JP4133893B2 - マッサージノズル及びマッサージ装置 - Google Patents
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Description
またさらに、旋回流による吸引作用を利用したマッサージ洗浄器において、気水分離板を設け、空気中での使用を可能としたマッサージ洗浄器が開示されている(例えば、特許文献3)。
図1乃至図4は、本発明の実施の形態にかかるマッサージノズルを表す模式図である。すなわち、図1は、マッサージノズル1の斜視図であり、図2は、正面図、図3は、図2のA−A線断面図、図4は、図3のB−B線端面図である。
本実施形態のマッサージノズル1は、旋回部2と接続部4とを有する。旋回部2は、周側壁8Wに取り囲まれ断面が略円型である旋回室8を有する。旋回室8は、その内径が徐々に狭められる絞り部8Nを有し、その先端が開放されて吐水口7を形成している。
周側壁8Wには、入水部6が設けられている。図4に表したように、入水部6から旋回室8の周側壁8Wの略接線方向に水が導入され、周側壁8Wに沿った旋回流CFを形成する。接続部4には、入水部6へ連通するよう開口された導入路5が設けられている。
旋回室8において旋回流CFを効率的に形成するためには、入水部6は旋回室の周側壁8Wの接線方向に開口していることが望ましい。ただし、入水部6が、周側壁8Wに対して正確に接線方向に開口しておらず、その開口方向あるいは開口位置に接線方向からの「ずれ」があるような場合でも、旋回流CFが形成されればよい。
接続部4は、例えば一般のシャワーヘッドのようにネジ等を設けておけば、ホースなどの水配管に連結することができ便利である。
まず、マッサージノズル1が有する吸引作用について説明し、しかる後に、可動子20の動作について説明する。
次に、可動子20の動作について説明する。
可動子20は、旋回流CFの作用を受けて、歳差運動(みそすり運動)やそれに類似した運動をする。以下、まず歳差運動(みそすり運動)について説明する。
マッサージノズル1を人体の被処理部位210に接近させると、その一部が吸引力Fによって旋回室8の中に引き込まれる。この時に、被処理部位210は可動子20を旋回室8の中に押し込む。旋回室8の中に押し込められた可動子20は、その形状やサイズなどの構造パラメータを適宜調節すると、吐水口7に対して平行な位置関係を維持せず、図示した如く、斜めに傾斜した状態で回転動作をする。すなわち、可動子20は、その中心軸20zを中心とした自転運動をするとともに、中心軸20zが旋回流CFの旋回軸Zに対して傾斜した状態を維持しつつ、旋回軸Zを中心として回転する。この運動は、コマの「みそすり運動(歳差運動)」と同様の運動であるといえる。
すなわち、図11(a)乃至(d)は、吐水口7の正面から眺めた図、同図(e)乃至(h)は、吐水口7に対して側面から眺めた透視図である。
また、図12は、吐水口7を斜め上方から眺めた斜視図である。
さらに、図13は、吐水口7の裏面側から眺めた分解斜視図である。
図14は、可動子20の運動を説明するための模式断面図である。
すなわち、図14(a)は、図8と同様に、開放吐水状態を表す。すなわち、吐水口6から旋回室8に水を導入して旋回流が形成されている状態を表す。この状態においては、可動子20は、吐水流の排出力によって矢印M1の方向に押しつけられている。そして、可動子20のストッパ20Cが旋回室の絞り部8Nに当接した状態となる。この時、旋回流の水膜WFは、旋回室の周側壁8Wに沿って形成されている。
このようにすれば、使用者の好みの形状やサイズの可動子20を自由に選んで、使用者毎に使い分けることも可能となり、便利である。
また、図19は、本具体例における可動子20の斜視図である。これらの図面については、図1乃至図15に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
また、図24は、可動子20の斜視図である。これらの図面についても、図1乃至図20に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
このようにすれば、リング部20aの長さを使用者の好みのものにして使用者毎に使い分けることも可能となり、便利である。
また、図29は、可動子20の斜視図である。すなわち、同図(a)は、本具体例の可動子20を前方(吐水口7の方向)から眺めた斜視図であり、同図(b)は後方(旋回室8の方向)から眺めた斜視図である。これらの図面についても、図1乃至図24に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
一方、旋回室8の底面には、旋回軸Zを中心として円錐状に突出した突起部8Pが設けられている。
また、図34は、可動子20の斜視図である。これらの図面についても、図1乃至図29に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
ここで、可動子20は、図32に表したように、ストッパ20cが突出部11に当接した状態において、リング部20aの先端がガイド部10の先端よりも外側に突出した部分を有するものとしてもよく、または、この状態において、リング部20aの先端がガイド部10の先端から突出しないようにしてもよい。後に説明するように、可動子20が突出していなくても、吸引された被処理部位に可動子20をあてることによる振動効果などの各種の効果を得ることが可能である。
図35は、可動子20の運動を説明するための模式図である。すなわち、同図は、可動子20の姿勢の変化を表し、(a)〜(d)は正面から眺めた図、(e)〜(h)は、横から眺めた図である。これらの図面に表したように、可動子20は、旋回流CFの旋回軸Zの回りに傾斜方向を変化させる「みそすり運動」やそれに類似する運動をする。ただし、本実施形態においては、内径の大きいガイド部10の中に可動子20を配置することにより、可動子20の偏心量を大きくすることができ、振幅の大きな振動が得られる。
また、通常の使用者にとって、固定に際して右回転させるほうが心理的に自然であるので、旋回流が右回転となるように入水部6を設けるとよい。このようにすれば、着脱も容易であり、旋回流による不用意な脱落なども防止できる。
図38は、ガイド部10を有するマッサージノズル1に用いることができる可動子の第1の変形例を表す模式斜視図である。
すなわち、本変型例においては、可動子20は、略円筒状のリング部20aと、その後方において外周壁から突出したストッパ20cと、を有する。本変型例の場合、ストッパ20cが羽根の作用も有するので、旋回流の旋回力を受けて回転しやすくなる。この可動子20は、後に図45などに関して説明するマッサージノズルに用いて好適である。
すなわち、本変型例においては、可動子20は、図34に表したものと同様に、円筒状のリング部20aと、その底部から周囲に円盤状に突出したストッパ20cと、を有する。そしてさらに、本変型例においては、リング部20aの一部に補助開口20mが設けられている。このような補助開口20mを設けることにより、可動子20に作用する旋回流CFの力が円周方向にみて不均一となる。その結果として、ややランダムな振動を生じさせることが可能となり、振動によるマッサージ効果をさらに高めることが可能となる。
本変型例においても、可動子20は、図34に表したものと同様に、円筒状のリング部20aと、その底部から周囲に円盤状に突出したストッパ20cと、を有する。そしてさらに、本変型例においては、リング部20aの内周壁から内側に向けて突出した羽根20iが設けられている。このような羽根20iを設けることにより、可動子20に作用する旋回流CFの作用が強くなり、回転運動が促進される。また同時に、開口20bから吸引された被処理部位に対して、これら羽根20iが接触することによる刺激を与え、振動マッサージ効果をさらに高めることも可能となる。
本変型例においても、可動子20は、図34に表したものと同様に、円筒状のリング部20aと、その底部から周囲に円盤状に突出したストッパ20cと、を有する。そしてさらに、本変型例においては、円周方向にみてその一部が切り取られた切り欠き部20jが設けられている。
本変型例においては、可動子20は、図34に表したものと同様に、円筒状のリング部20aと、その底部から周囲に円盤状に突出したストッパ20cと、を有する。ただし、本変型例においては、ストッパは、円周方向にみて均一な幅で突出しておらず、その突出量が偏っている。つまり、円盤状のストッパ20cに対して、リング部20aが偏心して配置されている。
本変型例においては、可動子20は、円盤状のストッパ20cと、その主面から突出した複数の突起20hと、を有する。このような突起20hを設けることにより、被処理部位に対して、より強い刺激を与えることができる。すなわち、この可動子20が図30乃至図37に関して前述した如く、ガイド部10の中で、偏心しながら「みそすり運動」やそれに類似する運動をすると、複数の突起20hが被処理部位に対して強い振動押圧力を与えることにより、高いマッサージ効果が得られる。
本変型例においては、可動子20は、略円錐状の側面を有する。本具体例の場合、その円錐状の側面のうちで、ガイド部10の突出部11に当接する部分がストッパ20cとして作用し、そのよりも下流側(前方)はリング部20aである。
本具体例の可動子は、つば状のストッパを設ける必要がなく、構造が簡単であるので製造も容易である点で有利である。
このようにすれば、使用者の好みの形状やサイズの可動子20を自由に選んで、使用者毎に使い分けることも可能となり、便利である。
図45は、本実施形態の第6の実施例としてのマッサージノズルの斜視図である。
また、図46は、本実施形態のマッサージノズルの正面図である。
また、図47及び図48は、図46のA−A線断面図である。これらの図面については、図1乃至図43に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
可動子20は、図34に表したものと同様の形態を有し、中央に開口20bを有する円筒状のリング部20aと、リング部20aの外周壁から突出したストッパ20cと、を有する。ストッパ20cは、散水板12の中央に設けられた開口12bの内径よりもやや大きく形成され、通常の取り扱いに際してガイド部10から外れることはない。また、可動子のストッパ20cは、散水孔12aを実質的に塞がないようにその外寸が規定されている。
なお、ここで用いたマッサージノズルは、ガイド部10の長さが25mmで、開口12bの直径が60mmφ、可動子20のストッパ20cの直径は62mmφ、リング部20aの外周直径は48mmφ、内周直径(開口20bの径)は44mmφである。
また、図53は、可動子20の斜視図である。これらの図面についても、図1乃至図43に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
また、本具体例の場合、複数の保持爪15を被処理部位に接触させることよる押圧効果も併せて得られる。
図58乃至図62と、図63乃至67は、本発明者が試作評価した2種類マッサージノズル1を表す模式図である。
すなわち、図58は、、マッサージノズル1(サンプル1)の斜視図であり、図59は正面図、図60は上面図、図61は側面図、図62(a)は図59のA−A線断面図であり、同図(b)はその入水部6の形状を表す模式図である。
また、図63は、、マッサージノズル1(サンプル2)の斜視図であり、図64は正面図、図65は上面図、図66は側面図、図67は図41のA−A線断面図である。
これらの図面については、図1乃至図57に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
これらサンプル1及び2のマッサージノズルは、ノズル本体すなわち旋回部2と接続部4とが不透明な樹脂により一体に形成されている。また、フランジ9とガイド部10と散水板12は透明な樹脂により一体に形成され、本体(旋回部2)に対して接着剤により固定されている。
このように構成されたサンプル1のマッサージノズルにおいて吐水状態を確認したところ、良好なシャワー吐水が実現されていた。つまり、可動子のストッパ20cと散水孔12aとが多少オーバーラップしても、実質的に散水孔12aが塞がれることはないことが分かった。可動子のストッパ20cを大きめに形成することにより、マッサージノズル1を大気中で吐水させる状態(開放吐水状態)において、旋回流CFの水流によって可動子20を確実に前方に押し出すことができる。
また、マッサージ時にも可動子はノズル前方への力をより確実に受けるので、被処理部位への振動刺激をより確実なものとすることができる。
図68は、本発明者が実施した測定の方法を表す模式図である。
すなわち、マッサージノズル1の前方に、小穴300aを設けた受圧板300を配置し、この小穴における圧力−Pをマノメータにより測定した。なお、測定は、マッサージノズル1を水中に沈めた状態で実施し、サンプル1、サンプル2共に、散水板12の前面と受圧板300との間隔は7ミリメータとした。また、受圧板300は、90ミリメータ角であり、小穴300aは直径2ミリメータとした。なお、この測定においては、可動子20は、図68(b)に表したように、ガイド部10内で回転した。
サンプル1及び2のマッサージノズルの場合、流量が毎分17乃至28リッターの範囲において、3000乃至9000パスカルの吸引圧力が得られており良好な吸引感を得ることができた。
複数の被験者による体感評価も同時に実施した結果、流量が毎分10リッター未満では、可動子20は動くが刺激感には乏しく、一方、流量を毎分43リッター以上とすると、可動子20の動きが激しく、回転のせん断力による刺激が強くなる傾向がみられた。多くの被験者の体感評価の結果を総合すると、流量を毎分15リッター以上とすると適度な刺激が得られることが多かった。また、通常の家庭における使用においては、50乃至200ワット程度の送水ポンプを用いることが多いと考えられ、この観点からは、流量の上限はおよそ毎分30リッターである。
図71に表したように、このマッサージノズルの場合、旋回室8に対する入水方向(矢印S)に対向する方向から見たときに、旋回流CFの旋回軸Zに対して垂直な方向の幅W2よりも旋回軸Zに対して平行な方向の幅W1の方が大なる形態に形成されている。換言すると、旋回室8への入水方向(矢印S)に対して垂直且つ旋回流CFの旋回軸Zに対して垂直な方向に沿った入水部6の幅W2よりも、旋回室8に対する入水方向に対して垂直且つ旋回流の旋回軸Zに対して平行な方向に沿った入水部6の幅W1の方が大となるように形成されている。このように入水部6を形成することにより、旋回室8において旋回流を効率的に発達させることができる。その結果として、旋回室の周側壁8Wからガイド部の内周壁10Wに沿った均一で強い旋回流CFを形成し、強い吸引力が得られるとともに、可動子20の運動範囲を広げ、可動子20の「みそすり運動」やそれに類似する運動をより確実に生じさせて、衝突的な刺激や振動的な刺激による高いマッサージ効果が得られる。
図72は、本発明のマッサージノズルの入水部6の変型例を表す模式断面図である。すなわち、同図は、図4などと同様に、マッサージノズルの入水部6を表す断面図である。 本具体例のマッサージノズルにおいては、一対の入水部6が設けられている。これら入水部6のそれぞれは、旋回室8の外側に環状に形成された導入路5から水を周側壁8Wの略接線方向に水を導入する。このように複数の入水部6を設けることにより、合計の入水面積が同一の場合でも、それぞれの入水部6の開口の中心位置を旋回流CFの旋回軸から遠ざかる方向に寄せて配置することができる。このようにすると、効率的に旋回流CFを形成することができる。また、周側壁8Wの周壁に複数の入水部6を均等に配置すると、旋回流CFの旋回軸を旋回室8の中心軸と合致させることができる。よって、より周壁にそった旋回流CFが形成されるとともに、旋回流CFの分布がより均一となるため、可動子20の「みそすり運動」やそれに類似する運動をより円滑に実現できる。
本発明においては、これらいずれのマッサージノズルの場合も、少なくとも一部を透明の材料により形成することができる。すなわち、ガイド部10、旋回部2、フランジ9、散水板12、可動子20の少なくともいずれかを透明な材料により形成することができる。また、これらいずれかの要素の全体を透明の材料により形成するのではなく、その一部のみを透明の材料により形成してもよい。
例えば、ガイド部10の少なくとも一部を透明の材料で形成することにより、被処理部位210の吸引状態を目視により確実に確認できる。
図73は、ガイド部10とその中に設けられる可動子20を透明な材料により形成したマッサージノズルを表す模式図である。本具体例の場合、ガイド部10及び可動子20の中に吸引された被処理部位210の先端を外側から肉眼により観察できる。
また、図76は、このマッサージ装置の要部構成を表すブロック図である。
これらマッサージノズル1(1A、1B)は、図1乃至図73に関して前述したように、可動子20を内蔵し、衝突的な刺激や振動的な刺激による高いマッサージ効果が得られる。
本実施例のマッサージ装置も、筺体70に収容されたマッサージ装置であり、浴室の浴槽100の縁、すなわち「エプロン」などに設置して用いることができる。すなわち、筺体70の内部にポンプなどの送水手段50が内蔵され、取水配管152を介して浴槽内の水(お湯)をくみ上げ、切り替えバルブ140に送出する。切り替えバルブ140は、ノズル用配管154と気泡流排出用配管156とのいずれかに送水経路を切り替え可能とされている。ノズル用配管154に送出された水は、マッサージノズル1に送られ、吸引マッサージが実施可能となる。一方、気泡流排出用配管156に水が送出されると、吸気コック170を介して空気が混入され、気泡浴を実施することができる。
本実施例の場合、浴槽100の中にノズル収容部120が設けられ、図1乃至図73に関して前述した本発明のマッサージノズル1は、このノズル収容部120に収容可能とされている。そして、送水手段50は、水配管60を介して浴槽100の中の水(お湯)を取水し、可撓性ホース30を介してマッサージノズル1に送出する。
また一方、図79(b)に表したように、マッサージノズル1をノズル収容部120から取り外して用いることができる。本実施例においては、マッサージノズル1は、可撓性ホース30により接続されているので、使用者は、マッサージノズル1を自由な位置に移動させ、被処理部位にあてて使用することができる。
本実施例においては、浴槽100のお湯を循環させる送水手段の代わりに、お湯(または水)の供給部400が設けられている。供給部400としては、例えば、浴槽100にお湯を供給するための給湯器を兼用することができる。または、供給部400は、水道栓でもよい。
本実施例の場合には、供給部400を設けることより、浴槽100内にお湯がない状態においても、本発明のマッサージノズル1を用いた吸引押圧マッサージを受けることができる。もちろん、浴槽100内にお湯がはられた状態においても、吸引押圧マッサージを同様に実施することができる。
そして、図80(b)に表したように、可撓性ホース30を伸ばすことにより、マッサージノズル1を取り外して所望の被処理部位に向けて使用することができる。また、本実施例においては、図79に関して前述したような送水手段50や循環のための水配管60を設ける必要がないため、マッサージ装置の構造を簡略化させ、低コストで提供することが可能である。そして、図1乃至図73に関して前述したように、可動子が偏心した状態などで「みそすり運動」やそれに類似する運動をすることにより、吸引効果に加えて、さらに被処理部位を揺さぶるような振動を与えることができる。その結果として、さらに効果的なマッサージを可能とし、美容効果や血行促進などの各種の生体効果を促進させることができる。
本実施例においては、ノズル収容部120が浴槽100の周縁の、いわゆる「エプロン」の部分に設けられている。吸引押圧マッサージを実施する場合には、マッサージノズル1を簡単に取り外し、使用者の人体の各所に容易にあてがうことができる。ノズル収容部120を浴槽100のエプロンに設置すると、マッサージノズル1を取り外すことが極めて容易となる。また、浴槽100内に入浴した状態で、マッサージノズル1が邪魔になる心配もない。
そして、本発明においても、可撓性ホース30によりノズル収容部120とマッサージノズル1とを接続することにより、マッサージノズル1を自在に取り扱うことができる。
本実施例においても、ノズル収容部120が浴槽100の周縁の「エプロン」の部分に設けられている。このため、マッサージノズル1を取り外すことが極めて容易となる。また、浴槽100内に入浴した状態で、マッサージノズル1が邪魔になる心配もない。
本実施例においては、浴槽100に気泡流噴出口130が設けられている。気泡流噴出口130は吸気開閉コック170に接続され、送水手段50の送水作用によって、気泡流を浴槽内に噴出する。その結果、図83(a)に表したように、気泡浴(ブローバス)を実施することができる。
そして、本実施例においても、第5実施例と同様に、ノズル収容部120が浴槽100の周縁の、いわゆる「エプロン」の部分に設けられている。使用者は、図83(b)に表したように、マッサージノズル1を簡単に取り外し、吸引マッサージを実施できる。このような構成とすることにより、送水手段50の容量範囲において、気泡浴と吸引マッサージを同時に使用することも可能となり、快適性が増す。また、気泡流噴出口130への送水と、マッサージノズル1への送水とを適宜切り替えることにより、気泡浴と吸引マッサージとを使用者の好みに応じて切り替えることができる。
すなわち、本発明のマッサージノズル及びマッサージ装置を構成するいずれかの要素について当業者が設計変更を加えたものであっても、本発明の要旨を備えたものであれば、本発明の範囲に包含される。
2 旋回部
4 接続部
5 導入路
6 入水部
6A 入水路
6B 入水口
7 吐水口
8 旋回室
8N 絞り部
8P 突起部
8R 底面
8W 周側壁
9 フランジ
10 ガイド部
10W 内周壁
11 突出部
12 散水板
12a 散水孔
12b 開口
13 突出部
15 保持爪
16 爪部
20 可動子
20a リング部
20b 開口
20c ストッパ
20d リブ
20e ストッパ
20f 側面開口
20g 支持軸
20h 突起
20i 羽根
20j 切り欠き部
20k 放水孔
20m 補助開口
20z 中心軸
30 可撓性ホース
50 送水手段
60 水配管
70 筺体
72 電源スイッチ
74 流量調節バルブ
76 取水口
78 持ち穴
80 電源コード
100 浴槽
110 湯
120 ノズル収容部
130 気泡流噴出口
140 切り替えバルブ
152 取水配管
154 ノズル用配管
156 気泡流排出用配管
170 吸気開閉コック
200 使用者
210 被処理部位
300 受圧板
300a 小穴
400 供給部
CF 旋回流
Z 旋回軸
Claims (10)
- 室内に旋回流を形成するように設けられた入水口と、前記旋回流を吐水し負圧領域を形成するように設けられた吐水口と、を有する旋回室と、
少なくとも一部が前記旋回室の中に挿入され、前記負圧領域を外部に作用させる開口を有する可動子であって、前記旋回室の中に挿入された前記一部が前記吐水口よりも大なる外寸の第1の部分を有し、前記旋回流により運動可能な可動子と、
を備えたことを特徴とするマッサージノズル。 - 前記可動子は、前記第1の部分が前記吐水口の近傍の旋回室の内壁に当接した状態において、前記吐水口から外側に突出した部分を有することを特徴とする請求項1記載のマッサージノズル。
- 室内に旋回流を形成するように設けられた入水口と、前記旋回流を吐水し負圧領域を形成するように設けられた吐水口と、を有する旋回室と、
少なくとも一部が前記旋回室の中に挿入され、前記負圧領域を外部に作用させる開口を有する可動子であって、前記旋回室の中に挿入された前記一部が前記吐水口よりも大なる外寸の第1の部分を有する可動子と、
を備え、
前記可動子は、前記第1の部分が前記吐水口の近傍の旋回室の内壁に当接した状態において、前記吐水口から外側に突出した部分を有し、
前記外側に突出した部分は、前記吐水口よりも大なる外寸の第2の部分を有することを特徴とするマッサージノズル。 - 室内に旋回流を形成するように設けられた入水口と、前記旋回流を吐水し負圧領域を形成するように設けられた吐水口と、を有する旋回室と、
前記吐水口よりも突出し、前記吐水口よりも大なる内径を有する略筒状のガイド部と、
前記ガイド部の内壁から前記旋回流の旋回軸の方向に向けて突出した突出部と、
少なくとも一部が前記ガイド部の中に挿入され、前記負圧領域を外部に作用させる開口を有する可動子であって、前記ガイド部の中に挿入された前記一部が前記突出部に当接可能なストッパを有し、前記旋回流により運動可能な可動子と、
を備えたことを特徴とするマッサージノズル。 - 前記突出部は、略円環状に設けられ、複数の散水孔を有し、
前記可動子は、その中心軸が前記旋回室の中心軸に対して傾斜可能とされたことを特徴とする請求項4記載のマッサージノズル。 - 前記可動子は、前記ストッパと前記突出部とが当接した状態において、前記ガイド部の外側に突出した部分を有することを特徴とする請求項4または5に記載のマッサージノズル。
- 室内に旋回流を形成するように設けられた入水口と、前記旋回流を吐水し負圧領域を形成するように設けられた吐水口と、を有する旋回室と、
前記吐水口の周囲に設けられ、前記吐水口よりも突出した複数の突起と、
前記複数の突起のそれぞれから前記旋回流の旋回軸の方向に向けて突出した突出部と、
少なくとも一部が前記複数の突起と前記吐水口との間に挿入され、前記負圧領域を外部に作用させる開口を有する可動子であって、前記複数の突起と前記吐水口との間に挿入された前記一部が前記突出部に当接可能なストッパを有する可動子と、
を備えたことを特徴とするマッサージノズル。 - 前記可動子は、前記ストッパと前記突出部とが当接した状態において、前記複数の突起よりも突出した部分を有することを特徴とする請求項7記載のマッサージノズル。
- 前記可動子は、前記開口を内側に有する略筒状のリング部と、前記リング部の外周壁から突出したストッパと、を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載のマッサージノズル。
- 送水手段と、
請求項1〜9のいずれか1つに記載のマッサージノズルと、
を備え、
前記送水手段から前記マッサージノズルの前記入水口を介して前記旋回室に水を供給し、使用者が前記マッサージノズルの前記吐水口に形成される負圧部を利用した吸引マッサージを実施可能としたことを特徴とするマッサージ装置。
Priority Applications (5)
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