JP2005251526A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、燃料電池スタック内の水を容易且つ確実に排出することができ、所望の発電性能を保持することを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10は、積層方向に延在して燃料ガス出口連通孔40bを備えるとともに、積層方向両端に第1及び第2エンドプレート20a、20bが配設される。第1エンドプレート20aに設けられる配管マニホールド22aには、燃料ガス出口連通孔40bの一端側に連通する第1排水用配管74aが連結される一方、第2エンドプレート20bには、前記燃料ガス出口連通孔40bの他端側に連通する第2排水用配管80aが連結される。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体高分子電解質膜を一組の電極で挟んで構成される電解質膜・電極構造体を備え、前記電解質膜・電極構造体とセパレータとを水平方向に交互に積層する燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜を採用している。この電解質膜の両側にアノード側電極及びカソード側電極を対設した電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持することにより燃料電池が構成されている。アノード側電極及びカソード側電極は、それぞれカーボンを主体とする基材に貴金属系の電極触媒層を接合している。
この燃料電池において、アノード側電極には、燃料ガス、例えば、主に水素を含有するガス(以下、水素含有ガスともいう)が供給される一方、カソード側電極には、酸化剤ガス、例えば、主に酸素を含有するガスあるいは空気(以下、酸素含有ガスともいう)が供給されている。アノード側電極に供給された燃料ガスは、電極触媒上で水素がイオン化され、電解質膜を介してカソード側電極側へと移動する。その間に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。
ところで、固体高分子型燃料電池は、作動温度が比較的低温(〜100℃)であるため、燃料電池スタックに導入された後に電解質膜に吸収されなかった水分や、反応によって生成された水分が、前記燃料電池スタックの反応ガス流路(酸化剤ガス流路及び/又は燃料ガス流路)内や該燃料電池スタックから排出された後に配管内で冷却され、液体の状態で存在し易い。
しかしながら、上記のように、燃料電池スタックの反応ガス流路内に水が存在すると、各単位セルに酸化剤ガスや燃料ガスを十分に供給することが困難になってしまう。これにより、反応ガスである燃料ガスや酸化剤ガスの電極触媒層への拡散性が低下し、発電性能が著しく悪化するという問題が指摘されている。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているように、燃料電池スタック内の反応ガス流路の入口側に連結される供給配管と、前記反応ガス流路の出口側に連結される排出配管とを備えるとともに、少なくとも1つの配管が、管路の一部分に他の部分よりも下方に突出する段差部位を有した拡大部を設け、あるいは、少なくとも1つの配管が、燃料電池スタックに向かって上方に傾斜する傾斜部を設けた燃料電池スタックが知られている。
このように、配管に設けられた拡大部には、下方に突出する段差部位が形成されており、配管内の水が前記段差部位に貯留される。一方、配管には、燃料電池スタックに向かって上方に傾斜する傾斜部が設けられており、前記燃料電池スタック内のガス流路に水が逆流することを有効に阻止することが可能になる。
特開2000−90954号公報(図2、図5)
ところで、上記の特許文献1では、反応ガス流路に連結された供給配管及び排出配管を備え、この配管に拡大部を設けたり、該配管に傾斜部を設けたりしている。このため、配管から燃料電池スタック内に水が逆流することがないものの、この燃料電池スタック内に反応ガス流路の排出側に連通する反応ガス出口マニホールドが設けられている場合、この反応ガス出口マニホールドに水が滞留してしまうおそれがある。これにより、特に、0℃以下の低温始動時には、反応ガス出口マニホールド内の水が凍結し易く、反応ガスを円滑に流すことができない場合がある。しかも、反応ガス流路の排出側では、反応ガス出口マニホールドが設けられている一端側とは反対の他端側にも、水が滞留するおそれがあり、この水の処理が困難となっている。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、燃料電池スタック内の水を容易且つ確実に排出することができ、所望の発電性能を保持することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、固体高分子電解質膜を一組の電極で挟んで構成される電解質膜・電極構造体を備え、前記電解質膜・電極構造体とセパレータとを水平方向に交互に積層するとともに、前記電極に供給された少なくとも燃料ガス又は酸化剤ガスである反応ガスを排出する反応ガス排出連通孔が積層方向に延在して設けられる燃料電池スタックである。
燃料電池スタックの積層方向一端には、反応ガス排出連通孔の一端側に連通する第1排水用配管が設けられ、前記燃料電池スタックの積層方向他端には、前記反応ガス排出連通孔の他端側に連通する第2排水用配管が設けられている。
また、第1及び第2排水用配管は、排水処理部に接続されており、少なくとも前記第2排水用配管は、燃料電池スタックの積層方向他端と前記排水処理部との間で配管高低差H1を設けるとともに、前記燃料電池スタックの積層方向他端と前記排水処理部との圧力差に対応する水中高さH2は、前記配管高低差H1よりも高く設定されることが好ましい。排水処理部は、例えば、排水チャンバや車載時の排気管により構成される。
さらに、第2排水用配管は、排水処理部に接続されており、前記第2排水用配管の途上に該第2排水用配管よりも短尺な第1排水用配管が接続されるとともに、前記第1排水用配管には、圧損増加手段が配設されることが好ましい。圧損増加手段は、例えば、オリフィスを備える他、第1排水用配管の開口径を細く設定することにより構成される。
さらにまた、少なくとも第1排水用配管又は第2排水用配管は、配管マニホールドの下部に設けられることが好ましい。
本発明によれば、反応ガス排出連通孔の一端側に第1排水用配管が設けられる一方、前記反応ガス排出連通孔の他端側に第2排水用配管が設けられ、前記第1及び第2排水用配管から個別に排水することが可能になる。これにより、第1及び第2排水用配管内の圧力差があっても、影響を受けることがなく、簡単な構成で、反応ガス排出連通孔内の結露水を良好且つ確実に排出することが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10の概略斜視図であり、図2は、前記燃料電池スタック10の要部分解斜視説明図である。
燃料電池スタック10は、複数の燃料電池12が積層された積層体14を備え、前記積層体14の積層方向(矢印A方向)両端部には、第1及び第2ターミナルプレート16a、16bと、第1及び第2絶縁プレート18a、18bと、第1及び第2エンドプレート20a、20bとが、順次、設けられる。燃料電池スタック10の積層方向一端に設けられる第1エンドプレート20aには、後述する6つの連通孔にそれぞれ反応ガスや冷却媒体の供給、排出を行う配管マニホールド22a、22bが複数のねじ24によって固定される。なお、燃料電池スタック10は、図示しないが、例えば、ボックス状のケーシングにより締め付け保持される。
図2に示すように、燃料電池12は、電解質膜・電極構造体30と、前記電解質膜・電極構造体30を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ32、34とを備える。なお、第1及び第2金属セパレータ32、34に代替して、例えば、カーボンセパレータを採用してもよい。
燃料電池12の矢印B方向の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔36a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔38a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔(反応ガス排出連通孔)40bが設けられる。
燃料電池12の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔40a、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔(反応ガス排出連通孔)36bが設けられる。
第1金属セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、燃料ガス入口連通孔40aと燃料ガス出口連通孔40bとを連通する燃料ガス流路42が形成される。この燃料ガス流路42は、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。第1金属セパレータ32の面32bには、冷却媒体入口連通孔38aと冷却媒体出口連通孔38bとを連通する冷却媒体流路44が形成される。この冷却媒体流路44は、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。
第2金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部からなる酸化剤ガス流路46が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路46は、酸化剤ガス入口連通孔36aと酸化剤ガス出口連通孔36bとに連通する。第2金属セパレータ34の面34bには、第1金属セパレータ32の面32bと重なり合って冷却媒体流路44が一体的に形成される。
第1金属セパレータ32の面32a、32bには、この第1金属セパレータ32の外周端部を周回して第1シール部材48が一体成形される。第1シール部材48は、面32aで燃料ガス入口連通孔40a、燃料ガス出口連通孔40b及び燃料ガス流路42を囲繞してこれらを連通させる一方、面32bで冷却媒体入口連通孔38a、冷却媒体出口連通孔38b及び冷却媒体流路44を囲繞してこれらを連通させる。
第2金属セパレータ34の面34a、34bには、この第2金属セパレータ34の外周端部を周回して第2シール部材50が一体成形される。第2シール部材50は、面34aで酸化剤ガス入口連通孔36a、酸化剤ガス出口連通孔36b及び酸化剤ガス流路46を囲繞してこれらを連通させる一方、面34bで冷却媒体入口連通孔38a、冷却媒体出口連通孔38b及び冷却媒体流路44を囲繞してこれらを連通させる。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するアノード側電極54及びカソード側電極56とを備える。
アノード側電極54及びカソード側電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布された電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に接合される。
図1及び図3に示すように、配管マニホールド22aには、第1エンドプレート20aの酸化剤ガス入口連通孔36a、冷却媒体入口連通孔38a及び燃料ガス出口連通孔40bに連通する酸化剤ガス供給口60a、冷却媒体供給口62a及び燃料ガス排出口64bが形成される。配管マニホールド22aには、燃料ガス排出口64bに連通して下方に延在する第1ドレン排出口66aが形成される。
酸化剤ガス供給口60a、冷却媒体供給口62a及び燃料ガス排出口64bには、それぞれ配管68a、70a及び72bが設けられる一方、第1ドレン排出口66aには、第1排水用配管74aが設けられる。この第1排水用配管74aは、排水処理部、例えば、大気圧雰囲気の排水チャンバ76aに接続される。
図1に示すように、配管マニホールド22bには、第1エンドプレート20aの燃料ガス入口連通孔40a、冷却媒体出口連通孔38b及び酸化剤ガス出口連通孔36bに連通する燃料ガス供給口64a、冷却媒体排出口62b及び酸化剤ガス排出口60bが形成される。配管マニホールド22bには、酸化剤ガス排出口60bに連通して下方に延在する第1ドレン排出口66bが形成される。
燃料ガス供給口64a、冷却媒体排出口62b及び酸化剤ガス排出口60bには、それぞれ配管72a、70b及び68bが設けられる一方、第1ドレン排出口66bには、第1排水用配管74bが設けられる。この第1排水用配管74bは、排水処理部、例えば、大気圧雰囲気の排水チャンバ76bに接続される。なお、排水チャンバ76a、76bは、単一の排水チャンバで構成してもよい。
図1及び図3に示すように、燃料電池スタック10の積層方向他端に設けられる第2エンドプレート20bには、燃料ガス出口連通孔40bに連通して下方に延在する第2ドレン排出口78aと、酸化剤ガス出口連通孔36bに連通して下方に延在する第2ドレン排出口78bとが形成される。第2ドレン排出口78a、78bには、それぞれ第2排水用配管80a、80bが設けられるとともに、前記第2排水用配管80a、80bは、排水チャンバ76a、76bに接続される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、燃料電池スタック10では、配管マニホールド22aの配管68aから酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、配管マニホールド22bの配管72aから水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、配管マニホールド22aの配管70aから純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。このため、各燃料電池12に対して酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が矢印A方向に供給される。
図2に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔36aから第2金属セパレータ34の酸化剤ガス流路46に導入され、電解質膜・電極構造体30のカソード側電極56に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔40aから第1金属セパレータ32の燃料ガス流路42に導入され、電解質膜・電極構造体30のアノード側電極54に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体30では、カソード側電極56に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極54に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極56に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔36bに沿って矢印A方向に流動した後、配管マニホールド22bの配管68bに排出される(図1参照)。同様に、アノード側電極54に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔40bに排出されて矢印A方向に流動し、配管マニホールド22aの配管72bに排出される。
また、冷却媒体は、図2に示すように、冷却媒体入口連通孔38aから第1及び第2金属セパレータ32、34間の冷却媒体流路44に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体出口連通孔38bを移動して配管マニホールド22bの配管70bに排出される(図1参照)。
この場合、第1の実施形態では、図3に示すように、燃料ガス出口連通孔40bの一端側に連通する第1排水用配管74aと、前記燃料ガス出口連通孔40bの他端側に連通する第2排水用配管80aとを備えており、前記第1及び第2排水用配管74a、80aは、大気圧雰囲気の排水チャンバ76aに接続されている。
従って、燃料ガス出口連通孔40bに発生する結露水が、第1排水用配管74aと第2排水用配管80aとから個別に排出されるため、前記第1及び第2排水用配管74a、80a内の圧力差を有効に確保することができる。これにより、簡単な構成で、燃料ガス出口連通孔40b内の結露水を良好且つ確実に排出することが可能になるという効果が得られる。しかも、第1排水用配管74aは、配管マニホールド22aの下部に設けられており、水が前記配管マニホールド22aの底部に滞留することがない。
一方、図1に示すように、酸化剤ガス出口連通孔36bの一端側に第1排水用配管74bが連通するとともに、前記酸化剤ガス出口連通孔36bの他端側に第2排水用配管80bが連通している。このため、酸化剤ガス出口連通孔36bに生成される水は、第1及び第2排水用配管74b、80bから個別に排出され、簡単な構成で、排水性が良好に向上する。
なお、第1及び第2排水用配管74b、80bは、排水チャンバ76bに接続することなく、例えば、車載時に排気管等の大気開放部分に別々に接続してもよい。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック100の一部断面側面図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック100は、燃料ガス出口連通孔40bの一端側に連通する第1排水用配管74aと、前記燃料ガス出口連通孔40bの他端側に連通する第2排水用配管102aと、酸化剤ガス出口連通孔36bの一端側に連通する第1排水用配管74bと、前記酸化剤ガス出口連通孔36bの他端側に連通する第2排水用配管102bとを備えている。
第2排水用配管102a、102bでは、例えば、配管レイアウト上、配管高低差H1が設けられている。その際、第2排水用配管102a、102bの一端部と第2エンドプレート20bとの連通部分の圧力P1は、排水チャンバ76a、76bの圧力P2(大気圧)に対して、
配管高低差H1<圧力差(P1−P2)に対応する水中高さH2
の関係を有するように設定されている。
これにより、第2エンドプレート20bから第2排水用配管102a、102bに排出された結露水は、配管高低差H1が存在していても、前記第2排水用配管102a、102bを円滑に流れて排水チャンバ76a、76bに確実に排出される。従って、配管レイアウトが容易に遂行されるとともに、排水性の低下を阻止することが可能になるという効果が得られる。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタック110の一部断面側面図である。
燃料電池スタック110は、燃料ガス出口連通孔40bの一端側に連通する第1排水用配管112aと、前記燃料ガス出口連通孔40bの他端側に連通する第2排水用配管114aと、酸化剤ガス出口連通孔36bの一端側に連通する第1排水用配管112bと、前記酸化剤ガス出口連通孔36bの他端側に連通する第2排水用配管114bとを備える。
第1排水用配管112a、112bは、第2排水用配管114a、114bの途上に合流部116a、116bで連結されるとともに、前記第2排水用配管114a、114bが排水チャンバ76a、76bに連通する。第1排水用配管112a、112bには、圧損増加手段、例えば、オリフィス118a、118bが配設される。
この場合、第1排水用配管112a、112bと第2排水用配管114a、114bとは、合流部116a、116bの上流側で前記第1排水用配管112a、112bの流路長が前記第2排水用配管114a、114bの流路長よりも相当に短尺である。このため、第1排水用配管112a、112bの圧損は、第2排水用配管114a、114bの圧損よりも低くなっている。
そこで、第3の実施形態では、第1排水用配管112a、112bの圧損を高く設定するために、オリフィス118a、118bが設けられる。これにより、第1排水用配管112a、112bと第2排水用配管114a、114bとにおいて、均等に圧力差が発生して結露水が第1排水用配管112a、112bから第2排水用配管114a、114bに逆流を阻止することができ、該結露水を排水チャンバ76a、76bに有効且つ円滑に排出させることが可能になる。
なお、圧損増加手段としては、オリフィス118a、118bに代えて、第1排水用配管112a、112bの開口径を細く設定してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの一部断面側面図である。 前記燃料電池スタックの一部断面側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの一部断面側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックの一部断面側面図である。
符号の説明
10、100…燃料電池スタック 12…燃料電池
14…積層体 20a、20b…エンドプレート
22a、22b…マニホールド配管 30…電解質膜・電極構造体
32、34…金属セパレータ 36a…酸化剤ガス入口連通孔
36b…酸化剤ガス出口連通孔 38a…冷却媒体入口連通孔
38b…冷却媒体出口連通孔 40a…燃料ガス入口連通孔
40b…燃料ガス出口連通孔 42…燃料ガス流路
44…冷却媒体流路 46…酸化剤ガス流路
52…固体高分子電解質膜 54…アノード側電極
56…カソード側電極 60a…酸化剤ガス供給口
60b…酸化剤ガス排出口 62a…冷却媒体供給口
62b…冷却媒体排出口 64a…燃料ガス供給口
64b…燃料ガス排出口
66a、66b、78a、78b…ドレン排出口
74a、74b、80a、80b、102a、102b、112a、112b、114a、114b…排水用配管
76a、76b…排水チャンバ 116a、116b…合流部
118a、118b…オリフィス

Claims (4)

  1. 固体高分子電解質膜を一組の電極で挟んで構成される電解質膜・電極構造体を備え、前記電解質膜・電極構造体とセパレータとを水平方向に交互に積層するとともに、前記電極に供給された少なくとも燃料ガス又は酸化剤ガスである反応ガスを排出する反応ガス排出連通孔が積層方向に延在して設けられる燃料電池スタックであって、
    前記燃料電池スタックの積層方向一端に設けられ、前記反応ガス排出連通孔の一端側に連通する第1排水用配管と、
    前記燃料電池スタックの積層方向他端に設けられ、前記反応ガス排出連通孔の他端側に連通する第2排水用配管と、
    を備えることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記第1及び第2排水用配管は、排水処理部に接続されており、
    少なくとも前記第2排水用配管は、前記燃料電池スタックの積層方向他端と前記排水処理部との間で配管高低差H1を設けるとともに、
    前記燃料電池スタックの積層方向他端と前記排水処理部との圧力差に対応する水中高さH2は、前記配管高低差H1よりも高く設定されることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記第2排水用配管は、排水処理部に接続されており、
    前記第2排水用配管の途上に該第2排水用配管よりも短尺な前記第1排水用配管が接続されるとともに、
    前記第1排水用配管には、圧損増加手段が配設されることを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池スタックにおいて、少なくとも前記第1排水用配管又は前記第2排水用配管は、配管マニホールドの下部に設けられることを特徴とする燃料電池スタック。

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