JP2005251764A - フレキシブル基板用電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【書類】
【課題】 薄型化を可能とするフレキシブル基板用電気コネクタを提供することを目的とする。
【解決手段】 端子10,20がハウジング1の底部側に位置する下腕部12とこれに対して上方に位置する上腕部11とをそれぞれ前方延びるようにして有し、上記下腕部12の上縁に接触部12Bが設けられ、フレキシブル基板Pが加圧部材30の加圧部33により複数の端子10,20の接触部12Bへ圧せられる電気コネクタにおいて、異なる端子10,20の上腕部11,21が協働して加圧部材30の被案内部31A,32Aを囲むことで加圧部材を回動案内自在とする。
【選択図】 図1

Description

本発明はフレキシブル基板用電気コネクタに関する。
この種の電気コネクタとしては、例えば、特許文献1に開示されているものが知られている。
この特許文献1のコネクタは、添付図面の図5のごとく、金属板を抜き加工して得られた二種の端子51,52を、その面が紙面と平行となるようにして、紙面に直角な方向に等間隔でそれぞれ複数、ハウジング53に植設されている。
上記端子51は、上方から、支持腕部54、接触子腕部55、固定腕部56、そして接続部57を順に有している。支持腕部54は幅広で剛性を有し、その先端部に略円形の回動支持部54Aが形成され、一方、接触子腕部55は比較的細長く可撓性を有するように形成されており、その先端には接触部55Aが設けられている。又、固定腕部56は係止突起56Aを有している。そして、接続部57はハウジング外に突出して回路基板P上に位置している。かかる端子51は、ハウジング53の対応溝へ右方から挿入され、上記係止突起56Aによりその位置が固定される。
もう一種の端子52は、上記の端子51に比し、固定腕部を有していない以外は、上記端子51と同じであるが、ハウジング53へは逆向きで左方から挿入されて、その接続部58は左方へ突出している。したがって、端子51と52が交互に植設されたとき、それらの接触部55Aそして59Aは、挿入方向で距離をもっており、上方から見たときには、千鳥状に配置される。
上記端子51の回動支持部54Aは、紙面に直角な方向に延びるように櫛歯状に位置しており、これらにより加圧部材60が回動自在に支持されている。この加圧部材60は、円弧状の面61で閉位置へ向け回動案内され、内側面をなす加圧部62でフレキシブル基板70を圧する。フレキシブル基板70は、先端に補強部71を有し、その下面に回路部72が支持されている。
使用時にあっては、加圧部材60を回動支持部54Aを中心にして矢印F1方向に回動し、上記接触子腕部55の上方に大きな開放空間を形成し、ここへ左方から上記フレキシブル基板70を挿入する。かくして、フレキシブル基板70の回路部72は接触部55A,59A上に配置される。
しかる後、上記加圧部材60を上記矢印F1とは反対方向の矢印F2方向に回動させ、図示の閉位置にもたらす。
その結果、フレキシブル基板70は加圧部材60の加圧部62により圧せられ、該フレキシブル基板70の回路部72が接触部55A,59Aを弾性変位させた状態で該接触部55A,59Aと電気的に接続される。

特開平09−283235
この種のコネクタは、このコネクタを採用する電子機器を小型化するために、高さ方向寸法を小さく薄型にすること、いわゆる低背化が要求される。
しかしながら、このコネクタは通常多くの端子を有していて加圧部材が紙面に直角方向に長いものとなっており、図5に示された特許文献1のコネクタにあっては、加圧部材が閉位置へ向けての回動中にこれらの端子からの反力をフレキシブル基板を介して受けて撓むことがあり、その場合、回動支持部から外れてしまう虞れがある。そこで、この撓みによる外れを防止するために、加圧部材は剛性を十分に確保すべく、厚いものとなり、これがコネクタの低背化に障害となる。
さらには、図5のコネクタでは、交互に配置されている二種の端子の接触部はフレキシブル基板の挿抜方向で間隔をもって位置しており、両者へ有効にフレキシブル基板を圧するためには、加圧部材を支持する回動支持部は上記二種の接触部から高さ方向に離れていることが望ましく、そのためにも、加圧部材は厚いものとなってしまう。
本発明は、かかる点を改善し、加圧部材を薄くしてコネクタの低背化を可能とし、二種の端子が離れた位置に接触部を有していても、低背化を確保しつつ有効にフレキシブル基板を圧することのできるフレキシブル基板用電気コネクタを提供することを目的とする。
本発明に係るフレキシブル基板用電気コネクタは、前方及びこれに隣接せる上方の部分で連通して開口せるハウジングの開口部もしくはその内方に端子の接触部が配設された端子を複数有し、各端子がハウジングの底部側に位置する下腕部とこれに対して上方に位置する上腕部とをそれぞれ前方に延びるようにして有している。そして、上記下腕部の上縁に上記接触部が設けられている。該下腕部の上方位置には、開放位置と閉位置との間で回動自在な加圧部材が上記開口部に設けられ、該加圧部材の開放時に上記開口部内へ前方から挿入されるフレキシブル基板の回路面が上記下腕部の接触部の上に配置された後に加圧部材の閉位置への回動時に該加圧部材の加圧部により上記接触部へ圧せられる。
かかる電気コネクタにおいて、異なる端子の上腕部が協働して加圧部材の被案内部を
囲むことで加圧部材を回動自在とすることを特徴としている。
このような構成の本発明によると、加圧部材へのフレキシブル基板を介した端子からの反力が増大せる閉位置への回動時には、該加圧部材の被案内部は異なる端子、すなわち、一種の端子の上腕部と他種の端子の上腕部とにより協働して囲まれるように回動案内されることとなり、加圧部材を薄く形成して回動時に撓みが生じても、該加圧部材は抜けることがなくなる。
本発明において、異なる端子の上腕部は、加圧部材の被案内部の両側で対向するように位置していることで、加圧部材を回動自在とすることが好ましい。こうすることにより、被案内部を上下での少ない範囲で規制することで、有効に加圧部材の抜けを防止できる。
さらに、対向する端子の上腕部は一方の接触子の上腕部が前方に延びる指状を形成し、他方の接触子の上腕部が前方に延びると共に先端側が上方にもち上がっているようにすることができ、この持ち上がり部分がさらに加圧部材の抜け防止に有効に作用する。
本発明において、加圧部材は、他方の上腕部に対応する被案内部が溝部に設けられた島状部をなしていることが好ましく、こうすることにより、加圧部材の回動と抜け防止の両機能に優れたものとなる。
本発明において、加圧部材は、開放位置から閉位置へ回動する間に回動の軸線位置が移動するようにすることができる。かかる形態の下では、コネクタが低背化されても、フレキシブル基板は挿入が良好になされ、かつフレキシブル基板を接触部に確実に接触させる。
本発明では、異なる端子は、それぞれの下腕部に設けられた接触部の位置が、フレキシブル基板の挿抜方向に互いにずれているようにすることができる。
本発明は、以上説明したごとく、閉位置にあるときの加圧部材の被案内部を異なる端子の上腕部で囲むように回動案内していることとしたので、加圧部材を薄型として端子からの反力により多少撓み変形したとしても外れを防止しつつ支持できるようになり、コネクタの低背化に貢献する。また、一方の端子からの力を受けて、加圧部材が他方の端子にフレキシブル基板を圧する力を生じせしめるようにすれば、両種の端子の接触部に距離があっても、加圧部材を厚くすることなく、両接部へフレキシブル基板を有効に圧することができるようになる。
以下、添付図面の図1ないし図4にもとづき、本発明の実施形態を説明する。
図1に示される第一実施形態のコネクタは、二種の端子を有しており、一種の端子の位置での断面を(A)−1ないし(A)−3にて、そしてもう一種の端子での断面を(B)−1ないし(B)−3にて、その作動順序にしたがい示している。
本実施形態のコネクタは、図1において紙面に直角な方向に幅広く作られていて、図1(A)−1、図1(B)−1に見られるように、絶縁材から成るハウジング1に形成された二種の収容溝2,3に異種の端子10,20がそれぞれ収められていている。本実施形態の場合、収容溝2,3は、紙面に平行な面に広がるスリット状をなし、紙面に対し直角方向に所定間隔をもって交互に形成されている。該収容溝2,3内には、端子10,20が挿入されたとき該端子10,20を係止しておくための係止壁2A,3Aが設けられている。一連の収容溝2,3は、図にて左上部で、互いに連通していて一つの開口部4を形成している。
端子10,20は共に金属板から作られていて、その金属板の面を保ったまま、例えば抜き加工により形成されており、前方(図にて左方)に延びる上腕部11,21と下腕部12,22とを有し、両腕部は連結部13,33にて連結され一体となっている。
一方の端子10は、図1(A)−1に見られれるように、上記収容溝2内へ右方から挿入され、下腕部12の基部近傍に設けられた突起12Aが上記ハウジング1の係止壁2Aに係止して端子10の抜け防止を図っている。又、連結部13の下方にはハウジング外に突出せる脚状の接続部14が形成されている。上記上腕部11は全体として上下方向に撓みを生ずるように弾性を有していて、その先端側に設けられた指状部11Aは、ハウジング1の開口部4に位置し丸味を有しており、後述の加圧部材の回動の際の案内を行う。さらに、下腕部12の先端上縁には、上方に突出せる接触部12Bが形成されている。該接触部12Bは前後方向においては、上記上腕部11の指状部11Aよりも若干前方(図にて左方)に位置している。
もう一方の端子20は、図1(B)−1に見られるように、もう一種の収容溝3内へ左方から挿入されるようになっていて、右部に位置する連結部23の下部から抜止用の係止部24が延出している。該係止部24はくびれた形をなしていて、その頭部がハウジングの係止壁3Aの縁部と上下方向に多少の間隙(遊び)をもって可動的に係止していて端子の抜けが図られている。本実施形態では、上記連結部23の下縁とハウジング底部との間に間隙25が形成されている。
上記端子20の上腕部21は、前方に延びると共に先端側が上方にもち上がっており、その内縁に斜部21Aが形成されている。この上腕部21も、上記端子10の上腕部11と同様に、全体として上下方向に撓みを生ずるように弾性を有している。その際、上述のごとくハウジングの係止壁3Aに対して係止部24は多少の遊びをもって可動的に係止されており、連結部23の下縁とハウジングの底部との間に間隙25が形成されているので、該上腕部21は下腕部22の領域に及ぶ広い範囲で撓みが生ずるようになる。該下腕部22には上縁に突出した接触部22Aが設けられている。この接触部22Aは、前後方向にて、上記斜部21Aに対して後方に位置しており、上記端子10の接触部12Bと前後方向に間隔をもっている。又、この接触部22Aは上腕部21の曲部21Bと対向して、上腕部21と下腕部22との間の間隙を最小とする最狭部を形成する。下腕部22の左端部の凹部27はハウジングに係止して端子の抜けを図り、ハウジング外にあっては接続部26をなしている。
このような二種の端子10,20を交互に有するコネクタのハウジング1の開口部4には、加圧部材30が設けられている。該加圧部材30は、ハウジング1と同様に絶縁材から作られており、上記端子10の上腕部11の指状部11Aと端子20の上腕部21の先端斜部21Aにより回動自在に支持されている。該加圧部材30は、端子10,20にそれぞれ対応した位置に溝部31,32が形成されている。端子10に対応せる溝部31は略U字状凹部として形成されており、その縁部は上記端子10の上腕部11の指状部11Aにて回動案内される第一被案内部31Aをなしている。又、端子30に対応せる溝部32には丸い島状の第二被案内部32Aが設けられていて、上記端子20の上腕部21の斜部21Aと接している。
このように、加圧部材30は、第一被案内部31Aが下方から端子10の上腕部11の指状部11Aに接し、第二被案内部32Aが上方から端子20の上腕部21の斜部21Aに接して、回動自在となっている。換言すれば、上記加圧部材30は、第一及び第二被案内部31A,32Aにて上記二種の端子10,20の上腕部11,21により上下方向からそれぞれ支持された状態で、回動可能となっている。かかる加圧部材30は、開口部4の内方側に位置して角部をなす加圧部33を有している。したがって、加圧部材の開位置にて、該角部より内方に位置する範囲における、回動中心と縁部(フレキシブル基板との接触縁部)との距離は、上記角部における対応距離よりも小さい。すなわち、この角部で上記距離は最大となる。
かかるコネクタは、次の要領で使用され作動する。
(1)先ず、コネクタが回路基板(図示せず)上に配され、二種の端子10,20の接続部14,26がそれぞれ該回路基板の対応回路部と半田により接続される。
(2)次に、加圧部材30が図1(A)−1,図1(B)−1に見られる開放位置にもたらされる。
(3)上記加圧部材30が開放位置にもたらされたことにより、左方に大きく開いた開口部4へフレキシブル基板Pが挿入される。該フレキシブル基板Pは下面に接続回路部が形成されていて、所定位置までの挿入により、各接続回路部が端子10,20の接触部12B,22A上に位置するようになる。
(4)しかる後、図1(A)−2,図1(B)−2のごとく、上記加圧部材30を下方に向け回動させる。この回動は、上述のごとく、加圧部材30の第一被案内部31Aが端子10の指状部11Aに接し、そして第二被案内部32Aが端子20の斜部21Aと接している状態を維持しながら行われる。すなわち、加圧部材30は、上記回動中、端子10,20により上下から対向的に挟持されながら回動することとなる。指状部11Aそして斜部21Aは第一被案内部31Aそして第二被案内部32Aから接圧を受けるので、端子10,20の上腕部11,21は撓み弾性変形し、これに伴い回動中心も移動する。加圧部材30は、加圧部33にてフレキシブル基板Pを押し接触部31Aに圧すると共に第一被案内部31Aで指状部11Aからの反力を受けて回動中心を下方に移動しようとする。この回動中心の下方移動は、第二被案内部32Aが斜部21Aにて端子20の上腕部21を下方に押すことを意味する。その結果、連結部23付近をも含め大きく下方へ撓む上腕部21はその曲部21Bにてフレキシブル基板Pを押して接触部22Aとの接圧を高める。
(5)このような状況のもとで、加圧部材30はさらに回動され、図1(A)−3,図1(B)−3に見られる所定の閉位置にもたらされる。この位置では、フレキシブル基板Pは二種の端子10,20の接触部12B,22Aと十分な接圧をもった接触状態に保たれる。
かかる本実施形態にあって、上述のごとく、加圧部材は二種の端子の上腕部で上下から保持されているので、薄型に作られて撓みやすくともその撓みによって抜けることがない。したがって、加圧部材の薄型化によってコネクタ全体をこれに合わせて薄型、すなわち、いわゆる低背化が可能となる。
図2には、本発明の第二実施形態が示されている。本実施形態では、加圧部材の閉位置での抜け防止をさらに強化している点に特徴がある。図2のコネクタは、図1のものと比して、第一被案内部34が異なっている。なお、第二被案内部35の形態が図1のものと異なっているが、機能上は図1のものと大差はない。
図2(A)−1において、第一被案内部34は斜部34Aを有していて、加圧部材30が図2(A)−3の所定の閉位置にあるときには、端子10の上腕部11の指状部11Aはこの斜部34Aにて接点36を形成し、そのときの回動中心と接点36との距離は最小の状態にある。このことは、仮に加圧部材30に多少の外力を受けても、加圧部材30はその復元トルクにより安定して上記状態を保つことを意味している。したがて、加圧部材が開放側に向けて回動して、フレキシブル基板が抜けてしまうということを阻止する。
次に、図3に本発明の第三実施形態が示されている。本実施形態は、加圧部材が開放位置にあるときに、フレキシブル基板を挿入抜出時に抵抗を少なく、いわゆる低挿抜力、さらには、零挿抜力のもとで挿抜できる点に特徴がある。
図3(A)−1の形態は、図2と同じ形態の第一被案内部34及び端子10の上腕部11の指状部の組合せを有し、第二被案内部32Aに関しては図1(B)−1のものと同じであるが、端子20の上腕部20の先端部が湾曲係止部27をなしている点で相違している。そして、この加圧部材30は、紙面に直角方向の両端部、すなわち、上記第一及び第二被案内部34,32Aの形成領域外に、カム部37を有している点に大きな特徴がある。このカム部37は、ハウジング1の対応支持面1Aに支持されており、このカム部37の回動中心からの半径(カム半径)が加圧部材の開放位置(図3(A)−1,図3(B)−1の位置)で最大で、閉位置(図3(A)−3,図3(B)−3の位置)で最小となっている。したがって、加圧部材30が開位置にもたらされたときには、端子10,20の上腕部11,21は第一及び第二被案内部34,32Aにて引き上げられ上方に弾性変形して下腕部12,22との間隔を拡げるので、低挿抜力あるいは零挿抜力が可能となる。そして、フレキシブル基板の挿入後に、図3(A)−2,図3(B)−2の状態を経て、加圧部材が閉位置にもたらされると、上記カム半径が最小値をとり、上腕部11,21の弾性復元力によりフレキシブル基板は所定圧をもって接触部に12B,22Aと接触するようになる。つまり、加圧部材を薄くしたとしても、加圧部材から離れて奥側に設けられた接触部の接圧を確保することができる。
次に、図4には、本発明の第四実施形態が示されている。既出の第一ないし第三実施形態では、二種の異なる形態の端子を用いていたが、この第四実施形態では、一つの種類の端子だけを用いている点に特徴がある。
この第四実施形態では、加圧部材30に二種の被案内部が形成されている。一つの種の被案内部は図2における第二被案内部35と同じである。この第二被案内部35が、加圧部材の開放位置すなわち図4(B)−1の位置にて、左方に向け開口した溝により形成されているのに対し、もう一方の被案内部すなわち第一被案内部38は同位置にて右方に開口せる溝により形成されている。かかる形態によれば、端子が一種のものを採用しているだけで、加圧部材30は、第一被案内部38にて上方から支持され、そして第二被案内部35にて下方から支持されることとなり、上下から対向的に支持されて、第一実施形態と同様の効果を得る。
本発明では、便宜上、通常使用される配置姿勢の下でコネクタの上下方向を定めて説明したが、コネクタの用途によってはコネクタが取りつけられる回路基板を水平でなく縦方向に配置することもあり、この場合は、上記上下方向とは横方向を意味することは勿論である。要は本発明の説明で用いた上下方向とは回路基板に対して直角な方向を意味している。又、フレキシブル基板の下面に接続回路部が形成された例で説明したが、両面に形成して曲部21Bを接触部とすることができる。
本発明の第一実施形態のコネクタの断面図であり、図1(A)1〜3は一つの端子の位置での断面で図1(B)1〜3はこれに隣接せる他の端子の位置での断面で、それぞれ加圧部材の回動動作順に追って示されている。 本発明の第二実施形態のコネクタの断面図であり、図2(A)1〜3は一つの端子の位置での断面で図2(B)1〜3はこれに隣接せる他の端子の位置での断面で、それぞれ加圧部材の回動動作順に追って示されている。 本発明の第三実施形態のコネクタの断面図であり、図3(A)1〜3は一つの端子の位置での断面で図3(B)1〜3はこれに隣接せる他の端子の位置での断面で、それぞれ加圧部材の回動動作順に追って示されている。 本発明の第四実施形態のコネクタの断面図であり、図4(A)1〜3は一つの端子の位置での断面で図4(B)1〜3はこれに隣接せる他の端子の位置での断面で、それぞれ加圧部材の回動動作順に追って示されている。 従来のコネクタの断面図である。
符号の説明
1 ハウジング 22A 接触部
4 開口部 30 加圧部材
10 端子 31A 第一被案内部
11 上腕部 32A 第二被案内部
12 下腕部 33 加圧部
12B 接触部 34 第一被案内部
20 端子 35 第二被案内部
21 上腕部 37 カム部
22 下腕部 38 第一被案内部

Claims (6)

  1. 前方及びこれに隣接せる上方の部分で開口せるハウジングの開口部もしくはその内方に端子の接触部が配設された端子を複数有し、各端子がハウジングの底部側に位置する下腕部とこれに対して上方に位置する上腕部とをそれぞれ前方に延びるようにして有し、上記下腕部の上縁に上記接触部が設けられ、該下腕部の上方位置にて開放位置と閉位置との間で回動自在な加圧部材が上記開口部に設けられ、該加圧部材の開放時に上記開口部内へ前方から挿入されるフレキシブル基板の回路面が上記下腕部の接触部の上に配置された後に加圧部材の閉位置への回動時に該加圧部材の加圧部により上記接触部へ圧せられる電気コネクタにおいて、異なる端子の上腕部が協働して加圧部材の被案内部を囲むことで加圧部材を回動自在とすることを特徴とするフレキシブル基板用電気コネクタ。
  2. 異なる端子の上腕部は、加圧部材の被案内部の両側で対向するように位置していることで、加圧部材を回動自在とすることとする請求項1に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ。
  3. 対向する端子の上腕部は、一方の接触子の上腕部が前方に延びる指状を形成し、他方の接触子の上腕部が前方に延びると共に先端側が上方にもち上がっていることとする請求項2に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ。
  4. 加圧部材は、他方の上腕部に対応する被案内部が溝部に設けられた島状部をなしていることとする請求項3に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ。
  5. 加圧部材は開放位置から閉位置へ回動する間に回動の軸線位置が移動することとする請求項1ないし請求項4のうちの一つに記載のフレキシブル基板用電気コネクタ。
  6. 異なる端子はそれぞれの下腕部に設けられた接触部の位置が、フレキシブル基板の挿抜方向に互いにずれていることとする請求項1に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ。
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