JP2005245987A - マッサージノズル及びマッサージ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 室内に旋回流を形成するように設けられた入水口と、前記旋回流を吐水し負圧領域を形成するように設けられた吐水口と、を有する旋回室と、前記吐水口の先端に設けられ、中央に開口を有し、前記開口の周囲に複数の散水孔を有する散水板と、を備えたことを特徴とするマッサージノズルを提供する。
【選択図】 図1
Description
またさらに、旋回流による吸引作用を利用したマッサージ洗浄器において、気水分離板を設け、空気中での使用を可能としたマッサージ洗浄器が開示されている(例えば、特許文献3)。
図1乃至図4は、本発明の実施の形態にかかるマッサージノズルを表す模式図である。すなわち、図1は、マッサージノズル1の斜視図であり、図2は、正面図、図3は、図2のA−A線断面図、図4は、図3のB−B線端面図である。
本実施形態のマッサージノズル1は、旋回部2と接続部4とを有する。旋回部2は、周側壁8Wに取り囲まれ断面が略円型である旋回室8を有する。旋回室8の一端は開放され、吐水口7を形成している。
周側壁8Wには、入水部6が設けられている。入水部6から旋回室8の周側壁8Wの略接線方向に水が導入され、周側壁8Wに沿った旋回流CFを形成する。接続部4には、入水部6へ連通するよう開口された導入路5が設けられている。
一方、吐水口7の先端には、散水板12が設けられている。散水板12は、その中央に開口12bが設けられ、その周囲には複数の散水孔12aが設けられている。
また一方、旋回部2と散水板12との間を着脱自在に形成してもよい。旋回部2と散水板12との間を着脱自在とすれば、使用者の好みなどに応じて、散水板12を自由に交換し、後に詳述するように、好みの吸引面積や、ねじり振動などの刺激感を選ぶことができる。また、後に詳述する可動子20(図示せず)などの着脱や交換も容易となる。
通常の使用者にとって、固定に際して右回転させるほうが心理的に自然であるので、旋回流が右回転となるように入水部6を設けるとよい。このようにすれば、着脱も容易であり、旋回流による不用意な脱落なども防止できる。
図示しない送水手段から送られた水は、接続部4内の導入路5を通り、旋回部2内の入水部6から旋回室8へと導入される。この際に、入水部6は旋回室8の接線方向に開口されているので、旋回室8内に導入された水は、旋回流CFを形成する。この旋回流CFは、周側壁8Wに沿って旋回しながら吐水口7に達し、散水板12に到達する。
この時、旋回流CFがもつ遠心力によって、旋回室8の中心付近に負圧部が生じるため、散水板12の開口12bの中心軸に沿ってマッサージノズル1の外から旋回室8の中へ引き込もうとする力F(以下、「旋回吸引力」と呼ぶ。)が生じる。
被処理部位210は、これら水流A1及びB1により形成される水膜によってドーナツ状に押圧され、中心部は強い吸引力Fにより開口12bの中に吸引され、立体的に変形して効果的な吸引マッサージを受ける。つまり、被処理部位210は、周辺における押圧力とその中央における強い吸引力とを同時に受ける。またさらに、水流A1や水流B1により、被処理部位210には振動が与えられる。これにより、被処理部位210は立体的に変形し、且つ振動による「揉みほぐし」の作用を受ける。
旋回室8の内径 60mmφ
旋回室8の長さ 45mm
入水部6のサイズ 42mm2
吐水口7の直径 60mmφ
散水板12の厚み 3mm
散水孔12aの直径 3mmφ
散水孔12aの数 48個
開口12bの直径 52mmφ
供給水量 30リッター/分
図7に表したように、旋回流の旋回成分は抑制され、散水孔12aから前方に向けてシャワー状に水が放出されていることが分かる。なお、この状態で、マッサージノズル1を人体の被処理部位に軽くあてがうと、旋回流CFによる吸引力が作用し、吐水による押圧や振動効果とともに、極めて効果的な吸引マッサージを実施することができた。
図8乃至図10は、本発明の第2の実施の形態にかかるマッサージノズルを表す模式図である。すなわち、図8は、マッサージノズル1の斜視図であり、図9は、正面図、図10は、図9のA−A線断面図である。なお、図10のB−B線断面図は、図4と同様である。
また、図1乃至図4に関して前述したものと同様に、通常の使用者にとって、固定に際して右回転させるほうが心理的に自然であるので、旋回流が右回転となるように入水部6を設けるとよい。このようにすれば、着脱も容易であり、旋回流による不用意な脱落なども防止できる。
すなわち、入水部6から旋回室8へと導入された水は、旋回流CFを形成する。この旋回流CFは、周側壁8Wに沿って旋回しながら吐水口7に達し、さらにその外側に設けられたガイド部10の内周壁10Wを旋回しながら散水板12に到達する。
この時も、旋回流CFがもつ遠心力によって、旋回室8及びガイド部10の中心付近に負圧部が生じるため、開口12bの中心軸に沿ってマッサージノズル1の外から旋回室8の中へ引き込もうとする旋回吸引力Fが生じる。
旋回室8の内径 45mmφ
旋回室8の長さ 45mm
入水部6のサイズ 42mm2
吐水口7の直径 45mmφ
ガイド部10の内径 71mmφ
ガイド部10の長さ 15mm
散水板12の厚み 3mm
散水孔12aの直径 4mmφ
散水孔12aの数 40個
開口12bの直径 50mmφ
供給水量 28.6リッター/分
まず、図13(a)は、ガイド部10を取り外して吐水口7から放水させた状態を表す。旋回流CFが吐水口7から広角度に飛散して周囲に吐水されることが分かる。
図14は、本実施形態のマッサージノズル1において形成される水流を表す概念図である。すなわち、旋回室8に入水された水は旋回流CFを形成し、ガイド部10の内周壁10Wを旋回しながら散水板12に到達して散水孔12aから放出される。散水孔12aから放出される水は、矢印A1により表したように開口12bに対して略垂直な方向に向けて集束された水流を形成する。
図16(b)は、散水板12の厚みを2mmとした場合の放出水流を表す。散水孔12aから放出される水流は開口12bに対してほぼ垂直な方向を向き、放出水流は集束している。つまり、旋回流の旋回成分が抑制されていることが分かる。
図16(c)は、散水板12の厚みを3mmとした場合の放出水流を表す。散水孔12aから放出される水流は、開口12bに対して垂直な方向を向き、放出水流は十分に集束している。つまり、散水孔12aが十分な整流効果を発揮して旋回成分が抑制されていることが分かる。
ガイド部10の長さ 25mm
散水板12の厚み 1mm、2mm、3mm
開口12bの直径 60mmφ
図17(a)は、散水板12の厚みを1mmとした場合の放出水流を表す。図16(a)に関して前述したものと同様に、散水孔12aから放出される水流は、旋回流の旋回方向に傾斜しているために放出水流は飛散しており、旋回成分が抑制されていないことが分かる。 図17(b)は、散水板12の厚みを2mmとした場合の放出水流を表す。散水孔12aから放出される水流は開口12bに対してほぼ垂直な方向に集束しており、旋回流の旋回成分が抑制されていることが分かる。
図17(c)は、散水板12の厚みを3mmとした場合の放出水流を表す。散水孔12aから放出される水流は、前方に向けてさらに集束しており、散水孔12aの整流効果が高くなったことが分かる。なお、図17(b)及び(c)に表した放出流は、図16(b)及び(c)に表したものよりもやや広角に飛散している水流成分を有する。この理由は、開口12bのサイズの違いによるものと考えられる。この点については、後に図21及び図22を参照しつつ詳述する。
なお、本発明者は、ガイド部10の長さを15mmとして同様の実験を実施したが、その結果は、図17(a)〜(d)に表したものと概ね同様であった。
図19は、整流板の一例を模式的に表す斜視図である。
すなわち、散水板12の裏面側(吐水口7に近い側)に突出した整流板14を設けることにより、旋回流CFの旋回成分を抑制させて、散水孔12aから垂直方向に集束した水流を放出させることができる。また、このような整流板は、ガイド部10の周側壁などに設けてもよい。なお、整流板14の高さを低くすると、および散水板12により近い位置に配置すると、旋回流を散水板12により近い位置まで維持することができ、散水板12の開口12bから吸引される被処理部位210に対して、旋回流の効果をより強く与えることができる。
図20は、本発明のマッサージノズル1において形成される水流を表す概念図である。 すなわち、散水板12に到達した旋回流CFは、散水孔12aが有する整流作用によって旋回成分が抑制され、矢印A1で表したように、開口12bに対して略垂直な方向に放出される。しかし、ノズルに供給される水量が、散水孔12aから放出される水量を上回る場合には、開口12bから吐水流B1として溢れ出る。この吐水流B1は、旋回成分を有するので、同図に表したように周囲に飛散する。
開口12bから放出される水流B1の量は、開口12bのサイズに依存する。すなわち、開口12bが大きい場合、水流B1も多くなる傾向がある。
同図(a)は、開口12bの直径が50mmφのマッサージノズル1における放出水流を表す。一方、同図(b)は、開口12bの直径が60mmφのマッサージノズル1における放出水流を表す。
直径が大きくなると、開口12bから放出される旋回水流B1の割合が大きくなる。このため、放出水流に含まれる飛散成分が増加することが分かる。本発明のマッサージノズル1の場合、散水孔12aからシャワー状に放出される水流A1のカーテンが形成されているので、飛散成分を有する水流B1は、この水流A1のカーテンに阻止される傾向がある。そして、水流B1が強くなると、水流A1のカーテンを突き破って、拡散した吐水流が形成される。
つまり、吐水流が広範囲に飛散しない程度に、開口12bから放出される水流B1を維持すると、さらに高いマッサージ効果が得られる場合もある。
ここで用いたマッサージノズル1は、ガイド部10の長さが25mm、開口12bの直径が58mmφである点を除けば、図13に関して前述したものと同様の構造パラメータを有する。
図24(b)は、散水板12の裏面から2.5mmの立ち上がり高さを有する周縁突出部15を設けた場合の放出水流を表す。周縁突出部15を設けたことにより、放出水流に含まれる飛散成分が明らかに減少していることが分かる。つまり、開口12bから放出される旋回水流B1が抑制されている。
図25は、本発明の実施の形態にかかるマッサージノズルの正面図である。
また、図26及び図27は、それぞれ本実施形態のマッサージノズルの斜視図である。 また、図28は、本実施形態のマッサージノズルに設けられる可動子を表す斜視図であり、図29乃至図31は、図25のA−A線断面図である。これらの図面については、図1乃至図24に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
なお、本発明はこの具体例には限定されず、図1乃至図7に関して前述したようにガイド部10が設けられていないマッサージノズルにおいても、同様に可動子20を設けることができる。すなわち、図1乃至図7に表したように、吐水口7の先端に散水板12が設けられている場合、旋回室8の中に可動子20を設けることにより、以下に詳述する各種の作用効果を同様に得ることができる。
図28に表したように、可動子20は、中央に開口を有する略円板状のストッパ20cと、その開口端から立ち上がる筒状のリング部20aと、を有する。ストッパ20cは、散水板12の開口12bよりもやや大きく形成され、通常の取り扱いに際して開口12bの外側に外れることはない。また、ストッパ20cは、散水孔12aを実質的に塞がないようにその外寸が規定されている。
一方、散水板12の開口12bに溢れ出た旋回水流は、図29において矢印C1の方向に放出されるが、リング部20aの内壁に衝突して旋回成分が抑制されるので、広角度の飛散を防止できる。
以上説明したように、可動子20を設けると、図29の如く開放吐水状態において、散水板の開口12bからの旋回流の飛散をさらに効果的に抑制できる。
つまり、可動子20がガイド部10(あるいは旋回室8)の中に押し込まれた状態においては、散水板の開口の面積を大きくでき、吸引効果(生体効果)を高めることができる。また同時に、散水板の開口から溢れ出る水量(B1)が増加するので、散水板12の前面に水膜を形成する効果が高まり、ノズルの移動性を向上させることができる。図29に表した状態と比較すると分かるように、可動子20を設けると、開放吐水状態においては散水板の開口を小さくし、吸引マッサージ状態においては散水板の開口を大きくでき、使用状態に応じて、これらの状態を自動的に切り替えることが可能となる。
なお、ここで用いたマッサージノズルは、ガイド部10の長さが25mmで、散水板12の開口12bの直径が60mmφである点を除けば、図13に関して前述したものと同様の構造パラメータを有する。またここで、可動子20のストッパ20cの直径は62mmφ、開口径は44mmφ、リング部20aの外周直径は48mmφ、内周直径は44mmφである。
図35乃至図39と、図40乃至44は、本発明者が試作評価した2種類マッサージノズル1を表す模式図である。
すなわち、図35は、、マッサージノズル1(サンプル1)の斜視図であり、図36は正面図、図37は上面図、図38は側面図、図39(a)は図36のA−A線断面図であり、同図(b)はその入水部6の形状を表す模式図である。
また、図40は、、マッサージノズル1(サンプル2)の斜視図であり、図41は正面図、図42は上面図、図43は側面図、図44は図41のA−A線断面図である。
これらの図面については、図1乃至図34に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
これらサンプル1及び2のマッサージノズルは、ノズル本体すなわち旋回部2と接続部4とが不透明な樹脂により一体に形成されている。また、フランジ9とガイド部10と散水板12は透明な樹脂により一体に形成され、本体(旋回部2)に対して接着剤により固定されている。
このように構成されたサンプル1のマッサージノズルにおいて吐水状態を確認したところ、良好なシャワー吐水が実現されていた。つまり、可動子のストッパ20cと散水孔12aとが多少オーバーラップしても、実質的に散水孔12aが塞がれることはないことが分かった。可動子のストッパ20cを大きめに形成することにより、マッサージノズル1を大気中で吐水させる状態(開放吐水状態)において、旋回流CFの水流によって可動子20を確実に前方に押し出すことができる。
また、マッサージ時にも可動子はノズル前方への力をより確実に受けるので、被処理部位への振動刺激をより確実なものとすることができる。
図45は、本発明者が実施した測定の方法を表す模式図である。
すなわち、マッサージノズル1の前方に、小穴300aを設けた受圧板300を配置し、この小穴における圧力−Pをマノメータにより測定した。なお、測定は、マッサージノズル1を水中に沈めた状態で実施し、サンプル1、サンプル2共に、散水板12の前面と受圧板300との間隔は7ミリメータとした。また、受圧板300は、90ミリメータ角であり、小穴300aは直径2ミリメータとした。なお、この測定においては、可動子20は、図45(b)に表したように、ガイド部10内で回転した。
なお、小穴300aは受圧板300の中央に設けられ、マッサージノズル1の中心軸に対応するように配置されている。また、この測定においては、マッサージノズル1へ供給される流量Q及び圧力Pを測定した。
サンプル1及び2のマッサージノズルの場合、流量が毎分17乃至28リッターの範囲において、3000乃至9000パスカルの吸引圧力が得られており良好な吸引感を得ることができた。
複数の被験者による体感評価も同時に実施した結果、流量が毎分10リッター未満では、可動子20は動くが刺激感には乏しく、一方、流量を毎分43リッター以上とすると、可動子20の動きが激しく、回転のせん断力による刺激が強くなる傾向がみられた。多くの被験者の体感評価の結果を総合すると、流量を毎分15リッター以上とすると適度な刺激が得られることが多かった。また、通常の家庭における使用においては、50乃至200ワット程度の送水ポンプを用いることが多いと考えられ、この観点からは、流量の上限はおよそ毎分30リッターである。
図48に表したように、このマッサージノズルの場合、旋回室8に対する入水方向(矢印S)に対向する方向から見たときに、旋回流CFの旋回軸Zに対して垂直な方向の幅W2よりも旋回軸Zに対して平行な方向の幅W1の方が大なる形態に形成されている。換言すると、旋回室8への入水方向(矢印S)に対して垂直且つ旋回流CFの旋回軸Zに対して垂直な方向に沿った入水部6の幅W2よりも、旋回室8に対する入水方向に対して垂直且つ旋回流の旋回軸Zに対して平行な方向に沿った入水部6の幅W1の方が大となるように形成されている。このように入水部6を形成することにより、旋回室8において旋回流を効率的に発達させることができる。その結果として、旋回室の周側壁8Wからガイド部の内周壁10Wに沿った均一で強い旋回流CFを形成し、散水孔12aから放出させることにより、放出水流の飛散を防いで効率的に大きな吸引圧力が得られる。また、より周壁にそった旋回流CFが形成され、散水板の開口12bや可動子20の開口からの吐水が少なくなり、整流効果が向上する。
図49(a)に表した具体例の場合、フランジ9の部分において、その内径が吐水口7に向けて徐々に小さくなる絞り部8Nが設けられている。
一方、図49(b)に表した具体例の場合、絞り部8Nは、フランジ9の板厚よりも長く形成されている。
図50は、本発明のマッサージノズルの入水部6の変型例を表す模式断面図である。すなわち、同図は、図4などと同様に、マッサージノズルの入水部6を表す断面図である。 本具体例のマッサージノズルにおいては、一対の入水部6が設けられている。これら入水部6のそれぞれは、旋回室8の外側に環状に形成された導入路5から水を周側壁8Wの略接線方向に水を導入する。このように複数の入水部6を設けることにより、合計の入水面積が同一の場合でも、それぞれの入水部6の開口の中心位置を旋回流CFの旋回軸から遠ざかる方向に寄せて配置することができる。このようにすると、効率的に旋回流CFを形成することができる。また、周側壁8Wの周壁に複数の入水部6を均等に配置すると、旋回流CFの旋回軸を旋回室8の中心軸と合致させることができる。よって、より周壁にそった旋回流CFが形成され、散水板の開口12bや可動子20の開口からの吐水が少なくなるとともに、旋回流CFの分布がより均一となり、散水孔12aからの吐水がより均一となるため、整流効果が向上する。
本発明においては、これらいずれのマッサージノズルの場合も、少なくとも一部を透明の材料により形成することができる。すなわち、ガイド部10、旋回部2、フランジ9、散水板12、可動子20の少なくともいずれかを透明な材料により形成することができる。また、これらいずれかの要素の全体を透明の材料により形成するのではなく、その一部のみを透明の材料により形成してもよい。
また、図54は、このマッサージ装置の要部構成を表すブロック図である。
これらマッサージノズル1(1A、1B)は、図1乃至図51に関して前述したように、開放状態において散水孔12aからシャワー状に集束した水流を放出し、吐水の飛散を防ぐことができる。
本実施例のマッサージ装置も、筺体70に収容されたマッサージ装置であり、浴室の浴槽100の縁、すなわち「エプロン」などに設置して用いることができる。すなわち、筺体70の内部にポンプなどの送水手段50が内蔵され、取水配管152を介して浴槽内の水(お湯)をくみ上げ、切り替えバルブ140に送出する。切り替えバルブ140は、ノズル用配管154と気泡流排出用配管156とのいずれかに送水経路を切り替え可能とされている。ノズル用配管154に送出された水は、マッサージノズル1に送られ、吸引マッサージが実施可能となる。一方、気泡流排出用配管156に水が送出されると、吸気コック170を介して空気が混入され、気泡浴を実施することができる。
本実施例の場合、浴槽100の中にノズル収容部120が設けられ、図1乃至図51に関して前述した本発明のマッサージノズル1は、このノズル収容部120に収容可能とされている。そして、送水手段50は、水配管60を介して浴槽100の中の水(お湯)を取水し、可撓性ホース30を介してマッサージノズル1に送出する。
また一方、図57(b)に表したように、マッサージノズル1をノズル収容部120から取り外して用いることができる。本実施例においては、マッサージノズル1は、可撓性ホース30により接続されているので、使用者は、マッサージノズル1を自由な位置に移動させ、被処理部位にあてて使用することができる。
本実施例においては、浴槽100のお湯を循環させる送水手段の代わりに、お湯(または水)の供給部400が設けられている。供給部400としては、例えば、浴槽100にお湯を供給するための給湯器を兼用することができる。または、供給部400は、水道栓でもよい。
本実施例の場合には、供給部400を設けることより、浴槽100内にお湯がない状態においても、本発明のマッサージノズル1を用いた吸引押圧マッサージを受けることができる。もちろん、浴槽100内にお湯がはられた状態においても、吸引押圧マッサージを同様に実施することができる。
そして、図58(b)に表したように、可撓性ホース30を伸ばすことにより、マッサージノズル1を取り外して所望の被処理部位に向けて使用することができる。また、本実施例においては、図57に関して前述したような送水手段50や循環のための水配管60を設ける必要がないため、マッサージ装置の構造を簡略化させ、低コストで提供することが可能である。
本実施例においては、ノズル収容部120が浴槽100の周縁の、いわゆる「エプロン」の部分に設けられている。吸引押圧マッサージを実施する場合には、マッサージノズル1を簡単に取り外し、使用者の人体の各所に容易にあてがうことができる。ノズル収容部120を浴槽100のエプロンに設置すると、マッサージノズル1を取り外すことが極めて容易となる。また、浴槽100内に入浴した状態で、マッサージノズル1が邪魔になる心配もない。
そして、本発明においても、可撓性ホース30によりノズル収容部120とマッサージノズル1とを接続することにより、マッサージノズル1を自在に取り扱うことができる。
本実施例においても、ノズル収容部120が浴槽100の周縁の「エプロン」の部分に設けられている。このため、マッサージノズル1を取り外すことが極めて容易となる。また、浴槽100内に入浴した状態で、マッサージノズル1が邪魔になる心配もない。
本実施例においては、浴槽100に気泡流噴出口130が設けられている。気泡流噴出口130は吸気開閉コック170に接続され、送水手段50の送水作用によって、気泡流を浴槽内に噴出する。その結果、図61(a)に表したように、気泡浴(ブローバス)を実施することができる。
そして、本実施例においても、第5実施例と同様に、ノズル収容部120が浴槽100の周縁の、いわゆる「エプロン」の部分に設けられている。使用者は、図61(b)に表したように、マッサージノズル1を簡単に取り外し、吸引マッサージを実施できる。このような構成とすることにより、送水手段50の容量範囲において、気泡浴と吸引マッサージを同時に使用することも可能となり、快適性が増す。また、気泡流噴出口130への送水と、マッサージノズル1への送水とを適宜切り替えることにより、気泡浴と吸引マッサージとを使用者の好みに応じて切り替えることができる。
すなわち、本発明のマッサージノズル及びマッサージ装置を構成するいずれかの要素について当業者が設計変更を加えたものであっても、本発明の要旨を備えたものであれば、本発明の範囲に包含される。
1A マッサージノズル
1B マッサージノズル
2 旋回部
2c 滑り止め
4 接続部
5 導入路
6 入水部
6A 入水路
6B 入水口
7 吐水口
8 旋回室
8W 周側壁
9 フランジ
10 ガイド部
10W 内周壁
12 散水板
12a、12L 散水孔
12b 開口
14 整流板
15 周縁突出部
18 スプリング
20 可動子
20a リング部
20b 開口
20c ストッパ
30 可撓性ホース
50 送水手段
60 水配管
70 筺体
72 電源スイッチ
74 流量調節バルブ
76 取水口
78 持ち穴
80 電源コード
100 浴槽
110 湯
120 ノズル収容部
130 気泡流噴出口
140 切り替えバルブ
152 取水配管
154 ノズル用配管
156 気泡流排出用配管
170 吸気開閉コック
200 使用者
210 被処理部位
300 受圧板
300a 小穴
400 供給部
CF 旋回流
F 旋回吸引力
Z 旋回軸
Claims (12)
- 室内に旋回流を形成するように設けられた入水口と、前記旋回流を吐水し負圧領域を形成するように設けられた吐水口と、を有する旋回室と、
前記吐水口の先端に設けられ、中央に開口を有し、前記開口の周囲に複数の散水孔を有する散水板と、
を備えたことを特徴とするマッサージノズル。 - 室内に旋回流を形成するように設けられた入水口と、前記旋回流を吐水し負圧領域を形成するように設けられた吐水口と、を有する旋回室と、
前記吐水口よりも突出して設けられた略筒状のガイド部と、
前記ガイド部の先端に設けられ、中央に開口を有し、前記開口の周囲に複数の散水孔を有する散水板と、
を備えたことを特徴とするマッサージノズル。 - 前記開口は、前記吐水口よりも大なることを特徴とする請求項2記載のマッサージノズル。
- 前記散水板の前記吐水口に対向する面または前記ガイド部の内周壁に設けられた整流板をさらに備えたことを特徴とする請求項2または3に記載のマッサージノズル。
- 前記ガイド部は、前記吐水口の径と前記開口の径との差の半分をL1、前記吐水口から吐水される吐水流が前記吐水口を含む面に対してなす角度をθとした時に、前記吐水口からみた前記散水板までの長さが(L1×tan θ)以上となるように突出形成されたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載のマッサージノズル。
- 中央に開口を有する略円板状のストッパと、前記ストッパの前記開口の周縁から前記ストッパに対して略垂直に突出する略筒状のリング部と、を有する可動子が前記ガイド部の中に移動可能に設けられたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載のマッサージノズル。
- 前記ガイド部は、前記吐水口の径と前記ストッパの前記開口の径との差の半分をL2、前記吐水口から吐水される吐水流が前記吐水口を含む面に対してなす角度をθとした時に、開放吐水状態において前記吐水口からみた前記ストッパまでの長さが(L2×tan θ)以上となるように突出形成されたことを特徴とする請求項6記載のマッサージノズル。
- 中央に開口を有する略円板状のストッパと、前記ストッパの前記開口の周縁から前記ストッパに対して略垂直に突出する略筒状のリング部と、を有する可動子が前記旋回室の中に移動可能に設けられたことを特徴とする請求項1記載のマッサージノズル。
- 前記ストッパの最大外寸は、前記散水板の前記開口よりも大なることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載のマッサージノズル。
- 前記リング部は、前記散水板の前記開口から突出可能に設けられたことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載のマッサージノズル。
- 前記散水板は、前記散水板の前記開口の周縁から前記旋回室に向けて突出した周縁突出部をさらに有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載のマッサージノズル。
- 送水手段と、
請求項1〜11のいずれか1つに記載のマッサージノズルと、
を備え、
前記送水手段から前記マッサージノズルの前記入水口を介して前記旋回室に水を供給し、使用者が前記マッサージノズルの前記吐水口に形成される負圧部を利用した吸引マッサージを実施可能としたことを特徴とするマッサージ装置。
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