JP2005250369A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 感光体ドラム12を露光する露光器としてLEDプリントヘッド(LPH)14を用い、LPH14によって感光体ドラム12を露光する軸方向の露光位置Sを、感光体ドラム12の回転軸12aと現像器15とを通る直線A上に設定する。つまり、LPH14と現像器15とをオーバーラップさせることにより、画像形成ユニット11および画像形成装置を小型化する。
【選択図】 図2
Description
また、最近では、例えば感光体ドラムを有する複数の画像形成ユニットを並べて配置し、各画像形成ユニットで形成された各色成分画像(例えばイエロー、マゼンタ、シアン、黒)を記録材に順次転写して重ね合わてフルカラー画像を形成する、所謂タンデム型の画像形成装置も実用化されている。
そこで、各画像形成ユニットの感光体がマシンの対角線方向すなわち斜めとなるように配置することで、画像形成装置の横幅を短縮する技術が開示されている(例えば特許文献1参照。)。
なお、このような問題は、上述したタンデム型の画像形成装置に限られるものではなく、単色の画像形成装置においても同様に生じ得る。
ここで、露光器は、像担持体の軸方向に沿って複数の発光素子が配列され、複数の発光素子を用いて像担持体を露光する発光アレイからなることを特徴とすることができる。また、発光アレイを構成する複数の発光素子は、エレクトロルミネセンスにより発光することを特徴とすることができる。
ここで、現像器は、像担持体に対向して回転可能に配設される現像剤担持体と、現像剤を攪拌搬送する攪拌搬送部材とを有し、発光アレイに近接して現像器の攪拌搬送部材を配置することを特徴とすることができる。また、発光アレイは、発光素子としてのLEDを複数並べて構成したLEDプリントヘッドからなることを特徴とすることができる。そして、画像形成ユニットの間に設けられ、各画像形成ユニットを支持するフレームをさらに含むことを特徴とすることができる。
ここで、現像器は、像担持体に対向して回転可能に配設される現像剤担持体と、現像剤を攪拌搬送する攪拌搬送部材とを有し、発光アレイに近接して隣接する画像ユニットにおける現像器の攪拌搬送部材を配置することを特徴とすることができる。
―実施の形態1―
図1は実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示した図であり、所謂タンデム型のデジタルカラープリンタを示している。図1に示す画像形成装置は、本体1に、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像プロセス系10、記録用紙(シート)を搬送するシート搬送系30、例えばパーソナルコンピュータや画像読み取り装置等に接続され、受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理系であるIPS(Image Processing System)40を備えている。
画像形成ユニット11Y(11M,11C,11K)は、トナー像を担持させる像担持体としての感光体ドラム12、帯電ロールを用いて感光体ドラム12を帯電させる帯電器13、帯電器13によって帯電された感光体ドラム12に光を照射して感光体ドラム12上に静電潜像を形成する発光アレイあるいは露光器としてのLEDプリントヘッド(LPH)14、このLPH14によって感光体ドラム12上に形成された静電潜像をトナーで現像する現像器15、中間転写ベルト21を挟んで感光体ドラム12に対向して設けられ、感光体ドラム12上に現像されたトナー像を中間転写ベルト21上に転写する一次転写ロール16、転写後に感光体ドラム12上に残った残留トナーを除去するドラムクリーナ17を備えている。
一対のオーガ63,64によって攪拌された二成分現像剤Dが現像ロール62側に搬送されると、現像ロール62を構成する磁石ロール68の磁力によって現像スリーブ67の表面に二成分現像剤Dが付着し、現像剤層が形成される。そして、この現像剤層が現像スリーブ67の回転に伴って層厚規制部材65との対向部を通過する際、現像スリーブ67上の現像剤層は所定厚さに規制され、所定の搬送量となって感光体ドラム12と対向する現像ハウジング61の開口に運ばれる。現像スリーブ67には図示しない電源より所定の現像バイアスが印加されており、これにより、現像スリーブ67上の現像剤層を構成するトナーは、感光体ドラム12と最近接する現像領域において感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像して可視化する。その後、現像ハウジング61の開口を通過し現像を終了した現像剤層は、現像スリーブ67に担持された状態でさらに搬送され、磁石ロール68に形成される反発磁極(隣接する磁極が同極に設定される)によって現像ロール62から剥がされ、再び現像ハウジング61内で一対のオーガ63,64にて攪拌搬送され、次の現像を待つことになる。
なお、露光位置Sについては、感光体ドラム12の回転軸12aと現像器15の感光体ドラム12の回転方向最上流側の端部とを通る直線Bおよび感光体ドラム12の回転軸12aと現像器15の感光体ドラム12の回転方向最下流側の端部とを通る直線Cとに囲まれた領域であれば、適宜設計変更することが可能である。また、これら直線Bと直線Cとの間の範囲内にLPH14全体が収まっている必要はないが、この範囲内にLPH14を収めることができれば、より小型化が可能となる。
また、本実施の形態では、LPH14にAlGaAsからなるLEDを用いているため、その発熱量を抑えることができ、LPH14に現像器15を近接して配置する場合に、現像器15内でトナーが固着するトナーブロッキング現象を防止することができる。
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、異なる構成を有する現像器15を用いたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図4は、本実施の形態における画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの構成を説明するための図であり、ここでは、イエロー(Y)の画像形成ユニット11Yが示されている。本実施の形態においても、他の画像形成ユニット11M,11C,11Kは、現像器15に収容されるトナーを除き、略同様の構成を有している。また、感光体ドラム12、帯電器13、LPH14、一次転写ロール16、ドラムクリーナ17については、実施の形態1と同様である。
一対のオーガ74,75によって攪拌された二成分現像剤Dが搬送ロール73側に搬送されると、搬送ロール73を構成する磁石ロール81の磁力によって搬送スリーブ80の表面に二成分現像剤Dが付着し、現像剤層が形成される。そして、この現像剤層が搬送スリーブ80の回転に伴って層厚規制部材76との対向部を通過する際、搬送スリーブ80上の現像剤層は所定厚さに規制され、所定の搬送量となって現像ロール72との対向部に向けて搬送される。そして、現像ロール72との対向部において、搬送ロール73に付着した二成分現像剤Dは、磁石ロール81において形成される反発磁界(S極−S極)と磁石ロール79と磁石ロール81との間に形成される吸引磁界(N極−S極)とによって搬送ロール73側から現像ロール72側に転移し、現像ロール72の表面に現像剤層を形成する。
なお、露光位置Sについては、実施の形態1と同様、感光体ドラム12の回転軸12aと現像器15の感光体ドラム12の回転方向最上流側の端部とを通る直線Bおよび感光体ドラム12の回転軸12aと現像器15の感光体ドラム12の回転方向最下流側の端部とを通る直線Cとに囲まれた領域であれば、適宜設計変更することが可能である。
また、直線A上には、現像器15のうち二成分現像剤Dを攪拌搬送するオーガ75が位置しているが、実施の形態1と同様の理由により、LPH14から受けた熱によってトナーブロッキング現象が生ずることはない。
そして、本実施の形態においても、本体1に設けられたロワーフレーム2、第1の縦方向フレーム3、第2の縦方向フレーム4、第3の縦方向フレーム5,第4の縦方向フレーム6、第5の縦方向フレーム7、横方向フレーム8にて形成されたフレーム構造中の空間に各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kを構成するカートリッジを挿入、固定し、また取り外することができるため、十分な剛性を確保することができる。
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、画像形成ユニット11に設けられる現像器15を、隣接する画像形成ユニット11のLPH14の下部側にオーバーラップして配置するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図6は、本実施の形態における画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの構成を説明するための図であり、ここでは、イエローの画像形成ユニット11Yおよびマゼンタの画像形成ユニット11Mが示されている。本実施の形態においても、他の画像形成ユニット11C,11Kは、現像器15に収容されるトナーを除き、略同様の構成を有している。また、感光体ドラム12、帯電器13、LPH14、一次転写ロール16、ドラムクリーナ17については、実施の形態1と同様である。
なお、露光位置Sについては、画像形成ユニット11Yにおける感光体ドラム12の回転軸12aと隣接する画像形成ユニット11Mにおける現像器15の一端部とを通る直線Fおよび感光体ドラム12の回転軸12aと現像器15の逆側端部とを通る直線Gとに囲まれた領域であれば、適宜設計変更することが可能である。
また、直線E上には、隣接する画像形成ユニット11Mの現像器15のうち二成分現像剤Dを攪拌搬送するオーガ94が位置しているが、実施の形態1と同様の理由により、LPH14から受けた熱によってトナーブロッキング現象が生ずることはない。
さらにまた、実施の形態1〜3では、所謂タンデム型の画像形成装置を例にして説明を行ったが、これに限られるものではなく、例えばモノクロの画像形成装置に適用することもできる。この場合も、画像形成装置をコンパクト化することが可能となる。
Claims (13)
- 回転可能に配設される像担持体と、
前記像担持体の軸方向に沿って複数の発光素子が配列され、当該複数の発光素子を用いて当該像担持体を露光する発光アレイと、
前記発光アレイによって前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像器と
を含み、
前記発光アレイを用いて前記像担持体を露光する前記軸方向の露光位置が、前記像担持体の回転軸と前記現像器を構成する部材とを通る直線上にあることを特徴とする画像形成装置。 - 前記現像器は、
前記像担持体に対向して回転可能に配設される現像剤担持体と、
現像剤を攪拌搬送する攪拌搬送部材と
を有し、
前記攪拌搬送部材が前記像担持体の前記回転軸と前記発光アレイとを通る直線上に配置されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記発光アレイを構成する複数の前記発光素子がLED(Light Emitting Device)からなることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記LEDは、発光部にAlGaAs成分を有することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 回転可能に配設される像担持体と、
前記像担持体に対向して配設される露光器と、
前記像担持体に形成された静電潜像を現像するための現像剤を搬送する現像剤搬送部材と
を含み、
前記露光器が前記像担持体と前記現像剤搬送部材との間に配置されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記露光器は、前記像担持体の軸方向に沿って複数の発光素子が配列され、当該複数の発光素子を用いて当該像担持体を露光する発光アレイからなることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記発光アレイを構成する複数の前記発光素子は、エレクトロルミネセンスにより発光することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 色毎に異なる複数の画像形成ユニットを並べて配置してなる画像形成装置であって、
前記画像形成ユニットは、
回転可能に配設される像担持体と、
前記像担持体の軸方向に沿って複数の発光素子が配列され、当該複数の発光素子を用いて当該像担持体を露光する発光アレイと、
前記発光アレイによって前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像器と
を含み、
前記発光アレイを用いて前記像担持体を露光する露光位置が、前記像担持体の回転軸と前記現像器を構成する部材とを通る直線上にあることを特徴とする画像形成装置。 - 前記現像器は、
前記像担持体に対向して回転可能に配設される現像剤担持体と、
現像剤を攪拌搬送する攪拌搬送部材と
を有し、
前記発光アレイに近接して前記現像器の前記攪拌搬送部材を配置することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。 - 前記発光アレイは、前記発光素子としてのLEDを複数並べて構成した前記LEDプリントヘッドからなることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記画像形成ユニットの間に設けられ、各画像形成ユニットを支持するフレームをさらに含むことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 色毎に異なる複数の画像形成ユニットを並べて配置してなる画像形成装置であって、
前記画像形成ユニットは、
回転可能に配設される像担持体と、
前記像担持体の軸方向に沿って複数の発光素子が配列され、当該複数の発光素子を用いて当該像担持体を露光する発光アレイと、
前記発光アレイによって前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像器と
を含み、
前記露光器が前記像担持体と隣接する画像ユニットにおける現像器との間に配置されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記現像器は、
前記像担持体に対向して回転可能に配設される現像剤担持体と、
現像剤を攪拌搬送する攪拌搬送部材と
を有し、
前記発光アレイに近接して前記隣接する画像ユニットにおける現像器の攪拌搬送部材を配置することを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
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