(=600/160)倍になり、データの再生時の信頼性を大きく向上させることができる。
また、このように誤り訂正能力を向上させることができるので、再生時のより高い信頼性が要求される高密度媒体にも、この発明のデータ構造を適用することができる。たとえば、最短マーク長が0.60μmの高密度媒体にこの発明のデータ構造を適用した場合、マーク長が0.64μmの低密度媒体に対して従来のデータ構造を適用した場合の誤り訂正能力と同等か、それ以上の誤り訂正をすることができる。
したがって、この発明のデータ構造を利用して記録媒体にデータの記録再生を行えば、媒体の記録密度を向上させることが可能となる。
したがって、この発明のデータ構造を利用して記録媒体にデータの記録再生を行えば、媒体の記録密度を向上させることが可能となる。
付記:この発明は、以下の特徴を有するデータ構造および記録媒体を提供する。
(付記1)情報データと、情報データから生成されたCRC符号と、前記情報データとCRC符号とからなるデータブロックを、1行が所定数幅のバイト数となるように区切り2次元配列した場合に、配列の縦方向に並んだ情報データとCRC符号に対して生成された縦方向のパリティからなる第1訂正符号と、前記2次元配列の後方に前記第1訂正符号を加えてさらに2次元配列を形成したセクタデータに対し、前記セクタデータの所定基準位置の情報データから順に左斜め下方向に所定間隔だけ離れた位置の情報データ,CRC符号および第1訂正符号を複数個選択してなるデータ列から生成された斜めパリティからなる第2訂正符号とを備え、前記第2訂正符号を構成する各斜めパリティが、前記セクタデータの中の所定の位置に分散配置されていることを特徴とする誤り訂正可能な情報のデータ構造。
(付記2)前記第2訂正符号を構成する各斜めパリティが、前記2次元配列のセクタデータに対して、右端列に配置された各情報データ,CRC符号および第1訂正符号の次の位置に分散配置されていることを特徴とする付記1のデータ構造。
(付記3)前記第1訂正符号および第2訂正符号は、同一の生成多項式を用いて生成された誤り訂正符号であることを特徴とする付記1または2のデータ構造。
(付記4)前記セクタデータの2次元配列が1行あたり20列で構成された場合、21列目に相当する位置に、前記第2訂正符号の斜めパリティを配置することを特徴とする付記2のデータ構造。
(付記1)情報データと、情報データから生成されたCRC符号と、前記情報データとCRC符号とからなるデータブロックを、1行が所定数幅のバイト数となるように区切り2次元配列した場合に、配列の縦方向に並んだ情報データとCRC符号に対して生成された縦方向のパリティからなる第1訂正符号と、前記2次元配列の後方に前記第1訂正符号を加えてさらに2次元配列を形成したセクタデータに対し、前記セクタデータの所定基準位置の情報データから順に左斜め下方向に所定間隔だけ離れた位置の情報データ,CRC符号および第1訂正符号を複数個選択してなるデータ列から生成された斜めパリティからなる第2訂正符号とを備え、前記第2訂正符号を構成する各斜めパリティが、前記セクタデータの中の所定の位置に分散配置されていることを特徴とする誤り訂正可能な情報のデータ構造。
(付記2)前記第2訂正符号を構成する各斜めパリティが、前記2次元配列のセクタデータに対して、右端列に配置された各情報データ,CRC符号および第1訂正符号の次の位置に分散配置されていることを特徴とする付記1のデータ構造。
(付記3)前記第1訂正符号および第2訂正符号は、同一の生成多項式を用いて生成された誤り訂正符号であることを特徴とする付記1または2のデータ構造。
(付記4)前記セクタデータの2次元配列が1行あたり20列で構成された場合、21列目に相当する位置に、前記第2訂正符号の斜めパリティを配置することを特徴とする付記2のデータ構造。
(付記5)記録領域が複数個のセクタに分割された記録媒体において、1つのセクタが、情報データと、情報データから生成されたCRC符号と、誤り訂正が可能な第1訂正符号および第2訂正符号とを含み、前記第1訂正符号が、前記情報データとCRC符号とからなるデータブロックを、1行が所定数幅のバイト数となるように区切り2次元配列した場合に、その配列の縦方向に並んだ情報データとCRC符号に対して生成された縦方向パリティから構成され、前記第2訂正符号が、前記2次元配列の後方に前記第1訂正符号を加えてさらに2次元配列を形成したデータ構造に対して、前記データ構造の所定の基準位置の情報データから順に左斜め下方向に所定間隔だけ離れた位置の情報データ,CRC符号および第1訂正符号を複数個選択してなるデータ列から生成された斜めパリティから構成され、各斜めパリティは、前記情報データ,CRC符号および第1訂正符号の順に配置されたデータ構造の中の所定位置に分散配置されていることを特徴とする記録媒体。
(付記6)連続するn個(n≧2)のセクタからなるブロックに対して、複数個の斜めパリティからなる一組の第2訂正符号が生成され、前記2次元配列のデータ構造の右端列に配置された各情報データ,CRC符号および第1訂正符号の次の位置に、各斜めパリティが分散配置されていることを特徴とする付記5の記録媒体。
(付記7)前記第1訂正符号および第2訂正符号は、同一の生成多項式を用いて生成された誤り訂正符号であることを特徴とする付記5または6の記録媒体。
(付記8)前記2次元配列が1行あたり20列で構成された場合、21列目に相当する位置に、前記第2訂正符号の斜めパリティを配置することを特徴とする付記6の記録媒体。
(付記7)前記第1訂正符号および第2訂正符号は、同一の生成多項式を用いて生成された誤り訂正符号であることを特徴とする付記5または6の記録媒体。
(付記8)前記2次元配列が1行あたり20列で構成された場合、21列目に相当する位置に、前記第2訂正符号の斜めパリティを配置することを特徴とする付記6の記録媒体。
(付記9)前記付記5の記録媒体において、前記2次元配列のセクタデータの第m列に存在する再生された情報データ列と、前記2次元配列のセクタデータの第m列に存在する再生された縦方向パリティとを用いて、前記情報データ列の第1の誤り検出および訂正処理を行い、前記セクタデータの斜めパリティを基準位置として2次元配列の左斜め下方向に所定間隔だけ離れた位置の複数のデータを順次選択してなるデータ列を用いて、前記基準位置の斜めパリティに対応する斜めLDCを計算し、すべての斜めパリティについて前記斜めLDCを求めた後、これらの斜めLDCを用いて再生された情報データの第2の誤り検出および訂正処理を行うことを特徴とする記録媒体に記録されたデータの再生方法。
(付記10)前記第1の誤り検出および訂正処理と、前記第2の誤り検出および訂正処理とを、交互に複数回繰り返し行うことを特徴とする付記9の再生方法。
(付記10)前記第1の誤り検出および訂正処理と、前記第2の誤り検出および訂正処理とを、交互に複数回繰り返し行うことを特徴とする付記9の再生方法。
10 ホストコンピュータ
20 情報記録再生装置
21 インタフェース部
22 ECCencoder
23 記録符号encoder
24 記録制御部
25 ECCdecoder
26 記録符号decoder
27 再生制御部
30 記録媒体
51 メモリ
52 “FFh”付加器
53 CRC符号器
54 RS符号器
55 SB,RS付加回路
56 SE符号器
61 メモリ
62 CRC復号器
63 RS復号器
64 SB,RS削除回路
65 SE復号器
20 情報記録再生装置
21 インタフェース部
22 ECCencoder
23 記録符号encoder
24 記録制御部
25 ECCdecoder
26 記録符号decoder
27 再生制御部
30 記録媒体
51 メモリ
52 “FFh”付加器
53 CRC符号器
54 RS符号器
55 SB,RS付加回路
56 SE符号器
61 メモリ
62 CRC復号器
63 RS復号器
64 SB,RS削除回路
65 SE復号器
Claims (5)
- 情報データと、情報データから生成されたCRC符号と、
前記情報データとCRC符号とからなるデータブロックを、1行が所定数幅のバイト数となるように区切り2次元配列した場合に、配列の縦方向に並んだ情報データとCRC符号に対して生成された縦方向のパリティからなる第1訂正符号と、
前記2次元配列の後方に前記第1訂正符号を加えてさらに2次元配列を形成したセクタデータに対し、前記セクタデータの所定基準位置の情報データから順に左斜め下方向に所定間隔だけ離れた位置の情報データ,CRC符号および第1訂正符号を複数個選択してなるデータ列から生成された斜めパリティからなる第2訂正符号とを備え、
前記第2訂正符号を構成する各斜めパリティが、前記セクタデータの中の所定の位置に分散配置されていることを特徴とする誤り訂正可能な情報のデータ構造。 - 前記第2訂正符号を構成する各斜めパリティが、前記2次元配列のセクタデータに対して、右端列に配置された各情報データ,CRC符号および第1訂正符号の次の位置に分散配置されていることを特徴とする請求項1のデータ構造。
- 前記第1訂正符号および第2訂正符号は、同一の生成多項式を用いて生成された誤り訂正符号であることを特徴とする請求項1または2のデータ構造。
- 前記セクタデータの2次元配列が1行あたり20列で構成された場合、21列目に相当する位置に、前記第2訂正符号の斜めパリティを配置することを特徴とする請求項2のデータ構造。
- 記録領域が複数個のセクタに分割された記録媒体において、1つのセクタが、情報データと、情報データから生成されたCRC符号と、誤り訂正が可能な第1訂正符号および第2訂正符号とを含み、
前記第1訂正符号が、前記情報データとCRC符号とからなるデータブロックを、1行が所定数幅のバイト数となるように区切り2次元配列した場合に、その配列の縦方向に並んだ情報データとCRC符号に対して生成された縦方向パリティから構成され、
前記第2訂正符号が、前記2次元配列の後方に前記第1訂正符号を加えてさらに2次元配列を形成したデータ構造に対して、前記データ構造の所定の基準位置の情報データから順に左斜め下方向に所定間隔だけ離れた位置の情報データ,CRC符号および第1訂正符号を複数個選択してなるデータ列から生成された斜めパリティから構成され、各斜めパリティは、前記情報データ,CRC符号および第1訂正符号の順に配置されたデータ構造の中の所定位置に分散配置されていることを特徴とする記録媒体。
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