JP2005251554A - 非水電解質電池用正極及びこの正極を用いた電池 - Google Patents

非水電解質電池用正極及びこの正極を用いた電池 Download PDF

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Abstract

【課題】オリビン型リン酸リチウムを正極活物質とする場合において、電池としてのエネルギー密度を低下させることなく、正極における電子導電性を格段に向上させることにより、高容量且つサイクル特性に優れ、しかも、ハイレート放電時の放電性能を飛躍的に向上させることができる非水電解質電池用正極及びこの正極を用いた電池を提供することを目的とする。
【解決手段】正極活物質と結着剤とを含む正極活物質含有層を備えた正極1と、リチウムを吸蔵、放出可能な負極活物質を含む負極2と、非水電解質4とを備えた非水電解質電池において、上記正極活物質には、一般式LiMPO(Mは、Co,Ni,Mn,Feから成る群から選択される少なくとも1種以上の元素)で表されるオリビン型リン酸リチウムが含まれると共に、上記結着剤にはポリアクリロニトリルが含まれることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、正極活物質及び導電剤を含む正極活物質含有層が正極集電体表面に形成された非水電解質電池用正極及びこの正極を用いた電池に関し、特に正極活物質にオリビン型リン酸リチウムが含まれる非水電解質電池用正極及びこの正極を用いた電池に関する。
近年、携帯電話、ノートパソコン、PDA等の移動情報端末の小型・軽量化が急速に進展しており、その駆動電源としての電池にはさらなる高容量化が要求されている。リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池は、高いエネルギー密度を有し、高容量であるので、上記のような移動情報端末の駆動電源として広く利用されている。
上記非水電解質二次電池は、通常、コバルト酸リチウム等のリチウム含有遷移金属複合酸化物からなる正極と、リチウム金属やリチウム合金やリチウムの吸蔵・放出が可能な黒鉛等の炭素材料からなる負極と、エチレンカーボネートやジエチルカーボネート等の有機溶媒にLiBFやLiPF等のリチウム塩からなる電解質を溶解させた非水電解質とが用いられている。このような電池では、充放電に伴い、リチウムイオンが正、負極間を移動することにより充放電を行う。
しかしながら、正極材料としてコバルト酸リチウム(LiCoO)を用いた電池では、コバルトは埋蔵量が限られた希少な資源であり、高価なものであるため、これを用いた電池の生産コストの高騰を招く。またコバルト酸リチウムを用いた電池では、充電状態で、通常の使用状態では考え難いほどの高温になると、正極中の酸素が放出されて電解質を燃焼することがあるため、熱安定性が低くなるという課題もある。このため、コバルト酸リチウムに代わる正極材料として、マンガン酸リチウム(LiMn)やニッケル酸リチウム(LiNiO)等の利用が検討されている。しかしながら、上記マンガン酸リチウムを用いた場合には十分な放電容量が期待できず、しかも電池温度が高くなるとマンガンが溶解して負極に析出し、サイクル特性が低下するという課題を有している。一方、ニッケル酸リチウムを用いた場合には、放電電圧が低くなる等の課題を有している。
このようなことを考慮して、最近、リン酸鉄リチウム(LiFePO)等のオリビン型リン酸リチウムが、コバルト酸リチウムに代わる正極材料として注目されている。このオリビン型リン酸リチウムは一般式がLiMPO(MはCo、Ni、Mn、Feから選ばれる少なくとも1種以上の元素)で表されるリチウム複合化合物であり、核となる金属元素Mの種類によって作動電圧が異なる。したがって、Mの選択により電池電圧を任意に選定でき、また理論容量も140mAh/g〜170mAh/g程度と比較的高いので、単位質量あたりの電池容量を大きくすることができるという利点がある。更に、一般式におけるMとして鉄を選択したリン酸鉄リチウムでは、産出量が多く、安価である鉄を用いることにより電池の生産コストを大幅に低減させることができるという利点を有する。
しかしながら、オリビン型リン酸リチウムを非水電解質電池用の正極活物質として使用するには未だ解決すべき問題があり、特につぎのことが大きな問題となっている。即ち、オリビン型リン酸リチウムは電池充放電時の挿入離脱反応が遅く、またはコバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、あるいはマンガン酸リチウム等と比較して電気抵抗が非常に大きい。このためオリビン型リン酸リチウムを用いた電池は特にハイレート放電時に分極が増大するため、顕著に電池特性が劣化するという課題がある。
この課題を解決するために、下記特許文献1に開示の発明では、リン酸鉄リチウムの一次粒子の粒径を3.1μm以下と非常に小さく規制することにより、比表面積が十分に大きな正極活物質を使用することを提案している。
特開2002−110162号公報
上記提案では、リン酸鉄リチウムと導電剤との接触面積が大きくなり、正極内での電子導電性はある程度良好なものとなると考えられるが、粒径の小さな正極活物質を使用するため、正極活物質の充填密度が低下し、電池としてのエネルギー密度も低下するという課題を有していた。
そこで本発明は、上記課題を考慮したものであって、上記オリビン型リン酸リチウムを正極活物質とする場合において、電池としてのエネルギー密度を低下させることなく、正極における電子導電性を格段に向上させることにより、高容量且つサイクル特性に優れ、しかも、ハイレート放電時の放電性能を飛躍的に向上させることができる非水電解質電池用正極及びこの正極を用いた電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、正極活物質と結着剤とを含む正極活物質含有層が正極集電体表面に形成された非水電解質電池用正極において、上記正極活物質には、一般式LiMPO(Mは、Co,Ni,Mn,Feから成る群から選択される少なくとも1種以上の元素)で表されるオリビン型リン酸リチウムが含まれると共に、上記結着剤にはポリアクリロニトリルが含まれることを特徴とする。
上記構成の如く、結着剤にポリアクリロニトリルが含まれていれば、正極活物質にリン酸鉄リチウム等のオリビン型リン酸リチウムが含まれていても、正極におけるエネルギー密度を低下させることなく電子導電性を格段に向上させることができるので、電池の高容量化とサイクル特性の向上とを図ることができると共に、ハイレート放電時の放電性能を飛躍的に向上させることができる。これは、以下に示す理由によるものと考えられる。
即ち、正極活物質としてコバルト酸リチウムを用いた場合には、コバルト酸リチウム自体がある程度の導電性(約10−3S/cm)を有しているため、正極活物質と導電剤と、或いは、正極活物質と集電体との密着性は一定程度以上であれば、それ以上密着性を向上させても電池特性に影響はない。したがって、非水電解質電池に一般に用いられているポリ4フッ化エチレン(PTFE)、ポリビニリデンフルオロライド(PVdF)等を結着剤として用いても何ら問題は生じない。一方、正極活物質としてオリビン型リン酸リチウムを用いた場合には、オリビン型リン酸リチウム自体の導電性は極めて低い(10−10S/cm以下)ため、正極活物質と導電剤と、正極活物質と集電体と、或いは、導電剤と集電体との密着性を向上させないと電池特性が著しく低下することを見出した。そこで、上記構成の如く、結着剤にポリアクリロニトリルが含まれていれば、ポリアクリロニトリルは上記PTFE、PVdF等と比べて格段に結着性に優れているため、正極活物質と導電剤と、正極活物質と集電体と、或いは、導電剤と集電体との密着性が格段に向上する。したがって、オリビン型リン酸リチウム自体の導電性が低くても、正極内での電子導電性を格段に向上させることができるので、電池の高容量化とサイクル特性の向上とを図ることができると共に、ハイレート放電時の放電性能を飛躍的に向上させることができる。
加えて、正極活物質の粒径を規制する必要がない、即ち、粒径の大きな正極活物質を使用することができるので、正極活物質の充填密度が低下することによる、電池のエネルギー密度の低下を防止することができる。
請求項2記載の発明は請求項1記載の発明において、正極活物質含有層に対する上記ポリアクリロニトリルの割合が、1質量%以上15質量%以下に規制されることを特徴とする。
このように規制するのは、ポリアクリロニトリルの割合が1質量%未満の場合には、ポリアクリロニトリルの量が少なすぎて、正極活物質と導電剤と等の密着性が不十分となる場合がある一方、ポリアクリロニトリルの割合が15質量%を超えると、ポリアクリロニトリルの量が多すぎて、単位質量当たりの正極活物質量が少なくなり、エネルギー密度が低下するという理由による。
請求項3記載の発明は請求項1又は2記載の発明において、一般式LiMPOで表されるオリビン型リン酸リチウムのMにFeが含まれることを特徴とする。
上記構成のごとく、オリビン型リン酸リチウムのMにFeが含まれていれば、Feは産出量が多く、安価であるため、正極ひいては電池の生産コストを大幅に低減させることができる。
請求項4記載の発明は請求項1〜3記載の発明において、正極集電体として粗面化したアルミニウム箔が用いられることを特徴とする。
上記構成の如く、正極集電体として粗面化したアルミニウム箔が用いられると、当該アルミニウム箔は粗面化していないアルミニウム箔に比べて表面に凹凸が存在しているため、正極集電体と導電剤、及び集電体と正極活物質との接触面積が大きくなって、これら両者間の密着性をより高めることができ、この結果、ハイレートでの放電性能を更に向上させることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項5記載の発明は、正極と結着剤とを含む正極活物質含有層が正極集電体表面に形成された正極と、リチウムを吸蔵、放出可能な負極活物質を含む負極と、非水電解質とを備えた非水電解質電池において、上記正極活物質には、一般式LiMPO(Mは、Co,Ni,Mn,Feから成る群から選択される少なくとも1種以上の元素)で表されるオリビン型リン酸リチウムが含まれると共に、上記結着剤にはポリアクリロニトリルが含まれることを特徴とする。
上記構成であれば、前記請求項1記載の発明の作用効果と同様の作用効果を発揮できる。
請求項6記載の発明は請求項5記載の発明において、正極活物質含有層に対するポリアクリロニトリルの割合が、1質量%以上15質量%以下に規制されることを特徴とする。
上記構成であれば、前記請求項2記載の発明の作用効果と同様の作用効果を発揮できる。
請求項7記載の発明は請求項5又は6記載の発明において、一般式LiMPOで表されるオリビン型リン酸リチウムのMがFeを含むことを特徴とする。
上記構成であれば、前記請求項3記載の発明の作用効果と同様の作用効果を発揮できる。
請求項8記載の発明は請求項5〜7記載の発明において、正極集電体として粗面化したアルミニウム箔が用いられることを特徴とする。
上記構成であれば、前記請求項4記載の発明の作用効果と同様の作用効果を発揮できる。
ここで、上述の如く、リン酸鉄リチウムは電子導電性が低いことが知られており、このような低い導電性を改良すべく、正極活物質粒子の表面上に炭素コート、炭素付着等を行って正極活物質表面の改良を図る炭素処理や、リチウムサイトの一部を遷移金属で置換するというようなことが試みられている。本発明は、このように電子導電性を向上させる処理を施したリン酸鉄リチウムに適用できる。また、上記電子導電性の問題から、正極活物質の粒子径を規制するような提案もあるが、本発明はこのような提案にも適用できる。
また、本発明の電解質としては、通常の電池用非水溶媒として用いられる、環状炭酸エステル、鎖状炭酸エステル、エステル類、環状エーテル類、鎖状エーテル類、ニトリル類、アミド類等を使用することができる。
上記環状炭酸エステルとしては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート等が挙げられ、また、これらの水酸基の一部又は全部がフッ素化されているものも用いることが可能で、例えば、トリフルオロプロピレンカーボネート、フルオロエチルカーボネート等が挙げられる。
上記鎖状炭酸エステルとしては、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、メチルイソプロピルカーボネート等が挙げられ、また、これらの水素の一部又は全部がフッ素化されているものも用いることが可能である。
上記エステル類としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、γ―ブチロラクトン等が挙げられる。
上記環状エーテルとしては、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、1,4−ジオキサン、1,3,5−トリオキサン、フラン、2−メチルフラン、1,8−シネオール、クラウンエーテル等が挙げられる。
上記鎖状エーテルとしては、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、メチルフェニルエーテル、エチルフェニルエーテル、ブチルフェニルエーテル、ペンチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ベンジルエチルエーテル、ジフェニルエーテル、ジベンジルエーテル、 o−ジメトキシベンゼン、1,2−ジエトキシエタン、1,2−ジブトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、1,1−ジメトキシメタン、1,1−ジエトキシエタン、トリエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチル等が挙げられる。
上記ニトリル類としては、アセトニトリル等が挙げられ、上記アミド類としては、ジメチルホルムアミド等が挙げられる。
但し、特に電圧安定性の観点からは、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等の環状炭酸エステルや、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート等の鎖状炭酸エステルを用いるのが望ましい。
本発明で用いる電解質としては、一般に非水電解質電池に用いられる電解質を用いることができ、例えば、LiPF、LiAsF、LiBF、LiCFSO、LiN(C2l+1SO)(C2m+1SO)(但し、l、mは1以上の整数)、LiC(C2p+1SO)(C2q+1SO)(C2r+1SO)(但し、p、q、rは1以上の整数)、ジフルオロ(オキサラト)ホウ酸リチウム(下記化1参照)等が挙げられる。これらの電解液は一種で使用してもよく、また、2種以上組み合わせて使用してもよい。尚、この電解質は、前記非水溶媒に0.1〜1.5モル/リットル、好ましくは0.5〜1.5モル/リットルの濃度で溶解させるのが望ましい。
また、負極活物質としては、従来の非水電解質電池において一般に使用されているリチウム金属やリチウム合金、或いは、黒鉛等の炭素材料やケイ素材料を用いることができるが、本出願人の先の出願である特開2001−266851号公報及び特開2002−083594号公報に示したように、高いエネルギー密度の非水電解質電池を得るためには、容量の大きなケイ素材料を用いることが望ましい。
本発明によれば、正極におけるエネルギー密度を低下させることなく、正極内に良好な導電パスが形成されて、正極内の電子導電性が飛躍的に高まるので、電池の高容量化と、サイクル特性の向上とを図ることができると共に、ハイレートでの放電性能を飛躍的に向上させることができるという優れた効果を奏する。
以下、この発明に係る非水電解質電池を、図1に基づいて説明する。なお、この発明における非水電解質電池は、下記の実施例に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
〔正極の作製〕
先ず、正極活物質であるリン酸鉄リチウム(LiFePO)が正極活物質層含有層全体の85質量%と、導電剤であるアセチレンブラックが正極活物質含有層全体の10質量%となるように計量した後、両者を混合した。次に、この混合物に、結着剤であるポリアクリロニトリル(以下、PANと称することがある)を正極活物質含有層全体の5質量%となるように加え、さらにN−メチルピロリドン(NMP)溶液を適量加えて混合することによりスラリーを調整した。次いで、このスラリーをドクタープレード法により粗面化したアルミ箔上に塗布した。尚、この粗面化したアルミ箔は、電池作製後は正極集電体としての役割を有するものであり、サンドブラスト法にて作製した。
この後、スラリー塗布電極をホットプレートを用いて80℃で乾燥させた後、この乾燥電極をローラーを用いて圧延し、更に、100℃で真空乾燥させることにより、正極活物質と導電剤と結着剤とから成る正極活物質含有層が正極集電体の表面に形成された正極1を作製した。
〔負極の作製〕
リチウム金属板を3cm×2.5cmのサイズに切り取ることにより、負極2を作製した。
〔非水電解質の調製〕
エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを1:1の体積比で混合した電解質に、リチウム塩としてのLiPFを1モル/リットルとなるよう溶解させることにより非水電解質4を調製した。
〔試験セルの作製〕
図1に示すように、不活性雰囲気下において、作用極としての上記正極1と、対極としての負極2とを、ポリエチレン製のセパレータ(旭化成株式会社製のハイポア)5を介して試験セル容器6内に配置し、試験セル容器6内に上記非水電解質4を注液することにより試験セルを作製した。尚、参照極3にはリチウム金属を用いた。
(その他の事項)
(1)上記最良の形態では、正極の結着剤としてPANのみを用いているが、このような構成に限定するものではなく、結着剤にPANが含まれていれば本発明の作用効果を発揮しうる。例えば、結着剤として、PANとPVdFとの混合物を用いることもできる。但し、正極活物質含有層に対する上記PANの割合が、1質量%以上15質量%以下の範囲であることが望ましい。
(2)上記最良の形態では、正極活物質としてLiFePOを用いているが、このような構成に限定するものではなく、その他の一般式LiMPO(Mは、Co,Ni,Mn,Feから成る群から選択される少なくとも1種以上の元素)で表されるオリビン型リン酸リチウムを用いても良く、また、このオリビン型リン酸リチウムと他の正極活物質との混合物を用いても良い。
本発明の実施例を、以下に説明する。
〔第1実施例〕
(実施例1)
実施例1の試験セルとしては、上記発明を実施するための最良の形態で説明した試験セルと同様にして作製したものを用いた。
このようにして作製したセルを、以下、本発明セルA1と称する。
(実施例2)
正極活物質含有層全体に対する正極活物質の量を80質量%とし、正極活物質含有層全体に対するPANの量を10質量%とした他は、上記実施例1と同様にして試験セルを作製した。
このようにして作製したセルを、以下、本発明セルA2と称する。
(比較例1)
結着剤として、PANに代えてポリビニリデンフルオロライド(以下、PVdFと称することがある)を用いる他は、上記実施例1と同様にして正極を作製したところ、ローラーで圧延中に集電体から正極活物質含有層が剥離したため、試験セルを作製することができなかった。したがって、本比較例1については、後述の実験を行うことができなかった。
(比較例2)
結着剤として、PANに代えてPVdFを用いる他は、上記実施例2と同様にして正極を作製した。
このようにして作製したセルを、以下、比較セルX2と称する。
(比較例3)
結着剤として、PANに代えてPVdFを用いると共に、正極活物質含有層全体に対する正極活物質の量を70質量%とし、正極活物質含有層全体に対するPVdFの量を20質量%とした他は、上記実施例1と同様にして試験セルを作製した。
このようにして作製したセルを、以下、比較セルX3と称する。
(実験)
上記本発明セルA1、A2及び比較セルX2、X3を、下記の充放電条件で充放電を繰り返し行い、正極活物質1gあたりの放電容量を調べたので、その結果を表1に示す。尚、下記充放電条件において、充電終止電位は4.5V(Vs.Li/Li)であり、放電終止電位は2.0V(Vs.Li/Li)である。
・1サイクル目の充放電条件
充電電流1/10C、放電電流1/10C。
・2〜6サイクル目の充放電条件
充電電流1/5C、放電電流1/5C。
表1から明らかなように、結着剤としてPANを用いた本発明セルA1、A2では、1サイクル目、6サイクル目共に、正極活物質1g当たりの放電容量が大きくなっているのに対して、結着剤としてPVdFを用いた比較セルX2、X3では、1サイクル目、6サイクル目共に、正極活物質1g当たりの放電容量が小さくなっていることが認められた。
このような結果となったのは、以下に示す理由によるものと考えられる。即ち、結着剤としてPVdFを用いた比較セルX2(PVdF量:10質量%)では、PVdFは結着力が劣るため、正極活物質と導電剤と、正極活物質と集電体と、或いは、導電剤と集電体との密着性が不十分となる。このため、正極内での電子導電性が低下して、正極活物質1g当たりの放電容量が小さくなる。また、結着剤としてPVdFを用いた比較セルX2(PVdF量:20質量%)では、PVdFの量が多いので、正極活物質と導電剤と、正極活物質と集電体と、或いは、導電剤と集電体との密着性はある程度確保することができるものの、十分ではなく、正極活物質1g当たりの放電容量が小さくなる。
これに対して、結着剤としてPANを用いた本発明セルA1、A2では、PANは結着力が優れているため、正極活物質と導電剤と、正極活物質と集電体と、或いは、導電剤と集電体との密着性が向上し、正極内での電子導電性が向上する。加えて、PANは結着力に優れるということから、正極活物質含有層における結着剤の割合を小さくすることができる。このため、正極の高容量化、及び、電池の高容量化が可能となる。これらの理由により、正極活物質1g当たりの放電容量が大きくなるものと考えられる。
〔第2実施例〕
(実施例1)
正極活物質含有層全体に対する正極活物質の量を90質量%とし、正極活物質含有層全体に対するアセチレンブラックの量を5質量%とした他は、上記実施例1と同様にして試験セルを作製した。
このようにして作製したセルを、以下、本発明セルB1と称する。
(実施例2)
正極集電体として、粗面化していないものを用いる他は、上記実施例1と同様にして試験セルを作製した。
このようにして作製したセルを、以下、本発明セルB2と称する。
(実験)
上記本発明セルB1、B2を下記の充放電条件で充放電を繰り返し行い、正極活物質1gあたりの放電容量を調べたので、その結果を表2に示す。尚、下記充放電条件において、充電終止電位は4.5V(Vs.Li/Li)であり、放電終止電位は2.0V(Vs.Li/Li)である。
・1サイクル目の充放電条件
充電電流1/10C、放電電流1/10C。
・2〜6サイクル目の充放電条件
充電電流1/5C、放電電流1/5C。
・7サイクル目の充放電条件
充電電流1/5C、放電電流1/2C。
・8サイクル目の充放電条件
充電電流1/5C、放電電流1C。
・9サイクル目の充放電条件
充電電流1/5C、放電電流2C。
上記表2から明らかなように、ローレート(放電電流1/10C〜放電電流1/2C)での放電容量では両者間に差異は認められないが、ハイレート(放電電流1C〜放電電流2C)での放電容量では、両者とも優れた特性を示しているが、本発明セルB1は本発明セルB2に比べて放電容量が若干大きくなっていることが認められる。
このような結果となったのは、以下に示す理由によるものと考えられる。即ち、正極集電体として粗面化したアルミニウム箔を用いた本発明セルB1では、正極集電体の表面に凹凸が存在しているため、正極集電体と導電剤、及び正極集電体と正極活物質との接触面積が大きくなって、これら両者間の密着性をより高めることができる。これに対して、正極集電体として粗面化していないアルミニウム箔を用いた本発明セルB2では、正極集電体の表面に凹凸が存在していないため、正極集電体と導電剤、及び正極集電体と正極活物質との接触面積が若干小さくなって、これら両者間の密着性が多少劣るという理由によるものと考えられる。
本発明は、例えば携帯電話、ノートパソコン、PDA等の移動情報端末の駆動電源のみならず、電気自動車やハイブリッド自動車の車載用電源等の大型電池に適用することもできる。
本発明の最良の形態に係る試験セルの斜視図である。
符号の説明
1:正極
2:負極
4:非水電解質

Claims (8)

  1. 正極活物質と結着剤とを含む正極活物質含有層が正極集電体表面に形成された非水電解質電池用正極において、
    上記正極活物質には、一般式LiMPO(Mは、Co,Ni,Mn,Feから成る群から選択される少なくとも1種以上の元素)で表されるオリビン型リン酸リチウムが含まれると共に、上記結着剤にはポリアクリロニトリルが含まれることを特徴とする非水電解質電池用正極。
  2. 上記正極活物質含有層に対する上記ポリアクリロニトリルの割合が、1質量%以上15質量%以下に規制される、請求項1記載の非水電解質電池用正極。
  3. 上記一般式LiMPOで表されるオリビン型リン酸リチウムのMにFeが含まれる、請求項1又は2記載の非水電解質電池用正極。
  4. 上記正極集電体として粗面化したアルミニウム箔が用いられる、請求項1〜3記載の非水電解質電池用正極。
  5. 正極活物質と結着剤とを含む正極活物質含有層が正極集電体表面に形成された正極と、リチウムを吸蔵、放出可能な負極活物質を含む負極と、非水電解質とを備えた非水電解質電池において、
    上記正極活物質には、一般式LiMPO(Mは、Co,Ni,Mn,Feから成る群から選択される少なくとも1種以上の元素)で表されるオリビン型リン酸リチウムが含まれると共に、上記結着剤にはポリアクリロニトリルが含まれることを特徴とする非水電解質電池。
  6. 上記正極活物質含有層に対する上記ポリアクリロニトリルの割合が、1質量%以上15質量%以下に規制される、請求項5記載の非水電解質電池。
  7. 上記一般式LiMPOで表されるオリビン型リン酸リチウムのMにFeが含まれる、請求項5又は6記載の非水電解質電池。
  8. 上記正極集電体として粗面化したアルミニウム箔が用いられる、請求項5〜7記載の非水電解質電池。
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